緑神龍ディルガベジーダ

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緑神龍ディルガベジーダ - (2022/07/11 (月) 10:48:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/02/23(火) 23:48:56
更新日:2024/02/24 Sat 13:26:03
所要時間:約 10 分で読めます






このクズどもが! スケールが違うわ!


───緑神龍ディルガベジーダ




緑神龍ディルガベジーダとは、デュエル・マスターズ29番目の弾である「戦国編 第2弾 戦国英雄伝(ロックオン・ヒーローズ)」で登場したアース・ドラゴン


解説

まずは、そのスペックをご覧いただきたい。

緑神龍ディルガベジーダ SR 自然文明 (9)
クリーチャー:アース・ドラゴン 23000
Q・ブレイカー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに山札に加えてシャッフルする。


よく見ない内は、

「ただのファッティドラゴンじゃんwwww今更かよwwwww」

「能力は疑似モヤシだけかよwwwwwしょぼwwwww」

……と誰もが思うだろう。

しかしパワーをよぉーく見てほしい。

なんだかおかしくないだろうか?


23000


見えない決闘者のために大きく、色付で


2 3 0 0 0


( д )゚゚

デカッ!!!!!


デュエマにおける戦国編の当時ではトップクラスの基礎パワーを誇る、規格外にしてびっくりサイズなドラゴン。
「ファッティや準バニラなだけのクリーチャーは弱い(キリッ」とした戦国編当時の環境だからこそ誕生したのだろう。
些かやりすぎだが。

9コストと一見重そうに見えるが、自然文明の十八番マナブーストや、コスト踏み倒しの《獰猛なる大地》等で早めに出すことが可能。
逆にこの重さを生かして、長期戦になりがちな対コントロール戦で終盤に召喚しバトルゾーンに大きな風穴を開けたりもできる。


何と言っても特筆すべきは23000という無駄に大きなパワー。
《光陣の使徒ムルムル》《光器ペトローバ》で強化されたクリーチャーを軽々と蹴飛ばしていく。

ベジーダ様に勝てるクリーチャーは、メテオバーンでパワーの上昇した《超神星アポロヌス・ドラケリオン》、必ずバトルに勝利する《太陽の聖霊マルシアス》、6体G・リンクした《起源神》、ベジーダ様を超える基礎パワーを持つ《超神羅ロマノフカイザーNEX》などの数体。かの有名なヘヴィ・デス・メタルでさえ相打ち……

18枚以上火文明カードが墓地にある状態の《ボルシャック・ドラゴン》でやっと勝てるのだから、その凄さがお分かり頂けるだろう。


相性のいいカード

  • 《幻想妖精カチュア》
シールドに埋められたりしない限り置換効果でサイヤ人の如く山札に復活してくるベジーダ様のの破壊耐性を最大限に利用するのが幻想妖精カチュアを使った通称:カチュアシュート。
毎ターン23000のクリーチャーが殴ってくれのだから相手にしてはたまらない。
ブロックすれば確実にクリーチャーが破壊され、通すとシールドが4枚ブレイクされる……
基本的に山札送りになったカードを回収するにはサーチするか運任せかしかないため、本来なら山札送りは色々融通が利く墓地送りよりも若干不自由になる場面が多いデメリット能力でもあるのだが、
ベジーダ様の場合このカチュアシュートとの相性が異常過ぎるためデメリット扱いされる事は殆ど無い。

組み合わせると、ほぼ確定除去としての運用もできる。

  • 《超神龍バリアント・バデス》
マナ進化GVであるバリアント・バデスの進化元には最適であり、ベジーダ様を2~3枚使えばパワー50000超えも夢じゃあない!
さらにベジーダ様3体を進化元にしたバリアント・バデスに《ロイヤル・ドリアン》を使うと、召喚酔いの消えたベジーダ様×3で相手を叩きのめせるのだ!

さあみんなもちょうせんだ!


