虚(BLEACH)

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虚(BLEACH) - (2021/09/10 (金) 14:10:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/02(月) 13:34:12
更新日:2024/02/08 Thu 14:03:49
所要時間:約 10 分で読めます




漫画『BLEACH』の用語の1つ。

【概要】

一般的に『悪霊』と呼ばれる存在。
その正体は普通の人間の魂魄である整(プラス)が堕ちてしまった姿。
整同様、通常の人間に視認は不可能で声も聞くこともできず、目視するには死神を視る程度の高い霊力(整を見れるよりも更に上)が必要とされる。
そのため、死神や虚がどれだけ暴れまわっても、普通の生物には勝手に町が壊れていくようにしか見えない。

一方で死神もだが虚は霊的濃度が濃いため、整とは違って、一般人や現世の物品でも触れたり攻撃することは可能。
死神よりは総じて弱く、よほど強い虚でもなければ平の死神がその場で対処するのが通例。
これは現世を巡回するのは平時は平死神が担当しているためであり*1、たまたま遭遇すれば席官もその場で対応するのが常であり、別にパワハラではない。
席官については席官だけで全てのカバーはできないため(席官の数は1隊毎に1~20人+α程度と推測される)、隊によって異なるが隊の指揮をしたり高難易度任務など臨機応変に動いている。

しかし、霊力が高い分雑魚虚でも通常の人間より身体能力が高く、
更に捕食本能が強いせいかやや頭が残念になりがちとはいえ狡猾な戦術を使う者も結構居るため、
場合によっては何人かの死神が犠牲になったり、平死神では対応できずに席官が出撃するなど、よほどの実力差がなければ死神でも油断ならない存在である。
そのため、見えるだけの人間では生身で抗える様な存在ではない。見えもしないのに戦えていたチャドが異常なだけである。

斬魄刀で斬られることにより、虚となってからの罪を洗い流し尸魂界に送られる。
が、滅却師は魂魄を完全に消滅させてしまうため、現世のバランスが崩れ世界の崩壊を招くとされる。

【特徴】

個体によりデザインは違うが、白い骸骨のような仮面を付けており人間より遥かに大型になっている。
仮面は心を失った本能を隠す為と言われており、中央霊術院では顔面が弱点であると指導されている。
弱点である為という理由もあるが、一撃で仕留めてその正体を知らないまま対処を済ませる為でもある。

人間の魂魄が主食で、虚に成り立ての頃は身内や恋人など生前の近しい人間を襲う。
ルキア曰く『夫が先立ち、妻が後を追うように死ぬのはこのせい』とのこと。
作中では織姫が実兄に襲われた。無差別に人を襲う個体は既にその段階を終えたもの。
身内を襲う理由としては、虚となって心を失い、その心を補う為魂魄を喰らうとされる。

魂魄は胸辺りに『因果の鎖』を持ち、生前に執着したものに絡もうとする(人なら憑き霊に、建物や土地なら地縛霊等)。
これが全て侵食されると、魂魄が爆散し別の場所で虚として再生する。
中心を何かに絡め取られている整ならばその場所で身体が虚に再構成され、頭が出現し、最後に仮面に覆われる。
本人が爆散に抵抗した場合はこのプロセスを経ず仮面だけが顔からしみだしてくることもある。
また、因果の鎖が短くなると魂魄の状態でも空腹を覚えるようになる。これは虚になる一歩手前の危険信号。

通常、整から虚になるには外部からの影響がない限り数ヶ月~数年単位の時を経なければならないが、
半虚(デミホロウ)のように胸に開きかけた孔を無理やりこじ開けると強制的に虚に変化する。
霊の姿が一旦消えるため、虚の知識が無かったとは言えドン・観音寺はこの方法で霊を救えると勘違いしていた。

生前の記憶や知能は残り、他者との会話も出来る。が、心は失っているため、捕食や戦闘と言う目的の為にのみ頭脳を駆使している事がほとんど。
単独で行動して現世にぷらっと現れる者が多そうだが、中には仲間とつるんだり、後述の大虚は勢力を築き上げる者も居るなど、社会性が無いわけではない。

