スペースノア級万能戦闘母艦

登録日:2011/03/30(水) 12:39:48
更新日:2024/11/06 Wed 22:04:16
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スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONシリーズに登場する、最新型の戦闘母艦。現代の、海上用の艦船に翼を付けたようなデザインをしている。

概要

外宇宙からの脅威に対し、地球を棄てて逃げる(地球脱出計画)か地球に残り戦う(地球防衛計画)かで水面下の衝突を繰り返す上層部の争いを反映するかのように、地球脱出船としての機能と強力な戦闘母艦としての機能とを併せ持つ艦として設計された。

そのため、モジュール式の艦首(ストライクガンダムのストライカーシステムみたいな物を想像して欲しい)という特殊過ぎる仕様になっている。(さすがにゲーム中で換装したりはできないが)


以下、ゲーム中に登場する1~3番艦を紹介する。


シロガネ


分類:スペースノア級万能戦闘母艦壱番艦
コールサイン:プラチナム1
全長:552m
推進機関:ロケットエンジン×8
浮揚機関:テスラ・ドライブ
艦長:ダイテツ・ミナセ→リー・リンジュン

白を基調とした、戦闘母艦にしてはやや目立つカラーリングの艦。作中の艦首モジュールは格納庫およびカタパルト増設型。
OG1では序盤にグランゾンの攻撃で轟沈。以降出番なし。
OG2では修理されて登場し、序盤でATXチームの母艦となる。が、シャドウミラーに鹵獲されてしまう。
途中、ハガネに致命的な打撃を与えたものの、最終的にはクロガネの突撃を受けて大破し、どこへともなく消えていった。
GBA版のOG2ではこの時爆散していたのだが……。おそらく、今後再登場すると思われる。


ハガネ


分類:スペースノア級万能戦闘母艦弍番艦
コールサイン:スティール2
全長:552m
推進機関:ロケットエンジン×8
浮揚機関:テスラ・ドライブ
艦長:ダイテツ・ミナセ→テツヤ・オノデラ(艦長代理。後に、正式に艦長)

艦首モジュールは必殺の威力を誇るトロニウム・バスターキャノン。まあ、波動砲を想像してもらえばだいたいあっている。一時的に、シロガネと同じカタパルト仕様のモジュールを使用していたこともある。

OGシリーズを通して、ゲーム中のプレイヤー母艦。ヒリュウ改が主にATXチームルートの母艦となるのに対し、ハガネは主にSRXチームルートでの母艦となる。

OG1のリュウセイルートおよびOG2のそれぞれ終盤では戦闘不能なまでに損傷し、終盤戦の出番をクロガネに取られる可哀想な艦。

外伝ではさすがに壊れることもなく、最後まで母艦として戦闘参加できる。

専用BGMは“鋼の箱船、天翔る龍”(OGs以降はヒリュウ改に専用BGMがついたため、“鋼の箱船”と改題)。艦長がテツヤの場合はアレンジ曲の“鋼の箱船Ver.M”となる。
水木一郎の歌うボーカル版もあるので、一度聴いてみよう。

αシリーズには当然ながら未登場だが、創作作品として存在しているらしく、映画「さらばハガネ~愛の戦士たち~」のポスターがノリコの部屋に貼ってある他プラモデルもある。それが次の宇宙で本物の宇宙戦艦になったのだから因果な話である。


クロガネ


分類:スペースノア級万能戦闘母艦参番艦
コールサイン:アイアン3
全長:552m
推進機関:ロケットエンジン×8
浮揚機関:テスラ・ドライブ
艦長はエルザム・V・ブランシュタイン→ダイテツ・ミナセ→テツヤ・オノデラ→レーツェル・ファインシュメッカー

DCに奪われてしまい、OG1リュウセイルートにおいては序盤~中盤に敵として登場する。指揮官としてエルザムが乗っているため、当然というかなんというかトロンベカラー。
そして彼の認識からすればこれもトロンベらしい。

艦首モジュールは超大型回転衝角。つまりドリル。作った奴は何を考えていたのか。

新鋭艦をDCに奪取されてしまった事実を隠蔽するために公式には“元々存在しない”艦となっており、戦争終結後は逃亡の身となったゼンガー、エルザムが乗艦として使用している。その後も元ノイエDC兵や異世界から来た面々が乗り込み、着実にアウトロー集団化している。……メンバー的にハガネやヒリュウ改より規律正しいと思われるが。

便宜上「クロガネ隊」と呼ばれる彼らは実質的に鋼龍戦隊の裏と言うべき存在となっている。公式には軍籍を持たないためお尋ね者なのだが、第2次OGで彼らの直接の指揮官にあたるレイカーが復帰したため多少はマシな扱いになると思われる。

専用BGMはハガネと共通。ただし、エルザム(レーツェル)搭乗時はお察し下さい。


余談

「元々地球脱出用に建造されていた」「第三艦橋の存在」などから解かる通り、モチーフは「宇宙戦艦ヤマト」である。
(寺田Pは主砲を3門にしようとしてメカデザイナーに怒られた、という逸話もある)
特にハガネに至っては「老艦長から若手艦長への交代」、「艦首に備え付けられた必殺砲と、その反動を利用した離脱」、「対ショック、対閃光防御の命令」など、明らかにそのまんま過ぎるシーンがある。

そして月日は流れ、本家スパロボにヤマトが参戦してしまったのだから因果なものである。


追記・修正よろしくお願いします。


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最終更新:2024年11月06日 22:04