見敵の魔眼
[解説]
基本的には、他者が発する敵意を『視る』事ができる魔眼。視界内というほぼ制限なしの範囲における他者の敵意を『視る』事が可能。
これにより、他人が敵意を抱いているかどうか、その敵意が誰に向いているかどうかを判断する事が可能。また敵が森などに伏兵を隠していた場合なども、この魔眼の保有者が森を一瞥するだけで敵意が『視え』るため、あっさりと看破する事ができる。
これにより、他人が敵意を抱いているかどうか、その敵意が誰に向いているかどうかを判断する事が可能。また敵が森などに伏兵を隠していた場合なども、この魔眼の保有者が森を一瞥するだけで敵意が『視え』るため、あっさりと看破する事ができる。
しかしながらこの魔眼の本質は、そこにあるのではない。この魔眼を鍛え上げると、『視え』た敵意を魔眼保有者の思惑で、ある程度操作、制御する事ができるのだ。当初は自己介入型の可視化系魔眼だと思われていたが、実は他者介入型の精神介入系魔眼だったのである。
たとえば敵軍の敵意を抑制する事で戦意をくじいたり、逆に敵意を限界まで上げることで暴発を誘ったりもできる。また味方に同じように使って、戦いに逸る気持ちを抑制させて落ち着かせたり、あるいは低い戦意を高めたりも可能。
一対一の戦闘であっても、敵対相手の敵意を制御することで、攻撃を躊躇させたり逆に攻撃を誘発させたり、あるいは敵の精神を乱高下させることで落ち着きそのものを無くさせたりと、色々に応用が利く。
一対一の戦闘であっても、敵対相手の敵意を制御することで、攻撃を躊躇させたり逆に攻撃を誘発させたり、あるいは敵の精神を乱高下させることで落ち着きそのものを無くさせたりと、色々に応用が利く。
ただし、大軍相手にその敵意を制御する場合など、魔眼保有者の消耗、疲労は大変なものになる。また意志力が強い相手の敵意を制御する場合にも、同じ事が言えるだろう。