ヒメネス
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【オープニング/ブリーフィング】
[ヒメネス]
……。オレは、2号艦ブルージェットに搭乗するヒメネスだ。
従軍時の階級は兵曹長だが…ここでは一隊員ってことらしい。
このシュバルツバース調査隊だがその名の通り主要任務は調査だと聞いている。
だから…オレたちのようなドンパチ担当の出番は無いかもしれん。
とはいえ、緊急事態が発生したとき、デモニカに不慣れなことを理由に足を引っ張られたら困る。
だから、せいぜい自分の墓穴を掘れるぐらいには仕組みを理解しておいてくれ。
…いいか、オマエら。このデモニカは「地上最強」と謳われるスーツだが…。
それは、単に「過酷な環境に耐えうる」能力を指してのものじゃない。
高度な機能がたっぷり詰め込まれてるんだ。
まず、オレたちのアクションをサポートする基本AIシステムだが…。
これは、パーソナリティに応じて運動能力の増幅や外部ダメージの軽減を行う。
装着者の戦闘経験に応じて、システム自体がレベルアップする成長的な拡張性が特徴だ。
そして、頭部用の調査用デバイス。
こいつはアプリケーションの追加で機能増強することが可能だ。
視覚強化、マップ情報強化、さらには戦闘行動補佐など…。
あらゆる調査に対応可能、というわけだ。
ようするに、デモニカスーツは「クレバーで、進化する戦闘服」だと覚えておくといい。
ここでデモニカの性能を実演、…といきたいところだが…。
残念ながら、消耗品をムダにするなとのお達しがある。軍隊はカネがかかるからな。
では、諸君。我々もデモニカのようにクレバーにミッションをこなそうじゃないか。
お偉方がオレたちの命より消耗品を優先しないようにな…。
[ゴア隊長]
……。
[ヒメネスの上官]
貴様、なんだその態度は!我々の背負った使命をナメているのか!
[ヒメネス]
…オレはもらえるモノさえもらえれば、死なない程度には「使命」とやらに貢献するつもりだ。
[ゴア隊長]
ヒメネス隊員。私は君の腕に期待している。…君の信条とは関係無しにだ。
現地で大いに活躍すれば君の望むものは皆、手に入るだろう。
いや、君が望んでもいない「人々の感謝」も余分に付いてくるかも知れないな。
[ヒメネス]
…チッ。仕方ねぇな。
[ゴア隊長]
では、各自デモニカの最終セッティングを行ってくれ。
>ヒトナリはデモニカを起動した。
(中略)
[ゴア隊長]
君たち機動班は今回の調査で最も危険な場面にさらされることが予想される。
だが、このデモニカと強い意志とで任務を成功させて欲しい!
[クルーたち]
イエッサー!
[ゴア隊長]
では、シュバルツバースに到着するまで各員、待機していてくれ。
[ヒメネス]
…オマエ、日本人か。裕福な国からわざわざ死にに来たか?
オレは報酬を期待してこの調査隊に志願した。…それ以上の理由はない。
合同計画のお偉方だってオレたちを人柱にする気かもしれない。お互い様、ってヤツだ。
まぁ、オレのような人種は日本人の…、1号艦のエリートさんには一生理解できんだろうな…。
>ヒメネスに握手を申し出ますか?
>はい
……。オレは、危険のある任務の前にはむやみに友情を築かない主義でね。
任務上、そいつの命を見捨てなければならない局面だってあるってことは覚えときな。
>いいえ
…あんまり仲良くはしないでおこうぜ。
任務の中じゃ、互いに命を見捨てなければならない局面だってあるしな…。
…まだ、オレに用があるのか?オレはオマエに用はない。
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【アントリア/ミッション:ヒメネス隊員を救助せよ!】
[ヒメネス]
…誰だッ!?バケモノかッ!?
いや、オマエ…レッドスプライト号のヒトナリだったなッ!?
助けに来てくれたんだなッ!?…おっと、気をつけろよッ!
さっきまでウロウロしてたんだ、恐ろしい姿の…バケモノがなッ!
ともかく、ここは危険だ。早く逃げ出して…。
出たッ!アイツだッ!!やられるぞッ!逃げろッ!
[ゴア隊長]
キサマッ!許さんぞッ!私の部下を!思い知れ、人間の力を!
(ゴア隊長のイベント)
[ヒメネス]
なんで…なんであんなバケモノがここにはいるんだ!
[ゴア]
あいつらは悪魔だ!その事実は受け入れろ!
ヒトナリ、退却だ!ヒメネス隊員を…。
[ヒメネス]
おい隊長ッ!後ろだッ!
おいッ、おいッ!しっかりしろ…しっかりしろよ!
…ダメだ!こいつはもう…!
[ゴア隊長]
ヒトナリ…ヒトナリよ…。
隊長として…最後の指令を出させてくれ…。
このシュバルツバース調査任務には…人類の…地球の未来がかかっている…。
何としてでも…どんな犠牲を払ってでもコンプリートしなくてはならない。
その任を…おまえに託す…。
みんなと…地球を救ってくれ…。
その…命運は…我々の…いや…おまえたちの…双肩に……。
……。
[ヒメネス]
おいッ、隊長ッ!隊長ぉぉぉッ…!!
(レッドスプライト号へ。ゴア隊長帰還)
[声]
帰還ーーーっ!!ゴア隊長、帰還ーーーっ!!
勇敢なるゴアは、死と引き替えながら、偉大なる栄誉を持ってここに帰還した!
[ムッチーノ]
うううぅっ…ううぅっ…隊長ぉ……隊長ぉぉぉっ!!
[タイラー]
ムリだ、ムリだぜ、隊長…こんな時にも「いつも冷静」なんて…
アンタの教え…守れやしねぇよ…。
[デント]
事情があったとはいえ、自ら銃を握って外に出るなんて…
あり過ぎたんだ…勇気と…優しさが……。
[メイビー]
まさか…隊長が死んでしまうなんて…!
リーダーを失って、ワタシたち、どうなるの……。
[ムッチーノ]
…急いで救出しに行くことなんて無かったんだ!
このレッドスプライトだってまだ危険なままじゃないか!
ブルージェットのことなんて構ってられる状況じゃなかったんだよ!
[ヒメネス]
……。おい……おいっ。
[タイラー]
何だ…?お前は…ブルージェットのヒメネスか…。
[ヒメネス]
隊長の遺体……どうするんだ?
[タイラー]
…遺体?高官の遺体は、保全義務により保管されるって話だが…。
[ヒメネス]
…それは良かった。恩人の遺体が外へ葬られて、悪魔のエサにでもなったら事だからな。
[タイラー]
き…貴様っ!
(アーサーの声)
[デント]
アーサーが…戻ってきた…。
(アーサーの任務プランの説明)
[ヒメネス]
任務…!?任務だぁ!?この期に及んで、なに言ってるんだ!!
こんなオレたちに何ができるっていうんだよ!!
悪魔に追いかけられて、死人を出し続けてるオレたちによぉッ!
一刻も早く脱出すべきだろッ!任務が何だっていうんだッ!
脱出ルートを探すんだ!このポンコツやろう!!
[機動班クルー]
ヒメネス君、このレッドスプライトに乗る誰もが、心の底では君と同じ気持ちなのかもしれない。
だが、このデモニカを着ているうちはゴア隊長の言葉に従う者だ。
[ヒメネス]
カッコいいこと、言ってくれるね!だが、そう思ってるのはオマエだけなんじゃないのかぁッ!?
どうだぁ?そっちのアンタも、任務といわれりゃ悪魔の群れに突っ込むのかぁッ!?
[インフラ班の女性]
…ワタ…ワタシは…インフラ班で…後方支援を…。
[ヒメネス]
それで、逃げたいのか?ここに骨を埋めたいのか?
それとも、墓をあばかれて悪魔に骨までしゃぶられたいのか?
[資材班クルー]
貴様っ!口が過ぎるぞ!この艦の乗員でもないくせに!
[ヒメネス]
…なぁ、ヒトナリ?オマエはどうなんだ?
このまま任務が続けられると思うのか?助けてもらった命もムダにする気か?
必要なら、出直せばいい。正直に話せ。任務を続けるのか?
>任務を続行する
…がっかりだな。つまらん義理立てしやがって。仕方のねぇヤロウだ。
>脱出する
オレはブルージェット号が全滅する様を見た。そのオレから言わせてもらう。
この任務は「不可能」だ。
全員で、話に決着つけようぜ。オレたちがどうすべきか…。
[アーサー]
その必要はありません。議論は不要です。
[ヒメネス]
何だとぉッ!?
[アーサー]
「今あなたたちが何処にいるのか」?わかりません。位置座標は不明です。
「どの経路でここに来たのか」?わかりません。航行経路の記録はありません。
「脱出が見込める進路は」?わかりません。脱出路の情報はありません。
あなたたちは、このシュバルツバースではまったくのストレンジャー、迷い人で…。
脱出のための帰還路が無いのです。
[ヒメネス]
ウソだッ!ウソだッ…!オレは脱出してみせる…!脱出してみせるぞッ!!
[アーサー]
シュバルツバースを脱出するのか?調査任務を続行するのか?
その決断が必要な時期が来るかもしれませんが…。
今はその時ではありません。
あなたたちは、調査任務を続けるしかないのです。
[アーヴィン]
…大荒れの議論のところじゃがちくと失礼するぜよ。
こっちはラボじゃが、ヒトナリが珍しいアイテムを入手したと聞いて連絡したがよ。
(中略)
キチンとアーサーには報告しちょくきに…。
調べるには多少時間が必要じゃき、終わったらまた連絡するぜよ。
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【アントリア/ミッション:エンジン・リアクターの復旧】
[ヒメネス]
…死体あさりか。やりがいのある任務だな。
…賞賛の言葉か?ア・リ・ガ・ト・ウ。
(アーサより悪魔召喚プログラムの配布)
オレが…悪魔を使って戦うのか…?
…仕方ねぇな、まったく。
オレの希望は、生き延びること。生き延びる「強さ」を手に入れること、地上へ戻ること、だ。
そのためなら、多少条件は飲んでもいい。
…よろしくな、ヒトナリ。時々、言葉は荒いが、助けてもらったことはありがたく思ってる。
お互い何としても…悪魔を使ってでも…ここから生きて出ようぜ。
(残骸と化したブルージェット号へ)
>ヒトナリは動力部を探した。
>機体の中に動力室を見つけた。
[声]
…1人じゃ、それ以上はムリだろ!
[ヒメネス]
「トカマク型起電機」はけっこうな放射能物質だ。
いくらデモニカの性能がいいと言っても被ばくの可能性はある。
作業はデキるだけ分担したほうがいい。
ヒトナリは、合図するまでここにいろ。
>ヒメネスは動力室の中へ入っていった。
[声]
…よし、いいぞッ!
[ヒメネス]
密閉処理をしてきた。これで安心だ。
さあ、運び出そうぜ。
>ヒトナリはヒメネスと動力室へ入っていった。
[ヒメネス]
……。…かつての「仲間たち」だ。たまらんな。
葬ってやりたいところだが…、今はミッションを優先するしかない。
…うん?誰かが…泣いてるのか…!?
いや、違うな……この状況で生き残ったクルーなど…。これは…。
>動力室内のコントロール端末が弱いアラート音を発している…。
[ヒメネス]
…何の警告だ?確認しようぜ、ヒトナリ。
>ヒトナリたちはコントロール端末に接続した。
[コントロール端末]
…ハロー。私はヴェルヌ。ブルージェット号の指令コマンド…ヴェルヌだ。
艦体事故の非常事態につき、所有情報を分散退避した。
もはや、指令コマンドとしての機能は私には無いが…。
調査に関するレポート情報をこのデータとして残してある。
この中には、シュバルツバースに関する重要な情報も含まれている。
迅速に、この端末を取り外し、他の調査隊へと運搬して欲しい。
生存クルーよ、了解されたし…。
[ヒメネス]
……。…生き残りがいたよ、ヒトナリ。生命力の強いヤローだ。
お望み通り、連れてってやるぜ。
>ヒメネスはコントロール端末を外した。
[ヒメネス]
…大層な付録を見つけちまったな、ヒトナリ。
さあ、メインディッシュの方も運び出そうぜ。
>動力室からトカマク型起電機を見つけた。
[ヒメネス]
それじゃ、この起電機をレッドスプライトまで運んでくれ。
それと、この端末もだ。アーサーに見せりゃわかるだろ。
それじゃ頼んだぞ、ヒトナリ。クルーを喜ばせるのはオマエの役目だからな。
>ヒメネスは去っていった。
(レッドスプライト号帰還。アーサーの会話)
[アーサー]
…タダノ隊員。ヒメネス隊員への謝辞はあなたからお願いします。
今の彼にはこうするのが得策のようですから。
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【アントリア/ミッション:珍しいフォルマを発見せよ】
[ヒメネス]
…あの指令コマンドの遺言公開か…。
できるのか、脱出がッ…!?
…そうなのかッ!?ブルージェットが脱出しようとしてたなんて…。
このセクターを操っているのかもしれないエネルギー体…。
ミッションは一筋縄ではいかんだろうな、ヒトナリ。
…人間は死体になったら用なしだが、機械だといろいろ役に立つな。
召喚プログラムの「新しい機能」…?
「悪魔合体」!?妖しさの上に妖しさを重ねた名前だな!「悪魔」を「合体」だと…?
悪魔と…悪魔で…新しい悪魔に…。
…困ったもんだな、ヒトナリ。こんな危険そうなものにワクワクしているオレがいやがるぜ。
ヒトナリ、合体機能で悪魔と楽しくやれそうだな?
>自分もそうだ
>必要なので使いはする
>悪魔の扱いには慎重になるべき…煮え切らないヤツだな。もう実戦で悪魔の世話になってるだろうに。
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【アントリア/ミッション:特殊なエネルギー反応の調査】
[ヒメネス]
悪魔合体機能にデモニカのアンロック機能…。
急にいろいろなことが動き出したな。
…まあ、ひとつずつ試しながら、「地下」とやらを目指そうや。
(フィールドにて)
[ヒメネス]
…なぁ、ヒトナリ。教えてくれ。
俺は仕事のし過ぎで妄想症になっちまったか?
「南極」の景色ならともかく…周りが「戦場」に見えてるんだが…。
俺はおかしくなっちまったのか?
>そうだ
俺はマジで聞いてるんだぜ。
>ちがう、自分にも戦場が見える
ハハッ…!安心したよ。
…まったく、シュバルツバースでは驚かされっぱなしだぜ。
なんだ?このイカれた景色がどうかしたのか?
悪魔どものやることだからな、知りようが無いかもな。
人間に対する宣戦布告か、小馬鹿にした当てこすりかもな?
…ともかく、こんな世界からはさっさとオサラバするに限るぜ。
あの、アーサーなんてポンコツの言いなりになってたら、命がいくつあっても足りなそうだからな…。
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【アントリア/ミッション:特殊なエネルギー反応の調査】
(モラクスとの対面)
[ヒメネス]
どうした、ヒトナリ?目的地に着いてるんだろ?
エネルギー体はどうだ………!!
何だ!?その悪魔は!?
やったなッ!ヒトナリ!あんな恐ろしい悪魔を倒すなんて…オマエ、強いなッ!
オレが先に着いていたら、この身がどうなっていたことやら…。
(レッドスプライト号帰還。アーサーからロゼッタ多様体についての説明)
[ヒメネス]
…にわかには分かりかねる話だな。
ブルージェットが突破できなかった量子場が何が変われば突破できるんだ?
それって…脱出ができるのかッ!?地上へ戻れるのかッ!?
やったぜ!ヒトナリ!!ハハハハハッ!!
ハハッ……?ええッ…!?地上に向かうわけじゃないのかッ!?
……。オレたち機動班の身としては……。
そこに居るであろう、新たな悪魔たちが気がかりだな、ヒトナリ?
(スキップドライブについての説明)
[ヒメネス]
ご丁寧に、各駅停車ってわけか。仕方ねぇなぁ。
こんな地獄ワールド、一足飛びに抜け出しゃいいものを…。
つまりは…オレたちをコキ使う条件は揃ってるってわけか。
…嫌味なヤロウだな、まったく。悪魔の方がもう少し気遣いできるぜ。
(スキップドライブ。観測班よりボーティーズの観測映像)
[ヒメネス]
未開地の大パノラマでも出るのかと思えば、またまた人間くさい世界か。どうしてこんな物が…。
アーサー、賢いオマエなら説明できるんじゃないのかッ!?
(アーサーの会話)
そうだな、アーサー。オマエみたいな冷徹マシンになる前に逃げ出さないと。
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【ボーティーズ/ミッション:ボーティーズで機器観測を行え】
[ヒメネス]
しかしまぁ、趣味の悪い街並みだな。オドロオドロしいと言うか、ケバケバしいと言うか。ともかく、イカれてやがるぜ。
…ああ、そうとも。居るのはクソッタレの悪魔どもだけだ。
(ノリスの通信)
[ヒメネス]
…おい、ノリス。誰も笑ってなんかいないぞ。
ヒトナリ、オマエにも聞こえてないだろ?…そうだろ。そうだよな。
オイオイ、しっかりしてくれよ。疲れてるんじゃねえのか?
隊に面倒かけんでくれよ。まったく、仕方ねえヤロウだ…。
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【ボーティーズ/ミッション:救難信号の発生源の確認】
[ヒメネス]
…おいおい、さっさと調査して脱出するってのがオレたちの目的なんじゃないのか?
こんなことに関わりあって大丈夫なのかよ?
…わかったよ、仕方ねぇな。繰り出すことにするよ。
(フィールドにてノリスが幻聴を聞き、宮殿の奥へ去っていく)
[ヒメネス]
こんな生き地獄に長居すればおかしくもなるんだろうが…。
面倒かけやがってッ!仕方のねぇヤロウだぜ、まったく!
おっと、ヒトナリ!オマエまでおかしくなるなんてゴメンだぞッ!
(宮殿にて捕まる~レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
長いこと姿が見えないと思ってたが…。とんだ調査活動だな。もっと上手くやれよ。
賢明だな。ヒトナリの話じゃ、もうミトラスに取り入ってるヤツもいるようだし…。
…別に、責めてはいないんだぜぇ?敵側につくのもアリなんじゃねぇのか?
ただ殺す、というのではなく仲間にしてやろうと言ってきてるんだし…。
よくよく考えると、魅力的な話だな。地上に戻るビックチャンスかもしれん。
わかってるッてばよッ!オレの話を真に受けるなッ!
悪魔が本当のことを言わないことぐらい知ってるさ!
とはいえ、従うも地獄、ハネ付けるも地獄、どっちに転んだって正解は無いぜ?
どうやるってんだ?
(アーサーよりプランの説明)
[ヒメネス]
潜入クルーは、宮殿内部の事情を最も良く知る者。…そうだよな、ヒトナリ?
しっかりやれよ。潜入クルーの役はオマエしかいない。
もっとも、2度も捕まるようならサポートできないがな。
陽動作戦は…バカ騒ぎが得意な連中で見つくろえばいいよな?
さあ、みんなッ!準備はいいかッ!?陽動作戦に向かうぞッ!
…そーだ、ヒトナリ。
オマエ、ミトラスから「悦楽の杯鐘」とかいうのもらってるよな?
そいつを貸しな。悪魔らを呼び出すには丁度いい。
へっへっへ…。悪魔たちの慌てぶりが目に浮かぶぜ。
ああ、準備はオーケーだッ!早く始めようぜッ!
行くぜえぇぇぇぇッ!そらぁぁぁぁッ!!
…来たぜッ、来たぜえぇッ!悪魔たちがよぉッ!
さぁ、ヒトナリ!急ぐんだッ!…うまくやれよッ!
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【ボーティーズ/ミッション:ゼレーニン隊員の救出】
[声]
コイツの頭をうがったら、灰色の物がトロンと落ちて動かなくなってしまった。
ニンゲンには「脳」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「悩み」を感じないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツにオレの酒を飲ませたら、緑色のものがドバッと出て動かなくなってしまった。
ニンゲンは酒に弱くてダメだな。
…だがよく考えると、コイツは「愚痴」を言わないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツの口を塞いだら、青いカオで暴れていたが動かなくなってしまった。
ニンゲンには「息」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「嘘」をつかないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツの胸をえぐったら、赤いものがドクドク流れ出して動かなくなってしまった。
ニンゲンには「血」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「焦り」を感じないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
いいコトだ!悪魔はいいコトをしているのだ!
(中略)
われらの研究班が「腐りただれた国」から取り寄せたこの「狂い人の血」を浴びれば…。
(ノリス隊員が異形化。戦闘)
>ヒトナリはデモニカの認証番号を調べた。
>認証番号はノリス隊員のものと一致した。
(レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
…あんた、科学仕官の出来るエリートなんだろ?
それなら是非とも、地上への帰還方法の1つでも見つけてもらいたいもんだ。
[ゼレーニン]
……。できることは、させていただくわ。
(中略)
[ヒメネス]
敵将の首を獲れ、か。軍隊らしくなってきたな。
…けどよ、アーサー。本当にこの調子でやってて大丈夫なのか?
この先、同じようなセクターがいくつもあるって言ってたが…。
それは、俺たちが延々と調査を繰り返すだけじゃないのか?本当に地上へ帰れるのか?
…わかったよ。当面はミッションをやるよりほか仕方ないってことだな。
ほぉ…「エネミーサーチ」、見えない敵を補足できるのかッ!
これなら、オマエを2度捕まえたとかいう悪魔にも対抗できるかもなッ!
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【ボーティーズ/バガブーとの出会い】
>何か争っているような音が聞こえている…。
[声]
コイツめ!コイツめ!
[ヒメネス]
…どこだ!どこからだ!
おお、ヒトナリ!オマエも聞こえてるか!
誰かがやられてるのかもしれない!どこだ!
…こっちか!こっちに反応が出てる!
ヒトナリ、援護しろ!オレが先に行く!
扉を開けて、突入の援護をしてくれ!
[悪魔]
コイツめ!コイツめ!生意気なことしやがっト!
逃げる気だったのキ!オレから逃げる気だったのキ!
2度とそんな……ウン?何だ、おまえ達は!?
[ヒメネス]
行くぜ!ヒトナリ!
(戦闘)
[悪魔]
邪魔モノは許さないジ!
[悪魔]
クッ、やるじゃないキ!
[ヒメネス]
上等だぜ、このヤロウッ!
[ヒメネス]
そんなんでオレが殺れるかッ!
[悪魔]
…卑怯だジ!おまえら多いジ!
[ヒメネス]
ガタガタ言ってんじゃねーよッ!まず戦力で優位に立つのは基本だろッ!
よしッ!こいつでトドメだッ!
>ヒメネスは悪魔を倒した。
[ヒメネス]
よぉーしッ!撃退成功だ!急いで仲間を救出しようぜッ!
んん…んッ!?こいつは何だぁーッ!?
[悪魔]
ンブッ…ンブッ…。ブゥーーッ…!
[ヒメネス]
ちっ…!何だよ!クルーかと思えば悪魔じゃねーかよッ!とんだ勇み足だぜッ!
しかし…コイツ、悪魔なのに悪魔にヤラれてたのかぁ?
>悪魔はコチラを警戒している…。
>どうする?
>話しかける
>とどめをさすオイオイッ!間違いとはいえ、せっかく助けたんじゃねーかッ!
もう少し、柔軟性を持って接しようぜ。
>放って立ち去る
…よく考えてみろよ。コイツ、言ってみれば「敵の敵」だぜ?
使いどころはあるんじゃねーのか?
…おお、そうとも。だいたい、コイツは何て悪魔なんだ?
>ヒメネスは悪魔を解析した。
[ヒメネス]
………。…ほう…ほう。こいつは…面白いな。
見ろよ、ヒトナリ。こんなヤツは初めてだぜ。
>ヒメネスは解析結果をヒトナリにデータリンクした。
[ヒメネス]
バガブーという悪魔らしいが、組成に異常値が25%もある。
25%が悪魔では無い何か。つまり……
コイツは純粋な悪魔では無いってことだ。
……。
この場所、被虐、奇妙なデータ。その意味するところは。
どうもコイツは、「実験体」らしい。
ヒトナリ、オレは何だかこの「バガブー」ってヤツに無性に興味が出てきたぜ…。
[バガブー]
…バガ……ブー…?!バガ…ブー……バガブー!バガ!ブー!バガブーッ!
[ヒメネス]
落ち着けよ、ブラザー。悪いようにはしねえぜ。
…話ができないのか?仕方ねえヤロウだなッ!
それでもいい。よく考えりゃ、悪魔と話ができる方が変だぜ。
オレの目を見ろ…。オレは、オマエを仲魔にしたい。
ツマはじきの、イカレ野郎だからこそ、仲良くしようッてんだ…。
[バガブー]
ブ…ブー…?
[ヒメネス]
いいか、オレの目を見ろ…。目で話そうぜ。
ここにいても死ぬだけだ。逃げても捕まって殺されるだけだ。
だけど、一緒に戦えば違う道が開けるかもしれねぇぜ…。
[バガブー]
…バガ、ブー!バガブーッ!
>バガブーはニヤリとわらった。
[ヒメネス]
…契約成立だな。さあ、こっちへこい!
…ふぅーッ!上手くいったぜ。
さて、厄介を背負いこんだのか良い拾い物だったのか…。
まぁ、仕方ねえないずれ分かるだろう。
…よし、行こうぜヒトナリ。
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【ボーティーズ/ボーティーズのロゼッタ入手】
(レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
オイオイ、まだまだ続くのかッ!?この先もこんな危険な任務がッ!?
もっと解明できるハズじゃなかったのかよッ!
サル回しのサルみたいにあっちこっち駆けずり回されて、やっと一歩進むだけじゃねぇかッ!
アーサー!オマエ、本当に脱出方法を探してんのかッ!?
[アーサー]
ワタシを不満の捌け口にしたい心理は理解できますが、その怒りは順当ではありません。
[ヒメネス]
な、なんだとッ…!
[アーサー]
機動班はストレスも多い部署ですが、自己コントロールはしっかりお願いします。
(ゼレーニンの発言)
[ヒメネス]
…そいつは、もったいないな。友達の増やし方を1つ捨ててしまうことになる。
ま、どうすんのが理想かは人それぞれだけどよ。
くれぐれも、オレたちの足を引っ張ってくれるんじゃねーぞ。
[ゼレーニン]
……。機動班だと順応できるのかもしれないけど、私が悪魔と友情を築くなんて考えられないわ。
人間のあなたとは友情を築けるけど、悪魔とはね…。ゼレーニンよ、よろしく。
[ヒメネス]
仕方ねぇな…ヒメネスだ、よろしく。ブルージェット号の生き残り、数少ない移籍組だ。
[ゼレーニン]
…それだと、私と同じね。エルブス号も消息不明だもの。
無事だと…信じたいけど…。
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【カリーナ/スキップドライブ・カリーナ到着】
[ゼレーニン]
量子トンネルの位置観測を主要な任務にしたらいいのかしらね?
[ヒメネス]
次の地獄の入り口探しもいいが、地上へのハシゴ探しも忘れんでくれよな。
調査は必要だと教わってはいるが、どうにも異界の奥地に向かってばかりの気がしてな。
早く安心させてもらいたいぜ。生憎、アーサー様みたいに調査の効果を信じ切ることはできんからな。
[アーサー]
…ヒメネス隊員、ワタシには「信じる」などという極めて情緒的で無意味な期待をする機能はありません。
ワタシが発するのは収集した情報を元に論理的に築き上げた提案なのです。
[ヒメネス]
オレの言うことにいちいち突っ込まなくていいってのッ!
