プレミアム殿堂(デュエル・マスターズ)

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プレミアム殿堂(デュエル・マスターズ) - (2020/01/24 (金) 22:54:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2010/06/09 (水) 00:27:34
更新日:2024/03/11 Mon 18:23:46
所要時間:約 17 分で読めます




デッキに1枚でも強すぎる「特別な切り札」だけに与えられる最強の称号!
認定されると公式・公認イベントではデッキに1枚も入れられないぞ!

プレミアム殿堂とはデュエル・マスターズにおける禁止カードの総称である。

一枚制限の殿堂入りでも環境を荒らし回るようなカードは格上げされて使用出来なくなる。
一方で、制限なしの状態でもあまりにも酷い場合は一発でプレミアム殿堂になることもある。

通常の公式大会では使えないものの、時々開催される特殊ルール(メガデッキデュエル7など)の大会では扱う事が許されるので、
所持していて全く無駄になることは無い。
また主役級のクリーチャーも多いので、イラストアドも高い傾向にある。

なお、プレミアム殿堂を喰らったカードは背景ストーリーでも戦線を退いた扱いとなっており、
フレーバーテキストで、
「儲かりすぎるのも考え物だね」(アクアン)
「ボルバルザークの血は永遠なり!」(ボルバルザーク・エクス)
「王は天に召されました」(クイーン・アルカディアス)
といった皮肉を言われることもある。

切り札として使ってきたカードが禁止になったときの子供の感情に配慮してか、
あくまで名目上ではあるもののデュエルマスターズにおける制限や禁止は「強すぎることの証明」=「名誉なこと」として扱っている。
(そのため「殿堂入り」というポジティブなニュアンスの言葉が使われている)
そのため、規制を掛けられたカードが復帰するということは存在しない。

しかし、2015年に入り革命編がスタートすると、ボルバル亡き後の環境を焦土と化した蒼い伝説《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がプレミアム殿堂解除。
翌年の2016年には、《炎槍と水剣の裁》、《凶星王ダーク・ヒドラ》の2枚のプレミアム殿堂解除*1が決定し、プレイヤー達の間では衝撃が走った。

ちなみに、数少ない例外として「プレミアム殿堂コンビ」や「プレミアム殿堂超次元コンビ」と言う規制*2が掛かることもあり、
これまでの規制は、
《龍仙ロマネスク》+《母なる大地》or《母なる紋章》(母なる大地がプレミアム殿堂及び紋章の殿堂入りに伴い解除)
《時空の支配者ディアボロス Z》+《超次元バイス・ホール》(バイス・ホールのプレミアム殿堂により解除)
《偽りの名 ゾルゲ》+《紅蓮の怒 鬼流院 刃》(2017年1月に解除)
《超戦龍覇 モルトNEXT》+《爆熱剣 バトライ刃》(2019年2月時点で唯一の規制)
の4例。ほば有って無いのが現状である。


プレミアム殿堂一覧

※単独項目があるカードの詳しい解説はリンク先で参照のこと。

光文明(2種類)

奇跡の精霊ミルザム SR 光文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 11000
《ヘブンズ・ゲート》デッキの主力クリーチャー。《音感の精霊龍 エメラルーダ》と共にループコンボの起点となった。
エンジェル・コマンドで非進化のブロッカーなので、上記天門をはじめ踏み倒し手段も豊富。
出た時の効果でシールドのうち1枚を6枚重ねにすることができ、勿論S・トリガーは6つ分普通に出る。
特定のカードをトリガーに変える、いわゆる「暴発」効果のカードと共に猛威を振るった。
殿堂入り及び温泉行きにされたのは多分、彼女たちのせい。

