エンペラ星人

登録日:2009/07/03 Fri 21:21:30
更新日:2019/11/05 Tue 17:46:02
所要時間:約 13 分で読めます





余は、暗黒の支配者!


ウルトラの父よ……光の者達よ!

遂に3万年前の決着を付ける時が来た!





円谷プロ制作のウルトラシリーズに登場する宇宙人の大ボス。


●目次

概要

別名:暗黒宇宙大皇帝
体長:56メートル
体重:4万9千トン

CV:ラオウこと故・内海賢二(メビウス本編)、関智一(ウルフェス2018)


かつて幾多の宇宙人を従えてM78星雲・光の国に侵攻し、ウルトラ大戦争を引き起こした張本人にして暗黒宇宙の覇者。
光の国に壊滅的な被害をもたらしたが、後にウルトラの父と呼ばれる男・ウルトラマンケンとの一騎打ちで相討ちとなり、撤退する。

この大戦争がきっかけとなり、ウルトラ兄弟達が所属する「宇宙警備隊」が結成される事となった。

また、負傷したウルトラの父が自分の担当看護師・ウルトラウーマンマリー(後のウルトラの母)と恋に落ち、結ばれている。
つまり、エンペラ星人が攻めてこなかったら、二人は出会うことはなく、当然ウルトラマンタロウも誕生しなかったということになる。
ウルトラの父にとって、彼は宿敵であると同時に、恋のキューピッドでもあったというわけだ。

かつてはウルトラの一族と同じく母星が太陽を失った過去を持つ。一族や同胞を失い、失意の中を一人暗闇の中で生きる内、
闇の力に目覚めた彼は同時に光ある者全てに嫉妬が高じた憎しみを抱くようになり、光の恩恵を受ける者達を片っ端から襲い、数多くの太陽系を滅ぼして回っていた。

そして、暗黒四天王をはじめとする数々の配下を従え、
同様の境遇でありながらプラズマスパークという「新たな光」のもとで繁栄を取り戻したウルトラの星に攻撃を仕掛けたのである。

ちなみに「エンペラ星人」というのは闇の力を得てからの自称であり、エンペラ星という星が存在するわけではない。

光の国を襲撃した際に率いていた怪獣軍団はゴモラジャミラエレキング、ガンダー、ダンカンキングザウルス三世
デットンサドラテロチルスサータン、バリケーン、シーゴラスベムスタースノーゴンブラックキング
『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』ではこれに加え、怪獣軍団を指揮するデスレム、グローザム、ジオルゴンが新たに追加されている。
ウルトラマン列伝』のウルトラマンゼロの解説パートにおいて、新たにブルトン、アボラス、バニラ、ナース、
グドン、ダンガー、ゴキネズラ、ザゴラス、ベロクロンカメレキング、ファイヤーモンス、ノーバ、ロボフォー、ケルビム、
インペライザーが追加されたほか、バルタン星人プロテ星人ナックル星人、ヤプール(巨大ヤプール)などの宇宙人や侵略者も参加している。


【能力・武装】

●レゾリューム光線
右手から発する、受けたウルトラマンの体を分解してしまうトンデモ光線。
地球人と融合した、純粋でないウルトラマンの体は効果がないらしい。
そのため、メビウスには効果的だが地球人と融合しているヒカリが相手では本来の威力は出せない。

といっても、一撃でメフィラス星人を消滅させたり、
それまで不時着することはあっても破壊されることはなかったガンフェニックスを木っ端微塵にしたりと、
ウルトラマン特化を抜きにしても普通に強力な必殺光線である。
地球での行動で人間を媒体にしていないメビウスも一度消されてしまう。

しかし地球人であるGUYSメンバー全員と融合したフェニックスブレイブの前にはこの光線も無力だった。


●超能力
桁外れに強力なサイコキネシスが使用可能。
ウルトラマンの動きを完全に封じるほどの力を持つサイコキノ星人の念動力を、ひと睨みで弾き返して逆にダメージを与えた。
また、地球侵攻の片手間で太陽から光を奪ってみせたほか、ザムシャーとヒカリを圧倒してザムシャーを殺害するなど、劇中ほとんどこの攻撃だけで無双した。


