ザムシャー(ウルトラ怪獣)

登録日:2009/12/17(木) 16:25:45
更新日:2025/04/17 Thu 10:03:15
所要時間:約 4 分で読めます





ザムシャーとは、円谷プロの特撮作品『ウルトラマンメビウス』に登場した宇宙人


【データ】

CV:菅谷勇

別名:宇宙剣豪
体長:53メートル
体重:5万5千トン



【概要】

宇宙に名を轟かせる剣豪の宇宙人。
強き者と闘い、剣の腕を磨くことに喜びを感じている。
初登場の時点では全勝無敗であり、彼を討ち倒して名を上げようとする宇宙人も多い。

名前の由来は「THE 武者」から。

宇宙に鎧武者がいるかよw
なんてツッコミは、宇宙にニワトリがいるウルトラシリーズにおいて今更なのでスルー推奨。



【武器・能力】

●星斬丸
ザムシャーの持つ愛刀で、刀身が日本刀に酷似している。

●星斬丸 -乱-
バルキー星人を斬殺した連続攻撃。

●星斬丸 -奥義 惑星断-
マグマ星人をオオシマ彗星ごと一刀両断した。



【活躍】

■16話「宇宙の剣豪」

剣の達人であるというツルギの噂をファントン星人から聞きつけて、襲い来るマグマ星人達を倒しながら地球へ飛来。

しかし地球は、オオシマ彗星の破片が降り注ぐ危機の真っ最中(彼が彗星を破壊したことで軌道が変わったため)。
にもかかわらずツルギとの対戦を要求し対空砲シルバーシャークGに刃を向けたため、彼を止めんとするメビウスと交戦。
メビュームブレードを折るほどの強さを見せつけるが、目当てのウルトラマンヒカリ(元ツルギ)が姿を現したため、彼との決闘に切り替える。
そして戦いの末に星斬丸を折られてしまう。

実はメビウスと戦った時点で星斬丸が折れていたことをヒカリに指摘され、メビウスの「何かを守るための強さ」を認め、地球を去っていった。

■49話「絶望の暗雲」

エンペラ星人との最終決戦で、地球に味方するファントン星人やサイコキノ星人のカコと共に参戦。

「勘違いするな。貴様は俺が斬ると決めた相手だ」

ナイスツンデレ。

復活した星斬丸でGUYS基地に迫るインペライザーを両断し、疲弊したメビウスの代わりに前線に立った。

エンペラ星人が地球に降り立った際は真っ先に突っ込むがまるで歯が立たず、ヒカリと共闘して挑むも傷一つ付けることができなかった。
最後は、エンペラ星人の放った攻撃から身を挺してGUYS基地をかばい、絶命。

「これが…守る、ということなのだな…メビウス…」

エンペラ曰わく「光の存在ではない」はずの彼の亡骸は、光となって消えていった。

ヒカリは遺された星斬丸を使い、僅かながらもエンペラ星人に傷をつけることに成功した。

ウルトラマンメビウス外伝 守るための太刀

最終決戦に集まった宇宙人メンバー(ザムシャー、ファントン星人、サイコキノ星人のカコ)の出会いを描いた外伝小説。
16話で折られた星斬丸が、実はウルトラマンキングによって修復されたことが明かされる。
また今作では、過去にテロリスト星人と斬り結び、ツルク星人の大群をなぎ倒し、若き日のガルタン大王と戦ったことが判明した。

ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース

ザムシャーに似た謎の機械剣士メカザムが登場。

その正体に関して様々な憶測が飛び交ったが、実はザムシャーと全く関係なかった。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ウルトラマンベリアルの合体怪獣「ベリュドラ」のパーツに。
怪獣墓場に眠る魂を強制融合した存在なので、本人の意思ではない。

ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!

友也が開発した「ウルトライブシミュレーション」で千草がウルトライブする。
星斬丸で友也のウルトライブしたゼットンとヒカルのウルトライブしたゾアムルチを倒す。
その後、美鈴のウルトライブしたレッドキングが投げようとした岩石を一刀両断して敵の足の上に落とした後、ウルトライブを解除して退場した。

ウルトラマンブレーザー

第17話で、過去にザンギルが出会ったという「剣の達人」として、ザムシャーらしき人物が登場している。
星を飛び回って強敵を倒す事に喜びを感じていたザンギルを打ち負かし、成仏できない怪獣達の魂108体を成仏させる使命を彼に与えた。

■大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア

ザムシャー自身は第1弾からラインナップされていたが、第3弾からなんと同族がラインナップ。
舞台となったプラズマギャラクシーでは「ザムシャー族」と呼ばれる武器の扱いに長けた鎧武者風の宇宙人が存在する。
キャラクターとしてはノダチザムシャー、ナギナザムシャー、ユミザムシャーの3名が登場。
ノダチザムシャーはCGアニメにも出演、ソフビ人形としても商品化された。

最初の個体の名前がそのまま一族の名前となるのは初代ウルトラマンを彷彿とさせる。



【その人気ぶり】

只の登場怪獣の一体としか思われていなかった彼だが、49話の活躍と散り様で異常に株が上がり、追悼MADを作る者も現れた。

後に行われた「あなたが選ぶ!ウルトラシリーズ宇宙人ベスト20」の結果発表では、昭和の強豪達を差し置いて2位に輝く。

更には大怪獣バトル(データカードダス)の第2シリーズ「NEO」において、怪獣カードに最初にラインナップされた。


なにかと格好いい活躍をしたため、ウルトラマンショーでもヒーロー側として登場。

ちびっ子達から「ざむしゃー!」と声援を受けるキャラとなるが、
司会のお姉さんに一目惚れしてしまい、キャラが崩壊。

正座して「美し~い」を連呼。
その上、お姉さんと親しいウルトラマンヒカリにマジバトルをふっかける。

ザムシャー「ヒカリよ、あのおなごを必ず拙者の妻にする!
ヒカリ「何の話だ!

ショーはザムシャーのラブコメと化し、ひたすらカオスな展開が続いた。
最終的に彼がウルトラの母に惚れてショーは幕を閉じる。


そして他キャラを差し置いてULTRA-ACT化が決定、2010年11月に発売された。
なかなか出来が良い。


『怪獣酒場 復活への道』ではウルトラ戦士の手入れに備え、バルタン店長が雇った用心棒の一人として登場。
ウルトラマンとセブンが現れた報告が入り、血に飢えた星斬丸を携え他の用心棒と共に立ち塞がるが…



【余談】

オオシマ彗星の名は、『ウルトラマン80』に登場した大島明男少年の名前からとられているとのこと。




ザムシャー「これが…追記・修正するということなのだな…アニヲタ…」

アニヲタ「ざむしゃああああああああっ!!」

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最終更新:2025年04月17日 10:03