征竜(遊戯王OCG)

登録日:2013/07/16 (火) 22:07:37
更新日:2021/03/12 Fri 12:02:13
所要時間:約 35 分で読めます




征竜とは、遊戯王OCGドラゴン族のモンスター群である。


【概要】

「征竜」と名のついたカードを指定するサポートは存在しないが、最上級・下級の各征竜がそれぞれ類似した効果を持っている。
また、下級の征竜は同じ属性の最上級の征竜を特殊召喚する効果を持っている。

そして遊戯王OCGの歴史においても屈指の壊れカード群である。

全盛期の環境は同期の魔導書の神判入り魔導の2強環境と相まって、カオス時代等と並ぶ暗黒期扱いされることも多い。
とはいえ、デッキの選択肢がある分マシではあり、メタの読みやすさも相まってプレイングが重要視される環境を評価する声もある。
また早々に本体が禁止されて消滅したカオスと違い、自身や周りのパーツが規制されても新たなパーツを見つけては環境に残り続けた


最上級の征竜

いずれも『LORD OF THE TACHYON GALAXY』で登場した。
共通して以下の効果を持っている。

自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または○属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと○属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
(固有の効果)。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・○属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「(同名モンスター)」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
乱暴に言えばフォートレス3色ガジェを足してドラゴン族にしたような連中。
現在は3/4が禁止カード。

一見してかなりまどろっこしいが、主に4つの効果を持っている。

第一に、自身と同じ属性のモンスター、またはドラゴン族モンスターを手札or墓地から除外することで、自身を特殊召喚できる効果。
墓地からでも出てこれるので、墓地さえ肥えていれば破壊されようが何度でも戻ってくることが出来る。

第二に、方法を問わず特殊召喚された場合、相手のエンドフェイズに手札に戻ってしまう効果。
これはデメリット効果となる。

第三の効果は、自身と同じ属性のモンスターと自身を手札から捨てると何らかの固有効果を生み出すもの。
同一ターン中の併用はできないが、墓地に落ちた征竜は第一の効果で蘇生できる。
手札2枚使わないといけないが、大したディスアドにはならない。

第四に、自身が除外されると同属性のドラゴン族モンスターをサーチできる効果。
征竜自体がドラゴン族なので自身をサーチすることが出来るので、他の征竜の除外コストとして無駄なく活用できる。
封印の黄金櫃との相性は抜群である。

ただし、これらの効果はターン中に1種類しか発動できないので、よく考えて使用する必要がある。


  • 巌征竜-レドックス
効果モンスター
星7/地属性/ドラゴン族/攻1600/守3000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

征竜の中で最高の守備力を持つ。
固有の効果は、自分の墓地のモンスター1体の蘇生
他の征竜と比べると打点要因としては心細いがその分効果の汎用性が破格。
打点要因としては微妙とはいっても守備力が3000ラインであるため増殖するGクリムゾン・ブレーダーを警戒した動きをするために使われやすく壁役としては環境にも十分通用する性能。


  • 瀑征竜-タイダル
効果モンスター
星7/水属性/ドラゴン族/攻2600/守2000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または水属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと水属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「瀑征竜-タイダル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

固有の効果は、自分のデッキのモンスター1体を墓地へ送る
純構築だと直接手札に加えられるテンペストの影にやや隠れがちだが、ドラゴン族以外も落とせるのでどちらかというと出張時に輝くカード。
特に海皇水精鱗と相性がよい。固有効果はもちろん、打点の底上げからエクシーズ素材までこなす。


  • 焔征竜-ブラスター
効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または炎属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと炎属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「焔征竜-ブラスター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

征竜の中で最高の攻撃力を持つ。
神竜騎士フェルグラントも墓地2枚と引き換えに相打ちに持っていける。
固有の効果は、フィールド上のカード1枚を破壊する
破壊するカードの種類に指定は無く、どんなメタカードだろうと永続系ならばこれでだいたい潰せる。
「このカードメタとしてどうだろう?」→「ブラスターで(突破できる)」はもはやお約束の流れ。
そのため全盛期の征竜はいかにしてブラスターを手札にキープ&温存するかが重要な焦点になっていた。
ただ制限カードになった後は破壊効果はあまり見ることがなくなった。


  • 嵐征竜-テンペスト
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または風属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと風属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「嵐征竜-テンペスト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

固有の効果は、ドラゴン族1体のサーチ
キープしていない色の征竜や、規制後は征竜以外のレダメといった中核のドラゴン族サーチする潤滑油として活躍。
特にドラグニティと相性が非常に良く、共通サーチ能力を利用した【櫃ドラグニティ】は神判導入直後の魔導に食い下がる活躍を見せていた。
風属性なのも重要で、墓地に行った幻獣機ドラゴサックをコストに戻ることで、ドラゴン族を節約していた。


下級の征竜

いずれも『スペシャルカードプレゼントキャンペーン』で登場した。
共通して以下の効果を持っている。
ドラゴン族または(自身と同じ属性)属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「(自身と同属性の最上級征竜)」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「(同名カード)」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

征竜がその力を周囲の環境に還元するために解き放ち、転生した姿らしい。この後再び力を蓄え元の征竜へと戻っていく。
「子征竜」の通称から勘違いされがちだが、上記の通り下級征竜は上級征竜の転生体である。
征竜はこうしたサイクルを繰り返しながら自分のテリトリーに恵みを与えているようだ。
……と、設定的には非常に美しい生物なのだがOCG的には征竜環境を作り上げた諸悪の根源だったりする。

「手札・墓地に存在しないといけない」という最上級征竜の弱点を補ってしまい、自身の効果で墓地に行きつつ他の征竜のコストになり大量展開させつつ、超再生能力のカウントを稼ぎ大量ドローするというわけのわからない事が出来るようになってしまった。
力を還元したという設定の割にステータスも優秀だったりするため、単体のカードとしての性能も地味だが馬鹿にできない。
ついにはあのDDBをも上回る早さで、4種まとめて禁止された。
その後、最上級征竜の禁止と共に無制限カードとなった。
最上級征竜がいなくては実質下級バニラなので当然といえば当然である。
設定どおり転生したと言えるだろう。尤も、多くは元の姿に戻れなくなってしまったが。