機械なりに気を使ってるつもりなのか?まったく、仕方のねぇヤロウだ…。
[ゼレーニン]
…あなたたち、いいコンビなのね。
[ヒメネス]
……なッ!
(観測班マクリアリーよりフィールド状況報告、画像。驚くクルーたち、ゼレーニン仮説の解説)
[タイラー]
オイオイオイッ!何だよコレは!小ぎれいなビルに…商品棚がいっぱいだぞ!
[ムッチーノ]
こっちには…食料品…。向こうは…アパレルが…。
南極の果ての異世界に、何だってこんなショッピング・モールがあるんだ!?
[メイビー]
量も種類も…たっぷりだわ…。気持ち悪くなるくらいに…。
[ウィリアムズ]
[マクリアリー]
もちろん、こんな姿をしている理由は分からないんですが…。
気象条件からは、上陸探査可能であります。
[ゼレーニン]
ここもやはり、人間世界の面影があるのね…。
ハンマーシュミット博士の理論は…この点でも当てはまるみたい。
博士は人間の生命活動とシュバルツバースとに因果関係があると予想してたわ。
確か…過度の繁栄の反動としてネガティブな、自滅願望が起こりそのエネルギーが流入すると…。
[ヒメネス]
フィールドで戦うオレたち機動班にはそういう理論が正しいかなんてわからないが……。
悪魔たちは、地上を滅ぼすための手がかりとして、シュバルツバースの世界を作ってるようだぜ。
…とはいえ、この世界は妙だな。イイ物がいっぱいありそうな世界なんだぜ!?
こんな所で気になるのはカードの残額くらいだ。
(カトーより報告。4時の方向に同朋機のレーダー反応)
[ヒメネス]
ブルージェット号は全壊で、エルブス号は悪魔に襲われたってことだから…。
これはギガンティック号か?
[ゼレーニン]
……。そう考えるのが…妥当だけど…。
(エルブス号用の通信帯域で奇妙な応答)
[ゼレーニン]
…エルブス号!エルブス号ですって!?
良かった!破壊されてはいなかったのね!
(アーサーの警告)
[ヒメネス]
…「奇妙な反応」とか言ったな?どういうことなんだ?
……もしやッ!乗っ取った悪魔たちが話してるのかッ!?
(ゼレーニンとアーサーの会話、アーサーのプランの提案重力子通信機の話地上と交信できるかもしれない)
[ヒメネス]
まあ、「ここは地上じゃないのか?」…といったことは置いといて…
エルブス号に積んでた機器なら今は出来ない地上との交信が可能になるっていうんだな?
なんだか状況が上向いてきた気がするぜッ!
(ミッション発令、ゼレーニンのエルブス号の乗組員を心配する会話。アーサーより悪魔12体使役可能なプログラム配布)
-----------------------------------------------------
【カリーナ/ミッション:エルブス号の重力子通信機回収】
[ヒメネス]
コイツでまた、戦力アップができそうだな、ヒトナリ。
…喜べよ、バガブー。オマエの友達も増えるぜ。
(バガブー召還)
[バガブー]
バッガ!ブー!
[ゼレーニン]
…ちょっと!艦内で悪魔を召還するなんて!
やめてよ!やめてちょうだい!
[ヒメネス]
そう固いこと言うなよ。部下との大事なコミュニケーションだぞ?
普段のこういう付き合いがあるから、戦場で、オレの分身となって戦ってくれるんじゃねぇか…なぁ?
[バガブー]
…バガッ!
[アーサー]
ヒメネス隊員、あなたの言い分もあるでしょうが、艦内では召還禁止です。
[ヒメネス]
規則にうるさい連中だね、全く。
仕方ねぇな、バガブー。戻るんだ。
[バガブー]
バガッ!ブーッ!
(バガブー戻す)
[ゼレーニン]
どうして悪魔と交友を深めたがるのかしらね?彼らはただの任務遂行の為の道具よ。
地上に帰りたがってるのに悪魔とは仲良くやりたがるなんて、矛盾してるわ。
[ヒメネス]
…しっかり任務は遂行してるんだ。それでいいだろ…!?
(エルブス号の調査へ。カワヤの神様ミッションとゲッコーのブラックボックス回収依頼)
[ヒメネス]
コイツはまた…立派なショッピング・モールじゃねぇか。
こういう武装したカッコで入ると変な気持ちになるな。
市街戦の訓練もしたが、こんなキリングハウスは無かったぜ?
[クルーA]
いろいろ商品を取り揃えてそうだけど…人間が食べても大丈夫なのかな?
[クルーB]
悪魔が用意してる品物だぞ?結果は言わずもがなじゃないか?
[ゼレーニン]
…気をつけて、ヒトナリ。悪魔たちは人間を油断させようとしてるのかもしれないわ。
[ヒメネス]
つい買い過ぎた経験がある、とかか?ゼレーニン?
確かに、美味そうな物や良さそうな物には、こう、フラフラとさせる魔力があるが…。
[ゼレーニン]
わたしは計画的なタイプなの。そういう誘惑には乗らないわ。
聞いたところじゃ、調査隊の中にはえらく自由に振る舞うクルーもいるらしいけど…。
そういう人が気をつけるべきなんじゃないかしら?
[ヒメネス]
…言い返すもんだね。なかなか、したたかな女だ。
[ゼレーニン]
惑わしが多そうな場所だけど、機動隊のみなさん、お気をつけて。無事を祈ってるわ。
みなさんの探査で、安全な行動が確保できるようになったら、観測班もフィールド調査しますから。
(ロゼッタ反応の位置特定)
[ヒメネス]
何だ。俺がいる場所から結構近いぞ。
目と鼻の先だ……ん!?
な、何なんだッ!?ここッ!真っ暗だッ!何も見えねぇッ!
ヒトナリ気をつけろ。特殊な空間で全く見えない。とにかく先に行くから早く来いよッ!
(ロゼッタ反応位置へ)
[声]
何だアイツはッ!ヒトナリ!
[ヒメネス]
エルブス号は…どうなっちまったんだッ!?
…オーカス!?悪魔かッ!?
エルブス号が悪魔に取り込まれてるのかッ!?
…なんて強力なヤツなんだッ!これじゃ手出しなんてできねぇッ!
んッ?あの姿…?アイツ、艦のプラズマ装甲と融合してるのかッ!?
何てヤロウだッ!いったい、どんな手を使って…!?
これじゃ、オレたちの仲魔なんて、はじき飛ばされて……いや、吸い込まれちまうだけだッ!!
…オ、オイッ!バガブー!何やってるんだッ!
[バガブー]
…バガ、ブー!バガブ、バガブー!
[ヒメネス]
バカ野郎ッ!近寄るなッ!…ああッ!
[バガブー]
…!ブー!!ヒメネス!ヒメネスーッ!
>バガブーはオーカスに吸い込まれた!
[ヒメネス]
お、おいッ!バガブー!バガブー!
オーカスのヤロウ…!オレの仲魔に何しやがるんだッ!
でも…クソったれッ!これじゃ仇討ちもできねぇぜッ!
>この場を去りますか?
>いいえ
[ヒメネス]
ダメだ、ヒトナリ!ここにいても、何にもできねぇッ!
オマエまで、アイツのランチになるつもりなのかよッ!来い!逃げるんだッ!
今は遠目に見張るしかないッ!オレが受け持とうッ!
オーカスめ、よくもバガブーを…。無事でいてくれれば…。
しかし……あのヤロウ、どうすれば倒せるんだッ!?
(再度部屋に入る)
[ヒメネス]
オーカスの野郎…快調にエネルギーを食らってるよ。
良い作戦はないのか、ヒトナリ?
まったく、見張ってるしかないのかよ…。
(オーカスバスター開発。エルブス号地点へ)
>ヒメネスとオーカスの声が聞こえる。
[ヒメネス]
なんてこと考えてんだオーカスの野郎ッ…!
…!来たか、ヒトナリ!…ソイツは?
>ヒトナリは、オーカスバスターの製造にいたるいきさつを説明した。
[ヒメネス]
…イエスッ!…おい、豚ヤロウ。ゴタクはいいから、さっさと食卓につけ。3つ星シェフのお出ましだぜ。
とびきりのご馳走を飽きるほど食わせてもらえるぞ。
シェフ・ヒトナリ、腕によりをかけて、ソイツをブッ放してやりなッ!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
おいッ!ナニしていやがるッ!…来るぞッ!
…今さら怖じ気づいたってのかッ!?いいからブッ放しちまえよッ!
>はい
[ヒメネス]
ビンゴッ!
[声]
…ほほう。人間の技術も、大したものですね。
[ヒメネス]
…誰だッ!
[マンセマット]
おっと、銃口を向ける相手はお間違えなく…。
[ヒメネス]
・・お前が噂の、信仰の押し売りヤロウか。
[マンセマット]
ずいぶんなご挨拶ですね。…こちらの方とは初対面でした。あなた、名前は?
[ヒメネス]
……。まずは。テメエの名を名乗るのが先だ。
[マンセマット]
ホッホッホ…。はじめまして。マンセマットと申します。
…これで満足してもらえましたか?
[ヒメネス]
オレは…ヒメネスだ。
[マンセマット]
今後ともよろしく、ヒメネスさん。
あなたとも仲良くできそうです。…ゼレーニンから品の良さを教わってくれば、ね。
[ヒメネス]
…いけ好かねぇヤロウだな。
(マンセマットがオーカスバスターを発射するよう促す)
[ヒメネス]
…待て、ヒトナリ。もういいだろう。
今のオーカスなら、俺の武器でも十分やれる。
[マンセマット]
ほほぅ!ほほぅ…!ニンゲンの力がどの程度だというのです?
…おやりなさいな、ヒメネスさん!
[ヒメネス]
よくしゃべる「ペ天使」だぜ…。……。…いくぞ、豚ヤロウッ!
>ヒメネスはオーカスに近づいた。
>ヒメネスの銃が炎を放った!
[ヒメネス]
バカなッ!…ぐおぉッ!
>オーカスは、ヒメネスを突き飛ばして逃げ去った…。
[ヒメネス]
…すまねぇ、ヒトナリ。オレは…、大丈夫だ。
[マンセマット]
…無駄な時間を過ごしたせいでオーカスを逃がしてしまったようですね。
大丈夫ですか、ヒメネスさん。さあ、私が手を貸してあげましょう。
[ヒメネス]
…いるかッ!自分で立てるッ…!
[マンセマット]
…。ヒトナリ。オーカスの追跡を再開しましょう。
我々の力、オーカスバスターでオーカスは弱っています。
ニンゲンは主の言葉に従えば、不可能なことなぞないのです!
>マンセマットは消え去った。
[ヒメネス]
…クソッ!何だか知らねぇが気に入らねぇッ!
わかっちゃいるんだ…オーカスバスターが必要な状況だって、オレだって、わかっちゃいるんだッ!
だが…アイツの仇もこの手で…。
オレがもっと…強ければな……。……。
チッ…!オーカスを追いかけるぞっッ!
オーカスの野郎は一体どこに行ったんだ…。
(ゼレーニンから無線。オーカスの位置座標を送信)
[ヒメネス]
逃げ足の速いやつだ…。急ごうぜッ!ヒトナリ。
(オーカスを追跡)
[ゼレーニン]
ヒトナリ!オーカスバスターを!
[ヒメネス]
…チッ!
[オーカス]
サセルカ!
[ゼレーニン]
きゃぁっ!
[ヒメネス]
うおッ…!
>ヒトナリたちは体勢を崩された。
[ヒメネス]
…待ってな、大食漢の豚ヤロウ。
そんなに食い足りねぇなら、お望み通り、ご馳走をいくらでも食わせてやるぜッ!
…ヒトナリ、オレがおとりになる。
すきを突いて、そいつをぶっ放せッ!ゼレーニン、援護をたのむッ!
[ゼレーニン]
無茶よ!
[ヒメネス]
俺は…、テメエの運命はテメエで切り拓くッ!テメエの力で…!
…行くぜぇぇッ!
>ヒメネスはオーカスに近づいた。
>ヒメネスがおとりになり、ゼレーニンが援護射撃を行った!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
クソッ!もたないッ…!
>はい
(オーカス逃走)
[ヒメネス]
…またか!
(オーカスが何か落とす)
[ヒメネス]
……。
>拾いますか?
>いいえ
[ゼレーニン]
…あなたたち、レディが働いてるのに見てるだけってのはどうなの?
ほら、手伝いなさいよ。
[ヒメネス]
レアフォルマか…。まったく、「ブタに真珠」だぜ。
さて、ヤツはどこに行ったんだ?今のところ手がかりは無いが…。
(オーカスを発見)
[ヒメネス]
見つけたぜッ…!まったく、食い意地と逃げ足だけは一級品だ。
なんだって?…どうやら、頭がイカレちまったみたいだな。
さて。どうする、ヒトナリ?
>オーカスバスターを発射しますか?
>はい
(オーカスは逃げ去った)
[ヒメネス]
…神サンのご加護とやらは、エネルギー切れかい?
(観測班マクリアリーよりエルブス号座標コードの送信
>デモニカに書き込み)
[マクリアリー]
…ヒトナリ、気をつけろよ。ヤツは、キミたちのすぐ近くにいる。
[ヒメネス]
…なんだッ!あの豚ヤロウ、いくらも遠くへ行ってないじゃないかッ!
それはつまり…オーカスが弱ってるってことか?
何だかんだで、ヒトナリの攻撃が効いてるってことなのか…。
[ゼレーニン]
変に粋がるのはやめて、冷静に評価してもらいたいものね、ヒメネス隊員。
[ヒメネス]
……!
(再びオーカスを追い詰める)
[ヒメネス]
…よし、追い詰めたなッ!チャンスだぜ、ヒトナリ!
さあ、豚ヤロウにトドメの一撃をクレてやれッ!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
何をモタついてんだ、ヒトナリ!やっちまえよッ!
デキねぇって言うなら、オレが替わってやるぜッ!
>はい
[ヒメネス]
イヤッホーッ!仕留めたぞッ!!豚ヤロウめ、ざまぁみやがれッ!!
応援のクルーもやって来るだろ。本格的な検証はそれからだな…。
それにしても…ナリはあんなだったが、恐ろしい豚だったぜ…。
>他のクルーが到着した。
[ヒメネス]
生存者ゼロ、か…。予想してたことだが、残念だな。まあ、隊員の多くはゼレーニンのように連れ出されて、悪魔の慰み者にされたようだが…。まったく、万物の霊長、人間サマがここじゃ形無しだな。
>クルーたちが作業している
[ヒメネス]
で、例の交信機はどうだぁーッ!?
よーしッ、わかったぁーッ!!そっちに向かうーッ!!…オーカスからロゼッタが取れなかったのは残念だったな。また追っかけるしかあるまい。期待はあの、俺たちと地上をつなぐ交信機だけか…。よし、運搬作業に入ろうぜ、ヒトナリ!
…イカつい体をしてんな。この重力子通信機とやらは。さて、コイツがオレたちの助けになるかね…そうなってもらわないと困るが。よし、ヒトナリ。オマエはそっちを…。うん……?なんだ、あの光は…?……はッ!もしかするとッ!?悪いが、ヒトナリ!ココは任せたッ!
>ヒメネスは部屋の隅へと駆けていった…。
[ヒメネスの声]
…ハハッ…ハハハッ……!おまえかッ!おまえなのか!?やったぜ!ハハハハッ!
[ヒメネス]
見ろよッ!ヒトナリ!あいつが居やがったッ!ホラ、バガブーだよッ!オーカスに吸い込まれた!
>ヒメネスは奇妙な色の物質を差し出した。
[ヒメネス]
デビルソースになっちまってるが、コイツは間違いないッ!バガブーだよッ!レッドスプライトの機材を使えば、なんとか復活できるだろうよッ!…あのバカ、またしゃべりを教えてやらないといけないのかよッ!ハハハハッ…!さあ、ヒトナリ!急いで戻ろう…おっと、急いで運ぼうぜッ!
>ヒトナリはグレーバー通信機を手に入れた
(シュバルツバース合同計画との通信)
[ヒメネス]
やべぇな…無事に帰れたとしても、地上も悪魔だらけかよ…。
それじゃ…何の助けも無いって事かッ…!?…苦労してグレーバー通信機を手に入れ、ようやく出来た地上との交信だったが…。「地球がいよいよヤバそうだ」って報告が増えただけか…?
オレはこう見えて現実主義者で、目の前の事実に素直なんでな。それとも何か?アンタが夢のある話でもしてくれるのか、ゼレーニン中尉?
[アーサー]
夢の話はわかりませんが、今後の調査隊の展望を話したほうが良さそうですね、ヒメネス隊員?
[ヒメネス]
…最近は多少、話を合わせてくれるんだな。オマエでもゼレーニンでも構わんが、出来るもんなら、オレの陰うつな気分を和らげて欲しいもんだ。
(アーサーより時空位置座標の重要性についての話)
[ヒメネス]
…ヒトナリ、意味がわかるか?
(アーサーからの説明)
[ヒメネス]
……!!それは本当かッ!?
正直、おまえに励まされるのはいい気はしないが…期待してしまいそうだぜッ!よし、はやくロゼッタも手に入れようぜッ!あのブタ野郎を見つけ出してっ!
(ホールにて)
[ルイ・サイファー]
~~ただ、君にはまだ少し力を振るうことが許されていて…。
5振り子の落ちる先を変える事くらいはできるようだ。混沌と秩序、どちらに与するかのね…。おや…?まあ君たちに客人が来たようだ。ゆっくり話せればと思ったが…これでは仕方がない。では、これで失礼するよ。
(フィールドにて/オーカスのエネルギー反応)
[ヒメネス]
このエネルギー反応は…あの豚ヤロウのものか?そこの階段あたりからだ。ヒトナリ、追ってみようぜッ!
オーカス、待ちやがれッ!アイツ、消えやがったッ!どうする、ヒトナリ!?これじゃ追いかけられねえぜっ!?
…ヒトナリ、それはなんだ?さっきオーカスが落としたやつだろ?何かとボロボロよく落とすな、あのブタ野郎ッ!アイツ…食あたりか何かか?食あたり…ウゲ…。……。…!それはいいとしてだッ!それで何か作れるかもしれないな。オーケー、アーヴィンのところに持っていってみようぜッ!
(オーカス撃破。ミッション:カリーナのロゼッタ入手完了)
-----------------------------------------------------
(ホールにて)
[ヒメネス]
…ここにスカートをはいた少女がいた?ルイ・サイファー?そんなクルー、いないだろ…いよいよ、オマエも幻覚を見るようになったか。……!?もしかして、悪魔が…!?…いや、だったら他に目撃者がいてもいいし何か跡を残していくだろう。どうだ、バガブー?何か気配があるか…?
[バガブー]
……。デビ…デビル……?。…ノ…ノー……。
[ヒメネス]
ハハハッ、いないってよッ!しかし、コイツが戻ってくるとはなぁ。アーヴィンのヤツも驚いていたよ。よく復活成功したもんだってッ!ボーティーズで助けたときにはどれだけ生きてられるかと思ってたくらいなんだが…
[ゼレーニン]
…やめてもらえないかしら?艦内では、極力、悪魔を召喚しない決まりよ。前も見かけたけど、ヒメネス、あなたは少しルーズだわ。
[ヒメネス]
…固いこと言うなよ。迷惑をかけてるわけでもねーし。こういうスキンシップが実戦のためには大事なんだぜ?それに、このバガブーにはリハビリが必要なんだよ。この間まで「物」だったからなぁ。
[ゼレーニン]
…危険な考えよ。悪魔が人間に従うのは、召喚プログラムがあるから。心が繋がってるからじゃないわ。…ヒトナリ、あなたもこういう時は意見すべきよ。間違いの起こらないうちにね。それじゃ…。
[ヒメネス]
悪魔嫌いが治ることはなさそうだな。あの女。嫌ったって、悪魔が存在するという事実は変えられねぇっていうのに。仕方のねぇヤツだ…。
(新セクターへスキップドライブのアナウンス)
[ヒメネス]
さて、準備をするか…。…なあ、ヒトナリ?
仮に…いや必ずかな。オレたちが地上に戻れたとして…。その時、オマエは召喚プログラムをどうする?いや…聞くまでも無いか。デモニカもろとも、取り上げられるだけだな。所詮、オレたちは一隊員に過ぎないからな……。
(デルファイナス到着。シュバルツバース合同計画との通信)
[ヒメネス]
…そう気にしなくても。任務に苦労は付き物だしな。
いや…案外楽しいもんだぜ。何が出るやら、ドキドキだしな。
そうだよなぁ、みんな?
[ゼレーニン]
…あまり毒づかないでくれる、ヒメネス?
彼らも本当に済まなく思ってるのよ。規律を乱すようなことをされては困るわ。
(通信班ムッチーノが残り時間を伝える。通信終了)
[ヒメネス]
…ずいぶん期待されてるな。帰ったら、国中をパレードすることになりそうだ。最も、帰れればの話になるがね。
(アーサーの任務説明)
[ヒメネス]
…見つけた悪魔は、どうすれば?友達になればいい?
…皮肉が通じないとやりづらいな、ヒトナリ。
ともかく、見つけた時点で対策を考えた方がいいかもしれんな。
-----------------------------------------------------
【デルファイナス/ミッション:デルファイナスでのロゼッタ入手】
(医療室ゾイより問題発生の連絡。「保管物」の消失。医療室へ)
[ヒメネス]
…えらく取り乱してるな。落ち着けよ。
あの隊長の…遺体が…!?
落ち着いていこうぜ。艦内を悪魔がブラブラしてるなんて考えにくいってオマエも分かるだろ?
敵悪魔はこの船に侵入できないし…。召喚プログラムから逃げ出せる仲魔も存在しないぜ?
…イヤ、オレは訓練のためにバガブーを呼び出したりするが悪さをさせた覚えは無いぞッ!
(デルファイナス探索開始)
[ヒメネス]
なんかこう…デモニカを着ててもニオってきそうな場所だな
いや、目にも染みてきそうだぜ…。最悪なセクターだ。
(ゼレーニンの会話)
…中尉殿もずいぶん大胆になったもんだ。いやはや、天使の加護は偉大だな。
…冷静なもんだ。訓練を受ければ、使える兵士になるだろうよ。
よーし、行こうかヒトナリ!ゴミの山が呼んでるぜッ!
(ゼレーニンの救援要請)
[ヒメネス]
おっと、ヒトナリ。こっから先はオレたちの担当エリアだ。オマエは戻って調査しな。
…何?聞いてないッ!?そんなハズは無いぞ!
…いや、オマエには伝えて無った気がしないでもないが…。
この際、聞いた聞かないはともかくッ!オマエにばかり成果をあげられたんじゃこっちも格好がつかないんだッ!
ここから先は、このヒメネスを中心に捜査するッ!いいなッ!ぐだぐだ言うなよッ!
オマエはそっちに戻って調査するんだッ!
はやく行けッ!あんまりオレをイライラさせるなッ!
(ゼレーニン発見)
[ゼレーニン]
ヒメネスにも応援要請をしてみたけど…。『てめえで何とかしろッ!天使でも何でも呼べばいいだろッ!』
…凄い剣幕で怒られたわ。何をそんなに怒ってるのかって思ったくらいよ。
(観測終了後、バガブー登場)
[バガブー]
ブゥーッ!!ブゥーッ!!
バガ、ブーッ!ヒメネス!バガ、ブーッ!ヒメネス!
ゴォーウッ!ゴォーウッ!
ブゥーッ!!ブゥーッ!!ケイムッ!フレンッ!バガブーッ!
[ゼレーニン]
あ…あれは…!?ヒメネス…!?
[ヒメネス]
……。…くい……に……い……。
…くい…くい……に……にくいッ…!ウガアアアッッッッ!!
>ヒメネスは襲い掛かってきた!
(戦闘開始)
[ヒメネス]
みんな…みんな……テキだッ!!オレを……コロそうとするッ!!
コロすんだッ!コロされるマエにッ!!
ウガアッ……!?ウアアアアアアッッ……!!
ウオ…ウオォォォッ…。
違うんだ…オレは…どうしちまったんだッ…!?
>ヒメネスは錯乱している!
[ヒメネス]
離れろ、ヒトナリ!!オレから、早く……!
[バガブー]
バガ!バッガ…!ヒメネス!ヒメネス!
[ヒメネス]
…バガブー!!オマエも離れろッ…!
もうオレは…ウアッ…!ウアアアアアアッッ……!!
…コロすッ!みんなコロすッ!
[バガブー]
ブゥーーーーーッ!
(MK型治療器完成)
>デモニカのクルーがいる…。
>どうやらヒメネスのようだ。こちらには気付いていない…。
>立ち去る
>ヒトナリは刺激をしないよう静かに立ち去った…。
>MK型治療器を使う
>ヒトナリはMK型治療器をヒメネスに向けた。
[声]
バッガ!ブゥーーーッ!!
[バガブー]
ヒメネスッ!デ、デンジャー!ブゥーーーーッ!!
>ヒメネスの仲魔バガブーが立ちはだかった!
[ゼレーニン]
ちょっと!あなたのマスターを助けようとしてるのよ!邪魔をしないで!!
[ヒメネス]
…ウオオォォッッ!!オマエ、だれだ…!!
…テキ……テキだッ!!
[ゼレーニン]
ヒトナリ、仕方ないわ!一緒に撃って!
>ヒトナリはMK型治療器を発射した!
[ヒメネス]
・・・グヌゥゥッッ!!
[バガブー]
ンブゥーーッ!!
[ゼレーニン]
ヒトナリ、ヒメネスは!?
[ヒメネス]
……。………。……?オレは、一体…どこにいるんだ!?
[アーサー]
タダノ隊員、ヒメネス隊員の意識障害が回復しています。デルファイナス奇症は治まっているものと思われます。ただちに身柄を保護してください。
[ヒメネス]
ヒトナリ…?オレをレッドスプライトに連れてく…?状況が見えないが…ともかく、従ったほうがよさそうだ。
……!!バガブー!?おまえまで!?
ちょっと待て、ヒトナリ!帰還の前にコイツをデモニカに戻させくれ!
>ヒメネスは仲魔をデモニカに戻した。
[ヒメネス]
何だか…妙な記憶だが…おまえに守られてたようだな、バガブー…。ありがとうよ、礼を言うぜ。
[ゼレーニン]
…ちょっと、礼を言う相手を間違ってるんじゃない?
[ヒメネス]
もちろん、オマエたちにも感謝してるぜ…痛たた!
しかし…一体、何が起こってたんだ?体がアチコチ…悲鳴をあげてるぜ…。
>ヒトナリたちはヒメネスを連れて戻った…。
(レッドスプライト号帰還/ミッション:デルファイナス奇症の隊員を治療完遂)
[タイラー]
…死者が出てしまったのは残念だがな…。
[ゼレーニン]
…ヒメネスは、しばらく休養ね。じっとしてればいいけど。
(アスラ撃破)
[隊員の女性]
ヒメネス、もう体はいいの?
[ヒメネス]
…ああ、大体な。
それに、悠長に休んでる場合じゃねーんだろ?
…おぅ、ヒトナリ。心配をかけたな…。
オマエがオレを撃ってくれたおかげで正気に戻れたよ。
[ゼレーニン]
……。どこも変わりはない、ヒメネス?元のように動けてるの?
[ヒメネス]
ああ…、問題はないぜ。
いや…そうだな…強いて変わったことを挙げれば…。
気のせいか…仲魔の気持ちが良くわかるようになったくらいかな?
