ポケットモンスター

登録日:2009/05/28 Thu 16:48:34
更新日:2021/12/07 Tue 14:51:16
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ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この星の不思議な不思議な生き物。


『ポケットモンスター』とは、ゲームフリークが開発・任天堂が発売しているRPGシリーズ。
また、株式会社ポケモンによってブランドの管理が行われている。
今やただのRPG(ロールプレイングゲーム)ではなくモンスター収集ゲームというジャンルを為した感もある。
ビデオゲーム以外にも、アニメや漫画、カードゲーム、グッズなど、多方面に展開されている。



■概要


1996年に第1作目となる『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されて以来、今や任天堂の看板タイトルの1つとなったゲームのシリーズである。

主人公を操作して、野生の「ポケットモンスター」……通称「ポケモン」を「モンスターボール」で捕まえて仲間にし、育てていく。
各町にある「ポケモンジム」でジムリーダーとのバトルに勝利してポケモントレーナーとしての実力を認められることで、最高峰の舞台「ポケモンリーグ」に挑戦しチャンピオンとなること、
世界にいるすべてのポケモンをつかまえて、「ポケモンずかん」を完成させることがゲームの目的である。
このゲームの世界では、ポケットに入れて持ち運べる生物を『ポケモン』、そのポケモンを捕まえ、育て、戦わせる人々を『ポケモントレーナー』と呼ぶ。

因みに、ゲームの元ネタは昆虫採集と、『ウルトラセブン』のカプセル怪獣
当初は『カプセルモンスター』というまんまなタイトルで開発が進められていたが、
商標の問題や略称「カプモン」の語呂の悪さからボツとなり、誰もが知る今の名前に落ち着いたという経緯がある。

今では「ポケモンと言う不思議な生き物が生息する架空の世界」と言うコンセプトになっているが、
当時は「世界のどこかにポケモンと言うモンスターの生息する場所があり、そこでは人とポケモンが共存して暮らしている」
と言った感じの、ベタな設定のゲームだった。
「カントー地方」とかインドぞうとかアメリカンとかインドぞうとかさんまの塩焼きとかインドぞうとか東京タワーとかインドぞうとか、
現実の事物を強く意識した傾向があったのも、このためだろう。
この頃は誰もロングセラーになるなんて思っていなかったので、最初はCMも地味な出来栄えだった。

捕まえたポケモンを友達と「通信交換」し、育てたポケモンで「通信対戦」をするという、
ゲームボーイの通信ケーブルを最大限活用した画期的なソフトであり、
据え置き機での競争で初代プレイステーションに敗北した任天堂を救った立役者である。
同時に、枯れかけていた携帯ゲーム機が息を吹き返すきっかけにもなった。
『ポケモン』がなければ、PSvitaも3DSも生まれず、携帯ゲーム機は時代のあだ花扱いをされていた可能性すらあるのだ。
ゲームボーイの通信ケーブルは、「なんかの役に立つかも」的なノリでたまたま付けられ、
ゲームボーイポケット発売にあたってオミットされることも考えられていたというのだから、世の中何が幸いするか分からないものである。
当時、通信ケーブルを持っていた者はクラスのヒーローだった。

シリーズを通して、ポケモントレーナーとしては素人な主人公が、
ある日ポケモン博士からポケモンずかんを授かり冒険の旅に出るところから始まり、
ライバル、そして色々な街で力試しを仕掛けてくるジムリーダーらに認められて行き、
ときには行く手を阻む悪の組織に立ち向かい、その悪事を挫くことでも成長を遂げ、
やがてはポケモンリーグに挑んでチャンピオンを目指すというストーリーがある(番外作品除く)。
メインテーマも初代から一貫して同じ曲が使われており、シリーズのイメージに合わせて毎回アレンジがなされている。
その他のBGMもアレンジされながら受け継がれているものが多い。
特に一般の野生ポケモンとの戦闘BGMはシリーズで一貫してイントロに半音階が使われている。
新作発売のCMで半音階のイントロが流れたら、間違いなくその曲は野生ポケモンのBGMである。

