PLMe注射剤(ペルメ・シリンジ)
[解説]
特に急性な魔力切れ症状に対処するために自由都市同盟の医療組織、レッド・クロスによって開発された医療用の注射剤で、PLMeとはPhysiological Liquefied Magicessence、すなわち生理液化魔素溶液のことを意味している。
なお、PLMeでペルメと読むことからペルメ・シリンジなどと呼ばれることもある。
なお、PLMeでペルメと読むことからペルメ・シリンジなどと呼ばれることもある。
この注射剤は生理液化魔素溶液を濃縮することで製造されており、注入器1本25.0mlあたりで生理液化魔素溶液およそ250ml分の無属性魔素を補給することが可能となっている。
このように、高濃度に無属性魔素が含まれているため、急速な無属性魔素の補給を行うことができるのだが、その反面、同成分量の生理液化魔素溶液と比較すると代謝系臓器に与える影響がより大きく、それだけ緊急度の高い症例で用いられるものとなっている。
このように、高濃度に無属性魔素が含まれているため、急速な無属性魔素の補給を行うことができるのだが、その反面、同成分量の生理液化魔素溶液と比較すると代謝系臓器に与える影響がより大きく、それだけ緊急度の高い症例で用いられるものとなっている。
この注射剤は本来、医療用に使用されるものであるが、聖華暦833〜4年に同盟を襲ったバフォメット事変において、長時間の戦闘を余儀なくされた操手(特に魔装兵の操手)の継戦能力維持のために使用された記録が残っている。
身体への負荷を考えると、このような使用は極力避けるべき、ではあるのだが、そもそも戦えなくなってしまうことが直接的に生命に関わるような場合にはそうも言っていられないというわけである。
身体への負荷を考えると、このような使用は極力避けるべき、ではあるのだが、そもそも戦えなくなってしまうことが直接的に生命に関わるような場合にはそうも言っていられないというわけである。
このような理由から、冒険者や軍人向けにも販売、流通されている。だが、やはり、使用する際には用法用量には十分に気をつけることを忘れてはいけない。