なってみるもんだな…「悪魔憑き」ってやつにも。
[ゼレーニン]
……!!信じられない人!!どうしてあなたは、そうなの!?
冗談のつもりかもしれないけど、そういう態度が規律を乱しているのよ!?
悪魔同然の姿を治してもらえたのに、悪魔も良かったですって!?
どうすれば、そんなことが言えるの!?少しは改めたらどうなの!?
[ヒメネス]
……。どういう気持ちか…わからないだろうな。
人間同士が殺しあう中で、悪魔に守られてた、っていう身の上は…。
……。
あんまり人間を信じるのも考えもんだぜ?ゼレーニン…。
むしろ、あの狂った姿が本当のオレや…みんななのかもしれないぞ。
適当に、いがみ合ってた方がいいのかもしれないぜ。おれたち人間は…。
(他クルーの仲裁)
…どうやら、オレはまだ完全復活とはいかないようだな。
シャワーでも浴びて、ダメなら医療室で相談かな…。
それじゃな、ヒトナリ。
(アーサーの次セクター移動への説明)
[ヒメネス]
さて、すんなり逃がしてくれるのかねぇ…。
この悪魔の世界、シュバルツバースが…。
(次セクターーへスキップドライブ、観測とアーサーの注意喚起)
[ヒメネス]
おいおい、せっかくの士気高揚ムードに水を差さないでくれよ。仕方のねぇマシンだな。
まあ、オマエの無粋なところも今日くらいは大目に見るか。
-----------------------------------------------------
【エリダヌス/ミッション:バニシング・ポイントを発見せよ】
(シュバルツバース合同計画との通信、決定事項の伝達)
[ヒメネス]
決定…?そいつは何なんだ?
シュバルツバース…破壊作戦!?
(破壊作戦についての説明)
[ヒメネス]
…オレたちがここにいるうちに作戦実行、なんてことは?
…地上もやれば出来るじゃねぇか。
まあ、自分らの命が掛かれば必死にもなるんだろうけどよ…。
(エリダヌス探索開始)
[ヒメネス]
長かった調査もこのセクターでようやく最後だな。
早く帰ってご褒美をいただきたいもんだぜ。
[ゼレーニン]
油断しないで、ヒメネス。こういうときこそ気を引き締めないと。
[ヒメネス]
「勝って兜の緒を締めろ」か。まあ、確かにオマエの言うとおりだな。
[ゼレーニン]
随分とご機嫌ね。でも、油断は大敵よ。気を引き締めていきましょう。
[ヒメネス]
よしッ!とっととバニシングポイントを見つけて…。
[ゼレーニン]
こんなろくでもない所からはオサラバでしょ?
[ヒメネス]
おい聞いたか、ヒトナリ。ゼレーニンが冗談言ってるぜ。
(アーサーより、一部の通信異常の報告)
[ヒメネス]
なんだ、オイ?つまり通信が不安定なやつが出てるってことか?
とうとう俺たち自慢のデモニカにもガタが来たのかもな。
[カトー]
原因は究明中だが、どうやらデモニカの問題ではないようだ。
これはどうも、シュバルツバース内で大きなエネルギー体の移動があったことによる影響と推測されている。
[ヒメネス]
案ずるより生むが易し。目の前のミッションに集中だな。
[ゼレーニン]
…それって違う気がするけど…。
(ダークゾーン突破、ヒメネスからの通信)
[ヒメネス]
おい、ヒトナリ!オマエも、あのまっ暗な道を抜けてきたようだな。
この先も、かなり厄介だぜ。床にあるトラップに、オレもかなり苦労してる。
じゃあな、オレは先を急ぐぜッ!
さっさと、このクソったれな場所から逃げ出したいからな。
[バガブー]
ブ…ブ…、ヒメネス…。
>どこからか、鳴き声が聞こえてきた。
[バガブー]
バガ、ブー!…ヒメネス…ブー、ブブー!!
>奥でヒメネスらしき隊員が倒れている。
>バガブーは奥へと去っていった…。
>機動班の隊員が倒れている!
>よく見ると、眠っているヒメネスのようだ…。
>ゆすって起こす
>ヒトナリはヒメネスをゆすった…。
>しかし、ヒメネスは起きなかった。
>殴って起こしますか?
>ヒトナリはヒメネスを殴った!
>しかし、ヒメネスは起きる気配が無い…。
>蹴り飛ばして起こしますか?
[ヒメネス]
う、うう…。…ヒトナリ。助けに来てくれたのか?面目ない…。
なぜだか、体中が痛むな。
おい、バガブー。オレが寝ている間に、何が起きたか知っているか?
[バガブー]
ブ、ブブー!
[ヒメネス]
…って、こいつに聞いても仕方がねぇよな。
とにかく、助かったぜ。こいつはお礼だ。
>パトラストーンx5
>ヒメネスはバガブーと一緒に去っていった…。
(起こさないで進んだ場合)
>通信機に無線連絡が入ったようだ。
[ヒメネス]
よう、ヒトナリ。オマエ、変な床を踏まなかったか?
さっき、その床を踏んだら急に眠くなっちまったんだよ。
ったく、本当に厄介なところだ。オマエも、気をつけろよ。
(エリダヌス最上階へ)
[ヒメネス]
オマエ、あの地獄のような迷宮を脱出したのか?やるな。
どうだ?バニシング・ポイントは見つかったのか?
(アーサーの通信)
[ヒメネス]
相変わらず、曖昧な回答なんだな。だがよ、バニシング・ポイント以外にありえねーだろ。
(壁向こうにバニシング・ポイントを発見)
[ヒメネス]
で、でかしたぜッ!ヒトナリ!ついに見つけたなッ!
これでオレたちも、地上に帰れるぜ!
[タイラー]
やったな、ヒトナリ!苦労も吹き飛ぶ、いい報告だぜ!さぁ、オレも最後のひと頑張りだ!
[マッキー]
また、君が一番乗りだったね!ヒトナリ!何…?先へ進めない?
ああ、いいって!今、僕たちも応援に向かう!
みんなで探せば、バニシング・ポイントもすぐに見つかるよ!
(マッキーの性格と口調が違う?マクリアリーの間違い?)
(アーサーの突然の帰還命令)
[ヒメネス]
何だよ、いよいよ脱出間近って時にッ!どういうことなんだッ!
緊急事態って何だよッ!ちゃんと説明しろよッ!
オイオイ!仕方ねえで済むことなのかッ!?どうなんだッ!?
(レッドスプライト号帰還。アーサーよりカリーナで艦体発見の報告)
[ヒメネス]
…今さら調査だッ!?一体、何のためにだよッ!?
とっとと脱出しちまえば、それでいいじゃねぇかッ!
向こうから連絡は無いんだろッ!?それなら、エルブス号の時と同じで、誰も生きちゃいねーよッ!
[タイラー]
だ、だが、もしもだぞ…生存者がいたらどうするんだ?
このシュバルツバースに置き去りにしていくのか!?
[ヒメネス]
…どいつもこいつも、脱出できそうとなったら余裕を持ちやがって。いまさら正義漢ぶるのかよぉ。
何だって、こんな厄介を抱え込む真似をするんだか。まったく、面白くないぜ…。
[デント]
この中には、ギガンティック号に友人が乗っていたクルーだっているんだぞ、ヒメネス。
おまえはそれを分かって言っているのか?
[ヒメネス]
みんな。もっともらしいことを言うには言うが、本心はどうだかな。
とっくに死んじまったって思ってるんじゃねぇのか?
[ゼレーニン]
ヒメネス!言いすぎよ!
[ヒメネス]
…いいさ、行ってやろうじゃねぇか。ここで言い合ってるより早く片がつくかもしれねぇしな。
形見を拾い集めるくらいならワケ無いだろうしな。
[デント]
ぐう、この…!
(カリーナへスキップドライブ)
-----------------------------------------------------
【カリーナ/ミッション:カリーナの艦艇反応の調査】
[ヒメネス]
交信ができないなんて、何かトラブルを抱えてるのか、ギガンティックは?
オーカスが生きていたら、いいカモになっていただろうよ。
(カリーナの艦艇反応位置へ)
>目の前には巨大な艦船が停泊している・。
[ヒメネス]
あれが目的の艦か…。静かに止まっているな。労せずにミッションは完了しそうだ。
まさか、あの豚ヤロウが出てくるなんてことないよな?
[カトー]
こちら作戦班。無事に到着のようだな、任務ご苦労。
ターゲットの4号ギガンティックだが、映像で見る限り、損傷箇所はなさそうだな…。
むう…?ちょっと待て、艦の識別コードが…。
こいつは、ギガンティック号ではない…?
[ヒメネス]
レッドスプライト号に良く似てるぜ。これなんじゃねーのか?
[ゼレーニン]
人間のいない世界に、こんな形の艦船なんていくつも無いわよね…。
[アーサー]
…識別コード、および送信された画像の解析から、艦船名を割り出しました。
この艦船はギガンティック号ではありません。
これはレッドスプライト号の原型艦である…ライトニング号。
[ムッチーノ]
そんな情報、全く入ってなかったぞ!新しい進入艦なんて!オレたちを救助に来たのか!?何なんだ!?
[アーサー]
この艦は、国に所有されるものではなく、財団系組織がプライベートに所持していたはずです。
その点ではシュバルツバース合同計画の管轄外とも考えられます。
[ヒメネス]
何だか、怪しい雲行きだな…。救助しに来たって感じは…無いように思えるが、どうなんだか。
それで、どーするんだッ!?強行突入して、威かく射撃でもやってみればいいのかッ!?
[声]
…精鋭を集めたシュバルツバース調査隊にしては、ずいぶん下品で物騒だな。
>何者かが通信してきた!
[ヒメネス]
……ンあッ?誰だぁッ!?
[声]
…こっちに戦意は無いのだ。粗暴な振る舞いは控えて欲しい。
[アーサー]
あなたはライトニング号のクルーですね?
[声]
わかってるよ、あんたが指令コマンドのアーサーだろ?だが交信は控えさせてくれ。
ウチのシステムに入り込まれでもしたらコトだからな。
乗船許可を出す。数名、特使になるような人物を送ってくれ。
付け加えておけば…。君たちの事情は、おおよそ把握はしている。「合同計画」程度にはね。安心して、来てくれたまえ。
[カトー]
ライトニング号の通信、断絶されました!アーサー、どうする!?
[アーサー]
彼らは、敵意は無いと言ってはいましたが充分に注意して対応しましょう。
有事に対応できる人員をもってライトニング号との接触を試みます。タダノ隊員、ヒメネス隊員。
そのままライトニング号に乗艦し、彼らと接触してください。
[ヒメネス]
…やっぱり、厄介な事になったな。敵では無いようだが…オレたちには興味がなさそうだ。ともかく、話を聞いてみるか…。
>ヒトナリとヒメネスはライトニング号に乗り込んだ…。
[兵士]
…よし、止まれ!そこに立つんだ!大佐!レッドスプライト号のクルー、2名を連れてきました!
[男]
…うむ、ご苦労だった。
>ヒトナリたちは黒いデモニカを着た男の前に通された…。
[男]
いやぁー、ライトニング号へようこそ。こんな地上を遠く離れた魔の地で会うなんて…、前世で奇妙な因縁でもあったんでしょうね、私たちには。
[ヒメネス]
…あんたがココの大将か?
[男]
交渉人にしては、口が荒いんですね。…まぁ、ウチの部下もそういうのが多い。そのままで結構ですよ。
私が当艦含むジャック部隊を率いています。
ジャック大佐、皆は、そう呼びます。
[ヒメネス]
どーも、ジャック。今日はお招き…アリガトウ。
オレはヒメネス。こっちが……ヒトナリだ。一応、調査隊を代表して来ている。
[バガブー]
…ブーッ!バガ、ブゥーッ!ヒメネス!
[ヒメネス]
おい、バガブー!おまえはいいんだよッ!静かにしてろッ!
…あぁ、済まない。部下として使っている悪魔だ。
絶対服従で、害は与えない。安心してくれ。
[ジャック大佐]
悪魔と戦うには…悪魔の力を利用する。存じ上げていますよ。
いや、厳しい任務の中表敬いただいて申しわけないね。
しかも…ようやく脱出できそうだという佳境の時を迎えているのに。
[ヒメネス]
オマエ…どこまで知っているんだ?
[ジャック大佐]
先ほどもお伝えしたのですが…。みなさんが連絡を取っている合同計画と同程度の情報を持っていると認識してもらえれば結構かと。
調査隊が遭難した事、悪魔を使い悪魔と戦っている事、シュバルツバース内を進んできた事…。
空を飛び交う情報を傍受しても、差し障りはないでしょう?
[ヒメネス]
……。話が早くて…交渉係としては楽になったがな。
[ジャック大佐]
あなた方の情報があればこそ私たちは事故なくシュバルツバースに侵入できた。その点はお礼を述べておきます。
ですが、お互いで共同戦線を張るかとなれば…。それこそ、この場の交渉議題ですね。
[ヒメネス]
主導権はそっちにありそうだ。用件を整理して言ってもらえるのか?
[ジャック大佐]
それにはまず、あなたたちと私たちの立場を確認しないといけませんね。
あなたたちは…、人類を救うという使命を帯び、この魔の地に突入した
素晴らしいっ!グレート!賞賛されるべき、自己犠牲の行動だ!だが…私たちの場合は事情が少し異なる。
残念ながら、私たちは、私たちのスポンサーとなる方々によって派遣された身の上だ。
シュバルツバースという黒い砂漠をゆく隊商、とでもいいましょうか…。
ある種のビジネスマンとして…ここにいるわけです。重要なのは…利益と、富。
私たちと、私たちのスポンサーに利益をもたらすものが手に入ればそれでいいのです。
…人類を救うためのあなたたちと、ここを「開発」に来た私たち。立場は違います。
しかし…。私たちの目的は、反目する訳では無い。共存は十分に可能だ。
互いの行動を認め、妨害をしない、「相互不可侵」を原則に…。
助け合うべきは助け合う、良き隣人たる関係を築きたいと思うのですが、いかがかな?
そう…。悪魔と契約することすらできるあなたたちなら、造作もないことでしょう。
私たちは良い関係を築けますかな?
>人間同士助け合おう…分別のある交渉人で良かった。話はスムーズに進められそうですね。
>仲魔のほうが信頼できる…これはこれは、ごあいさつですね。なかなかタフな交渉になりそうだ。
だがしかし、お互いのためにも譲歩を願いたいところですな。
>人も悪魔もすぐには信頼しない…そういう生き方もありますかな。何事も警戒してかかれば損は無い
ですが、ここは歩み寄りたいものですな。異界で出会った、そうはいない人間同士…。
[ヒメネス]
まあ、こんな所で出会った人間同士、無駄ないさかいを避けたいのは同意となるだろう。
ただ念のため、調査隊の総意を仰がなくてはならない。即答は待ってくれ。
…しかし、清々しいほどストレートな告白だな。「金のために来た」…と。
共感するところが無いわけじゃないが…人類が滅ぶかもしれないって時に、無駄なことなんじゃないのか?
[ジャック大佐]
国連の使命を帯び、さらには地上に戻ろうとしているあなたたちには言いにくいが…
地上では、もはや信じられるものは失われようとしている。
国家を信じようが、神を信じようが、はたまた富を信じようが大した違いはない。
私たちや、私たちのスポンサーはその中の「富」を選択したわけです。
ズタズタの世界経済、危うい資本主義に取って代わる新しい規範となる「富」。
このシュバルツバースに眠ってるかもしれない、偉大な力がその「富」だと考えてね。
[ヒメネス]
…つまりは、新しい資源を手に入れて、金儲けがしたい、と。
[ジャック大佐]
フフッ…俗な言い方をすればそうなりますかね。
とはいえ、人を養うのは「富」だ。それがあるうちは路頭に迷わない。
それ無しに社会、人間社会は成り立ちやしませんよ。
…まあ、信条の議論はこんなところで良いでしょう。交渉を進めたい。
先ほども言ったように、あなたたちとは、良き隣人同士でありたい。
その隣人同士は、私の知る限り…互いに「問題」を抱えているようだ。
これを協力し合い、解決すれば、良い近づきになれませんかね。
私たちが提示する条件は、あなたたちの脱出のサポートです。
そちらが抱えている「問題」である、バニシング・ポイントの探索に協力しましょう。
まぁ、もっとも…そのサポートは私たちの帰還のためでもあるのかもしれませんがね、ハハハッ…。
[ヒメネス]
それで、そちらが欲しいものは、お隣さん?
[ジャック大佐]
これまで、さんざん有益な情報をいただいておいてなんだが…。
ウチのラボの方から、性能の良いフォルマサーチが欲しいと要望が上がっている。
あなたたちが使っているフォルマサーチが優秀であるなら、それを頂ければと思うが…。
[ヒメネス]
…まあ、それくらいなら何てことなく取引終了となりそうだな。
[ジャック大佐]
残念ながら、頂いただけではそれが「優秀な」フォルマサーチかは判断しかねるので…。
その性能証明ともいうべき未発見フォルマの入手も行っていただきたいのです。
平たく言えば…。新フォルマを見つけたところで、「フォルマサーチ」と「フォルマ」、その両方を頂きたい…となりますかな。
我ながら図々しい申し出とは思うが…。それに見合った見返りを出すつもりですから、お許し願いたい。
[ヒメネス]
…さすがの交渉術だな。要求はシビアでありながら、拒否しがたい条件がついている。
ともかく、この件はオレたちがこの場で決定するものでも無いし、さらに詳細をうかがっておこう…。
(ジャック大佐より、調達するフォルマの概要説明)
[ジャック大佐]
オイッ!ライアン!何が足りていない!
[ライアン]
…ハッ!ジャック大佐!足りてないのは、以下のフォルマであります!
1つ、ハイドロアップル!1つ、九重氷石!1つ、エックス金属!
以上、3つが部隊のラボから要求が出ています!
[ジャック大佐]
よーし、わかった!その3つだな!
…おわかりいただけたかな、御二方?我々と、相互不可侵の信を結び、その上で、協力関係を望むなら…。
今言った3つのアイテムをここに持ってきてくれないだろうか?
そうすれば、あなたたちのバニシング・ポイント探索にも協力しよう。
[ヒメネス]
…条件は出揃ったな。隊に戻って、相談するとしよう。
で、とりあえずの返信は、交信すればいいのか?
[ジャック大佐]
いや、ご足労となるが……当艦まで来ていただきたい。交信の使用は避けたい状況なのだ。
少し前に、何者かが私たちのシステムに侵入しようとした。
それをやったのは、我々の存在すら知らなかった君たちでは無いだろうが…。
トラブルに繋がるようなことは控えたい。一手の間違いが死を招く場所だ。
もしかしたら、通信に潜り込むことができる器用な悪魔でもいるのかもしれんがね。
[ヒメネス]
ウチの連中には、そう伝えておこう。交信はできない、とね。
[ジャック大佐]
では、答えを待つとしましょう。
…命を賭けて、ここに来たのです。お互い何かを手に入れ…帰りたいものですな。
命…資源…平和…達成…友…真相…希望…あるいは、覇権。まあ、なんでもいい。
さて、お引き取りください。これからの良い関係を…期待していますよ。
(アーサーの通信)
[ヒメネス]
相手はとんだクセ者だが…とりあえず敵意はないようだ。
それで、どうするんだ?やつらは「相互不可侵」をまずは要求していたが。
[カトー]
協力を強制しても、まずムリだろうし、どうもここは友好的にいっといたほうが良さそうだな。
ちなみに、対決なんてことになったら勝ち目はないぞ。
何しろ、艦の性能が違いすぎる。
見た目は似通ってるがな。レース仕様のスポーツカーとファミリーワゴン位の差はあるぜ。
俺たちのは、所詮、調査用。対して向こうは戦闘用。ケンカしても勝ち目は無いね。
[ヒメネス]
…それで、やつらが望んだ「貢ぎ物」の件は?
-----------------------------------------------------
【ミッション:ジャック部隊への資材提供】
[ヒメネス]
妙な形でミッションを請け負ってしまったな、ヒトナリ。
ジャック部隊…正直、気に入らないが、今は手を組むしかなさそうだ…。
(再度戻る)
[ジャック大佐]
やあ、ヒトナリ君。悪魔どもにやられることなくご活躍のようだね。
さて、今日の用向きは…。我々の望むアイテムの用意ができたとか?
>はい
ほぉー、それは素晴らしい!早速、確かめさせてもらおうか。
……。おやおや。どうも思い違いをしておられるようだ。
これでは、私たちの望むものに達してませんよ?おい、教えて差し上げろ…。
[ジャック部隊兵]
イエッサー!大佐ッ!
(説明、さらに復唱)
カボチャ頭にもわかるよう、復唱した次第であります!
[ジャック大佐]
…少々、口は悪かったが許していただきたい。
ともあれ、ここは出直していただくしかないようだ。
手こずっているようですが…あなたたちには期待していますよ。
>いいえ
…残念ながら、それ以外の用件で今、あなたがたと話すことはないですがね。
お互い、暇を持て余している身の上ではないはずでは?
…おい、お引取りしてもらえ。
[ジャック部隊兵]
イエッサー!大佐ッ!…さあ、こっちへこい!出口に案内はしてやる。
だがいいか、俺たちにこんなムダな仕事をさせるな!用のあるときだけ来い!わかったな!
(未発見フォルマ探索完了)
[ジャック大佐]
これは頂戴して良いわけだな。ありがとう。
…オイッ!受け取っておけっ!
[ジャック部隊兵]
イエッサーッ!大佐ァ!では、いただこうか。ブツを出してくれ。
>ヒトナリはジャック部隊兵にフォルマを手渡した。
…いい働きをしたな、おまえ。出世するぞ。
[ジャック大佐]
交渉の品は…もう一つありましたね。このフォルマを探し出した、優秀なるフォルマサーチ。こちらも頂きましょう。
私のデモニカに送ってもらえますかな?
>ヒトナリはジャックにデータリンクでフォルマサーチタイプBを渡した。
…これで完納ですね。どうもありがとう。
いただく物はいただいた訳ですから、報酬をお支払いしませんといけませんね。
部下に、バニシング・ポイント探索に協力するよう指示を出しましょう。
セクター・エリダヌス…でしたかな、あなたたちの呼び名では?
エリダヌスに展開中の部下に申し付けておきます。
詳しい確認は、そこで行ってもらえますかな?
では、よろしく…。
(ミッション:ジャック部隊への資材提供完了)
[ヒメネス]
さーて、このロクデナシ連中がどれだけ信用できるのかはわからんが…。
せいぜい働いてもらおうぜ。なぁ、ヒトナリ?
(エリダヌスへスキップドライブ)
[ヒメネス]
オレたちには地獄のこの世界も、奴らには金鉱に見えてるらしいがな。
こっちに金を掘る気は無いのを知ってるから、悪いようにはしないだろうよ。あの「フォーティーナイナー」たちは…。
[カトー]
……!?何だコレは!?
(バニシング・ポイント推測地点に異常反応。アーサーの注意喚起)
[ヒメネス]
…最後の難関発生かもしれないが、ここを乗り切れば、地上に帰れるんだ。やってやろーぜ、ヒトナリ!
(ゼレーニンがジャック部隊へ不安を感じる、と漏らす)
[ヒメネス]
…余計な事は考えなくていいんじゃないか、優等生?
放っておけよ、アイツらなんて。利用するか、それとも利用されるか…それだけの関係さ。
それとも合同計画のシュバルツバース破壊計画をご丁寧に報告するのか?
もっとも、そんな事すら奴らはご存知だろうけどよッ!
(エリダヌス最上階)
…恐れを知れ、ヒトナリ。
>デモニカの通信機を通じ、何者かが話しかけてきた!
[???]
災いの星の者たちと手を組んだか、ヒトナリ…。
だが、それでおまえがこの地を逃れることはできない。
「ママ」は、目を醒ました。おまえたちに裁きをくだすために…。
わたしは、それを見ていよう。病魔たるニンゲンの、一つの終わりを…。
>通信は切れてしまった…。
[声]
よぉっ、こっちだよ!ユーカンな調査隊員っ!
[ライアン]
大佐もヒト使いが荒いぜっ!俺をこんなとこまで走らすなんて。
キケンな気がビンビンじゃねーか。まったく、イカれてるぜ。
あー、それにしても早くヒト山当てて、ふんぞり返る気分になりたいもんだ。
…ホラよ。コイツがあれば、お前たちには見えなかった扉も発見できるってよ。
ジャック部隊の技術陣のお墨付きだ。
>ヒトナリはゲートサーチCを手に入れた。
[ライアン]
扉の向こう側には、とんでもないキケンが潜んでる気がするが…まあ、それはお前たちの問題だな。
すんなり脱出に漕ぎつけるかはわからんが……せいぜい励みな。
おっと、遠征ついでに実験材料を回収してまわらなくてはならんのだったな。
じゃあ行くかな。あばよ、ヒトナリ。
>ライアンは去っていった。
[ヒメネス]
…何の実験をしてるのやら。まあ、ご熱心なことだな。
おぅ、ヒトナリ。これでバニシング・ポイントに行けそうだな。
俺もそっちへ向かっているが、危険なら慎重にいけよッ!
さあ、地上までもう少しだッ!
(ウロボロス撃破)
[ヒメネス]
…仕留めたか、ヒトナリ!よくやったなッ!
援軍は一足遅れだったが、まぁ、結果オーライってことで。
だが…ウロボロスのヤツ、最後に気になること言ってたな…?
こいつがバニシング・ポイントか…。確かにすげーや。だが…どうやってここから脱出するんだ…?
(ウィリアムズによるエネルギーパターンの異常報告。ゴア出現)
[ヒメネス]
…隊長ッ!?ゴア隊長かッ!?何だってココにッ!?
(ウロボロス復活)
[ヒメネス]
ウロボロスのヤツ、復活しやがったッ!
どうする、ヒトナリ!?戦えるかッ!?
(アーサーより撤退命令)
[ヒメネス]
脱出はすぐ目の前だってのに…仕方ねぇなッ!
ヒトナリ、ここは一旦下がるぞッ!
>何者かの通信を受信した…。
[ジャック大佐]
いやぁ、ヒトナリ君。チョイと失礼するよ。
戦いぶりは中々だったが、相手が一枚上手のようだったね。ご同情を申し上げるよ。
さすがというか、異界の怪物たちは一筋縄ではいかないね。我が隊も注意せねばならない。
さて、ウロボロスのことで忠告差し上げようと思ってね。
我が部隊は、バニシング・ポイントに向かってエネルギーを送る、奇妙な存在があることを確認した。
君に貸与した、我が隊のメインアプリを活用するといいだろう。
これ以上の協力は致しかねるが…まぁ、試してみたまえ。
[ヒメネス]
…となると、このエネルギー源のスポットをつぶさない限りヤツは倒せないってわけか…。
(アーサーからの説明)
[ヒメネス]
スポットを見つけ出すって…エリダヌス探索をやり直しかッ!?
広さがどれだけあると思ってるんだぁッ!?
