「魔界」
[解説]
魔界の風景
○闇の帳(やみのとばり)
魔界全土を覆う薄く黒い膜。闇の帳は太陽の光を遮っており、この中では外の光は一切届かない。
一説には魔族が陽の光を避けるからと云われているが、陽光が弱点というわけでも無いので、単なる考察の一つなのだろう。
魔界全土を覆う薄く黒い膜。闇の帳は太陽の光を遮っており、この中では外の光は一切届かない。
一説には魔族が陽の光を避けるからと云われているが、陽光が弱点というわけでも無いので、単なる考察の一つなのだろう。
○陽月(カルナ)・陰月(イドラ)
闇の帳に浮かぶ二つの月。血のように赤い陽月は魔界での光を司り、陰月は闇を司る。
魔界は人間界における天体の法則が通じず、代わりに闇の帳が空となり、陰月が陽月の周りを周回することで昼と夜を作り出している。
闇の帳に浮かぶ二つの月。血のように赤い陽月は魔界での光を司り、陰月は闇を司る。
魔界は人間界における天体の法則が通じず、代わりに闇の帳が空となり、陰月が陽月の周りを周回することで昼と夜を作り出している。
陰月が陽月の周りを三度回ると二つの月が重なり夜が訪れ、再び三度回ると、二つの月は離れて昼が訪れるという具合である。
また、陽月の赤い光は非常に熱く、魔界の昼は灼熱地獄と言っても差し支えないだろう。
これによってもとあった大地を枯れさせた。
これによってもとあった大地を枯れさせた。
○黒い森
魔界で生い茂る異形の植物が作り上げた黒々とした森。
魔界で生い茂る異形の植物が作り上げた黒々とした森。
陽月の放つ灼熱の赤い光は元々の大地を枯れさせ、紫の水は大地を侵しつつ乾きを潤している。
これら赤い光と紫の水によって本来繁殖していた植物は軒並み全滅し、その変わりに魔界特有の異形の植物を育み、この森を生み出したのである。
これら赤い光と紫の水によって本来繁殖していた植物は軒並み全滅し、その変わりに魔界特有の異形の植物を育み、この森を生み出したのである。
この森では魔界で発生した異様な生物による独自の生態系が構築されている。