競合相手になるカード

…確かにベジーダ様は強い。強かったのだ。

しかし所詮はファッティ。デュエマの華であるドラゴン、かつ9マナ帯はフィニッシャーの超激戦区なのだ…
下記に紹介するドラゴンは全て9マナでベジーダ様のライバルでもある。

  • 《ボルシャック・クロス・NEX》
パワーが6000ほど下がりTブレイカーになったものの、スピードアタッカーがついてコスト4以下の召喚を制限。《光牙忍ハヤブサマル》《斬隠テンサイ・ジャニット》など有名所のシノビをシャットアウトできる。

  • 《光神龍スペル・デル・フィン》《偽りの王 ナンバーナイン》
両方とも相手の呪文を完全に制限する能力を持ち、前者は相手の手札にある呪文の数だけパンプアップ、後者は基礎パワーが高くツインパクト兼用版もある。
呪文を多用するタイプのコントロールデッキ相手に出したら勝利は目前。
かつての超次元環境では、その効果故にデルフィンは引っ張りだこだった。

  • 《エクス・リボルバー・ドラゴン》
ランデスの最終兵器。
互いのマナを3まで減らす。出したらクリーチャーが多い方が勝つとみてほぼ間違いなし。

  • 《超龍ヴァルキリアス》
進化条件は厳しいが、cipでマナゾーンからドラゴンを1体コストを踏み倒して呼び出すという強力な効果を持つ。

  • 《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》
墓地にあるクリーチャーの数を参照に、コスト低下と場に出た時のパワー低下を放つ。
序盤は呪文側を唱えることで後発のオブザを出しやすくなるのもポイント。

  • 《超龍バジュラズテラ》
ランデスの究極兵器。
互いのドラゴン以外のマナを破壊する豪快な進化クリーチャー。
上記のヴァルキリアスと一緒に星域キリコドラゴンを構成するキーカード。

  • 《超天星バルガライゾウ》
山札を3枚めくり、その中から非進化ドラゴンを全てバトルゾーンに出すというとんでもないマナ進化GV神龍。
4ターンキルの可能性がある専用デッキまで作られている。

  • 《姫様宣言 プリンプリン》
出た時&バトルに勝った時にサイキック・クリーチャーを踏み倒せる効果と、スピードアタッカー&マッハファイターを持っている。
自身で効果が完結している上に即座に攻撃できるのでベジーダ様とは違って隙が無い。

  • 《偽りの王 ヴィルヘルム》
クリーチャー除去とランデス、マナブーストと重量級ドラゴンの中でもトップクラスの強さを持つ人気者。
上記のプリンプリンと同様に3色ドラゴンなので序盤の色事故回避にも役に立つ。


デュエル・マスターズ プレイスでもスケールが違うわ!

緑神龍ディルガベジーダ SR 自然文明 (9)
クリーチャー:アース・ドラゴン 23000
Q・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべてマナゾーンに置く。手札以外からバトルゾーンに出たなら、さらに相手のパワー9000以下のクリーチャー1体をマナゾーンに置く。
破壊される時、かわりに山札に入れてシャッフルする。

DMPP-12「太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-」にて収録。
疑似モヤシのみだったTCG版とは違って相手のパワー3000以下のマナ送りによる強制の全体除去、手札以外からの踏み倒しならば追加で9000以下のクリーチャーも除去できるようになった。
パワー設定でイキっていたTCG版とは違い、こちらは正に相手の小型クリーチャーどもに対して「このクズどもが!スケールが違うわ!」と言わんばかりの性能となっている。

踏み倒した方がスペックが上がるため、《エンペラー・キリコ》や《超天星バルガライゾウ》などとは相性が良い。
All Division環境ならば《幻想妖精カチュア》との組み合わせが高い効果を発揮するだろう。


関連カード

  • ボルメテウス・武者・ドラゴン》《竜極神ゲキ》《竜極神メツ
イラストを見てもわかるが彼ら三体が取り込まれているようなデザインをしている。
ベジーダ様のパワーも彼ら三体の合計値(6000+7000+7000)より3000大きかったりする。
これらが何を意味しているのかは今現在でも全くわからない。

  • ケントナーク <ディルガ.Star>
ベジーダ様の力を継承したレクターズ。パワーもベジーダ様と同じ規格外の23000
どのような伝説を残したかは不明だが後世においてベジーダ様も英雄として語り継がれており、ジョーカーズのケントナークはベジーダ様にそのスケールを認められ、晴れてベジーダ様の力を分け与えられたようだ。
ベジーダ様自体が元々複数のクリーチャーと融合したような存在のためか、どちらかと言えば味方のレクターズよりもディスペクター側の存在ではないかと指摘する声もある。


ベジーダ様は本当に強いのか?