天雷王機ジョバンニX世 R 光文明 (2)
クリーチャー:グレートメカオー/ナイト 1000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のターンの終わりに、自分の墓地にあるコスト1の呪文を好きな枚数、自分の手札に戻す。
当初から《フェアリー・ギフト》でフィニッシャーを比較的早いターンに出す「ジョバンニギフト」、
《ドリル・スコール》とのコンボで毎ターンお互いのマナを破壊し相手に何もさせずに勝つ「ジョバンニスコール」があったが、安定性の低さからネタ・ファンデッキレベルだった。
だが、後に手札交換カードの増加により安定性を獲得、環境に合致して一気に暴れまわるようになる。
他にも《ブラッディ・クロス》、《クルトの気合釣り》、《ガード・ビジョン》など使い回せれば強力な呪文が多い。
ループ形成が序盤で出来てしまう点や、デッキパーツの殆どが再録されていない絶版であり、タカラトミーの売り上げに貢献しないなどの理由から、一発で温泉行きとなった。


水文明(7種類)

アクア・パトロール VR 水文明 (4)
クリーチャー:リキッド・ピープル 2000
出た当時はカスレアだったが、その後登場した《海王龍聖ラスト・アヴァタール》が場に居る状態でプレイすると相手のシールドが全て吹き飛ぶという極悪なコンボが成立。当然規制がかかった。
特殊ルールの「殿堂ゼロ」では、《デュエマの鬼!キクチ師範代》、もしくは《禁術のカルマ カレイコ》との組み合わせによってまさにキチクの活躍を見せることができる。
その2つとのコンボデッキはキクチパトロールとして有名であり、狂気の無法地帯である殿堂ゼロデュエルの中でトップメタに君臨する実力を持つ。

アクアン R 水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード 2000
デッキの構成によるが、怒濤の5枚ドローが出来る死の商人。
長年に渡り青黒白のデッキを支えた子。その青黒白が一時期環境トップとなり…
ちなみに、おつかいしたりエイリアンメイクしたりする子供がいるリア獣でもある。
しかも、初登場から2万年以上経過したエピソード3のカードにも姿を確認でき、まだまだ現役のようである。

サイバー・ブレイン UC 水文明 (4)
呪文
S・トリガー
カードを3枚まで引く。
元祖ドロー呪文。第一弾から8年近くプレイヤーに使われ続けた。
殿堂入りしてからこのカードに替わる呪文が多数出たが、ドローカードの優先順位は変わらなかった。
その事と、同じ大量ドローができるアクアンのついでのプレミアム殿堂だと思われる。

エンペラー・キリコ SR 水文明 (8)
進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000
09年のDMをキリコ・マスターズにした張本人。幅広い進化元で簡単に出せて爆アドを稼げる。
インフレが強さに直結する性質から、11年は再びキリコ・マスターズとなった。
しばらくして、ブラック・ボックス・パックにて大幅に弱体化した《真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン》が、
龍の祭典!ドラゴン魂フェス!!では呪文を踏み倒す《甲型龍帝式 キリコ3(キュービック)》が収録されている。

蒼狼の始祖アマテラス R 水文明 (6)
クリーチャー:ナイト/サムライ/オリジン 3000
デッキから4コスト以下の呪文かクロスギアをぶっ放せる超強力クリーチャー。
その性質上カードプールが増えるほど強くなるという頼れるお姉様。
殿堂入りカードとして長い間決闘者を支え続けたが、この度温泉入りとなった。
なお、プレ殿初の女湯として一部で話題になっており、一緒に入浴するボルバルやキング、あるいは有力視されている師範代などを羨む声もなくはない。*3
2016年にはクイーンとしてリメイクされた。

転生プログラム R 水文明 (3)
呪文
聖拳編第1弾で初登場して以来、数え切れない程の大型クリーチャーを踏み倒し続けた呪文。
場にあるクリーチャーを、山札にある別のクリーチャーに入れ替える効果を持つ。
自分に撃って大型獣を踏み倒すも良し、相手に撃って大型獣を小型獣に変えさせるも良しと中々に便利。
時には上記のサファイアや《勝利宣言 鬼丸「覇」》を踏み倒したり、時には《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と組み合わせて1ターンに十数枚以上の呪文を踏み倒したりと、様々な悪さ…もとい活躍を見せていた。
そんなDMの名物の1つとなっていたこのカードも、16年2月28日にて殿堂入りからプレミアム殿堂に昇格。
皮肉な事に、プレミアム殿堂になる直前に超ブラック・ボックス・パックに再録されていた。
後に《ヒラメキ・プログラム》としてリメイクされ青い悪魔の相棒になった。
だがそちらも…

