人魔大戦 - 聖華世界 @ wiki

人魔大戦

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［解説］

聖華暦402～478年に及ぶ人類の存亡をかけた人と魔族の戦争。
魔神デウスーラの眷属である魔族の軍団、そして魔神に操られた魔獣の大軍は、女神の眷属である人類を滅ぼすべく進軍を開始した。
聖王国と帝国の国土は蹂躙され聖華史上最も多くの人命が失われた戦いとなった。

この時代は後の歴史書では暗黒時代と記載されるようになる。
なお、人魔大戦は聖華の三女神の独断によって引き起こされた災厄だが、一般の人々には「突如として異世界から異形の集団が侵攻してきた」と認識されている。

最初期

聖華暦401年4月～10月。
魔神デウスーラが復活を遂げてから、コーンウォリス島一帯を魔界へと変貌させるまでに起きた戦い。

復活したデウスーラを覆滅するべく十聖天が率いる精霊たちによってデウスーラへの攻撃が行われるが、攻撃を予測していたデウスーラは異世界アスガードへと繋がるゲートを既に完成させており、アスガードから己の手勢を召喚することでこれを迎撃した。

予想外の抵抗に遭い苦戦する十聖天たちだったが、それでも戦況は徐々に好転し、デウスーラの居城へと迫る。
しかし、ここで予想外の事態が発生する。
異世界同士を繋げるゲートによって、世界を守護する聖域が損傷し、聖域が乱れたことで虚空（ヴォイド）が世界へと流入する。

虚空の襲撃を受けた十聖天は大打撃を受け、後退を余儀なくされる。
そしてこのままゲートを放置すれば、いずれ聖域は致命的な損傷を受け、虚空の大規模な侵攻を許すことになってしまう。
十聖天たちは部隊を分け、一方はゲートの破壊を行う部隊、もう一方は魔神デウスーラを抑える部隊とした。
前者の指揮官には『光の守門』エフェル・カラド・ザンナが付き、後者には『火の守門』アンヘル・バエナが配された。

戦いは熾烈を極めたが、エフェルが率いる天使部隊はゲートの破壊に成功し、アスガードへの道を完全に閉ざすことに成功した。
だが、魔神デウスーラとの激闘を繰り広げたアンヘル・バエナは奮戦むなしく敗れる事となる。
アンヘルが敵に捕まったことで状況不利となった十聖天は一次後退を強いられる。

そして十聖天たちとの決戦となった十月。
この時の戦いでは十聖天側が襲撃を受ける形となったが、戦力は十聖天が勝っており、十分に勝てる見込みがあった。
しかし、戦いの最中、魔神デウスーラが新たな配下となった竜皇オーステッドを戦線に投入すると状況が一変。
竜種の精霊たちは狂気に駆られ味方を攻撃をし始めるのだった。

この時、戦場に現れたオーステッドとはアンヘル・バエナが魔族化された姿であり、竜たちは己が主に逆らうことが出来ず狂うこととなったのだ。
この戦いで壊滅的な被害を受けた十聖天たちは最早戦いを継続できるだけの戦力は残されておらず、部隊を解散し、再起を図る事となった。

アスガードへの帰還が困難となったデウスーラは大規模な儀式邪法を行い、コーンウォリス島一帯を異界化することで、この世界での拠点とした。
この異界こそが後に魔界と呼ばれる場所である。

初期

聖華暦402年～420年。
魔族軍がカナド地方への攻撃を開始した日から、各防衛線が崩壊し、新人類の領土への侵攻が始まるまでを人魔大戦初期とする。

中期

聖華暦421年～454年。
アルカディア帝国、カーライル王朝・聖王国への魔族の本格的な侵攻が始まり、勇者アレフ・ローランが誕生するまでを人魔大戦中期とする。

戦況記録

聖華暦	事柄
445年7月10日	狂乱の魔皇女アースラが率いる部隊の攻撃により要塞都市ミロワールは陥落。 聖王国北部戦線での補給線の維持が困難となる。

末期

聖華暦455年～478年。
勇者アレフ・ローランが誕生し、魔神デウスーラを討伐するまでを人魔大戦末期とする。
年代の指標は勇者がこの世界に生を受けた聖華暦455年7月となっている

決戦『魔界征伐』

聖華暦478年9月10日から始まった魔界への大規模侵攻作戦。
魔族と人間の決戦となったこの戦いを魔界征伐と呼ぶ。
作戦期間は3ヵ月に及んだ。