ちびまる子ちゃん

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ちびまる子ちゃん - (2021/04/12 (月) 17:54:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/27(金) 23:47:13
更新日:2024/04/21 Sun 20:17:06
所要時間:約 14 分で読めます






“さくらももこ”は小学3年生。

とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。




【概要】


さくらももこの代表作。『りぼん』にて連載された。

話は作者の子供時代を軸としており、今でこそジャンルの一つであるエッセイ漫画の基になった。
(ただし形式は通常の1話完結型作品であり、現在のエッセイ漫画とは少し異なる)

舞台は作者が小学生時代を過ごした「1970年代中盤(昭和40年代後半~50年代初め)」*1静岡県清水市(現静岡市清水区)であり、
サザエさんやドラえもん等他の「サザエ時空」作品と違って現代のものが登場したりはしない(4コマ版では少し時事ネタ話もあったが)。正に「永遠の昭和」。
そのため作中で登場したイベント「フェスタしずおか」や、清水を襲った洪水(ウィキペディアでは「七夕豪雨」)等、実際に起こった出来事が反映されていたりする。
また歌手の山本リンダは本作(と米米CLUB)でフィーチャーされたことで再ブレイクを果たしており、自伝でも本作の事を語っていた。

初期は比較的体験談に基づいたエピソードが中心だったが、連載が続くに従ってフィクションに変わっていった。
同時にキャラクターの作画や性格等も、徐々にデフォルメ調となっている。
登場人物の別れは描かれるものの「サザエさん方式」で物語が進んでいる事情で進級することはないので、新学期になると何事もなかったかのように登場する矛盾がある。

アニメ版は第1期が1990年から1992年にかけて放送され(大半は作者脚本のオリジナル。中には後に書き下ろされた回も)、第2期が1995年から現在まで放送中。
この頃に劇場版ゲストであった大野くんと杉山くんがレギュラー入りした。
ちなみに第1期と第2期の合間、同時間帯に放送されたのは「ツヨシしっかりしなさい」である。
アニメーション制作は日本アニメーション。

映画は大長編として1990年に「大野君と杉山君」、1992年の第1期が終了した直後に「わたしの好きな歌」の二本が制作された。
いずれも作者書き下ろしによって漫画化されている。前者は近年にDVD化されたが、後者は音楽の著作権の関係により現時点では見送られている。
2015年に久々となる映画「イタリアから来た少年」が公開された。

2006年と2013年に単発ドラマ、2007年~2008年に連続ドラマで実写化されている。
キャストは各作品ごとにほとんどが入れ替わっているが、友蔵役のモト冬樹のみ全作に登場している。


【登場人物】


  • さくらももこ
CV:TARAKO
お馴染みちびまる子ちゃん。
通称は「まる子」「まるちゃん」。初期は「ちびまる」、1年のころは「ももこ」と呼ばれていた。あだ名が有名すぎて本名で呼ばれることは少ない。
ごくふつうの小学3年生。怠け者で勉強が苦手だが時には純心で優しい一面も。山口百恵の大ファン。お笑い好き。
原作・アニメ初期はトラブルメーカーとして、騒動を起こしては周りから説教やツッコミを食らうボケタイプの主人公だったが、
連載やアニメ放映が長くなるにつれて、徐々にまる子以外のキャラクターが段々とクセのある濃い性格へと変わっていくと、
それらのキャラに対して困惑したり時にはツッコミを入れたりするなど多少常識的なキャラクターとなった。

漫画版では作者の別連載していた漫画の主人公コジコジに導かれて自分の未来を見に行き、漫画家で一児の母になった未来の自分と対話している。*2
実は原作者のさくらももことイルカ(歌手)とアニメのまる子役のTARAKO氏の声はガチでそっくりでトリビアの泉に取り上げられたこともある。

念のため断っておくと、さくらももこという名前はあくまでもペンネーム兼『ちびまる子ちゃん』の主人公名であり原作者の本名ではない。

  • さくらヒロシ
CV:屋良有作
まる子の父親。40歳。作者による通称は「父ヒロシ」。
タバコと酒と釣りが大好きで甘いものが苦手。昔はハンサムだった。
巨人の野球観戦の際にはチャンネルを譲らない。
仕事のシーンは一切無いが、サラリーマンという設定である。
なお実際の作者の実家は八百屋。なので『ひとりずもう』漫画版では「さくら青果店」の名で店兼自宅が描かれ、すみれが店の手伝いをしている。

