ミネルバ・マクゴナガル

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ミネルバ・マクゴナガル - (2020/11/17 (火) 23:20:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/10 Tue 00:29:07
更新日:2024/02/11 Sun 14:33:04
所要時間:約 9 分で読めます




ハリー・ポッターシリーズ』に登場する魔女。

演:マギー・スミス(「ファンタスティック・ビースト」ではフィオナ・グラスコット)
声:谷育子(ゲーム版では弥永和子)

1925年10月4日生まれ。

ホグワーツ魔法魔術学校の副校長で、担当科目は「変身術」。
グリフィンドールの寮監も務めていて、彼女自身もグリフィンドール寮出身である。
一方で組分け帽子は彼女の組み分けの時にレイブンクローとの間で5分半悩んだという逸話があるなど聡明であり、実際にレイブンクロー寮の合言葉代わりの謎掛けを一発で正答する場面が見られる。

母は魔女だが、父はマグル(牧師)の半純血。弟が2人いる。


厳格かつ公正な人物で、校則を破った生徒の寮は容赦なく減点、罰則も与える。
その一方で情に厚く、生徒思いで意外に涙もろい。

常に規則を重んじて行動している為か、不測の事態に弱く、そういったことに直面したときは慌てふためき、最終的にアルバス・ダンブルドアを頼りにしてしまう。


魔法省公認の動物もどきでトラ猫に変身できる。
動物もどきは危険性が高く、習得するのも困難なことから、彼女の魔法使いとしての実力の高さが窺える。しかも習得はホグワーツ在学中。
因みに何か理由があって動物もどきになったわけではなく、変身術を幅広く研究している過程で習得したにすぎないらしい。
魔法使いとしては作中でもトップクラスの実力者。


実は既婚者なのだが夫婦別姓だったので名字は変えていない。
ちなみに結婚したのは47歳辺りの頃。相手は魔法省勤務時代の上司エルフィンストーン・アーカート。
また、50歳の時に夫と死別しており(死因は有毒食虫蔓に噛まれたため)、それ以降は独身を貫いている。

なお、ホグワーツ卒業後に農家の息子ドゥーガル・マクレガー(マグル)と恋人同士になり、一旦はプロポーズを受け入れるも、
彼が農家を継ぐために結婚後は「マグルの村で魔法を隠して生活する」事になるため、それに悩んだ末に断った。
上司と結婚したのは、マクレガーの死後。かつての婚約者に操を立てたらしい。



全ての生徒に対して差別することなく平等に接するが、クィディッチのことになると人格が変わってしまい、グリフィンドールのチームを贔屓してしまう傾向にある。

ハリー・ポッターの飛行の才能を見たときは「1年生をチームに入れてはならない」という規則を無視してハリーをチームに加入させたうえ、直々に当時の最高機であるニンバス2000を買い与えている。

さらに、実況のリー・ジョーダン(グリフィンドール生)に「実況は公平に」と言っておきながら、
スリザリン生が卑劣なプレイを連続すると、怒りを爆発させ拳を突き上げて野次る等、冷静さを失ってしまう。

これは熱狂的なクィディッチ好き+グリフィンドール寮が好き過ぎるからというだけではなく、学生時代にクィディッチ選手として活躍してたものの最終学年時の決勝戦でスリザリンのチームと対戦した際に重傷を負い、この時の経験がきっかけでクィディッチの時に限ってスリザリン側に強い敵対心を抱くようになったからである。

また、彼女がグリフィンドールを贔屓するのは、ハーマイオニー・グレンジャーに逆転時計を与えたのを除けば、基本的にクィディッチ絡みの時だけであることも付け加えておく。
作中で一番グリフィンドールの大減点を行ったのはマクゴナガルでもある。
それにクィディッチでキレるのはたいていスリザリン生が悪質ファールを繰り返したときぐらいであり(例えば負けそうになったドラコがハリーの箒を掴んで阻むなど)、
それこそ不公平実況に暴走しがちなリーからマイクを取り上げる一幕もあったりと、フェアプレー精神が欠けることは一切ない。


