「機装兵 リック・ミーレス」

[解説]
第五世代機兵。
聖華暦700年代初頭、百年戦争真っ只中のバラライカ共和国では機装兵の生産が困難になり、それまで補助戦力であった最低機兵を主力兵器として用いる羽目になっていた。
ある意味幸いなことは、敵国ギルガメア王国においても同様の事態に陥り、最低機兵を主力とせざるを得なくなっていた事だろう。
聖華暦700年代初頭、百年戦争真っ只中のバラライカ共和国では機装兵の生産が困難になり、それまで補助戦力であった最低機兵を主力兵器として用いる羽目になっていた。
ある意味幸いなことは、敵国ギルガメア王国においても同様の事態に陥り、最低機兵を主力とせざるを得なくなっていた事だろう。
そしてバラライカ共和国軍部は、ある策を思いつく。
百年戦争開始直後、全ての母港たる軍港をバラライカ共和国かギルガメア王国に接収され、補給もままならず已む無くバラライカ共和国へと投降してきた、自由都市同盟海軍第2艦隊、その装備品には水陸両用型とは言えど機装兵が含まれているのだ。
それを戦線に投入すれば、敵はしょせん最低機兵であるし、圧倒的な戦果が見込めるはずだ、と。
百年戦争開始直後、全ての母港たる軍港をバラライカ共和国かギルガメア王国に接収され、補給もままならず已む無くバラライカ共和国へと投降してきた、自由都市同盟海軍第2艦隊、その装備品には水陸両用型とは言えど機装兵が含まれているのだ。
それを戦線に投入すれば、敵はしょせん最低機兵であるし、圧倒的な戦果が見込めるはずだ、と。
バラライカ共和国軍工廠では、早速機装兵ヒュドール・ミーレスと機装兵アクア・レギオンの改修に入った。
そしてヒュドール・ミーレスの改修型として完成したのが、「リック・ヒュドール・ミーレス」であった。
改修と言っても、水中用装備を撤去し、陸上戦闘に適応させるため防塵加工などなどの陸上戦用装備を施しただけなのだが。
なお接頭語の「リック」は、「宇宙用」の意味では無く、「陸」が訛った言葉である。
そしてヒュドール・ミーレスの改修型として完成したのが、「リック・ヒュドール・ミーレス」であった。
改修と言っても、水中用装備を撤去し、陸上戦闘に適応させるため防塵加工などなどの陸上戦用装備を施しただけなのだが。
なお接頭語の「リック」は、「宇宙用」の意味では無く、「陸」が訛った言葉である。
ちなみに満を持して戦線に投入されたこの機種であったが、ギルガメア共和国側でもまったく同じ発想をした連中がいたらしく、ほぼ同じ姿をした敵機が出現。
結局は双方ともに無駄に機装兵や操手を損耗させただけに終わった。
結局は双方ともに無駄に機装兵や操手を損耗させただけに終わった。
戦後この機種は、敵対陣営で用いられた類似機種と共に「リック・ミーレス」と改めて命名される。
バラライカ共和国型がB型、ギルガメア王国型がG型と呼ばれたが、実のところどちらも――外観すらも――大差無かったとの事だ。
バラライカ共和国型がB型、ギルガメア王国型がG型と呼ばれたが、実のところどちらも――外観すらも――大差無かったとの事だ。
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