エースキラー

登録日:2009/07/13 (月) 17:33:41
更新日:2020/05/16 Sat 12:43:33
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円谷プロ制作の特撮作品『ウルトラマンA』第13、14話に登場する異次元超人。


概要

姿形はウルトラ一族に似ており、打撃力を10倍にも引き上げるという禍々しい鎧を装着している。
異次元人 ヤプールによって造られ、捕らわれのウルトラ兄弟から各々


を得て完成した。

能力じゃなくて武器を取られた四男の立場は…。スペシウム光線はマンと被るならシネラマショットにしといた方がいいと思うが。



戦闘テストでは、エースと同等の力を持つというヤプール製「エースロボット」と戦い、いともたやすくこれを破壊。
その後、ゴルゴダ星に兄弟を助けにきたエースと対決し、圧倒する。
テストで見せつけた通り、本家必殺技のメタリウム光線も全く効かず、逆にエースキラーが兄弟たちから奪った光線がAを容赦なく攻める。

絶対絶命の時、捕らわれの兄弟たちのカラータイマーから(セブンは額のビームランプ)、エースにエネルギーが集められた。

四兄弟のエネルギーを集結し、エースは必殺技「スペースQ」を放つ。
想定外の技を受けてエースキラーは木端微塵に大爆発。無事、兄弟達は救出された。


メビウスキラー

後に『ウルトラマンメビウス』で、復活したヤプールによって新たなエースキラーが作られるが、
宇宙同化獣ガディバが得たメビウスの戦闘データを胸のクリスタルに取り込み「メビウスキラー」として転生。
一見初代ととよく似ているが、腕関節、右手、つま先など所々に違いがある。
メビウスの能力を全てコピーしており、メビウスにとって自分自身と戦うに等しい状況を作り出した。
最後は、師であるタロウの「ウルトラダイナマイト」を参考に、
メビウスがバーニングブレイブ状態で相手に組み付き自爆する「メビュームダイナマイト」(命名ヤプール)によって敗れた。

OV『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』では、ヤプールがこのメビウスキラーを媒体として蘇る。
これは当初はそのまま巨大ヤプールとして登場する予定が当時巨大ヤプールのスーツがイベントで出払っていったためである。
「なんで弱い僕のコピーにしたんだ、エース兄さんのコピーなら普通に勝ててた」とかツッこまれてたりしたのはご愛嬌。

『グレイトバトル フルブラスト』でも怪獣軍団の中ボスとして登場。

ロストヒーローズ』ではエースキラーにガディバが合体することでアルティメットDとともに「アジト・キューブ」の大ボスとして登場した。
が、増援の巨大ヤプールも合わせて3体同時に相手する関係上、エースキラーよりステータスが大幅に弱体化している


天球超人 エースキラー(BS)

『ウルトラマンゼロ外伝 キラー・ザ・ビートスター』でも複製された個体が出現。
ただし、名前はエースキラーでも見た目はメビウスキラーのものになっている。
キングジョーインペライザーとともに、天球に乗り込んできたウルティメイトフォースゼロを襲撃する。
天球を傷つけないためか予算の都合か光線技は使わず、グレンファイヤーと取っ組み合った拍子にパイルドライバーを受けて破壊される。
こいつの量産は不可能だったようで、これ一機しか登場していない。

ロストヒーローズ2』では中ボスとして出現したのち、原作とは異なり量産される。
グラフィックはちゃんとエースキラーではなく作のメビウスキラーの流用であり、メビュームブレードが伸びたままになっている。



ビクトリーキラー

ウルトラファイトビクトリー』ではビクトリーの能力を解析して強化したビクトリーキラーが登場。
今回は初代に近い造形。
前作『ウルトラマンギンガS』の主人公・ギンガストリウムはウルトラ6兄弟の力を受け継ぎ怪獣と戦っていたため、
多くの視聴者の予想していた「夢の対決」を行うことになった。

相変わらずの腐れ縁のウルトラマンエースと戦闘を行い、なんとあのギンガを捕えて十字架にかけた上、
ウルトラ兄弟の力やウルトランス能力を駆使してエースと互角以上に戦い苦しめた。
何気にエースとの光線技を駆使したこのような戦いは(映像外の派生作品を除けば)ほぼ初めてだったりする。
怪獣とウルトラマンの二つの技を使いこなし勝利は間近に思えたが、激戦を戦い抜いてきたビクトリーが助太刀に入ると
所詮は付け焼刃の猿真似であることを自ら証明してしまい、完全に圧倒される。
最後はビクトリーナイトのナイトビクトリウムシュートで粉砕された。
なお、M87光線、スペシウム光線、エメリウム光線は使用したもののウルトラブレスレットはさすがのヤプールでも再現不可能だったようで、未装備であったため使われていない。



