波動砲(宇宙戦艦ヤマト)

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波動砲(宇宙戦艦ヤマト) - (2020/11/24 (火) 12:27:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/18(日) 23:15:25
更新日:2024/03/20 Wed 05:37:03
所要時間:約 8 分で読めます





「波動砲…」

「発 射 !!」


波動砲とは、宇宙戦艦ヤマトシリーズに登場する架空の兵器である。

宇宙戦艦ヤマトのアイデンティティかつ最強兵装。
戦艦自体が大砲となり、いかなる敵も撃破する圧倒的ロマンを放出する驚異の兵器であり、「巨大戦艦には必殺兵器」の定番を生み出した。



【概要】


正式名称は「艦首波動砲」「タキオン波動収束砲」又は「次元波動爆縮放射器」。

ヤマトの波動エンジンが生み出す莫大なエネルギーを、そのまま放出する最終兵器。
その威力はオーストラリア大陸級の浮遊物体を一撃で消滅させるほどに強大である。
そして射程距離は少なくとも10万km以上というドチート。

が、発射準備中はエネルギーを120%充填しなくてはならず、大きな隙ができる上に
発射後はワープ航法も使えないため使用法を誤ると逆にピンチに陥ってしまう諸刃の剣。

充填120%と言うが100%超えっておかしくない?とか
余剰エネルギーどこに溜めるんだ?とか
普通爆発したり不具合でるじゃ?なんて野暮なこといってはいけない
だってロマンワードだし!
マジレスするとエンジン内エネルギーは通常、機関への負担を考慮してある程度の遊びを持たせてあるので、
それを限界までチャージした結果が120%であると思われる。
あるいは、後述するように「強制注入器」というものを使用していることに注目できる。
これを通常時に使用しているエネルギーコンデンサ辺りに過圧して、一気に解放したものが波動砲という感じ。
ちなみに、細かい理屈は異なるがストロボなども4~8ボルト・1アンペア以下程度の電源から、数百ボルト・
数アンペアという電圧電流を生成し一気に解放することで発光という現象に仕立てている。

【発射シーケンス】

まず艦内の電源を全て落とし、再起動に備え非常電源をスタンバイする。
エネルギー確保を確認したらコントロールを戦術長に渡す。

戦術長はトリガー型の専用操縦桿で艦首方向を調整。
その間に波動砲への回路を開き、強制注入器を作動。
ターゲットスコープが競り上がり電影クロスゲージが点灯する。

電影クロスゲージで誤差を修正し、照準を固定。
艦長が対ショック・対閃光防御を命令し、全員が専用ゴーグルを着用して対ショック態勢をとる。
(2199では窓にも遮光フィルターがかかる)

最終セーフティーを解除。10カウント後にトリガーを引く。

【劇中での活躍】


  • 旧シリーズ
木星の浮遊大陸上に存在するガミラス基地を叩く為にテストも兼ねて発射。
浮遊大陸ごと消滅させるという想像以上の威力を発揮し、ヤマト乗組員を絶句させた。


そのあまりの強力さに、沖田は波動砲の使用には細心の注意が必要であると戒めた。
事実、冥王星基地攻略作戦においては、真田の波動砲使用の進言を却下している。

え?完結編で敵を星ごと吹き飛ばした?いんだよ細けぇことは!


  • 宇宙戦艦ヤマト2199
第一作のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』では、「次元波動爆縮放射器」という正式名称が新たに設定された。
旧作同様浮遊大陸を一撃で消滅させた上に、その余波で木星を抉るほどの威力を見せた。
余談だが、波動砲発射直後の木星は、いわゆる「くぱぁ」状態に大きく裂けており、若干エロい。
ちなみに今作での射程距離は、デスラー砲の描写を見る限り1億km以上。強すぎィ!

本作では、リメイクで忘れられていた感のある波動砲の「禁断の兵器」としての側面を強調している。
波動エンジンの製造元であるイスカンダル側は「想定外の使用法」だと何度も念を押し、最終的にはもこの兵器を禁忌とした。
その為劇中終盤では、波動砲のあった場所にコスモリバースシステムを取り付けるという形で永久封印され、以後も条約により使用および開発が不可能となっている。