ヒラメキ・プログラム R 水文明 (3)
呪文
自分のサイキックではないクリーチャーを1体破壊する。その後、自分の山札の上から、その破壊されたクリーチャーよりコストが1多いクリーチャーが出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。そのクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
やっぱり許されませんでした。殿堂入りから格上げされての認定である。
殿堂入りした後は比較的大人しかったのだが、超天篇にて墓地から3コスト以下の呪文を唱えることが可能な《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》が登場すると急変。
《ウォズレック》と《ミラクル1 ドレミ24》や《龍素記号Og アマテ・ラジアル》といった呪文を踏み倒すクリーチャー達と条件付きのリアニメイトを行える《Dの地獄 ハリデルベルグ》を駆使する事で早期にとあるクリーチャーへと繋げることが可能となった。
そのクリーチャーとは、登場時にドラゴン以外のカードをマナゾーンから全て根絶やしにする《超竜バジュラズテラ》。それすらもヒラメキの種にして《古代楽園モアイランド》などといった10コストのフィニッシャーを降臨させる。
上記のコンボは最速で3ターン目に決めることが可能であり、決まってしまえばマナゾーンを空っぽにされた状態で呪文もフィールドも使えない状況下で擬似的なシールド焼却を行ってくるパワー18000のデカブツを相手にしなければならない。
非常に高い安定性があり、天敵である《異端流し オニカマス》もGRクリーチャーの登場で減っていた為に超天篇環境にて猛威を振るっていた。その結果、核である当カードが19年7月1日付けでプレミアム殿堂へと昇格となった。

闇文明(8種類)

ヘル・スラッシュ UC 闇文明 (8)
呪文
コストは重いが、強力な山札破壊呪文。
充分にコントロールをしてからこのカードを回すデッキが流行。
相手のデッキを確認し、使われたくないカードを一気に落とせる。
遅延行為も多かった為禁止になった。

ロスト・チャージャー R 闇文明 (3)
呪文
自分または相手の山札を見る。その中からカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、そのカードの持ち主は山札をシャッフルする。
チャージャー
序盤からデッキを削ったり、自分に打ったりも出来る便利な山札破壊呪文。
自分に撃った場合は狙ったカード(《黒神龍グールジェネレイド》など)をピンポイントで墓地に埋めることができ、
相手に撃った場合はデッキを覗き見た挙句、厄介なカードを墓地に送ることができる。
このカード自体がチャージャーなので実質2マナとして唱えられる為、いろんな意味で許されるはずも無かった。

フューチャー・スラッシュ P 闇文明 (7)
呪文
相手の山札を見る。その中から2枚まで選び、墓地に置かせる。その後、相手は自分自身の山札をシャッフルする。
ヘルスラッシュと同じ山札破壊呪文。
デッキピーピング・破壊カード全規制の為、禁止に。
最も、このカードはプロモーションカードなので非常に集めにくく、かなり地味であった。

スケルトン・バイス R 闇文明 (4)
呪文
強力なハンデスカード。3ターン目に打つ事も可能な軽さ。
序盤~中盤にかけての手札は重要なので、それを2枚落とされるのは非常に辛い。
闇文明が入るデッキではほぼ確実に投入されていた。
このカードの影響か、これ以降の手札破壊カードにはバイスと付く事が多くなった。
後に、この効果を内蔵しながらもWブレイカーと踏み倒しが行える効果を持つクリーチャー、《復讐 ブラックサイコ》が登場し、あらゆるデッキを恐怖のドン底に突き落とした。
だが、そちらも後に当然の用に殿堂入り。当たり前だ