…仕方ねぇな、アーサーに文句言ったところで始まらん。手分けしてやるか。
じゃあな、ヒトナリ。この場は解散しようぜ。
(ゼレーニンからのエネルギー源位置報告)
[ヒメネス]
ひとまず、片っ端から潰してまわるか。じゃあな、ヒトナリ。
(再度、ウロボロス撃破)
[ヒメネス]
隊長…いや、ゴアはウロボロスに操られてたんだな。
支えを失った今は、何の力も持たないも同然だ…。
このシュバルツバースで…体の朽ちる時を待つだけかもな…。
[タイラー]
敵だったとはいえ…結局、俺たちを襲ってくることは無かったな…。
心底、部下思いだった「隊長」が、「ゴア」にそうさせたかな…。
[ウィリアムズ]
さようなら、ゴア…隊長…。
[ヒメネス]
…やったな、ヒトナリ。よくウロボロスを倒してくれた。
今度こそ、脱出できそうな気配じゃねーか。
見ろよ。バニシング・ポイントが口を開けてるぜ。
(アーサーより地上脱出アタックの態勢移行への説明)
[ヒメネス]
みんな、モタモタするなよッ!置いてかれちまうぞッ!
…おっと、オレも急がないとなッ!
(レッドスプライト号帰還。アーサーの説明)
[ヒメネス]
…持って帰れるのは、そのウロボロスから取り上げた奇妙な土産くらいか?ヒトナリ?
航海安全の御守りくらいにはなってくれればいいがな、ハハッ…。
[アーヴィン]
おいおい、持って帰れるのはそればかりではないぜよ。
資材班としてはお土産は満載になっちゅうよ!
新素材に、新装備。テクノロジーのフルコースで地上のやつらは目を回すぜ!
(ゼレーニンの会話)
[ヒメネス]
シュバルツバースの謎ね…そいつに答えが必要か?
どう思う、ヒトナリ?シュバルツバースの解明が必要か?
>人類のために解明するべき
…懲りない奴だな、オマエは。ここに残るなんて言い出さないでくれよ。まあ、調査クルーとしては立派な心掛けだがな…。
>破壊されればそれでいい
>ここでの事は忘れてしまいたい
(バニシング・ポイント航行中、謎のエネルギー体接近)
[ヒメネス]
…どうしたッ!?やられたのかッ!?
(三賢者の間へ)
[右からの声]
=ヒメネスなぜ「母」は、おまえを翼持つ身体に産まなかったのか?
[左からの声]
空から地を眺め「世界を支配できる」などと驕り高ぶらぬようにするためよ。
[正面からの声]
人間の叡智?科学力?どれほどのことができるつもりでいるのやら…!
[ヒメネス]
…何者なんだ、コイツらッ!?悪魔…悪魔なのかッ!?
野郎、オレの頭に話しかけるなッ!離せッ!離しやがれッ!
ヒトナリ、戦おうぜッ!
(シュバルツバース破壊作戦のビジョン)
[ヒメネス]
やつら、始めやがったのかッ!?破壊作戦をッ!?
畜生めッ!ハメやがったなッ!まだオレたち脱出してないだろッ…!
…効いてないッ!効いてないぞッ!破壊作戦は…失敗したんだッ!
[正面からの声]
せいぜい聞いてみるといい。回路の霊、破滅を隠し持つ偽りの霊に…。
(レッドスプライト号へ)
[ヒメネス]
…何ひとつ、成功しやしなかった…。
地上へ脱出するつもりがこのザマだ。何の力も無いな…オレたち人間には…。
(アーサー復帰)
[ヒメネス]
くたばっては無かったようだな、このポンコツが。
(アーサーの説明)
[ヒメネス]
ミッションの提唱者が「脱出できる状態ではなかった」と言うんだから…。
きっとそうなんだろうよ。
(引き続きアーサーの説明)
[ヒメネス]
メムアレフ…?
…何もかもが信じがたい状況になってきたな、ヒトナリ?
今までのミッションの苦労が水の泡となったところに、今度は違うターゲットの話だ。
オマエは「イエッサー」と乗り換えることができるか?
[タイラー]
…任務に従事したくないというヤツはやらなければいい。
やるという奴…俺らだけでもやってやるさ!
任務が嫌な奴は機関室の床で横にでもなってろ!連れて帰ってやるよ!
[ヒメネス]
あまり気は乗らないが…。そのエキゾチック物質とやらがここで見つかるかどうかが分かるまでくらいは…。
このレッドスプライト号のクルーでもいいかもな。
-----------------------------------------------------
【フォルナクス/ミッション:フォルナクスのエキゾチック物質】
[機動班クルーA]
…おいヒメネス、どうした?珍しく静かだな?異様な雰囲気に飲まれたか?
[ヒメネス]
…別にビビったりはしてないぜ?奇妙な場所だが、落ち着く気も…しなくはない。
[機動班クルーB]
へぇ、余裕あんだな。それは見習わないと。
(モロク撃破)
[ヒメネス]
ヒトナリ、ずいぶん派手な戦いだったな。悪魔の悲鳴がこっちにまで響いたぜ。
…どうやらこのセクターは、今までとは一味違うようだ。
お互い、悲鳴を上げる方には回らんよう気をつけて行こうぜ!
(オルクス撃破)
[ヒメネス]
うまく倒したな、ヒトナリ。さすがだ。
これで危ないヤツが1体減ったわけだ。助かるぜ。
しかし、あの豚ヤロウの正体がこんなだとはな…。
全く、悪魔ってのは得体が知れねぇぜ。当たり前だけどな。
それじゃ、オレも任務に戻るぜ。じゃあな。
(アーサーより緊急帰還の命令)
[ヒメネス]
…また問題発生か?クルー使いが荒くてたまらないな。
もはや置き去りにしてもらってもかまわない気がするがね。
仕方ない、ヒトナリ。帰還しようぜ。
(レッドスプライト号帰還。緊急任務の告知)
[ヒメネス]
怪しい匂い粉々の連中だったからどう動いたって驚きはしないが…。
オレたちを狙って、ヤツらの得になるようなことがあるのか?
損得勘定はしっかりしてたように思うぜ。
(ジャック部隊が不穏な動きをしている件について説明)
[ヒメネス]
ライトニング号の中で話した時からいけ好かない感じだったが…
ますます信用できない連中だぜ。なあ、ヒトナリ?
(スキップドライブ)
[ヒメネス]
今頃、迎撃の相談をしてるんじゃ無ければいいがな…。
…オレたちをご指名のようだぜ、ヒトナリ。
(ジャック基地へ)
[ヒメネス]
ほぉ…大した洞窟基地じゃないか。いろいろ設えてあるぜ。
こいつは、ますます…何をやってるのか気になるな。
…しかし、快適な環境だな。大気も気温も申し分ない。
デモニカ無しでも動けそうだ……。
>ヒメネスはデモニカの頭部デバイスを外した。
……ふぅ。結構な別荘を作りやがったもんだぜ…。
[バガブー]
…ブー?バガ…ブー……。ヒメネス、ナンカ…。
[ヒメネス]
何か気になる物でもあるのか、バガブー?
…ハハッ、見慣れない場所だから戸惑ってるみたいぜ。
(誤植?)
落ち着けよ。
よし、ヒトナリ。ジャックの話を聞きにいこうぜ。
(戻ろうとする)
ヒトナリ、どこへ行くんだ?今はジャックと会うことが先だろ。
>ジャック部隊の兵士が立っている。
[ジャック部隊兵]
…おっと、ここまでにしてもらおうか。許可のない奴を入れるわけにはいかねぇぜ。
悪魔のように撃ち殺されたくなけりゃとっとと帰んな!
[ヒメネス]
ここは悪魔ハンティングの拠点基地だっていうのか…?ずいぶんと悪趣味だな。
ジャックに会わせてくれよ。話が聞きたい。
[ライアン」残念だが、ジャック大佐がオマエたちと会うことはねーな。
それなりに忙しい身なんでな。俺たちも…。
この基地にビビって来たんだろうが、正直、放っておいて欲しいね。
ここは地上とは違うんだから…。
[ヒメネス]
主張はごもっともだが…。一言ぐらい、引越しのアイサツがあってもいいんじゃなかったのか?
こんな立派な御殿を、建ててそのまま、てのはどうもね…。
[ライアン]
俺たちは、俺たちのユートピアを建設しようとしてる…それでいいんじゃないか?
安心しな。俺たちは、オマエたちには干渉しない。欲しい物が同じにならない限りはな。
それでも余計な真似をしようとするんなら…分かってるだろ?
戦力の差は歴然なんだ。変な気は起こさない事だな。
…ああ、オマエたちが真似して時空創造しようとしても無理な話だぜ。艦のプラズマ出力が違いすぎる。
さあ、話はこんなもんでいいだろ!大佐だって、これ以上のことは話さないぜ!
[ヒメネス]
……。…仕方ない、帰艦しようぜ。ヒトナリ。
戦争が始まらないことは確認できたんだ。そう報告しよう。
[ライアン]
オマエたちの脱出成功を願ってるぜ!一度くらいの失敗でくじけるなよ!ハハハッ!
[バガブー]
…ブー、ブーーッ!!ヒメネス、コイツ、ウソ!
[ライアン]
…なんだ?しつけのなってねぇ悪魔だな。
オレがマスターなら1発パァーンと…ううん?
オマエ、妙な悪魔を使ってんだな。どこで捕まえたんだ?
いや、小遣いが欲しいなら買ってやらんことも無いぞ?
[ヒメネス]
…ちょっと訳アリなヤツでな。見つけるのは無理じゃないかな。売る気も無いね。騒がしたな、あばよ。
[ライアン]
…まあ、気が変わったらそいつを売りに来るといい。
それとくれぐれも、変な気をおこさんようにな…。
(レッドスプライト号帰還、アーサーの会話)
…残留クルーがいればいいんじゃないのか?
この基地に誰かが残って、ヤツらを監視すればいいんじゃないか、…てことさ。
ヤツらの行動を逐一、監視できていればオレたちの調査任務にも専念できるだろ?
ここに…いるから提案したんだぜ?
仕方ねぇヤツらだな。誰もやらないようなら、オレがやろうって言ってるのによ。
それとも…オマエがやるか、ヒトナリ?
>この基地に残ってジャック部隊を見張るか?
>はい
おっと、そう答えられると困るんだがなぁ…。
>いいえ
まあ、そうだろ。「はい」と答えられたらどうしようと思ったぜ、ハハハ。
気にしないでオレに任せてくれ、ヒトナリ。自分がやりたいから言い出しただけだ。
なんというか…ジャック部隊を放っておけないって感じるんだ…「本能的」というのか?
バガブーも騒いでいたが…オレも同じでね。
ヤツら、まだ何かオレたちに大きな隠し事をしてる気がするんだ。
それにまあ、あくせくフィールドを駆け回るより、楽隠居したいって気持ちもあってな、ハハハ…。
もともと、ブルージェット号から移籍した雇われ人員だ。
これくらいの身勝手はいいだろ、アーサー?
[タイラー]
なんというか…俺は、おまえを誤解してたのかもな、ヒメネス。
感情的で、わがままな、嫌な野郎だと思ってきたが…。
献身的なところもあるんだな、おまえ。
「ヒメネス」…こういうカン違いが出るから困るな。
オレは自分の感情に、正直に、素直に、ナチュラルに動いてる…それだけのことだ。
(ゼレーニンの発言)
…もっと良い方法をご教示いただけるんならそれに従うかもよ、ゼレーニン中尉?
何も無いなら、せめて気持ち良く送り出してもらいたいもんだ。
…じゃあな、ヒトナリ。また会おうぜ。さあ、行くぞバガブー!
[バガブー]
バガ!ブーッ!
>ヒメネスはジャック部隊基地へ降りていった…。
(ジャック基地へ)
[ヒメネス]
なんだよ、オイ。心配にでもなって来たのか、ヒトナリ?
これでも隠れたつもりでいるんでむやみに接触されたくないんだがな…。
…もっとも、奴らにはバレバレなのかもわからんがね。
ともかく、ここはオレに任せておまえはフォルナクスに戻るんだ。
(ミトラス撃破。緊急連絡)
[ジャック大佐]
…こんな警告を送らなくてはならないとは…残念だよ、レッドスプライトの諸君。
互いの行いには干渉しないという取り決めだったはずだが…。
君たちはそれを破った。ルール違反、契約の不履行だ。
もはや私たちは良き隣人同士ではない。友好関係は解消だ。
[タイラー]
おい、待て!俺たちは状況を把握してない!
おまえたちヒメネスをどうしたんだ!?
[ジャック大佐]
さてさて、工作隠しにしらばっくれるか…、まあいい、教えてやろう。
君たちの仲間であるヒメネスは…。この基地内に無断で侵入し、我々の研究を妨害する重大なサポタージュ工作を行った。
つまり、このジャック部隊に対する破壊工作であり、敵対行動だ。
[ヒメネス]
ヒメネスが…破壊工作を!?あいつの単独行動だ!
[ジャック大佐]
彼は私たちの研究施設に忍び込み…。我々が捕獲していた「実験材料」たちを逃がして回ったのだよ。
すぐに鎮圧したので事なきを得たが…。
気づくのがもう少し遅ければ、我が部隊は多大な被害を出していただろう。
[ライアン]
あのヤロウ、俺たちが苦労して集めてきた悪魔どもを苦そうとしやがった!
手下の仲魔を使うなんて小賢しいマネまでしてな!
悪魔どもが暴れまわってたらそれこそどうなってたかわからんぜ、クソッ!
[ジャック大佐]
余計な詮索はやめていただこう。我々は、我々の目的に沿ったビジネスの努力をしているだけだ。
妨害を受けるいわれは無い。
[ライアン]
マヌケなヤロウだなヒメネスは。
実験材料を助けるつもりが…自分が実験材料になりやがった!
俺たちの命を危険にさらしたヤツだからな。報いは受けてもらうぜ。
[カトー]
お前たち…ヒメネスを実験材料に使うつもりか!?
正気か!?あいつは人間だぞ!人間を実験に使うつもりか!
[ジャック大佐]
どういう扱いにするかは悪魔研究チームに一任したよ。
有能な私たちの研究チームだ。有効に使ってくれることだろう。
[マッキー]
やめろ!ヒメネスを返せ!要求は何なんだっ!?
[ジャック大佐]
何も必要ない。私たちは、君たちとの関係を断ちたいだけだ。
…私たちを甘く見ていたようだな。調査隊の諸君。
生半可な覚悟で入れるほどシュバルツバースは安全な場所か?
命の1つや2つ、10や20…平気で吹き飛ぶ場所だ。
仲間との別れで、そのことを思い出すといい。
・・・ジャック基地以降中略・・・
-----------------------------------------------------
(ジャック基地にて不穏な動き。ライトニング号からの入電)
[ライアン]
やぁ。レッドスプライト号のみなさん。…つまりは、クソッタレども!
別にアイサツの必要は無かったがテメエらの仕打ちに頭に来てたんで知らせてやることにした!
…なんて優しいんだ俺は。望まなくても天国行きだな。
(マッキーの発言)
…ご名答だ!出来るクソッタレだな、お前は!
お前らのマヌケな仲間たちは俺たちがブッ殺してさしあげた。給料の払いが浮くな。感謝しろ。
ジャックも良い技術を残してくれたもんだ。上手いこと隠して。
変に生真面目じゃなけりゃあ、もう少し長生きできたのになぁ。…まぁ。仕方がねぇ。
このライアン様はジャックとは違うぜ。もっと人間を知っていて、謀略に長けていて、アグレッシブだ。
とっておきの悪魔軍団を作ったらお前たちを皆殺しにして、全部奪い取ってやる!
覚悟しとくんだな!
[声]
…だから、あの時に潰しときゃ良かったんだよッ!
[タイラー]
ヒメネス…おまえ…。
[ヒメネス]
これで分かっただろ?甘っちょろい情けなんかこの世界に必要ないってなッ!
ヤるか、ヤられるかだ。分かりやすい話じゃねぇか。さっさと報復行動開始といこうぜ。
なんなら、オレだけでもやってやるぜ。
今すぐ、ライトニング号を鉄の棺桶に変えてやらぁッ!。
(誤植?)
おいッ!アーサー。掃討ミッションを発令しろよ。
そのためにクルーを帰還させたんだろ?
…なあ、ヒトナリ。
オマエだって、やる気だよな?
>やる気だ
>少し様子を見よう
会話なし
(ゼレーニンの発言)
はッ!どんだけイイ子ちゃんなんだ?オマエはよッ!
「殺してやる!」と言ってきた相手に何を遠慮する必要があるってんだッ!?
協定は破る、悪魔を兵器化する…。
隊全体の安全保障から考えてもよ、このせん滅は正当化できるぜ。
非難を受ける道理なんざねぇだろ。
でもじゃねぇ!それなら聞くが、血を流さない方法とやらはあんのか?
それが出来るんなら、オレはそれでもいいんだぜ?どうなんだ、出来るのか?
(ゼレーニンの発言)
また、あの天使に頼るのかよ。仕方のねぇ女だな。
>いやだそれみろ。ヒトナリだってせん滅案に賛成だよな。
さすが機動班。よーく、分かってる。
なあ、アーサー。オマエも分かってるクチだよな?
(アーサーの発言)
ジャック部隊を何とかするなら、やり方は自由…ってわけか。
(ゼレーニンの天使化。レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
…それは、どうだかな。
献身のマネ事に酔った自己満足かもしれないぜ…?
みんなのためなんだか、自分のためなんだか…。
…オレにあんまり話しかけないでもらいたいな。
どうもその声が頭に響いてキンキンするぜ。
ジャック部隊のことはやってみるがいいさ。…本当に出来るんならな。
(ジャック基地でゼレーニンの歌唱)
>ヒメネスが現れた…。
[ヒメネス]
…なんだ、こいつらはッ!?気味が悪いぜッ!
これが…オマエの力かッ!ゼレーニン!
正しき方向だと…?オレにはこいつらがイカレちまったように見えるがなッ!
とんでもないやつらを増やしてくれたもんだッ!ゼレーニン!
[タイラー]
…何を言うんだ、ヒメネス。俺にはお前が、言いがかりをつけてるようにしか見えないぞ。
俺たちどころか、ジャック部隊にも被害を出すことなく投降させてるじゃないか。
…ありがとうゼレーニン。おかげで血を流さずに済みそうだ。
[ヒメネス]
ゼレーニン…。オマエは…次は何を…。
…オイッ!ライアン!悪魔たちはどこだッ!
聞こえねぇのか、オイッ!ライアンッ、答えろッ!
…チッ!従うのは、ご主人様の言葉だけかよッ!
…「夜魔マーヤー」?こいつら、どこに行く気だ…?
…ヒトナリ、悪いがちょっと抜けるぜ。
オレはしばらく、あいつらを追いかける。
同じように実験の犠牲になった身の上のあいつらが何をしようとしてるのか…。
オレには、知っておく必要がありそうだ。
…大丈夫だ。そのうち戻るからよ。じゃあな。
…ゼレーニンには気をつけろよ。
>ヒメネスは悪魔たちに付いていってしまった…。
(レッドスプライト号へ帰還)
[声]
…残念だが、今のままじゃマーヤーのところにたどり着くこともできねぇぜ。
今話していた悪魔たち…アイツらに連れられ、行ってきた。
セクター・グルースの「隠れ場」へさ。
ヒトナリなら分かるだろ?スペーススキャナで発見できる隠された空間…。
そこに、悪魔たちの集落がある。
マーヤーがいる場所も、その「隠れ場」から繋がっているとしたら…。
そこを一度経由しないと、マーヤーにはたどり着けないぜ。
だが、安心しろ。
>ヒメネスは怪しい輝きを放つフォルマを取り出した。
これは、「隠れ場」に入るためのカギって、悪魔から渡されたもの。
このフォルマを研究し、メインアプリの機能に落とし込めば…。
ヒトナリも、その「隠れ場」にいけるはずだ。
………。
オレは、こんな身体になっまったし、脱出なんて、正直どうでもよくなってきたんだが…。
ヒトナリ、オマエにはいろいろ、世話になった。
そのお礼ってことで、フォルマはやるから、後は好きに使ってくれ。
この身体の力で自由に往来できるオレには不要な物だからな。
(アーサーの発言)
チッ…いちいちうるせぇなァ。
協力してやってるんだから、自由にやらせろよな。
(長に会った後)
>通路の先にヒメネスがいる…。
>ヒメネスはこちらに近づいてきた。
[ヒメネス]
よお、ヒトナリ。
どうだった?何か良い情報は得られたか?
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
[ヒメネス]
イイんじゃねえか。その取引。
あのクソ部隊に、アレだけのことをされたんだ。仕方ねェ。
それに、あの「ペ天使」が胡散臭いのも同感だしな。
…いいか?ヒトナリ。
オマエは悪魔を使う機動班だから分かっていると思うが…。
悪魔の中には、人間と共存する考えを持つやつもいる。
悪魔の力を得たオレ。悪魔を使いこなしているオマエ。
オレたち人間の底力を目の当たりにし、思ったんだとよ。
力があれば、悪魔は認めてくれる。いや、認めさせることができるんだ。
ならば、悪魔との共存は可能だよな?
……。
…オレの言いたいのはそれだけだ。
あとは「人間」同士で話し合って決めてくれ。
オレは少し自由にさせてもらうわ。
じゃあな、ヒトナリ。
>ヒメネスはどこかへ去っていった。
(レッドスプライト号へ。選択を決める話し合い)
-----------------------------------------------------
【LAW選択】
(ゼレーニンに歌唱を頼む)
[声]
…やってくれたなッ!ゼレーニン!ヒトナリ!
そんなにバケモノの声で歌いたいのか、ゼレーニン?
気に入らない悪魔は片っ端から消せて…良い気分だろうなぁッ!
オレの体にも震えが来たよ。クソッタレめ!
…ヒトナリ、オマエが居ながらこんなことを許しちまうなんてなぁッ!
いや…オマエがこうすることを選んだのかぁッ!?
(ゼレーニンの発言)
…恐ろしい女だ。オマエは神だとかの名を借りて気にくわないヤツを殺し始めた。
もっと考えろと言いたいとこだが…もう、そんな気にはならないだろうな。天使様よぉ。
どうやれば…オマエを止められるやら…。
>ヒメネスは去っていった…。
(マーヤー撃破)
[???]
ヒトナリ!
>室内にはヒメネスが立っている。
>どうやらレッドスプライト号に戻ってきたようだ…。
[ヒメネス]
オマエたちも見たか?あの幻覚もどきの、ビジョンとかいうのを。
ジジイどもの偉そうな講釈にはムカつくばかりだったが…。
そのあとの女の子の話はいい感じに心に響いてきたぜ。
要は自由に生きて、死んだらテメェで落とし前…悪かねぇな。
オレには、そういう世界を創る力があるような気がしてきたぜ。
このレッドスプライト号ともオサラバだ。自由に生きることにしたからな。
心配は無用だぜ。この体なら、シュバルツバースの方が快適なくらいだ。
ヒトナリ。いままで、迷惑かけたな。
あの悪魔たちをあんなにしたときは、オマエら全員、ブッ殺してやりたいとも思ったが…。
ニンゲンだから、仕方ないんだよな。悪魔より恐ろしいニンゲンだからよ。
オマエも悪魔と共に生きる気になってくれりゃ、歓迎はするぜ。
オレに出来て…オマエに出来ないことは無いと思うぜ。
じゃあな、ヒトナリ。因果があれば、また会うはずだ…。
>ヒメネスは後ろ手で手を振り、去っていった…。
(スキップドライブ。新セクターへ)
-----------------------------------------------------
【ホロロジウム/ミッション:ホロロジウムのエキゾチック物質】
[声]
…ついに来てしまったな。ヒトナリ。
遠慮はいらねぇぜ。早くここまで来るんだ。
>前方から声が聞こえてきた…。
[ヒメネス]
よう、ヒトナリ…。よくもまあ、ここまで来れたもんだ。その吹けば飛ぶようなキャシャな体でな。
見てみろよ…オレを。
力が溢れて、いい体になっただろ。
自分でも気に入ってんだぜ、ハッハッハ…。
しかし…オレがオマエを倒すことになるとはなな。
さんざんアクマを倒してきたオレが、今度はニンゲンを倒す…。
いや…。
自分の意志で生きることを辞めた腰抜けをニンゲン扱いしたら地上で待ってる人類に失礼だな。
天使の口車に乗り…まがい物の希望を掴んだのは不運だが、それがオマエの本性だったってことだ。
…銃でも剣でも、好きなものを抜け。
どっちをかざしても…オレの爪は止まらないがな。
さあ来い、ヒトナリ。決着をつけよう。
オマエを倒し、オレは使命を果たすんだ。
…間違ってニンゲンに生まれちまったヤツらを救う使命をなッ!
(大地人ヒメネス撃破)
[ヒメネス]
何てこった…悪魔の…オレが…オマエなんかに…敗れるのか…。
いや…母が…メムアレフが…まだ……。
頼むぜ…メムアレフ…こいつらを…倒して…オレを甦らせて…くれ…。
今度は…初めから…悪魔の姿で…。
……。
[ゼレーニン]
…大丈夫ですよね、ヒトナリ?あなた、無用な感傷に浸ってたりしないわよね。
ヒメネスは悪魔だったのです。その魂は…きっと元よりに。ここへ来る前から。
-----------------------------------------------------
【CHAOSルート】エンディング
[ヒメネス]
神に殉じたつもりが悪魔の生け贄か…哀れな最期だったなゼレーニン。
神の名の下に群れ集まり、みなで秩序正しく聖歌なんぞ歌ってれば、巨大な力になれた気にもなるだろう。
…ハハハッ!とんでもない錯覚だったなッ!
オマエらは大きくなったのでは無いッ!
自分を失ってるんだよッ…!
>ヒメネスが近づいてきた……。
新しい世界は、そういう自らに価値を持たない奴らを必要としない。
そうだよな?ヒトナリ?
シュバルツバースの謎を解くための調査隊だったオレたちだが…。
見つけたのは、もっと輝かしいアクマとニンゲンの絆だ。
…オマエには、まだ見えないか?デモニカに身を包んでるんじゃそうだろうな。
オレには見えるぜ。この巨大な門の向こうに…。
悪魔とニンゲンの力と自由が鼓動する、幸福な世界がッ!
よし、解き放つんだッ!シュバルツバースの力をッ!
>4つの宇宙卵が輝いた……。
[メムアレフの声]
さあ、行くのです。私の…誇らしい息子たちよ。
このシュバルツバースの力を…命を…。
苦しみに濡れた地上へ捧げるのです。
そして、私は…。
貴方たちと新しい世界の中に…。
(中略)
>悪魔を守護者とする生命礼賛の世界を…。
[ヒメネス]
…新しく生まれてくる世界はこの上なく美しい世界だ。
悪魔たちに浄化され、一度は死に瀕した地球がその力を取り戻す。
老い汚れた霊の人間を清算し、自由と希望が帰ってくるのだ。
それは、死ぬべきが死に、生きるべきが生きる、いにしえの、美しい世界だ。
そこで悪魔たちは次々と神々の姿を取り戻すだろう。
彼らが神々に戻るたび、オレたちの地球は力を取り戻すのだ。
そしてニンゲンたちは…悪魔たちとの繋がりを取り戻す。
彼らの下で、命を懸けて心身を鍛える日々が始まるのだ。
この世界で生きるべき荒ぶる魂となるために…!
さあ、行こうッ!ヒトナリ!力を取り戻した、オレたちの国へッ…!
