未来オーバー(遊戯王OCG)

登録日:2010/03/13(土) 01:48:35
更新日:2018/03/21 Wed 14:17:22
所要時間:約 5 分で読めます






いやだ…………オレは!!負けたくないぃぃぃ!!!


お前の懐にある勝利を奪い取ってでも!オレは!!!



未来オーバーとは、遊戯王OCG1ターンキルをコンセプトとしたデッキである。

サイバー・ドラゴンと不特定多数の機械族を融合することで融合召喚できる闇属性機械族の融合モンスターであるキメラテック・オーバー・ドラゴンを切り札とする。

このキメラテック・オーバー・ドラゴンは、融合素材にしたモンスターの数×800の攻撃力になる。
さらに、素材の枚数だけレンダァ! できる。
つまり10枚のカードを融合にすれば攻撃力は8000! ジュウレンダァ!

一撃で敵プレイヤーを粉砕だ! リスペクトなんてくそくらえ! ハッハッハッハッハッハ!


とは言ったものの、普通に10枚以上のカードを使った融合を発動するのは至難の技。
そこで【未来オーバー】の名前の由来となる、未来融合−フューチャー・フュージョン
《オーバーロード・フュージョン》(通称バーロー)を使う。

未来融合は融合モンスターの素材となるカードをデッキから墓地に送り、2ターン後に融合召喚するという永続魔法カード。
バーローは墓地のカードを除外することで、闇属性機械族の融合モンスターを融合召喚扱いで融合召喚する通常魔法カード。


未来オーバーのギミックは、未来融合でサイドラを含めた大量の機械族を一気に墓地に送り、
バーローで墓地のモンスターを根こそぎ融合、そしてメガトン級のキメラテックを召喚してアタックというのが基本。
ただしキメラテックは召喚時に自分以外の自分フィールドのカードを全てを破壊してしまう。
TF2のバカイザーのようになりたくなければ注意だ!


と、アニメ的かつロマンにあふれたデッキである。


しかし、成功率が高かったために未来融合とバーローが制限。
シンクロの煽りを受けサイドラの規制強化と向かい風ばかりであった。

それでも環境の変化によりサイドラは制限解除、
さらにサイバー・ドラゴン・ツヴァイというフィールドや墓地でサイドラ扱いとなるカードも増えた。
未来オーバーは、サイバー流の復活とマシンナーズ関係の強力なカードともに新たな産声を上げたのである!


キメラテックでダイレクトアタックするほかにも、相手のフィールドに送りつけて、相手モンスターの攻撃力の半分のダメージを与える《ミス・フォーチューン》や、
もしくは《カタパルトタートル》などで射出するなどのバーンで1キルする方法もある。
これらの場合は融合に20枚のカードを使用し攻撃力が16000を超えれば可能になる。
普通に攻撃したほうが早くね?とは言ってはいけない

バーローして除外されたカードを《次元融合》で一斉に帰還させてオーバーキルというのもできたが、次元融合が禁止になったので昔の話である
(この際サイコショッカーやマジックキャンセラーを帰還させればほぼ勝利が確定した点も凶悪だった)。

また、機械族であるためサポートも充実しているので、それらを生かして比較的柔軟に組めるのも利点である。


◎主なデッキの種類


◆戦線維持とデッキ圧縮を兼ねられるガジェットシリーズを基軸にする。
名付けて【未来ガジェット】研究所!

某想定科学アドベンチャーとは勿論無関係だが、TF6スタッフレシピで公式ネタ化。コナミェ…

◆アニメと同じくサイバー・ドラゴンを基軸にするサイバー流の切り札に

◆デコイチ、ボコイチ、サイバー・フェニックス、カードガンナーでドロー加速をして一気に手札にパーツを揃える機械ブースト型。
ブラック・ボンバーも採用圏内だ!

◆サイコ流のアクセントに
サイコ・リターナー&サイコ・ショッカーで罠を封じ、確実にレンダァする!

◆D(ディフォーマー)のアクセントに
サーチと圧縮に優れ、機械族も豊富。
敵の攻撃はグラビティ・バインド等の遅延カードで遅らせ、自分の攻撃時はオーバーの効果でそれらを墓地に送ってから攻撃!


◎弱点


◆墓守りデッキ
墓地利用が封じられるため。

◆アンデット・ワールド
墓地が機械族ではなく、アンデット族になるため。

◆召喚感応型カード(奈落の落とし穴など)
理由は言わずもがな。

◆攻撃感応型カード(次元幽閉など)
理由は言わずもがな。



○アニメ、ゲームでの活躍

アニメでは、カイザー亮こと丸藤亮がダークサイドに落ちた姿、ヘルカイザー亮が使用する。
厳密にはこのデッキというわけではないが、上記の主要カードのほとんどがヘルカイザーのものなので、
ほぼヘルカイザーのファンデッキである。

ヘルカイザーが初めてキメラテックとバーローを使用した回はファンの間では有名で、
「俺は負けたくないィィィ!」と「エヴォリューション・レザルト・バースト、グォレンダァ!」はヘルカイザーの代名詞。

ヘルカイザー自体がGXでもトップクラスの人気を誇るキャラだというのがこのデッキが人気の理由の一つでもある。


ゲーム作品でもヘルカイザー亮が使用してくるデッキの一つで、高レベル帯になると使用してくる。

タッグフォース2でのヘルカイザーはキメラテックの墓地送り効果で自滅したりで「バカイザー」などという不名誉なあだ名をつけられたが、一転してタッグフォース3ではキメラテック・オーバー・ドラゴン、サイバー・ツイン・ドラゴン、サイバー・エンド・ドラゴンの三体をフィールドに同時に展開するなどファンとプレイヤーが涙目なことをしてくれる。

最近では遊戯王ZEXALのライバルキャラの1人であるVきゅんの中の人が使用しているとのこと。

名実ともに色々なプレイヤーから愛されているデッキの一つであるといえる。


【少年、これが絶望だ】

しかし、その愛が行き過ぎたのか2012年の9月の改訂にそれは来たのだ


禁止『未来融合』

そう、禁止である…
遂に未来オーバーは息の根を止められてしまった

その先に待ち受けるのは漆黒の絶望のみ
未来に希望は無いというのか…



ないわけではなかった。


2017年1月づけで未来融合が制限復帰決定。
これにより再び構築可能になったが、未来融合の効果発動が「発動した次のスタンバイフェイズ」と大きくタイムラグを与えられたため、ギミックは構築できても実行するのは困難になった。



俺は…追記修正に飢えている…
俺は追記修正されたいぃぃぃぃぃ!

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