スリザリン

登録日:2012/09/03 Mon 09:02:35
更新日:2025/03/12 Wed 13:45:24
所要時間:約 16 分で読めます






"Or perhaps in Slytherin, You'll make your real friends, Those cunning folk use any means, To achieve their ends."

「スリザリンではもしかして 君はまことの友を得る どんな手段を使っても 目的遂げる狡猾さ」



スリザリンとはホグワーツ魔法魔術学校の四つの寮の内の一つである。



【概要】

創設者はサラザール・スリザリン。

伝統的にここの寮生には、狡猾で、知略に長けていて、野心が強いという特徴が表れている。
寮の象徴は蛇。

ハウスカラーは銀色

寮憑きゴーストはヘレナ・レイブンクロー(後の“灰色のレディ”)を殺害した“血みどろ男爵”。

魔法族の「純血主義」へのこだわりが強い寮として有名。
両親がマグルである者を「穢れた血」という純血主義者からの蔑称で呼ぶこともある。
しかし、今では片親がマグルである生徒も多く、極少数ながら「穢れた血」が入寮することもあるらしい。
作中で「穢れた血」はあまりいないと言われている。

魔法界で最も多くの功績を残したマーリンもこの寮出身である。
一方でスリザリン寮には「闇の魔法使い」に関する良くない評判もある。
特筆すべきは、トム・マールヴォロ・リドルことヴォルデモート卿がこの寮出身であり、数多くいる彼の支持者もこの寮出身の者がかなりの数を占めているということ。

対応する四大元素は水。


【人柄】

"You could be great,you know,and Slythrin will help you on the way to greatness,no doubt about that."
~The Sorting hat to the Harry Potter~


スリザリン生には狡猾で抜け目がなく、野心が強く、強力な指導者になれる資質があり、上昇指向の強い者が多い。
そして自己保全の感覚がとても発達していて保守的である。
これが意味するのは彼らは行動を起こすことにためらいがあり、何をすべきか、何をやりたいかよりも、何が確実に達成しうる結果かを熟考して動くということである。

アルバス・ダンブルドアによると、サラザール・スリザリンは彼の教え子を、要領の良さ、既存の知識の活用が上手いこと、正しく判断する力、「あえて」ルールを無視する傾向がある、ことで選別した。

そしてこれらの資質を君は全て持っている、とダンブルドアはハリー・ポッターに話した。


【純血】

"I always knew Salazar Slythrin was a twisted old loony, but i never knew he started all this pure blood stuff,i woudn't be in this house if you paid me.Honestly if sorting hat had tried to put me in Slythrin,i'd've got train back strait go home."
~Ron weazely~ expressing his claims on salazar's view~

創設者のサラザール・スリザリンは生徒を選別する際に、「偉大なる者の種」の素質を自らの教える生徒に求めたが、その選別の際に、純血主義を織り込んだ。
純血であれば自動的にスリザリンに割り振られるというわけではなく、それ以外の要素も多々存在する。
また、実際には純血の出身者よりも混血の出身者の方が大半を占めておりセブルス・スネイプ、トム・リドル、ドローレス・アンブリッジなど、かなりの数がおりマグル生まれの生徒も存在している。

ハッフルパフを含めた他の三寮にも大なり小なり選民的思想がある*1が、寮祖スリザリンには純血主義において蔑視されるマグル生まれへの排斥思想が特に強くあった。
これが後に先鋭化してしまい、スリザリンは自身の寮だけでなくホグワーツそのものからマグル生まれを排斥すべきと主張するようになり、親友であったグリフィンドールとの決闘や、「秘密の部屋」を作るきっかけとなっていく。

スリザリン生には純血主義に傾倒している者が多く、他の寮よりもあからさまにマグル生まれや混血を蔑視することがある。
また穏健派の人物にも日和見主義者な点が見られるために、あまり他寮の生徒になびく事もない。
そのため、フェアネス精神や正義感の強いグリフィンドール生と小競り合いをよく起こす。

この二つの寮の仲の悪さはすさまじく、クィディッチや寮対抗杯で普段から抱いているこのニ寮のライバル心が炸裂する。
…が、それとは関係ないところにいるレイブンクローが一位をかっさらうことが多い。

ハッフルパフやレイブンクローとの関係も良くはなく、4寮の中では、寮が異なっても親しくするという意識が最も低いと思われる。
それ故に、スリザリン生同士の結束力や団結力は非常に高い。

The World Wizarding WarⅡでグリフィンドール生であるハリーの作った私軍隊「ダンブルドア軍団」に参加したスリザリン生は一人もいなかった。

これには普段から他の寮とあまり関わらないスリザリン生たちとの連絡手段がなかったことも大きい。

【スリザリン≠純血主義】

ドラコ・マルフォイたちの影響でスリザリン生は全員(または大半)が純血主義者であると勘違いされやすいが実際には少し違う。
シリウス・ブラックのいとこであるアンドロメダ・トンクス(旧姓:アンドロメダ・ブラック)やホラス・スラグホーン等、純血に拘りを持たない者はそれなりにいる。