>悪魔に貶められていた地球生命を司る力はやがて本来の姿を取り戻すだろう。
>その時、彼らは力と自由、そして希望の神々として地上に君臨する。
>そこにはもう滅びをもたらす、堕落した人間の姿は無く…。
>自らの全身全霊で力を生み出す輝いたニンゲンたちだけが生きているだろう…。
-----------------------------------------------------
【オープニング/ブリーフィング】
[ヒメネス]
……。オレは、2号艦ブルージェットに搭乗するヒメネスだ。
従軍時の階級は兵曹長だが…ここでは一隊員ってことらしい。
このシュバルツバース調査隊だがその名の通り主要任務は調査だと聞いている。
だから…オレたちのようなドンパチ担当の出番は無いかもしれん。
とはいえ、緊急事態が発生したとき、デモニカに不慣れなことを理由に足を引っ張られたら困る。
だから、せいぜい自分の墓穴を掘れるぐらいには仕組みを理解しておいてくれ。
…いいか、オマエら。このデモニカは「地上最強」と謳われるスーツだが…。
それは、単に「過酷な環境に耐えうる」能力を指してのものじゃない。
高度な機能がたっぷり詰め込まれてるんだ。
まず、オレたちのアクションをサポートする基本AIシステムだが…。
これは、パーソナリティに応じて運動能力の増幅や外部ダメージの軽減を行う。
装着者の戦闘経験に応じて、システム自体がレベルアップする成長的な拡張性が特徴だ。
そして、頭部用の調査用デバイス。
こいつはアプリケーションの追加で機能増強することが可能だ。
視覚強化、マップ情報強化、さらには戦闘行動補佐など…。
あらゆる調査に対応可能、というわけだ。
ようするに、デモニカスーツは「クレバーで、進化する戦闘服」だと覚えておくといい。
ここでデモニカの性能を実演、…といきたいところだが…。
残念ながら、消耗品をムダにするなとのお達しがある。軍隊はカネがかかるからな。
では、諸君。我々もデモニカのようにクレバーにミッションをこなそうじゃないか。
お偉方がオレたちの命より消耗品を優先しないようにな…。
[ゴア隊長]
……。
[ヒメネスの上官]
貴様、なんだその態度は!我々の背負った使命をナメているのか!
[ヒメネス]
…オレはもらえるモノさえもらえれば、死なない程度には「使命」とやらに貢献するつもりだ。
[ゴア隊長]
ヒメネス隊員。私は君の腕に期待している。…君の信条とは関係無しにだ。
現地で大いに活躍すれば君の望むものは皆、手に入るだろう。
いや、君が望んでもいない「人々の感謝」も余分に付いてくるかも知れないな。
[ヒメネス]
…チッ。仕方ねぇな。
[ゴア隊長]
では、各自デモニカの最終セッティングを行ってくれ。
>ヒトナリはデモニカを起動した。
(中略)
[ゴア隊長]
君たち機動班は今回の調査で最も危険な場面にさらされることが予想される。
だが、このデモニカと強い意志とで任務を成功させて欲しい!
[クルーたち]
イエッサー!
[ゴア隊長]
では、シュバルツバースに到着するまで各員、待機していてくれ。
[ヒメネス]
…オマエ、日本人か。裕福な国からわざわざ死にに来たか?
オレは報酬を期待してこの調査隊に志願した。…それ以上の理由はない。
合同計画のお偉方だってオレたちを人柱にする気かもしれない。お互い様、ってヤツだ。
まぁ、オレのような人種は日本人の…、1号艦のエリートさんには一生理解できんだろうな…。
>ヒメネスに握手を申し出ますか?
>はい
……。オレは、危険のある任務の前にはむやみに友情を築かない主義でね。
任務上、そいつの命を見捨てなければならない局面だってあるってことは覚えときな。
>いいえ
…あんまり仲良くはしないでおこうぜ。
任務の中じゃ、互いに命を見捨てなければならない局面だってあるしな…。
…まだ、オレに用があるのか?オレはオマエに用はない。
-----------------------------------------------------
【アントリア/ミッション:ヒメネス隊員を救助せよ!】
[ヒメネス]
…誰だッ!?バケモノかッ!?
いや、オマエ…レッドスプライト号のヒトナリだったなッ!?
助けに来てくれたんだなッ!?…おっと、気をつけろよッ!
さっきまでウロウロしてたんだ、恐ろしい姿の…バケモノがなッ!
ともかく、ここは危険だ。早く逃げ出して…。
出たッ!アイツだッ!!やられるぞッ!逃げろッ!
[ゴア隊長]
キサマッ!許さんぞッ!私の部下を!思い知れ、人間の力を!
(ゴア隊長のイベント)
[ヒメネス]
なんで…なんであんなバケモノがここにはいるんだ!
[ゴア]
あいつらは悪魔だ!その事実は受け入れろ!
ヒトナリ、退却だ!ヒメネス隊員を…。
[ヒメネス]
おい隊長ッ!後ろだッ!
おいッ、おいッ!しっかりしろ…しっかりしろよ!
…ダメだ!こいつはもう…!
[ゴア隊長]
ヒトナリ…ヒトナリよ…。
隊長として…最後の指令を出させてくれ…。
このシュバルツバース調査任務には…人類の…地球の未来がかかっている…。
何としてでも…どんな犠牲を払ってでもコンプリートしなくてはならない。
その任を…おまえに託す…。
みんなと…地球を救ってくれ…。
その…命運は…我々の…いや…おまえたちの…双肩に……。
……。
[ヒメネス]
おいッ、隊長ッ!隊長ぉぉぉッ…!!
(レッドスプライト号へ。ゴア隊長帰還)
[声]
帰還ーーーっ!!ゴア隊長、帰還ーーーっ!!
勇敢なるゴアは、死と引き替えながら、偉大なる栄誉を持ってここに帰還した!
[ムッチーノ]
うううぅっ…ううぅっ…隊長ぉ……隊長ぉぉぉっ!!
[タイラー]
ムリだ、ムリだぜ、隊長…こんな時にも「いつも冷静」なんて…
アンタの教え…守れやしねぇよ…。
[デント]
事情があったとはいえ、自ら銃を握って外に出るなんて…
あり過ぎたんだ…勇気と…優しさが……。
[メイビー]
まさか…隊長が死んでしまうなんて…!
リーダーを失って、ワタシたち、どうなるの……。
[ムッチーノ]
…急いで救出しに行くことなんて無かったんだ!
このレッドスプライトだってまだ危険なままじゃないか!
ブルージェットのことなんて構ってられる状況じゃなかったんだよ!
[ヒメネス]
……。おい……おいっ。
[タイラー]
何だ…?お前は…ブルージェットのヒメネスか…。
[ヒメネス]
隊長の遺体……どうするんだ?
[タイラー]
…遺体?高官の遺体は、保全義務により保管されるって話だが…。
[ヒメネス]
…それは良かった。恩人の遺体が外へ葬られて、悪魔のエサにでもなったら事だからな。
[タイラー]
き…貴様っ!
(アーサーの声)
[デント]
アーサーが…戻ってきた…。
(アーサーの任務プランの説明)
[ヒメネス]
任務…!?任務だぁ!?この期に及んで、なに言ってるんだ!!
こんなオレたちに何ができるっていうんだよ!!
悪魔に追いかけられて、死人を出し続けてるオレたちによぉッ!
一刻も早く脱出すべきだろッ!任務が何だっていうんだッ!
脱出ルートを探すんだ!このポンコツやろう!!
[機動班クルー]
ヒメネス君、このレッドスプライトに乗る誰もが、心の底では君と同じ気持ちなのかもしれない。
だが、このデモニカを着ているうちはゴア隊長の言葉に従う者だ。
[ヒメネス]
カッコいいこと、言ってくれるね!だが、そう思ってるのはオマエだけなんじゃないのかぁッ!?
どうだぁ?そっちのアンタも、任務といわれりゃ悪魔の群れに突っ込むのかぁッ!?
[インフラ班の女性]
…ワタ…ワタシは…インフラ班で…後方支援を…。
[ヒメネス]
それで、逃げたいのか?ここに骨を埋めたいのか?
それとも、墓をあばかれて悪魔に骨までしゃぶられたいのか?
[資材班クルー]
貴様っ!口が過ぎるぞ!この艦の乗員でもないくせに!
[ヒメネス]
…なぁ、ヒトナリ?オマエはどうなんだ?
このまま任務が続けられると思うのか?助けてもらった命もムダにする気か?
必要なら、出直せばいい。正直に話せ。任務を続けるのか?
>任務を続行する
…がっかりだな。つまらん義理立てしやがって。仕方のねぇヤロウだ。
>脱出する
オレはブルージェット号が全滅する様を見た。そのオレから言わせてもらう。
この任務は「不可能」だ。
全員で、話に決着つけようぜ。オレたちがどうすべきか…。
[アーサー]
その必要はありません。議論は不要です。
[ヒメネス]
何だとぉッ!?
[アーサー]
「今あなたたちが何処にいるのか」?わかりません。位置座標は不明です。
「どの経路でここに来たのか」?わかりません。航行経路の記録はありません。
「脱出が見込める進路は」?わかりません。脱出路の情報はありません。
あなたたちは、このシュバルツバースではまったくのストレンジャー、迷い人で…。
脱出のための帰還路が無いのです。
[ヒメネス]
ウソだッ!ウソだッ…!オレは脱出してみせる…!脱出してみせるぞッ!!
[アーサー]
シュバルツバースを脱出するのか?調査任務を続行するのか?
その決断が必要な時期が来るかもしれませんが…。
今はその時ではありません。
あなたたちは、調査任務を続けるしかないのです。
[アーヴィン]
…大荒れの議論のところじゃがちくと失礼するぜよ。
こっちはラボじゃが、ヒトナリが珍しいアイテムを入手したと聞いて連絡したがよ。
(中略)
キチンとアーサーには報告しちょくきに…。
調べるには多少時間が必要じゃき、終わったらまた連絡するぜよ。
-----------------------------------------------------
【アントリア/ミッション:エンジン・リアクターの復旧】
[ヒメネス]
…死体あさりか。やりがいのある任務だな。
…賞賛の言葉か?ア・リ・ガ・ト・ウ。
(アーサより悪魔召喚プログラムの配布)
オレが…悪魔を使って戦うのか…?
…仕方ねぇな、まったく。
オレの希望は、生き延びること。生き延びる「強さ」を手に入れること、地上へ戻ること、だ。
そのためなら、多少条件は飲んでもいい。
…よろしくな、ヒトナリ。時々、言葉は荒いが、助けてもらったことはありがたく思ってる。
お互い何としても…悪魔を使ってでも…ここから生きて出ようぜ。
(残骸と化したブルージェット号へ)
>ヒトナリは動力部を探した。
>機体の中に動力室を見つけた。
[声]
…1人じゃ、それ以上はムリだろ!
[ヒメネス]
「トカマク型起電機」はけっこうな放射能物質だ。
いくらデモニカの性能がいいと言っても被ばくの可能性はある。
作業はデキるだけ分担したほうがいい。
ヒトナリは、合図するまでここにいろ。
>ヒメネスは動力室の中へ入っていった。
[声]
…よし、いいぞッ!
[ヒメネス]
密閉処理をしてきた。これで安心だ。
さあ、運び出そうぜ。
>ヒトナリはヒメネスと動力室へ入っていった。
[ヒメネス]
……。…かつての「仲間たち」だ。たまらんな。
葬ってやりたいところだが…、今はミッションを優先するしかない。
…うん?誰かが…泣いてるのか…!?
いや、違うな……この状況で生き残ったクルーなど…。これは…。
>動力室内のコントロール端末が弱いアラート音を発している…。
[ヒメネス]
…何の警告だ?確認しようぜ、ヒトナリ。
>ヒトナリたちはコントロール端末に接続した。
[コントロール端末]
…ハロー。私はヴェルヌ。ブルージェット号の指令コマンド…ヴェルヌだ。
艦体事故の非常事態につき、所有情報を分散退避した。
もはや、指令コマンドとしての機能は私には無いが…。
調査に関するレポート情報をこのデータとして残してある。
この中には、シュバルツバースに関する重要な情報も含まれている。
迅速に、この端末を取り外し、他の調査隊へと運搬して欲しい。
生存クルーよ、了解されたし…。
[ヒメネス]
……。…生き残りがいたよ、ヒトナリ。生命力の強いヤローだ。
お望み通り、連れてってやるぜ。
>ヒメネスはコントロール端末を外した。
[ヒメネス]
…大層な付録を見つけちまったな、ヒトナリ。
さあ、メインディッシュの方も運び出そうぜ。
>動力室からトカマク型起電機を見つけた。
[ヒメネス]
それじゃ、この起電機をレッドスプライトまで運んでくれ。
それと、この端末もだ。アーサーに見せりゃわかるだろ。
それじゃ頼んだぞ、ヒトナリ。クルーを喜ばせるのはオマエの役目だからな。
>ヒメネスは去っていった。
(レッドスプライト号帰還。アーサーの会話)
[アーサー]
…タダノ隊員。ヒメネス隊員への謝辞はあなたからお願いします。
今の彼にはこうするのが得策のようですから。
-----------------------------------------------------
【アントリア/ミッション:珍しいフォルマを発見せよ】
[ヒメネス]
…あの指令コマンドの遺言公開か…。
できるのか、脱出がッ…!?
…そうなのかッ!?ブルージェットが脱出しようとしてたなんて…。
このセクターを操っているのかもしれないエネルギー体…。
ミッションは一筋縄ではいかんだろうな、ヒトナリ。
…人間は死体になったら用なしだが、機械だといろいろ役に立つな。
召喚プログラムの「新しい機能」…?
「悪魔合体」!?妖しさの上に妖しさを重ねた名前だな!「悪魔」を「合体」だと…?
悪魔と…悪魔で…新しい悪魔に…。
…困ったもんだな、ヒトナリ。こんな危険そうなものにワクワクしているオレがいやがるぜ。
ヒトナリ、合体機能で悪魔と楽しくやれそうだな?
>自分もそうだ
>必要なので使いはする
>悪魔の扱いには慎重になるべき…煮え切らないヤツだな。もう実戦で悪魔の世話になってるだろうに。
-----------------------------------------------------
【アントリア/ミッション:特殊なエネルギー反応の調査】
[ヒメネス]
悪魔合体機能にデモニカのアンロック機能…。
急にいろいろなことが動き出したな。
…まあ、ひとつずつ試しながら、「地下」とやらを目指そうや。
(フィールドにて)
[ヒメネス]
…なぁ、ヒトナリ。教えてくれ。
俺は仕事のし過ぎで妄想症になっちまったか?
「南極」の景色ならともかく…周りが「戦場」に見えてるんだが…。
俺はおかしくなっちまったのか?
>そうだ
俺はマジで聞いてるんだぜ。
>ちがう、自分にも戦場が見える
ハハッ…!安心したよ。
…まったく、シュバルツバースでは驚かされっぱなしだぜ。
なんだ?このイカれた景色がどうかしたのか?
悪魔どものやることだからな、知りようが無いかもな。
人間に対する宣戦布告か、小馬鹿にした当てこすりかもな?
…ともかく、こんな世界からはさっさとオサラバするに限るぜ。
あの、アーサーなんてポンコツの言いなりになってたら、命がいくつあっても足りなそうだからな…。
-----------------------------------------------------
【アントリア/ミッション:特殊なエネルギー反応の調査】
(モラクスとの対面)
[ヒメネス]
どうした、ヒトナリ?目的地に着いてるんだろ?
エネルギー体はどうだ………!!
何だ!?その悪魔は!?
やったなッ!ヒトナリ!あんな恐ろしい悪魔を倒すなんて…オマエ、強いなッ!
オレが先に着いていたら、この身がどうなっていたことやら…。
(レッドスプライト号帰還。アーサーからロゼッタ多様体についての説明)
[ヒメネス]
…にわかには分かりかねる話だな。
ブルージェットが突破できなかった量子場が何が変われば突破できるんだ?
それって…脱出ができるのかッ!?地上へ戻れるのかッ!?
やったぜ!ヒトナリ!!ハハハハハッ!!
ハハッ……?ええッ…!?地上に向かうわけじゃないのかッ!?
……。オレたち機動班の身としては……。
そこに居るであろう、新たな悪魔たちが気がかりだな、ヒトナリ?
(スキップドライブについての説明)
[ヒメネス]
ご丁寧に、各駅停車ってわけか。仕方ねぇなぁ。
こんな地獄ワールド、一足飛びに抜け出しゃいいものを…。
つまりは…オレたちをコキ使う条件は揃ってるってわけか。
…嫌味なヤロウだな、まったく。悪魔の方がもう少し気遣いできるぜ。
(スキップドライブ。観測班よりボーティーズの観測映像)
[ヒメネス]
未開地の大パノラマでも出るのかと思えば、またまた人間くさい世界か。どうしてこんな物が…。
アーサー、賢いオマエなら説明できるんじゃないのかッ!?
(アーサーの会話)
そうだな、アーサー。オマエみたいな冷徹マシンになる前に逃げ出さないと。
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【ボーティーズ/ミッション:ボーティーズで機器観測を行え】
[ヒメネス]
しかしまぁ、趣味の悪い街並みだな。オドロオドロしいと言うか、ケバケバしいと言うか。ともかく、イカれてやがるぜ。
…ああ、そうとも。居るのはクソッタレの悪魔どもだけだ。
(ノリスの通信)
[ヒメネス]
…おい、ノリス。誰も笑ってなんかいないぞ。
ヒトナリ、オマエにも聞こえてないだろ?…そうだろ。そうだよな。
オイオイ、しっかりしてくれよ。疲れてるんじゃねえのか?
隊に面倒かけんでくれよ。まったく、仕方ねえヤロウだ…。
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【ボーティーズ/ミッション:救難信号の発生源の確認】
[ヒメネス]
…おいおい、さっさと調査して脱出するってのがオレたちの目的なんじゃないのか?
こんなことに関わりあって大丈夫なのかよ?
…わかったよ、仕方ねぇな。繰り出すことにするよ。
(フィールドにてノリスが幻聴を聞き、宮殿の奥へ去っていく)
[ヒメネス]
こんな生き地獄に長居すればおかしくもなるんだろうが…。
面倒かけやがってッ!仕方のねぇヤロウだぜ、まったく!
おっと、ヒトナリ!オマエまでおかしくなるなんてゴメンだぞッ!
(宮殿にて捕まる~レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
長いこと姿が見えないと思ってたが…。とんだ調査活動だな。もっと上手くやれよ。
賢明だな。ヒトナリの話じゃ、もうミトラスに取り入ってるヤツもいるようだし…。
…別に、責めてはいないんだぜぇ?敵側につくのもアリなんじゃねぇのか?
ただ殺す、というのではなく仲間にしてやろうと言ってきてるんだし…。
よくよく考えると、魅力的な話だな。地上に戻るビックチャンスかもしれん。
わかってるッてばよッ!オレの話を真に受けるなッ!
悪魔が本当のことを言わないことぐらい知ってるさ!
とはいえ、従うも地獄、ハネ付けるも地獄、どっちに転んだって正解は無いぜ?
どうやるってんだ?
(アーサーよりプランの説明)
[ヒメネス]
潜入クルーは、宮殿内部の事情を最も良く知る者。…そうだよな、ヒトナリ?
しっかりやれよ。潜入クルーの役はオマエしかいない。
もっとも、2度も捕まるようならサポートできないがな。
陽動作戦は…バカ騒ぎが得意な連中で見つくろえばいいよな?
さあ、みんなッ!準備はいいかッ!?陽動作戦に向かうぞッ!
…そーだ、ヒトナリ。
オマエ、ミトラスから「悦楽の杯鐘」とかいうのもらってるよな?
そいつを貸しな。悪魔らを呼び出すには丁度いい。
へっへっへ…。悪魔たちの慌てぶりが目に浮かぶぜ。
ああ、準備はオーケーだッ!早く始めようぜッ!
行くぜえぇぇぇぇッ!そらぁぁぁぁッ!!
…来たぜッ、来たぜえぇッ!悪魔たちがよぉッ!
さぁ、ヒトナリ!急ぐんだッ!…うまくやれよッ!
-----------------------------------------------------
【ボーティーズ/ミッション:ゼレーニン隊員の救出】
[声]
コイツの頭をうがったら、灰色の物がトロンと落ちて動かなくなってしまった。
ニンゲンには「脳」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「悩み」を感じないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツにオレの酒を飲ませたら、緑色のものがドバッと出て動かなくなってしまった。
ニンゲンは酒に弱くてダメだな。
…だがよく考えると、コイツは「愚痴」を言わないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツの口を塞いだら、青いカオで暴れていたが動かなくなってしまった。
ニンゲンには「息」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「嘘」をつかないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
[声]
コイツの胸をえぐったら、赤いものがドクドク流れ出して動かなくなってしまった。
ニンゲンには「血」というのが必要なのだな。
…だがよく考えると、コイツは「焦り」を感じないカラダに生まれ変わったのかもしれない。
いいコトだ!悪魔はいいコトをしているのだ!
(中略)
われらの研究班が「腐りただれた国」から取り寄せたこの「狂い人の血」を浴びれば…。
(ノリス隊員が異形化。戦闘)
>ヒトナリはデモニカの認証番号を調べた。
>認証番号はノリス隊員のものと一致した。
(レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
…あんた、科学仕官の出来るエリートなんだろ?
それなら是非とも、地上への帰還方法の1つでも見つけてもらいたいもんだ。
[ゼレーニン]
……。できることは、させていただくわ。
(中略)
[ヒメネス]
敵将の首を獲れ、か。軍隊らしくなってきたな。
…けどよ、アーサー。本当にこの調子でやってて大丈夫なのか?
この先、同じようなセクターがいくつもあるって言ってたが…。
それは、俺たちが延々と調査を繰り返すだけじゃないのか?本当に地上へ帰れるのか?
…わかったよ。当面はミッションをやるよりほか仕方ないってことだな。
ほぉ…「エネミーサーチ」、見えない敵を補足できるのかッ!
これなら、オマエを2度捕まえたとかいう悪魔にも対抗できるかもなッ!
-----------------------------------------------------
【ボーティーズ/バガブーとの出会い】
>何か争っているような音が聞こえている…。
[声]
コイツめ!コイツめ!
[ヒメネス]
…どこだ!どこからだ!
おお、ヒトナリ!オマエも聞こえてるか!
誰かがやられてるのかもしれない!どこだ!
…こっちか!こっちに反応が出てる!
ヒトナリ、援護しろ!オレが先に行く!
扉を開けて、突入の援護をしてくれ!
[悪魔]
コイツめ!コイツめ!生意気なことしやがっト!
逃げる気だったのキ!オレから逃げる気だったのキ!
2度とそんな……ウン?何だ、おまえ達は!?
[ヒメネス]
行くぜ!ヒトナリ!
(戦闘)
[悪魔]
邪魔モノは許さないジ!
[悪魔]
クッ、やるじゃないキ!
[ヒメネス]
上等だぜ、このヤロウッ!
[ヒメネス]
そんなんでオレが殺れるかッ!
[悪魔]
…卑怯だジ!おまえら多いジ!
[ヒメネス]
ガタガタ言ってんじゃねーよッ!まず戦力で優位に立つのは基本だろッ!
よしッ!こいつでトドメだッ!
>ヒメネスは悪魔を倒した。
[ヒメネス]
よぉーしッ!撃退成功だ!急いで仲間を救出しようぜッ!
んん…んッ!?こいつは何だぁーッ!?
[悪魔]
ンブッ…ンブッ…。ブゥーーッ…!
[ヒメネス]
ちっ…!何だよ!クルーかと思えば悪魔じゃねーかよッ!とんだ勇み足だぜッ!
しかし…コイツ、悪魔なのに悪魔にヤラれてたのかぁ?
>悪魔はコチラを警戒している…。
>どうする?
>話しかける
>とどめをさすオイオイッ!間違いとはいえ、せっかく助けたんじゃねーかッ!
もう少し、柔軟性を持って接しようぜ。
>放って立ち去る
…よく考えてみろよ。コイツ、言ってみれば「敵の敵」だぜ?
使いどころはあるんじゃねーのか?
…おお、そうとも。だいたい、コイツは何て悪魔なんだ?
>ヒメネスは悪魔を解析した。
[ヒメネス]
………。…ほう…ほう。こいつは…面白いな。
見ろよ、ヒトナリ。こんなヤツは初めてだぜ。
>ヒメネスは解析結果をヒトナリにデータリンクした。
[ヒメネス]
バガブーという悪魔らしいが、組成に異常値が25%もある。
25%が悪魔では無い何か。つまり……
コイツは純粋な悪魔では無いってことだ。
……。
この場所、被虐、奇妙なデータ。その意味するところは。
どうもコイツは、「実験体」らしい。
ヒトナリ、オレは何だかこの「バガブー」ってヤツに無性に興味が出てきたぜ…。
[バガブー]
…バガ……ブー…?!バガ…ブー……バガブー!バガ!ブー!バガブーッ!
[ヒメネス]
落ち着けよ、ブラザー。悪いようにはしねえぜ。
…話ができないのか?仕方ねえヤロウだなッ!
それでもいい。よく考えりゃ、悪魔と話ができる方が変だぜ。
オレの目を見ろ…。オレは、オマエを仲魔にしたい。
ツマはじきの、イカレ野郎だからこそ、仲良くしようッてんだ…。
[バガブー]
ブ…ブー…?
[ヒメネス]
いいか、オレの目を見ろ…。目で話そうぜ。
ここにいても死ぬだけだ。逃げても捕まって殺されるだけだ。
だけど、一緒に戦えば違う道が開けるかもしれねぇぜ…。
[バガブー]
…バガ、ブー!バガブーッ!
>バガブーはニヤリとわらった。
[ヒメネス]
…契約成立だな。さあ、こっちへこい!
…ふぅーッ!上手くいったぜ。
さて、厄介を背負いこんだのか良い拾い物だったのか…。
まぁ、仕方ねえないずれ分かるだろう。
…よし、行こうぜヒトナリ。
-----------------------------------------------------
【ボーティーズ/ボーティーズのロゼッタ入手】
(レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
オイオイ、まだまだ続くのかッ!?この先もこんな危険な任務がッ!?
もっと解明できるハズじゃなかったのかよッ!
サル回しのサルみたいにあっちこっち駆けずり回されて、やっと一歩進むだけじゃねぇかッ!
アーサー!オマエ、本当に脱出方法を探してんのかッ!?
[アーサー]
ワタシを不満の捌け口にしたい心理は理解できますが、その怒りは順当ではありません。
[ヒメネス]
な、なんだとッ…!
[アーサー]
機動班はストレスも多い部署ですが、自己コントロールはしっかりお願いします。
(ゼレーニンの発言)
[ヒメネス]
…そいつは、もったいないな。友達の増やし方を1つ捨ててしまうことになる。
ま、どうすんのが理想かは人それぞれだけどよ。
くれぐれも、オレたちの足を引っ張ってくれるんじゃねーぞ。
[ゼレーニン]
……。機動班だと順応できるのかもしれないけど、私が悪魔と友情を築くなんて考えられないわ。
人間のあなたとは友情を築けるけど、悪魔とはね…。ゼレーニンよ、よろしく。
[ヒメネス]
仕方ねぇな…ヒメネスだ、よろしく。ブルージェット号の生き残り、数少ない移籍組だ。
[ゼレーニン]
…それだと、私と同じね。エルブス号も消息不明だもの。
無事だと…信じたいけど…。
-----------------------------------------------------
【カリーナ/スキップドライブ・カリーナ到着】
[ゼレーニン]
量子トンネルの位置観測を主要な任務にしたらいいのかしらね?
[ヒメネス]
次の地獄の入り口探しもいいが、地上へのハシゴ探しも忘れんでくれよな。
調査は必要だと教わってはいるが、どうにも異界の奥地に向かってばかりの気がしてな。
早く安心させてもらいたいぜ。生憎、アーサー様みたいに調査の効果を信じ切ることはできんからな。
[アーサー]
…ヒメネス隊員、ワタシには「信じる」などという極めて情緒的で無意味な期待をする機能はありません。
ワタシが発するのは収集した情報を元に論理的に築き上げた提案なのです。
[ヒメネス]
オレの言うことにいちいち突っ込まなくていいってのッ!