ドローレス・アンブリッジとは犬猿の仲で、教育方針をめぐって何度も対立している。
彼女に対しては「ギルデロイ・ロックハートですらアンブリッジと比べれば有能」と最低の評価を下している。
というかアンブリッジは教師として赴任したのではない


また、不確定な分野である占い学を軽視しているようで、シビル・トレローニーのことも胡散臭い目で見ている。
しかし、彼女がアンブリッジにホグワーツ城から追い出されそうになった時は駆けつけ庇っている。


同僚のなかでは、フィリウス・フリットウィックポモーナ・スプラウトと仲が良く、よく一緒にいる。


アーガス・フィルチに対しては異常に冷たい。




【各巻エピソード】

1巻『賢者の石』
ハリーが来る前にダーズリー家をトラ猫になって視察。
ルールを変更し、ハリーをクィディッチのチームに加入させる。


2巻『秘密の部屋』
逃げ出すのを承知で秘密の部屋の問題をギルデロイ・ロックハートに託す。


3巻『アズカバンの囚人』
クィディッチの寮対抗試合でグリフィンドールが優勝し大泣き。


4巻『炎のゴブレット』
ハリーが三大魔法学校対抗試合に出場することに反対する。


5巻『不死鳥の騎士団』
ヴォルデモートの復活を受け活動を再開した不死鳥の騎士団に協力。
魔法省からホグワーツへ送り込まれてきたドローレス・アンブリッジと激しく対立する。
双子がダイナミック退学した後、アンブリッジにシャンデリアを落とそうとして右に回しているピーブスにたった一言助言した。
左に回せば外れます


6巻『謎のプリンス』
セブルス・スネイプがダンブルドアを殺害したと知り、泣き崩れる。
彼女曰く「誰もがスネイプを疑っていたが、ダンブルドアが信じたので私達も信じた」。


7巻『死の秘宝』
死喰い人のカロー兄妹を拘束し、闇の印の知らせで駆けつけたスネイプと激しく交戦するも逃げられる。
(映画版では大勢の生徒達の前でスネイプと一騎打ちをして撃退している)

ヴォルデモート陣営がホグワーツに進軍していることを知ったマクゴナガルは、
未成年の生徒(戦う意志のない生徒を含む)を早急に避難させ、ヴォルデモート陣営との徹底抗戦を決意。
それに難色を示したスラグホーンに対して「今こそスリザリン寮は旗幟を鮮明にすべき時だ!」と言い放つ。

その後、教員と生徒、卒業生や不死鳥の騎士団とともにホグワーツ防衛隊として最終決戦に参戦した。


物語終了後、セブルス・スネイプの死に伴い、正式に校長に就任した。


死の秘宝 PART2のDVD特典として収録されている「ハリー・ポッターを彩る女性たち」で彼女が取り上げられた際作者は、
『戦争が勃発したとき、女性たちが脇に追いやられるのは好きではない。
事実、あの対決場面は初期の原稿では、スネイプの相手はハリーだった時が一時期あった。しかしそうなって欲しくはなかった。
原作でスネイプと対決したのはマクゴナガルであったのは、私にとってとても重要な意味を持っていた』と述べている。


余談だが、映画版『死の秘宝PART2』で「ピエルトータム ロコモーター」を唱えたときの先生の言動がめちゃくちゃ可愛い。
先生「この呪文、一度使ってみたかったんですよ!」
モリー「…(--;)」


『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
ファンタスティック・ビーストシリーズ第2作。
まだ年若い教師の彼女が登場。
ただ、舞台が1927年であるため、上記の生年月日設定(1925年10月4日生まれ)とは矛盾しており、設定が違う・変更されたものとみられる(最低でも1900年代生まれとなる)。






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 ( ΦωΦ)

追記・修正をいい加減な態度でする生徒は教室から出ていってもらいますし2度とクラスには入れません。

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