登録日:2011/05/08 Sun 21:19:18
更新日:2026/08/12 Wed 11:17:12
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『伝説巨神イデオン』は1980年5月8日から81年1月30日にかけて東京12チャンネル(現:
テレビ東京)にて放映された、
富野喜幸監督、日本サンライズ制作の
ロボットアニメ。
【概要】
トミーとサンライズがマーチャンダイジング前提で組んで送り出したアニメの第二作目として、前番組『科学冒険隊タンサー5』の後番組として企画された。
しかし、下記の様に一般的なアニメ制作者の枠に収まらない富野善幸(由悠季)が監督と脚本を担当した結果、多くの逸話や伝説を残した末に作品自体は伝説となったが、
サンライズと組んだ二作(含めて五作が作られていた)のトミー主導のテレビアニメシリーズは、本作での玩具販売の不振から終了を余儀なくされた。
【作品解説】
前年の『
機動戦士ガンダム』が視聴率こそ振るわなかったものの、いわゆる“アニメファン”に強い支持を受けた状況を踏まえて、制作されている。
とはいえ、スポンサーから押し付けられたイデオンのあまりに玩具然としたデザインや、主要人物の年齢を引き下げざるをえない(明らかな違和感が…)状況など、
富野氏も多くの横槍に相変わらずストレスを抱えながらの作業だったらしい。
しかし、相互理解という主題に負の側面から徹底的に切り込んだ重厚なドラマや、ロボットアニメの常識を覆す斬新な演出の数々から、
放映当時は苦戦した面もあったものの富野作品の中でも突出した人気を誇り、
庵野秀明をはじめとして本作に影響を受けたと公言するクリエイターも多い。
また、
声優の
置鮎龍太郎も本作の大ファンで、公開当時の劇場版も観に行ったと語っているなど、その影響力は計り知れない。
のちに国民的
RPGの代表作『
ドラゴンクエストシリーズ』で名を知らしめるすぎやまこういち氏も劇伴として参加している。
ただ、放送当時は局地的な人気は得たものの、視聴率は振るわなかった影響で打ち切られることとなり、
最終回は唐突に
「その時だった、イデの発動が起こったのは…」というナレーションとともに全人類が滅亡して締めくくられることとなった。
実際、最終回の脚本を担当した松崎健一氏曰く、「最後の2分だけ富野監督が変更して最終回にした」そうで、「それまではただの39話」とのこと。唐突に感じられるのもむべなるかな。
翌年に公開された劇場版『THE IDEON 発動篇』では、本来予定されていた結末が描かれることとなった。
主要人物たちが次々と壮絶な死を遂げていき、「主人公のヘルメットのバイザーに爆風で吹き飛んでいく生首が映る」等のショッキングなシーンも描かれた。
今も続く「真の最終回は映画館で」のハシリ。
なお、この劇場版はTVシリーズの総集編『THE IDEON 接触篇』と併せて公開され、全編通して三時間を越す長丁場となった。
因みに、劇場版公開にあたり、前回の『ガンダム』時と比較して一般的な盛り上がりが不足していると判断されたことから、
制作サイドが公式にファンを巻き込み『明るいイデオン』という内容に対して白々しいタイトルのイベントが実行され、
更にイベントの延長線上となる内容が後に40話(再放送枠)相当としてTVでも特番として放映された。
この『明るいイデオン』には、当時のアニメ雑誌の執筆陣や編集者達も半ば制作サイド側に立つスタッフとして参加しており、
その内の一人であった漫画家のゆうきまさみも、当時『月刊OUT』に掲載していた漫画『イデオンマイナーノート』にて、この時の詳細を描いている。
また、DAICON FILMの創設者である岡田斗司夫と武田康廣が“双子の悪魔”を名乗り、イベントやTVでの宣伝とパフォーマンスも行っていた。
尚、スタッフの一人で当時の『アニメック』編集長だった小牧雅伸によると、当初は「現在日本で最高水準のアニメ作品」という路線でイベントを打つ予定だったそうだが、
よりにもよって富野の新作である『
戦闘メカ ザブングル』の初回オンエアを見たスタッフから、
この謳い文句は『イデオン』には使えないという話が出たことから、
熱心なファンの協力により、割り切ってとにかく話題だけでも作る路線に変更したという。
当時は前代未聞だったラッシュフィルムによる試写会を行ったり、公式にパロディ作品の公募なども行われた。
かの有名な、公式によるトチ狂ったパロディ作品『アジバ3』等も、この一環として制作されたものである。
…しかし、前述のようにそもそもとして『イデオン』自体が一般向けする内容では無かったことや、この応援イベントや特番も青年
オタク的なノリを理解出来ないとついていけない…と、
前回の「ポスト・
宇宙戦艦ヤマト」や「アニメ新世紀宣言」等と大々的に取り上げられた劇場版『ガンダム』公開前の盛り上がりに比べると限定的なものに終わった。
そして、TV版よりも凄惨さを増した劇場版『イデオン』は内容こそ、見た人間によって語り継がれていくであろう程の出来となったものの、
興行はアニメーション部門に限ってもこの年のベスト5にも入れず、小牧は「今考えても無理のある企画」と振り返っている。
【あらすじ】
地球をはるか離れた植民星「ソロ星」。
そこで「第6文明人」の遺跡を発掘中の地球人達は、伝説の無限エネルギー「イデ」を捜索中の異星人・バッフ・クラン族と、最悪な形でコンタクトしてしまう。
誤解が誤解を生み、バッフ・クラン軍の攻撃を受ける中、「第6文明人」の遺跡・伝説の巨神イデオンが立ち上がる。
それはソロシップの終わりなき逃亡の始まりであり、ふたつの地球の滅亡へのプロローグでもあった。
【登場メカ】
■イデオン
伝説の
無限力「イデ」を内包した「巨神」。……と聞くと何やら神秘的で荘厳なものを想像するが、実際には角張った外見でどうにも垢抜けない印象を受ける。