このベジーダ様だが、強いかと聞かれるとそこまでではない。

やはり実質的にパワーとブレイク数しか能のないクリーチャーは肩身が狭い。
どの環境でも即効性が重視されているため、cip、スピードアタッカー、常在型能力を持っているものが重宝される。

逆にいえばスピードアタッカーのないアタックトリガー持ちなどは、他のカードでデメリットを補わない限りはかなり立場が苦しい。それが大した能力のないファッティともなればなおさらである。

Q・ブレイカーが通れば相手のシールドは4枚吹っ飛ぶのだが、スピードアタッカーが無い点が痛い。
つまり、召喚酔いが解けるのを待ってからベジーダ様で殴るよりも、
T・ブレイカーのスピードアタッカーで殴る方が手っ取り早いし確実ということである。

また、デュエマはブロッカーでないクリーチャーがプレイヤーへの攻撃を守る壁にはならない。
つまり、いくらデカいクリーチャーを出しても脇をすり抜けてシールドを割られてしまう。

さらにいえば、実質的な打点がシールドをブレイクできる枚数によって決まるため、パワーが他のTCGよりも重要でないのである。
もちろんパワーが高いに越したことは無いが、今のご時世クリーチャーの除去には便利なカードが揃っており、せっかく4枚もシールドを割れるベジーダ様を殴り返しに回すのは少々もったいない。
適当な小型ブロッカーにチャンプブロックされてはテンポアドバンテージで大損してしまう。

というわけで、ドラゴンカーニバルである連ドラに枠があるかと言えば、正直微妙だったりする。


でもスケールが大きいから良いんだよ!

細かいことは気にするなよクズどもが!


巨大さゆえのロマンを愛するプレイヤーならば手に取ってみよう。










非進化の基礎パワーランキング(DMRP-20までに収録されたクリーチャーが対象)

1位 ∞龍 ゲンムエンペラー ∞(無限)
2位 終焉の禁断 ドルマゲドンX 999999
3位 Volzeos-Balamord 555555
4位 伝説の禁断 ドキンダムX》《伝説の禁断 ドキンダムX GS》《禁時混成王 ドキンダンテXXII 99999
5位 伝説の正体 ギュウジン丸 71000
6位 禁断竜王 Vol-Val-8 54321
7位 《トランプ・だいとうりょう》 52000
8位 大樹王 ギガンディダノス 50000
9位 世紀末ヘヴィ・デス・メタル》《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》 39000
10位 無限の銃刃 ダン・クローリー 35000
11位 界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ 27000
12位 《激竜王》《幻影 ドン・サボテ》《ボルシャックライシス・NEX》《激竜王/ガイアール流激烈竜王破・滅》《侵略開始!!にゃんこ軍団/にゃんこ砲発射!》 25000
13位 偽りの名 13》《界王類七動目 ジュランネル》《天斬の悪魔龍 ジュランデス》《偽りの名 13/種族選別》《Ultimate Tatsurion》《BUTAA!チャットBB》《神龍連結 バラデスメタル》《龍装者 ジュランジュ》 24000
14位 《緑神龍ディルガベジーダ》偽りの名 シャーロック》《超絶の名 シャーロック》《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》《ブラキオ龍樹》《偽爆電融 ゾルネードシヴァ》《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》 23000

番外編 進化&超次元ゾーン&超GRゾーンのおともだちとベジーダ様の比較(DMRP-20までに収録されたクリーチャーが対象)

1位 《禁断英雄 モモキングダムX》 99999
2位 極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド 50000
3位 「我」の極 エゴイスト 44444
4位 シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン》《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》 39000
5位 超覚醒ラスト・ストームXX 35000
6位 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン 26000
7位 《超神羅ロマノフカイザー・NEX》《激竜王ガイアール・オウドラゴン》《竜魔神王バルカディア・NEX》《勝利皇帝 Guy-R》《切札龍 ボルシャック・マスターズ》《白皇世の意志 御嶺》《無双龍騎 ボルバル・モモキング》《ダイナボルト <カツキング.Star>》 25000
8位 超時空ストームG・XX》《超・魔壊王 デスシラズ∞》 24000
9位 《緑神龍ディルガベジーダ》《ケンゲキオージャ ~究極火焔~》《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX《最凶の覚醒者デビル・ディアボロスZ》《聖祀祭 レイヴ・ディアボロス》《究極の覚醒者 デビル・ディアボロスZZ》《ケントナーク <ディルガ.Star>》《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》 23000


ベジーダ様の強さがお分かり頂けたら…



…あれ?トップ10位圏外?




この俺がナンバー1なんだーっ!!!




追記修正はシンプルイズベストが大好きな方にお願いします。


画像出典:pixiv イラストレーターhippo氏 2009年9月14日投稿
https://www.pixiv.net/artworks/6147295
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