霊鎚ドーザヌス
[解説]
五行の機兵の1体、『南の戦士・朱雀のザンヴァート』が、かつて装備していた霊鎚。操手用と機装兵用の2本存在し、どちらも同じ名前と能力を持っている。形状は、柄や本体に人類には読めない呪紋が刻まれたポール・ハンマーである。
このポール・ハンマーを持った人物あるいは装備した機装兵の操手が、念を込めてエーテルを流しこの霊鎚を振るうと、一日三回までそのハンマーヘッドの部分を中心に光の衝撃波が全周囲に向けて発生する。光の衝撃波は振るう際に流したエーテル量にもよるが、直系50m~250mほどまで到達し、その中に存在する敵のみを識別してダメージを与える。この衝撃波を防ぐためには、何らかの魔法的手段を用いなければ効果は無い。どんな重装甲の相手であっても、魔法的防護手段が無い以上は、100%完全にダメージを受けてしまうのだ。
ダメージの値は使用者あるいは使用した機装兵の操手の力量に著しく依存する。たとえば少年の駆け出し操手が機装兵にこのポール・ハンマーを振るわせた場合に発生する衝撃波では、相手がたとえ従機であっても半壊状態にすら持ってはいけないだろう。しかし第七世代機兵を与えられる様な力量のある操手が機体にこれを振るわせた場合、重機兵ですらも粉々にする威力を発揮する。
このポール・ハンマーを持った人物あるいは装備した機装兵の操手が、念を込めてエーテルを流しこの霊鎚を振るうと、一日三回までそのハンマーヘッドの部分を中心に光の衝撃波が全周囲に向けて発生する。光の衝撃波は振るう際に流したエーテル量にもよるが、直系50m~250mほどまで到達し、その中に存在する敵のみを識別してダメージを与える。この衝撃波を防ぐためには、何らかの魔法的手段を用いなければ効果は無い。どんな重装甲の相手であっても、魔法的防護手段が無い以上は、100%完全にダメージを受けてしまうのだ。
ダメージの値は使用者あるいは使用した機装兵の操手の力量に著しく依存する。たとえば少年の駆け出し操手が機装兵にこのポール・ハンマーを振るわせた場合に発生する衝撃波では、相手がたとえ従機であっても半壊状態にすら持ってはいけないだろう。しかし第七世代機兵を与えられる様な力量のある操手が機体にこれを振るわせた場合、重機兵ですらも粉々にする威力を発揮する。
なおこのポール・ハンマーは単純な武器としての威力も高く、通常武器無効の敵に対しても効果がある。しかも頑丈であり、万が一に折れたり砕けたりしても、その破損の程度により数日から十数日かかるが再生するのだ。
ちなみにクラナ・カランク事変によって『央の魔法士・麒麟のマギウスロンダ』『南の戦士・朱雀のザンヴァート』『北の騎士・玄武のレンヴァート』の3機は、この世界より消失している。だがザンヴァートはこの世界から去る直前、装備品を放棄し放置して行ったため、この霊鎚はこの世界に残されたのである。