シーン・アルツァイ - 聖華世界 @ wiki

シーン・アルツァイ

［解説］

冒険者ギルド「栄光の宴」に所属する冒険者。29歳(聖華暦834年時点）
かつてアイオイ・ユークリッドが率いたガーター黒騎士団に所属していた元帝国軍人である。
アイオイが国外追放された際に彼に付いて行った5人の黒騎士団員のうちの一人。

平民の出であり、ごく普通の家庭で育ち、一般的な帝国男児がそうするように軍学校へと入学し、優秀な成績を収めて帝国軍へと入隊した。
しかし、卒業後に配属となったのが愚連隊と悪名高いアオスブルフであり、荒くれたちと接していくうちにドンドン凶暴な性格へと変わって行った。

ある日、アオスブルフの査察に来ていた、暗黒騎士アイオイ・ユークリッドに出会った事で、その後の人生が大きく変わる事になる。
当時、２０歳だったシーンは非常に血の気が多く喧嘩っ早い青年だった。
そして、あろうことか暗黒騎士にまで喧嘩を売るという暴挙に出た。（上からな態度が気に入らないという理由で）
しかし、結果は惨敗であり、自身が得意とする徒手空拳を用いた決闘でボコボコにされてしまう。
シーンはアイオイの強さに惹かれ、退院すると同時に転属願いを出し、アイオイが率いるガーター黒騎士団へと入団した。

同期であるジエ・バルクールとは事あるごとに喧嘩をする犬猿の仲だったが、とある任務を境にお互いを認めるようになり、唯一無二の相棒としてコンビを組んで行動するようになる。
（とは言え、些細な事で口喧嘩するのは変わらないので、喧嘩するほど仲が良いという奴）

アイオイ・ユークリッドの国外追放が決まった際には全てを捨てて彼に付いて行くという決断をする。
アイオイの人柄や強さに憧れていたのもあるが、「単純にこっちを選んだ方が面白そう」と言う愚連隊出身の荒くれものらしい理由で同行を決めてたりする。

ギルドの冒険者となった後も何かとジエと一緒に依頼をこなす事が多いようだ。

搭乗機

機装兵 レギオン・グラップラー

性格

子供のころは利発で大人しい少年だったが、軍学校を卒業後、アオスブルフに入隊した事で豹変し、打って変わって喧嘩早い凶暴な青年となってしまった。
しかし、アイオイにボロ負けしたことで凶暴さは鳴りを潜めて、やたらと暑苦しい熱血漢になる。おまけに重度の脳筋。

人の話を聞いていないことが多く、よくトラブルに巻き込まれるが、自身がトラブルメーカーである自覚はない。
強者と強者は惹かれあい、拳と拳をぶつけ合えば、互いに心が通じ合えると信じている。

強者と見れば初対面でも構わず勝負を挑むが、意外と物分りは良く、断れば諦めてくれる。
強くなる事以外には殆ど興味がなく、暇があれば筋トレしたり、一人で魔獣狩りに行ったりして常に自己鍛錬をしている。

余談だが、ジエ・バルクールと和解するまでは極度の貴族嫌いであり、いっそ憎んですらいた。
その理由は、憧れていた女性が婚約していたのが貴族御曹司だったのだが、婚約を破棄された挙句、散々貴族の嫌がらせに耐えかねた結果、自殺してしまったためである
ことあるごとにジエに喧嘩を売っていたのも、この個人的な私怨に起因する。
しかし、共同任務の最中にジエと本気で拳で語り合った結果、考えを改め貴族にも骨のある奴がいると認めるようになった。
結局のところ、シーンは拳でコミュニケーションした相手の事しか認めないのである。