  • さくらすみれ
CV:一龍斎貞友
まる子の母親。40歳(何故か一部のゲームのクイズでは40歳が正解ではない)。厳しくも優しい人物。
まるでだらしのないまる子には手を焼いており、目を吊り上げてキレるシーンは既にお約束。
基本的にまる子の言う事はあまり信用しておらず、まる子が何かをおねだりしてくる時はかなり冷たくあしらう。
昔は美人で、モガ*3だった。
たまに無責任な事を言うが、藤木を庇う発言をしている作中人物の1人。

  • おねえちゃん
CV:水谷優子(2016年5月29日まで)→豊嶋真千子(2016年6月5日~)
まる子の姉。小学6年生。
「さくらさきこ」という本名があるのだが*4、作中ではほとんど「おねえちゃん」、「さくらさん」としか呼ばれない(作者の実姉のみ名前が異なるので仕方ないと言えるが)。
妹とは違いクールかつドライな性格だが、要領が悪い面もある。
性格が正反対でだらしなくルーズで要領の良いまる子とは喧嘩が日常茶飯事であり、
(本人に責任がある場合が多いとはいえ)まる子に対しての態度は実の妹相手とは思えないほど辛辣。
その一方で、まる子が野良犬に襲われた時は先生よりも先に助けに行く等、何だかんだで気にかけている。
時折まる子以上にとんでもない弾けっぷりを見せたり、くだらない理由で数日に渡る姉妹喧嘩を繰り広げたり、少女漫画を愛読しアイドルの西城秀樹の大ファンであったり年相応な一面もある。

実際の姉もそれなりにしっかり者ではあるが病弱気味で、また成長するにつれてなかなか進路が定まらず家族を困らせることも多かったらしい。最終的にはOLになった。
さくらももことはGBAソフト『さくらももこのウキウキカーニバル』で共にゲームの企画、デザインの仕事をしたことがある。

  • さくら友蔵
CV:富山敬→青野武島田敏
本作の萌えキャラ。まる子の祖父でヒロシの父親。76歳。
まる子の事が大好きで、何かと甘やかしており、しばしば共に何かやらかす。
俳句が趣味で、たびたび「友蔵 心の俳句」として一句詠む(季語が入っていないため「川柳」になっていることも多いが)。
まる子、さきこ、友蔵に共通する特技として金魚すくいがあり、その腕は3人とも驚異的。
なお、人物像は「作者の理想のおじいちゃん」を表したものであり、実際の作者の祖父は意地悪で嫌な人だったとのこと。

  • さくらこたけ
CV:佐々木優子
まる子の祖母でヒロシの母親。72歳。昔は美人だった。
地味で目立たないが怒ると怖い
…は過去の話で、近年は穏やかで長年培った知識と経験を発揮してまわりを助けたり感心させる事が多い。
不調のテレビの調子を取り戻す達人。


◆クラスメイト


  • 穂波たまえ
CV:渡辺菜生子
まる子の親友。通称「たまちゃん」
しっかり者の三つ編み眼鏡っ娘。
事あるごとに自分の写真を撮ろうとするカメラマニアな父親に迷惑している。
作中のキャラでは常識人とされるが、たまに変な妄想に走る一面もある。
モデルは作者の親友だが、実際はかなり活発で顔立ちも整っており、クラスの中心になるような人だったとの事。
また『ひとりずもう』漫画版では中学時代こそ別だったが高校で再びまる子と同級生になり、高校卒業後アメリカに旅立ち、後書きによると今でもアメリカにいるらしい。

  • 花輪和彦
CV:菊池正美
お金持ちのお坊ちゃん。成績はオール5だが字を書くのがものすごく苦手なのが悩み。通称「花輪クン」。「くん」ではなく「クン」(ここ重要)。
初期はキザなだけの性格だったが徐々に心優しい人物になった。他人を呼ぶ時の呼称は「ベイビー」。
ナルシストが仇となり、とくちゃんの回では見事に物語の雰囲気をぶち壊した。ある意味鬱フラグクラッシャー。
巨人ファンであり、良い席を取って球場観戦に赴いた際には無様なサヨナラ負けを喫した。
習い事もたくさん学んでおり、空手においては黒帯である(複数人に絡まれても顔色一つ変えずに、回避のみで実力差を見せつけ撃退してのけた)。
忘れがちだが、まる子と同じ生き物係。その為、たまちゃん程ではないがまる子と絡む回がそこそこ多く、たまちゃんや友蔵を連れたまる子をどっかに連れて行く事が多い。
原作最初期はクラスによくいるキザな同級生をモデルにしていたらしく、微妙にケチ臭かったが、
後に作者が知り合ったリアル金持ちをモデルに変更したためにハイスペック化したらしい。

