ハーマイオニー・グレンジャー

登録日:2009/08/05 Wed 23:40:29
更新日:2024/12/28 Sat 15:01:18
所要時間:約 12 分で読めます






フルネームはハーマイオニー・ジーン・グレンジャー。



家系の中に魔法使いがいない、いわゆる「マグル生まれ」の魔女。
その為、ドラコ・マルフォイ等の純血主義者達からは蔑視されている。
ちなみに実家は歯科医。

最初「穢れた血」と呼ばれた時はショックを受けていたが、何度も言われ続けて慣れたらしく、フォイフォイ挑発してきたフォイを殴り倒すまでになった。

学年トップの成績を誇る秀才である。

これは相当な努力の賜物だが、一度読んだ本の内容は全部暗記出来る事や初見の魔法でもある程度の効果を発揮させたり、習った魔法をその授業中にクラスで唯一成功させたりする為、天賦の才によるところも大きいと思われる。
もっとも、授業が始まる前どころか、学校が始まる前から教科書を始め、様々な本を読破したことにより正確な知識を持っていたことも大きい。
「薪がないわ!」等、融通の聞かない部分が描写されるものの巻を追う事に柔軟な発想も身につけていく。

性格は心優く友情に厚いが、異常なまでの完璧主義者。
三年次では「逆転時計(タイム・ターナー)」で時間を巻き戻してでも全科目を履修しようとし、軽い情緒不安定に陥った*1
かなり面倒見が良い性格な為、落ちこぼれのネビルをよく助けたり、ハリーやロンの宿題や勉強を見ており、それが鬱陶しく思われる事もあるが最終的には感謝されている。

真面目で規律を重んじており、1巻では死ぬよりも退学の方が最悪と言ったり、物まね妖怪のボガートで最も恐れるものとして「全科目落第を突きつけるマクゴナガル」が出たりする。
しかし、規則破り常習犯のハリーやロンとの付き合いの長さに比例してアバウトになっていき、途中から……というか早くも二巻から自分の正義を貫く為ならば自ら規則を踏み倒すことも厭わなくなった。

校則を破るって楽しい~♪


優れた洞察力を持ち、リーマス・ルーピンに「今まで出会った君と同年代の魔女の誰よりも賢い」と言わしめた。

きちんと筋道を立てて物事を考える合理的思考を持つ反面、根拠のないものは絶対に信じないなど柔軟性に欠ける。これは作者曰く「失敗への大きな不安や恐怖」を抱えているため*2

この点はルーナ・ラブグッドに「何でも目の前に突きつけられないとだめ」と批判を受けたが、次第に柔軟な思考を身に付けるようになった。



実戦ではハリーに劣る事もあるものの、魔法の腕は生徒中最高クラス。
『O・W・L(普通魔法レベル試験)』では“闇の魔術に対する防衛術”以外の9科目で「O・優」かつ学年トップになる。魔法のレパートリーも豊富。

と、一見完璧に見える彼女だが箒の扱いと守護霊の呪文は大の苦手である。
ただし箒に関しては死の秘宝にて『悪霊の火』から逃げる際には一流クイディッチ選手2人に着いて行ける程度には上達し、守護霊に関してもギリギリ実践レベルにまでは間に合わせている。

また、純粋な肉弾戦には弱い部分があり、二巻で決闘の授業にスリザリンのミリセント・ブルストロードとペアになった際にはまさかの魔法をかなぐり捨てて素手で掴みかかってきたミリセントにヘッドロックをかけられて敗北してしまう。
ただしアズカバンの囚人ではマルフォイに強烈な拳をぶつけてるので、そっちの戦闘能力も上がっている。


趣味は読書。
文字通り「本の虫」で、暇さえあれば図書館に行って読み耽っており、その内容をほぼ全て暗記している。
自分の体の半分もある巨大で分厚い本ですら彼女にとっては「軽い読み物」として扱われる。
この膨大な知識のお陰でハリー達は何度も窮地を脱している。

この通り『知識』を重視するレイブンクロー向きの性格であり、実際組分け帽子も彼女をレイブンクローに入れるべきだと考えたが、
彼女自身は『勇気』や『団結』を重視していた為グリフィンドールに入れられた。
…事実、大人相手や大人数相手にも勇敢に立ち向かったり必要と思えば容赦無く邪魔者を排除したりルールを破ったりする後の彼女を見る限り、その判断は正しいとも言える。