それというのも、本編からかなり以前の歴史においてイスカンダル文明は波動エンジンの技術の転用による波動砲の実用化に成功しており、その圧倒的武力で周辺宙域を軍事支配していた時代があった。が、波動砲技術の拡散によって破滅的な相互破壊状態に陥り、アニメ本編で見てとれる文明の衰退を招いていたのだ。
地球人類は、イスカンダルから伝え取った波動エンジン技術をわずか一年で習得し、波動砲という「恐るべき応用」に独力でたどりついてしまった。スターシャは、これによって地球人類がかつての自分たちと同じ間違いを犯す危険性を強く恐れたのである。

  • 宇宙戦艦ヤマト2202
2199の続編ではイスカンダルとの条約は沖田艦長とユリーシャの口約束に過ぎず正式な条約ではないと反故にされ、波動砲を装備した艦艇を大量に建造。ヤマトにも波動砲が再装備されている。
改装された旧世代艦にまで搭載されたほか、これまで謎だった小型艦艇(パトロール艦など)の艦首の穴も波動砲の簡易版(噴霧波動砲)と位置づけられた。




【派生兵器】


  • デスラー砲
ヤマトの波動砲と同様の決戦兵器。ガミラス軍が保有している。
ちなみに当たらないと評判で、バカスカ撃ちまくっている割に戦果は芳しくない。
上記の通り2199でも登場し、「ゲシュ=ダールバム」という正式名称が設定された。
劇中では数億km彼方の内惑星系からヤマトを狙撃。第五惑星エピドラを破壊した。あれ?
やはり亜光速で動き回るヤマトを狙撃するのは困難だった模様。
その後今度こそ逃しようがない状況で使用しかけたのだが、三式弾で蜂の巣にされた状態で発射したせいで逆に吹っ飛んでしまった

●拡散デスラー砲
ゲーム版「イスカンダルへの追憶」での裏技。
地球艦隊とガミラス艦隊を同時に編成できるステージでデスラー艦隊に拡散波動砲搭載艦を配置すれば、デスラー砲のエフェクトが拡散になる。

  • 拡散波動砲
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たちから登場する波動砲の発展改良型。
噛ませ犬戦艦アンドロメダの主力兵器。
エネルギーを広範囲に拡散させるため、広域に展開した敵艦隊をまとめて焼き払える艦隊決戦用兵器。
しかし面辺りの攻撃力は低下する。
後にヤマトにも搭載される。
2202でもアンドロメダがぶっぱなしその恐ろしさを見せつけ、禁断の兵器という印象を濃くした。
シリーズ構成の福井氏はさらばを見た際に切替くらいできないのかよと子ども心に思ったそうで、本当に切り替え可能になった。旧作シリーズより300年先取りである

  • 波動カートリッジ弾
「ヤマトよ永遠に」で初登場した、波動エネルギーを使った兵器。
波動砲の1/100の波動エネルギーを込めた弾頭を主砲から発射する。
主砲による通常射撃よりも高威力で、ワープ不能などのデメリットがない。
ただし通常のショックカノンに比べて射程が短く連射力も劣るなどするため、強敵相手の奥の手として使われる。

  • 拡大波動砲
完結編に登場。よくわからない何か。
あと、司令官の括舌の問題で爆雷波動砲とも聞こえる。

  • トランジッション波動砲(六連波動砲)
宇宙戦艦ヤマト 復活篇に登場。
旧ヤマトの波動エンジン機関に新たに増設されたリボルバー式の六連波動エンジンと
新型スーパーチャージャーによって発射が可能になった新兵器。
最大の特徴は6連射式の波動砲であること。
その結果、波動砲は従来の一撃必殺の最終兵器+広範囲攻撃兵器といった面を持ち合わせるようになった。
さらに、高度な演算装置と組み合わせることによりデスラー戦法やワープ回避機能のある戦闘艦のワープアウト候補地点を予測し、
そこに照準を合わせることが可能。
六連装のエネルギーを一度に発射することによりブラックホールの核を破壊することすら可能だが、使用すると艦体が大破する。
こんなこともあろうかと真田さんが発射プログラムを密かに仕込んでいた。

もうここまでくると悲壮感もクソもない。

  • トランジット波動砲
2202に登場。
上記のトランジッション波動砲と名前は似ているが、中身は非なる波動砲。
波動エンジンに取り付けられた反波動格子をブースターとして利用し、波動砲のエネルギーを増幅して発射する強化型波動砲。
白色彗星の防御フィールドを吹き飛ばし、中の都市帝国にもダメージを与えるほどの威力があるが、何の対策もなしに撃つと、そのエネルギーにより、ヤマト自身にも重大な被害が及ぶ。(使用時には、ノイ・デウスーラの艦体をバリア代わりに使用して被害を防いだ。それでも、波動砲口にひびが入ってしまったが)
反波動格子を除去する方法の一つとして考えられたもので、これによって反波動格子が消滅するため、撃てるのは一回のみ。