このデザインはトミーの依頼を受けたサブマリンが描き起こしたのだが、それが作品自体の運命を決める事になるとは……。
「イデオン」という名称については、
SFの傑作『禁断の惑星』に登場する人の無意識が生み出した“イドの怪物”や、
作品のテーマ的に「イデオロギー」の意味も込められているとされる。
物語序盤から、劇中に登場するメカの中でも桁違いの巨体から繰り出されるパワフルな打撃や、
全身に満載された
ミサイルやグレン・キャノン(
ビーム砲)を武器とする強力な機体であった。
さらに物語が進むにつれて、
艦隊を一瞬で消滅させるイデオンガン、
惑星を両断するイデオンソード、
核兵器ぐらいじゃビクともしない強力な
バリア等も使用可能となり、攻守ともに敵はおろか
味方すらも戦慄せしめる戦闘力を発揮するように。
しかし、イデオンを動かすための(コスモたちにとって)未知のエネルギー、「イデ」の力は非常に出力が不安定であり、
フルパワーを発揮できれば上述の桁違いの戦闘力を発揮する一方、充分なパワーを確保できず、窮地に陥ることもしばしば。
その他、ソル・アンバー(Aメカ)、ソル・バニヤー(Bメカ)、ソル・コンバー(Cメカ)の三体のメカが変型・
合体するギミックを持ち、
戦闘中に機体を分離させて変幻自在に戦うドッキングアウト戦法は当時のアニメファンに衝撃を与えた。
ちなみに、デザインの段階ではレスキューメカを想定していたらしく、赤いカラーリングが
消防車を思わせるのもそのため。
Aメカが装甲車、Bメカがタンクローリー、Cメカが
幼稚園バスであり、日常ものの作品という指定まであったという。
だが富野氏は余りのダサさから一目見るなり「これは第6文明人の遺跡です」と言い放ち、実際にそんな設定となったとか。
これについてはそうでも思わなきゃやってられないのは勿論、玩具会社が主導してアニメを作らせようとする状況への反発があった……と振り返られている。
とはいえ、その辺に関してはかなり真面目な富野監督らしく玩具のギミックは作中で最大限使いこなしてはいる。
古代文明人の超兵器という設定に説得力を持たせるべく富野氏も尽力したが、それでもメカメカしくダサいデザインはやっぱり世界観と合わず、
富野氏自身による小説版の挿絵では大幅に雰囲気が変えられている事でも有名。
生物的とも無機質ともいえ、どちらかといえば
巨神兵やらオーラバトラーと例えられる人智を超えた得体のしれない恐ろしさを感じる見た目になっている。
後の時代の作品では『
ぼくらの』のジアース的でもある。
見た目のダサさもさることながら、
当時のロボットアニメの主役に欠かせない剣や銃といった視覚的に分かりやすい武器がほぼ無いのもイデオンの特徴。
超絶的なインパクトを誇るイデオンソードやイデオンガンは最初は出てこず、序盤はミサイルすら積まれずに徒手空拳のみで闘っていた。
設定が設定なだけに必殺パンチなんてものがあるわけもなく、その地味さからトミーは勿論、アオシマからも発売された玩具や
プラモデルが売れずに番組の打ち切りにまで発展。
富野氏も、盟友であり作風に於いて影響を受けた長浜忠夫も同じ苦労をしていた事を振り返って、
「今更ダイモスじゃあるまいし…」と自身の演出の遅さを悔やんだという。
イデオンソード&イデオンガンのインパクトがデカ
すぎただけに、つくづく惜しまれる判断である。
しかし、当時から年長のファンやアニメ専門誌では徹底したハード志向が支持されており、それが放送終了一年での劇場版制作へと繋がった。
なお、
バイザー状の顔、角ばった外観、頭部は白、首から下が赤というカラーリングはガンダムシリーズのジムと似ている。
これは昔から言われており、ロボットものに詳しくない人に「イデオンはジムの新型です」といったら騙せそうなレベルである。
かたや文字通り銀河をも切り裂く強さ、かたや性能は優秀であるものやられメカとしての印象が強いというギャップからよくネタにされるが、
あくまでも『イデオン』本編とは無関係なネタなので、言う時にはTPOを弁えたい。
主な武装
発掘直後は武装らしい武装はなく、ほとんど徒手空拳に近い状態であり、
規格外の巨体とパワーを活かし、手足を振り回して敵メカにぶつけ、粉砕するというのが主な攻撃方法であった。
それだけでもバッフ軍の重機動メカですら粉砕できたため、相手からすればまごう事なき脅威だったのだが、
物語が進むにつれて、色々と武装が追加されたり、秘められた力が解放されたりしていった結果、
劇中トップクラスどころかロボットアニメにおける最強議論に名前が挙がるほどの恐るべき戦闘力を持つ機体となった。
最終的には549基、1万6千発という無茶苦茶な数が装填されたミサイル。
これだけの数のミサイルをどうやって調達したのかは永遠の謎。
地球の兵器故に威力的に見るところはないが、後半になるとイデの力を得ているのか重機動メカをアッサリ破壊していく。
これとグレン・キャノンを一斉に発射する「全方位ミサイル(或いは、カミューラ・ランバン・アタック)」ともなると、
ミサイルが「イデ」の力で加速されることで
敵機を貫通するようになる。
「無数の細い線が上下左右に伸びていく」という全方位ミサイルの演出は、のちに『
超時空要塞マクロス』でその名を知らしめる板野一郎氏が行っており、
これに限らず本作の演出は後の
板野サーカスの原型になったという見方が多い。
ちなみにTV版では当初イデオンの合体構造が把握しきれていなかったため、合体したら使用できないところに搭載されたミサイルがあった。
小説版ではそういうことこそないが、こちらは何と人力で装填するミサイルとなっている。
ソロ星駐留軍が取り付けたビーム砲。
ミサイルと比べて搭載数は少ないが戦艦の大砲になるぐらいの武器なので強力ではある。
劇中ではイデによってパワーを引き上げられたことでさらに火力が上がったが、パワーが上がりすぎてエネルギー系統が焼き切れることも。