ハリーポッターの登場人物の中でも屈指の魔法力、そして膨大な知識によりとにかく大活躍する。
彼女がいなければ早々に詰んでいたという場面は少なくない……というか全巻に渡ってそんな感じ。
ハリーがこの作品の主人公なのは疑いのない事実だが、作中で起こる諸々の事件に対する貢献度で言えば、彼女の右に出る者はいないだろう。


映画では全く触れられていないが、『炎のゴブレット』では『屋敷しもべ妖精』ホグワーツで大量に下働きしており、その前に主人に捨てられた妖精を見た事もあって不当な扱いを受けていることに反感を抱き、
ハリーとロン、そしてネビルら複数の生徒を強引に巻き込み「屋敷しもべ妖精福祉振興協会(S・P・E・W)」なるものを設立した。
が、無理やり巻き込まれた前述のメンバー達は当然協力的でなく、特にロンには「Spew」(反吐)という意味になる略称について揶揄された。

「衣服を受け取ると解雇される」というしもべ妖精の掟を利用してホグワーツのあちこちに衣服を置いて妖精に拾わせて強制解雇を目論むという、誰も幸せにならない活動をしてた事で当の妖精達からは自分達の誇りを穢すものとして怒りを買った(例外はほぼ例外的に自立心が強いドビーだけ)。この屋敷しもべ妖精特有の価値観についてはロン及びハーマイオニー自身が理解者であると期待したハグリッドからも指摘されており、唯一給料と休日を求めていたドビーすらも自分が屋敷しもべ妖精としてかなりの変わり者であると認識していたため、本質的に彼女の賛同者は1人もいなかったことになる。

基本的に理性的な彼女にしては珍しい暴走の数々について作者も「彼女は助ける相手を間違えてるのよ」と語っている。
ただその心境自体には隷従的だと否定的ではあるが「屋敷しもべ妖精自身は人に尽くすのが全てと信じ切っている」というのは理解したようで、
『死の秘宝』では妖精クリーチャーのシリウス・ブラックへの裏切りに憤るハリーに対し、「ろくに命令してもくれない冷たいシリウスよりも、悪人でもちゃんと仕事をくれる側につくのはしょうがなかった(意訳)」ととりなしていた。


三巻からペットとしての『クルックシャンクス』を飼っている。
ニーズルという魔法生物との雑種で高い知能を持ち、「動物もどき」を見抜くことが可能。
そのおかげでシリウス・ブラックにまつわる真相が明らかとなる。

守護霊は「カワウソ」。



容姿

原作

趣味の薬品作りのせいで煙を吸ってボワボワになった髪や大きな出っ歯が特徴的。
両親は歯医者なのでマグル式の矯正をさせようとしていたが、ハーマイオニーは「魔法でどうにかするから」と拒否した為に出っ歯のままであった。

正直、あまり良い風には描写されてると言い難かったが、四巻にて喧嘩に巻き込まれて歯が伸びる呪いをかけられた事を利用し、治療する際にちゃっかり元の歯よりも小さくしたり、スリークイージーの直毛薬を3時間に渡って使ってサラサラヘアーとなり、しっかりお洒落すれば相当な美人であることが判明。
普段は人の容姿にシビアなハリーですら絶賛している。
フォイフォイと雌奴r……ペットのパグ犬も悪いところを見つけられず認めた程。

しかし、歯は綺麗にしたものの髪の毛は時間がかかるので普段はやらないらしい。
尚、作中ではサラッと流されてるが直毛薬を開発したのはハリーの祖父だったりする。

また、本では髪型と前歯について言及されているが実は肌の色については言及されておらず、第8巻『呪いの子』の舞台では黒人女優が演じている事もある。

映画

映画では演じているエマ・ワトソンが誰もが認める美少女である為に、ハーマイオニーといえばこっちを思い浮かべる人が多い。

エマ・ワトソンはその演技力の素晴らしさを評価されて採用されたものの、「ハーマイオニーとしては美しすぎる」という事から賢者の石では出っ歯の付け歯をさせられたり髪の毛を長時間かけてボワボワヘアにされたりと何とか原作に似せようとしていた。
しかし、付け歯は発声に支障が出ること事から辞め*3髪型もエマが交渉して自由となった。

作者は「原作のハーマイオニーも不細工ではないけれど、炎のゴブレッドでの舞踏会のシーンは普段地味に思われてる女の子が美しく変身するシーンの筈だが、エマは元々美しいので、綺麗な子が綺麗な格好をしてるだけになった」と話している。
しかし、エマ・ワトソンの人柄や女優としての実力は大いに称賛しており、初めての会話でノンストップで話し続けるエマを見て「この子はハーマイオニーだわ」と確信したらしい。


