アルヴの森 - 聖華世界 @ wiki

アルヴの森

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［解説］

聖王国北東部に存在する大森林。
そこには聖華暦170年頃に建国されたエルフの王国が現在に至るまで存在する。

成り立ち

聖華暦130年頃、突如としてこの世界に現れたエルフ族やドワーフ族は、その出自から気味悪がられ忌子として迫害を受けていた。

迫害に苦しむエルフやドワーフ達は人間と距離を置いて関わりを断ち、エルフ族は聖王国北東部に存在する大森林に隠れ住むようになる。
一方のドワーフはゼスキア山脈の坑道の奥深くに住むようになった。

彼らはそれぞれに自分達の社会体制として、当時の指導者を王とした王権社会を構築した。
その結果、アルヴの森はエルフの王国となり、王族が統治をするようになった。
ちなみに王族はハイエルフと呼ばれ、一般のエルフとは区別されるようになる(外観や能力的な差異は特に無い)

その後、エルフたちは森の中で独自に魔法の研究を進め、その種族適正によって人間を数段上回る魔法の知識を持つに至った。

人間との和解

聖華暦２００年代になると、エルフ族の一部の好奇心旺盛な者達が、また外界に出て人間と関わるようになった。

その為、エルフ族が人間よりも高い知識と技術力を持つ事が人間にも知られるようになり、その魔法の知識と技術力に注目した聖王国がエルフとの和解をもとめ、アルヴの森へと使者を送ったのである。

その後の数十年単位に渡る交渉の末、エルフ族は聖王国と同盟関係を結び、エルフと人間の交流が再び持たれ盛んになった。

現代におけるアルヴの森

アルヴの森は今でもエルフ族の自治領と認められていて、聖王国の中に存在する同盟国という扱いになっている。
外国という扱いである為、森に入れるには入国手続きをする必要がある。
また、聖王国の中に存在するという地政学的な問題で、帝国人がアルヴの森に入るのは難しいが交渉次第では入れて貰う事も可能ではある。

現在でもハイエルフによる統治がされている。
基本的にエルフの寿命は長い為、指導者が中々代替わりしない。

建国以来数百年、長い歴史の中でハイエルフたちの統治に不満を持ち、森を出て行ったエルフ族たちもいる。
森を出て行ったエルフ達が他所の国で独自の集落をつくることがあり、これらは一般的に『エルフの森』と呼ばれている。
それらは大陸のあちこちに点在している。