詳しくは後述。

  • 地征竜-リアクタン
効果モンスター
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1800/守1200
ドラゴン族または地属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「巌征竜-レドックス」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「地征竜-リアクタン」の効果は1ターンに1度しか使用できない

デッキからレドックスを特殊召喚する。
レドックスとは対照的に、下級征竜の中で最高の攻撃力を持つ。というか本人より攻撃力が高い
また、レドックスは角が折れているのに対し、こちらは鋭く生え揃っている。
特殊召喚を封じられた時に召喚され相手のメタモンスターに殴り掛かる姿も見られた。
そのためメタビート側はこいつにモンスターを殴り倒されないようにする必要があった。というか何故事故ってもなぐれるのか


  • 水征竜-ストリーム
効果モンスター 
星4/水属性/ドラゴン族/攻1600/守2000
ドラゴン族または水属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「瀑征竜-タイダル」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「水征竜-ストリーム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

デッキからタイダルを特殊召喚する。
下級征竜の中で最高の守備力を持つ。
準アタッカークラスの攻撃力・下級ブロッカーとして及第点の守備力を生かして盤面を支えることも。
メタビートはこの守備力を突破するために四苦八苦するはめに。
こいつの処理に手間取っている間に返し札が飛んできて全てがパァになるなんてこともしばしばあった。


  • 炎征竜-バーナー
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1000/守 200
ドラゴン族または炎属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「焔征竜-ブラスター」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「炎征竜-バーナー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

デッキからブラスターを特殊召喚する。
守備力200という点から、真炎の爆発に対応している。


  • 風征竜-ライトニング
効果モンスター
星3/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1800
ドラゴン族または風属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「嵐征竜-テンペスト」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「風征竜-ライトニング」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

デッキからテンペストを特殊召喚する。
テンペストが復帰したため唯一転生できるようになった。
攻撃力500という点から、デブリ・ドラゴン筆頭にローステサポートに対応している。
おかげでブラック・ローズ・ドラゴンでせっかく敷いた布陣をふっとばされることも。


相性の良いカード

ご存知ドラゴン族デッキのお供のレダメ。
手札・墓地から征竜を特殊召喚できるのはもちろんの事、特殊召喚時の除外コストを各最上級征竜のサーチ効果の発動トリガーとする事も可能な、後に禁止になる程のパワーカード。
しかし、全盛期の征竜は並外れた展開力や自己再生能力ゆえにスロット圧迫を避けるために採用しないことすらザラであった。どういうことなの……。
光と闇の竜同様にエクリプス・ワイバーンとの相性でサーチできる為、エクリプス・ワイバーンと一緒に使われる事が多かった。

征竜は召喚権をあまり使用せずにモンスターを展開できるので、アドバンス召喚を狙いやすい。(特に全盛期)
ドラゴサックの効果で呼んだ幻獣機トークン2体がリリース要員として最適。
また、エクリプス・ワイバーンでサーチができ、そのエクリプス・ワイバーンは子征竜で墓地に送って征竜で除外できる。
そのため1枚だけの採用でも特に問題は無い。
この点を利用し先攻1ターン目にこのカードを出すギミックは、
ライダー突破には概ねなんらかの下準備が必要なことが多いためかなり切り返しが難しく、【征竜】の重要な戦術の一つとなっていた。

遊戯王を代表するドラゴンモンスター。
だがその用途は専らコストである
霊廟で落とすバニラとして使ってよし、トレード・インで切るレベル8として使ってよし、墓地に行った後は征竜の特殊召喚コストとして除外してよしとかなり無駄が無いがちょっと待て。
調和の宝札や竜の霊廟、竜の渓谷で伝説の白石を墓地に落とせばそれだけで手札に来るので、墓地の白石と手札の青眼で一気に特殊召喚用除外コストの2枚が揃う。
一応レダメやDDR等で特殊召喚されることも無くは無い。そして、そのままダークマターの素材になったりする。

  • 幻木龍&幻水龍
征竜のお供の代表格。
場の水属性・ドラゴン族と同じレベルになる起動効果を持つドラゴンと、地属性モンスターが存在する場合に特殊召喚できるドラゴン。
タイダルとレドックスのシナジーに優れ、お手軽にレベル8のシンクロモンスターやランク7~8のエクシーズ召喚が狙えた。

竜の渓谷及びテンペストでサーチできる為、1~2枚ほど投入される事が多かった。
ドラグニティのチューナーモンスターはレベル1~3まで存在しており、どれを採用するかはエクストラデッキ次第である。
なお、効果を利用しやすい【征竜ドラグニティ】でもなければ、レベル1で最も攻撃力が高いドラグニティ-コルセスカを採用するのが主流であった。レベル3チューナーであるファランクスかピルムを入れることもあった。

  • オベリスクの巨神兵
征竜ミラーにおけるメタ。
征竜はメタの突破力に長けたテーマであるのだがその大半はブラスターとドラゴサックの攻撃力と除去能力に依存している部分が大きい。その弱点を的確に付けるのがちょうどオベリスクだったというわけ。
(本来の生贄コストと通常召喚権が必要な重い制約は征竜にとってライダーと変らないも同然というとち狂った価値観が前提だが)
当時天敵たる強力な除去効果のシンクロが第一線から退いていたのもあり、登場当時の簡単に除去されるから弱いという評価から一転、
神の名の元に征竜と共に征竜に鉄槌を下した。
本来コストが重すぎる全体除去も征竜にとっては軽いコストかつ有用だったので征竜のミラーが当たり前のように起こる都合上状況次第で、
オベリスクで相手のオベリスクを効果で除去(ゴッドハンドインパクト)することも普通に起こりえた。
暗黒期に比べればわりかし正常な環境の遊戯王からみたらバブル期の日本みたいな話ではあるが。
全盛期の征竜にブラックホールはもちろん、1枚捨てるデメリットが本来きつすぎるライトニング・ボルテックス、挙句にはカードゲームではまず敬遠されるギャンブル効果のラッキーストライプまで採用されていたのはこれの影響もあった。
唯一の欠点は当時サーチする手段がそれこそ2ターンと遅すぎる封印の黄金櫃ぐらいしかなかったため、実質ドローするしかなく、さらに性質上ピン刺しが殆どのため手札にくるかは完全に運次第だった点か。
一応超再生能力の存在から1ターン目以降ならデュエル中に引き当てるのはそこまで難しくはなかったのだが、如何せん当時のインフレにインフレしていた背景から実際に採用するかは環境の流れや個人の判断によるところが決して少なくなかった。