恋愛


以下、ネタバレ

作中ではかなりモテており、ネビルに密かな恋心を抱かれていたり世界最高のシーカーの1人ビクトール・クラムや槍珍のコーマック・マクラーゲンに狙われていた。
クラムとは特に仲が良く、ハリーはキスまでは行ったと推測している。


だが本当はロンのことが好き。
六巻でロンがウォン-ウォンと化した際は、嫉妬深い一面を見せ、小鳥を召喚してロンを半殺しにしたりしてる。
(「女は復讐のためならどこまで身を落とせるのか」ハリー談)

ハリーとは友人としてであるが、かなり距離が近く、どんな時でも傍にいて寄り添い深い関係を築いてる事で作中の多くの人物に仲を勘違いされたり、*4
読者からもハーマイオニーはロンとハリーどっちを愛してるのか、二人の関係についてハッキリさせて欲しいと多くの便りが作者に届いていた。
因みに作者はその質問に対して「作中でハッキリと描写してるが、考えたい人達の為にここでは言わない」と回答している。

ロンも二人の仲を嫉妬し、それが仲違いの原因となったが当のハリーとハーマイオニーには男女の感情を抱いた事は一切ない。
ハリーにとってハーマイオニーは頼れる親友であり姉や妹のような存在であり、ハーマイオニーにとってもハリーは大事な仲間であり親友である。
しかし、未だにここのカップリングはかなり人気な模様。


各巻での活躍


一巻『賢者の石

ネビルが見失ったペットのヒキガエルを一緒に探してあげる面倒見の良い子として登場。
序盤では賢く面倒見がよいが委員長気質で出しゃばりなところがあったため、友人もおらず、ハリーとロンともあまり良い関係ではなかった。

ロンの嫌みにショックを受けてトイレに引きこもって泣く事もあったが、トロールの一件を経て二人と親友となる。

「賢者の石」の防御トラップではスプラウト教授の“悪魔の罠”、セブルス・スネイプ教授の魔法薬(映画版はカット)を持ち前の知識と頭脳で突破した。
「でも薪がないわ!」


二巻『秘密の部屋』

フォイフォイから今回の事件についての情報を聞き出す為、スネイプの授業で暴れてその隙に材料棚から材料をくすねて50は校則を破るとされる「ポリジュース薬」を嘆きのマートルがいる事で生徒が使用出来ない女子トイレで調合。
一巻のでは規則の鬼だった彼女だが、今回は逆に二人を説得する立場に回る。

決闘の授業でペアになったスリザリンのミリセントにヘッドロックをかけられて、まさかの魔法ではなく肉弾戦で敗北してしまうものの、その時にローブについてた髪の毛を入手する。

しかし、それが実は髪の毛ではなくネコの毛だったことで中途半端に変身してしまい、2人と一緒に行けなかった。

映画でのポリジュース薬調合のシーンでは、エマ・ワトソン当人は腕を骨折していたにもかかわらず撮影に挑んだという。

犠牲者の状態から推理して“スリザリンの怪物”が『バジリスク』であることを突き止めるが、
その直後に当のバジリスクに襲撃されてしまう。事前の推理によって手鏡を持ち歩き、直接目を見る事を回避して絶命は何とか免れたものの、石化してしまい戦いには参加できず。
しかし石化前にもっていたメモと手鏡によってハリーたちに大きなヒントを与え、それが解決の糸口になるという大きな貢献を果たす。

この巻ではギルデロイ・ロックハートに夢中だったが、石化が解けた後で彼の本性を教えてもらったらしく、以降の巻ではそういった反応は全く見られなくなった。

終盤では石化が解かれてハリーとロンと再会し、ハリーとはハグしたもののロンには恥ずかしがって戸惑うシーンはニヤニヤものである。


三巻『アズカバンの囚人』

ペットのクルックシャンクスがキーパーソンならぬキーアニモーに。

先述の通りマクゴナガルから「逆転時計」を借りて全科目を履修しようと躍起になっていたが情緒不安定に陥ってしまい、この1年で断念している。
また、飼っているペットの猫がロンのペットの鼠であるスキャバーズを襲うので一時期ロンとは絶交までいってしまうが、後にスキャバーズの正体がピーターであることが判明する。