  • 丸尾末男
CV:飛田展男
クラスの学級委員長。常に敬語口調で喋り、「ズバリ◯◯でしょう」が口癖だが言っている事はいつも大して核心を突いていない。
ぐるぐる眼鏡で隠れているが素顔はピカソの絵みたいと形容されるほど物凄い。
母は49歳でどうしてお母様は若くないのですか!と問い詰めて困らせた事もある。
余談だが「12歳。」という少女漫画にそっくりさんが居る。

  • 浜崎憲孝
CV:折笠愛→カシワクラツトム
お調子者のB級男子。あだ名は「はまじ」。
郷ひろみのモノマネが上手い。
まる子と噂になった事がある。
実在の人物がモデルで後に本人が自伝を出版した。

初出演は「プールの授業中『水の中でも喋れる』と豪語し案の定むせる」という小学生男子らしいエピソードだが、自伝によると実際のはまじは同じ回に出る水が怖くてプールどころか学校から脱走した男子の方だとか。
またさくらももこは彼自身とそこまで交流がなく(噂になったのは実話)出演にあたって連絡し忘れたため、本人は妹が読んでる『りぼん』で初めて知ることとなった。


  • みぎわ花子
CV:ならはしみき
女子の学級委員で、たまちゃんと同じ三つ編み眼鏡っ娘。でもこちらはお世辞にもかわいいとはゲフンゲフン
花輪くんにお熱でよくアタックしているが当人からはドン引きされている。
真面目で成績も優秀でクラスメートの信用もある女性として書かれているものの、ヒステリックで高圧的で暴走しがちな欠点がある。
アマリリスというブルドック犬を飼っていて飼い主の彼女とはとてもお似合いである。

  • 野口笑子
CV:田野めぐみ
「クックックッ…」という(むしろ「キュッキュッキュッ…」と聞こえたりもするが)忍び笑いで知られる、印象が暗い女子。
独特かつエキセントリックな性格で、ただでさえ一癖二癖ある子供が揃っているまる子のクラスの中でもさらに一際異彩を放っており、
特定の誰かと親しくする事はあまりないものの、クラス内の揉め事に巻き込まれる事もないある意味孤高の立ち位置にいる。
まる子も一度は関わり合いになるのを避けようとしたが、趣味が共通するため意気投合した。
意外にもお笑いに精通しており、深夜ラジオで欠かさずチェックしたり、無名時代のビートたけしと出会った時にサインをもらっていたりする。
祖父と父親もお笑い好き。意地悪で威張り屋の兄・富士男がいる。セキセイインコを飼っている。
意外と運動神経も良い(何でも器用にこなしてしまう程)。
「永沢君」からの逆輸入キャラ。

  • 富田太郎
CV:摩味→大塚海月→永澤菜教
家族全員「ブー」が口癖。通称「ブー太郎」。
B級男子としてはまじとつるんでいる事が多い。

  • 関口しんじ
CV:津久井教生
丸刈り(というかほとんどハゲ頭)のB級男子。
はまじやブー太郎とよくつるんでいるが、やや影が薄い。
気まぐれなのか話によってムラがあり、いじめっ子になることも多い。
初期の話では「エビス君」と呼ばれていたが、後にこの名前は別の生徒に使われるようになった。

  • 大野けんいち
CV:沼田祐介
クラスのイケメンコンビ。熱血漢で腕っぷしも強い。杉山と一緒によくサッカーをしている。
大野は学年末に転校するが、本編自体永遠の3年生なので春には引き続き入江小に在籍している。
映画からの逆輸入でTVシリーズでもレギュラー入りした。
映画では杉山共々、横暴なガキ大将タイプのキャラだったが、TVシリーズではいじめっ子をやっつける等、正義感の強い性格になった。
杉山はかよちゃんや安藤りえとの恋愛エピソードがある反面、大野にはその類の話が少ない。