・No.7 ラッキー・ストライプ
登場当初は☆7モンスター3体と重い素材、不安定すぎる効果からロマンカードとして扱われると思われたが、
上記オベリスクを突破できるカードとして一躍大抜擢。
運次第とはいえ7の目の効果による全体除去、単純にステータスアップで4000オーバーになることでオベリスクを破壊できる可能性は、失敗するリスクに見合うだけのものだった。
もちろんライトニングボルテックスを筆頭に全体除去をメインデッキに採用する事は多かったのだがそれらが手札に来るかはあくまで運。
必要な時に呼ぶことができるメリットは、失敗するリスク以上のリターンがあったのだ。
実際世界大会でも登場し、使用した選手は見事7の目を打ち出しファンサービスを披露。
暗黒期のなかでの貴重な正の面もある一枚。

レベル7の最上級征竜2体を並べる事でエクシーズ召喚できる。
遊戯王の中でも最上級のコントロール奪取効果を持つ。
このせいで当時絶版状態だったザ・ヴァリュアブル・ブック14は品薄になってしまい、(当時の)シングル価格も高騰していた。
【征竜】がミラーするとかなりの確率でビッグ・アイの奪い合いが始まる
そのため「ビッグアイを出すときはライフを削りきれる時にする」というプレイングが生まれた。
下級征竜と一緒に規制され制限カードとなり、その後15/04/01に無制限カードとなった。
攻撃力2500以上の闇属性ということで対魔導のために、相手が何も出していない先攻1ターン目に出されて《闇のデッキ破壊ウイルス》のコストにされることも。

同じくランク7のエクシーズ。
優秀な除去能力を持ってメタを突破したり場を掃除するのが主な仕事。
さらに当時は最悪牽制、時間稼ぎとして先手で場にだしても優秀だった。
さらに幻獣機トークン2体生成を利用し、アドバンス召喚のリリース要員等の展開補助として活用できる。
このカードにエクシーズして盤面を整えることが【征竜】の基本戦術。
普通のデッキでは出すのに苦労するこのカードをとりあえず出すことができた辺り、征竜のヤバさを物語っている。
ぶっちゃけ本職である【幻獣機】より出しやすい上に活躍の場が多い。別名「幻征竜」
墓地に落ちた後もテンペストの特殊召喚コストになるという優秀っぷり。
規制が進むにつれ出しにくくなったため、最終的には1枚のみの採用になっていった。

下級征竜規制後に採用されるようになったエクシーズモンスター。
出し方は色々あるがタイダルとレドックスを除外して幻水龍と幻木龍をサーチしてから出す方法が使われやすい。
他のデッキではエースのような扱いをされやすいが、征竜では数ある駒の一つに過ぎない所が恐ろしい所。
こいつを突破した所で次の手がドンドン飛んでくる。突破できなければもちろん負ける。
征竜で使われるようになってからシングル価格が一気に高騰したが、レアコレに再録された為、現在の相場は落ちついている。

征竜はレベル7のため上記の伝説の白石の他に、ブラスターからサーチすることもできるガード・オブ・フレムベルや、
渓谷からサーチできるドラグニティ-コルセスカ、持て余したエフェクト・ヴェーラーなどを利用すれば簡単に出せる。
戦闘破壊に成功すれば相手の上級モンスターの展開を制限することができ、デッキによっては一方的に殴り殺される。
逆に征竜側もやられると厳しいが……それはつまり征竜メタは征竜と言う事。どうかしてるぜ!
おかげで「増殖するGを打たれても止まれるように、まずはこいつに負けないレドックスかブラスターを出す」というプレイングが定番化した。それに対抗して「最初のレドックスやブラスターには増殖するGを打たない」なんてプレイングまで。
このカードも高騰していたが、上記のフェルグラ同様レアコレに再録された為、現在の相場は落ちついている。

  • ドラゴン族シンクロモンスター
決闘竜スクドラを始めとするドラゴン族シンクロモンスターにはレベル8が多いため、
クリブレと同様の方法で簡単に出すことが出来る。
更には墓地に行った時に征竜の除外コストにもなり役に立つ。
次々とエース級の強力なドラゴンを繰り出す様はボスラッシュのようで圧巻。やられた方はたまったものではないが。

周辺パーツをどんどん規制され本体も制限カードになり、遂に死に絶えたと思った征竜を蘇らせた大宇宙の闇の力。
4000という高い攻撃力とモンスターへの2回攻撃効果、X召喚時「コスト」としてデッキのドラゴン族を3種類墓地に送ることで相手のデッキからモンスター3枚を除外する効果を持つ。つまりヴェーラーでは墓地送りを止められない。
理論上、自分の場・手札・墓地・除外ゾーンにカードが存在せず、相手フィールドに5体のモンスターがいるという絶望的な状況でも『RUM-七皇の剣』の発動に成功すれば逆転1ターンキルが可能と、とんでもないことが可能とされている。

3年半ぶりに戻ってきた征竜が早速目をつけた新しいおもちゃ仲間。
ダークマター・エクリプスを駆使してガンドラを確保し、場にATK8000のモンスターを用意*1した上でガンドラを特殊召喚し、効果ダメージで先攻ワンキルを狙う。

  • 封印の黄金櫃
デッキから最上級征竜を除外する事で、その征竜のサーチ効果を発動させる事ができるため実質的には速攻サーチカード。
2ターン後に手札に加える効果はおまけ。ほぼ無償のおまけで征竜が手札に入るのは明らかにずるい
このせいでザ・ヴァリュアブル・ブック9が(ry
最上級征竜と一緒に規制され制限カードになっていたが、後に解除された。
以前ネクロフェイスでやらかして制限食らったこともあるがほぼ同じ理由で規制されたことになる。