イデオンとソロシップが搭載しているバリア。ビームだけでなくミサイルすら防ぐ。
「イデ」の力……もっと言えば
イデの気分によってバリアの強度が激変し、最も高まっているときは冗談抜きで
一切の攻撃を受け付けない。
イデオンの肩で核爆弾が起動した際に、流石に肩こそ吹っ飛んだがそれ以外は無事でパイロットは
放射線被曝すらないというチートっぷりである。
だがイデの力が弱まっていると大して攻撃を防げず、重機動メカとの肉弾戦で大損害を受けたり、コクピットへの被害で死者が出る場面も。
圧倒的な物量差に苦しめられながら最終局面までイデオンとソロシップが健在だったのはこのバリアのおかげである。
波導ガン、イデオン波導ガンとも称される(
ヤマトのアレと被るので作中後半~劇場版では一貫して「イデオンガン」)。
イデオンの唯一の手持ち武器にして、文字通り
『銀河切り裂く』イデオンを象徴する武器。
ソロシップの面々が調査したところ、原理的にはグレン・キャノンと一緒らしいのだが、
腹部のシャッター内にある
ミニ・ブラックホールのエネルギーコネクターに接続して撃つことでエネルギーが波導となって拡散し対象を破壊する。
劇中では一度も最大出力で放たれる事はなかったが(ただし、TV版ではコネクターは片方のみ、劇場版では両方接続されている)、
半分程度の出力でも一撃で大艦隊を消滅させ、3割ほどのエネルギーしかない状態でも惑星の輪を消し飛ばし、
後述のイデオンソードと一緒に使えば惑星を貫通し星の向こう側の艦隊を殲滅できるという無茶苦茶っぷり。
亜空間航法で亜空間に逃げれば避けられる…と思いきや、『発動篇』では亜空間航法中の相手にも直撃させて破壊している。
一応イデオン側のFCSで捕捉されてる状態での出来事だったので、イデオン側に探知・捕捉されてない状態なら亜空間に逃げるのは有効かもしれないが……。
ぶっちゃけ「相手は死ぬ」の典型であり、避ける術は事実上無し。
『必殺の技が撃つのは我が身なのかと』という詞がシャレにもならない。
ちなみにイデオンガンそのものにバーニアが付いており、ソロシップやイデオンの誘導で動かす事ができるのだが、劇場版では危うく忘れて出撃しそうになったことも。
イデオンの両腕から放たれる
『閃光の剣』。
当初は戦艦をぶった切るという程度だった(ちなみにイデオンガンの方が登場は先)のだが、「イデ」がどんどん自重しなくなり、
衛星を破壊したり、挙句の果てに
巨大な惑星を一刀両断したりと、こっちも滅茶苦茶な性能を発揮するようになった。
物理法則もあったもんじゃねえな
ソードとはいうが、厳密にはエネルギーを放出し続けるものであるようで、イデのパワーが上がらない時にビーム砲のように使ったこともある。
『発動篇』ではほぼ常時使用するようになったが、イデのパワーが下がっているためか無敵とはいかなかった。とは言え、超巨大構造物であるガンド・ロワを最終的にぶった切っているが。
使用時に独特のSEが流れるが、後年『
機動戦士ガンダムUC』が
アニメ化された際、作者がイデオン好きだからということで、終盤のある場面で全く同じSEが使用された。
尚、映像上では「イデオンの手首にあるスリットから白く発光するエネルギー帯が放出されている」と言う演出になっているが
原理上は『そこに破壊力が存在している可能性を束ねる』と言う因果操作兵器であるらしく高出力ビーム兵器の類では無い模様。
小説版では、見た目こそ剣(ビーム)だが効果原理としては、因果律そのものが「消滅」という結果を伴って放出される、
要は斬られた対象は「その瞬間消滅する運命であったことにされてしまう」という物理法則どころか時空さえも超越したトンデモ兵器とされた。
■ソロシップ
イデオンの母艦。
イデの器(イデオンをイデが宿る仏像に例えるとこちらは仏座のようなもの)とされるものであるらしく、イデオンと深くリンクしている。
武装は一切無かったが、イデオン同様ミサイルやグレン・キャノンが搭載された。
バリアーを発生させることも可能で、イデオンのものと同等、あるいはそれ以上の強度を誇り、
夥しい数の重機動メカに攻撃されたり、近くでイデオンガンやイデオンソードが放たれても轟沈しなかったのはバリアーの影響が非常に大きいだろう。
巨体だった第六文明人が設計した影響か、地球人からすれば非常に大きな船となっており、一部エリアには青々と植物が茂っている。
乗員はそのエリアで家畜を育てたり、食べられる
植物を栽培するなどしていた。
只これに乗り込んだ地球人クルーには完全に未知のオーバーテクノロジーで造られた船でしかなく
天才が都合よく理解出来たりもしなかったので運用は完全な手探り状態で通常起こりえない事態も頻発した。
例えば侵入したバッフクラン側が置いて行った発信器を「ソロシップ備え付けの装置」と思い込んだり
イデオンの武装であるイデオンガンを「エンジン回りの部品」と勘違いして長らく放置していたりした。
また乗員には全くコントロール出来ないが、イデにより流星を生み出し、数百万光年以上の彼方にまで降らせる
戦略爆撃的能力がある。
アニメ史上でも類を見ないほどの長距離、アウトレンジ攻撃である。
物語の開始前から発動しており、バッフクランをソロ星に呼び寄せる呼び水として使われた。
終盤には大量の流星を発生させ、地球、バッフクランの母星、植民星を壊滅させ両人類を根絶やしにした模様。
バッフクランの母星は絨緞爆撃的に降る流星のために真っ二つに割れてしまった。
【主な登場人物】
■地球側
名前は「姓・名」表記。
CV:塩谷翼
「こんな甲斐の無い生き方など、俺は認めない!」
近年ではそのアフロヘアーばかりがネタにされる主人公。
多感で直情的だが、心根は優しい。
ソル・アンバーないしイデオンのメインパイロットであり、最後までイデの意思に抗い続けた。
グレンキャノンもだ!
