ゴブリン - 聖華世界 @ wiki

ゴブリン族

---

［解説］

獣牙族の亜人が邪法によって魔族化された際に生まれやすい下等魔族。
とりわけ力を持たない子供などが魔族化されると高確率でゴブリンになってしまう。
「～ゴブ」と語尾にゴブを付けて喋るが、矯正すれば普通に喋る事もできる
ガラクタを集めるのが好きなので、いつも背中に背嚢を背負っている。

カテゴリー的には魔人種と獣種の中間に位置する半端ものだが、知能と戦闘力の低さから下等魔族に分類される。
ゴブリンは魔族の中でも最弱に近い種族だが、繁殖力が高く、その人口は魔界随一である。
明確な調査がされた訳ではないが、魔界には50万匹を超えるゴブリンがいると言われている。

非武装ゴブリンの腕力と体力は人間の子供と同程度だが、訓練を積む事により成長する。
使い方を学べば武器も扱えるようになるので、ゴブリンは人間と同じように武装して戦うのが一般的である。
邪力は弱く、残念ながら邪甲兵を扱う事はできない。
その為、彼らはゴブリンタンクと呼ばれるゴーレムに乗りこみ、人間が操る機兵や野良化した鋼魔獣と戦う。
ゴブリン達は、個々の力で戦うには弱すぎるので、常に集団で戦う
数の暴力こそがゴブリンの最大の武器である。

雄と雌が存在して、雄の毛並みは黒色、雌は白色をしている。
交尾を行う事で子供を作る事ができ、一度に最低でも5匹のゴブリンが生まれるので、とにかく繁殖力が高い。
ちなみに人間や他の魔人種の雌を孕ませることができるので、卵子が別種族のものでもゴブリンの精子が注入されるとゴブリンが生まれてしまうようだ。
一説にはゴブリンがここまで繁殖したのは、他種族を拉致して何処かで性奴隷にしているからと言われている。

種族としての平均寿命は50歳前後である。
身長は120～140cmくらい。

ゴブリンソルジャー

戦闘訓練を積み、鎧や剣などで武装した戦士階級のゴブリン。
一般的にはゴブリンタンクに乗るのはソルジャー達である。

戦闘要員なので、ゴブリンたちの集落を防衛したり、街の警邏を行うのが役割となる。
勿論、戦争が起きた際に矢面に立つのも彼らである。

大柄で力が強く、集落内での重要な役割を負っているため、一般市民のゴブリンよりは高い扱いを受ける。

カナドゴブリン

魔界を離れてカナド地方に移り住んだゴブリン達。
通常のゴブリンより温和で人間とも友好的な一派。
人間たちを怖がらせないためにマスクで顔を隠しているが、正直あやしさが増している…。

カナドゴブリンには集落を築いている者達とキャラバンを組んでカナド地方を転々と移動している者達が存在する。
このキャラバンのおかげで「マスクをつけているゴブリンは良い奴ら」と言う認識がカナド人たちの間で生まれつつある。

カナドゴブリンたちは人間を商売相手だと思っているため、人を見かけると物物交換したがる。
意外と掘り出し物を背嚢の中に隠していたりする。

基本的に彼らは人懐っこく、一緒に食事をすればすぐに打ち解けてくれる。

レッドキャップ

とりわけゴブリン族の中でも戦闘力が高いゴブリンたちをレッドキャップと呼ぶ。
戦闘のエキスパートであり、一人乗りのゴブリンタンクを操れるほどの邪法を扱える。

レッドキャップ協会というゴブリン族の戦闘集団に実力を認めらた者たちがレッドキャップとなれる。
協会に行って腕試しを行ってもいいし、何かしらの戦で大きな戦功をあげると協会に呼び出される事もあるようだ。
厳正な審査をくぐりぬけた者には赤い帽子、もしくは赤の飾り布が渡され、これを身に着けることでレッドキャップであると認められる。

基本的にレッドキャップ達は渡りの傭兵のような仕事をしており、様々なゴブリンの集落で雇われている用心棒となっている。
仕事の対価として金目の物や女（種族は問わない）を報酬として貰っていく。