  • 超再生能力
引けるのはエンドフェイズだが手札コストorリリースの消費分を補い余って逆に増やす事ができる。大抵の場合は2枚、上手く展開しきった後に6ドローとかザラ。
手札が限られている状況だとどれだけ引けるかは不安定な欠点こそあるが、このカードを使った後に同名カードを引いた場合でも発動できてしまうため、例え一枚当たりの枚数が少なくとも、逆に多ければ多い程、運よく連打に成功した場合はそのターンのドロー枚数が凄い事になる。むしろデッキ切れやサーチ先切れに注意すべき。
このアド製造能力はさながら魔導書における神判。あちらと違い超再生能力そのものを引けるかどうか、効果で手札にどんなカード来るか、効果で何枚引けるかはあくまで運任せで不安定だが、質より量を実現するとち狂ったアドバンテージ獲得量からやはり「決まれば勝ったも同然」である。
むしろシリーズカード以外の妨害カードが高確率で手に入る可能性があるのは審判にはないメリットであり、エンドフェイズに引いても相手ターンにも発動できるエフェクト・ヴェーラー等の手札誘発を構えられては堪ったものではない。
墓地にリソースが溜まっているだけでも厄介な征竜で手札まで補充されてしまうのは相手にとって絶望以外の何物でもない。
さらに追い打ちをかけるように6枚以上引いて手札が溢れても征竜は墓地もリソースなので…
大量ドローに一回でも成功したが最後、「手札には制限クラスの魔法や手札誘発がたくさん、墓地は大量のドラゴン族」なんて状況に容易になってしまう。
下級征竜が禁止になった際に一緒に規制され制限カードになったが、現在は規制解除されている。

  • 七星の宝刀
手札か場の☆7を1枚除外することで2枚ドローできる。征竜のサーチ効果も使えるため実質手札が1枚増えるという優れもの。
征竜と同じ弾で登場した為、元々征竜を意識してデザインされたカードと思われる。子征竜で呼んだ親を除外してドロー、親をサーチすれば、次のターンになってしまうが墓地の子供をコストに親を出せる上に手札はほとんど減らない。なんじゃそりゃ。
最上級征竜と一緒に規制され一時は制限カードに。
しかし元々これだけの性能をもってしても全盛期は事故を避けるためにピン刺しが普通だったのに加えて、最上級征竜達の規制が進むに連れて彼らを除外する旨味が無くなって来たため投入率は低下。
その為か14/04/01に準制限になり、さらに同年7月に制限解除されることとなった。

  • 除外関連カード
D・D・Rや異次元からの帰還などを使えば、除外した征竜を再利用しつつ再び墓地に戻せる。
特に異次元からの帰還は親が規制され低下した爆発力を補うゲームエンドクラスのカードとして悪用され禁止カードに。
除外再利用は異次元からの埋葬くらいになってしまったが。
それでも3枚戻せばそこからランク7が出てきたりするのでもうね…

  • 竜の渓谷
手札1枚をドラグニティかドラゴン族限定おろかな埋葬に変えるフィールド魔法。
墓地肥やしはもちろん、ドラグニティのチューナーをサーチしてシンクロにつなげることも可能。
もともと手札を捨てるデメリットが大きいカードだったのだがんなの墓地も手札な征竜にとってそのデメリットはないも同然だったため子征竜の禁止以後、長く採用された結果2014/07/01からは制限カードに。
本来は1:1のサーチ手段に過ぎないドラゴン&ドラグニティは完全なとばっちりであった。
その後2017/10/01に遂に制限解除。ドラゴン&ドラグニティデッキには朗報と言える。
ちなみに海外では一時期禁止カードに指定されていた。その後日本より早く制限解除された。

  • 竜の霊廟
ドラゴン族版おろかな埋葬。通常モンスターを墓地に送れば、さらにもう一枚墓地へ送れる。
征竜の墓地コストを稼ぐのに適したカード。特に【青眼征竜】ではかなり強力。
渓谷と一緒に2014/07/01からは制限カードになる。その後は2015/10/01で準制限カードで準制限カードを経て16/04/01に制限解除された。



デッキの特徴

征竜を自身の効果で複数並べて殴り、ランク7エクシーズモンスターを出すのが主戦術。
最上級モンスターを次々と展開する様は中々に爽快かもしれない。

しかし、このデッキのヤバさはそういうことではない。

改めて最上級征竜の効果を要約すると

  • 全員がドラゴン族で統一されている+ドラゴン族か同属性がコスト →同名カードも含めて全ての征竜が他の征竜の発動コストになれる。 
  • 特殊召喚すると相手のエンドフェイズに手札に戻る →素材にすれば関係なしor墓地が肥えてればまた出せる。
  • 自身が除外された際に、同じ属性のドラゴン族をサーチ →『場合』なのでタイミング逃しなし。自身をサーチできるので途切れにくい。
  • 自身と+1枚を手札から捨てることで使える固有の効果 →ターンを跨げば墓地から蘇生可能。

これがどういうことかと言うと

【例】
墓地にレドックステンペストタイダルが存在。
 ↓
レドックステンペストを除外してタイダルを特殊召喚。
 ↓
除外された2体の効果で、それぞれ地属性ドラゴン風属性ドラゴンをサーチ。
 ↓
【結果】:最上級を特殊召喚+2枚サーチ。

モンスターを特殊召喚したら手札が増える。しかも墓地さえ肥えていれば始動に必要な手札は0。
2枚目の同名カードもサーチ可能で、ご丁寧に手札から発動する効果まで持っている。
文字通り墓地も手札であり、下手するとあの八汰ロックを食らってもリカバリーできる
頭おかしい。