CV:
田中秀幸
「俺達はやる事が全て遅かったのかもしれん」
ソロシップのリーダー。
設定は18歳!だが、ここは+7~10歳と考えるべき。
優秀なリーダーだが、序盤は恋愛感情を抱いたカララをやたらと庇い、コスモやカーシャの反感を買っていた。
射撃や剣の腕にも秀でており、地球とバッフ・クラン問わず並みの軍人を寄せ付けない強さを誇る。
CV:白石冬美
「じゃあ、私達はなぜ生きてきたの!?」
ソル・コンバーのパイロット。多くの言動が物騒なタカ派な実行系少女。
物語終盤、イデが起こしたある現象を見ての上述のセリフは、登場人物たちの悲哀を見事に表している。
コスモに今でいう
ツンデレ。『発動篇』でのキスシーンはグッジョブ。
CV:井上瑶
「何をやっても、イデの掌で踊ってるだけなのよ…!」
第6文明人の遺跡を調査していた言語学者。18歳…?(だから+10とかすりゃいいだろ!?)
イデの謎に取り憑かれ、しばしば自己中な言動を繰り返しており、声を担当した井上氏も演じながらうんざりしていたそうで、
アニメ誌などに寄せたコメントでも、「かわいいところのない嫌な女」等と評していたほど。
後半に恋の季節が描かれ性格が緩和されたのは、富野なりの中の人への贖罪であったらしい。
しかし、終盤では当の恋人を初めとした大切な人を次々と失い、最終回でとうとう壊れてしまう。
劇中でも学者として「イデ」の謎に迫る姿が描かれるが、それがかえって「イデ」の逆鱗に触れたのか、
それとも元来の自分勝手な性格が原因なのかは定かではないが、ソロシップメンバーの中でも特にイデから嫌われている節がある。
CV:
塩沢兼人
「こんなことなら、ベスより先に口説くんだったよ」
ソロシップのメカマン。
普段はあまり目立たないが、TV版最終回で
漢をあげる。
演じた塩沢はTV版ナレーションも兼任しており、ある時ナレーションがイデの効果音に遮られて「皆殺しはナレーターにも及ぶのか」と戦慄したという。
CV:横尾三郎(7話まで)/
井上和彦(9話から)
「馬鹿な!?俺はまだ何もやっちゃいないんだぞ…」
ベスの片腕としてソロシップの操舵を勤める。
担当声優は、後のグラドスから来た少年。
それなりに整った外見なのに、靴下には穴が空いているなどかなりガサツ。
CV:山田栄子
「そんな利口ぶった言葉が何になります!」
家庭的な少女だが、異星人への憎しみからカララに銃を向ける。
…が、そのカララと過ごす内に異星人もまた人間なのだと理解していき、『発動篇』では、かつて銃を向けたカララを庇って射殺される。
一見するとかなり地味な少女だが、
「赤毛のアンの声の世界名作劇場じみた女の子が、生死の瀬戸際に追い込まれる」
という、凄い刺激的な部分もあったりする。
CV:横沢啓子
シェリルの妹。
作中では姉妹での絡みが少ないため、ロッタの友人としての出番が多い。
アジアン星への2度目の寄港の際に現地の軍に
人質にされ、同胞の地球人に射殺される。
劇場版では
いつの間にか死んでいた。
CV:佐々木秀樹/井上剛(
スーパーロボット大戦シリーズ)
「この光は、俺達の運命を変えていく光だ」
ベスに代わりソル・バニヤーのパイロットを勤める。
あまり目立たない脇役のはずが、突然彼女が出来たり、子供と絡んだりと今でいう
死亡フラグを盛大に立ててしまう。
CV:桜本晶弘
ソロ星の軍人。
イデオンの副操縦士や砲撃を務める。
『発動篇』ではCメカパイロットとして最期まで戦った。
CV:三橋洋一
通信士やイデオンの副操縦士を務める。やたら機関室を気にするメガネ。
モエラやギジェが戦死する側でピンピンしていたせいで、視聴者から死神呼ばわりされることも。
一方本人は退場シーンが一瞬過ぎていつの間にかいなくなったと誤認されることも。
CV:つるたきみこ
ソロシップの看護兵。
17話で割と唐突に登場し、途中でモエラと交際するようになった。
CV:松原雅子
CV:高木早苗
CV:井上瑶
ソロシップの子供達。
イデオンが暴走する主な原因。
デクは中盤からソル・アンバーのサブパイロットも務め、コスモの弟分を超えた戦友となっていく。『発動篇』終盤ではソル・バニヤーメインパイロット。
劇中では、彼らの純粋無垢な叫びに「イデ」が反応し、彼らを護るように凄まじいパワーを発揮する場面が多く見られたが、
最後まで赤子だったルウ以外の子どもたちは、激化する戦闘に戦士、あるいは大人として順応していったことで「イデ」に見限られたのか、
『発動篇』では明確な死亡シーンがないルウ以外の子供達は、全員戦場で無惨な
死を遂げることとなった。
特に、
幼女アーシュラの首が吹き飛ばされるシーンはもはや伝説である。
ちなみにデクの担当声優は、劇場版の収録時には声変わりを迎え、収録が大変だったらしい。
ルウは赤子ながら本作のキーパーソンであり、監督曰くルウが居なかったら2話でイデが発動(=全滅)していたとのこと。
CV:近藤多佳子
ソロシップが寄港したブラジラー基地の司令。地球側には珍しく上記の命名基準だと違和感がある。
司令としてはあまり優秀とはいえないが、包容力のある人物で、当時恐怖から退行していたコスモを支えた。
だが、皮肉にも彼女の死がコスモを戦士として再起させることになる。
死亡シーンは、横転したエアカーに下半身が挟まれ、コスモが無理に引っ張り出そうとしたところで断末魔を上げるというTV本編屈指の凄惨なもの。
CV:鵜飼るみ子
「私達から見たらあなた達も異星人と同じよ!」
逃亡中のソロシップが立ち寄った植民星・キャラルの少女。
コスモといい感じになるが、彼への明確な恋心を自覚する前にTV版では子どもたちの巻き添えになる形で射殺される。