機械なりに気を使ってるつもりなのか?まったく、仕方のねぇヤロウだ…。
[ゼレーニン]
…あなたたち、いいコンビなのね。
[ヒメネス]
……なッ!
(観測班マクリアリーよりフィールド状況報告、画像。驚くクルーたち、ゼレーニン仮説の解説)
[タイラー]
オイオイオイッ!何だよコレは!小ぎれいなビルに…商品棚がいっぱいだぞ!
[ムッチーノ]
こっちには…食料品…。向こうは…アパレルが…。
南極の果ての異世界に、何だってこんなショッピング・モールがあるんだ!?
[メイビー]
量も種類も…たっぷりだわ…。気持ち悪くなるくらいに…。
[ウィリアムズ]
[マクリアリー]
もちろん、こんな姿をしている理由は分からないんですが…。
気象条件からは、上陸探査可能であります。
[ゼレーニン]
ここもやはり、人間世界の面影があるのね…。
ハンマーシュミット博士の理論は…この点でも当てはまるみたい。
博士は人間の生命活動とシュバルツバースとに因果関係があると予想してたわ。
確か…過度の繁栄の反動としてネガティブな、自滅願望が起こりそのエネルギーが流入すると…。
[ヒメネス]
フィールドで戦うオレたち機動班にはそういう理論が正しいかなんてわからないが……。
悪魔たちは、地上を滅ぼすための手がかりとして、シュバルツバースの世界を作ってるようだぜ。
…とはいえ、この世界は妙だな。イイ物がいっぱいありそうな世界なんだぜ!?
こんな所で気になるのはカードの残額くらいだ。
(カトーより報告。4時の方向に同朋機のレーダー反応)
[ヒメネス]
ブルージェット号は全壊で、エルブス号は悪魔に襲われたってことだから…。
これはギガンティック号か?
[ゼレーニン]
……。そう考えるのが…妥当だけど…。
(エルブス号用の通信帯域で奇妙な応答)
[ゼレーニン]
…エルブス号!エルブス号ですって!?
良かった!破壊されてはいなかったのね!
(アーサーの警告)
[ヒメネス]
…「奇妙な反応」とか言ったな?どういうことなんだ?
……もしやッ!乗っ取った悪魔たちが話してるのかッ!?
(ゼレーニンとアーサーの会話、アーサーのプランの提案重力子通信機の話地上と交信できるかもしれない)
[ヒメネス]
まあ、「ここは地上じゃないのか?」…といったことは置いといて…
エルブス号に積んでた機器なら今は出来ない地上との交信が可能になるっていうんだな?
なんだか状況が上向いてきた気がするぜッ!
(ミッション発令、ゼレーニンのエルブス号の乗組員を心配する会話。アーサーより悪魔12体使役可能なプログラム配布)
-----------------------------------------------------
【カリーナ/ミッション:エルブス号の重力子通信機回収】
[ヒメネス]
コイツでまた、戦力アップができそうだな、ヒトナリ。
…喜べよ、バガブー。オマエの友達も増えるぜ。
(バガブー召還)
[バガブー]
バッガ!ブー!
[ゼレーニン]
…ちょっと!艦内で悪魔を召還するなんて!
やめてよ!やめてちょうだい!
[ヒメネス]
そう固いこと言うなよ。部下との大事なコミュニケーションだぞ?
普段のこういう付き合いがあるから、戦場で、オレの分身となって戦ってくれるんじゃねぇか…なぁ?
[バガブー]
…バガッ!
[アーサー]
ヒメネス隊員、あなたの言い分もあるでしょうが、艦内では召還禁止です。
[ヒメネス]
規則にうるさい連中だね、全く。
仕方ねぇな、バガブー。戻るんだ。
[バガブー]
バガッ!ブーッ!
(バガブー戻す)
[ゼレーニン]
どうして悪魔と交友を深めたがるのかしらね?彼らはただの任務遂行の為の道具よ。
地上に帰りたがってるのに悪魔とは仲良くやりたがるなんて、矛盾してるわ。
[ヒメネス]
…しっかり任務は遂行してるんだ。それでいいだろ…!?
(エルブス号の調査へ。カワヤの神様ミッションとゲッコーのブラックボックス回収依頼)
[ヒメネス]
コイツはまた…立派なショッピング・モールじゃねぇか。
こういう武装したカッコで入ると変な気持ちになるな。
市街戦の訓練もしたが、こんなキリングハウスは無かったぜ?
[クルーA]
いろいろ商品を取り揃えてそうだけど…人間が食べても大丈夫なのかな?
[クルーB]
悪魔が用意してる品物だぞ?結果は言わずもがなじゃないか?
[ゼレーニン]
…気をつけて、ヒトナリ。悪魔たちは人間を油断させようとしてるのかもしれないわ。
[ヒメネス]
つい買い過ぎた経験がある、とかか?ゼレーニン?
確かに、美味そうな物や良さそうな物には、こう、フラフラとさせる魔力があるが…。
[ゼレーニン]
わたしは計画的なタイプなの。そういう誘惑には乗らないわ。
聞いたところじゃ、調査隊の中にはえらく自由に振る舞うクルーもいるらしいけど…。
そういう人が気をつけるべきなんじゃないかしら?
[ヒメネス]
…言い返すもんだね。なかなか、したたかな女だ。
[ゼレーニン]
惑わしが多そうな場所だけど、機動隊のみなさん、お気をつけて。無事を祈ってるわ。
みなさんの探査で、安全な行動が確保できるようになったら、観測班もフィールド調査しますから。
(ロゼッタ反応の位置特定)
[ヒメネス]
何だ。俺がいる場所から結構近いぞ。
目と鼻の先だ……ん!?
な、何なんだッ!?ここッ!真っ暗だッ!何も見えねぇッ!
ヒトナリ気をつけろ。特殊な空間で全く見えない。とにかく先に行くから早く来いよッ!
(ロゼッタ反応位置へ)
[声]
何だアイツはッ!ヒトナリ!
[ヒメネス]
エルブス号は…どうなっちまったんだッ!?
…オーカス!?悪魔かッ!?
エルブス号が悪魔に取り込まれてるのかッ!?
…なんて強力なヤツなんだッ!これじゃ手出しなんてできねぇッ!
んッ?あの姿…?アイツ、艦のプラズマ装甲と融合してるのかッ!?
何てヤロウだッ!いったい、どんな手を使って…!?
これじゃ、オレたちの仲魔なんて、はじき飛ばされて……いや、吸い込まれちまうだけだッ!!
…オ、オイッ!バガブー!何やってるんだッ!
[バガブー]
…バガ、ブー!バガブ、バガブー!
[ヒメネス]
バカ野郎ッ!近寄るなッ!…ああッ!
[バガブー]
…!ブー!!ヒメネス!ヒメネスーッ!
>バガブーはオーカスに吸い込まれた!
[ヒメネス]
お、おいッ!バガブー!バガブー!
オーカスのヤロウ…!オレの仲魔に何しやがるんだッ!
でも…クソったれッ!これじゃ仇討ちもできねぇぜッ!
>この場を去りますか?
>いいえ
[ヒメネス]
ダメだ、ヒトナリ!ここにいても、何にもできねぇッ!
オマエまで、アイツのランチになるつもりなのかよッ!来い!逃げるんだッ!
今は遠目に見張るしかないッ!オレが受け持とうッ!
オーカスめ、よくもバガブーを…。無事でいてくれれば…。
しかし……あのヤロウ、どうすれば倒せるんだッ!?
(再度部屋に入る)
[ヒメネス]
オーカスの野郎…快調にエネルギーを食らってるよ。
良い作戦はないのか、ヒトナリ?
まったく、見張ってるしかないのかよ…。
(オーカスバスター開発。エルブス号地点へ)
>ヒメネスとオーカスの声が聞こえる。
[ヒメネス]
なんてこと考えてんだオーカスの野郎ッ…!
…!来たか、ヒトナリ!…ソイツは?
>ヒトナリは、オーカスバスターの製造にいたるいきさつを説明した。
[ヒメネス]
…イエスッ!…おい、豚ヤロウ。ゴタクはいいから、さっさと食卓につけ。3つ星シェフのお出ましだぜ。
とびきりのご馳走を飽きるほど食わせてもらえるぞ。
シェフ・ヒトナリ、腕によりをかけて、ソイツをブッ放してやりなッ!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
おいッ!ナニしていやがるッ!…来るぞッ!
…今さら怖じ気づいたってのかッ!?いいからブッ放しちまえよッ!
>はい
[ヒメネス]
ビンゴッ!
[声]
…ほほう。人間の技術も、大したものですね。
[ヒメネス]
…誰だッ!
[マンセマット]
おっと、銃口を向ける相手はお間違えなく…。
[ヒメネス]
・・お前が噂の、信仰の押し売りヤロウか。
[マンセマット]
ずいぶんなご挨拶ですね。…こちらの方とは初対面でした。あなた、名前は?
[ヒメネス]
……。まずは。テメエの名を名乗るのが先だ。
[マンセマット]
ホッホッホ…。はじめまして。マンセマットと申します。
…これで満足してもらえましたか?
[ヒメネス]
オレは…ヒメネスだ。
[マンセマット]
今後ともよろしく、ヒメネスさん。
あなたとも仲良くできそうです。…ゼレーニンから品の良さを教わってくれば、ね。
[ヒメネス]
…いけ好かねぇヤロウだな。
(マンセマットがオーカスバスターを発射するよう促す)
[ヒメネス]
…待て、ヒトナリ。もういいだろう。
今のオーカスなら、俺の武器でも十分やれる。
[マンセマット]
ほほぅ!ほほぅ…!ニンゲンの力がどの程度だというのです?
…おやりなさいな、ヒメネスさん!
[ヒメネス]
よくしゃべる「ペ天使」だぜ…。……。…いくぞ、豚ヤロウッ!
>ヒメネスはオーカスに近づいた。
>ヒメネスの銃が炎を放った!
[ヒメネス]
バカなッ!…ぐおぉッ!
>オーカスは、ヒメネスを突き飛ばして逃げ去った…。
[ヒメネス]
…すまねぇ、ヒトナリ。オレは…、大丈夫だ。
[マンセマット]
…無駄な時間を過ごしたせいでオーカスを逃がしてしまったようですね。
大丈夫ですか、ヒメネスさん。さあ、私が手を貸してあげましょう。
[ヒメネス]
…いるかッ!自分で立てるッ…!
[マンセマット]
…。ヒトナリ。オーカスの追跡を再開しましょう。
我々の力、オーカスバスターでオーカスは弱っています。
ニンゲンは主の言葉に従えば、不可能なことなぞないのです!
>マンセマットは消え去った。
[ヒメネス]
…クソッ!何だか知らねぇが気に入らねぇッ!
わかっちゃいるんだ…オーカスバスターが必要な状況だって、オレだって、わかっちゃいるんだッ!
だが…アイツの仇もこの手で…。
オレがもっと…強ければな……。……。
チッ…!オーカスを追いかけるぞっッ!
オーカスの野郎は一体どこに行ったんだ…。
(ゼレーニンから無線。オーカスの位置座標を送信)
[ヒメネス]
逃げ足の速いやつだ…。急ごうぜッ!ヒトナリ。
(オーカスを追跡)
[ゼレーニン]
ヒトナリ!オーカスバスターを!
[ヒメネス]
…チッ!
[オーカス]
サセルカ!
[ゼレーニン]
きゃぁっ!
[ヒメネス]
うおッ…!
>ヒトナリたちは体勢を崩された。
[ヒメネス]
…待ってな、大食漢の豚ヤロウ。
そんなに食い足りねぇなら、お望み通り、ご馳走をいくらでも食わせてやるぜッ!
…ヒトナリ、オレがおとりになる。
すきを突いて、そいつをぶっ放せッ!ゼレーニン、援護をたのむッ!
[ゼレーニン]
無茶よ!
[ヒメネス]
俺は…、テメエの運命はテメエで切り拓くッ!テメエの力で…!
…行くぜぇぇッ!
>ヒメネスはオーカスに近づいた。
>ヒメネスがおとりになり、ゼレーニンが援護射撃を行った!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
クソッ!もたないッ…!
>はい
(オーカス逃走)
[ヒメネス]
…またか!
(オーカスが何か落とす)
[ヒメネス]
……。
>拾いますか?
>いいえ
[ゼレーニン]
…あなたたち、レディが働いてるのに見てるだけってのはどうなの?
ほら、手伝いなさいよ。
[ヒメネス]
レアフォルマか…。まったく、「ブタに真珠」だぜ。
さて、ヤツはどこに行ったんだ?今のところ手がかりは無いが…。
(オーカスを発見)
[ヒメネス]
見つけたぜッ…!まったく、食い意地と逃げ足だけは一級品だ。
なんだって?…どうやら、頭がイカレちまったみたいだな。
さて。どうする、ヒトナリ?
>オーカスバスターを発射しますか?
>はい
(オーカスは逃げ去った)
[ヒメネス]
…神サンのご加護とやらは、エネルギー切れかい?
(観測班マクリアリーよりエルブス号座標コードの送信
>デモニカに書き込み)
[マクリアリー]
…ヒトナリ、気をつけろよ。ヤツは、キミたちのすぐ近くにいる。
[ヒメネス]
…なんだッ!あの豚ヤロウ、いくらも遠くへ行ってないじゃないかッ!
それはつまり…オーカスが弱ってるってことか?
何だかんだで、ヒトナリの攻撃が効いてるってことなのか…。
[ゼレーニン]
変に粋がるのはやめて、冷静に評価してもらいたいものね、ヒメネス隊員。
[ヒメネス]
……!
(再びオーカスを追い詰める)
[ヒメネス]
…よし、追い詰めたなッ!チャンスだぜ、ヒトナリ!
さあ、豚ヤロウにトドメの一撃をクレてやれッ!
>オーカスバスターを発射しますか?
>いいえ
[ヒメネス]
何をモタついてんだ、ヒトナリ!やっちまえよッ!
デキねぇって言うなら、オレが替わってやるぜッ!
>はい
[ヒメネス]
イヤッホーッ!仕留めたぞッ!!豚ヤロウめ、ざまぁみやがれッ!!
応援のクルーもやって来るだろ。本格的な検証はそれからだな…。
それにしても…ナリはあんなだったが、恐ろしい豚だったぜ…。
>他のクルーが到着した。
[ヒメネス]
生存者ゼロ、か…。予想してたことだが、残念だな。まあ、隊員の多くはゼレーニンのように連れ出されて、悪魔の慰み者にされたようだが…。まったく、万物の霊長、人間サマがここじゃ形無しだな。
>クルーたちが作業している
[ヒメネス]
で、例の交信機はどうだぁーッ!?
よーしッ、わかったぁーッ!!そっちに向かうーッ!!…オーカスからロゼッタが取れなかったのは残念だったな。また追っかけるしかあるまい。期待はあの、俺たちと地上をつなぐ交信機だけか…。よし、運搬作業に入ろうぜ、ヒトナリ!
…イカつい体をしてんな。この重力子通信機とやらは。さて、コイツがオレたちの助けになるかね…そうなってもらわないと困るが。よし、ヒトナリ。オマエはそっちを…。うん……?なんだ、あの光は…?……はッ!もしかするとッ!?悪いが、ヒトナリ!ココは任せたッ!
>ヒメネスは部屋の隅へと駆けていった…。
[ヒメネスの声]
…ハハッ…ハハハッ……!おまえかッ!おまえなのか!?やったぜ!ハハハハッ!
[ヒメネス]
見ろよッ!ヒトナリ!あいつが居やがったッ!ホラ、バガブーだよッ!オーカスに吸い込まれた!
>ヒメネスは奇妙な色の物質を差し出した。
[ヒメネス]
デビルソースになっちまってるが、コイツは間違いないッ!バガブーだよッ!レッドスプライトの機材を使えば、なんとか復活できるだろうよッ!…あのバカ、またしゃべりを教えてやらないといけないのかよッ!ハハハハッ…!さあ、ヒトナリ!急いで戻ろう…おっと、急いで運ぼうぜッ!
>ヒトナリはグレーバー通信機を手に入れた
(シュバルツバース合同計画との通信)
[ヒメネス]
やべぇな…無事に帰れたとしても、地上も悪魔だらけかよ…。
それじゃ…何の助けも無いって事かッ…!?…苦労してグレーバー通信機を手に入れ、ようやく出来た地上との交信だったが…。「地球がいよいよヤバそうだ」って報告が増えただけか…?
オレはこう見えて現実主義者で、目の前の事実に素直なんでな。それとも何か?アンタが夢のある話でもしてくれるのか、ゼレーニン中尉?
[アーサー]
夢の話はわかりませんが、今後の調査隊の展望を話したほうが良さそうですね、ヒメネス隊員?
[ヒメネス]
…最近は多少、話を合わせてくれるんだな。オマエでもゼレーニンでも構わんが、出来るもんなら、オレの陰うつな気分を和らげて欲しいもんだ。
(アーサーより時空位置座標の重要性についての話)
[ヒメネス]
…ヒトナリ、意味がわかるか?
(アーサーからの説明)
[ヒメネス]
……!!それは本当かッ!?
正直、おまえに励まされるのはいい気はしないが…期待してしまいそうだぜッ!よし、はやくロゼッタも手に入れようぜッ!あのブタ野郎を見つけ出してっ!
(ホールにて)
[ルイ・サイファー]
~~ただ、君にはまだ少し力を振るうことが許されていて…。
5振り子の落ちる先を変える事くらいはできるようだ。混沌と秩序、どちらに与するかのね…。おや…?まあ君たちに客人が来たようだ。ゆっくり話せればと思ったが…これでは仕方がない。では、これで失礼するよ。
(フィールドにて/オーカスのエネルギー反応)
[ヒメネス]
このエネルギー反応は…あの豚ヤロウのものか?そこの階段あたりからだ。ヒトナリ、追ってみようぜッ!
オーカス、待ちやがれッ!アイツ、消えやがったッ!どうする、ヒトナリ!?これじゃ追いかけられねえぜっ!?
…ヒトナリ、それはなんだ?さっきオーカスが落としたやつだろ?何かとボロボロよく落とすな、あのブタ野郎ッ!アイツ…食あたりか何かか?食あたり…ウゲ…。……。…!それはいいとしてだッ!それで何か作れるかもしれないな。オーケー、アーヴィンのところに持っていってみようぜッ!
(オーカス撃破。ミッション:カリーナのロゼッタ入手完了)
-----------------------------------------------------
(ホールにて)
[ヒメネス]
…ここにスカートをはいた少女がいた?ルイ・サイファー?そんなクルー、いないだろ…いよいよ、オマエも幻覚を見るようになったか。……!?もしかして、悪魔が…!?…いや、だったら他に目撃者がいてもいいし何か跡を残していくだろう。どうだ、バガブー?何か気配があるか…?
[バガブー]
……。デビ…デビル……?。…ノ…ノー……。
[ヒメネス]
ハハハッ、いないってよッ!しかし、コイツが戻ってくるとはなぁ。アーヴィンのヤツも驚いていたよ。よく復活成功したもんだってッ!ボーティーズで助けたときにはどれだけ生きてられるかと思ってたくらいなんだが…
[ゼレーニン]
…やめてもらえないかしら?艦内では、極力、悪魔を召喚しない決まりよ。前も見かけたけど、ヒメネス、あなたは少しルーズだわ。
[ヒメネス]
…固いこと言うなよ。迷惑をかけてるわけでもねーし。こういうスキンシップが実戦のためには大事なんだぜ?それに、このバガブーにはリハビリが必要なんだよ。この間まで「物」だったからなぁ。
[ゼレーニン]
…危険な考えよ。悪魔が人間に従うのは、召喚プログラムがあるから。心が繋がってるからじゃないわ。…ヒトナリ、あなたもこういう時は意見すべきよ。間違いの起こらないうちにね。それじゃ…。
[ヒメネス]
悪魔嫌いが治ることはなさそうだな。あの女。嫌ったって、悪魔が存在するという事実は変えられねぇっていうのに。仕方のねぇヤツだ…。
(新セクターへスキップドライブのアナウンス)
[ヒメネス]
さて、準備をするか…。…なあ、ヒトナリ?
仮に…いや必ずかな。オレたちが地上に戻れたとして…。その時、オマエは召喚プログラムをどうする?いや…聞くまでも無いか。デモニカもろとも、取り上げられるだけだな。所詮、オレたちは一隊員に過ぎないからな……。
(デルファイナス到着。シュバルツバース合同計画との通信)
[ヒメネス]
…そう気にしなくても。任務に苦労は付き物だしな。
いや…案外楽しいもんだぜ。何が出るやら、ドキドキだしな。
そうだよなぁ、みんな?
[ゼレーニン]
…あまり毒づかないでくれる、ヒメネス?
彼らも本当に済まなく思ってるのよ。規律を乱すようなことをされては困るわ。
(通信班ムッチーノが残り時間を伝える。通信終了)
[ヒメネス]
…ずいぶん期待されてるな。帰ったら、国中をパレードすることになりそうだ。最も、帰れればの話になるがね。
(アーサーの任務説明)
[ヒメネス]
…見つけた悪魔は、どうすれば?友達になればいい?
…皮肉が通じないとやりづらいな、ヒトナリ。
ともかく、見つけた時点で対策を考えた方がいいかもしれんな。
-----------------------------------------------------
【デルファイナス/ミッション:デルファイナスでのロゼッタ入手】
(医療室ゾイより問題発生の連絡。「保管物」の消失。医療室へ)
[ヒメネス]
…えらく取り乱してるな。落ち着けよ。
あの隊長の…遺体が…!?
落ち着いていこうぜ。艦内を悪魔がブラブラしてるなんて考えにくいってオマエも分かるだろ?
敵悪魔はこの船に侵入できないし…。召喚プログラムから逃げ出せる仲魔も存在しないぜ?
…イヤ、オレは訓練のためにバガブーを呼び出したりするが悪さをさせた覚えは無いぞッ!
(デルファイナス探索開始)
[ヒメネス]
なんかこう…デモニカを着ててもニオってきそうな場所だな
いや、目にも染みてきそうだぜ…。最悪なセクターだ。
(ゼレーニンの会話)
…中尉殿もずいぶん大胆になったもんだ。いやはや、天使の加護は偉大だな。
…冷静なもんだ。訓練を受ければ、使える兵士になるだろうよ。
よーし、行こうかヒトナリ!ゴミの山が呼んでるぜッ!
(ゼレーニンの救援要請)
[ヒメネス]
おっと、ヒトナリ。こっから先はオレたちの担当エリアだ。オマエは戻って調査しな。
…何?聞いてないッ!?そんなハズは無いぞ!
…いや、オマエには伝えて無った気がしないでもないが…。
この際、聞いた聞かないはともかくッ!オマエにばかり成果をあげられたんじゃこっちも格好がつかないんだッ!
ここから先は、このヒメネスを中心に捜査するッ!いいなッ!ぐだぐだ言うなよッ!
オマエはそっちに戻って調査するんだッ!
はやく行けッ!あんまりオレをイライラさせるなッ!
(ゼレーニン発見)
[ゼレーニン]
ヒメネスにも応援要請をしてみたけど…。『てめえで何とかしろッ!天使でも何でも呼べばいいだろッ!』
…凄い剣幕で怒られたわ。何をそんなに怒ってるのかって思ったくらいよ。
(観測終了後、バガブー登場)
[バガブー]
ブゥーッ!!ブゥーッ!!
バガ、ブーッ!ヒメネス!バガ、ブーッ!ヒメネス!
ゴォーウッ!ゴォーウッ!
ブゥーッ!!ブゥーッ!!ケイムッ!フレンッ!バガブーッ!
[ゼレーニン]
あ…あれは…!?ヒメネス…!?
[ヒメネス]
……。…くい……に……い……。
…くい…くい……に……にくいッ…!ウガアアアッッッッ!!
>ヒメネスは襲い掛かってきた!
(戦闘開始)
[ヒメネス]
みんな…みんな……テキだッ!!オレを……コロそうとするッ!!
コロすんだッ!コロされるマエにッ!!
ウガアッ……!?ウアアアアアアッッ……!!
ウオ…ウオォォォッ…。
違うんだ…オレは…どうしちまったんだッ…!?
>ヒメネスは錯乱している!
[ヒメネス]
離れろ、ヒトナリ!!オレから、早く……!
[バガブー]
バガ!バッガ…!ヒメネス!ヒメネス!
[ヒメネス]
…バガブー!!オマエも離れろッ…!
もうオレは…ウアッ…!ウアアアアアアッッ……!!
…コロすッ!みんなコロすッ!
[バガブー]
ブゥーーーーーッ!
(MK型治療器完成)
>デモニカのクルーがいる…。
>どうやらヒメネスのようだ。こちらには気付いていない…。
>立ち去る
>ヒトナリは刺激をしないよう静かに立ち去った…。
>MK型治療器を使う
>ヒトナリはMK型治療器をヒメネスに向けた。
[声]
バッガ!ブゥーーーッ!!
[バガブー]
ヒメネスッ!デ、デンジャー!ブゥーーーーッ!!
>ヒメネスの仲魔バガブーが立ちはだかった!
[ゼレーニン]
ちょっと!あなたのマスターを助けようとしてるのよ!邪魔をしないで!!
[ヒメネス]
…ウオオォォッッ!!オマエ、だれだ…!!
…テキ……テキだッ!!
[ゼレーニン]
ヒトナリ、仕方ないわ!一緒に撃って!
>ヒトナリはMK型治療器を発射した!
[ヒメネス]
・・・グヌゥゥッッ!!
[バガブー]
ンブゥーーッ!!
[ゼレーニン]
ヒトナリ、ヒメネスは!?
[ヒメネス]
……。………。……?オレは、一体…どこにいるんだ!?
[アーサー]
タダノ隊員、ヒメネス隊員の意識障害が回復しています。デルファイナス奇症は治まっているものと思われます。ただちに身柄を保護してください。
[ヒメネス]
ヒトナリ…?オレをレッドスプライトに連れてく…?状況が見えないが…ともかく、従ったほうがよさそうだ。
……!!バガブー!?おまえまで!?
ちょっと待て、ヒトナリ!帰還の前にコイツをデモニカに戻させくれ!
>ヒメネスは仲魔をデモニカに戻した。
[ヒメネス]
何だか…妙な記憶だが…おまえに守られてたようだな、バガブー…。ありがとうよ、礼を言うぜ。
[ゼレーニン]
…ちょっと、礼を言う相手を間違ってるんじゃない?
[ヒメネス]
もちろん、オマエたちにも感謝してるぜ…痛たた!
しかし…一体、何が起こってたんだ?体がアチコチ…悲鳴をあげてるぜ…。
>ヒトナリたちはヒメネスを連れて戻った…。
(レッドスプライト号帰還/ミッション:デルファイナス奇症の隊員を治療完遂)
[タイラー]
…死者が出てしまったのは残念だがな…。
[ゼレーニン]
…ヒメネスは、しばらく休養ね。じっとしてればいいけど。
(アスラ撃破)
[隊員の女性]
ヒメネス、もう体はいいの?
[ヒメネス]
…ああ、大体な。
それに、悠長に休んでる場合じゃねーんだろ?
…おぅ、ヒトナリ。心配をかけたな…。
オマエがオレを撃ってくれたおかげで正気に戻れたよ。
[ゼレーニン]
……。どこも変わりはない、ヒメネス?元のように動けてるの?