ソウル・アドバンテージ R 闇文明 (6)
呪文
自分のシールド1枚につき相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
最恐の5枚ハンデス。実質1コスト軽い《ロスト・ソウル》
当時コントロール同士の戦いは先に打ったもん勝ちのクソゲーだった。
速攻やビートダウン相手だと腐るが、そもそも打ってる暇がなかったり、相手の手札が勝手になくなるので大した問題ではない。

インフェルノ・ゲート R 闇文明 (5)
呪文
進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
DM版《死者蘇生》であり、DM初のリアニメイト呪文。
サファイアがプレミアム殿堂になった最大の要因である。
これとサファイアのせいで出たばかりのハイブリッド種族は一気に空気と化した。
サファイアが禁止になった後も長年に渡り墓地から蘇生し続けた。

超次元バイス・ホール UC 闇文明 (6)
呪文
相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
►コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
超次元プッシュが落ち着いたエピソード2以降も活躍し続けた呪文。
相手の妨害をしつつ、キルヤヌス(スピードアタッカー二体分を同時に出すコンボ)や大型サイキック・クリーチャーを出したりと、強力な物が多い超次元呪文の中でも特に汎用性が高かった。
一発プレミアム殿堂入りの一枚であり、突然の規制は多くのプレイヤーに衝撃を与えた。

ヴォルグ・サンダー V 闇文明 (6)
サイキック・クリーチャー デーモン・コマンド/ハンター 7000
デッキの上からクリーチャー以外のカードが出るまでカードを墓地に送り続けるライブラリアウトの権化。
【紅蓮ゾルゲ】や【ジャバランガループ】、【バッシュギヌス】といった数々のデッキで猛威を振るい、ありとあらゆるプレイヤーを地獄送りにしてきたこの悪魔も、7月1日付けで殿堂入りからプレミアム殿堂への格上げが決まった。サイキック初のプレミアム殿堂である。
ぶっちゃけると殿堂入りになっていた時点で《ヴォルグ》を使ったデッキはほぼ環境から死滅しており唐突なプレ殿への格上げに多くのプレイヤーが困惑していた。
彼が温泉旅行に行く原因となったのは超天篇で登場した新たなカードタイプである《オレガ・オーラ》。同シリーズで登場したGRクリーチャーを強化するカードなのだが、オーラであってクリーチャーではない。
なのでその都合上、このカードがヤバイぐらい刺さる刺さる。超天篇開始に合わせて発売されたオレガ・オーラのスタートデッキなんかはクリーチャーが3枚しか入っていない都合上、《ヴォルグ》を1回出されるだけでほぼ即死する。
このように、オレガ・オーラの存在を否定してくるこのカードがあってはいくら公式がプッシュしたところでオーラメインのデッキが実戦で使われることは難しいだろう。そうした理由からなのかは不明だが上述したように7月1日付けで《ヒラメキ・プログラム》共々プレミアム殿堂となった。
要するに商売的事情である。
なお殿堂入りが発表される前には、墓地にあるオーラの枚数だけコストが減少する能力を持ったマスターカード《大卍罪 ド・ラガンザーク》の能力が発表されたが、その時には墓地にオーラをぶち込みまくれるこのカードとの相性の良さに注目が集まった。
プレミアム殿堂の原因にはそれも関わっていると見られている。形式としては《暴龍警報》や《ビックリ・イリュージョン》と同じタイプである。
余談だが、このカードが使えなくなったので公式戦においては二度と《雷獣ヴォルグ・ティーガー》を降臨させることができなくなってしまった。今もなおいぶし銀の活躍を続ける《サンダー・ティーガー》くんは泣いていい。
ちょうどこの下にリンク不可能仲間がいるのは何かの因縁か

火文明(1種類)