『発動篇』ではイントロダクションでコスモとの馴れ初めが描かれた後、戦闘の爆撃に巻き込まれて彼の眼前で死亡し、
彼女の首が吹き飛んでいく様を直視してしまったコスモが絶叫したところでタイトルコールという壮絶な死に様が描かれる。
■バッフ・クラン側
地球でいうところのアンドロメダ銀河にある母星を中心とした超巨大星間国家。
重機動メカをはじめとする強大な戦力と、銀河を跨いだ包囲網を敷けるほどの圧倒的な物量でソロシップを常に苦境に立たせている。
バッフ・クランと自称するものの自分たちの母星を「地球」と呼ぶため、彼ら自身の目線だと「地球人のバッフ族(クラン)中心の国家」になる。
コスモたちの種族の方は「ロゴ・ダウ(ソロ星のこと)の異星人」と認識している。
ズオウ大帝を中心とした独裁国家で厳格な階級社会。
上述の巨大な正規軍の他に、財界を牛耳る貴族集団「オーメ財団」がそれに迫る規模の私設軍を保有している。
開発済みの小型翻訳機が対応したため、ロゴ・ダウの異星人(地球人)と会話はできるが、使う文字は違うらしい。
ただ、終盤になると翻訳機がないまま言葉が通じている場面もある。
また、文化や倫理感なども似てはいるが決定的に違う部分も多く、それが一因となって破滅へと導かれることになる。
因みに異星文化らしく降伏・停戦の合図は【青旗】であり、地球文化の【白旗】は《お前を殺して俺も死ぬ》と言う意思表明として扱われる。
名前は「名・姓」表記。
CV:
戸田恵子
「異星人より身内の方が怖いものです」
バッフ・クラン武家の名門に生まれながらも、戦いを嫌う理想主義者。本作のヒロインと呼べる人物。
好奇心から地球人に接触したことが地球人とバッフ・クラン人が戦うきっかけとなり、
さらに、成り行きからカララがソロシップに乗船したままとなったことが、事態をややこしくする一因となってしまった。
カララ自身は尊敬すべき人格者であり、最初は敵視されていたソロシップクルーにもその人柄で「仲間」として受け入れられていくのだが、
一方で上述の通り彼女の行動や立場が物語を悪い方向に進ませる要因となることも多く、彼女(の行動)が全ての元凶と言っても過言ではない。
地球人のベスとの子、メシアを身ごもったことでイデは積極的に彼女を守ろうとする(搭乗していた脱出艇が撃ち落されるも無事だった)が、
『発動篇』ではお腹の子を護るため、自分を殺そうとする実の姉・ハルルに銃を向けたことでイデに見限られたのか、
ハルルから嫉妬と憎しみが込められた銃弾を執拗に顔面に撃ち込まれて死亡する。
担当声優は
アンパンマンでも有名な女優さん。
見た目もアイドル出身であった当時の担当声優がモデルになっている美人さんで、EDも歌っている。
CV:林一夫
「私は破廉恥な男かもしれん」
バッフ・クランの武人。
真面目で
イケメンだが、とことん不憫。
一応、カララの元婚約者。
イデオンに惨敗を繰り返し、正規軍からオーメ財団に鞍替えする。だがそこからも終盤でダラムから見捨てられ、イデへの探求心からソロシップに転がり込む。
ソロシップ入りした後はモエラに代わってソル・バニヤーのメインパイロットとなる。
シェリルと急接近して、互いにいい影響を与えあっていたのだが……。
CV:麻上洋子(現・一龍齋春水)
「ダラム、助けて…」
女傑と称えられるバッフ・クランの武人。
前線に立って勇ましく戦うが、元恋人であるダラムへの想いを捨てきれていなかったり、
妹であるカララの女性らしさに嫉妬しているなど、その内面には弱さや脆さが秘められている。
まだ25歳にもかかわらず、配下からも年増の行き遅れと陰口を叩かれているが、聡明な彼女はそのことに気付いている。
『発動篇』ではソロシップ内の白兵戦でカララと対峙し、お腹の子を護ろうと銃を構えた彼女の顔面を執拗に撃って射殺。
帰投後に妹を殺した動機が「一族の名誉のため」等ではなく、「女としての幸せを得た妹への妬みと憎しみ」だったことを父ドバに吐露するも一蹴される。
その前後の悲痛なやりとりは涙無しでは観られない。
最終盤では、亜空間航法を利用してソロシップとイデオンを攻撃しようとするも、
亜空間をも切り裂くイデオンガンに母艦を撃たれ、運悪くその着弾地点にいたことで戦死。
壮絶な戦死を遂げた彼女の魂はダラムに迎えられ、憑き物が落ちたかのように幸せそうな顔をしていた。
CV:
田中崇(現・銀河万丈)
ギジェの同僚の軍人。
出世欲が強く、ギジェを出し抜こうと無茶な作戦を立てた末に戦死。
劇場版では序盤で死亡する。
CV:松原雅子
「お嬢様、私は余計な事をしたのでしょうか…」
カララの侍女。
序盤でカララ共々ソロシップの捕虜にされるが、脱走未遂を引き起こし射殺される。
『接触篇』ではロッタに射殺された。
CV:木原正二郎
「こんな巨神、この世に存在してはならん!」
オーメ財団私設軍の司令官。ハルルの元カレ。意地でハルルをフったせいで正規軍を追われたらしい。
無差別攻撃を仕掛けたり核弾頭を持ち出したりする一方で、子供(キッチン)を撃ってショックを受けたり、イデオンは存在しないべきと鹵獲から破壊に転じるなど一定の良識を持つ人物だったが……
劇場版では正規軍人として登場し普通に戦死。
CV:高島雅羅
「こっちが赤面するわ」
対イデオン用に開発された多数の機動メカを以て、ソロシップを追う。
ハルルの女の部分を、同じ女として嘲笑った為に暗殺された。
劇場版では出番をダラムに統合されて登場しない。
CV:蟹江英司(TV版)/加藤精三(劇場版)
「ガンド・ロワは無駄になるかな」
オーメ財団の代表。