個体によって様々な能力を有している場合が多い。銀城によれば、失くした中心が仮面や固有の能力に変化するとらしい。
霊能力の素養がある者や死神を補食することで自身を強化できる。

【特別な虚】

◆巨大虚(ヒュージ・ホロウ)

虚の中でも極めて巨大な個体達を指す。
後述の大虚の様に幾百の虚が寄り集まったものではなく、大虚ほどではないが単独で既に巨大なもの。
藍染は虚化や破面の実験のために様々な虚の改造体を作っていたようで、
例えば真央霊術院卒業前の檜佐木達を襲った巨大虚達は霊圧を消す改造を施されていた。

◆人間以外の虚

人間の虚だけでなく犬等の動物の虚も存在し、虚圏ではトカゲのような虚も存在していた。
虚圏では人間を襲わずとも大気中などの霊子のみで生きていくには事足りる。

十刃ヤミー従属官は犬の虚である。

◆大虚(メノス・グランデ)

虚は自身の心を補う為に魂魄を欲する。
中でもその欲求が極めて強い虚は虚の魂魄を欲するようになり、共食いを行う。
そうして、幾百の虚が共食いを繰り返し、最終的に生き残った個体は、強大な一体の虚“大虚(メノスグランデ)”へと姿を変える。

作中では破面以外でこのタイプの虚が出てくることは殆どなかった。

大虚には三段階あり、順を追って説明する。


・最下級(ギリアン)

ギシアンではない。
先述の通り、幾百の虚が互いを喰らい続け生まれた、強大な力を持つ虚。
姿はみなほぼ共通で『千と千尋の神隠し』のカオナシに天狗の鼻を足したものと言えばだいたいあってる。
尸魂界で一般的に大虚として教本等に載せられているタイプ。
多数の魂魄が融合した存在であるためか、多くのギリアンは自我をもたず動きは緩慢、知能は獣並らしい。

普通の死神には手に余る存在であり、死神代行篇においても事実上ラスボスを努めたほどの強敵だが隊長格なら倒すのに問題無い。人間の戦に当てはめると“雑兵”クラス。
戦闘能力は描写を見る限りでは護廷十三隊の副隊長未満であり、上位~中位席官に匹敵するくらいと思われる。(幾多の虚を葬ってきた死神代行篇の一護ですらギリアンに全くダメージを与えられず、やっとダメージを与えられたと思ったらギリアンと対等どころか深手を負わせ、更に限定霊印つきとはいえ副隊長の恋次をも圧倒するほどのレベルに飛躍してしまっていたことから。因みにギリアンのナキームも限定霊印の乱菊をまだ始解していないとはいえ圧倒する実力を誇るが、限定解除した途端に始解していないにも関わらず一方的に倒されるという状況になった。このことからも隊長格の足元にも及ばないことが分かる。)

アーロニーロのようにギリアンでありながら十刃に選抜される強者も居るが、これは曰く無限に食べた虚の能力を吸収できるという性質が大きい。中でもメタスタシアを食べたことで副隊長クラスの力を得たことが大きいであろう。
朽木ルキアが席官に匹敵する実力者とはいえ、一般隊員かつ卍解会得前の朽木ルキアを圧倒していたものの逆襲されたり、最終的には負けるレベルだった。
(記憶に引きずられてなのか油断していたことも大きい)

自我を持つギリアンは仮面のデザインが異なり(おそらく核となる虚の仮面と同じデザイン)、通常の虚では足りず大虚を喰らう。
こちらのギリアンは破面を除くと、作中では大虚の生態解説シーンのみに登場する。

ナキーム、アーロニーロなど(疑惑レベルの破面や元ギリアンは敢えて除外)。

中級大虚(アジューカス)