ベリアル融合獣 サンダーキラー

ウルトラマンジード』では、伏井出ケイが所有する怪獣カプセルとして登場。
伏井出がこれとエレキングの怪獣カプセルを使用することでフュージョンライズ、2体目のベリアル融合獣として出現した。
ただし、フュージョン時に出現するエースキラーの見た目はメビウスキラーである。
エレキングがエースキラーの装甲を纏った形になっており、エースキラーから受け継がれた鉤爪が武器。
ウルトラ兄弟の必殺技は使用しないが、力を奪った再現なのか光線吸収・反射能力を持っている。
第6話冒頭ではソリッドバーニングにフュージョンライズしたウルトラマンジードの必殺光線・ストライクブーストを難なく吸収し、撥ね返して苦しめた。

詳細はベリアル融合獣の項目も参照されたし。



派生作品

ウルトラ戦士銀河大戦争

内山まもるアンドロメロスシリーズ派生漫画。
バルタン星の皇帝バンドラと結託したエースキラー戦隊が登場し、ウルトラの星を滅ぼすべく出撃した。
最後はゾフィー~80までの9大ウルトラマンがスクラムを組んで放った兄弟合体光線で全滅に追い込まれる。


グラビア版 ウルトラ兄弟物語アンドロメロス

てれびくん1981年6月号に登場。
ジュダによって強化改造された「改造エースキラー」として登場、地球を襲撃し、ゾフィーを倒してブラックホールに追放する。
だが初代アンドロメロスの必殺パンチで粉砕された。
ちなみにグラビアでは、改造エースキラーの姿は、ゾフィーを踏みつける足の部分しか掲載されておらず、初代メロスに粉砕されるシーンはグラビアではなくイラストで記載されている。

居村眞二氏の漫画版では、数十倍パワーアップされているとされ、光線技を一切使わずに右手に持った刃物による格闘戦のみでウルトラ兄弟を追い詰め、M87光線も通じなかった。また人質を取る等の卑劣な行為も厭わない性格だった。
グラビア版同様にゾフィーをブラックホールに追放するも、やはり初代メロスのパンチで粉砕された。

1982年2月号で他の改造怪獣達と共に復活(こちらでは全身を見せている)、全員でメロスとウルフを取り囲んで高速旋回しながら炎の渦を発生させる火炎車戦法を仕掛けるも、
破られて2人のアンドロビームでメカバルタン以外の怪獣達を倒され、自身とメカバルタンもメロスとウルフのアンドロストリームでまとめて倒された。
小学一年生1982年2月号では、メカバルタン共々メロスとウルフのアンドロビームで最初に倒され、その後に残る改造怪獣達も倒されたとされている。


ウルトラマン超闘士激伝

CV:千葉茂

ヤプール編で初登場。
何十年も前(西暦2900~3000年頃)に地球に侵攻したヤプールが作った対エース用決戦兵(ウルトラマン他四兄弟とは対面していない)であるが、
エースとの決着がつかぬまま放置され、「こんなアホを倒すためだけに作られたオレの気持ちが分かってたまるか」と愚痴をこぼしていた。
直情径行で思慮がやや浅い面が目立ち、ジャックからは「頭の中身までエースと同レベル」呼ばわりされていた。
因縁のエースに勝利しながらも、「オレはとうとうエースに勝っちまったぁ~っ!!これから何を目的にして生きていけばいいんだよ~っ!!」と号泣。
その後は、エースや先に勝利したジャックに激励され、決勝戦に向かうが、本性を現したマザロンに頭部を残して破壊されてしまう。
マザロン亡き後は戦死したウルトラマンの意志を継いだウルトラ戦士により修復が行われ、ヤプール大戦においてはエースキラーR(リベンジャー)となって、
かつての主たるヤプールへの復讐戦*1に挑んだ。
ヤプールとの戦いではエースとのWメタリウム光線や重力爆弾(自爆)など、原作では使用していない技を多く見せている。
その後もエースたちと共に戦い、OVAでは、エースキラーS(スペシャル)になる。
『宇宙警備隊の入隊希望者』の元ネタもこの作品。現在は入隊が認められた描写こそないものの正義の怪獣であるため、
メフィラス大魔王など同様「民間協力者」「消防署に対する武装消防団」くらいの立ち位置だと思われる。ただ単にゴタゴタで承認する暇がないのかもしれないが。
『新章』でも光の国を襲撃しに来たエンペラ星人のメタルモンス機甲師団を迎え撃った。