ドバの旧友でもあるが、彼を真に理解できたのは死んだ後の事だった。
CV:石森達幸
「判るか?俗物。私はそれ程傲慢では無いよ…」
バッフ・クラン軍総司令。ワッキーに似ている。
イデから直々に(地球人がその憎しみをぶつける対象として)ターゲットされるほどの業の持ち主ではあるが、
バッフ・クラン内で見ると独裁者を打倒せんと奮闘するサムライであり、イデの力を欲したのはそれが理由である。
厳格な武人だが、対照的な二人の娘には割り切れぬ思いを抱く苦悩する父親でもある。
サムライ気質のバッフ・クランにおいて、自らの子供が男の子ではない事を悩んでおり、
長女のハルルには自ら「女として育てたつもりはない」と言うほどの教育を施したが、結果として彼女は「女」であることを捨てきれず、
次女のカララも、よりにもよって今現在敵対している異星人の子を身籠るという、ドバにとっては最悪とも言える行動をしてしまう。
結果、ドバはカララとの対話でも徹底して融和を拒否。TV版ではその瞬間イデが発動する。
『発動篇』バッフ・クランとしてだけではなく、ハルルとカララの父親としての業も全て背負い、イデオンに憎しみをぶつけることになるが…。
実は富野監督が、「(当時まだ幼かった)二人の娘がカララやハルルのような感じに育ったらどうしよう」という考えの下、
「もしそうなったらどんな気持ちになるだろう」というシミュレーションから造形されたキャラクターで、ある意味監督の分身ということもあってか、監督屈指の名キャラクターである。
なお、実際に富野監督の(『イデオン』制作時は幼かった)二人の娘さんがどのように育ったのかについては、
『
F91』の
セシリー、『
V』の
カテジナ、『
ブレンパワード』の依衣子姉さんを見れば大体察せる。
公式『
ダイターン3』OPパロディ『アジバ3』は必見。
あとサムライだからなのか協力者だったギンドロへの平手打ちや銃撃が妙にスタイリッシュでカッコいい。
■第六文明人
イデオンを建造した(地球人から見ての)異星人。
地球の植民惑星である「ソロ星」の原住民で、その名称は「地球人が遭遇した六番目の異星文明人」から来ているが、
劇中には生きた第六文明人は登場せず、イデオンは元々は彼らがソロ星に遺した遺跡の一つである。
設定上は平均身長が4~5mもある巨大な異星人で、イデオンが巨体なのも、彼らが使用する前提で建造したからとされる。
CV:玄田哲章(TV版)/柴田秀勝(接触篇)
実はイデオンの力の源である無限力=「イデ」とは、数億の第六文明人の意識が結集された場であり、彼らの精神エネルギーである。
優れた科学力を有していた第六文明人は、自分たちの精神エネルギーを結集し、実際の動力として用いる無限力「イデ」を開発した。
それが初めて実装されたのがイデオンとソロシップであったが、「イデ」は開発者たちの想定以上の精神エネルギーを結集させてしまい、
その結果、「イデ」に全ての第六文明人の精神エネルギーが吸収されるという形で、第六文明人は滅びてしまった。
こうして生まれた「イデ」は精神エネルギーを吸われた第六文明人の意識の集合体であり、
「個」としての意識も有する、いわば『ゲッターロボ・サーガ』のゲッター線のような「意志持つエネルギー」である。
明確な意思疎通は行わないが、ベスやコスモが昏倒した際に彼の「夢」に対して干渉したり、
ルウたちの純粋な防衛本能に呼応して無限力の出力を上げ、超常的な能力をイデオンに発揮させたりと、
劇中でも「意志を持っている」と推測できる描写は散見され、それらの現象を見ていたコスモたちもそのことを察している。
また、ソロシップは「イデ」の意思が発生する場であり、体であるため、
そこに乗り込んだコスモたちソロシップクルーやカララたちもまた、「イデ」に組み込まれている状態にあり、
故にソロシップ内でバッフ・クラン人であるカララが地球人であるベスとの間に、両民族のハーフであるメシアを設けたことは、
「イデ」が受胎したということも意味しており、「イデ」はメシアを護るという大義名分を得て、彼を護るためにその力を発現させていく。
一方で、最後の対話というチャンスを無に帰し、地球人に対して徹底抗戦を貫くドバを「イデ」は「戦火の中心人物」と見なし、
ソロシップクルーたちに「彼こそ倒すべき敵である」と認識させたとされる(ただし、この時点で2つの地球は滅亡しており、ソロシップクルーも含め両人類は見限られつつあった)。
そんな「イデ」が願うのは、人類が善き進化を迎えることである。
実は「イデ」が第六文明人たちから吸い出した精神エネルギーの中には、僅かに彼らの残存有機体があり、
「自らが第六文明人を滅ぼした」という責任を感じ、また自らが存在する場を維持する知的生命体を欲した「イデ」は、その残存物を地球と、バッフ・クラン人の地球にそれぞれ埋め込んだ。
つまり地球人とバッフ・クラン人はその起源を共に第六文明人とした人類であり、身体構造が酷似しているのもその影響と推測される。
その後「イデ」は、残存物がやがて意志持つ人類として再生する時まで待ち続けることを選択し、永い休眠期間を置いた。
「イデ」は再生した人類…地球人とバッフ・クラン人が、無限力を使用するに相応しい、善き存在となることを願っていたが、
しかし、その願いとは裏腹に、やがて目覚めた「イデ」の前で地球人とバッフ・クラン人は、いつ終わるともしれぬ泥沼の戦争に突入していく…。
【主題歌】
OP・ED共に作詞は井荻麟、作曲はすぎやまこういち。
快活で勇ましい歌詞のOP。
【関連作品】
『機動戦士ガンダム』シリーズとのクロスオーバー漫画『
