ベルセリア・フォン・ブレス - 聖華世界 @ wiki

ベルセリア・フォン・ブレス

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［解説］

　アルカディア帝国の伯爵位をもつ貴族家系の一つ、ブレス家の聖華暦830年時点における当主、ベルフォルト・フォン・ブレスの長女であり、研究都市エーリヴァーガルの統治者にして、都市の中核となる研究施設の主任研究員。この時点での年齢は34歳。

［性格］

　好奇心旺盛であり、良い意味でも悪い意味でも研究肌。一度興味を持つと熱中しすぎるときらいがある。
　また、感情的な意見をノイズとしてバッサリと切り捨てるため、人の気持ちのわからない冷たい性格だと思われがちであるが、合理的な思考を優先するというだけであり、彼女に対してしっかりとその意見の利点を論理的に説明出来るのであれば人の意見に聞く耳を持たないというわけではない。
　もっとも、決して穏和な性格というわけではないのだが。

［略歴］

　ベルフォルトにとって初の子供でもあったことから、溺愛されており、幼い頃から様々な分野にわたって十分な教育を受けさせられている。
　その結果として、若くして特に魔導研究分野において頭角を現し、若干15歳にて飛び級で帝国最高学府の魔導研究部に進学。本格的に研究者としての道を歩み始める。幼い頃から高度な教育を叩き込まれたこともあり、優れた研究者であるが、天才というよりは秀才の類といえよう。

　魔眼病の発生機序に関わる基礎研究分野を専門としており、卒業後は研究都市エーリヴァーガルに研究員として配属されることになる。
　なお、エーリヴァーガルは彼女の父親ベルフォルト・フォン・ブレスが領主を務めるブレス伯爵領に存在している都市ではあったが、父娘のどちらも、コネによる昇進を決してよしとはしない性格であったため、あくまで平の研究員としての配属であった。

　エーリヴァーガル配属後、魔素減衰地帯に生息する魔獣ブラッドテイルから採取される毒液に含まれる高濃度反物質を用いた魔眼症誘発剤の改良を研究。3年をかけ、ほぼ頭打ちと思われていた誘発成功率を2割程度向上させることに成功したほか、疫学都市エピデミリムとの共同で魔眼症患者治療体制の刷新計画を立案するなど、研究、統治分野それぞれで確かな実績を残し、大部分の研究者からの推挙を受け、30歳の若さで主任研究員兼エーリヴァーガル統治責任者に就任することとなる。