邪神M・ロマノフ P 火文明 (5)
進化クリーチャー:ゴッド/ダークロード/ナイト 3000+
Mデッキ進化のおかげで場に種がいらない進化獣。
《デビル・ドレーン》からの《憎悪と怒りの獄門》や、《魔弾 ベター・トゥモロー》を唱えるMロマワンショットが脅威となった。
地味にゴッド初のプレミアム殿堂。
そのせいで公式戦で二度とマッド・ロック・チェスターを見ることができなくなった。


自然文明(5種類)

母なる大地 R 自然文明 (3)
呪文
母なる系呪文その1。
バトルゾーンとマナゾーンのクリーチャーを入れ替えができる、実質2マナ呪文。
DM屈指の万能カードで、自然が入っているデッキには高確率で投入され、入れ替わる形で自然文明の除去札であった《ナチュラル・トラップ》は失墜した。
全盛期には構築済みデッキに4枚入っていた。怖い…。

呪紋の化身(カース・トーテム) R 自然文明 (6)
クリーチャー:ミステリー・トーテム 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手は「S・トリガー」を使えない。
S・トリガー封じ。逆転要素を全否定する鬼畜の化身。
相手クリーチャーが大量に並んでいる状態で出された時の絶望感は異常。緑入りビートダウンには必須だった。
ちなみに、海外版ではやや弱体化した。

母なる紋章 R 自然文明 (3)
呪文
母なる系呪文その2。
大地と比べるとST無し・相手に使えない・文明の縛りなどで弱体化されたが、進化も出せるという強化もされてる。
当然、進化クリーチャーが切札になるデッキでは4枚積み必須となるわけで…

次元流の豪力 C 自然文明 (5)
クリーチャー:ビーストフォーク/エイリアン 2000
エイリアン2枚目のプレミアム殿堂カード。
呼び出せるサイキック・クリーチャーの範囲が異常に広いおかげで柔軟な動きが可能。
このクリーチャー自身はサイキック・クリーチャーを出す以外の仕事ができないものの、呼び出したサイキック・クリーチャーが別の能力を持っているので、実は万能の力を兼ね備えた存在である。*4
4枚搭載できた頃は《フェアリー・ギフト》による高速召喚で《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼び出し、早期に実質的なTブレイカーを降臨させつつ相手の動きを遅らせるコンボで猛威を振るっていた。
2012年8月11日に殿堂入りに指定されていたものの、その利便性の高さと緑単デッキの台頭が災いし、16年9月15日にプレミアム殿堂することとなった。

ベイB ジャック VR 自然文明 (1)
クリーチャー:ミルクボーイ/イニシャルズ 6000
バトルゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップしない。
自分がカードを引いた時、自分のマナゾーンにあるカードを3枚タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてもよい。
バトルゾーンの自分のクリーチャーを擬似的にマナゾーンにあるように扱える能力を持つ。つまり、バトルゾーンのクリーチャーをタップしてマナコストを支払うことができる。
テキストの記述とは裏腹に自身のアンタップ条件のようなマナコストの支払い以外でのマナゾーンのカードのタップは肩代わりできないが。
当然召喚したクリーチャーはアンタップ状態で出てきて新たなマナを生み出す元となるので、コスト軽減を駆使して召喚コストを1まで下げ、
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》のようなドローソースを併用すれば、使えるマナを減らすことなく山札が尽きるまでクリーチャーを延々と召喚し続けることが可能。
さらにこのように召喚したクリーチャーが《青銅の鎧》のようなマナブーストできるクリーチャーならば逆に使えるマナが増える…あれ?
この能力ならさぞコストも重いのだろうと思うかもしれないが、なんとコストは1
バトルゾーンにタップ状態で出てくる上にコストを払わないかぎり起きないというデメリットを持つものの6000という破格のパワーで序盤の並大抵のクリーチャーは寄せ付けない。
このように非常に凶悪な能力に出しやすさと生存性が合わさり緑単ループや白緑メタリカをはじめとした無数のソリティアデッキを生み出したため18年3月1日付で一発で温泉行き。
ジャックと豆の木から温泉行きとかけて「煮豆」と呼ばれることも