ただし、各征竜の効果は1ターンに1度しか発動できない。
上記の例だと、2枚目の征竜をサーチしても、そのターン内は効果も使えない。
「ブラスターの特殊召喚時に2枚目のブラスターを除外して、3枚目のブラスターをサーチ」といったことも出来ない。
さらに、サーチ効果はあっても除外はされていくので、効果を使うほどに墓地リソースも減っていく。
「墓地の征竜を蘇生しようとしたらD.D.クロウ食らった」なんて時は蘇生も出来なければサーチも出来ない。悲惨。
この辺りが弱点といえば弱点であり、規制後は「色減らし」として対策の一部になっていた。



……逆に言えば、墓地さえ肥えていれば毎ターンの上記のような展開が可能。
さらに、制限されるのは「自身の効果」による特殊召喚。他のカード効果でなら複数体並べられる。



そして、これを下級征竜は両方やってしまったのである。




上記の例で行くと、
【例】
墓地にレドックステンペストタイダルが存在。
 ↓
レドックステンペストを除外してタイダルを特殊召喚。
 ↓
除外された2体の効果でリアクタンと2枚目のテンペストをサーチ。
 ↓
テンペストをコストにリアクタンの効果発動。デッキから2体目のレドックスを特殊召喚。
 ↓
【結果】:最上級が2体特殊召喚+次のターン用の征竜と除外コストが揃う。

仮に、手札から展開したとしても、サーチ効果で手札消費もリカバリー可能。何だこれ。
並べた征竜はNo.11 ビッグ・アイなり幻獣機ドラゴサックになるのが基本。
通常召喚も残ってるのでチューナーを出してシンクロ召喚も可能。
ドラゴン族チューナーでドラゴン族シンクロを出せばコストも賄えて一石二鳥。
ドラゴサックのトークン2体とレベル3チューナーでトリシューラも出せる。こいつもドラゴン族なのでコストになる。

加えて言うなら上記のはあくまで一例。
サーチするカードを変えたり、他の魔法・罠を絡めたりで柔軟な動きが出来る。
もはやデッキも手札状態。書いてて意味わかんなくなってきた。

まとめると、手札・墓地から除外し尽くさなければその展開力が衰えず、それでもデッキに残っていれば復帰される可能性が高い。
そして、現実のデュエルはその前に押し切られるのが大半である。


弱点

いかに強力であれ、弱点もある。
マクロコスモス』などの全体除外カード、逆に除外を防ぐ『王宮の鉄壁』『ネクロバレー』、
特殊召喚を防ぐ『ヴェルズ・オピオン』や『昇霊術師 ジョウゲン』など。
ただし、これらはブラスターの手札効果や幻獣機ドラゴサック、汎用カード等で突破されることも多い。
それら含めて初手ショック・ルーラーで「モンスター」を宣言してしまえば、次のターンはほぼ動けなくなる。
当時はそれが簡単にできるデッキはなかったが……


情報が出た当初は、下級征竜の存在が明らかになっていなかった事もあり、
どちらかと言うと「征竜単体で組んでも面白い、各属性デッキへの出張要員」として注目されていた。
恐らくコナミも属性統一デッキの強化パーツぐらいにしか思っていなかったのだろう。
そもそもこの時期は魔導書の神判という完璧無比なぶっ壊れに話題が持っていかれ気味で、ほとんどの人が魔導書だけが環境を支配すると信じて疑わなっかた。

しかしその予想を裏切るように、下級征竜の登場や征竜同士のシナジーの強さ、それによってもたらされる超再生能力の爆発的ドロー性能が判明すると【征竜】デッキが本格的に開発され、瞬く間に魔導書に対抗する勢力として降臨。
4色の下級征竜が揃うやいなや、同時期に登場した魔導書の神判と共に文字通り環境を二分した。
発売直後こそ(前環境で活躍していた)【3軸炎星】【ヴェルズ】などが喰らいついていたものの、根本的なデッキとしての強さの格差の問題やプレイングが洗練されていくに連れて差がついていった。

実際、当時の環境は【魔導】と【征竜】しかいないと言っても過言ではないレベルであり、
他のデッキはというと、両者に比較的相性の良い【ヴェルズ】、征竜を取り入れた【3軸炎星】【水精鱗】【ガジェット】などがごくたまに入賞するくらいであった。

更に世界大会であるWCS2013では出場者のデッキが【魔導】と【征竜】の2種類だけというとんでもない状態に*2
ちなみに優勝したのは【征竜】。日本で発売が先行していた【魔導】デッキの強化パーツが大会では使えなかったためそもそも征竜を選択する人がほとんどだった。

その滅茶苦茶な強さから2013年9月1日のリミットレギュレーション改訂で全ての下級征竜が禁止カードにされた
征竜への唯一の対抗手段とされた「魔導書の神判」も含め、計5枚のカードが直接禁止に叩き込まれたのである。これは歴代最多禁止。
同時に、いずれもDDBの290日をはるかに超える早さと寿命の短さで、(当時の)歴代最短禁止も更新*3

これぞ最短最多最速。どこのメイドインワリオだ。
これで征竜も消えると思われたが……。






……それでも止まらなかったのだが。
下級征竜判明前に言われてた欠点を含めてもかなり強いことが知れ渡り、この後も環境トップの一角を走り続けることになる。

当時の【征竜】デッキを組むにあたっての最大の悩みは、征竜達の入手の難しさであった。
というのも、最上級の征竜は全員スーパーレア、下級の征竜も期間限定の配布パックのみに収録されていたからである。
また上記の通りエクストラデッキや魔法カードが事実上絶版だったりするのにも悩まされた。

ついでながら、彼らが初登場した『LORD OF THE TACHYON GALAXY』は、他のスーパーレアもなかなかの粒揃い。
《七星の宝刀》は勿論、ターン制限の無い破壊効果を持つランク6エクシーズの《ガントレット・シューター》
璃緒が使用した、相手の効果を封じ自らの攻撃力を上げることが出来る、鳥獣族デッキで役立つ《零鳥獣シルフィーネ》
上記2枚に比べ効果は1ランク落ちるもののイラストアドの高い《CX(カオスエクシーズ) ダーク・フェアリー・チア・ガール》等
スーパーレアの外れがそんなにないパックとして有名であった。
そんな中外れ扱いだった《風霊神ウィンドローズ》も、エレメントセイバーのお陰で多少価値が出た。あくまで多少だが。
ちなみに征竜や《七星の宝刀》も含めここに挙げたスーパーレアはその後再録されているものの、ダーク・フェアリー・チア・ガールだけは相変わらずこのパックからしか出ない珍妙な事となっている。