終盤でハリーと共に「逆転時計」を使って時をかけ、シリウス・ブラックとバックビークを救出した。


四巻『炎のゴブレット』

本当はロンに誘って欲しかったが、ロンのあまりの無神経さに腹を立ててダームストラング代表のクラムにアプローチされ、ダンスパーティに一緒に参加。

ハリーとロンを茫然とさせる程の美貌を披露した。
映画だとエマ・ワトソンの美貌がこれでもかと披露されており、当時の視聴者は目を奪われた。
ハーマイオニーへの思いにはまだ無自覚なものの、嫉妬したロンに暴言を吐かれた事で一時期喧嘩してしまう。

また、ハリーを心配するあまりに抱き締めたり、卑怯な手段を使っていると周りやロンにすら誹謗中傷を受けてるハリーの唯一の味方となって寄り添い、ハリーの魔法の特訓を四六時中傍にいて付き合ってた姿を勘違いしたコリンが「ハリーは常にハーマイオニーと一緒にいる」とリータ・スキータに言った事で捏造記事を作り上げられてハリーと付き合っていることにされ、ハリーのファン達から色々な被害を受けたり、モリーからも悪く思われてしまう事となった。

挙げ句の果てにはハリーを振ってビクトール・クラムに乗り換えた事にされてしまった。
この件に関しては思いっきり恨み骨髄だったので、ラストでは彼女が非登録のアニメーガスであることを逆手にとり、監禁していた。


五巻『不死鳥の騎士団

当然の如く監督生に就任。
ダンブルドア軍団』の発起人となり、一人で団員間の連絡法、裏切り者の特定、報復方法を編み出した。

恋愛下手なハリーに女心を教えたり、不安定なハリーを友人として寄り添っていたがその様子をハリーの恋人であるチョウ・チャンに邪推されてしまう。

また、チョウの友人であるマリエッタが密告した際には誓約の呪いで、マリエッタの顔に「密告者」の文字をニキビとしてくっきりと残した。
ハリーは「ナイスだぜハーマイオニー!!」という反応だったが、チョウはやりすぎと批判し、そのことも原因でハリーとチョウは別れてしまう。
訓練ではロンを圧倒し、その魔法力の強さが描写された。

ハリーがシリウスを捕らえられて拷問を受けてる幻覚を見た際には「罠ではないか?」と止めるものの、ハリーを止められず一緒に神秘部の戦いに投じる。

神秘部の戦いでは、善戦するもののアントニン・ドロホフの一撃を喰らってKOされてしまう。


六巻『謎のプリンス』

半純血のプリンスに入れ込むハリーを諌める。
学年首席の頭脳を評価されてマグル産まれながらもスラグホーンに気に入られ、スラグ・クラブに正体される。

親友として距離の近いハリーとの関係を周囲に邪推されたり彼女が出来てウォン-ウォン化したロンへの当て付けでコーマックをパーティーに誘ったり、ロンを小鳥で襲撃して半殺しにしたりし、ハリーをやきもきさせるがなんとか元の鞘に納まった。

ハリーとダンブルドアのホグワーツ不在時の死喰い人襲撃の際には前線で戦った。


七巻『死の秘宝』

ホグワーツを中退し、ハリー、ロンと共に分霊箱探しの旅へ。
アルバス・ダンブルドアから託された遺品は「吟遊詩人ビードルの物語」で魔法界で育った者なら誰もが知っている童話集。

これに載っている1つの物語とダンブルドア直筆のサインが「死の秘宝」のことを示しており、重要な鍵となる。

友人としてではあるもののハリーに寄り添い、その頭脳で二人だけの世界に入りがちなハリーとの関係に嫉妬したり、過酷な旅で情緒不安定になったロンが離脱した際には泣き崩れ、帰って来た際には抵抗するロンを罵りつつ無理矢理パンパンしてアッー!!!させた。

映画ではロンの離脱後、何故かハリーと仲良くダンスをしているシーンが追加されたた。

ホグワーツ帰還後はロンと共に「秘密の部屋」に向かい、バジリスクの牙を用いて分霊箱を破壊する事に成功、ようやくロンと結ばれてキスをした。

最終決戦でも前線に立って活躍した。

ちなみに、映画「死の秘宝 part1」の序盤で、両親の記憶を消して家を出た後の後ろ姿が超イケメン。


戦いの後は両親の記憶を復元した上でホグワーツに復学*5し、1年のブランクをものともせずにN・E・W・Tを受験。卒業後に魔法省の魔法生物規制管理部に就職し「屋敷しもべ妖精」の地位向上に尽力。

