インペライザー

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インペライザー - (2017/10/23 (月) 21:11:08) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/28(土) 16:48:50
更新日:2023/12/20 Wed 15:17:14
所要時間:約 5 分で読めます




メビウス「どうして…地球にいては駄目なんです?」
ウルトラの父「地球には、途方もない脅威が迫りつつある」

メビウス「だったら尚更、僕が地球にいなければ」
ウルトラの母「いいえ、既に兄弟の一人が地球へ向かっています。あなたは戦ってはなりません」

メビウス「どうしてなんですか!?」
ウルトラの父「今の君が臨めば、命を落とすのは確実だ」

メビウス「構いません!地球のために戦えるのなら、僕の命なんて!」
ウルトラの父「メビウス!!」

メビウス「……」





インペライザーとは、特撮作品『ウルトラマンメビウス』に登場する敵。


概要

別名:無双鉄神
体長:60メートル
体重:6万トン

ウルトラの父「途方もない脅威」として、メビウスに警告した存在。
正体不明の何者かが地球に送り込んだロボット兵器で、攻防共に非常に優れた性能を持つ。

武器となるのは顔面に装備されたガトリングガンや、両肩に装備されたビーム砲。
発射する光弾はウルトラ戦士のバリアすら砕く威力がある上に、追尾機能もあるので回避してもほぼ確実に命中する。
更に、上半身を高速回転させた上で連射する範囲攻撃も可能。バニシングサークルと呼ばれている。

凄まじい強度の装甲を持ち、破壊されても自己修復することができる。

さらに切り落とされた腕を大剣に変化させての修復などもやってのけ、劇中屈指の強敵として描かれた。


余談だが、メビウス公式サイトの怪獣紹介ページでは何故か名前がノーバになっている。


能力


●バニシングサークル
前途の通り、上半身を回転させながら光弾を連射する技。
ちなみにこの技、後になってペダン星の暴走ロボットとダンのとあるカプセル怪獣にパクられた。

●ガンポート
両肩から追尾機能付き光弾を発射。

●三連装ガトリングガン
頭部のガトリングガンは、タロウのストリウム光線と同等の威力があり、実際に光線対決で相討ちになった

●再生能力
ストリウム光線やウルトラダイナマイトを喰らっても朝飯前。
腕を切り落とされても、腕を大剣(インペリアルソード)やドリルに変えて逆襲してくる。
バーニングブレイブの技で倒された際には復活しなかったことから、炎属性に弱いのかもしれないという意見もあったが、
『ゴーストリバース』にて修復装置の存在が確認されたことから上半身を完全破壊されると再生できないようだ(メビウス本編でも上半身を破壊された際は撤退している)。

●空間転移能力
クルーガイズのキャプチャービームや、タロウに上半身を吹き飛ばされた時に使って逃げた。



活躍


◆第29話『別れの日』

レーダーにも全く感知されず、突然市街地に姿を現した。
防衛隊「CREW GUYS」のピンチに、メビウスは帰還命令に背いてインペライザーに挑む。

しかし自らを遥かに凌ぐ戦闘能力に新形態「メビウスブレイブ」でも全く歯が立たず、メビウスは窮地に立たされる。
しかし、そこでメビウスの後任として地球へ駆けつけたウルトラマンタロウが登場。
ストリウム光線でインペライザーは上半身を爆砕され、撤退。
だが、その戦いのダメージが原因でメビウスは意識不明に陥ってしまう。



◆第30話『約束の炎』

タロウに付けられた損傷の復元を終えて再登場。
現れたタロウと再戦し、自爆技「ウルトラダイナマイト」で木っ端微塵にされるも、すぐさま修復。
技の反動で疲労困憊したタロウを追い詰める。

それを見たミライは仲間達に自らの正体を明かし、メビウスに変身。
万全とはいえない体でタロウと共闘するも、光弾の標的にされたGUYSメンバーを庇い、メビウスは力尽きてしまう。

しかし、仲間達の激励でメビウスは再び立ち上がり、仲間との絆を力に変えて更なる強化形態「バーニングブレイブ」へとパワーアップ。
新技メビュームバーストで勝利を収めた。

メビウスやGUYSの思いを見たタロウは、地球防衛を彼らに任せて光の国へと帰還した。



帰還命令に始まり、強敵、敗北、主人公の正体バレ、友情パワーアップなど、


ウルトラマンメビウス

と言われても違和感のなかったこのインペライザー編。
しかしこの機体、実は量産型であった。

その黒幕とは、ウルトラの一族と因縁深い相手「エンペラ星人」。
今回送り込まれた一体は、その尖兵に過ぎなかったのである。



◆第48話『皇帝の降臨』

暗黒四天王全員が敗れた後、13体が地球に飛来し各国の主要都市に降り立った。
黒幕であるエンペラ星人は「メビウスの地球追放」を要求すると同時に、東京のインペライザーを起動。