一応、海外版の『Lord of the Tachyon Galaxy』では最上級征竜は全員レア、下級征竜は全員ノーマルで収録されているが、
収録枚数自体が日本版より多い事や海外版特有の封入率の偏りから、日本語版と比べてハードルが下がったかどうかは微妙なところ。実際「1ボックスに親征竜が1枚しか入ってない」という話がよく聞かれた。

また、2013年の秋からは征竜のtin缶が発売された。
シークレットで征竜が確実に封入されているので持っている人も持っていない人もお勧めな一箱
……だったのだが、ほぼ同時期から、ショップデュエルのノーリミットデュエル以外では海外版のカードは使用禁止となってしまった。

後に最上級の征竜がGOLD SERIES 2014に再録された為、日本語版も容易に入手できるようになった。
その為、メインデッキだけなら比較的安価で組めるようになった。(エクストラデッキはそれなりにかかるが)


強力なデッキと称される一方、1色につき1ターン1度効果の一つしか使えない制約を持つ複雑かつ変幻自在な動きのデッキのため、使いこなすには経験やプレイングセンスが要求されるのも事実である。
下級征竜が生きていた頃ならともかく、規制後は無計画に除外を繰り返しているとすぐに墓地の餌が尽きてしまい、取れる戦法が無くなるため、目先の利益だけではなく状況に応じた先をきっちり見通した展開が必要である。
総じて言えば上級者向けのカテゴリー。

実際魔導が衰退した後の征竜一興環境の時には「ミラーマッチでも運ではなくプレイングがきっちり反映されるからこれはこれで面白い」という遊戯王環境に毒され過ぎた一理ある考えがあったのも事実である。

経歴

  • 2013年2月~9月
『LORD OF THE TACHYON GALAXY』発売。
「巌征竜-レドックス」「瀑征竜-タイダル」「焔征竜-ブラスター」「嵐征竜-テンペスト」が初登場。
その前後にスペシャルカードプレゼントキャンペーン第一弾・第二弾で、
「地征竜-リアクタン」「水征竜-ストリーム」「炎征竜-バーナー」「風征竜-ライトニング」が初登場。

発売直後からすぐに各地の大会で成果を挙げ、環境トップとしてその名を轟かせていく。


  • 2013年9月1日
「炎征竜-バーナー」「水征竜-ストリーム」「地征竜-リアクタン」「風征竜-ライトニング」が禁止カード化。
関連カードでは「超再生能力」と「No.ナンバーズ11 ビッグ・アイ」が制限カードになった。

散々猛威を振るい、世界大会で一般・ジュニアの両部でともに【征竜】が優勝したことを受け、子征竜が一気に規制された。
即禁止するぐらいなら最初から作るなと誰もが思ったろう。
これにより安定性と展開速度を多きく落とされることに。

しかし、この時点ですでに征竜のパワーは広く認識され、この程度ならば止まらないと予想する声も多かった。
事実、この後も上級征竜をメインに環境に残り続けた。

尚日本と海外の禁止制限リストが明確に分かれるようになったのはこの回からで海外は汎用パーツに大幅な規制が入っている。
征竜自体も子征竜や超再生能力、黄金櫃などが規制されたものの親征竜は12枚健在で、その上で征竜に有効な奈落の落とし穴と強制脱出装置が汎用除去規制の一環として制限カードになった。あとマクロコスモスやソウルドレインまで規制されていた。
おまけに10月には海外ではカード化されてなかった第六感が「発売と同時に制限カード」と言う扱いで登場したため征竜に対抗できるデッキがなく、征竜ゲーと化した。
その結果1月改訂にて日本より早く征竜に大幅な規制が入れられる形となった。


  • 2014年2月1日
「巌征竜-レドックス」「瀑征竜-タイダル」「焔征竜-ブラスター」「嵐征竜-テンペスト」が準制限カード化。
また、強力なシナジーを持っていた「七星の宝刀」・「封印の黄金櫃」が制限カードに、「異次元からの帰還」は禁止カードとなる。

メインの4体が準制限、さらには相性のいい魔法・罠も一気に規制される。以前と比べて遥かに色が消えやすく取れる行動範囲が狭くなりがちに。
これで止まるかと思いきや、空いた枠に墓地肥やし等の相性の良いカードを突っ込み粘り続ける。
その後も相変わらず環境上位に残っていた。


  • 2014年4月1日
「巌征竜-レドックス」「瀑征竜-タイダル」「焔征竜-ブラスター」「嵐征竜-テンペスト」が制限カード化。
一方、「七星の宝刀」は準制限に緩和された。

全員が制限となり、同名カードが1枚ずつとなった。
これによって色減らしをモロに受け、後続が途切れやすくなり連鎖的に墓地リソースも限られるようになり、大幅な弱体化を余儀なくされる。
さらには、【アーティファクト】の登場、マドルチェ先史遺産が強化され、強力なライバル達に押される形となったのだが……。

それでも【青眼征竜】という形で結果を残す。
当時の環境の最大勢力であったシャドールと相性が良いのも要因なのだが、相性がいいだけで勝てるほど甘い連中ではないのに……。

この時点で8種類の征竜の内、半分が禁止、半分が制限カードになったことになる。
サポートカードも軒並み規制されている。

そこまでやったのにまだ環境上位デッキとして存在。どういうことなの…


  • 2014年7月1日
渓谷と霊廟も制限カード化。代わりに宝刀は解除される。

あまりの暴れっぷりに、とうとうコナミはドラゴン族全体を殺しにきた
ドラゴンサポートも兼ねて登場した征竜がドラゴン族を潰して回る姿は皮肉としか言いようがない。
特にドラグニティ使いは泣いていい。

