ソルビアンコ
[解説]
公演を設置したのは、この町出身の同盟評議会議員ゲンダン・ツジースである。
ゲンダンは軍人出身で、戦艦乗りから機兵乗りに転身した経歴の持ち主である。
軍での出世に限界を感じた彼は政界進出を決意。
もともと戦艦アマルーナの乗組員として軍歴を始めた彼は、陸上艦隊OB会などに働きかけ、「アマルーナ」を記念艦として保存することを公約、見事同盟評議員に当選して公園設置を可決させた。
可決させたのはよかったものの、アマルーナの市街地にはさすがに置き場がなく、既存の基地のスペースを割く余裕はなかった。
そこで、ゲンダンは自らの出身地であるソルビアンコの町に記念艦「アマルーナ」を誘致すると、「同盟陸上艦隊記念館・記念艦アマルーナ」として周りに公園を整備したのである。
さすがにこの事業は強引に過ぎたようで、ゲンダンは次の選挙で落選、子息に地盤を受け継がせることもなく政治家としては消えていった。
しかし記念艦「アマルーナ」は残り、同盟国内だけでなく、帝国や聖王国からも観光客を集めている。