[ヒメネス]
ああ…、問題はないぜ。
いや…そうだな…強いて変わったことを挙げれば…。
気のせいか…仲魔の気持ちが良くわかるようになったくらいかな?
なってみるもんだな…「悪魔憑き」ってやつにも。
[ゼレーニン]
……!!信じられない人!!どうしてあなたは、そうなの!?
冗談のつもりかもしれないけど、そういう態度が規律を乱しているのよ!?
悪魔同然の姿を治してもらえたのに、悪魔も良かったですって!?
どうすれば、そんなことが言えるの!?少しは改めたらどうなの!?
[ヒメネス]
……。どういう気持ちか…わからないだろうな。
人間同士が殺しあう中で、悪魔に守られてた、っていう身の上は…。
……。
あんまり人間を信じるのも考えもんだぜ?ゼレーニン…。
むしろ、あの狂った姿が本当のオレや…みんななのかもしれないぞ。
適当に、いがみ合ってた方がいいのかもしれないぜ。おれたち人間は…。
(他クルーの仲裁)
…どうやら、オレはまだ完全復活とはいかないようだな。
シャワーでも浴びて、ダメなら医療室で相談かな…。
それじゃな、ヒトナリ。
(アーサーの次セクター移動への説明)
[ヒメネス]
さて、すんなり逃がしてくれるのかねぇ…。
この悪魔の世界、シュバルツバースが…。
(次セクターーへスキップドライブ、観測とアーサーの注意喚起)
[ヒメネス]
おいおい、せっかくの士気高揚ムードに水を差さないでくれよ。仕方のねぇマシンだな。
まあ、オマエの無粋なところも今日くらいは大目に見るか。
-----------------------------------------------------
【エリダヌス/ミッション:バニシング・ポイントを発見せよ】
(シュバルツバース合同計画との通信、決定事項の伝達)
[ヒメネス]
決定…?そいつは何なんだ?
シュバルツバース…破壊作戦!?
(破壊作戦についての説明)
[ヒメネス]
…オレたちがここにいるうちに作戦実行、なんてことは?
…地上もやれば出来るじゃねぇか。
まあ、自分らの命が掛かれば必死にもなるんだろうけどよ…。
(エリダヌス探索開始)
[ヒメネス]
長かった調査もこのセクターでようやく最後だな。
早く帰ってご褒美をいただきたいもんだぜ。
[ゼレーニン]
油断しないで、ヒメネス。こういうときこそ気を引き締めないと。
[ヒメネス]
「勝って兜の緒を締めろ」か。まあ、確かにオマエの言うとおりだな。
[ゼレーニン]
随分とご機嫌ね。でも、油断は大敵よ。気を引き締めていきましょう。
[ヒメネス]
よしッ!とっととバニシングポイントを見つけて…。
[ゼレーニン]
こんなろくでもない所からはオサラバでしょ?
[ヒメネス]
おい聞いたか、ヒトナリ。ゼレーニンが冗談言ってるぜ。
(アーサーより、一部の通信異常の報告)
[ヒメネス]
なんだ、オイ?つまり通信が不安定なやつが出てるってことか?
とうとう俺たち自慢のデモニカにもガタが来たのかもな。
[カトー]
原因は究明中だが、どうやらデモニカの問題ではないようだ。
これはどうも、シュバルツバース内で大きなエネルギー体の移動があったことによる影響と推測されている。
[ヒメネス]
案ずるより生むが易し。目の前のミッションに集中だな。
[ゼレーニン]
…それって違う気がするけど…。
(ダークゾーン突破、ヒメネスからの通信)
[ヒメネス]
おい、ヒトナリ!オマエも、あのまっ暗な道を抜けてきたようだな。
この先も、かなり厄介だぜ。床にあるトラップに、オレもかなり苦労してる。
じゃあな、オレは先を急ぐぜッ!
さっさと、このクソったれな場所から逃げ出したいからな。
[バガブー]
ブ…ブ…、ヒメネス…。
>どこからか、鳴き声が聞こえてきた。
[バガブー]
バガ、ブー!…ヒメネス…ブー、ブブー!!
>奥でヒメネスらしき隊員が倒れている。
>バガブーは奥へと去っていった…。
>機動班の隊員が倒れている!
>よく見ると、眠っているヒメネスのようだ…。
>ゆすって起こす
>ヒトナリはヒメネスをゆすった…。
>しかし、ヒメネスは起きなかった。
>殴って起こしますか?
>ヒトナリはヒメネスを殴った!
>しかし、ヒメネスは起きる気配が無い…。
>蹴り飛ばして起こしますか?
[ヒメネス]
う、うう…。…ヒトナリ。助けに来てくれたのか?面目ない…。
なぜだか、体中が痛むな。
おい、バガブー。オレが寝ている間に、何が起きたか知っているか?
[バガブー]
ブ、ブブー!
[ヒメネス]
…って、こいつに聞いても仕方がねぇよな。
とにかく、助かったぜ。こいつはお礼だ。
>パトラストーンx5
>ヒメネスはバガブーと一緒に去っていった…。
(起こさないで進んだ場合)
>通信機に無線連絡が入ったようだ。
[ヒメネス]
よう、ヒトナリ。オマエ、変な床を踏まなかったか?
さっき、その床を踏んだら急に眠くなっちまったんだよ。
ったく、本当に厄介なところだ。オマエも、気をつけろよ。
(エリダヌス最上階へ)
[ヒメネス]
オマエ、あの地獄のような迷宮を脱出したのか?やるな。
どうだ?バニシング・ポイントは見つかったのか?
(アーサーの通信)
[ヒメネス]
相変わらず、曖昧な回答なんだな。だがよ、バニシング・ポイント以外にありえねーだろ。
(壁向こうにバニシング・ポイントを発見)
[ヒメネス]
で、でかしたぜッ!ヒトナリ!ついに見つけたなッ!
これでオレたちも、地上に帰れるぜ!
[タイラー]
やったな、ヒトナリ!苦労も吹き飛ぶ、いい報告だぜ!さぁ、オレも最後のひと頑張りだ!
[マッキー]
また、君が一番乗りだったね!ヒトナリ!何…?先へ進めない?
ああ、いいって!今、僕たちも応援に向かう!
みんなで探せば、バニシング・ポイントもすぐに見つかるよ!
(マッキーの性格と口調が違う?マクリアリーの間違い?)
(アーサーの突然の帰還命令)
[ヒメネス]
何だよ、いよいよ脱出間近って時にッ!どういうことなんだッ!
緊急事態って何だよッ!ちゃんと説明しろよッ!
オイオイ!仕方ねえで済むことなのかッ!?どうなんだッ!?
(レッドスプライト号帰還。アーサーよりカリーナで艦体発見の報告)
[ヒメネス]
…今さら調査だッ!?一体、何のためにだよッ!?
とっとと脱出しちまえば、それでいいじゃねぇかッ!
向こうから連絡は無いんだろッ!?それなら、エルブス号の時と同じで、誰も生きちゃいねーよッ!
[タイラー]
だ、だが、もしもだぞ…生存者がいたらどうするんだ?
このシュバルツバースに置き去りにしていくのか!?
[ヒメネス]
…どいつもこいつも、脱出できそうとなったら余裕を持ちやがって。いまさら正義漢ぶるのかよぉ。
何だって、こんな厄介を抱え込む真似をするんだか。まったく、面白くないぜ…。
[デント]
この中には、ギガンティック号に友人が乗っていたクルーだっているんだぞ、ヒメネス。
おまえはそれを分かって言っているのか?
[ヒメネス]
みんな。もっともらしいことを言うには言うが、本心はどうだかな。
とっくに死んじまったって思ってるんじゃねぇのか?
[ゼレーニン]
ヒメネス!言いすぎよ!
[ヒメネス]
…いいさ、行ってやろうじゃねぇか。ここで言い合ってるより早く片がつくかもしれねぇしな。
形見を拾い集めるくらいならワケ無いだろうしな。
[デント]
ぐう、この…!
(カリーナへスキップドライブ)
-----------------------------------------------------
【カリーナ/ミッション:カリーナの艦艇反応の調査】
[ヒメネス]
交信ができないなんて、何かトラブルを抱えてるのか、ギガンティックは?
オーカスが生きていたら、いいカモになっていただろうよ。
(カリーナの艦艇反応位置へ)
>目の前には巨大な艦船が停泊している・。
[ヒメネス]
あれが目的の艦か…。静かに止まっているな。労せずにミッションは完了しそうだ。
まさか、あの豚ヤロウが出てくるなんてことないよな?
[カトー]
こちら作戦班。無事に到着のようだな、任務ご苦労。
ターゲットの4号ギガンティックだが、映像で見る限り、損傷箇所はなさそうだな…。
むう…?ちょっと待て、艦の識別コードが…。
こいつは、ギガンティック号ではない…?
[ヒメネス]
レッドスプライト号に良く似てるぜ。これなんじゃねーのか?
[ゼレーニン]
人間のいない世界に、こんな形の艦船なんていくつも無いわよね…。
[アーサー]
…識別コード、および送信された画像の解析から、艦船名を割り出しました。
この艦船はギガンティック号ではありません。
これはレッドスプライト号の原型艦である…ライトニング号。
[ムッチーノ]
そんな情報、全く入ってなかったぞ!新しい進入艦なんて!オレたちを救助に来たのか!?何なんだ!?
[アーサー]
この艦は、国に所有されるものではなく、財団系組織がプライベートに所持していたはずです。
その点ではシュバルツバース合同計画の管轄外とも考えられます。
[ヒメネス]
何だか、怪しい雲行きだな…。救助しに来たって感じは…無いように思えるが、どうなんだか。
それで、どーするんだッ!?強行突入して、威かく射撃でもやってみればいいのかッ!?
[声]
…精鋭を集めたシュバルツバース調査隊にしては、ずいぶん下品で物騒だな。
>何者かが通信してきた!
[ヒメネス]
……ンあッ?誰だぁッ!?
[声]
…こっちに戦意は無いのだ。粗暴な振る舞いは控えて欲しい。
[アーサー]
あなたはライトニング号のクルーですね?
[声]
わかってるよ、あんたが指令コマンドのアーサーだろ?だが交信は控えさせてくれ。
ウチのシステムに入り込まれでもしたらコトだからな。
乗船許可を出す。数名、特使になるような人物を送ってくれ。
付け加えておけば…。君たちの事情は、おおよそ把握はしている。「合同計画」程度にはね。安心して、来てくれたまえ。
[カトー]
ライトニング号の通信、断絶されました!アーサー、どうする!?
[アーサー]
彼らは、敵意は無いと言ってはいましたが充分に注意して対応しましょう。
有事に対応できる人員をもってライトニング号との接触を試みます。タダノ隊員、ヒメネス隊員。
そのままライトニング号に乗艦し、彼らと接触してください。
[ヒメネス]
…やっぱり、厄介な事になったな。敵では無いようだが…オレたちには興味がなさそうだ。ともかく、話を聞いてみるか…。
>ヒトナリとヒメネスはライトニング号に乗り込んだ…。
[兵士]
…よし、止まれ!そこに立つんだ!大佐!レッドスプライト号のクルー、2名を連れてきました!
[男]
…うむ、ご苦労だった。
>ヒトナリたちは黒いデモニカを着た男の前に通された…。
[男]
いやぁー、ライトニング号へようこそ。こんな地上を遠く離れた魔の地で会うなんて…、前世で奇妙な因縁でもあったんでしょうね、私たちには。
[ヒメネス]
…あんたがココの大将か?
[男]
交渉人にしては、口が荒いんですね。…まぁ、ウチの部下もそういうのが多い。そのままで結構ですよ。
私が当艦含むジャック部隊を率いています。
ジャック大佐、皆は、そう呼びます。
[ヒメネス]
どーも、ジャック。今日はお招き…アリガトウ。
オレはヒメネス。こっちが……ヒトナリだ。一応、調査隊を代表して来ている。
[バガブー]
…ブーッ!バガ、ブゥーッ!ヒメネス!
[ヒメネス]
おい、バガブー!おまえはいいんだよッ!静かにしてろッ!
…あぁ、済まない。部下として使っている悪魔だ。
絶対服従で、害は与えない。安心してくれ。
[ジャック大佐]
悪魔と戦うには…悪魔の力を利用する。存じ上げていますよ。
いや、厳しい任務の中表敬いただいて申しわけないね。
しかも…ようやく脱出できそうだという佳境の時を迎えているのに。
[ヒメネス]
オマエ…どこまで知っているんだ?
[ジャック大佐]
先ほどもお伝えしたのですが…。みなさんが連絡を取っている合同計画と同程度の情報を持っていると認識してもらえれば結構かと。
調査隊が遭難した事、悪魔を使い悪魔と戦っている事、シュバルツバース内を進んできた事…。
空を飛び交う情報を傍受しても、差し障りはないでしょう?
[ヒメネス]
……。話が早くて…交渉係としては楽になったがな。
[ジャック大佐]
あなた方の情報があればこそ私たちは事故なくシュバルツバースに侵入できた。その点はお礼を述べておきます。
ですが、お互いで共同戦線を張るかとなれば…。それこそ、この場の交渉議題ですね。
[ヒメネス]
主導権はそっちにありそうだ。用件を整理して言ってもらえるのか?
[ジャック大佐]
それにはまず、あなたたちと私たちの立場を確認しないといけませんね。
あなたたちは…、人類を救うという使命を帯び、この魔の地に突入した
素晴らしいっ!グレート!賞賛されるべき、自己犠牲の行動だ!だが…私たちの場合は事情が少し異なる。
残念ながら、私たちは、私たちのスポンサーとなる方々によって派遣された身の上だ。
シュバルツバースという黒い砂漠をゆく隊商、とでもいいましょうか…。
ある種のビジネスマンとして…ここにいるわけです。重要なのは…利益と、富。
私たちと、私たちのスポンサーに利益をもたらすものが手に入ればそれでいいのです。
…人類を救うためのあなたたちと、ここを「開発」に来た私たち。立場は違います。
しかし…。私たちの目的は、反目する訳では無い。共存は十分に可能だ。
互いの行動を認め、妨害をしない、「相互不可侵」を原則に…。
助け合うべきは助け合う、良き隣人たる関係を築きたいと思うのですが、いかがかな?
そう…。悪魔と契約することすらできるあなたたちなら、造作もないことでしょう。
私たちは良い関係を築けますかな?
>人間同士助け合おう…分別のある交渉人で良かった。話はスムーズに進められそうですね。
>仲魔のほうが信頼できる…これはこれは、ごあいさつですね。なかなかタフな交渉になりそうだ。
だがしかし、お互いのためにも譲歩を願いたいところですな。
>人も悪魔もすぐには信頼しない…そういう生き方もありますかな。何事も警戒してかかれば損は無い
ですが、ここは歩み寄りたいものですな。異界で出会った、そうはいない人間同士…。
[ヒメネス]
まあ、こんな所で出会った人間同士、無駄ないさかいを避けたいのは同意となるだろう。
ただ念のため、調査隊の総意を仰がなくてはならない。即答は待ってくれ。
…しかし、清々しいほどストレートな告白だな。「金のために来た」…と。
共感するところが無いわけじゃないが…人類が滅ぶかもしれないって時に、無駄なことなんじゃないのか?
[ジャック大佐]
国連の使命を帯び、さらには地上に戻ろうとしているあなたたちには言いにくいが…
地上では、もはや信じられるものは失われようとしている。
国家を信じようが、神を信じようが、はたまた富を信じようが大した違いはない。
私たちや、私たちのスポンサーはその中の「富」を選択したわけです。
ズタズタの世界経済、危うい資本主義に取って代わる新しい規範となる「富」。
このシュバルツバースに眠ってるかもしれない、偉大な力がその「富」だと考えてね。
[ヒメネス]
…つまりは、新しい資源を手に入れて、金儲けがしたい、と。
[ジャック大佐]
フフッ…俗な言い方をすればそうなりますかね。
とはいえ、人を養うのは「富」だ。それがあるうちは路頭に迷わない。
それ無しに社会、人間社会は成り立ちやしませんよ。
…まあ、信条の議論はこんなところで良いでしょう。交渉を進めたい。
先ほども言ったように、あなたたちとは、良き隣人同士でありたい。
その隣人同士は、私の知る限り…互いに「問題」を抱えているようだ。
これを協力し合い、解決すれば、良い近づきになれませんかね。
私たちが提示する条件は、あなたたちの脱出のサポートです。
そちらが抱えている「問題」である、バニシング・ポイントの探索に協力しましょう。
まぁ、もっとも…そのサポートは私たちの帰還のためでもあるのかもしれませんがね、ハハハッ…。
[ヒメネス]
それで、そちらが欲しいものは、お隣さん?
[ジャック大佐]
これまで、さんざん有益な情報をいただいておいてなんだが…。
ウチのラボの方から、性能の良いフォルマサーチが欲しいと要望が上がっている。
あなたたちが使っているフォルマサーチが優秀であるなら、それを頂ければと思うが…。
[ヒメネス]
…まあ、それくらいなら何てことなく取引終了となりそうだな。
[ジャック大佐]
残念ながら、頂いただけではそれが「優秀な」フォルマサーチかは判断しかねるので…。
その性能証明ともいうべき未発見フォルマの入手も行っていただきたいのです。
平たく言えば…。新フォルマを見つけたところで、「フォルマサーチ」と「フォルマ」、その両方を頂きたい…となりますかな。
我ながら図々しい申し出とは思うが…。それに見合った見返りを出すつもりですから、お許し願いたい。
[ヒメネス]
…さすがの交渉術だな。要求はシビアでありながら、拒否しがたい条件がついている。
ともかく、この件はオレたちがこの場で決定するものでも無いし、さらに詳細をうかがっておこう…。
(ジャック大佐より、調達するフォルマの概要説明)
[ジャック大佐]
オイッ!ライアン!何が足りていない!
[ライアン]
…ハッ!ジャック大佐!足りてないのは、以下のフォルマであります!
1つ、ハイドロアップル!1つ、九重氷石!1つ、エックス金属!
以上、3つが部隊のラボから要求が出ています!
[ジャック大佐]
よーし、わかった!その3つだな!
…おわかりいただけたかな、御二方?我々と、相互不可侵の信を結び、その上で、協力関係を望むなら…。
今言った3つのアイテムをここに持ってきてくれないだろうか?
そうすれば、あなたたちのバニシング・ポイント探索にも協力しよう。
[ヒメネス]
…条件は出揃ったな。隊に戻って、相談するとしよう。
で、とりあえずの返信は、交信すればいいのか?
[ジャック大佐]
いや、ご足労となるが……当艦まで来ていただきたい。交信の使用は避けたい状況なのだ。
少し前に、何者かが私たちのシステムに侵入しようとした。
それをやったのは、我々の存在すら知らなかった君たちでは無いだろうが…。
トラブルに繋がるようなことは控えたい。一手の間違いが死を招く場所だ。
もしかしたら、通信に潜り込むことができる器用な悪魔でもいるのかもしれんがね。
[ヒメネス]
ウチの連中には、そう伝えておこう。交信はできない、とね。
[ジャック大佐]
では、答えを待つとしましょう。
…命を賭けて、ここに来たのです。お互い何かを手に入れ…帰りたいものですな。
命…資源…平和…達成…友…真相…希望…あるいは、覇権。まあ、なんでもいい。
さて、お引き取りください。これからの良い関係を…期待していますよ。
(アーサーの通信)
[ヒメネス]
相手はとんだクセ者だが…とりあえず敵意はないようだ。
それで、どうするんだ?やつらは「相互不可侵」をまずは要求していたが。
[カトー]
協力を強制しても、まずムリだろうし、どうもここは友好的にいっといたほうが良さそうだな。
ちなみに、対決なんてことになったら勝ち目はないぞ。
何しろ、艦の性能が違いすぎる。
見た目は似通ってるがな。レース仕様のスポーツカーとファミリーワゴン位の差はあるぜ。
俺たちのは、所詮、調査用。対して向こうは戦闘用。ケンカしても勝ち目は無いね。
[ヒメネス]
…それで、やつらが望んだ「貢ぎ物」の件は?
-----------------------------------------------------
【ミッション:ジャック部隊への資材提供】
[ヒメネス]
妙な形でミッションを請け負ってしまったな、ヒトナリ。
ジャック部隊…正直、気に入らないが、今は手を組むしかなさそうだ…。
(再度戻る)
[ジャック大佐]
やあ、ヒトナリ君。悪魔どもにやられることなくご活躍のようだね。
さて、今日の用向きは…。我々の望むアイテムの用意ができたとか?
>はい
ほぉー、それは素晴らしい!早速、確かめさせてもらおうか。
……。おやおや。どうも思い違いをしておられるようだ。
これでは、私たちの望むものに達してませんよ?おい、教えて差し上げろ…。
[ジャック部隊兵]
イエッサー!大佐ッ!
(説明、さらに復唱)
カボチャ頭にもわかるよう、復唱した次第であります!
[ジャック大佐]
…少々、口は悪かったが許していただきたい。
ともあれ、ここは出直していただくしかないようだ。
手こずっているようですが…あなたたちには期待していますよ。
>いいえ
…残念ながら、それ以外の用件で今、あなたがたと話すことはないですがね。
お互い、暇を持て余している身の上ではないはずでは?
…おい、お引取りしてもらえ。
[ジャック部隊兵]
イエッサー!大佐ッ!…さあ、こっちへこい!出口に案内はしてやる。
だがいいか、俺たちにこんなムダな仕事をさせるな!用のあるときだけ来い!わかったな!
(未発見フォルマ探索完了)
[ジャック大佐]
これは頂戴して良いわけだな。ありがとう。
…オイッ!受け取っておけっ!
[ジャック部隊兵]
イエッサーッ!大佐ァ!では、いただこうか。ブツを出してくれ。
>ヒトナリはジャック部隊兵にフォルマを手渡した。
…いい働きをしたな、おまえ。出世するぞ。
[ジャック大佐]
交渉の品は…もう一つありましたね。このフォルマを探し出した、優秀なるフォルマサーチ。こちらも頂きましょう。
私のデモニカに送ってもらえますかな?
>ヒトナリはジャックにデータリンクでフォルマサーチタイプBを渡した。
…これで完納ですね。どうもありがとう。
いただく物はいただいた訳ですから、報酬をお支払いしませんといけませんね。
部下に、バニシング・ポイント探索に協力するよう指示を出しましょう。
セクター・エリダヌス…でしたかな、あなたたちの呼び名では?
エリダヌスに展開中の部下に申し付けておきます。
詳しい確認は、そこで行ってもらえますかな?
では、よろしく…。
(ミッション:ジャック部隊への資材提供完了)
[ヒメネス]
さーて、このロクデナシ連中がどれだけ信用できるのかはわからんが…。
せいぜい働いてもらおうぜ。なぁ、ヒトナリ?
(エリダヌスへスキップドライブ)
[ヒメネス]
オレたちには地獄のこの世界も、奴らには金鉱に見えてるらしいがな。
こっちに金を掘る気は無いのを知ってるから、悪いようにはしないだろうよ。あの「フォーティーナイナー」たちは…。
[カトー]
……!?何だコレは!?
(バニシング・ポイント推測地点に異常反応。アーサーの注意喚起)
[ヒメネス]
…最後の難関発生かもしれないが、ここを乗り切れば、地上に帰れるんだ。やってやろーぜ、ヒトナリ!
(ゼレーニンがジャック部隊へ不安を感じる、と漏らす)
[ヒメネス]
…余計な事は考えなくていいんじゃないか、優等生?
放っておけよ、アイツらなんて。利用するか、それとも利用されるか…それだけの関係さ。
それとも合同計画のシュバルツバース破壊計画をご丁寧に報告するのか?
もっとも、そんな事すら奴らはご存知だろうけどよッ!
(エリダヌス最上階)
…恐れを知れ、ヒトナリ。
>デモニカの通信機を通じ、何者かが話しかけてきた!
[???]
災いの星の者たちと手を組んだか、ヒトナリ…。
だが、それでおまえがこの地を逃れることはできない。
「ママ」は、目を醒ました。おまえたちに裁きをくだすために…。
わたしは、それを見ていよう。病魔たるニンゲンの、一つの終わりを…。
>通信は切れてしまった…。
[声]
よぉっ、こっちだよ!ユーカンな調査隊員っ!
[ライアン]
大佐もヒト使いが荒いぜっ!俺をこんなとこまで走らすなんて。
キケンな気がビンビンじゃねーか。まったく、イカれてるぜ。
あー、それにしても早くヒト山当てて、ふんぞり返る気分になりたいもんだ。
…ホラよ。コイツがあれば、お前たちには見えなかった扉も発見できるってよ。
ジャック部隊の技術陣のお墨付きだ。
>ヒトナリはゲートサーチCを手に入れた。
[ライアン]
扉の向こう側には、とんでもないキケンが潜んでる気がするが…まあ、それはお前たちの問題だな。
すんなり脱出に漕ぎつけるかはわからんが……せいぜい励みな。
おっと、遠征ついでに実験材料を回収してまわらなくてはならんのだったな。
じゃあ行くかな。あばよ、ヒトナリ。
>ライアンは去っていった。
[ヒメネス]
…何の実験をしてるのやら。まあ、ご熱心なことだな。
おぅ、ヒトナリ。これでバニシング・ポイントに行けそうだな。
俺もそっちへ向かっているが、危険なら慎重にいけよッ!
さあ、地上までもう少しだッ!
(ウロボロス撃破)
[ヒメネス]
…仕留めたか、ヒトナリ!よくやったなッ!
援軍は一足遅れだったが、まぁ、結果オーライってことで。
だが…ウロボロスのヤツ、最後に気になること言ってたな…?
こいつがバニシング・ポイントか…。確かにすげーや。だが…どうやってここから脱出するんだ…?
(ウィリアムズによるエネルギーパターンの異常報告。ゴア出現)
[ヒメネス]
…隊長ッ!?ゴア隊長かッ!?何だってココにッ!?
(ウロボロス復活)
[ヒメネス]
ウロボロスのヤツ、復活しやがったッ!
どうする、ヒトナリ!?戦えるかッ!?
(アーサーより撤退命令)
[ヒメネス]
脱出はすぐ目の前だってのに…仕方ねぇなッ!
ヒトナリ、ここは一旦下がるぞッ!
>何者かの通信を受信した…。
[ジャック大佐]
いやぁ、ヒトナリ君。チョイと失礼するよ。
戦いぶりは中々だったが、相手が一枚上手のようだったね。ご同情を申し上げるよ。
さすがというか、異界の怪物たちは一筋縄ではいかないね。我が隊も注意せねばならない。
さて、ウロボロスのことで忠告差し上げようと思ってね。
我が部隊は、バニシング・ポイントに向かってエネルギーを送る、奇妙な存在があることを確認した。
君に貸与した、我が隊のメインアプリを活用するといいだろう。
これ以上の協力は致しかねるが…まぁ、試してみたまえ。
[ヒメネス]
…となると、このエネルギー源のスポットをつぶさない限りヤツは倒せないってわけか…。
(アーサーからの説明)
[ヒメネス]
スポットを見つけ出すって…エリダヌス探索をやり直しかッ!?
広さがどれだけあると思ってるんだぁッ!?
