井上織姫

登録日:2011/09/07(水) 04:14:50
更新日:2020/04/30 Thu 23:56:26
所要時間:約 6 分で読めます






もし わたしが雨だったなら

それが永遠に交わることのない

空と大地を繋ぎ留めるように

誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか

(BLEACH3 memories in the rain より)




井上 織姫  
いのうえ おりひめ

 [身長/体重]157cm/45kg→49kg
 [誕生日]9月3日
 [能力]盾舜六花(しゅんしゅんりっか)
 [CV]松岡由貴
 [演]真野恵里菜


BLEACHの登場人物。

クルミ色の長い髪の美少女、童顔で巨乳なナイスバディ。大のお笑い好きで、主人公である黒崎一護に恋をしている。

かなりの天然ボケでその思考は常人の理解の範疇を超え、特に味覚は飛び抜けて珍妙。
食欲を削ぐような料理を度々作り出すが、松本乱菊はその料理を好み嗜好は合うらしい。
彼女の描いた未来の自画像画はルキアや白哉とは違う方向に破壊力が凄まじい。
しかし、所属する手芸部では彼女のズレた思考から生み出す作品の評価が高かったりする。

家族構成は父、母、兄(故人)。
両親からの虐待を受け、織姫を守る為に家を飛び出した兄と二人きりで生活していたが、
生まれて初めて喧嘩*1し、仲直りする間もなく翌日兄は交通事故にて死亡。
その後も両親とは関わらずに暮らしていて、さらに明るい髪色が災いし上級生に目を付けられ、酷いイジメにあっていた。
今は辛い過去を乗り越え、明るく友達も沢山いる学校のアイドル的存在。

そして本編開始後には妹想い兄想いの関係だったのに虚と化した兄が自分を喰らいにきた…が、
織姫の身を挺した説得と一護と兄が両方共お兄ちゃん力を発揮して奇跡的に和解した。
…しかし、虚なだけに和解したのも束の間ですぐに別れることとなってしまった。
ついでにこの時住んでいた場所を追い出されていたりする。
BLEACHの中でも凄惨な方に入る過去の持ち主。

非常に正義感が強く誰にでも分け隔てなく接する優しい性格であり、ときには敵にすら救いの手を差し伸べるため周りからは「戦闘には不向きだ」と評される事もある。
友達を守る為なら身を投げ出すことも厭わないほどであり、また余程の危険人物などを除けば、自分を傷つけた相手をも癒したりと、その姿勢にブレはなく非常に芯の強い面がある。
しかし、その姿勢を目の当たりにした破面のロリ・アイヴァーンからは能力の強力さ、異質さ、そして元々あった嫉妬心も相まって「化物」と称され恐怖心を抱かれる事もあった。

作中で恋愛描写が最も強く描かれたキャラであり、そして他の人物のそれらしい関係はほぼ全てボカされているので唯一と言っても良い。

当初は一護と関わりがあり出番もそれなりに多く、一護の変化にも何となく感づいているけどあくまで一般人という立ち位置だったが、
尸魂界篇前に能力が覚醒し、一護らと共にルキアを助けるべく参戦した。
破面篇では藍染側に拐われ、メインヒロインっぽい立ち位置になった…というか裏切りを強要させられた。
と思ったら途中で敵の手によって普通に脱出した…と思ったらまた攫われたりと破面篇での彼女を取り巻く環境は中々に目まぐるしく厳しいものがある。(とはいえ二度目の拉致では藍染も用済みと断言していたため、実質最初に脱出した時点で救出されたようなものではあるが。)

一護との初対面は交通事故にあった兄を黒崎医院に運んだ時だが、その時は状況が状況なだけに顔を合わせた程度。
本格的に知り合ったのは高校に入ってからである。
最初は照れ隠しからか「顔が面白いから」と言うあれな理由で好きになったと言っていたが(多分それも嘘ではない)、
再会した時から何となくシンパシーや安心感を感じていており、次第に一護への気持ちが強くなっていっている。
月島さんのおかげ精神攻撃を受け、ずっと守ってくれていた人も好きな人も月島さんとなった状態で一護と敵対した時には、
よく分からない状態に陥りながらも顔面中から体液を垂れ流すほどにまでなっていた。

恋愛に関するアプローチについては、
織姫の恋愛に対して友人の竜貴は3話にて押し倒せ!(意訳)とアドバイスされているが、これは流石に実行しなかった模様。
というか後に性的には潔癖症気味になっている竜貴とは思えない発言である(※大体千鶴とかいう放送禁止用語の塊の影響)
当人の目の前で直接的なアピールはしていないものの完全に奥手というわけでもなく、尸魂界編後は接触を増やしている様子が伺える。
最終決戦時には浦原にそそのかされて、凄い珍妙ながらもセクハラな衣装を喜んで着込んでしまった。