機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』が存在する。
『
機動戦士クロスボーン・ガンダム』等で知られる漫画家の
長谷川裕一先生による作品で、角川書店から単行本化もされている。
元々は
『ガンダムVSイデオン』であったが、流石に直球過ぎてまずいとされたか、連載時には
『ガンダムVS伝説の巨神』に変更され、
現在では単行本化の際に改題された
『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』が正式タイトルになっている他、
劇中でも徹底して『伝説巨神』『巨神』とだけ呼称され、『イデオン』の名前は出てこない(「ユウキ・コスモ」等の名前は出てくるが)。
出オチみたいなタイトルだが内容はかなり真面目で、
スーパーロボット大戦シリーズのプロデューサー
寺田貴信氏からは「クロスオーバーものの教科書」と称されている。
長谷川先生曰く、構想は学生時代にあったとのことだが、最初「ガンダムVSイデオンを描きたい」と言った時は編集者にギャグと思われて大笑いされたらしい。
【外部出演】
『スーパーロボット大戦X-Ω』では期間限定参戦。何と『
ぼくらの』と絡む。
『
スーパーロボット大戦Y』には有料DLCエキスパンションパックで追加参戦。
ただでさえゲッペラーとゴジラで大変な本作になんつうもん参戦させてんだ
ただし理由は不明ながら、楽曲が収録されずオリジナルBGMで代替されている。
性能面は過去作よりは自重しておりMAP兵器も距離∞では無く
性能も癖があるが自軍最高の火力を誇る。ついでに暴走しなくなかなりイデ自身もいつもより協力的である。
また、『第3次α』では代役だったデクが、オリジナルの松田辰也氏による新録が行われたというサプライズがあった。
なお、原作未見のプレイヤーに配慮してか、バッフ・クランが自分たちの母星を「バッフ星」と呼び分けることがある。
【余談】
かの『
ドラえもん』において『
建設巨神イエオン』なるアニメ作品が登場する。
頭には鉢巻、手には鋸と金槌という
ロボットとしては非常にシュールなデザインが特徴的。
なんと
替え歌もあり、何かとSF作品のパロディに縁のある
藤子・F・不二雄らしい思い切ったパロディからかファンからは妙に人気が高い。
『
ケロロ軍曹』には「カララ」というケロン人が登場しており、原作では単なるゲストキャラの1人に過ぎなかったのだが、
アニメ版では名前つながりで「カララ・アジバのパロディキャラ」という要素が与えられ、父親のドババだの軽機動メカだのと彼女を起点にイデオンネタが大量に持ち込まれた。
99年に富野が製作した『
∀ガンダム』のコンセプトは
ガンダム版イデオンだった。
しかし、黒富野の極致たるイデオンに対して、こちらでは戦乱の
黒歴史時代の果ての新時代に生きる人々が再び黒歴史に出会っても、
自分たちの意志で戦乱を回避するという、白富野と呼ばれる次期の作品らしい平和的な結末を迎えている。
放映終了から劇場版公開の間に、アオシマからバッフ・クラン軍の重機動メカを中心にしたプラモデルシリーズ、通称「イデプラ」が発売。
当時白熱していた
ガンプラブームの恩恵を受け、上々の売上を記録した。
イデオン及びすべての重機動メカが1/600の統一スケールで立体化されており、
他にもソロシップやバイラル・ジンなどの戦艦もラインナップされている。あのガンドロワも予定はあったようだが未発売に終わった。
他にも組み立て玩具的色彩が強い「合体ロボ」「おやこマシン」といったアオシマの商品シリーズでもイデオンが発売されており、
なんとも形容しがたい怪しいイデオンのバリエーションが誕生した。
ちなみに駿河屋静岡本店ではどういう訳かこのイデプラが山のように売られており、ファンの間では無限力ならぬ無限在庫と呼ばれている。
そしてメガスマインパクト2026にてミニ合体変形とTHE合体シリーズで販売が決定。
ミニ合体変形のイデオンは全高13cmという小ささでありながら名前通りデルタ、ノバ、バスタの3機で変形・合体・分離が可能。
プロポーションも完璧だが、昨今のガンプラ並みにアレンジが加えられておりモールドがバリバリに入っているので、この辺りが賛否が分かれるところかもしれない。
またイデオンガンも付属してないのが残念。
ただプラモデルは2016年にバンダイがスーパーミニプラで出してから10年ぶり以来なので、ファンとしては非常に喜ばしい立体化である。
発売日は2026年11月予定。
1983年にATARIから発売された『PAC-KONG』と言うソフトのパッケージには何故かイデオンの絵が描かれている。
著作権を表す©マークが無いため、ほぼ間違いなくサンライズには無許可と思われる。
SHIROBAKOでは第6話「イデポン宮森 発動篇」にてパロディ作中作『伝説巨大ロボットイデポン』が登場。
デザインは大きくもじっているものの、シルエットの印象や断片的なプロットはイデオンそのもの。
話の展開的にも「相互理解の失敗による破滅を描いた作品のファン同士が意気投合して和解する」という秀逸なパロ採用になっている。
「死ぬかもしれないのに、何で追記・修正なんてしてんだろ?俺」
- 個人的に肩の出っ張りだけはいいデザインだと感じる。ただの棒状といえばそれまでだがw、あの人間的でない関節の付き方があるおかげでものすごくパワフルに見えるよね -- (名無しさん) 2022-10-19 14:06:59
- そんなにダサいかなと思うが今考えると序盤はそんな感じだわ。かっこよく感じだしたのはド派手に宇宙戦やりだすくらいから。 -- (名無しさん) 2022-10-19 15:13:59
