「始祖の幻装兵 カイザル・ディエス・アルカディア」

[解説]
この機体には賢者サライが開発した魔導炉と呼ばれる動力機関が搭載されている。
炉によって増幅されるエーテル防護壁、すなわち魔導障壁を用いる事で、WARESの主力兵器であるLEVに対して絶対的な優位性を持っていた。
炉によって増幅されるエーテル防護壁、すなわち魔導障壁を用いる事で、WARESの主力兵器であるLEVに対して絶対的な優位性を持っていた。
旧大戦中期ではユーゼスの父である、新人類解放軍司令官、ヨシュア・アルカディアがこの機体に搭乗し、窮地に立たされた新人類解放軍を救った。
ヨシュアの死後、その息子ユーゼス・アルカディアがカイザルの操手を引き継ぎ、二代目司令官としてこの機体を操った。
ヨシュアの死後、その息子ユーゼス・アルカディアがカイザルの操手を引き継ぎ、二代目司令官としてこの機体を操った。
終戦後、北米大陸西海岸に渡ったユーゼス・アルカディアは、ラスベガスの跡地にアルカディア帝国という軍事大国を築き上げ、その初代皇帝となる。
カイザルは代々アルカディア皇家に受け継がれ、皇帝専用機、すなわち皇帝機となった。
カイザルは代々アルカディア皇家に受け継がれ、皇帝専用機、すなわち皇帝機となった。
機能
主動力となる背部に背負った魔導炉『オリジン・マギウス・エンジン』の他に両脚部内にはそれぞれパラジウム・リアクターが一基ずつ内蔵されている。
3つの動力を持つカイザルの最大出力は10万馬力を超えると言われている。
3つの動力を持つカイザルの最大出力は10万馬力を超えると言われている。
装甲材には幻装兵やLEVに使われるスーパーカーボンを使用しているが、積層装甲になっており、薄い装甲を幾重にも重ねた対弾、対衝撃性能が高いものとなっている。
また、これらの装甲は両脚部のパラジウム・リアクターからエネルギー供給を受ける事でエネルギー伝導装甲としても機能する。
また、これらの装甲は両脚部のパラジウム・リアクターからエネルギー供給を受ける事でエネルギー伝導装甲としても機能する。
カイザルは指揮官機として作られているため、その頭部には非常に長いブレードアンテナが搭載されている。
乱戦の中でも他の機体との情報共有を可能としており、集団戦前提のシステムが組み込まれている。
乱戦の中でも他の機体との情報共有を可能としており、集団戦前提のシステムが組み込まれている。
武装
元々は白剣イデア同様にエーテリック・ビームブレードを精製する機構が搭載されていたが、カイザルが変質して反物質を武装として扱うようになってからはその機能はオミットされている。
刀身はコルブランド・マテリアルというアーサー博士とアーシア人たちによって作られた科学と錬金術が融合したハイブリッド素材を使用している。
形状記憶機能と自己増殖するナノマシンによって刃こぼれを起こしても経ち所に修復されるため、決して壊れない不滅の剣となっている。
また、この素材を使っているおかげで反物質による自壊を起こさずに済んでいる。
形状記憶機能と自己増殖するナノマシンによって刃こぼれを起こしても経ち所に修復されるため、決して壊れない不滅の剣となっている。
また、この素材を使っているおかげで反物質による自壊を起こさずに済んでいる。
『黒天砲アーレア・ヤクタ・エスト』
反物質を収束、増幅して放つだけという非常にシンプルな構造となっているが、無限に反物質を精製し続けるカイザルが持つ事で桁外れの威力を持つようになる。
最大チャージから放たれる最大火力は爆心地から10kmを焦土と化す。
砲身は全てダークライトで出来ており、これにより反物質による自壊を防いでいる。
最大チャージから放たれる最大火力は爆心地から10kmを焦土と化す。
砲身は全てダークライトで出来ており、これにより反物質による自壊を防いでいる。
旧大戦期
旧大戦末期にカイザルは不思議な力を纏うようになった。
それは黒い靄のような形をしていて、魔素とは異なる力を持っていた。
ユーゼス・アルカディアはその力こそが女神の天啓だと言い、己が武力として振るった。
それは黒い靄のような形をしていて、魔素とは異なる力を持っていた。
ユーゼス・アルカディアはその力こそが女神の天啓だと言い、己が武力として振るった。
八英雄の一人、聖女リアンナ・アーレンハルトはその靄から邪悪な力を感じ取り忌避していたが、膠着した戦況を打破する一手として容認した。
力を振るうたびに靄の浸食が進み、純白だったカイザルの装甲は何時しか邪悪な漆黒に染め上げられていた。
力を振るうたびに靄の浸食が進み、純白だったカイザルの装甲は何時しか邪悪な漆黒に染め上げられていた。
※
これは所謂、反物質だが暗黒剣技が確立される以前の時代であった為、ユーゼス・アルカディアはそれが何であるかを理解していなかった。
力の使い方も分からずに無理やり反物質を機体に纏わせて戦い続けた結果、機体の装甲が反物質に侵食されて変質したのである。
注)反物質の使い方が確立されるのは聖華暦200年代に始祖暗黒騎士フレイが登場してから。
これは所謂、反物質だが暗黒剣技が確立される以前の時代であった為、ユーゼス・アルカディアはそれが何であるかを理解していなかった。
力の使い方も分からずに無理やり反物質を機体に纏わせて戦い続けた結果、機体の装甲が反物質に侵食されて変質したのである。
注)反物質の使い方が確立されるのは聖華暦200年代に始祖暗黒騎士フレイが登場してから。
人魔大戦期
聖華暦400年代の人魔大戦にてとある人物がカイザルに搭乗し、勇者アレフ・ローラン一行と共に魔神デウスーラと戦った。
その際にカイザルの魔導炉は完全に異界化してブラックボックスと化する。
炉という機能を失い無限に反物質を生み出す機関となってしまう。
その際にカイザルの魔導炉は完全に異界化してブラックボックスと化する。
炉という機能を失い無限に反物質を生み出す機関となってしまう。
第三次聖帝戦争
聖華暦600年代、第三次聖帝戦争にて反物質からエーテルを抽出する技術が発明される。
すると無限に反物質を生み出すカイザルはエーテル燃料を精製し続ける夢の機兵となった。
800年代、現在では帝都ニブルヘイムの皇城地下に設置され、カイザルが帝都のエネルギー供給を一括に請け負っている。
すると無限に反物質を生み出すカイザルはエーテル燃料を精製し続ける夢の機兵となった。
800年代、現在では帝都ニブルヘイムの皇城地下に設置され、カイザルが帝都のエネルギー供給を一括に請け負っている。
立体造形