メビウスやGUYSは数体を破壊できるほどに成長していたが、次々と転送されてくるインペライザーに次第に追い込まれ、メビウスはまたまた力尽きてしまう。

ちなみに2体で現れた時に左のインペがメビウスをボコってる間、右のやつは踊ってた。可愛い。



◆第49話『絶望の暗雲』

人間達が、今まで地球を守ってくれたメビウスの追放を拒否したため、全てのインペライザーが起動。

応戦するGUYS基地を破壊しようと迫るが、地球に協力する宇宙人達が救援に駆けつけ、
ザムシャーに一刀両断され、カコの念力で浮かされ、ファントン星人の圧縮技術で再生不可なレベルにまで潰され倒された。


その後の活躍

『メビウス』本編での登場はここまでで、最終話でエンペラ星人も倒されたが、遠い未来となった時代にもインペライザーは登場している。



◆『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース
蘇った暗黒四天王が操り、怪獣墓場へと向かうメビウスを襲撃。
メビウスと、突如現れた機械剣士メカザムによって修復装置を攻撃され、破壊された。
実はメカザムもインペライザー同様にエンペラ軍団に作られた機体であり、本来は新型インペライザーとしてデザインされていたが、
大人の事情で今のデザインとなる。


◆『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター
天球のマスターコンピューター「ビートスター」が作り上げたコピー体「天球鉄人 インペライザー(BS)」キングジョー、レギオノイドα共々大量に登場。
その内一体がエースキラー、キングジョーと共に尖兵としてウルティメイトフォースゼロを襲撃し、
ミラーナイトと交戦するが、大剣をもぎ取られ、ぶっ刺されて倒された。
ちなみにこの時のミラーナイトは、光線技を封じられ弱体化した状態であった。


◆『ウルトラマンギンガS』 3話『孤高の戦士』
チブル星人エクセラーが生み出した戦闘員・チブロイドが、チブルスパークでインペライザーのスパークドールをモンスライブして登場。
複数機出現し、キングジョーカスタムにモンスライブするガッツ星人ボルストの指揮で地球を襲撃。
戦闘員がライブしたためか、装甲はメビウスに登場したものよりもはるかに弱くUPGの攻撃でも十分破壊でき、再生能力も空間移動能力も持っていなかったが、その火力は健在。
数の暴力でギンガやビクトリーを苦しめたが、新たなる力・ギンガストリウムを手に入れたギンガによって、スペシウム光線、ストリウム光線で薙ぎ払われ、キングジョーカスタムもワイドショットで倒された。

後に12話でも調査のために出現し、こちらではビクトリーのシェパードンセイバーで倒される。





派生作品

●グレイトバトル フルブラスト
エンペラ星人配下の雑兵として無数に登場。テレポートで距離を詰めてくる。

ロストヒーローズシリーズ
第1作ではショッカーキューブ外壁のライドダンジョンのボス敵として登場。
それまでのボスが後に量産されて雑魚敵として登場するのに対し、元から量産機のこいつはなぜか量産されない。
特に厄介な能力は持たず、同マップの序盤~中盤が、本作屈指の強敵ギガンテス・ハデスとスーパークライス要塞が雑魚として多数出現する難所なので、相対的にパッとしない。

第2作ではBSが登場。
3Dモーションバトルが中ボス演出に入るため、第1作のポリゴンを流用する形で中ボスとして登場を果たす。
その後は雑魚敵としても登場。

ウルトラマン超闘士激伝
エンペラ戦役末期に投入され、圧倒的なしぶとさと人海戦術でウルトラ戦士を苦しめたとされる。
新章ではメタルモンス軍団と共に皇帝空間(エンペラ星人の居城)への侵入法を知るメビウスとネオスを抹殺するため、
暗殺闘士スペクターにより鏡の世界から大量に送り込まれた。
ウルトラ戦士たちをして「メタルモンスはともかく、奴らは強力だ」と言わしめるあたり、手ごわさは相当なものである(まあ結果的に全滅したが)。



リュウ「ミライ、行け! 行ってお前の追記修正を……アニヲタ民メビウスの編集スキルを、タロウに証明して来い!!」

ジョージ「おい、お前今何つった!?」
マリナ「そうよ!ミライ君がアニヲタ民なわけ」

テッペイ「いえ、ミライ君の携帯の画面に…」
コノミ「『アニヲタの集い』が…」


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