ファイティングエボリューションシリーズ

PS2ソフト『ウルトラマンFighting Evolution 2』ウルトラモード「大地球制服作戦」で復活を遂げ、異次元空間でエースと戦った。
原作にはなかった鳴き声が設定されており、後続のゲーム作品でも使用されている。

続編の『ウルトラマンFighting Evolution 3』でも初期から使用可能なプレイアブルキャラとして続投。
ウルトラモードでは「死刑!ウルトラ5兄弟」で登場する。また、「世界10拠点同時侵略指令」でも怪獣軍団の1体としてランダムで出現する。

「死刑!ウルトラ5兄弟」のミッションは原作通り

①エースロボット(負け前提の弱小設定)VSエースキラー

②ウルトラマンエースVSエースキラー

という流れで進行する。

しかし、プレイヤーの技量次第ではエースロボットでも勝利できてしまい、その場合は問答無用でSランクが確定。
隠しキャラ・エースロボットが使用可能になる。

その際のランク条件名は

「強 す ぎ た エ ー ス ロ ボ ッ ト」

となる。ヤプールにしてみれば想定外もいいところだろう。

ただし、このミッションではただでさえ弱いエースロボットにさらに弱体化補正がかかっているため、プレイヤーには相応の技量が求められる。

また、このミッションでCランク(ミッションの条件を一つだけ満たす)という微妙な評価を取ることでエースの隠し必殺技「スター光線」が解禁される。
が、漫然とやっても大体Bランク以上になるため、Sランクを取るよりはるかに難しい。


その他ゲーム作品

知名度がバキシムの次くらいには高いため、大抵のゲーム作品では中ボスクラスとして登場する。
スーパーヒーロー作戦』ではシナリオの都合上、ゾフィーの代わりにウルトラマンレオの力を奪った。


大怪獣バトルシリーズ

ゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』にも登場。
ストーリーモードでタイラントと共にヤプールに送り込まれ、レイオニクスである主人公を狙う。
またゲームオリジナルキャラとして、一般公募で選ばれた強化改造形態カブトザキラーも登場する。

漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、ヤプール配下の決戦兵器として登場し、主人公の御蔵イオを保護した*2ペダン星人の母艦を狙う。
宇宙空間でキングジョーブラックと戦い、引き分けて退却。
その後はペダン星でのペダン星人とヤプール・ナックル連合軍との戦争中に、破損した左腕をハサミに改造して再び出現。
ペダン星人の基地から抜け出したイオに襲い掛かり、イオの操るベムラーを退けるも、バトルナイザー内で治療中だったゴモラが復活して交代、
成長してより強くなったゴモラに倒された。


ウルトラ怪獣擬人化計画

POP版ではウルトラマンレオのような髪型をした少女の姿で登場。無口だが他人の物を何でも欲しがる欲張りらしい。

KADOKAWA版では活断層によるデザインで登場。
元々洗練されたデザインのためスタイリッシュな女性戦士風のデザイン。
顔とオパーイ以外に大きな変化はないが、ナイフはかなり大型にリ・デザインされている。


余談

映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で登場した究極超獣・Uキラーザウルスは、
このエースキラーを「ゴツく威圧感溢れる」感じに、というデザインコンセプトの基に作られている。

ウルトラマンタロウが幼少期にこいつとの戦いを訓練していたこともある。

TCGバトルスピリッツではコラボブースター ウルトラ怪獣超決戦にてロボット色である白のカードとして収録。
相手カードの効果をコピーして使用するエースキラーらしい効果を持つ。


余談だが14話の脚本を担当した市川森一氏はキリスト教徒であり、
超獣バラバ、ゴルゴダ星、十字架にかけられたウルトラ兄弟等その特徴が出ている。
「(ウルトラ兄弟を磔にしたことで)彼らを殉教者にしてしまった」として、作品に区切りをつけようと自ら脚本を降板。
だがプロデューサーの強い要望で48話と最終話の脚本も担当した。
エースキラーが出現したゴルゴダ星とはあくまでもTACの梶が付けた仮称であるが、なぜかヤプールもこの名称で呼んでいた。
後にウルトラファイトビクトリーで衛星ゴルゴダが出てるが関連性は不明。



エースキラーよ、お前の力はアニヲタそのものの力だ。
今ここでこの可愛い記事に追記・修正してやれ!

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