  • 杉山さとし
CV:真山亜子
大野とよく一緒にサッカーをしている。
東京から来た女の子、安藤りえとは良い感じになったが進展がないまま終わった。

  • 長山治
CV:佐々木優子
眼鏡の優等生。博識で親切で慕われるタイプ。まさにエリート。
アマチュア無線の資格を持っている。

  • 山田かよ子
CV:大本眞基子
ドジでおっちょこちょいな女の子。まる子やたまちゃんと仲良し。杉山くんのことが好き。

  • 土橋とし子
CV:三浦雅子→川田妙子
メガネをかけた、ショートカットの地味な女の子。まる子・たまちゃん・かよちゃんと親友。
実はまる子とは幼稚園からの幼馴染。
好きな歌手はキャンディーズや野口五郎。
趣味はお料理、ガーデニング。習い事はエレクトーン。お母さんもメガネをかけていてとし子ちゃんにそっくり。
お父さんはごく普通のサラリーマン。ゴルフが好き。おばあちゃんは遠くに住んでいる為なかなか会えない。
学芸会で「巌流島」をやる事になって宮本武蔵役に長山君を推薦した。
理由は「ちょんまげが似合いそうだからです(^^)」。

  • 伊藤ゆみ子
CV:三浦雅子
かつてはまる子・たまちゃんとよく一緒に遊んでいたが、とし子の登場後に出番が減少し、いつしか全く登場しなくなった。
一部では「笹山さんのプロトタイプ」と囁かれている。

  • 山根強
CV:陶山章央
優しい性格だが、気と胃腸が弱く、ちょっとした事で腹痛を訴える。城みちるの大ファン。
一応胃痛に負けない強い男になろうとはしているのだが、常に空回り。
厳格な父親とやや気の弱い母親がいる。
永沢や藤木と仲が良い。

  • 永沢君男
CV:茶風林
玉ねぎ頭が特徴。腹話術が得意。最初はただ暗いだけだったが、家が火事になった影響か陰険な毒舌家に変わっていった。
火事のトラウマから火を苦手とするが、自分の家の火事でなければ意外と平気と言うゲスい発言もしている。
父と弟も玉ねぎ頭。頭の形状の関係で普通の通学帽がかぶれないため、彼のかぶる帽子は異様に小さい
永沢一家は、家を新築し完成するまでの約8か月間、3丁目の親戚の裕福なおじいさんの家でお世話になった。
また原作・アニメ共に新築した家のエピソードがあったにもかかわらず、アニメで登場する永沢家の外観は常に親戚のおじいさんの家の外観である。
しかし、家内には永沢一家しかおらず親戚のおじいさんなどが登場していないので、アニメで永沢一家が親戚のおじいさんの家に居候中なのか、新築永沢家が親戚のおじいさんの家のデザインにされたのか不明である。
火事で家を失った同級生が立派な親戚の家にしばらくの間住むことになるというのは、作者の実際の思い出のエピソードである。

  • 藤木茂
CV:中友子
永沢といつも一緒にいる暗い男子。唇が青く長身。スケートが得意で周りからは一定の評価を得ている。
ここぞという時に逃げたり責任転嫁をしてしまう為に主に永沢から「卑怯」のレッテルを貼られることが多い。ただし卑怯と言うよりは臆病の方が正しい。
何かと永沢からは毒舌を浴びせられており、そもそもあまり仲が良くない。決して健全で良好な友人関係ではないのだが、
永沢以外にこれといって波長の合うクラスメイトが居ない藤木は腐れ縁ともいえる間柄で永沢とつるんでいる。
だが一部視聴者にはまる子や永沢のが卑怯と言われる事も多い。
笹山さんに想いを寄せる。

  • 小杉太
CV:一龍斎貞友
大食漢で肥満体の少年。食べ物絡みの話題でよく登場する。
基本的に食い物の事しか頭にない暴食家であり、食い意地を張っては皆に余計な迷惑をかける事が多い。
体力測定の際には、「動けるデブ」を目指して練習に励んだりもした。
「永沢君」からの逆輸入キャラ。

  • 山田笑太
CV:山本圭子
いついかなる時にも「アハハ」と笑っている、クラス一のおバカな男子。
一人称は「オイラ」で、「だじょ~」と語尾につけるのが口癖。
バカだが純真な性格で、何だかんだ言っても憎めない少年。
コイツが悲しく取り乱すとこちら(視聴者)も悲しい気分になる。
初期と現在では容姿がかなり違う。