大虚が生まれる過程で特に強い力や自我を持つ虚が他のギリアンを食らいを続け、姿が変貌した個体。
容姿は個体ごとに異なっており、ギリアンよりもやや小さく数も少ない。知能が高く、戦闘能力はギリアンの数倍。
数の多いギリアンをまとめる存在と言われる。(グリムジョーはアジューカスの中でもとりわけ小さい個体だと考えられる。)
このタイプと思われる破面が総じて始解した隊長格よりは弱いことから、
平均的には護廷十三隊の副隊長(始解前)程度の戦闘能力を有すると思われる(副隊長と三席では実力にかなりの差があるため)。
比較の参考としては尸魂界潜入篇の一角戦~白哉戦当時の一護が一番近いであろう。(因みに浦原さんからも少なくとも恋次戦までの一護は月牙なしなら3席~4席レベルの実力しかないと断言されている。)

個を保ち続ける為には他の虚を喰らい続ける必要があり、それを怠ると再びギリアン級へと退化して自我と知性を失い、やがてはただの虚に戻り、再び個を持つ大虚には100%の確率で戻れなくなる。
体の一部を喰われるだけでも進化が不可能になり、現状維持か退化するかのどちらかという厳しい制限がある。

シャウロン達はアジューカスであったが限界を悟り、補食を諦め(しかも一部を伸びしろのあるグリムジョーに喰わせたと思われる)たため退化したと推測される。尤も雨竜が「グリムジョーが連れてきたのはギリアンとアジューカスの混合部隊」と発言していたことから、退化してない可能性もあるが(ギリアンというのはあくまでナキームのことを指しているという説)。
もし彼らがアジューカスだとすると、エドラドが帰刃してもなお卍解した一角と同レベルだったことから3席より上くらいの評価が正しいのかもしれない。

シャウロン、エドラド、イールフォルト、ディロイなど(疑惑レベルの破面や元アジューカスは敢えて除外)。

最上級大虚(ヴァストローデ)

大きさは虚としては小型で人間程度。
極めて数が少なく、虚圏全域で数体しかいないと見られているが実数は不明。

戦闘能力は護廷十三隊の隊長格をも凌ぐと言われており、更に破面となったので戦闘力はさらに上昇したと思われ、読者を絶望させた。

このタイプが破面化した場合、帰刃せずとも卍解した隊長格とまともに戦える場合が多い。
本気を出していないにも関わらずこの強さなので、説明するまでもなく帰刃した場合は対策なしでは勝てないことが多く、大抵は虚化を除くと究極奥義的な大技やチームワークなどの対策で勝利している。

その一方で、何だかんだ隊長格でありながらタイマンで互角以上に戦えた事例(日番谷VSハリベルなど)もあることから、あくまで並の隊長格より上というニュアンスに過ぎないとも考えられる。

ホワイト、スターク、バラガン、ハリベル、ウルキオラなど(疑惑レベルの破面や元ヴァストローデは敢えて除外)。

フーラー

指(爪)にギリアンの仮面をつけた化け物。虚であるかすら不明なよくわからない存在。

ゲロを吐くようにギリアン級大虚を大量に呼び出すことができる。
藍染離反の際、彼と共にことの黒幕か?とも推測されていたが白の一蹴りで呆気なく昇天した。
恐らく戦闘向きではないものの、特殊なギリアンなのだろう。




【作中で登場した虚】

死神代行篇

  • フィッシュボーンD
第1話で登場した、黒崎一家を襲撃して一護が初めて戦うことになる虚。その名の通り魚みたいな顔をしている。
ルキアが「なん・・・だと?」となるレベルの霊圧を放っているが(厳密には一護の霊圧の影響で虚の霊圧すら気付かなかったという意味合い)、追加給金はゼロで雑魚扱いされている。
だが、死神の力をなくしていた一心が(娘を庇ったのか)背中から血を流し倒れた他、一護を助けるためとは言え致命傷を与えないまま、そして背中を向けたり庇ったりした結果ルキアは重傷を負ってしまった。
そして死神の力を得た一護に左腕を斬られ、止めとして頭から一太刀で斬られ退場した。