●エンペラブレード
ウルトラの父との戦いで使用した剣。メビウスとの戦いでは持っていなかった。


●リフレクターマント
敵の光線を無力化できる。


●ダークネスフィア
移動用の金斗雲のようなもの。
赤黒く燃え盛る炎のようで、実際は宇宙船
おまけにエンペラ星人が死んでも消えずに残り衛星軌道上を普通に飛行し続ける。
内部は黒い暗雲に覆われた光の射さない広大な闇の異世界になっており、内部ではウルトラ戦士の必殺技の弱体化し無効化される。
分かりやすく言えばダークフィールドと同じ。
メビウス外伝『アーマードダークネス』にて決戦の場となった。


【シリーズでの登場】

ウルトラマンタロウ

設定のみが語られていた。
イラストのみが登場。

裏設定では改造巨大ヤプールを改造し、改造ベムスターを貸し与えたとされている。
当初はテンペラー星人がエンペラ星人のはずだったとか。


ウルトラマンメビウス

怪獣、宇宙人を次々に呼び寄せ、ウルトラの一族に協力的な態度を取る地球を襲撃した。

暗黒四天王が敗れた後に地球の主要都市にインペライザーを送り込み、
地球人にメビウスを差し出して自らに服従するよう要求する。

この強大な敵による要求の前に、地球では恩知らずなマスゴミ野郎が余計な真似をしたおかげで、
メビウスの正体が全地球人にバレてしまい、一部の者は要求を呑んでメビウスを差し出そうとするも、
GUYS総監の力説のおかげで、最終的には地球人総出でウルトラマンの味方としてエンペラ星人に抗うことを決意。

地球人が要求を突っぱねた事に加え、メビウスとGUYSの奮戦やザムシャー、サイコキノ星人カコ、
ファントン星人の助力でインペライザーが全滅したため、遂に自ら地球に降り立つ。*1
この時姿を表しただけで爆発が起き、周囲を壊滅させている。

一歩も動かず片手をかざすだけでウルトラマンヒカリとザムシャーの剣を受け止めて、
ザムシャーを殺したり(但し油断が過ぎたのかヒカリに一太刀受けて傷を負っている)、
メビウスを消滅させたりと、何だかよく分からないけど圧倒的な強さを見せた。


エンペラ星人の圧倒的な実力と、メビウス達の敗北を目の当たりにして一度は心折れかけるGUYSメンバーであったが、
それまで彼らの努力と戦いを見守ってきたウルトラ4兄弟からの激励を受けて、再び立ち上がる決意を固め、
そんな彼らの想いの力でメビウスを蘇らせる事に成功。

メビウスとヒカリ、そしてGUYSメンバー5人が融合した最終形態「フェニックスブレイブ」への誕生と至った。
そこへ、最終兵器となるGUYSのファイナルメテオール『スペシウムリダブライザー』も登場し、一気に形勢は逆転。

メビウスフェニックスブレイブはメビュームシュートとナイトシュートを合わせたメビュームナイトシュートを発射。
スペシウム・リダブライザーによって増幅された光線がエンペラ星人を追い詰める。
そんな中、サコミズ隊長にゾフィーの声が響く。

ゾフィー「サコミズ……。共に行こう。今こそ、君の力が必要だ」。

サコミズ隊長は光に包まれ、フェニックスネストからゾフィーが出現。M87光線でメビウスを援護する。
ゾフィーの援護を受けたメビウスフェニックスブレイブは腕を十字からL字に変えてメビュームナイトシュートの
威力を増幅。そして最後にダメ押しでメビウスフェニックスブレイブは自らを炎に変えてスペシウム・リダブライザーに突貫。

エネルギーを増幅されたメビュームフェニックスでエンペラ星人の身体を貫き、エンペラ星人を倒した。

何故だ? 何故、余がウルトラマンごときに!?

自分の敗北が信じられなかったエンペラ星人だが、すぐにその答えに辿り着いた。

余は……ウルトラマンに負けたのではない!

そうか……人間のちっぽけな希望と言う光に……、ウルトラマンと人間の絆に……負けたのか……

余が……余が……光になっていく……

光を否定し、全てを闇に覆おうとしたエンペラ星人は最後は自身が光となって消滅したのであった。



劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!