CV:田野めぐみ→本井えみ
縦ロールの美少女。
気が強く、永沢とは口喧嘩ばかりだが、それなりに気にしている様子。
裕福な家庭のようで、花輪クンと話が合いやすくみぎわさんから目をつけられることも。
「永沢君」からの逆輸入キャラ。

  • 笹山かず子
CV:三浦雅子
ヘアバンドをつけた美少女。
誰に対しても分け隔てなく優しく、藤木に想いを寄せられている(が、本人は気付いていない)。
城ヶ崎さんとは親友で一緒に帰ったり遊んだりもしている。まる子やたまちゃん、他のクラスの女子達とも仲がいい。
秋山慎吾という従兄のお兄さんがいる。藤木君はボーイフレンドだと勘違いした。

  • 冬田美鈴
CV:上村典子→馬場澄江
大仏のような天然パーマの女子で、顔に似合わず乙女チックな性格。
愚鈍でKY、そのくせよく泣き、それでいて本人にその自覚が無いというはた迷惑な存在でもある。
大野に想いを寄せている。
同じく乙女チックな性格のみぎわと気が合う。

CV:浦和めぐみ
気性が荒く、傲慢で自己中。自分に対して周囲が反発するとガチギレして喧嘩沙汰を起こすか、逆に取り乱して泣き出すかのどちらかという
全く始末に負えない作中でも1,2を争う危険人物である。その傍若無人ぶりからほとんどの同級生から煙たがられている。
登場回数のそこそこ具合とは裏腹に(悪い意味で)視聴者に絶大なインパクトを残し続けている。
詳細は項目参照。

  • 中島
CV:田野めぐみ
まる子のクラスメイト。
クラスに一人はいるひねくれ者。
根は悪い奴ではない。
初期エピソードで関口ら男子8人を率いて、まる子ら女子9人+丸尾を相手に戦争をした事がある。

  • 三沢
CV:菊池正美
まる子のクラスメイト。
よく中島とつるんでいる。

  • ナベちゃん
CV:菊池正美
まる子のクラスメイト。苗字は渡辺。
親戚が酒屋らしい。

  • 長谷川健太(ケンタ)
CV:岩男潤子
サッカーを愛するサッカー少年。大野・杉山と二対一でボールの取り合いをして負けないほどで、普通は4年生からクラブ活動を始めるサッカー部に3年生のうちから参加している。
モデルは元Jリーガー・日本代表、現FC東京監督の長谷川健太その人。厳密には、作者のさくらももことは同じ小学校の同じ学年だが、3年生の時は別なクラスだったとの事。


◆その他


  • 吉川みどり
CV:浦和めぐみ
友蔵の友人の孫で、まる子と同学年だが、違う小学校の児童。常に敬語で話す。
変わり者で思い込みが激しく、すぐに泣く上に負けず嫌いで、かるた取りで負けた際には大泣きしていた。
藤木に片思いしている。

  • 戸川先生(戸川秀之)
CV:掛川裕彦
まる子の担任。いつも穏やかな先生でほとんど叱る事もないまさに理想の教師像。
なお、現実の作者の担任は非常に厳しい教師であり、
理由の無い平手打ちや児童にウィスキーを飲ませるなどの体罰・不祥事をしたため1年で別の学校に飛ばされたという。

  • 佐々木のじいさん(佐々木茂男)
CV:掛川裕彦
友蔵の友人。
街路樹の育成に命を懸ける、誰よりも木を愛する男。
実際に活動が認められ、表彰された事もある。
さらには歌まで作られた、反抗期の孫以外の家族との仲も良好。
普段は温和で静かな性格だが、ひとたび樹を乱暴に扱ったり傷つける者を見つけると我を忘れて別人と化し、
鬼のような形相と剣幕で怒り出し怒鳴りつける。

  • 川田守
CV:津久井教生
佐々木のじいさんに憧れ、自らは川の保護に当たった人物。やはり表彰されたことがある。
ただし家族には度が過ぎる彼の行為に辟易して家族崩壊の恐れがある。

  • ヒデじい
CV:茶風林
花輪くんお付きの執事。誰にも優しく親切で、永沢にすら慕われている(実は担当声優も同じ)。
妻と娘が居たが、妻は既に亡くなり娘は独立したので花輪くんへの奉仕は生き甲斐となっているという趣旨の発言をしている。
ちなみに本名は「西城秀治」。