敵味方平等な戦闘システムもコマンド入力式のRPGとしては珍しく、プレイヤーがNPCと全く同じパーティとわざで戦うことも、理屈としては可能。
このゲームにはNPCのポケモントレーナー専用のポケモンや専用のわざという概念が基本的に存在しない。
近年では野生ポケモンがプレイヤーのポケモンに複数で襲い掛かってくるなど、トレーナーを持たない野生ポケモンのみ使える戦術、イベントのみで特殊形態が登場するポケモンという概念が登場したものの、
ポケモントレーナーとのバトルは基本的に敵味方平等となっている。
え?バリアーを覚えたカイリューが当時はまだ使えない?いわなだれプテラが金銀で手に入らない?(∩゚д゚)アーアーきこえなーい

更に通常戦闘を応用し、NPCの役割を他のプレイヤーに置き換えた対人戦なども非常に画期的なシステムであった。
今でこそ、携帯ゲーム機の複数人プレイは当たり前だが、先述のようにゲームボーイは通信ケーブルがないと通信できないということもあり、当時は対戦できること自体がかなり珍しかった。

初代『赤・緑』で151種類のポケモンが登場。
現在は800を超える膨大なポケモンの数々、綿密な(すぎる?)駆け引きのある戦闘
魅力的な世界観などから、現在でも世界中で変わらぬ人気を誇っている。

本シリーズは現代アメリカを舞台にした『MOTHER』シリーズへのオマージュが含まれており、舞台を現代日本をモデルにして、親しみやすく仕上げていた。
近年では冒険の舞台がアメリカやフランスなどの外国がモデルになっている。

最も有名なポケモンは「ピカチュウ」。
(厳密には異なるが)シリーズ皆勤ポケモンである。

ジムリーダーや主人公の協力者などモブトレーナー以外の人間キャラの名前は殆どが植物由来。
例外としては、主人公のデフォルトネーム(作品のメインテーマなどが由来)や悪の組織の幹部などが挙げられる。
スタッフやポケモン関連番組の出演者が由来になっているモブトレーナーもいる。

■ゲームのシリーズ


■メインタイトル

リンクの都合上、バージョン違いの同時発売はセットで表記。

【ゲームボーイ(第一世代)】

【ゲームボーイカラー(第二世代)】

ゲームボーイアドバンス(第三世代)】
※GBAハードへの移行に伴い、前作のポケモンは連れていけず所謂「互換切り」が発生した作品。
しかし、これはGBとGBAに通信の互換性がまったくなかったため、これはゲームソフトのシステムの問題ではなくハード面の問題である。
内部データには全386種分が存在しており、後に発売する本編・外伝作品との通信交換やイベント配布などで全種入手可能なので、種族のリストラは行われていない。



Nintendo Switch
※前作3DSハード作までは(特別な姿など一部を除いた)過去のポケモン全てが登場していたが、
本Switchハード作以降はグラフィック系に力を入れるために、これまでのシリーズのポケモンのうちの幾らかが登場しないこと、
そして今後の全「ポケットモンスターシリーズ」作品において全てのポケモンが集結することはないと公式が述べた。
登場しない種族は内部データ自体が存在しないため、どのような手段を用いても登場させることはできない。また、ソード・シールドに登場したポケモンは、次作に登場したり転送することはできない展開もある。
ただし、シリーズ初となる有料DLCが導入され、DLC配信時に過去作のポケモンが復活している。


■スピンオフタイトル

中には名前のある地方が舞台など、メインタイトルの世界観や設定と繋がりのある作品も存在する。

【ポケモンスタジアムシリーズ】

【ポケモンレンジャーシリーズ】

【ポケモン不思議のダンジョンシリーズ】

【ポケモン保管用ツール】
  • ポケモンボックス ルビー&サファイア(GC)
  • みんなのポケモン牧場(Wiiウェア)
  • ポケモンバンク&ポケムーバー(3DS)
  • Pokemon HOME(Switch/iOS/Android)


