アークドラゴン - 聖華世界 @ wiki

アークドラゴン

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［解説］

魔界に生息する竜種の魔族。
竜の精霊が邪悪に染まった際に変じる姿の一つ。

鱗を持たず全身が黒いゴムのような質感の皮膚に覆われている。
皮膚を硬化させる能力を持ち、硬質化された際は金剛石のような硬さとなり並の攻撃では傷一つ付けることは叶わない。
また厄介なことに硬化能力を使用していないときは柔軟で弾力のある肌質により打撃などの衝撃にも強い。
その肌質によるものか電気や熱も通さず炎魔法や雷魔法に対する強い耐性を持つ。

口から黒炎を放つ能力を持ち。
黒炎を食らえば機兵といえど忽ち溶解してしまう。
その爪や牙による攻撃も強力でこちらも鋼を切り裂く威力を持つ。
また、大きな翼により、飛翔能力もあるため空襲も可能である。
その高い戦闘能力から人魔大戦では魔界の魔竜兵団を構成する中核戦力の一つだった。

生体としては卵胎生であり、卵を産むことで繁殖をする。
生物としての番を必要とせず交尾をしなくても子孫を残すことができる。
一定周期ごとに卵を産み数を増やす。

生まれたばかりの幼体は体長50cm程度と非常に小さい。
ここから数十年という長い時間をかけて成長していく。
また幼体のときは皮膚の硬化能力を発揮できない。
そのため肌は柔らかくマシュマロのようにプニプニしている。
この感触を気に入ってアークドラゴンの幼体をペットにする魔族もいるようだ。

生体になると全長１２メートルほどの体躯になるが、ここに至るまでに長い年月が掛かるので現在の魔界ではアークドラゴンの成体数は少ない。
おそらく２００頭以下しかいないだろう。