また、純血主義であってもそれを表に出すのは良しとされておらずドラコですら父親から「純血主義のことは外では話さないように」と言われており、純血主義が世間的にはよろしく無い物という認識は彼らにも存在している。
ドラコたちは気軽に「穢れた血」と呼ぶが、あれは本来、かなりのNGワードでありスリザリン生であっても滅多に口に出す事はしない。

ドラコたちのように純血主義や差別意識を露骨に出すのは寧ろ少数派であり、実際にはブレーズ・ザビニセオドール・ノットのように差別的な言動はあくまでも内々に留め、差別対象とは表面上だけでも友好的な態度を取るかそもそも関わらない…というのがスリザリンのスタンダードと言える。

また、スリザリン生の過半数は半純血が占めておりマグル産まれも存在しておるが差別対象ではなく同胞として扱われている。

【ホグワーツ最終決戦】


ホグワーツでの最終決戦ではスラグホーンなど一部の教師は戦ったが、現役スリザリン生徒は敵側である死喰い人に所属しているのを除いて全員逃げ出し、パンジー・パーキンソンに至っては真っ先にハリーを売ることを主張した。
しかしビンセント・クラッブ(映画版ではグレゴリー・ゴイル)の自滅による棚ぼたを含め、最終決戦において果たした役割は大きなものはあると言えばある。

そういった面からスリザリンは闇陣営に与してるか、全員逃げたと思われがちではあるが、ポッターキャストで作者が語った所によれば、スリザリン生徒は一度はスラグホーンに引率されて全員学園外に出たものの実はホグズミートで援軍を募り、仲間を引き連れてホグワーツに戻って戦っていた者もそれなりにいたとの事。
その場で戦わなかったのは、スリザリン生にとってはそれが一番最善策だと思ったからだそうである。

他3寮とは戦い方が違うものの、スリザリンの中にも正義の心を持つ者は存在している。

最終決戦後は当然ながら死喰い人の多くの出身寮だったので批判に晒されたようだが、スラグホーンとR・A・Bのおかげで名誉が回復され、ハリーの息子世代の頃にはハリーの学生時代より他寮との関係・純血至上主義がかなり改善されている様子である。

尚、余談ではあるがスリザリンOGのドローレス・アンブリッジが役職者としてホグワーツに戻ってきた際にスリザリンに対してえこ贔屓をしていたが、それにもかかわらずアンブリッジに対して嫌悪感を抱いていたスリザリン生も少なからずいたという。
純血主義者やスリザリンの人間が必ずしもヴォルデモート支持者ではないというのを考えればあり得なくもないが。


【評判】

"There is not single witchand wizard who went bad who wasn't slythrin."
~Ron wieazely to harry potter~

闇の魔法使いは皆スリザリン出身者だと述べる人物(ハグリッドなど)もいるが、実際はそんなことはなく、どの寮も闇の魔法使いを出している。
ピーター・ペティグリューはグリフィンドール、クィリナス・クィレルはレイブンクロー。
また、そもそもどの寮の出身か分からないものも多い。

亡きポッターモアでは「どの寮も闇の魔法使いを出しているが、他の寮はそれを認めたがらない」とスリザリンの監督生が憤慨している*2

他の寮は闇の魔法使いを排出した際には「あれは自分達と関係がない例外」として拒絶するのに対し、スリザリンはその悪名や恐怖すらも利用して物事を優位に進めるのもスリザリン=闇の魔術という印象に繋がっている。

また、スリザリン出身の闇の魔法使いの数が爆発的に増えたのはトム・リドルの時代からである。

薬学に優れた者が多いのか、ホグワーツの薬学教員のうち約2名がスリザリン出身者である。
闇の魔術や純血主義でなくとも病みやすい気質が多いことでも知られている。


【談話室】

スリザリンの談話室はホグワーツ城の城壁内に存在する。
侵入するにはパスワードが必要。
寮棟の一部が黒い湖の中を通り抜ける構造になっているので、緑色の光に満たされた空間になっている。

中央部に大きな黒革のソファーがあり、家具には悪趣味なドクロの装飾がついているがランプは緑色で統一されている。
大窓から湖の内部が覗けて、そこをマーマンや人魚、大イカなどの生物が通ることがある。
夜間は月明かりで照らされた幻想的な風景を見ることができ、陰険な雰囲気のスリザリンで唯一の癒しスポットとなっている。




パスワードは2週間で代わり掲示板に張られる。

sly:ずるい、悪賢い
slither:ずるずる滑る、ずるずる滑っていく
smithereens:粉微塵、破片


【当wikiに個別項目が存在する主な在校生・出身者】


在校生


OB・OG



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最終更新:2025年03月12日 13:45

*1 二巻で「マグル出身者が危うい」と恐れたあるハッフルパフ生徒が、主犯と思ったハリーに向かって「僕は純血だぞ」と言い放ったことがある。

*2 実際、その時点のハグリッドはグリフィンドール出身のシリウス・ブラックのことを「不死鳥の騎士団を裏切った死喰い人」と誤解しているのだが、スリザリンに責任を押し付けていたことになる。もっともブラック家は歴代全員スリザリン出身という曰く付きの家柄なので、「かつてはグリフィンドールに属していたが、やはり内心ではスリザリン気質に染まり、グリフィンドールを裏切っていた」と認識したのかも知れないが。