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デュアルモンスター(遊戯王OCG)

登録日:2012/02/07 Tue 03:15:42
更新日:2026/08/17 Mon 03:35:24
所要時間:約 6 分で読めます





再☆度☆召☆喚!!


デュアルモンスターとは、遊戯王OCGにおける、モンスターの分類の一種。


概要

リバーストゥーンスピリットユニオンと同じく、共通する効果を持つモンスターの総称。
初出は第5期第5弾「TACTICAL EVOLUTION」で、こうした能力の中では最も後発の存在である。
テキストにおいては、他の能力と同じく「【○○族/デュアル/効果】」「デュアルモンスター」と表記される。
「デュアル/Dual」は「二重になっている」「二面性がある」という意味の英単語で、英語表記は双子座を意味する「Gemini」となっている。

デュアルモンスターは全て、以下の共通する効果を持つ*1

(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合、以下の効果を持つ効果モンスターとなる。
●(得られる効果)

そもそもの分類は効果モンスターながら、フィールドと墓地では通常モンスターとして扱われる。
これにより、各種ステータスやカテゴリを参照したサポートのみならず、一部の通常モンスターサポートも受けられるのが最大の利点。

場で効果モンスターとして扱うには、通常モンスターとして場に存在している場合に、召喚権を消費する必要がある(通称:再度召喚)。
手間がかかる分、なかなか強力な効果を持つモンスターも多い。一方でデュアルしなくとも最初からやっておけと言われるものもいるのだが。
なお、上級・最上級モンスターを再度召喚する場合には、リリースは必要ない

2ターンかけて召喚権を2回消費するのは極めて非効率的であるため、
  • 《思い出のブランコ》や《正統なる血統》のような、通常モンスター用の蘇生カード
  • 二重召喚(デュアルサモン)》や《血肉の代償》、《時を裂く魔瞳》などの召喚権を増やす
  • 再度召喚された状態でデュアルモンスターを展開するサポートカード群
などを駆使し、余った召喚権を再度召喚に充てるのが【デュアル】の基本戦術となる。


注意点として、手札・デッキ・除外状態のデュアルモンスターはただの効果モンスターでしかない。
《予想GUY》や《レスキューラビット》などでのリクルートはできず、《高等儀式術》で墓地へ送ることもできない。
そのため、通常モンスターサポートを受けられるとは言っても、実際は上記のように蘇生に偏りがちとなる。

種族や属性はバラバラだが、強力なサポートカードを軸に、一つのコンセプトとしてデッキを組むことも出来る。
通常モンスターが秘めたる力を解き放つ様はなかなか格好いいので、一度組んでみてはいかがだろうか。


主なデュアルモンスター

1ターンに1度、手札か墓地の昆虫族植物族を特殊召喚できる。
《ローンファイア・ブロッサム》と組んで八面六臂の活躍を見せた、デュアルモンスターの中でも特に強力な1枚。
全盛期には至る所で1ターン目からロンファギガプラスーペロンファティタニアルという呪文が唱えられた。
アニメではロリアキさんが実体化させてた。

自分フィールド上の装備カードを1枚を墓地へ送り、相手フィールドのカード1枚を破壊出来る。
相手モンスターに装備した《ビッグバン・シュート》をコストとすることで2枚の除去も可能で、元々の攻撃力も高く使いやすい。
レベル4・戦士族なのでサポートを共有できる【HEROビート】で採用されることもあった。

  • ダーク・ヴァルキリア
《デュナミス・ヴァルキリア》が闇堕ちしたと思われる姿。
再度召喚で得られる効果は、対モンスター版の《魔導戦士 ブレイカー》と呼べるもの。
元々の攻撃力が1800と高く、カウンターを置けば攻撃力は単体で2100まで伸びたため、当時としてはそこそこ優秀なカード。
同じくデュアルモンスターで、再度召喚されれば1ターンに1度魔力カウンターを置いて自己強化ができる《クルセイダー・オブ・エンディミオン》と相性が良い。
デュアル軸の魔力カウンターデッキを組むのもあり。

  • 炎妖蝶ウィルプス
自身をリリースすることで、墓地のデュアルモンスターを再度召喚された状態で蘇生出来る。
後述の《スーペルヴィス》と組み合わせて複数展開していこう。

  • ダークストーム・ドラゴン
自分の表側表示の魔法・罠カードを墓地へ送ることで、フィールド上の魔法・罠カードをすべて破壊する。
墓地にもう1枚このカードがあれば《スーペルヴィス》と《サンダーエンド・ドラゴン》を組み合わせることで擬似的に《裁きの龍》のようなことができる。

カード名を《E・HERO ネオス》として扱う効果を持ち、様々なサポートに恵まれている。
「HERO」「光属性」「戦士族」「レベル4」「デュアル」「墓地・フィールドでは通常モンスター」という恵まれたステータスを持ち、様々なサポートを受けられる。
多数のサポートカードを駆使してこいつを過労死させる勢いで使い回す【HEROビート】は環境にいたことも有り、最も環境で活躍したデュアルモンスターだろう。
高いステータスから《E・HERO エアーマン》の次くらいにE・HEROデッキに駆り出されるが、
前述の恵まれたステータスとHEROであることが重要であって再度召喚時の効果はどうでもいいため全く再度召喚されない。
むしろ召喚反応罠に引っかかる隙を与えたり、効果モンスター化することによって《デモンズ・チェーン》などに引っかかってしまうため「再度召喚してはいけない」と言われている。

タッグフォースでネオス関連のカードを入れていないのにゆまちゃんが再度召喚して、歯がゆい思いをしたのは筆者だけでは無いはずだ。

メインデッキのモンスターがデュアルで統一されたカテゴリ。
現在の所カテゴリをサポートするのは《二量合成》(ダイマー・シンセンス)完全燃焼(バーンアウト)》のみで、それ以外はデュアル全般をサポートする効果を持っている。