■その他のタイトル

こちらは本編との繋がりがない作品が殆どである(一部は名前のある地方が舞台)。

  • ポケモンピンボール(GB)
  • ポケモンカードGB(GB)
  • ポケモンでパネポン(GBカラー)
  • ピカチュウげんきでちゅう(N64)
  • ポケモンスナップ(N64)
  • ポケモンピンボール ルビー・サファイア(GBA)
  • ポケモンチャンネル ~ピカチュウといっしょ!~(GC)
  • ポケモントローゼ(DS)
  • ポケパークWii ピカチュウの大冒険(Wii)
  • ポケパーク2 Beyond The World(Wii)
  • バトル&ゲット ポケモンタイピングDS(DS)
  • ポケモン+ノブナガの野望(DS)
  • ポケモントレッタ(AC)
  • 乱闘!ポケモンスクランブル(Wii)
  • スーパーポケモンスクランブル(3DS)
  • みんなのポケモンスクランブル(3DS)
  • ポケとる(3DS/iOS/Android)
  • ポケモンガオーレ(AC)
  • ポケモンコマスター(iOS/Android)
  • ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT(AC/Wii U/Switch)
  • ポケモンピクロス(3DS)
  • Pokemon GO(iOS/Android)
  • 名探偵ピカチュウ(3DS)
  • はねろ!コイキング(iOS/Android)
  • ポケモンクエスト(Switch/iOS/Android)
  • ポケモンマスターズ(iOS/Android)
  • ポケモンスクランブルSP(iOS/Android)
  • Pokémon Café Mix(Switch/iOS/Android)
  • ポケモンメザスタ(AC)
  • New ポケモンスナップ(Switch)
  • ポケモンユナイト(Switch/iOS/Android)←NEW!!

そのジャンルの広さはマリオシリーズと同等、あるいはそれ以上となっている。


■大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

『スマブラ』シリーズでは、プレイヤーが操作できるポケモンや、アイテムの「モンスターボール」から登場するポケモンなど、多数のポケモンが登場している。



■シリーズ毎に出てくるアイテム


詳しくはリンク先を参照。



■アニメ


1997年4月以来テレビアニメの放送がはじまり、現在も放送され続けている。
主人公は、殆どの作品を通して「サトシ」。

世界観やキャラクター設定など、基本的には原作ゲームに準拠した内容だが、アニメオリジナルの設定やストーリー展開も多い。
また、1998年7月には劇場版映画が公開。こちらも、毎夏恒例で新作が公開されている。
前売券は二度おいしい。

新作への期待を持たせるため、アニメ先行出演ポケモンが登場することも。


●アニメシリーズ一覧

『XY』まで、シリーズの区切れ目には必ずポケモンリーグに挑む、そして途中で敗退することが通例となっていた。
『S&M』にて、新設アーロラリーグで友人たちや知り合いのライバルを破って初優勝を果たした。








ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)
タイトルは原点回帰で『ポケットモンスター』のみ。

●映画







  • 劇場版ポケットモンスター ココ

●ポケットモンスター THE ORIGIN

2013年に『X・Y』の発売を記念して作られたスペシャル番組で、初代の『赤・緑』を完全原作世界観準拠でアニメ化したもの。
そのため、主人公はサトシではなく「レッド」である。

