戦国編(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/05/03 Sat 16:06:28
更新日:2019/08/08 Thu 21:03:55
所要時間:約 4 分で読めます




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戦国武道会の参加者たちは、皆それぞれの目的のために、世界の覇を競う場所へとやってきた。

戦国編は、デュエル・マスターズ7番目のシリーズ。「バトル・ギャラクシー」と読む。

概要

ストーリーとしては珍しく、戦争ではなくエンターテイメントの武闘会での出来事をモデルにしている…
のだが、エンターテイメントの割に戦争の時よりパワフルなカードが目白押しになっている。大丈夫かこの武闘会。
背景世界が争いが無く平和でエンターテイメントのバトルで競う異色の世界観、かつての人気クリーチャーが名前を変えリメイクされたりと、デュエマ版ガンダムビルドファイターズともいえる設定。

一つの大会で百年かかるという、普通に考えたら「アホか」という長さの中で、サムライとナイトがお互いの意地と誇りをぶつけあい、
最後の方にはもはや戦争でしかない状況になっていたりする。
今までのカードの完全上位互換や復活したクロスギア、ナイト種族を持つ呪文、さらにはニンジャ・ストライクを持つシノビに新カードタイプ「城」など
あれでもかこれでもかと新しい要素が登場しており、またわかりやすいストーリーとわかりやすいヒーローカードによって、
極神編と共にデュエル・マスターズの人気の復活を後押しした。

MTGの神河ブロックに似ているが、あちらと違い実際の武将の名前を持つサムライ、実際の王家の名前を持つナイトが登場し、
さらに割と地味な神河ブロックと違いこちらはなんでもかんでも派手。
極神編が多色カードを多くしたことで強カードを生んだのに対してこちらはその多色カードに合わせて単色のカードパワーを上げたため、
この弾からデュエマのインフレが進んでいるとも言える。
一方収録カードは強力だがぶっ壊れ性能はあまりなく、メタゲームも多彩な新規カードや強力どころのカードが数多く殿堂、プレ殿入りした結果数多くのデッキタイプが活躍し、
ファンデッキでもそれなりの構成をすれば大会でも結果を残せるという、TCGシリーズでも異例ともいうべき環境バランスの良さであった。

ストーリー

あらすじ

暗黒凰ゼロ・フェニックス》と《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》の死闘から数百年。
平和を謳歌する世界で、戦争とは違う、己の力を試し競い合う戦国武闘会が人気を集め、英雄を決める場となった。

ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》は瞬速の二段斬りを必殺技とし、第1回大会を制した。そのほか、サムライたちはクロスギアを使いこなし、互いに鍛錬し高め合い、高みを目指していた。
一方、《邪眼皇ロマノフI世》率いる「邪眼財閥」を中心とした名門貴族たちは「ナイト」を名乗り、魔銃と魔弾を用いてサムライの活躍する戦国武闘会を制することを望んでいた。

そんな大会が、第百回記念大会になり、新旧の猛者が集い、そしてサムライとナイトの実質的な戦争に変貌するのを、まだ誰も気づいていなかった…

ストーリーの特徴

前述したように、これまでの背景ストーリーとは異なる平和な世界観から物語はスタートする。

前シリーズの極神編とは数百年程の空白期が生じており、背景ストーリーにおいて繋がりはかなり薄くなっている。
一応、極神編と同様にゴッドが参戦しているが、何故か前作の物語で滅ぼされた惑星型フェニックスも復活している……それどころか不死鳥型フェニックスもいる。
転生編で世界を滅ぼす原因となり無理矢理忘れ去られた魔導具は表舞台に姿を現したり、対ドラゴン兵器だったメカ・デル・ソルがドラゴンと融合していたりと、極神編以前の世界設定は大きくリセットされたような印象を受けるだろう(それだけ平和になったという証拠でもあるか)。

序盤こそ平和な雰囲気で物語は始まるが、徐々に過激化していくような描写が増えている。
フレーバーテキストも不穏な文章が増えていき、背景ストーリーに長く触れてきた古参のデュエリストは「あっ(察し)」となったかもしれない。
…超獣世界の住民は戦争大好きだから仕方ないね。

物語のラストは興奮が頂点に達したラスボスを無理矢理に鎮静するようなオチとなっていて、あまり綺麗に締めくくられていない。
不穏なラストの展開になったのもクリーチャー達の過熱化が原因で、転生編同様に自業自得な面も否定できない。

戦国編の物語はそのまま神化編に移行するが、最終的にエピソード2まで一定の空白期が生じないまま地続きとなっている。
というか、エピソード2までの騒動の全てに戦国編ラストのラスボスの行動が影響を与えている。
基本セットからの背景ストーリーの最終章となるエピソード3(こちらはエピソード2と長い空白期が生じている)でも戦国編の騒動が多少尾を引いているので、
戦国編は背景ストーリーの壮大なサーガの出発点と言えるかもしれない。
「基本セット~転生編」「不死鳥編~極神編」「戦国編~エピソード2(→エピソード3)」というような括りか。
また、戦国編の騒動は別世界の物語であるドラゴン・サーガや革命ファイナルにも影響を及ぼす事態となった。

戦国編終盤では次シリーズの黒幕であるオリジンが姿を見せており、このような次回予告的存在は以後のシリーズでも引き継がれることになる。

勢力

サムライ

互いに競い合い高みを目指す種族。
第百回大会決勝時点で《超聖竜シデン・ギャラクシー》を筆頭とする。
グレイテスト・シーザーを相手に当初は《超銀河剣 THE FINAL》を使用することをためらっていたが、ついに振るうと相手を一刀両断した。

ナイト

名門貴族の集まり。
サムライにばかりいい顔はさせたくないとあの手この手で優勝を目指す。
最終的に《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が《超銀河弾 HELL》をぶっ放すが、それがその後の世界に尾を引くことになるとは
この時点では誰も気づいていない。

ちなみにこれ以降のストーリーはだいたいシーザーさんのせい

シノビ

どこかの次元から現れた忍者集団。
大会の優勝を狙いに来たというわけでもなさそうで、何をしたいのかはわからないが大会に時々出没している。
これ以後のストーリーにも総数は一切増えないながら、時々忍んでいる。
「最後の試合の幕切れと共に、シノビ達は次元の狭間へと帰っていった。」(DM-31版「フォース・アゲイン」のフレーバーテキストより)
と伝えられている。


オリジン

戦国編終盤で超獣世界に姿を見せ始めた存在。
戦国武闘会終了後に時空の裂け目を入り口として現れたかのような雰囲気ではあるが、実際は戦国武闘会終盤で既に本格的に超獣世界に侵入していたも噂される。
《超聖竜シデン・ギャラクシー》が優勝したことで、眠っていたオリジンが本格的に目覚めることになる……。





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