  • ナレーション
CV:キートン山田(~2021年3月28日)→きむらきょうや(2021年4月4日~)
物語(特にまる子の行動)に対するツッコミ役。言葉遣いはかなり辛辣。
キートン山田としてさくら一家の前に姿を見せた事もあり、「ナレーションの仕事はどうしたの?」と突っ込まれていた。
だがそんなキートン氏も2021年3月を持って勇退。後任は『めちゃ2イケてるッ!』等で知られるナレーターの木村匡也氏がひらがな名義で担当することに。


【関連作品とか】


中学生になった永沢や藤木のスピンオフ。

ある種伝説の鬼畜ゲー。

  • ちびまる子ちゃん 対戦ぱずるだま
まる子世界を忠実に再現、凝った作りの良作なのだが、永沢くん敗北時の演出が不謹慎とのことで全品回収となってしまった。
ある意味で幻の作品。

  • ももこのほのぼの劇場
初期のりぼんコミックスに収録されていた短編集。「ももこ」のドタバタな日常や幼少期~上京等が描かれている。
ちなみにそこで描かれる「ももこ」(=作者)の足跡を概略すると「女子高(この頃から漫画投稿)→短大(その間バイトで家庭教師経験、漫画家デビュー)→東京に行き就職→数か月で退職し漫画に専念」だったり。
幼少期~小学生期、お母さんの過去編は本作の一部としてアニメ化された。

  • お父さんは心配症+ちびまる子ちゃん
岡田あーみんの『お父さんは心配症』との合作作品で、コミックス2巻収録。作者同士の合作秘話やカメオ出演シーンも掲載されている。
まる子が夏休みの宿題を既成の昆虫標本で誤魔化すためデパートに行ったら、娘の彼氏を駆逐しようとする「お父さん(パピィ)」佐々木光太郎と出会い、なりゆきで同行しながらも彼の変態的行動に呆れてしまう。
しかしなんだかんだありつつ光太郎と一緒に食事をして最終的に標本もプレゼントされている。
ちなみに『お父さんは心配症』は連載時期と同じ80年代の話で、光太郎自身も「淀川区」の住人らしいが、それがなぜ清水市のまる子(それも70年代の住人)を知っていたかは謎。

  • 「あのころ」「まる子だった」「ももこの話」
原作マンガを基に書かれたさくらももこのエッセイ集3部作。原作の話のいくつかの元ネタとなった実際のエピソード(お母さんの指輪の話とか)が収録されている。

  • ひとりずもう
同名エッセイの漫画版。まる子と呼ばれていたももこの中学・高校時代の話。
実家が両親の営む「さくら青果店」になっており、たまちゃんとのその後や漫画家を目指す道が描かれている。

  • 僕、はまじ
はまじこと浜崎憲考の自伝兼暴露本。

  • 4コマ版
中日新聞ら各地方の「ブロック紙」にて連載された。かなりブラックなネタが多く、ネット上では(主に悪い方向で)有名な作品。
原作及びアニメ版などと違って現代設定になっているという、何気に昭和設定が持ち味のちびまる子ちゃんとしては珍しいパターンだったりする。

  • ちびしかくちゃん
グランドジャンプにて連載。元々はオムニバスショートギャグ漫画「まんが倶楽部」のうちの一編だったが後に独立化。
一応セルフパロディなのだが、内容は4コマ版以上にブラックかつシニカルであり、ぶっちゃけ「ちびまる子ちゃんの皮を被ったコジコジ」のようなものである。
ある意味、さくらももこのもう一つの顔を存分に堪能できる作品。


【楽曲】


「おどるポンポコリン」はあまりにも有名だが、実はかなり豪華なアーティストが歴代主題歌を担当している事でも知られる。
西城秀樹、たま、KinKi Kids、カヒミ・カリィ、忌野清志郎(love jets名義)、MANA-KANAらがそうである。
最近、新エンディングをあの桑田佳祐が担当して話題になった事は記憶に新しい。

「おどるポンポコリン」のほかにも「走れ正直者」「針切じいさんのロケン・ロール」「ゆめいっぱい」「アララの呪文」などが有名であるが、
一度だけ2002年の七夕に放映された「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻のエンディング曲として、

山崎ハコの『呪い』が流れたことがある。

案の定テレビ局には抗議の電話が多くあったようである。

ズバリ追記・修正でしょう~!

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