リヒト・オプファーベル
[解説]
- 15歳(聖華歴834年時)
- 出自 聖王国 オプファーベル子爵家
- 性格 短絡的、活発、普段は冷静だが戦闘中突撃癖が出る
可愛い女の子にはめっぽう弱い
- 語調 ~だ、~だぜ など言い切り型。教育はされてるので敬語は普通程度に使える
【解説】
リヒトの状況は微妙な位置にある。血縁上家の継承権はとても低いにも関わらず、帝国との国境紛争にて前当主ジョナスを始め継承権1位から12位までの子弟がまとめて物理的に消し飛んでしまった。一時は御家取り潰しの話まで出てきた所で発見された「青い血の直系」がリヒトだったのだ。
その為、オプファーベル家存続の為、リヒトを担ぎ上げる一団が現れ、小さな町の青少年であったリヒトは本人の意志と関係なく、貴族社会にブチ込まれていく事となった。
その為、オプファーベル家存続の為、リヒトを担ぎ上げる一団が現れ、小さな町の青少年であったリヒトは本人の意志と関係なく、貴族社会にブチ込まれていく事となった。
準貴族であった母は貴族の男に弄ばれ、結果自分を孕んだがために捨てられた。それが子供が全員死んだ程度で無視も良い所だった傍流に手を付けるとは、と自身は嫌悪感と侮蔑をあらわにして隠そうともしない。しかしそれが今はとっくに冥府の底でもがいているジョナス子爵と、自分を祭り上げて既得権益を守ろうとしている輩だけに向けるべき侮蔑と嫌悪だと判ってもいる為、表向きは礼儀正しい対応をする。
父親が超えたくもない糞の山、越えるまでもない路傍の石だった彼は、その超えるべき壁を伝説や、最前線で戦う英雄に求めるようになった。敗北を誤魔化す為に過度に美化された英雄の物語、そんな彼らの様になりたい、彼らと肩を並べて戦えるような騎士になりたい、と。
父親が超えたくもない糞の山、越えるまでもない路傍の石だった彼は、その超えるべき壁を伝説や、最前線で戦う英雄に求めるようになった。敗北を誤魔化す為に過度に美化された英雄の物語、そんな彼らの様になりたい、彼らと肩を並べて戦えるような騎士になりたい、と。
聖騎士ベイリン・グリューネワルトをはじめとする綺羅星の如き英雄達、彼らの様に強くありたいと、彼は鍛え続ける。
果たしてそれは、純然たる願いによって作り出された夢の剣か
願いと引き換えに犠牲を求める諸刃の刃か
果たしてそれは、純然たる願いによって作り出された夢の剣か
願いと引き換えに犠牲を求める諸刃の刃か