  • ヘキサポダス
クモのような外見をした虚。
子供の整を襲っていたが、一護と交戦して、左前足と頭を斬られ敗北。追加給金ゼロ。

  • アシッドワイヤー
CV:うえだゆうじ
上半身は人間、下半身はヘビのような姿をした虚。その正体は井上織姫の兄・井上昊(いのうえ・そら)。
織姫が幼い頃に交通事故で死亡した後も現世で彼女を見守っていたが、時が経つにつれて彼女が自分への祈りを疎かにしていくことに激怒し、織姫の命を狙うようになる。
ぬいぐるみ「エンラク」の中に潜んで織姫を襲い魂魄化させ、さらに共にいた竜貴をも殺そうとするが、一護と交戦。
体が硬いこともあり一護とは互角以上の戦いを繰り広げる中で、一護の斬魄刀を口で払い、一護が攻撃できなくなった一瞬の隙をついて織姫に噛みつくが、自分の正体に気付いた織姫がそれを敢えて受け止め、噛まれながらもそのまま自分を抱きしめながら謝罪する姿を見て一時的に正気を取り戻す。
一護に兄としての役目を、織姫に祈りを止めた本当の理由を説かれ、顔から仮面が完全に剥がれ、顔だけ元の姿に戻る。その際、再び暴走する前に自らの手で一護の斬魄刀を自分に突き刺すことを決意。アシッドワイヤーは織姫に「…それじゃ…さよならだ織姫…」と別れの言葉を遺しながら切腹し、織姫からアシッドワイヤーに「…お兄ちゃん………いってらっしゃい……」と返事されながら、穏やかな顔で浄化されていった。
原作だと一護に切り落とされた腕が再生している?気にすんな!

なお一部読者からは、仮面が割れているのになぜアシッドワイヤーは破面になっていないのかと突っ込まれることがあるが、破面は仮面を割ることよりも死神の力を手に入れることのほうが重要な条件だと思われるため、それを満たしていないために破面にはなれなかったのだと思われる。逆に言えば仮面を全く割っていなかったとしても、死神の力を手に入れれば、それだけで破面になれた可能性が高い。

  • シュリーカー
CV:江川央生
コウモリのような姿をした虚。
生前は世間を騒がせていた連続殺人鬼だったが、シバタユウイチの母親を殺した際にシバタの機転でベランダから転落し死亡。
その後虚となり、シバタの魂魄をインコの中に入れ、「母親を生き返らせてやる」という出来もしない嘘の条件で鬼ごっこを始める。
そしてシバタが行く先々で関わった人間を殺し続けていた極悪非道の畜生。
小虚という手下(分身のようなもので、わずかに自我はあるが痛覚などは無い)が頭部から飛ばしたヒルを、笛のような舌を鳴らす(キイイイイイイという音が出る)ことで起爆する能力を持つ。
ヒルは現実にいるものと同様、敵の体にピッタリとくっつき、血を吸い付くため離すのはほぼ不可能。
また、舌の形は鍬形であり、これを舌ポッピングではなく、犬の舌のように口からまっすぐ出して、その状態で昆虫のように鳴らす。
死神を2人食っているらしく、追加給金は5000環に設定されている。
シバタと関わったチャド、さらにルキアを殺そうとするが、一護にはまるで敵わず敗北。
虚としての罪は浄化されたが、生前に犯した罪のために地獄へと送られた。

アニメでは劇場版第4作「地獄篇」の導入として299話で再登場。以前より格段に能力が上昇している。
自分を地獄に落としたルキアを逆恨みし、死神の無差別殺人を起こすことで彼女をおびき出そうとした。
ルキアと阿散井恋次により退けられいったん地獄へ逃走しようとしたが、上役である朱蓮に始末される。