  • ホーミング波動砲
宇宙戦艦ヤマト 復活篇において地球艦隊旗艦ブルーノアに装備されていると思われる兵装。
残念ながら使用する間もなくやられてしまったために詳細は不明。パネルに一瞬だけ名前が映る。
設定上ではブルーノアの艦首側面に発射口が格納されており、側面に向けて放たれた波動砲を波動磁場で曲げて
敵に向けて放つというもの。描写されていれば、初の砲口が艦首方向についていない波動砲となっていた。

  • プラズマ波動砲(収束モード/拡散モード)
YAMATO2520に登場。
この時代の戦艦はほぼ標準装備。機動力低下もなく対ショック対閃光防御も不要、収束拡散も可。ロマンも何もあったもんじゃない
タキオン粒子を発射時にプラズマ状態へ加工することにより、宇宙空間でのタキオン粒子の余分な拡散を心配せず、
高密度のエネルギー体の生成が可能になった。
第18代宇宙戦艦YAMATOが装備する艦首マルチモード波動砲からももちろん放たれる。

  • 超波動砲(モノポール砲)
艦首マルチモード波動砲のモードのひとつ。
波動エンジン(補機)を超えるモノポールエンジン(主機関)のエネルギーを発射する。
制作会社が途中で倒産したため、発射シーンは敵艦の一発のみ。

  • ツインノヴァ波動砲
艦首マルチ(略)の最終モード。モノポールエンジンと波動エンジンのエネルギーの複合砲。
制作会社が(略)、発射シーンは無い。

  • α砲
PC2版ヤマト・暗黒星団帝国編三部作において、暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバに搭載された巨砲。
威力は波動砲ほどではないがゲーム中では全ての戦艦を一撃で破壊できる恐怖の兵器。
……なのだが、ほとんどの場合は味方の戦闘艇を巻き込んでしまうため、
コスモタイガーで適当に誘導すればヤマトはなにもしなくてもどんどん自滅していってくれる。
後にα砲のみを搭載した特化型の戦艦が登場する。こちらはゴルバより射程が長い上に複数同時に出現する強敵。

  • 無限β砲
暗黒星団帝国の新型戦艦グロデーズに二門搭載された巨砲。
ゲーム版においてはα砲の強化型。
ヤマトの波動砲と撃ちあい敗北した。
しかしその際第三艦橋を破壊するあたりは流石である。

  • 回帰時空砲
未完に終わったコミック『新 宇宙戦艦ヤマト』に登場した兵器。
新ヤマトと遼艦であるまほろばに搭載されており、波動砲および主砲かららせん状のビームの形で発射される。
理論としてはエントロピーを逆転させ、対象物の時間を戻して消滅させてしまうものだが
詳しいことが明かされる前に連載がストップしてしまったために不明。
移動性ブラックホールを消し去ってしまうほどの威力を持ち、かつ主砲からの単独発射も可能。

  • コスモドラグーン
松本零士作品において、天才エンジニア大山トチローが作ったという、わずか5丁しか存在しない宇宙最強のハンドガン。
松本作品の常で設定が安定しないが、その中のひとつに『拳銃型の波動砲』というとてつもないものがある。
2199の人たちが聞いたら卒倒するレベルであろう……

【後のアニメーションへの影響】


あまりのインパクトからか、後の作品でも同名の兵器や似た兵器が多数存在している。

  • 波動砲
鋼鉄の咆哮シリーズに登場する同名の兵器。
本家同様チャージに時間がかかるが、あらゆる戦艦を粉砕し四国も真っ二つに出来る。
基本的に超兵器が所持しているが、プレイヤー側も使用可能。
ちなみにラスボスの大王イカもシリーズ最強の「イカスミ波動砲」を撃ってくるでゲソ。

  • グラビティブラスト
機動戦艦ナデシコに登場する重力波砲。本家に倣い収束・拡散の切り替えも可能。
ナデシコの代名詞ともいえる兵装。

  • 相転移砲
Yナデシコが終盤搭載した、対象空間そのものを強制的に相転移させる兵器。
設定面の特性は、小規模ではあるが波動砲に近い。

  • トロニウムバスターキャノン
スーパーロボット大戦OGシリーズに登場するスペースノア級万能戦闘母艦の弐番艦ハガネの艦首の武装。
建造経緯の1つが地球脱出、年配の艦長と若い後任、艦首に備えられた超強力な大砲、第三艦橋が中破する、
反動を利用して戦線離脱を行うなど、モデルは明らかにヤマト。
デザイナーも「ハガネの主砲を三つに」と注文された際に「それはヤマトだよ」と発言している。