…仕方ねぇな、アーサーに文句言ったところで始まらん。手分けしてやるか。
じゃあな、ヒトナリ。この場は解散しようぜ。
(ゼレーニンからのエネルギー源位置報告)
[ヒメネス]
ひとまず、片っ端から潰してまわるか。じゃあな、ヒトナリ。
(再度、ウロボロス撃破)
[ヒメネス]
隊長…いや、ゴアはウロボロスに操られてたんだな。
支えを失った今は、何の力も持たないも同然だ…。
このシュバルツバースで…体の朽ちる時を待つだけかもな…。
[タイラー]
敵だったとはいえ…結局、俺たちを襲ってくることは無かったな…。
心底、部下思いだった「隊長」が、「ゴア」にそうさせたかな…。
[ウィリアムズ]
さようなら、ゴア…隊長…。
[ヒメネス]
…やったな、ヒトナリ。よくウロボロスを倒してくれた。
今度こそ、脱出できそうな気配じゃねーか。
見ろよ。バニシング・ポイントが口を開けてるぜ。
(アーサーより地上脱出アタックの態勢移行への説明)
[ヒメネス]
みんな、モタモタするなよッ!置いてかれちまうぞッ!
…おっと、オレも急がないとなッ!
(レッドスプライト号帰還。アーサーの説明)
[ヒメネス]
…持って帰れるのは、そのウロボロスから取り上げた奇妙な土産くらいか?ヒトナリ?
航海安全の御守りくらいにはなってくれればいいがな、ハハッ…。
[アーヴィン]
おいおい、持って帰れるのはそればかりではないぜよ。
資材班としてはお土産は満載になっちゅうよ!
新素材に、新装備。テクノロジーのフルコースで地上のやつらは目を回すぜ!
(ゼレーニンの会話)
[ヒメネス]
シュバルツバースの謎ね…そいつに答えが必要か?
どう思う、ヒトナリ?シュバルツバースの解明が必要か?
>人類のために解明するべき
…懲りない奴だな、オマエは。ここに残るなんて言い出さないでくれよ。まあ、調査クルーとしては立派な心掛けだがな…。
>破壊されればそれでいい
>ここでの事は忘れてしまいたい
(バニシング・ポイント航行中、謎のエネルギー体接近)
[ヒメネス]
…どうしたッ!?やられたのかッ!?
(三賢者の間へ)
[右からの声]
=ヒメネスなぜ「母」は、おまえを翼持つ身体に産まなかったのか?
[左からの声]
空から地を眺め「世界を支配できる」などと驕り高ぶらぬようにするためよ。
[正面からの声]
人間の叡智?科学力?どれほどのことができるつもりでいるのやら…!
[ヒメネス]
…何者なんだ、コイツらッ!?悪魔…悪魔なのかッ!?
野郎、オレの頭に話しかけるなッ!離せッ!離しやがれッ!
ヒトナリ、戦おうぜッ!
(シュバルツバース破壊作戦のビジョン)
[ヒメネス]
やつら、始めやがったのかッ!?破壊作戦をッ!?
畜生めッ!ハメやがったなッ!まだオレたち脱出してないだろッ…!
…効いてないッ!効いてないぞッ!破壊作戦は…失敗したんだッ!
[正面からの声]
せいぜい聞いてみるといい。回路の霊、破滅を隠し持つ偽りの霊に…。
(レッドスプライト号へ)
[ヒメネス]
…何ひとつ、成功しやしなかった…。
地上へ脱出するつもりがこのザマだ。何の力も無いな…オレたち人間には…。
(アーサー復帰)
[ヒメネス]
くたばっては無かったようだな、このポンコツが。
(アーサーの説明)
[ヒメネス]
ミッションの提唱者が「脱出できる状態ではなかった」と言うんだから…。
きっとそうなんだろうよ。
(引き続きアーサーの説明)
[ヒメネス]
メムアレフ…?
…何もかもが信じがたい状況になってきたな、ヒトナリ?
今までのミッションの苦労が水の泡となったところに、今度は違うターゲットの話だ。
オマエは「イエッサー」と乗り換えることができるか?
[タイラー]
…任務に従事したくないというヤツはやらなければいい。
やるという奴…俺らだけでもやってやるさ!
任務が嫌な奴は機関室の床で横にでもなってろ!連れて帰ってやるよ!
[ヒメネス]
あまり気は乗らないが…。そのエキゾチック物質とやらがここで見つかるかどうかが分かるまでくらいは…。
このレッドスプライト号のクルーでもいいかもな。
-----------------------------------------------------
【フォルナクス/ミッション:フォルナクスのエキゾチック物質】
[機動班クルーA]
…おいヒメネス、どうした?珍しく静かだな?異様な雰囲気に飲まれたか?
[ヒメネス]
…別にビビったりはしてないぜ?奇妙な場所だが、落ち着く気も…しなくはない。
[機動班クルーB]
へぇ、余裕あんだな。それは見習わないと。
(モロク撃破)
[ヒメネス]
ヒトナリ、ずいぶん派手な戦いだったな。悪魔の悲鳴がこっちにまで響いたぜ。
…どうやらこのセクターは、今までとは一味違うようだ。
お互い、悲鳴を上げる方には回らんよう気をつけて行こうぜ!
(オルクス撃破)
[ヒメネス]
うまく倒したな、ヒトナリ。さすがだ。
これで危ないヤツが1体減ったわけだ。助かるぜ。
しかし、あの豚ヤロウの正体がこんなだとはな…。
全く、悪魔ってのは得体が知れねぇぜ。当たり前だけどな。
それじゃ、オレも任務に戻るぜ。じゃあな。
(アーサーより緊急帰還の命令)
[ヒメネス]
…また問題発生か?クルー使いが荒くてたまらないな。
もはや置き去りにしてもらってもかまわない気がするがね。
仕方ない、ヒトナリ。帰還しようぜ。
(レッドスプライト号帰還。緊急任務の告知)
[ヒメネス]
怪しい匂い粉々の連中だったからどう動いたって驚きはしないが…。
オレたちを狙って、ヤツらの得になるようなことがあるのか?
損得勘定はしっかりしてたように思うぜ。
(ジャック部隊が不穏な動きをしている件について説明)
[ヒメネス]
ライトニング号の中で話した時からいけ好かない感じだったが…
ますます信用できない連中だぜ。なあ、ヒトナリ?
(スキップドライブ)
[ヒメネス]
今頃、迎撃の相談をしてるんじゃ無ければいいがな…。
…オレたちをご指名のようだぜ、ヒトナリ。
(ジャック基地へ)
[ヒメネス]
ほぉ…大した洞窟基地じゃないか。いろいろ設えてあるぜ。
こいつは、ますます…何をやってるのか気になるな。
…しかし、快適な環境だな。大気も気温も申し分ない。
デモニカ無しでも動けそうだ……。
>ヒメネスはデモニカの頭部デバイスを外した。
……ふぅ。結構な別荘を作りやがったもんだぜ…。
[バガブー]
…ブー?バガ…ブー……。ヒメネス、ナンカ…。
[ヒメネス]
何か気になる物でもあるのか、バガブー?
…ハハッ、見慣れない場所だから戸惑ってるみたいぜ。
(誤植?)
落ち着けよ。
よし、ヒトナリ。ジャックの話を聞きにいこうぜ。
(戻ろうとする)
ヒトナリ、どこへ行くんだ?今はジャックと会うことが先だろ。
>ジャック部隊の兵士が立っている。
[ジャック部隊兵]
…おっと、ここまでにしてもらおうか。許可のない奴を入れるわけにはいかねぇぜ。
悪魔のように撃ち殺されたくなけりゃとっとと帰んな!
[ヒメネス]
ここは悪魔ハンティングの拠点基地だっていうのか…?ずいぶんと悪趣味だな。
ジャックに会わせてくれよ。話が聞きたい。
[ライアン」残念だが、ジャック大佐がオマエたちと会うことはねーな。
それなりに忙しい身なんでな。俺たちも…。
この基地にビビって来たんだろうが、正直、放っておいて欲しいね。
ここは地上とは違うんだから…。
[ヒメネス]
主張はごもっともだが…。一言ぐらい、引越しのアイサツがあってもいいんじゃなかったのか?
こんな立派な御殿を、建ててそのまま、てのはどうもね…。
[ライアン]
俺たちは、俺たちのユートピアを建設しようとしてる…それでいいんじゃないか?
安心しな。俺たちは、オマエたちには干渉しない。欲しい物が同じにならない限りはな。
それでも余計な真似をしようとするんなら…分かってるだろ?
戦力の差は歴然なんだ。変な気は起こさない事だな。
…ああ、オマエたちが真似して時空創造しようとしても無理な話だぜ。艦のプラズマ出力が違いすぎる。
さあ、話はこんなもんでいいだろ!大佐だって、これ以上のことは話さないぜ!
[ヒメネス]
……。…仕方ない、帰艦しようぜ。ヒトナリ。
戦争が始まらないことは確認できたんだ。そう報告しよう。
[ライアン]
オマエたちの脱出成功を願ってるぜ!一度くらいの失敗でくじけるなよ!ハハハッ!
[バガブー]
…ブー、ブーーッ!!ヒメネス、コイツ、ウソ!
[ライアン]
…なんだ?しつけのなってねぇ悪魔だな。
オレがマスターなら1発パァーンと…ううん?
オマエ、妙な悪魔を使ってんだな。どこで捕まえたんだ?
いや、小遣いが欲しいなら買ってやらんことも無いぞ?
[ヒメネス]
…ちょっと訳アリなヤツでな。見つけるのは無理じゃないかな。売る気も無いね。騒がしたな、あばよ。
[ライアン]
…まあ、気が変わったらそいつを売りに来るといい。
それとくれぐれも、変な気をおこさんようにな…。
(レッドスプライト号帰還、アーサーの会話)
…残留クルーがいればいいんじゃないのか?
この基地に誰かが残って、ヤツらを監視すればいいんじゃないか、…てことさ。
ヤツらの行動を逐一、監視できていればオレたちの調査任務にも専念できるだろ?
ここに…いるから提案したんだぜ?
仕方ねぇヤツらだな。誰もやらないようなら、オレがやろうって言ってるのによ。
それとも…オマエがやるか、ヒトナリ?
>この基地に残ってジャック部隊を見張るか?
>はい
おっと、そう答えられると困るんだがなぁ…。
>いいえ
まあ、そうだろ。「はい」と答えられたらどうしようと思ったぜ、ハハハ。
気にしないでオレに任せてくれ、ヒトナリ。自分がやりたいから言い出しただけだ。
なんというか…ジャック部隊を放っておけないって感じるんだ…「本能的」というのか?
バガブーも騒いでいたが…オレも同じでね。
ヤツら、まだ何かオレたちに大きな隠し事をしてる気がするんだ。
それにまあ、あくせくフィールドを駆け回るより、楽隠居したいって気持ちもあってな、ハハハ…。
もともと、ブルージェット号から移籍した雇われ人員だ。
これくらいの身勝手はいいだろ、アーサー?
[タイラー]
なんというか…俺は、おまえを誤解してたのかもな、ヒメネス。
感情的で、わがままな、嫌な野郎だと思ってきたが…。
献身的なところもあるんだな、おまえ。
「ヒメネス」…こういうカン違いが出るから困るな。
オレは自分の感情に、正直に、素直に、ナチュラルに動いてる…それだけのことだ。
(ゼレーニンの発言)
…もっと良い方法をご教示いただけるんならそれに従うかもよ、ゼレーニン中尉?
何も無いなら、せめて気持ち良く送り出してもらいたいもんだ。
…じゃあな、ヒトナリ。また会おうぜ。さあ、行くぞバガブー!
[バガブー]
バガ!ブーッ!
>ヒメネスはジャック部隊基地へ降りていった…。
(ジャック基地へ)
[ヒメネス]
なんだよ、オイ。心配にでもなって来たのか、ヒトナリ?
これでも隠れたつもりでいるんでむやみに接触されたくないんだがな…。
…もっとも、奴らにはバレバレなのかもわからんがね。
ともかく、ここはオレに任せておまえはフォルナクスに戻るんだ。
(ミトラス撃破。緊急連絡)
[ジャック大佐]
…こんな警告を送らなくてはならないとは…残念だよ、レッドスプライトの諸君。
互いの行いには干渉しないという取り決めだったはずだが…。
君たちはそれを破った。ルール違反、契約の不履行だ。
もはや私たちは良き隣人同士ではない。友好関係は解消だ。
[タイラー]
おい、待て!俺たちは状況を把握してない!
おまえたちヒメネスをどうしたんだ!?
[ジャック大佐]
さてさて、工作隠しにしらばっくれるか…、まあいい、教えてやろう。
君たちの仲間であるヒメネスは…。この基地内に無断で侵入し、我々の研究を妨害する重大なサポタージュ工作を行った。
つまり、このジャック部隊に対する破壊工作であり、敵対行動だ。
[ヒメネス]
ヒメネスが…破壊工作を!?あいつの単独行動だ!
[ジャック大佐]
彼は私たちの研究施設に忍び込み…。我々が捕獲していた「実験材料」たちを逃がして回ったのだよ。
すぐに鎮圧したので事なきを得たが…。
気づくのがもう少し遅ければ、我が部隊は多大な被害を出していただろう。
[ライアン]
あのヤロウ、俺たちが苦労して集めてきた悪魔どもを苦そうとしやがった!
手下の仲魔を使うなんて小賢しいマネまでしてな!
悪魔どもが暴れまわってたらそれこそどうなってたかわからんぜ、クソッ!
[ジャック大佐]
余計な詮索はやめていただこう。我々は、我々の目的に沿ったビジネスの努力をしているだけだ。
妨害を受けるいわれは無い。
[ライアン]
マヌケなヤロウだなヒメネスは。
実験材料を助けるつもりが…自分が実験材料になりやがった!
俺たちの命を危険にさらしたヤツだからな。報いは受けてもらうぜ。
[カトー]
お前たち…ヒメネスを実験材料に使うつもりか!?
正気か!?あいつは人間だぞ!人間を実験に使うつもりか!
[ジャック大佐]
どういう扱いにするかは悪魔研究チームに一任したよ。
有能な私たちの研究チームだ。有効に使ってくれることだろう。
[マッキー]
やめろ!ヒメネスを返せ!要求は何なんだっ!?
[ジャック大佐]
何も必要ない。私たちは、君たちとの関係を断ちたいだけだ。
…私たちを甘く見ていたようだな。調査隊の諸君。
生半可な覚悟で入れるほどシュバルツバースは安全な場所か?
命の1つや2つ、10や20…平気で吹き飛ぶ場所だ。
仲間との別れで、そのことを思い出すといい。
・・・ジャック基地以降中略・・・
-----------------------------------------------------
(ジャック基地にて不穏な動き。ライトニング号からの入電)
[ライアン]
やぁ。レッドスプライト号のみなさん。…つまりは、クソッタレども!
別にアイサツの必要は無かったがテメエらの仕打ちに頭に来てたんで知らせてやることにした!
…なんて優しいんだ俺は。望まなくても天国行きだな。
(マッキーの発言)
…ご名答だ!出来るクソッタレだな、お前は!
お前らのマヌケな仲間たちは俺たちがブッ殺してさしあげた。給料の払いが浮くな。感謝しろ。
ジャックも良い技術を残してくれたもんだ。上手いこと隠して。
変に生真面目じゃなけりゃあ、もう少し長生きできたのになぁ。…まぁ。仕方がねぇ。
このライアン様はジャックとは違うぜ。もっと人間を知っていて、謀略に長けていて、アグレッシブだ。
とっておきの悪魔軍団を作ったらお前たちを皆殺しにして、全部奪い取ってやる!
覚悟しとくんだな!
[声]
…だから、あの時に潰しときゃ良かったんだよッ!
[タイラー]
ヒメネス…おまえ…。
[ヒメネス]
これで分かっただろ?甘っちょろい情けなんかこの世界に必要ないってなッ!
ヤるか、ヤられるかだ。分かりやすい話じゃねぇか。さっさと報復行動開始といこうぜ。
なんなら、オレだけでもやってやるぜ。
今すぐ、ライトニング号を鉄の棺桶に変えてやらぁッ!。
(誤植?)
おいッ!アーサー。掃討ミッションを発令しろよ。
そのためにクルーを帰還させたんだろ?
…なあ、ヒトナリ。
オマエだって、やる気だよな?
>やる気だ
>少し様子を見よう
会話なし
(ゼレーニンの発言)
はッ!どんだけイイ子ちゃんなんだ?オマエはよッ!
「殺してやる!」と言ってきた相手に何を遠慮する必要があるってんだッ!?
協定は破る、悪魔を兵器化する…。
隊全体の安全保障から考えてもよ、このせん滅は正当化できるぜ。
非難を受ける道理なんざねぇだろ。
でもじゃねぇ!それなら聞くが、血を流さない方法とやらはあんのか?
それが出来るんなら、オレはそれでもいいんだぜ?どうなんだ、出来るのか?
(ゼレーニンの発言)
また、あの天使に頼るのかよ。仕方のねぇ女だな。
>いやだそれみろ。ヒトナリだってせん滅案に賛成だよな。
さすが機動班。よーく、分かってる。
なあ、アーサー。オマエも分かってるクチだよな?
(アーサーの発言)
ジャック部隊を何とかするなら、やり方は自由…ってわけか。
(ゼレーニンの天使化。レッドスプライト号帰還)
[ヒメネス]
…それは、どうだかな。
献身のマネ事に酔った自己満足かもしれないぜ…?
みんなのためなんだか、自分のためなんだか…。
…オレにあんまり話しかけないでもらいたいな。
どうもその声が頭に響いてキンキンするぜ。
ジャック部隊のことはやってみるがいいさ。…本当に出来るんならな。
(ジャック基地でゼレーニンの歌唱)
>ヒメネスが現れた…。
[ヒメネス]
…なんだ、こいつらはッ!?気味が悪いぜッ!
これが…オマエの力かッ!ゼレーニン!
正しき方向だと…?オレにはこいつらがイカレちまったように見えるがなッ!
とんでもないやつらを増やしてくれたもんだッ!ゼレーニン!
[タイラー]
…何を言うんだ、ヒメネス。俺にはお前が、言いがかりをつけてるようにしか見えないぞ。
俺たちどころか、ジャック部隊にも被害を出すことなく投降させてるじゃないか。
…ありがとうゼレーニン。おかげで血を流さずに済みそうだ。
[ヒメネス]
ゼレーニン…。オマエは…次は何を…。
…オイッ!ライアン!悪魔たちはどこだッ!
聞こえねぇのか、オイッ!ライアンッ、答えろッ!
…チッ!従うのは、ご主人様の言葉だけかよッ!
…「夜魔マーヤー」?こいつら、どこに行く気だ…?
…ヒトナリ、悪いがちょっと抜けるぜ。
オレはしばらく、あいつらを追いかける。
同じように実験の犠牲になった身の上のあいつらが何をしようとしてるのか…。
オレには、知っておく必要がありそうだ。
…大丈夫だ。そのうち戻るからよ。じゃあな。
…ゼレーニンには気をつけろよ。
>ヒメネスは悪魔たちに付いていってしまった…。
(レッドスプライト号へ帰還)
[声]
…残念だが、今のままじゃマーヤーのところにたどり着くこともできねぇぜ。
今話していた悪魔たち…アイツらに連れられ、行ってきた。
セクター・グルースの「隠れ場」へさ。
ヒトナリなら分かるだろ?スペーススキャナで発見できる隠された空間…。
そこに、悪魔たちの集落がある。
マーヤーがいる場所も、その「隠れ場」から繋がっているとしたら…。
そこを一度経由しないと、マーヤーにはたどり着けないぜ。
だが、安心しろ。
>ヒメネスは怪しい輝きを放つフォルマを取り出した。
これは、「隠れ場」に入るためのカギって、悪魔から渡されたもの。
このフォルマを研究し、メインアプリの機能に落とし込めば…。
ヒトナリも、その「隠れ場」にいけるはずだ。
………。
オレは、こんな身体になっまったし、脱出なんて、正直どうでもよくなってきたんだが…。
ヒトナリ、オマエにはいろいろ、世話になった。
そのお礼ってことで、フォルマはやるから、後は好きに使ってくれ。
この身体の力で自由に往来できるオレには不要な物だからな。
(アーサーの発言)
チッ…いちいちうるせぇなァ。
協力してやってるんだから、自由にやらせろよな。
(長に会った後)
>通路の先にヒメネスがいる…。
>ヒメネスはこちらに近づいてきた。
[ヒメネス]
よお、ヒトナリ。
どうだった?何か良い情報は得られたか?
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
[ヒメネス]
イイんじゃねえか。その取引。
あのクソ部隊に、アレだけのことをされたんだ。仕方ねェ。
それに、あの「ペ天使」が胡散臭いのも同感だしな。
…いいか?ヒトナリ。
オマエは悪魔を使う機動班だから分かっていると思うが…。
悪魔の中には、人間と共存する考えを持つやつもいる。
悪魔の力を得たオレ。悪魔を使いこなしているオマエ。
オレたち人間の底力を目の当たりにし、思ったんだとよ。
力があれば、悪魔は認めてくれる。いや、認めさせることができるんだ。
ならば、悪魔との共存は可能だよな?
……。
…オレの言いたいのはそれだけだ。
あとは「人間」同士で話し合って決めてくれ。
オレは少し自由にさせてもらうわ。
じゃあな、ヒトナリ。
>ヒメネスはどこかへ去っていった。
(レッドスプライト号へ。選択を決める話し合い)
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【LAW選択】
(ゼレーニンに歌唱を頼む)
[声]
…やってくれたなッ!ゼレーニン!ヒトナリ!
そんなにバケモノの声で歌いたいのか、ゼレーニン?
気に入らない悪魔は片っ端から消せて…良い気分だろうなぁッ!
オレの体にも震えが来たよ。クソッタレめ!
…ヒトナリ、オマエが居ながらこんなことを許しちまうなんてなぁッ!
いや…オマエがこうすることを選んだのかぁッ!?
(ゼレーニンの発言)
…恐ろしい女だ。オマエは神だとかの名を借りて気にくわないヤツを殺し始めた。
もっと考えろと言いたいとこだが…もう、そんな気にはならないだろうな。天使様よぉ。
どうやれば…オマエを止められるやら…。
>ヒメネスは去っていった…。
(マーヤー撃破)
[???]
ヒトナリ!
>室内にはヒメネスが立っている。
>どうやらレッドスプライト号に戻ってきたようだ…。
[ヒメネス]
オマエたちも見たか?あの幻覚もどきの、ビジョンとかいうのを。
ジジイどもの偉そうな講釈にはムカつくばかりだったが…。
そのあとの女の子の話はいい感じに心に響いてきたぜ。
要は自由に生きて、死んだらテメェで落とし前…悪かねぇな。
オレには、そういう世界を創る力があるような気がしてきたぜ。
このレッドスプライト号ともオサラバだ。自由に生きることにしたからな。
心配は無用だぜ。この体なら、シュバルツバースの方が快適なくらいだ。
ヒトナリ。いままで、迷惑かけたな。
あの悪魔たちをあんなにしたときは、オマエら全員、ブッ殺してやりたいとも思ったが…。
ニンゲンだから、仕方ないんだよな。悪魔より恐ろしいニンゲンだからよ。
オマエも悪魔と共に生きる気になってくれりゃ、歓迎はするぜ。
オレに出来て…オマエに出来ないことは無いと思うぜ。
じゃあな、ヒトナリ。因果があれば、また会うはずだ…。
>ヒメネスは後ろ手で手を振り、去っていった…。
(スキップドライブ。新セクターへ)
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【ホロロジウム/ミッション:ホロロジウムのエキゾチック物質】
[声]
…ついに来てしまったな。ヒトナリ。
遠慮はいらねぇぜ。早くここまで来るんだ。
>前方から声が聞こえてきた…。
[ヒメネス]
よう、ヒトナリ…。よくもまあ、ここまで来れたもんだ。その吹けば飛ぶようなキャシャな体でな。
見てみろよ…オレを。
力が溢れて、いい体になっただろ。
自分でも気に入ってんだぜ、ハッハッハ…。
しかし…オレがオマエを倒すことになるとはなな。
さんざんアクマを倒してきたオレが、今度はニンゲンを倒す…。
いや…。
自分の意志で生きることを辞めた腰抜けをニンゲン扱いしたら地上で待ってる人類に失礼だな。
天使の口車に乗り…まがい物の希望を掴んだのは不運だが、それがオマエの本性だったってことだ。
…銃でも剣でも、好きなものを抜け。
どっちをかざしても…オレの爪は止まらないがな。
さあ来い、ヒトナリ。決着をつけよう。
オマエを倒し、オレは使命を果たすんだ。
…間違ってニンゲンに生まれちまったヤツらを救う使命をなッ!
(大地人ヒメネス撃破)
[ヒメネス]
何てこった…悪魔の…オレが…オマエなんかに…敗れるのか…。
いや…母が…メムアレフが…まだ……。
頼むぜ…メムアレフ…こいつらを…倒して…オレを甦らせて…くれ…。
今度は…初めから…悪魔の姿で…。
……。
[ゼレーニン]
…大丈夫ですよね、ヒトナリ?あなた、無用な感傷に浸ってたりしないわよね。
ヒメネスは悪魔だったのです。その魂は…きっと元よりに。ここへ来る前から。
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【CHAOSルート】エンディング
[ヒメネス]
神に殉じたつもりが悪魔の生け贄か…哀れな最期だったなゼレーニン。
神の名の下に群れ集まり、みなで秩序正しく聖歌なんぞ歌ってれば、巨大な力になれた気にもなるだろう。
…ハハハッ!とんでもない錯覚だったなッ!
オマエらは大きくなったのでは無いッ!
自分を失ってるんだよッ…!
>ヒメネスが近づいてきた……。
新しい世界は、そういう自らに価値を持たない奴らを必要としない。
そうだよな?ヒトナリ?
シュバルツバースの謎を解くための調査隊だったオレたちだが…。
見つけたのは、もっと輝かしいアクマとニンゲンの絆だ。
…オマエには、まだ見えないか?デモニカに身を包んでるんじゃそうだろうな。
オレには見えるぜ。この巨大な門の向こうに…。
悪魔とニンゲンの力と自由が鼓動する、幸福な世界がッ!
よし、解き放つんだッ!シュバルツバースの力をッ!
>4つの宇宙卵が輝いた……。
[メムアレフの声]
さあ、行くのです。私の…誇らしい息子たちよ。
このシュバルツバースの力を…命を…。
苦しみに濡れた地上へ捧げるのです。
そして、私は…。
貴方たちと新しい世界の中に…。
(中略)
>悪魔を守護者とする生命礼賛の世界を…。
[ヒメネス]
…新しく生まれてくる世界はこの上なく美しい世界だ。
悪魔たちに浄化され、一度は死に瀕した地球がその力を取り戻す。
老い汚れた霊の人間を清算し、自由と希望が帰ってくるのだ。
それは、死ぬべきが死に、生きるべきが生きる、いにしえの、美しい世界だ。
そこで悪魔たちは次々と神々の姿を取り戻すだろう。
彼らが神々に戻るたび、オレたちの地球は力を取り戻すのだ。
そしてニンゲンたちは…悪魔たちとの繋がりを取り戻す。
彼らの下で、命を懸けて心身を鍛える日々が始まるのだ。
この世界で生きるべき荒ぶる魂となるために…!
さあ、行こうッ!ヒトナリ!力を取り戻した、オレたちの国へッ…!
>悪魔に貶められていた地球生命を司る力はやがて本来の姿を取り戻すだろう。
>その時、彼らは力と自由、そして希望の神々として地上に君臨する。
>そこにはもう滅びをもたらす、堕落した人間の姿は無く…。
>自らの全身全霊で力を生み出す輝いたニンゲンたちだけが生きているだろう…。