能力は、兄の形見である花の形のヘアピンを媒体とした“「盾舜六花」”。一護の霊圧に影響されて生み出された。
成田良悟による小説版で浦原が解説したところによると、通常とは経緯が異なるものの、完現術に分類できる能力らしい。
親が虚に襲われたことはないが、崩玉の力によって強制的な変化が引き起こされて能力が覚醒したのだとか。
また、自身が虚に直接襲われているため、完現術の覚醒に必要な虚の因子も体に蓄積されていると言えるだろう。
総合すると、一護の霊圧とルキアの体内にあった崩玉の影響や、虚に襲われたことが原因で完現術者になった、といったところか。

斬魄刀のように人格まで有する稀有な能力なのだが、六花自体は脆く容易く破壊されてしまう事が欠点。
特に彼女の性格が反映されているからか、攻撃を担当する椿鬼はほとんど活躍出来ていない。
当初は言霊を使う必要があって発動が遅かったが、後に訓練したことでほぼタイムラグなしで能力が使用可能になった。

他にも隠蔽されているのに一護が居る場所に気付き、元副鬼道長で仮面の軍勢のハッチが張った「存在自体を認識できない結界」に気付き、更には能力の性質が似ているからとは言え結界をすり抜けている。
能力の研鑽はしても鬼道などは学んでいないはずなので、鬼道っぽい術の才能も有していると思われる。


◇─「孤天斬盾」
椿鬼を放って相手に当てる事によって対象物の物質の結合を拒絶することで、真っ二つに両断する攻撃技。
しかし、敵に対しても無情になり切れぬ織姫の性格と単純な軌道や発生速度などから、虚を倒す程度が精一杯だった。
椿鬼自体を避けられるか潰されるかするために、最後に披露した時点では死神や破面へのダメージは期待できず、途中から使われなくなった。

とはいえ織姫の他の能力の描写を見た限りでは、
崩玉、霊王、ユーハバッハなどの超越的な存在でなければ、当たりさえすれば両断することが可能だと思われる。

◇─「双天帰盾」
盾の内側の破壊の事象を拒絶する。治癒と物質の復元に用いられ最も多用され、重宝もされる技。
楕円形の盾を張り、盾の内側の事象(出来事)が起こる前までの状態に戻す事が出来る。
途中で(少なくとも生物に使う場合は)鬼道での回復とは逆で体を先に回復してから霊圧を回復するという説明がなされた。
ある程度以上の実力者ならこの能力の盾を割ることが可能。

失った四肢や吹き飛ばされた上半身の復元すら可能で、回復性能は作中トップクラスだが、
自分の能力である椿鬼の修復では大きな効果を発揮できなかった。
ただ発展途上の力に加えて自分の力についてあまり知らなかったこともあり、
ハッチの言の通りなら能力を把握出来れば、この能力とは関係無しに椿鬼も自力で治せていたと思われる。

卍解は直せないという後付け設定が登場したが、ユーハバッハ戦ではこの能力で天鎖斬月を修復出来ている。
ただし、超常的なものには通用しないようで未来改変されている状態では直すことが出来なかった。

◇─「三天結盾」
逆三角形の盾を張る事によって盾の外の攻撃を拒絶する防御技。
落下の衝撃を和らげたり障害物を食い止めるという使い方も可能。

浦原から大したことないと言われ、砕けることもあるのだが、
実は非常に強力であろう攻撃を防いでいたりもする優秀な防御技。
砕けるにしても一度は防いでいたりする。
理が通じない拘突に対しても六花本体さえ接触しなければ防御しきっている。

◇─「四天抗盾」
三角錐状の盾で防いだ衝撃を爆発で拡散すると同時に、椿鬼による反射攻撃を加える防御と迎撃を兼ねた技。
一護が死神の力を取り戻した際、足手まといにならぬように修行して修得した新しい技。

残念なことに出番は修行中程度だったが、上記の三天結盾の性能もあるので実際はかなり強力だと思われる。
この技なら椿鬼も狙われづらく、受け身という欠点以外は隙がないように見える。


余談だが、初音ミクの持ち物として有名な長ネギはこの井上織姫の初登場エピソードが由来だったりする。

アニメ2話(原作1巻収録エピソード)にて、車に轢かれそうになって無事だったときに、
夕飯の材料に買ったネギとバナナとバターとようかんが無事だったと言いつつ、ネギをくるりと回すシーンがすべての原点にあたる。

海外のネットユーザーがこのワンシーンを元にFlashアニメ「Loituma Girl(ロイツマ・ガール)」を作成すると、たちまち世界的なブームとなり、派生作品も登場した。
そこから今度は当時新登場の音声合成ソフトウェア&イメージキャラクターとして話題沸騰中だった初音ミクに歌わせる者が現れ、
更にはそのミクの歌に合わせてミクにネギを振らせるアニメを作成する者が現れ、このミクがネギを振る動画が爆発的な人気となった。

この人気によりミク=ネギのイメージが定着するに至ったのである。


ネタバレ


最終回では一護と結婚しており、一勇(かずい)という子供も産まれた模様。




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