  • ハイメガキャノン
機動戦士ガンダムZZに登場。
俗にいう「MSの恐竜的進化」の果てに生まれた超兵器。
当時のガンダムでは珍しい、百式以上の大艦巨砲主義な兵器である。

  • ハイパーメガ粒子砲
こちらも機動戦士ガンダムZZに登場し、アーガマとネェル・アーガマ双方に装備されている。逆シャアのラー・カイラムには装備されていない。
後に「UC」でも予算不足で撤去できず持て余しがちだったものが火を噴き、その威力を見せ付けた。

  • イデオンガン
伝説巨神イデオンの、射程無限威力無限のチート兵器。
発生させた小型のブラックホールに無理矢理指向性を持たせ相手にぶつけるというとても頭の悪い兵器。
竜巻のような禍々しいエネルギーが広がりながら、亜空間含めた全ての敵を因果地平に吹き飛ばす。
テレビ版では「波ガン」と呼ばれていたが、波動砲と紛らわしいので映画では「イデオンガン」になった。

「みんな星になってしまえ!」

  • ベクターキャノン
ANUBIS ZONE OF THE ENDERSに登場したサブウェポン「空間圧縮破砕砲」。
オービタルフレームは通常のバースト攻撃においても空間を粉砕する特性を持ち
ジェフティ級になると最大で恒星を破壊する要塞砲の数%になる設定だが、それを更に超えるロマン砲
空間や質量断層もブチ抜く程の絶大な威力を誇るが
だが、エネルギー充填に物凄い時間がかかりアンカーで固定もしなければならない
ゲーム上ではイベントでしかまともに使えない浪漫兵器。
発射する際の、ADAのアナウンスによるシークエンスのセリフはファイブスター物語のバスターランチャーまんまである。

「ベクターキャノン、撃てます」

  • 光子力ビーム
真マジンガー 衝撃! Z編にて、マジンガーZが使用した必殺兵器。
スーパーロボット大戦で弱武器として扱われがちな「光子力ビーム」の設定を変更。
「光子力を直接ぶつける」という面を強調し、まるで波動砲のような超長距離大量破壊兵器へと変貌した。(というか原作でも決して弱い武器ではなく、トドメとして利用される回数がかなり多かった)
が、波動砲と同じくチャージに時間がかかるため機械獣戦で使われることは少ない。
出力を絞った従来通りの光子力ビームを撃つことも可能。

  • 雷神の( トゥール )ハンマー
銀河英雄伝説において、イゼルローン要塞が保有する巨砲。
一撃で数千隻の艦艇を撃破することができることができ、短時間での再チャージも可能なため、
どんな大艦隊もイゼルローンにはうかつに近づくことさえできない。
帝国、同盟を問わずに何万隻という艦を血祭りにあげてきており、
帝国がイゼルローンを保有していたころは『イゼルローン回廊は同盟軍将兵の血で舗装された』とまで言わしめた。
リアルな架空の歴史をつむぐ銀英伝世界における数少ない超兵器であり、作中の多くの物語がこの兵器をキーにして描かれた。

  • セントエルモ砲
コスモウォーリアー零に登場する宇宙戦艦『火龍』に搭載されている高エネルギー砲。
この物語はハーロックやメーテルの若かりし頃の活躍を描いたものなので、
世界観がつながっている松本ワールド内のヤマトの波動砲の発展系ともいえる。
(実際に『銀河鉄道999エターナルファンタジー』においてアルカディア号やクイーン・エメラルダス号と並んでヤマトが登場した)
砲の特生としては発射されたエネルギー波の弾道をコントロールすることができる点で、いわゆるホーミング波動砲といえる。
この際にエネルギー波が顎を広げた炎の龍のように見えることから火龍の名前がつけられた。
実戦においては敵に確実に命中させられることから最強の波動砲ともいえるが、
当初は未完成でオーバーヒートの危険が解決されていなかった。
後に大山トチローのアドバイスで水冷方式でオーバーヒートを避けられることがわかったが、
改造の時間がなかったために不完全なまま最終決戦に臨まざるを得なかった。
しかし火龍副長の水生機械化人のマリーナ・沖が自らの体を冷却水代わりにすることで発射に成功。見事に敵要塞を撃破した。