- ジム顔のイメージもあるんだろうけど、胸が平面でぬりかべっぽく見えるからかもしれない。そういうところが却って不気味さを感じるんだけど。 -- (名無しさん) 2023-01-22 12:39:22
- コスモスに君とは名曲だけど、あれを結婚式でかけようというのは狂気 「別れてみたらきっと楽だよ すり減らす日々君はいらない」 意味がわからないまま聴ける洋楽とわけが違うねんぞ! -- (名無しさん) 2023-05-22 06:42:14
- 合体形態は表情を持たないデザインなのもあって底知れない威圧感があって良いと思う。分離形態がいかにもオモチャ然とした変形ビークルなのは、まあ、その、うん。 -- (名無しさん) 2023-09-14 10:55:44
- ↑2メロディだけなら多少は・・・すぎやま先生作曲だしね -- (名無しさん) 2024-02-19 16:55:52
- ダ・ガーンの27話に出てきた敵ロボのデザインがもろガンド・ロワだった。監督がイデオンの演出スタッフだったから? -- (名無しさん) 2024-05-04 17:13:25
- 一番不思議なのは、おもちゃ売りたいはずのスポンサーサイドがあのデザイン出してきたことだよ -- (名無しさん) 2024-09-04 23:58:34
- 劇場版が無料配信決定か、観ないとな -- (名無しさん) 2024-12-26 20:23:36
- 無料配信してた劇場版観たが、イデの意思に火の鳥的な思想を感じたよね… -- (名無しさん) 2025-01-04 20:03:47
- イデオンのデザインが…ダサい!?イデオンでダサい部分は足の甲のトゲくらいだろう -- (名無しさん) 2025-01-07 21:59:03
- 小説版のデザインは禍々しさとか神々しさは増してるけど、アニメ版のもある意味あのデザインだからこその不気味さみたいなのがあるよな -- (名無しさん) 2025-06-28 03:25:50
- 地球人からするとサイズがおかしいし全くの異文化にしてはデザインセンスが地球人過ぎるし納得いく説明を求めて顔見ても表情は読めないし -- (名無しさん) 2025-06-28 09:26:17
- 初期段階の画稿を見るとこれは苦言もやむなし、ってなる。そして完成デザインは上手く様になるようクリンナップしたんだなぁと感心する -- (名無しさん) 2025-07-25 09:41:10
- ドラえもんでのパロディが妙に印象強い -- (名無しさん) 2025-07-29 22:37:40
- ある意味で「火の鳥」のアンサーであろう -- (名無しさん) 2025-09-14 13:55:13
- 台風情報を見るドバ総司令「直撃だ!」 -- (名無しさん) 2025-09-30 07:36:17
- 富野由悠季の原液。若い頃にクリエイター気質の人間がこれを摂取したらそりゃ人生が狂うってもんです。 -- (名無しさん) 2025-12-30 22:13:16
- スパロボYの世界に来ちゃった♥ -- (名無しさん) 2026-04-21 12:33:23
- ゴジラ、ゲッペラー「いらっしゃ~い」 -- (名無しさん) 2026-04-21 12:35:29
- ↑自軍「来るなーッ!!!」 -- (名無しさん) 2026-04-21 18:22:53
- PV見たけどあれ?ジム神様…その向きは… -- (名無しさん) 2026-04-22 18:53:11
- ミサイルは今風に言えばイデが因果律を捻じ曲げて異常な数を用意できているという事実に気づかないようにさせていたのかもしれない……戦争を続けさせるために。 -- (名無しさん) 2026-04-22 21:36:14
- あの時代の典型的オモチャロボ的デザインから「無機質さ」「無表情さ」「異物感」みたいな要素を抽出強調してシナリオを作ったり演出したりてるのはいつみてもスゴい -- (名無しさん) 2026-04-24 13:00:01
- スパロボYではDLC枠なだけあって本編並みの脅威はなく歴代最弱のイデオンとして参戦 エネルギー∞(イデ)もイベント限定のシステムになっちゃった -- (名無しさん) 2026-04-25 03:58:45
- ソロシップを置いてきたから力が半減してるのかもね -- (名無しさん) 2026-04-26 00:53:02
- 聞こえるか(確認)聞こえるだろう(脅迫) -- (名無しさん) 2026-06-01 13:11:13
- ↑3歴代最弱というより運用方法が根本的に変わった感じだな。以前のイデオンはイデゲージありきで他のユニットと別の軸で無法をかましてたけどYは良くも悪くも普通のユニットの延長線上にある強さをしてる。というかYのイデオンって以前の無法をしなくなっただけでYのユニットの中では確実に上位クラスの強さあるよな -- (名無しさん) 2026-06-01 16:00:59
- ↑全方位ミサイルがあの射程と威力で移動後使用可能なのは強み。ただゲージありきだからダイナゼノン、ゲッター2種、ブライガーみたいな無法者には及ばない印象 -- (名無しさん) 2026-06-02 08:39:33
- 正直イデオンとガンダムのデザインに大層な差があるとは思えんが、あれもダサいダサい言いながらアニメ作ってたんかな -- (名無しさん) 2026-06-08 21:30:16
最終更新:2026年08月12日 11:17