EMP弾頭弾
[解説]
強力な電磁パルスによって電子機器を機能停止させる電子戦用兵器のEMPを戦車砲やLEV、幻装兵の携帯火器に装填可能なサイズに小型化した弾頭。
EMP弾が着弾して弾頭が潰れる瞬間に短射程の電磁パルスが放射される。
EMP弾が着弾して弾頭が潰れる瞬間に短射程の電磁パルスが放射される。
幻装兵が戦場に登場するまでLEVは極めて強力で、戦場の絶対的支配者であった。
そのLEVに有効な攻撃手段が少なかった新人類解放軍は、LEVをどうにかして撃破ないし無力化しなければ、損害が拡大の一途というギリギリの戦いを強いられていた。
そのLEVに有効な攻撃手段が少なかった新人類解放軍は、LEVをどうにかして撃破ないし無力化しなければ、損害が拡大の一途というギリギリの戦いを強いられていた。
この弾頭はそういう状況だからこそ考え出され一定期間使用された、いわゆるトンデモ兵器の類に数えられる。
EMPは前述したように電子機器を電磁パルスによって破壊し、機能不全にするものである。
さりとて、LEVのようなサイズの機動兵器の電子機器を使用不能なレベルに破壊するには放射する電磁パルスにもそれなりに高い出力が必要であった。
さりとて、LEVのようなサイズの機動兵器の電子機器を使用不能なレベルに破壊するには放射する電磁パルスにもそれなりに高い出力が必要であった。
よって、弾頭サイズに小型化したEMPではLEVを機能不全に持ち込むだけの出力を出す事はできず、直撃して精々30秒から1分程度の間だけ機能停止にさせる事しか出来なかった。
出来なかったのだが、それでもその間はLEVのエネルギー伝導装甲が機能停止し、通常火器でLEVが撃破出来たのだ。
弾頭の製造費は高額であり、費用対効果を見てもとても割に合うような代物では無かったが、それでもLEVへの有効手段が無い時期には積極的に使用された。
弾頭の製造費は高額であり、費用対効果を見てもとても割に合うような代物では無かったが、それでもLEVへの有効手段が無い時期には積極的に使用された。