登録日:2012/02/07(火) 03:15:42
更新日:2025/04/12 Sat 16:01:48
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このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●得られる効果
つまり通常召喚の権利を2回消費すること(通称:再度召喚)で効果を得ることができるモンスター達のこと。
墓地と再度召喚される前は
通常モンスター扱いとなる事がこのモンスター群の最大の特徴であり利点である。
上級・最上級モンスターを再度召喚する場合には、リリースは必要はない。
墓地とフィールドでは通常モンスターサポートカードを享受でき、再度召喚は手間がかかるがなかなか強力な効果を持つものが揃っている。
一方でデュアルしなくとも最初からやっておけと言われるものもいるのだが。
もう一つの特徴としては、墓地に存在する時とフィールドで再度召喚される前では通常モンスターとして扱う。
デッキや手札では通常モンスターとして扱われない点には注意が必要。
特に墓地にいるときは《思い出のブランコ》や《正当なる血統》などの豊富な蘇生カードを使うことができ、
また、《二重召喚》や《血肉の代償》などで増えた召喚権でも再度召喚を行うことができる。
これらを利用して通常召喚の権利を残し(増やし)再度召喚に使うのが【デュアル】の基本戦術。
また、サポートカードには再度召喚された状態にするものもあるのでそれらも駆使していく。
一方で2ターンかけて通常召喚権を2回使うのは、効率的でないため避けた方が良い。
デュアルモンスターが登場し始めた時はあまり統一する意味がなかったが、
ストラクチャーデッキの発売に伴い強力なサポートカードが増えたことから一つのコンセプトとしてデッキを組むことが出来る用になった。
そのストラクチャーデッキのキャッチコピーにもあるように、
通常モンスターが秘めたる力を解き放つ様はなかなか格好いいので一度組んでみてはいかがだろうか。
※補足
なお、再度召喚はデュアル使い(通称:デュアリスト)にとってわりと普通に使われている用語だが、実はOCGの公式ルール用語ではない。
上記のテキストの「再度召喚」という表記は実は1つの単語ではなく、「再度『召喚』する」という事を意味している。
そのため公式用語と誤認されるのを避けるためか第9期からは以下の表記に改められた。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
とはいえ、「再度召喚」という言い回しがなかなかかっこいいこともあってフリーのデュエルや二次創作デュエルでは今もよく使われている。
主なデュアルモンスター
1ターンに1度手札か墓地の昆虫族か植物族を特殊召喚する事ができる。
《ローンファイア・ブロッサム》が無制限だったときは八面六臂の活躍を見せ、
至る所で1ターン目から
ロンファギガプラスーペロンファティタニアルという呪文が唱えられた。
アニメではロリ
アキさんが実体化させてた。
自分フィールド上の装備カードを一枚墓地に送り相手フィールドのカードを1枚破壊出来る。
《ビッグバン・シュート》と組み合わせると相手モンスターを除外しつつカードを1枚破壊することも可能。元々の攻撃力も高く使いやすい。
レベル4・戦士族なのでサポートを共有できる【HEROビート】で採用されることもあった。
高めの攻撃力と自身に乗った魔力カウンターを取り除くことで、
フィールドのモンスターを破壊する効果を持つ。当時としてはそこそこ優秀な一枚。
再度召喚されれば1ターンに一度魔力カウンターを置くことが出来る《クルセイダー・オブ・エンディミオン》と相性が良く、
デュアル軸の魔力カウンターデッキを組むのもあり。《デュナミス・ヴァルキリア》が闇落ちした姿。
リリースすることで再度召喚された状態でデュアルモンスターを蘇生することが出来る。
後述の《スーペルヴィス》と組み合わせて複数展開していこう。
表側表示の魔法・罠カードを墓地に送ることでフィールド上の魔法・罠カードをすべて破壊する。
墓地にもう1枚このカードがあれば《スーペルヴィス》と《
サンダーエンド・ドラゴン》を組み合わせることで擬似的に《
裁きの龍》のようなことができる。
カード名を《
E・HERO ネオス》として扱う効果を持ち、様々なサポートに恵まれている。
「HERO」「光属性」「戦士族」「レベル4」「デュアル」「墓地・フィールドでは通常モンスター」という恵まれた境遇を持ち、様々なサポートを受けられる。
多数のサポートカードを駆使してこいつを過労死させる勢いで使い回す【HEROビート】は環境にいたことも有り、最も環境で活躍したデュアルモンスターだろう。
