未来融合-フューチャー・フュージョン

「未来融合-フューチャー・フュージョン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

未来融合-フューチャー・フュージョン - (2015/04/06 (月) 21:54:45) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/09/11(火) 22:05:11
更新日:2024/04/14 Sun 19:55:22
所要時間:約 4 分で読めます




永続魔法
自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を 融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


POWER OF THE DUELISTで登場したカード。
数ある融合関連カードの中でも特に優れた効果を持つ一枚である。

普通融合召喚のためには手札か場にカードを揃えなければればならないが、このカードがあればたとえ何体素材が必要であろうと手札一枚で融合召喚をすることができる。アクア・ドラゴンも出せる。出さなくてもいいけど。

だが召喚するまでに2ターンのタイムラグがあり、デュエルが高速化した現在の環境では融合モンスターを出す前に決着がつくこともめずらしくない。
また、召喚することができたとしてもリビデと同じようにサイクロン一発で除去されてしまうため場持ちも悪い。



しかしこのカードは、基本的に融合召喚のために使われることはない
注目すべきはその圧倒的な墓地肥やし能力である。素材指定がゆるい融合モンスターを指定すれば多種多様なモンスターを墓地送りにできる。

これをフル活用したのがかの有名な未来オーバーである。融合素材にキメラテック・オーバー・ドラゴンを指定し大量に機械族モンスターを墓地に落とし、オーバーロード・フュージョンで融合して超攻撃力のキメラテックで殴るという単純かつ豪快なデッキであり、かつての環境で大暴れした。

またF・G・Dはドラゴン族モンスター5体を融合素材としており、早い話が制限カードであるおろかな埋葬5枚分の働きになる。
白石を落とし手札に社長の嫁を手札に呼び込むも良し、レダメとワイバーンを落とし返しのターンでドラゴン族を大量展開するのも良しである。ドラゴン族を墓地融合できる龍の鏡とも相性がいい。が、こいつの存在が後に悲劇を起こすことに…


ジェムナイトならばジルコニアやマスター・ダイヤを選択すれば全てのジェムナイトを墓地に送ることができる。
特にラズリーを墓地に落とせばバニラモンスターだけとはいえ、手札を補充することが可能。墓地にいったラズリーはジェムナイト・フュージョンのコストにでもしよう。

同じデュエルターミナル出身のカード始まりのワームことワーム・ゼロは

イラストからしてこのカードを使って出せと言っているようなものである。
ワーム・ヴィクトリーのリバース効果でモンスターを除去した後未来融合で墓地を肥やし超攻撃力となってダイレクトアタックをする戦法は前述の未来オーバーのように単純にして強力。
その為、【ワーム】は型によっては何が何でも数ターン以内にこのカードを手札に加え、
あとはこのカードの効果でデッキの半分以上を墓地に捨て…というタイプすらあったほど。

HEROデッキでは、属性融合HEROを指定すれば三幻神とホルアクティ以外の全てのモンスターを墓地に送れる。また永続魔法ゆえにゼピュロスとの相性が良い。(ゼピュロスの項目参照)
その性質を利用し、かつてはこれが初手に来ればクェーサーまで呼ぶ事ができたが、バルブの規制で消滅した。


その他にもデュアル裏サイバー・ビークロイドなどにも採用できる。
このように非常に優秀な効果を持つカードなため、登場してからわずか三ヶ月半で制限カードとなった。

アニメではGXにてヘルカイザーなどが使用。カイザーは主にサイバー・エンドの召喚に使っていた。
また、ミスターT未来融合→龍の鏡でF・G・D→スキドレという鬼畜な流れで十代を苦しめた。

ちなみにタッグフォース2でカイザーは手札にオーバーロード・フュージョンが無いのにこのカードを使用し、結果自分フィールドを焼け野原にするというあまりにもアホなAIだった(通称バカイザー)。

強いだけでなく、ファンデッキとの相性もいい根強い人気のある良カードである。

追記・修正お願いします。



























それから月日は流れ……


ストラクチャーデッキ-ドラゴニック・レギオン-が発売され、【カオス・ドラゴン】というデッキが登場。

このデッキは墓地肥やしが肝であり、高速でドラゴン族を墓地に送ればレダメを使っての大量展開による1キルが可能。

そこで目を付けられたのがこのカードとF・G・Dとのコンビであり主に海外で大暴れし手札に未来融合さえくれば勝ちとまで言われた。



結果このカードは禁止カードとなり、他の無関係なデッキも被害を受けることとなった。

キメラテック「ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ワーム・ゼロ「絶対に許さない。顔も見たくない」

F・G・D「俺は悪くない。あんなストラク出したコンマイが悪い(棒」


なお、このカード禁止後、次の制限改正前に「ドラゴンが墓地に=冗談の様な大量展開」を行える征竜が登場した。
つまりこのカードの規制が1回遅れていたならば未来融合と征竜が共演していた事になる。まさにニアミス
このカードの禁止後でもヤバかったのに、もし奴らがこのカードと共演していたら……(;゜ Д ゜)

HEROでも単純に墓地肥しやワンキルルートに使われ、素材を送っただけで直接アドを稼ぐ上に素材縛りが緩いシャドールもいるためエラッタ無しでの禁止解除は絶望的と思われる。
融合素材の縛りが緩い融合モンスターも日々増えてるし。


追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/