各種サポートカード

  • 樹海の射手(ウッドランド・アーチャー)
自身をリリースすることでデッキからデュアルモンスターをサーチすることのできるモンスター。
墓地に通常モンスターが2体以上いる場合に特殊召喚が可能で、召喚権を使わずにサーチを行うことが可能。まあそもそも通常召喚できないデメリット持ちなのだが

  • 昇華騎士-エクスパラディン
召喚・特殊召喚時に炎属性・戦士族かデュアルモンスターを装備することができるモンスター。
そこから各種召喚の素材にして墓地肥やしに使ったり、バウンスして疑似サーチしたりといった風に使われる。
また、相手から破壊された場合に装備していたモンスターを再度召喚した扱いで特殊召喚することが可能。相手依存の効果ではあるが、自爆特攻すれば能動的に使用できる。

  • 超合魔獣ラプテノス
デュアルモンスター2体を融合素材とした融合モンスター。
ドラゴン族なので《龍の鏡》のみで出せて、フィールド上に存在する限り、デュアルモンスターは再度召喚された状態になるという強力な効果を持つ。
タイムラグこそあるものの、《未来融合-フューチャー・フュージョン》を使えば《おろかな埋葬》2枚分の働きになる。
欠点は攻守ともに2200という、《ゴブリン突撃部隊》にやられる程貧弱なステータス。
このカードと《キャノン・ソルジャー》《ギガプラント》《炎妖蝶ウィルプス》を組み合わせることでワンターンキルもできる。…が《キャノン・ソルジャー》はあまりにも汎用性が高いので禁止された。
とはいえまだ射出の息の根は止められていない、《いろはもみじ》で頑張ろう。

  • ブラック・ブルドラゴ
非チューナーにデュアルモンスターを要求する、レベル8のSモンスター。
手札のデュアルモンスターを墓地へ送ることで相手の魔法・罠カードを1枚破壊する効果と、破壊され墓地へ送られた時に、デュアルモンスターを再度召喚された状態で蘇生する効果を持つ。

主にS素材としたモンスターやコストとして墓地へ送ったカードを蘇生させることになる。
蘇生効果は「S召喚したこのカードが」とは書いていないため、仮に《神の宣告》などで召喚を無効にされても発動可能。
激流葬》などで全体除去をしてから蘇生したモンスターで攻めるのも手。
しかし《超合魔獣ラプテノス》で事足りる場合もしばしば……あちらより高い攻守と、効果無効に強いことがメリットか。
なお、時の任意効果なのでタイミング逃しには注意。

  • スーペルヴィス
デュアルモンスター専用の装備魔法。
装備したモンスターを再度召喚した状態にする効果と、表側表示の自身がフィールドから墓地へ送られた時に通常モンスター1体を蘇生させる効果を持つ。
このカードを装備して再度召喚状態になったデュアルモンスターは、このカードが外れると再度召喚前の通常モンスターに戻るので注意。
その強力な効果から【デュアル】では3積み必須のカード。
蘇生させるのは通常モンスターなので、《E・HERO アナザー・ネオス》を入れたネオスビートなどでも良い働きをするだろう。

  • デュアルスパーク
レベル4のデュアルモンスター1体をリリースしカードを1枚破壊、さらに1枚ドロー出来る。
下級デュアルモンスターはほとんどレベル4なので、腐ることが少ない。速攻魔法なので奇襲性も高くアドバンテージを稼ぎ易い。
優秀なカードなので【デュアル】だけでなく、【ネオスビート】や刺激的な奴らのデッキにも採用される。

  • デュアル・アブレーション
お互いのメインフェイズに手札1枚をコストとし、デッキからデュアルモンスターか炎属性・戦士族モンスターをリクルートできる永続罠。
前者は特殊召喚先に指定はなく、再度召喚された状態として扱う。
後者はデュアルモンスターのリリースが必要だが、再度召喚したものをリリースすれば、フィールドのカード1枚を破壊する追加効果を適用できる。

永続罠なので手札コストさえあれば毎ターン使えるが、チェーンして破壊されると手札コストの払い損になってしまう。
効果だけ見ればヤケクソ染みているが、相手ターン中に出しても然したる影響力を持ったデュアルモンスターがいないため、展開手段として遅さを克服できていないという、デュアルモンスター元来の弱さによって価値を損なわれているいろいろ残念なカード。


相性の良いカード

通常モンスター×2という軽い素材指定で、通常モンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されず、
このカード以外のモンスターの効果を受けない、という優秀な耐性を持った融合モンスター。
デッキによっては突破手段を用意できずに積ませることもできるが、魔法・罠への耐性は無く、壊獣などのコストによるリリースには除去されてしまうので過信は禁物。
場と墓地では通常モンスター扱いとなるデュアルでももちろん出しやすく、ドラゴン族なので《超合魔獣ラプテノス》とは《龍の鏡》を共有できる。

  • 二重召喚(デュアルサモン)
発動したターンに通常召喚を2回行う事ができるというシンプルな効果で、召喚したデュアルモンスターをすぐに再度召喚できる。
カード名にデュアルと付くがデュアルモンスターと直接的な関連は無く、様々なデッキで使われる。
ぶっちゃけデュアルよりも相性が良いデッキの方が多い。


Wiki篭りは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するWiki篭りを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果得る。
●Wiki篭りは追記・修正を行う事ができる。

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最終更新:2026年08月17日 03:35

*1 以下は2026年4月時点で唯一、最新版である第13期仕様のテキストが存在する《騎士デイ・グレファー》のテキストに準拠したもの。