ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー

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ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー - (2016/02/25 (木) 16:10:20) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/23(月) 00:53:46
更新日:2024/02/07 Wed 11:24:25
所要時間:約 7 分で読めます




2009年9月12日に発売されたニンテンドーDS(以下DS)用のゲームソフト。

ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ』の次に発売されたDS世代のポケモン三作目。


あの『ポケットモンスター』シリーズの中でも屈指の人気を誇る、
ゲームボーイカラー(以下GB)用ソフト『ポケットモンスター金・銀・クリスタル』を、ハードをDSに移してリメイクした待望の作品。

発売前からリメイクを望む声が大きかった作品だけあり、発売が正式にアナウンスされた時は多くのトレーナーが歓喜したとか。


タイトルからも分かる通りハートゴールドが金、ソウルシルバーが銀に相当する。
アニポケのOPからゴールデンサンとシルバームーンを期待していた人も多かったらしいが。

パッケージのポケモンはリメイク前同様ハートゴールドがホウオウ、ソウルシルバーがルギア
例によってイラストが最新の物に変更されている。



GBからDSに移植された事に伴って、基本のシステムは全てダイヤモンド・パール・プラチナバージョンに準拠した物となった。
グラフィックは3Dの技術を取り入れ大幅に進化、当事は無かったポケモンごとの特性の追加、技ごとの物理特殊の分化。
努力値の仕様や技マシンもダイパの物となる等システム周りは大幅に変更されている。

ダイパやプラチナと比べてタッチペンを使う場所が増えているのも特徴(メニュー画面等)。
それによりポケッチアプリが無くなったが一部はポケギア内に収録されている。
当然時計機能も実装されているが、この前の世代からバックアップメモリ不揮発化、この世代以降時計機能は本体が担うので、
電池切れによるバックアップメモリ揮発(データが消えること)の心配も無くなった。

当たり前だがWifiにも対応しているが…サービスなら終わりました。


ストーリーはリメイク前とほぼ同じでジョウト地方が舞台。
だが、前まではスルーしても問題無かったパッケージのポケモン(ハートゴールドではホウオウ、ソウルシルバーではルギア)と、
必ず戦わなくてはいけないように変更された。
また、それに関わる重要な人物である「まいこはん」と旅の途中何度も出会うイベントが追加されている。

更に前までいなかった幼なじみキャラも登場する(対戦も出来ず空気だが)。
他にも「ヤドンのいど」や「いかりのみずうみ」等の事件で出てきたロケット団幹部4人に名前と個性が追加されてじわじわと人気がある。

また、従来のトレーナーの服装と台詞も一部変更されている(ミカンちゃんのシャキーンはイイ)。
特にジムリーダーのマツバ、ヤナギ、ナツメがもはや別人と言える程変更されている。



新たな施設としてサファリゾーンも追加され、
リメイク前ではしてんのうクリア後でないと入手できなかったポケモンが入手可能になった(ヨーギラス等)。

更にクリア後にはプラチナにもあったバトルフロンティアにも行く事ができる。

当然リメイク前同様カントー地方にも行く事ができ、前まで容量不足の関係で利用出来なかった施設も一部利用可能になっている。
また、道中のトレーナーの手持ちも一部ダイパやルビサファのポケモンに変更されている。
ちなみにファイアレッド・リーフグリーンに登場したナナシマには行けなくなっておりナナシマに関する話をする人物もいない事から黒歴史扱いな模様。


クリア後のサブイベントも豊富に追加され、ジムリーダーとの再戦もできる。

また、それまでのポケモンに無い追加システムとして、ピカチュウバージョンのピカチュウのように先頭のポケモンを後ろに連れ歩けるようになったり、
(但しハガネールホエルオー等大型ポケモンは建物内では後ろに連れ歩けない)

ポケモンをタッチペンで操作して様々な競技を勝ち進むポケスロンの追加、
ポケウォーカーという同梱されている万歩計のような物にポケモンを送ってポケットピカチュウのように連れ歩けるようになるなど、
なかなか面白い要素が追加されている。

ちなみにこのポケウォーカー、アメリカの大学教授の実験によれば「(比較対象の中で)最も正確な歩数計である」との評価を受けている。



当然他のDS世代のシリーズとの通信も可能で、『ファイアレッド・リーフグリーン』の時と異なりクリア前から送れるポケモンに制限が無く、
進化にも制限がかからない。

評価の高いファイアレッド・リーフグリーンと比べても、BGMがさらに高評価。
クリア後にとある条件を満たすとリメイク前のようなBGMに戻す事も可能な大友にも優しい仕様。

またパワー系アイテムによる個体値遺伝や新たなる教え技や遺伝技、ワイヤレスのフラットルール*1の追加等の理由から、
対戦派の人達にも評価が高い。


伝説のポケモンも豊富。
DP世代の最終作あってか、殆どの伝説ポケモンが入手可能。
入手できないのは幻のポケモンくらい。

HG、SSで入手可能
ホウオウ
ルギア
エンテイ
ライコウ
スイクン
ファイヤー
サンダー
フリーザー
ミュウツー
ラティアス(HG)
ラティオス(SS)
グラードン(SS)
カイオーガ(HG)
レックウザ(条件あり)
ディアルガ(条件あり)
パルキア(条件あり)
ギラティナ(条件あり)



あの金銀のリメイクだけあって初代・金銀世代のプレイヤーに大ヒット。
更に様々な追加要素などの完成度から絶大な人気を誇り、DSのソフトの中でもトップクラスの売り上げを誇る。
なんとファイアレッド・リーフグリーン以上。


あえて欠点を挙げるとすれば、バトルフロンティアが完全にプラチナのそれの流用である事くらいか。
施設の内容から人物に至るまでほぼ同じなため手抜き感が否めない。
全体的に完成度が高いだけありこれは残念。
難易度は下がってるらしいけど。

スイクン戦時に本体をスリープモードにするとバグが発生するのも注意したい。

また、アルセウスイベントの際、ギラティナを選ばないとはっきんだまが入手出来ない。
(こんごうだま、しらたまは他から持って来られるが、はっきんだまはプラチナ同様他ROMへの持ち出しができない)



●余談

今作では日本国外版全て(一部の国のプラチナで変更されている)でギャンブル性が高いスロットマシンが無くなっており、
日本版には存在しない「ビリリダマめくり」というマインスイーパに似たゲームに置き換わっている。

しかしコインを買えなくなっており、コインを増やすのが難しいと不評だとか。



CMはバンギラス。





つかうポケモンは…シャキーン!ついき・しゅうせいタイプです!

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