多色(4種類)

無双竜機ボルバルザーク VR 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
DMの初のプレミアム殿堂カード。というかプレミアム殿堂という制度自体がこいつの為にできたもの。
当時の環境を「ボルバルマスターズ」の焦土と化した元凶で、このカードのせいで引退したプレイヤーも多い。
その後は隠居生活を送っていたが能力を再調整された《ボルバルザーク・エクス》として復活。
当然ながら、エクスもまた殿堂入りに。ハンターになっても懲りないお方である。
また2016年にキングとしてリメイクされた。

聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000
お手軽ロッククリーチャー。
単色クリーチャーの召喚を封じる鬼畜な王様。進化条件もユルユル。進化クリーチャーでは初のプレミアム殿堂。
シークレット版は派手なイラストで未だに人気。
後に公式で故人扱いされたのは冒頭で紹介したが、その経緯は新章以降に発売されたレガシーデッキで明らかになった。

ミラクルとミステリーの扉 UC 水/自然文明 (5)
呪文
通称ミラミス。
山札から運が絡むもののクリーチャー踏み倒しができる呪文。
デッキ構築次第で出るクリーチャーを絞る事ができ、強い非進化クリーチャーが増えれば強化される点は上記のキリコと同じである。
派生呪文の《ホーガン・ブラスター》や《ミステリー・キューブ》も結果も残しており、殿堂入りから丁度一年後ついにお役御免となった。

鎧亜戦隊ディス・マジシャン R 自然/闇文明 (5)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー/エイリアン 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スペース・チャージ:闇/自然(自分のマナゾーンに闇、自然のいずれかまたは両方を持つカードが置かれた時、このクリーチャーの 能力を使ってもよい)
闇:クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
自然:このターン中、次に召喚するクリーチャーのコストを最大2少なくする。ただし、コストは1より少なくならない。
DMR-03に収録された鎧亜戦隊サイクルの一人。エイリアン初のプレミアム殿堂である。
DS以前までは目立った活躍が全く無かったが、DSに入り、《龍覇 イメン=ブーゴ》と《邪帝斧 ボアロアックス》が登場するや否やループパーツとして脅威の力を発揮。
詳しく記すと長くなるのでざっくり説明すると、ほぼ無限にマナを伸ばしつつクリーチャーを大量に展開できる。そして相手は死ぬ。
そして何よりも恐ろしいのが必要なコンボパーツが少なく、めちゃくちゃ決まりやすいということ。
公式も流石にこれを野放しにするのは不味いと判断し、15年6月15日に殿堂入りに指定したものの、それでもなおコンボの核として暴れまわっていたので《転生プログラム》と同時期にプレミアム殿堂に昇格。
カードとカードのコンボが如何に恐ろしいかが良く分かる一例であった。
単純にボアロがぶっ壊れなだけじゃね?と言う説もあるが


以上、27種類のカードが2019年7月時点でのプレミアム殿堂に選ばれている。

ちなみに《ガルベリアス・ドラゴン》と英語版DM(及びkaijudo)はプレミアム殿堂ではなく、「使用禁止カード」と分類されていたが、
前者に関しては公式大会でも使用可能なカードが登場した。(効果は同一だが裏面が異なる為、旧版は使用不可)

また、プレミアム殿堂入りしてるカードは《カモン・ビクトリー》《カモン・レジェンド》《超電磁 パックE》による効果でブースターパックを開封して入っていた場合のみ、公式大会でも使うことは可能である。
プレ殿はあくまでデッキに投入してはいけないのであって、デッキ以外から手札に加えるのはOKという裁定である。
その理屈で言うとドローカードを書き換えても有効なわけですが。
(もちろん試合終了後はそれらのカードは全部抜かなければならない。大人しく自分のコレクションに加えておこう)



追記・修正はプレミアム殿堂に指定された人がお願いします。

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