エタルガーの使用する「相手が最も恐れる存在を実体化させる能力」で
メビウスの記憶から複製された存在「エンペラ星人(エタルダミー)」として登場。
メビウス本編を見ていない子供達をも恐怖させた

そりゃまぁ、新人に毛が生えた頃にこんな超大物と戦う羽目になってあんだけ圧倒的パワーを披露されたうえに、
復活出来たとはいえ一回ガチで消滅させられたらメビウスも恐れるわな。

時空城・第三層フロアで屋上を目指すウルトラマンギンガビクトリーウルトラマンコスモスウルトラマンゼロ、そしてメビウスを待ち構えるが、
劇中の描写からどう見ても4人のウルトラマンは第三層フロアをすっ飛ばして行こうとしていたので、メビウスだけを光線で打ち落として強制的に対峙させた。

今回映像作品で初めて近接格闘を行うが流石に激しい動きはせず、
少ない動きで相手の攻撃を交わしたり敵の動きを削いだりするといった、合気道のような格闘スタイルでメビウスを圧倒した。
その姿はまさに皇帝らしい。

だが対象の恐怖をもとに記憶に構築されるというエタルダミーの性質状、
メビウスが地球防衛時に直接目の当たりにした範囲内の出力で再現されているためか、
本編の頃よりも心身ともに大きく成長していたメビウスは、そこまで苦戦せず、最期はバーニングブレイブのバーニングメビュームダイナマイトを食らい大爆発し消滅した。
ダミーだからかレゾリューム光線を使用していなかったとはいえ、上記の活躍でカラータイマーが青のままだったのはひとえに彼の成長ゆえだろう。

しかし他のエタルダミーが単純にライバルキャラだったりする中、
一人だけガッチガチのラスボスと対決させられたメビウスの心境や如何に…

尚、掛け声や唸り声などは過去に収録した内海氏のものを流用している。



アーマードダークネス


別名:暗黒魔鎧装
身長:62メートル
体重:3万9千トン

CV:大友龍三郎

エンペラ星人が装備する予定だったが、本人が倒されたためにお蔵入りした鎧。
争奪戦が起きるほど強大な力を秘めている一方、並大抵の宇宙人では装着するどころか取り込まれてしまう。

メビウス外伝『アーマードダークネス』ではウルトラマンヒカリを取り込んで起動。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』ではウルトラセブンが装着し、とある惑星に封印されていた。
『ウルトラゼロファイト』第二部「輝きのゼロ」ではウルトラマンベリアルの魂と一体化して暗黒大皇帝カイザーダークネスとなった。

度々再登場するあたり、エンペラ星人の残した爪痕は大きい。


【主な配下】


暗黒四天王
ヤプールの超獣含む)


円盤生物
みんなのトラウマ。


●極悪宇宙人 テンペラー星人
『タロウ』とメビウス劇場版に登場。
高度な科学技術を持ち、ウルトラ戦士と互角に渡り合うほどの強者揃いの武闘派種族。
ただしメビウス劇場版や大怪獣バトルでは完全に噛ませ。
一方ダークネスファイブに属する同族、極悪のヴィラニアスはかなり強い。


●岩力破壊参謀 ジオルゴン
児童誌のコンテスト入賞作。


●知略遊撃宇宙人 エンディール星人
児童誌のコンテスト入賞作。


無双鉄神 インペライザー
エンペラ軍団の尖兵ロボット。
量産型ながらメビウス、強化形態のメビウスブレイブでも全く歯が立たず、ウルトラマンタロウですら苦戦を強いられる強敵。
終盤では13体が姿を現し、メビウスや地球に味方する宇宙人達と戦った。
名前に幻星神は関係ない。

他多数



【間接的な活躍】


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルがかつてエンペラ星人の闇の力に魅了されたという裏設定がムック本で明かされた。

ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース
暗黒四天王が「ギガバトルナイザー」を利用した皇帝復活計画を展開。
メカザムを媒体に復活しかけたが、ウルトラ兄弟に阻止される。

ウルトラマンジード
本人は登場せず、その力の一部を宿した怪獣カプセルが登場。
カプセルの状態でも、周囲の環境に悪影響を与えるほどの強大なエネルギーを宿している。
余談だがこの作品でベリアルの配下として登場した伏井出ケイ/ストルム星人とは、「母星を失い、それがきっかけで力を求めるようになり、闇へと進んだ」という共通項を持つ。
なお、18話でケイがカプセルから召喚したザイゴーグだが、企画段階ではエンペラ星人だったとか。……出て来なくて本当によかった。