サカキ「わたしももう一度やり直してみるか…(ポケモンを)」


●ポケモンジェネレーションズ

2016年9月から12月まで公開されたWebアニメ。
ゲーム版準拠かつ第6世代までの世界観を舞台にした物語が描かれる。


●薄明の翼

『ソード・シールド』の世界観を舞台にしたWebアニメ。群像劇形式で描かれる。
2020年1月から8月にかけて全7話、11月に特別編が公開された。


●ポケモンソング







■漫画など


コロコロコミックポケモンファン各種学年誌等、専ら小学館の雑誌にて連載されている。




■実写映画




■その他メディアミックス




上記の他、ぬいぐるみやキャラクター雑貨など多方面で展開を続けており、キャラクタービジネスとしては、あのディズニーに次ぐ世界第二位の市場となっている。


■その他関連項目



■海外版『ポケットモンスター』について


『ポケモン』シリーズは海外でも広く展開されており、販売する国ごとに、ローカライズ(その国の言語などに対応させること)がされている。
ポケモンの種族名は、多くの場合国によって違っているが、「ピカチュウ」やいわゆる「禁止級」にカテゴライズされる伝説のポケモンなど一部の種で、表記は国ごとに違うが発音は統一されているという場合もある。

ちなみに、海外では「ポケットモンスター」は男性器を差す俗語であるため、
海外ではシリーズの正式名称が「Pokémon」(4文字目はU+00E9:アキュートアクセントマーク付きe)とされている。
某新聞社がこのこと(男性器云々)についておもしろおかしく取り上げたところ、任天堂が半ギレになったことがある。

また、中近東では、ポケモンシリーズは「進化」という設定が反イスラム教的ということで、販売されていない。
(現在では、特に問題はないとされている)


■余談


無印の『ポケットモンスター』の、第38話「でんのうせんしポリゴン」の回で起きた事件。
事件の内容は、激しい光の点滅による演出が原因で、それを見ていた子供達が「光過敏性発作(ひかりかびんせいほっさ)」を起こして倒れたり、気分を悪くしたというもの。
このポリゴン事件は、アニメやテレビの歴史に衝撃を与える事件となった。
点滅自体はこれまでのアニメでも用いられていた手法だったが、ポケモンの知名度ゆえに被害者が多く、問題点が浮き彫りとなった形である。

この事件の影響により番組は放送休止となったが、それでも放送の再開をのぞむ声は多く、
3か月以上の休止を経て、放送が再開された。今では、テレ東の看板アニメとなっている。
テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい。

外国では、アニメ版は「ハートフルな作品」として評価される一方、
サウスパーク』の反日エピソード「チンポコモン」のネタにされたこともある。当然、日本では未放映である。


「携帯型ゲーム」カテゴリに「ポケモン板」が存在する。
ゲームにとどまらず、アニメ・グッズなどの話題も対象としている。

2008年夏には2ちゃんねる住人による『コイル祭り』という情報操作大作戦が開催された。
この祭りはYahoo!きっずのポケモン投票でコイルを1位にさせようぜwwwというスローガンの元に開催された。
結果は、ピカチュウ等の人気キャラを蹴落として2位になり、コイルの記念壁紙が無料配付された。
(得票数はダントツの一位)
一方、低年齢層も多いためか、2chの中でも特に治安の悪い板として有名。


  • @ウィキ
@ウィキにもポケモンを扱っているウィキがいくつかある。

  • 対戦考察Wiki
対戦について網羅したウィキ。全ポケモンや技の情報、育成論、シーズン別、大会の考察など対戦に関する様々な情報を取り揃えている。
右も左もわからない初心者には大変ありがたいが、最強の育成論が載っているようなサイトではない点には注意する事。
このWikiを参考にしつつも、自分の頭でも育成論を考えられるようになる事が初心者脱却の一歩と言える。

  • ネタポケWiki
対戦では活躍させにくいネタポケについて討論するウィキ。

  • ポケモン作品なりきりネタWiki
他作品のマンガ、小説、アニメ、ゲームのキャラをポケモンに見立てるというちょっと変わったウィキ。
ポケモンの技、努力値、性格、持ち物まで徹底的に再現するというこだわりっぷり。
キャラクターだけでなく、実在の人物、果てはウェブサイト、企業、都道府県、国といった人物ですらないものまでもポケモンに見立てているのがすごい。タイプ別、ポケモン別にどのようなキャラがおすすめといったタイプ別、ポケモン別考察もある。



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最終更新:2021年12月07日 14:51