その後、魔法法執行部に異動し、純血支持法の廃止を推進した。

また、無事にロンと結婚し、長女『ローズ』と長男『ヒューゴ』を授かった。

作者曰く、ちょっとカウンセリングは必要らしいが大方仲良く暮らしているらしい。


『呪いの子』

なんと魔法大臣にまで登りつめ、事実上ハリーの上司になった。しかし大量の罠を張っていたとはいえ執務室内に押収した逆転時計を保存していたばっかりに大変なことになる。
ロンと結ばれなかった世界線では頭でっかちのかなり嫌な先生になっている。
また、レジスタンスになっていた世界線ではロンと結ばれてはいなかったものの心の奥ではお互い思いあっており、本軸では二人は結ばれていると知った際には内心喜んでいた。
ロンと一緒に死ぬ間際「僕たちに娘がいた!!」「息子もよ!!」と言い合って抱き締めあった。


余談


「ハーマイオニー」という名前が独特で気に入られたのか


○スター・ウォーズで「ハーマイオニー・バグワ」というキャラが登場。

と、ハリーポッターシリーズ以降は他にもちらほらハーマイオニーという名前を見かけるように。


更なる余談だが、2004年時点での作者インタビューでは、ミドルネームは「ジェーン」とされていたが、
アンブリッジとの重複を避けるためか、七巻ではジーン(Jean)に変更されている。

『ハーマイオニー』はギリシャ神話のマイナーな登場人物の名前の英語読みが語源。
また、イギリス海軍でも複数回に渡って軍艦の名前として使用されていたりするなど、意外にもイギリスとの縁が深い名前でもある。
ハリーポッターより前の小説作品だが、オリエント急行殺人事件に登場するイギリス人家庭教師メアリー・デベンナムのミドルネームもハーマイオニーである。

名字の方はアメリカで実際に起きた労働運動から採られており、上述の屋敷しもべ妖精福祉振興協会の発足など作中でも反映されていた。

ハーマイオニーの発音

ハーマイオニーは英語綴りではHermioneだが英語読みにするには発音が結構難しくなるらしく、作中でも英語圏ではない一部のキャラクターには「ハーム・オウン・ニニー」と発音を誤魔化され、ハーマイオニー自身が「ハーミー」なる略称を考案している。

また、映画が始まるまでイギリスの読者も「Hermioneってどう読むんだ?」と混乱する人達が多く「ハーミーワン」「アーミーネォ」と勘違いする人が続出した。
作者は「ハーミーワン」という発音が気に入り、可愛いのでそっちにすれば良かったと悔いたそうである。

また、邦訳時は作者の了承を得た上で「ハーマイオニー」が日本語版での正式な発音として採用された、という逸話があり、因みに「ハーマイオニー」という発音は日本独自の呼び方でアメリカやドイツでは「ハーミーネォ」と発音されている。





追記・修正よろしくお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ハリー・ポッター
  • ネタバレ項目
  • 秀才
  • 魔女
  • 魔法使い
  • 仲良し3人組
  • マグル生まれ
  • 穢れた血
  • 魔法少女
  • ヒロイン
  • ダンブルドア軍団
  • グリフィンドール
  • 監督生
  • 才女
  • 天才
  • 完璧主義者
  • 猫化
  • 石化
  • S・P・E・W会長
  • 屋敷しもべ妖精解放戦線
  • 逆転時計
  • 時をかける少女
  • 歩く図書館
  • エマ・ワトソン
  • 須藤祐実
  • 俺たちのアイドル
  • 栗毛
  • ハーマイオニー・グレンジャー
  • ロンの嫁
  • 才色兼備
  • インフレについていったキャラ
  • 実家は歯医者
  • ハリーの義姉
  • キーパーソン
最終更新:2024年12月28日 15:01

*1 単純な勉強量もそうだが、ファンからは「逆転時計」の性質上過去の時間の自分と出くわさないように行動しなければならない事もストレスになっていたのではないかと推測されることも

*2 その証拠に彼女のボガートは上記の通り「全科目落第を突きつけるマクゴナガル」である。

*3 賢者の石のラストシーンで出っ歯バージョンのハーマイオニーが見られる

*4 ダンブルドアからも「グレンジャーとの関係は…」と勘違いされてた

*5 なおハリーとロンに関してはホグワーツに戻ったかは不明。