この状態ですら、すぐに聖刻との混合やクリバンデットダークフレア・ドラゴンを駆使するデッキが考案される。
ライロ征竜】も普通に運用可能であった。

つまりこの改定、他のドラゴン族には大打撃だが、肝心の征竜は「なんとか生き残れないこともない」程度ものだったのだ……

……と、かなりの不安を抱かせていたが、流石にクリバン頼みだと安定感はガタ落ちしたらしく、登場から一年半の時を経てようやく環境からはほぼ消滅
次は自分らが生贄になるんじゃないかと戦々恐々していたライロや他のドラゴン使いも胸を撫で下ろした。

普通のデッキはカテゴリ指定サポさえ規制すればちょうど良く止まるのだが、カテゴリ専用サポを持たない征竜は【ドラゴン族】全体を巻き込んだ規制によってようやく停止。理不尽すぎる。

しかし、征竜魔導から加速した環境は最早留まる事を知らず、既に強力な新テーマが活躍し始めていた――


  • 2014年10月1日~
シャドールクリフォート(遊戯王OCG)等の強力な新テーマが活躍する環境に(弱体化した)征竜はついていけなくなった。
また、環境の方は新儀式テーマネクロスが登場して環境を文字通り青一色に染め上げる。


  • 2015年1月1日~
影霊衣の影響で儀式サポートが軒並み規制される。
他の儀式召喚デッキにとってはとばっちりというレベルじゃなく、多くの決闘者は征竜による巻き添え規制を思い返したことだろう。

征竜関連ではNo.11 ビッグ・アイが準制限に緩和。
ランク7も出し辛くなり、弱体化を重ねて征竜もようやく許された………


終焉「ただいま」
ダークマター「はじめまして」

と思ってたら暗黒物質とカオスを纏って復活の兆しが。

当時の環境はスキドレや虚無空間全盛であるにも拘らず、通ればほぼ確実にワンキルできる圧倒的な爆発力からチラホラと【ダークマター征竜】が入賞していた。
流石に環境トップを取る力は無かったがそれでもたまに優勝したりするかもというレベルで復活してきており、
改めて征竜のしぶとさを多くのデュエリストに知らしめた。
征竜は4枚しか残ってないのにどうなってんの。

もはや何をどうしても滅ぶ気配が無いので、征竜はもう「概念的な何か」であると言われていたが────


2015年四月制限

四征竜 全員禁止

流石にコナミもこいつら放置しておくとどうなるか解らないと思ったのか、はたまたこいつらのせいで新規ドラゴン族サポートのデザインが狭まっているとおもったのか、
2015年4月のリミットレギュレーションで全員禁止カードに指定される。
そして入れ替わりに下級征竜四体が禁止から一気に無制限に緩和された。DDBを上回る速度で禁止になった下級征竜だったが、禁止から一気に無制限になったのもDDB以来の二例目となった。
あっちは別物とも言われるエラッタを食らったがこっちはテキストが事実上インクの染みになっていた。
下級征竜の無制限化により、当分は最上級征竜が制限復帰することはないと思われる。

上記の改定後、下級征竜だけを投入した【新制限対応征竜】を組む人も見かけられた。
効果が使えない(サーチ対象が禁止なので意味が無い)下級征竜は実質バニラサポートのないバニラ同然。
幸いステータスには恵まれているので、相性のカード(デブリ・ドラゴン等)を入れておけばそれっぽいデッキにはなる。
もっとも、ネタデッキの域を脱しなかったようだが。

下級征竜統一にこだわらない場合、リアクタンストリームが比較的有用な部類に入る。
前者は地属性・ドラゴン族の下級モンスターでは最高の攻撃力を誇り、同胞の絆で守備力2000かつ他のドラゴンを攻撃から守るゴーレム・ドラゴンも特殊召喚できる。
後者は水属性・ドラゴン族の下級モンスターの中で最高の守備力であり、幻界突破を共有できる竜胆ブルームと併用すれば攻撃力2000のアタッカーとして使える。

規制によって通常の環境からは完全に消えたが、禁止カードが使える環境(遊戯王の日や特殊制限の非公認大会)で【征竜】を使う人は少なくない。「かっこいいドラゴンをバンバン並べる」と言うのはやはり魅力的なのだろうか。
しかも、天使の施しや苦渋の選択、次元融合なども使えるので、下手したら全盛期以上の力を出せる。未来融合は弱体化してしまったが。

OCGの歴史に残る四体の竜は、多くのプレイヤーに使用され、数々の伝説とトラウマを残し二年と少しの生涯を終えたのだった。
属性・ドラゴン族のサポートとしてもお世話になったデュエリストたちは感謝を送り、無限に湧くゾンビの如く相手にしてきた者はほっと胸を撫で下ろした。

今まで有難う征竜…
二度と帰ってくるな!

……でも設定的にまた力蓄えて復活してきそうな気がする。









  • 2018年10月1日~
《嵐征竜-テンペスト》
制限復帰
約3年の時を経てまさかの復活(1体だけだが)。
「一種類だけなら(=征竜同士で組まなければ)単なる属性サポート」という声がそれなりにあったが、まさにその通りの形で帰ってくることとなった。
テンペストが選ばれたのは「環境的に風属性の影が薄い」「固有効果含めてドラゴン族向け」「同時期に相性の良い新規カードが登場した」といった推測がある。
あるいは、全征竜の復活の予兆なのだろうか…?