【その他】

●ウルトラマンタロウ(みやぞえ郁雄の漫画版)
『タロウ』放送当時に小学三年生で連載されたコミカライズ。
TVシリーズと異なり作中通しての悪役として登場し、帆船型の宇宙船から姿を見せずに悪事を働く……という扱いがされていたらしいが、
残念ながら当漫画は2019年現在書籍化されていない。

●ウルトラマン倶楽部 怪獣大決戦!!
ラスボスとして登場。
ウルトラ戦士達に倒された怪獣達を復活させ、ウルトラタワーの正義の炎を消し、ウルトラ戦士達の全滅と地球侵略を企む。
一度はウルトラマンを倒すも、ゾフィー~レオの6人からエネルギーを与えられてウルトラマンが復活、
7人のエネルギーを合わせたスペースQを受けて弱体化し、最終決戦となる。
タロウで出てきたシルエットをイメージしているので青白く光る人型の姿をしており、画面中を跳ね回りながら光弾を撃ってくる。

ウルトラマン超闘士激伝
魔神シーダ編から数年後。
闇闘士(ダークファイター)軍団や機械怪獣・メタルモンスが属する陸空海軍を率いるザム星人・ブラック指令・バルキー星人、そして暗黒司祭ジェロニモンを率いて宇宙征服に乗り出す。
デザインは読者公募から選んだ円谷プロ公式デザイン…だったのだが、メビウスでは採用されなかった。

メビウスが主人公を務める『新章』でも同様のデザインで登場。
天騎甲(エンブレスト)を纏うグローザム、デスレムら「皇帝騎団」を従え(メフィラス、ヤプール若しくは相当するキャラがいるかは現時点では不明)、
暗殺獣士スペクターを使って鏡の中から大量にメタルモンスとインペライザーを召喚しウルトラの星を再び悪の炎に包む。

ちなみにメビウスが主人公&エンペラ星人が復活ということで、連載当初より「メビウス登場時の姿へと変身するのではないか?」という予想が大多数であった。
そして、第28話で遂にその姿を現し、やはり読者の予想通りに変身を遂げた……
なんとその方法は、かつてのデザインが崩れると同時に中からメビウス登場時の姿が現れるというまさかのオーバーボディ式であった
「復活して蘇ったと同時に姿も変わった」「闘気やエネルギーを高めたらスーパーサイヤ人よろしく変身する」と思っていた予想が大半であり、まさかオーバーボディであったなどと想像できた読者は殆どいなかっただろう……

●グレイトバトルフルブラスト
「怪獣軍団」を率いて「大ショッカー」「ジオン・ザフト連合軍」と共にウルトラプラネット、ライダープラネット、ガンダムプラネットを襲撃した。

●ヒーローズバーサス
善悪18人の主人公のうちの1人として参戦し、惑星ストラグルを舞台に暴れまわる。故・内海氏がエンペラ星人役を演じられた最後の作品となる。

●ライブステージ
ウルフェス2018の第一部でまさかの再登場。CVは関智一氏。
光の国の見学に来たジードの前にいきなり現れて大暴れ、チャンバラでロイヤルメガマスターをも一蹴するなど相変わらずの無茶苦茶な強さを見せつけたあげく、何と光の国を制圧してしまった。
サイドアースへ逃がされたジードのもとへ刺客を差し向けるも、これは後から合流したウルトラマンとタロウに蹴散らされる。

「R/B」終盤からの先行登場となるカミソリデマーガを召喚したところでギンガが急行、さらにサイドアースからとんぼ返りしてきたマン、タロウ、ジードが合流する。
ダークザギジャグラーイーヴィルティガを模した傀儡を差し向けて圧倒するも、最初の襲撃の時にジードの案内をしていたウルトラウーマンソラを見逃したのが仇となり、彼女の歌で復活した4人に加え、ロッソブルが乱入してきたことで大混戦に陥る。

最終的に傀儡軍団が全員倒された挙句、自身もタロウとジードの連携技「インテグレートスパーク」で痛手を負う。
そんな中で切り札としてゾグを繰り出すも、ガイアアグルが駆けつけたことで今度こそ形勢逆転。ウルトラ戦士達の光線一斉射を受け、ゾグ諸共消滅した。



見るがいい、すでにアニヲタは燃え尽きつつある…メイデンよ、そして愚かな選択をした全てのアニヲタ民もろとも、漆黒の闇となり……

余の項目を追記修正するがいい!!


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