高いステータスから《
E・HERO エアーマン》の次くらいに
E・HEROデッキに駆り出されるが、
前述の恵まれたステータスとHEROであることが重要であって再度召喚時の効果はどうでもいいため全く再度召喚されない。
むしろ召喚反応罠に引っかかる隙を与えたり、効果モンスター化することによって《デモンズ・チェーン》などに引っかかってしまうため「再度召喚してはいけない」と言われている。
タッグフォースでネオス関連のカードを入れていないのに
ゆまちゃんが再度召喚して、歯がゆい思いをしたのは筆者だけでは無いはずだ。
史上初のデュアル統一カテゴリ。
現在の所カテゴリをサポートするのは《二量合成》《完全燃焼》のみで、それ以外はデュアル全般をサポートする効果を持っている。
各種サポートカード
デュアルモンスター2体を融合素材とした融合モンスター。
ドラゴン族なので《龍の鏡》のみで出せて、フィールド上に存在する限り、デュアルモンスターは再度召喚された状態になるという強力な効果を持つ。
また、《
未来融合-フューチャー・フュージョン》を使えば《
おろかな埋葬》2枚分の働きになる。
欠点を上げるとすれば《
ゴブリン突撃部隊》にやられる程ステータスが貧弱。
このカードと《
キャノン・ソルジャー》《ギガプラント》《炎妖蝶ウィルプス》を組み合わせることでワンターンキルもできる。
チューナー+チューナー以外のデュアルモンスターで召喚されるSモンスター。
手札のデュアルモンスターを墓地に送ることで魔法・罠カードを一枚破壊する効果と、
破壊され墓地に送られた時にデュアルモンスターを再度召喚された状態で蘇生する効果を持つ。
コストとして墓地に送ったカードを蘇生させよう。
フィールド上に存在していなくても破壊されて墓地にいけば効果が発動できるので《神の警告》等で召喚を無効にされても大丈夫。
《
激流葬》などで全体除去をしてから蘇生したモンスターで攻めるのも手。
しかし《超合魔獣ラプテノス》で事足りる場合もしばしば……ステータスと効果無効に強いことがメリットか。
なお、時の任意効果なのでタイミング逃しには注意。
装備したモンスターを再度召喚した状態にする効果と、墓地に送られた時に通常モンスター1体を蘇生させる効果を持つ。
このカードを装備して再度召喚状態になったデュアルモンスターは、このカードが外れると再度召喚前の通常モンスターに戻るので注意。
その強力な効果からデュアルデッキでは3積み必須のカード。
蘇生させるのは通常モンスターなので、《E・HERO アナザー・ネオス》を入れたネオスビートなどでも良い働きをするだろう。
レベル4のデュアルモンスター1体をリリースしカードを1枚破壊、さらに1枚ドロー出来る。
下級デュアルモンスターはほとんどレベル4なので、腐ることが少ない。速攻魔法なので奇襲性も高くアドバンテージを稼ぎ易い。
優秀なカードなのでデュアルデッキだけでなく、【ネオスビート】や
刺激的な奴らのデッキにも採用される。
手札1枚と引き換えに再度召喚された状態でデッキからデュアルモンスターを呼び出すか、フィールドのデュアルモンスターをリリースして炎属性・戦士族モンスターをデッキから特殊召喚する効果を持つ。
炎属性・戦士族をリクルートする効果は再度召喚されたデュアルモンスターをリリースした場合、フィールドのカードを1枚破壊できるおまけがつく。
永続罠なので手札コストさえあれば毎ターン使えるが、チェーンして破壊されると手札コストの払い損になってしまう。
効果だけ見ればヤケクソ染みているが、相手ターン中に出しても然したる影響力を持ったデュアルモンスターがいないため展開手段として「遅さを克服できていない」という、デュアルモンスター元来の弱さによって価値を損なわれているいろいろ残念なカード。
相性の良いカード
通常召喚を2回行う事ができるというシンプルな効果で召喚したデュアルモンスターをすぐに再度召喚できる。
カード名にデュアルと付くがデュアルモンスターと直接的な関連は無く、様々なデッキで使われる。
ぶっちゃけデュアルよりも【
カラクリ】との相性が良い。
通常モンスター×2という軽い素材指定で、通常モンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されず、
このカード以外のモンスターの効果を受けない、という優秀な耐性を持った融合モンスター。
デッキにとよっては突破手段を用意できずに積ませることもできるが、魔法・罠への耐性は無く、
壊獣などのコストによるリリースには除去されてしまうので過信は禁物。
場と墓地では通常モンスター扱いとなるデュアルでももちろん出しやすく、ドラゴン族なので《超合魔獣ラプテノス》とは《龍の鏡》を共有できる。