色々言われていたが、1種類あればできる《破滅竜ガンドラX》を駆使した先攻ワンキルが早速考案された。
【ガンドラ1キル】も一部で結果を残し、改めて征竜のしぶとさと懐の広さを知らしめた。


  • 2019年1月1日~
前述したガンドラ1キルの抑制として《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》が禁止カードに指定された。
守護竜やヴァレットなどドラゴン族自体は数を増やしており、ドラゴン族全体の抑制も兼ねていると思われる。


  • 2019年4月1日~
ガンドラ1キルで使用された《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が禁止カードに指定された。


  • 2019年7月1日~
遂に《破滅竜ガンドラX》も禁止カードに指定された。
しかし、改定後も【ドラゴンリンク】が環境で結果を残すなど、ドラゴン族全体の勢いは止まっていない。
8月には新たなドラゴン族テーマの「ドラゴンメイド」が登場し、そちらでの活躍も期待される。


まとめ

全盛期の強さももちろんだが、征竜の異常性はどれほど規制されても環境に残り続けたことだろう。
長期間環境上位に居座り続けた事を非難する声もあるが、一つのデッキを長く環境で使えた事を喜ぶ声もあった程*4
8種類のカードの内、4種が禁止カード・4種が制限カード、24枚中4枚しか使えない(2015年環境)という、前代未聞の厳しい規制を食らっても戦い続けたのだから恐ろしい。

  • 『四肢をもぎ、翼を剥がし、牙を抜いたのにまだ強かった』
  • 『ドラゴン族のサポートにデッキに入れたら、ドラゴン族が征竜のサポートをしていた』
  • 『首を落としたら、首だけで他のドラゴンに寄生して暴れた』
  • 『巣を焼き払ったら、胴体を暗黒物質で再構築した』

などと表現される。大体あってるから怖い。

さらには、征竜が活躍していた頃はドラゴン族サポートやランク7エクシーズが出るたびに「征竜のおもちゃが増えた」と皮肉られた。
新たな種族「幻竜族」の登場にこいつらの影を見る人も多い。
というか「新規ドラゴン族を出しても征竜のおもちゃになるから幻竜族なんて作ったのでは」などと言う人も。
登場時期とカードデザインの時間を考えるとあながち噂とも言い切れないかも。

しかし、征竜が禁止になったことで、心置きなくドラゴンサポートを出せるようになるだろう。
実際、改訂直後のパックで某レベル7ドラゴンが大幅に強化された。《真紅眼の鋼炎竜》なんか征竜が生きている頃には刷ることすらできなかっただろう。
また親征竜禁止直後にランク7・ドラゴン族エクシーズで、ランク7エクシーズの攻撃力を更新した覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンが出たあたり、征竜がカードデザインに与えていた影響の大きさが伺える。
むしろ強化したかったから禁止カードにされたのか

結果的に征竜は登場したモンスター8体全てが禁止カード化された経験を持つ事となった。


四征竜すべてが禁止解除されるか否か

環境を荒らし回し、他のデッキのカードを吸収しては生き残りつづけた存在ではあったものの、属性サポートとしても優秀で出張要員として多くの属性デッキを助けていたのも事実である。
遊戯王は光闇のサポートは充実しているが、炎水地風で汎用性が有り、なおかつ使い勝手が良いサポートというのは比較的珍しかった。
それだけに禁止化を惜しむ声も少なくない。
サポートのつもりが気付いたらデッキを乗っ取られたと言う声もかなり多いけど、それは他の出張テーマでも頻繁に起こることではある。
特殊召喚コストがドラゴン族無しで各属性だけならと言われることも良くある。
また、最近の禁止カードエラッタや環境のインフレを見るに、いつか彼らもエラッタされた上で帰ってくる日が来るかもしれない……と思ったら(後述)。

しかし、征竜が死んだ後には上記の真紅眼の他に社長の嫁も強化され、さらにストラクチャーデッキR巨神竜復活では《復活の福音》を始めレベル7・8のドラゴンの強力なサポートが登場している。
少なくとも当分返すつもりはなさそうである。

ランク7エクシーズ自体のパワーが相対的に落ちているのも釈放を求める声の一因だったが、
新マスタールールによって、トークン生成能力を持ったサックNo.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホークが注目されている。
もし釈放されたら、この2種を経由してリンクモンスターを展開し、ランク7の苦手分野だった「初手での制圧能力」をカバーすることが可能。

さらに氷獄龍 トリシューラの登場により、デッキの征竜をピンポイントで除外する事も可能となっている。

封印されてなお力を蓄え続けていたが、2018年10月を持ってテンペストのみが帰還することに。
1種類ならそれほど悪さはできないと言われている反面、ダークマターやエクリプスとのコンボには1枚で十分。
前情報からほどなくこれらを駆使した先攻ワンキルが考案されている。
実際それだけで環境入りするのは難しいだろうが、風属性・ドラゴン族のテーマ強化がきたらどうなるかは謎。

禁止解除後、広範なリクルート効果を内蔵したドラゴン族リンクテーマ【守護竜】が登場。
これらを駆使した新たなワンキルルートも編み出されている。
1枚で【征竜】と呼ばれることはないが、墓地尾生の信からエクリプスを除外してガンドラを確保しつつリンク素材になる動きは征竜なればこそ。

  • 『1枚ぐらいなら大丈夫だろうと思ったら、初手から破滅させにきた』New

このまま環境に合わせて1種ずつローテするつもりではという見方もあったが、どの征竜でもできるガンドラワンキルが知られてからは出戻りもあるという意見も。
今度も周りを犠牲に自分は生き残るという予想もある

結果は墓地肥やしの要ダークマターとループコンボの申し子しょごりゅうの禁止でテンペストはノータッチ。
エクリプス+征竜に頼らないサーチ手段『妖醒龍ラルバウール』の登場もあって、ガンドラが原因で規制される可能性は下がったともとれる。
代用パーツの登場はそれはそれで問題な気もするが

その後、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》と《破滅竜ガンドラX》も規制され、ガンドラワンキルは完全に消滅することになった。
改定後は【ドラゴンリンク】などは環境で猛威を振るうが、あくまでも潤滑油であるテンペストを規制する必要があるかはコナミ次第だろう。


追記・修正は征竜のエラッタと復帰を祈りながらお願いします。

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最終更新:2021年03月12日 12:02

*1 リンク先の攻撃力を自身に加算する「アークロード・パラディオン」がメジャー

*2 【メタビート】も1名いたようだが1回戦敗退だったようだ

*3 今は某気ぐるみと某猿が更新している。

*4 OCGの環境上位デッキは半年~1年程で複数回規制されて環境から脱落するというパターンが多く、1年以上も環境上位に居座り続けた征竜は異例であった。それを環境の固定化と嘆くか、規制されたパーツの差し替えだけで済む(=デッキ構築費用の節約ができる、好きなデッキを使える)と捉えるかは人による。