  • グランドフィッシャー
CV:茶風林
毛むくじゃらの身体を持つ四足歩行のチョウチンアンコウのような虚。頭の先から触角のようなものが伸びている。
一護の母・真咲の仇敵で、50年以上死神を退け続けてきたという実力者。
触角を人型の疑似餌に変化させ、それが見えた霊感のある人間の魂を食らう。
相手の記憶を読み取り、その人にとって最も大切な人物に触角を化けさせて精神的動揺を誘うなど、非常に卑怯かつ狡猾な性格。
再生能力、防御能力も非常に高く、当時の一護にとっての因縁ある強敵として描かれた。
純粋な戦闘力で一護を翻弄し重傷を負わせ、更に真咲の疑似餌を見せて身動きが取れなくなったところで止めをさしたが、自身もナメプしていたため一護に一撃で斬られ、相打ちに近い形で終了。

その後は真咲の姿で逃亡し、虚夜宮かは不明だが虚圏にあるどこかのアジトで破面に改造され、ビル程の大きさになるものの、死神の特性をよく知らず勘違いしていた上に死神の力を取り戻した一心一瞬で真っ二つにされた。

死後、実は真咲も隊長格クラスの実力があった、ユーハバッハから聖別されなければ真咲が負けることはなかったという設定が明かされ、真の仇というポジションをユーハバッハに奪われることになり、これによりグランドフィッシャーの物語における役割は完全に終わりを告げた。

実写映画版では目が4つに増えており、尺の都合上ラスボスになっている。

  • 地縛霊の虚(半虚)
CV:千葉進歩
空座町の廃病院に住み着いていたチンピラの地縛霊。うるさい。しかも凄く俗っぽいことを言っている。
放置すると虚になっていたと思われるものの元は普通の地縛霊だったが、ドン・観音寺に胸の孔を無理やり拡げられ、虚と化す。
最終的に一護に浄化され、観音寺は今まで自分がやってきたことの真実を知る。

  • バルバスG
石田雨竜が巻いた餌に誘き寄せられた虚の一匹。
遊んでいた夏梨達を襲ったが、虚が見えていた夏梨におびき寄せられた先でチャドと遭遇。
この時のチャドは虚が殆ど見えていなかったので有利に事を運ぶものの、チャドの規格外の肉体の前に苦戦。
それでも夏梨とチャドを追い詰めるも、戦闘中、チャドの能力(完現術)が覚醒し、その影響で虚が見えるようになったことで、パワーアップしたチャドにあっさりと倒された。

  • ナムシャンデリア(アニメ版ではオクトパシー)
CV:沢海陽子
石田雨竜が巻いた餌に誘き寄せられた虚の一匹。多分メス。
人間に種子を植え付け、自らの私兵として操る卑怯な戦法を使う。
千鶴を操って竜貴をフルボッコにし、更に竜貴を操ったのだが、それがきっかけで完現術「盾舜六花」に目覚めた織姫に勝てず、「孤天斬盾」で真っ二つにされて消滅。
ちなみに千鶴共々少年誌にあるまじき発言をしている。

尸魂界篇

  • メタスタシア
CV:大塚芳忠
タタリガミのような姿をした虚。別名「テンタクルス」(触手)。
藍染惣右介が実験的に作り出した虚で、志波海燕とその妻、都を殺した張本人。
霊体と融合する形で相手の肉体を乗っ取る能力を持ち、また一日一回限定で触手に触れた斬魄刀を消滅させる能力も持つ。
どちらも対死神用のピンポイント改造の産物であり、普通の虚なら持ち得ない能力であったため、不意を突かれる形で海燕は敗北し、体を乗っ取られた。
そのまま海燕の姿でルキアを苦しめたが、最期は海燕の身体ごと斬られて消滅。
普通ならそのまま消滅して終わりなのだが実は虚圏で身体を再構築する能力も備えていたらしく、
再構築直後にアーロニーロ・アルルエリに喰われ、海燕の霊体だけではなく記憶と能力も含めて、丸ごとその能力を取り込まれた。



破面に関してはこちらを参照。



追記・修正は虚になってからお願いします。

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