Wiki篭りは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在する
Wiki篭りを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果得る。
●
Wiki篭りは追記・修正を行う事ができる。
- 尊くんが使ったことで、ついにデュアルのモブ脱却が実現…したってことでいいんだろうか…w -- 名無しさん (2018-07-26 00:21:09)
- デザイナーの意図は「効果・通常モンスターのいいとこ取り」だったんでしょうが、この手のモンスター はどっち付かずになりがちで…。せめてデッキ内でも通常モンスターとして扱うなら用途も広がったのでしょうが。その後のバニラペンデュラムはリベンジだったのかもしれません。 -- 名無しさん (2020-07-09 23:12:06)
- マジック・スライムを出してスペシャル・デュアル・サモンを伏せて殴られたら発動してダメージを与える使い方をしてたな -- 名無しさん (2021-10-24 14:59:06)
- 召喚件消費して効果を得るわりにリリース当時の環境で考えてもステータスと効果がショボいのが多い、ステータスと効果が優秀だったのはイビルブラットとギガプラントぐらいで他しょうもない効果ばっか -- 名無しさん (2022-08-06 03:30:38)
- ユニオンもデュアルも昔のカードだからどんなサポートが来たとしてもその先が弱いからなぁ。ユニオンはABC以外息してないし、デュアルもストラクで強化されても使われないし。 -- 名無しさん (2022-09-13 22:09:16)
- デュアル専用ハリファイバーみたいなのはやっていいと思う -- 名無しさん (2023-02-17 19:29:57)
- ↑デュアルモンスターを含む2体で出してリンク召喚時デッキからデュアルモンスターを再度召喚で出すとかならそれっぽいかな。ギカプラとか持ってきたいな -- 名無しさん (2023-08-22 17:12:38)
- 再度召喚してもカードの効果、制約は受けたままなのよね、サウザンドエナジーなどの強化が続く一方で「正統なる血統」などの制約を打ち消すこともできない -- 名無しさん (2023-10-01 00:48:55)
- 環境のインフレで、遅すぎるし再度召喚できてもたいして強くないという。ネオスビートを愛用したこともあるがはっきり言って時代遅れ -- 名無しさん (2023-10-25 17:46:39)
- デザイナーの理想は「通常モンスターのサポートと効果を使える」ってことだったんだろうが、どっちつかずになっているという・・・。バニラのPモンスターがデュアルの理想に近いのだろうが。 -- 名無しさん (2023-10-25 19:08:56)
- ギガプラントぐらいじゃないかな、本当の意味で実用性があるの -- 名無しさん (2023-12-16 11:08:09)
- 全部作り直せってレベル -- 名無しさん (2023-12-17 08:41:45)
- 「せっかく再度召喚したんだから並よりずっと強い効果にしろよ」ってのはまぁ色々と酷いことになりそうだから難しいにしてもサポートが概ね「通常モンスターでもあることを活かす」じゃなくて「すぐに再度召喚状態にして効果が使えるようになる」方向で決まってるあたり正直コンセプトからしてもう -- 名無しさん (2023-12-23 20:45:28)
- 一部の属性・種族のカードは新弾カード次第で不遇脱出もありそうだ。 -- 名無しさん (2024-06-13 10:36:44)
- せめてデッキ内でも通常モンスターなら使いようがあったんだろうけど。 -- 名無しさん (2024-06-13 11:39:52)
- デュアルスパークは今でもかなり強い性能持ってると思うが、結局デュアルスパーク頼みになるのよね -- 名無しさん (2024-07-21 20:28:19)
- 展開やサーチ手段乏しいのにあれこれ難しいことやった結果が他のテーマでもできるようなEXからの汎用展開だからそりゃ弱い、なんなら再度召喚する手間がある割にギガプラ除いたら効果も弱いギガプラも別に今のインフレ環境だと強くない -- 名無しさん (2024-11-30 07:31:54)
- デュアルアブレーションやってることはデュアルとは…ってなるヤケクソなんだけど相手ターンに出してメリットあるやつが誰もいないのが -- 名無しさん (2024-11-30 08:43:26)
- ↑一応デュアルソルジャーとか破壊耐性持ちはいたりする。 -- 名無しさん (2024-12-31 13:14:09)
最終更新:2025年04月12日 16:01