  • 波動砲
R-TYPE』シリーズの異層次元戦闘機R-9A アロー・ヘッドに搭載された同名の兵器。チャージできる。
力場を砲身に使っているため外見上の共通点は少ない。
ちなみに続編では拡散波動砲も登場した。
バイドに由来しない純粋な人類側の技術による兵器であり、このことがシューティングゲーム最終作『R-TYPE FINAL』にて重要な意味を持ってくる。

  • 波動攻撃
ゴジラ2000 ミレニアム』に登場するミレニアンの宇宙船及びオルガの武器。左肩に発射口がありチャージの時の演出がよく似ている。
ブラスト・ボムへの反撃で底から真下に撃ってビルを砕いた武器も同じ名で呼ばれることも。

  • メガ・キャノン砲
YAT安心!宇宙旅行』に登場する海賊船「シャレコベック号」の主砲。
艦首のドクロの目の部分が砲となっている。
エンジンから発生している余剰の重力エネルギーを利用した兵装である、
管制装置のインターフェース、
何より(少なくとも劇中では)エネルギー充填120%でぶっぱしまくっている点など、
モロに波動砲の影響を受けた兵器。

  • コスモマトリクス砲
銀河鉄道物語~永遠への分岐点~』に登場する戦闘列車ビッグワンに装備された決戦兵器。
大型のフロントスカートの内部とボイラー先頭部に格納され、その威力は星間戦争でも使用可能なレベル。これを所有しているのは惑星国家の軍隊ではなく、一民間企業に過ぎない鉄道会社です。
エネルギー充填120%でぶっ放したり、車内の照明が落とされたりとほぼ波動砲。

  • 波動砲(未使用)
ふしぎの海のナディアで登場する万能戦艦N-ノーチラス号の艦首のふたつのくぼみは、実は波動砲であるという設定がある。
N-ノーチラス号の前身である旧アトランティス人の超科学で作られた恒星間航行用宇宙船エクセリヲンは、19世紀の知識では
ほんの数十パーセントの力しか使いこなすことはできず、もしもフルパワーの発揮ができたら作中の描写からしてヤマトより強い可能性が高い。
まあこのアニメ自体、庵野監督の趣味全開で作られており、N-ノーチラスも
サンダーバード1号+ムーンライトSY-3号+マイティジャック号+宇宙戦艦ヤマト
と、監督の考えた最強の戦艦であるからしょうがない。

  • パーフェクトキャノン
勇者特急マイトガインに登場する主役機、グレートマイトガインが、同名の形態に変形・ドッキングしたマイトガンナーに全エネルギーを注ぎ込み発射するキャノン砲。
必殺兵器的な立ち位置に加えて、銃型コントローラーとターゲットスコープをオープンするというシーケンスが実に元ネタとして波動砲を意識している。
ちなみに、『スーパーロボット大戦V』の第2弾PVにおいて「相転移砲→パーフェクトキャノン→波動砲」と、波動砲オマージュの武器と本家が並ぶという粋な編集が見られた。
またゲーム本編では波動砲を使用しようするも、諸事情で使用不可になったタイミングで、パーフェクトキャノンが代役として登場する、という展開も存在する。

  • 波動砲(スクウェア作品: 主にファイナルファンタジー)
ネーミングそのままで有名RPGにも登場している。サガシリーズ第一弾である1989年発売の魔界塔士サ・ガで、敵を消滅させる武器としてデビュー。1990年発売のFINAL FANTASY Ⅲでは、ラスボスの攻撃手段として猛威をふるった。
またFINAL FANTASY Ⅴで「ソル カノン」というボスが発射時のアナウンスまでパロディとして取りこむという念の入りようで使用してくる。
以降のシリーズでも、様々なボスがちょくちょく強烈な攻撃手段として持ち出している。


それでは皆さん。ご一緒に






『波動砲発射用意』

『エネルギー弁閉鎖。エネルギー充填開始』

『セイフティーロック、解除。ターゲットスコープ、オープン』

『電影クロスゲージ明度20』

『エネルギー充填120%』



『総員、対ショック、対閃光防御』


『最終セイフティー、解除』



キュイイイイイイイィィィィィィィィィィン…


『発射10秒前』

『9』

『8』

『7』

『6』

『5』

『4』

『3』

『2』

『1』



『波動砲、発射!!!』



ズドォォォォォォオオオオオオオオオオン…!












『総員、追記・修正用意』

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