ラフレシア(MA)

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ラフレシア(MA) - (2021/08/09 (月) 15:58:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/02/19(金) 17:41:46
更新日:2024/01/25 Thu 11:04:49
所要時間:約 5 分で読めます




ふっはははは、恐かろう…!




ラフレシアとは機動戦士ガンダムF91に登場した花型の大型MA(モビルアーマー)。


ラフレシア

形式番号:XMA-01
建造:不明
所属:クロスボーン・バンガード
生産形態:試作機
全長:37.5m
本体重量:184.6t
全備重量:263.7t
出力:31,650kw
推進力:52,020kg×5
    43,350kg×5
    28,900kg×20
装甲材質:チタン合金ハイセラミック複合材

《武装》
メガビームキャノン×5
メガ粒子砲×5
拡散ビーム砲×8
テンタクラーロッド×125

《搭乗者》
カロッゾ・ロナ


ラフレシアは、クロスボーン・バンガードの最高司令官である鉄仮面ことカロッゾ・ロナが提した「ラフレシア・プロジェクト」の遂行のために、
開発された試作型MAである。

巨大な花の形をしており、5基の花弁と雄しべを模した本体から構成されている。5基の花弁部の裏には、
各25基、計125基ものテンタクラーロッドを装備していおり、チェーンソーとビーム砲が内蔵されている上に、
全身に装備されたメガ粒子砲により圧倒的な火力を有している。

また、新型のネオ・サイコミュシステムを搭載し、機体の全てをパイロットの思考で制御することができる。
コクピットにはなんとモニターが無く、ガラス張りのキャノピー越しに有視界戦闘を行うのが前提。ガンタンクもびっくり。
そのため近づくと多数のケーブルに繋がれた鉄仮面の姿が直に見えてかなり不気味。
その構造はシリーズ全体通してもかなり特異な部類に入る機体で、完全に鉄仮面専用機として最初から開発されたと思われる。

もちろん、Iフィールドも完備。
公式二次創作のゲーム作品ではよくバグを武装としてとり扱っているが本来は母艦のザムス・ガルの装備であってラフレシアの物ではない。

因みに劇中や様々なゲーム作品で巨大さがアピールされるが37mと実は余り大きくなく、サイコガンダム等に比べるとやや小さい。
全長が37mであり、全高はもっと小さい。
サイズを再現したゲームでΞガンダムと並ぶと小さく見える。
スパロボではそのせいでカロッゾが赤っ恥をかいた事も(後述)。


《劇中の活躍》
劇中の終盤で登場。
出撃直後、ゴミ掃除と称して地球連邦軍の艦隊を一瞬で消滅させた。
連邦の士官に“敵の艦隊がいるのか!?”と思わせるほど圧倒的な力を見せつけた。
(この時の光景をシーブックは宇宙の物の怪と呼んだ)
後、F91と実の娘が搭乗したビギナ・ギナとの戦闘を開始。ビギナ・ギナを触手攻めによって中破に追い込み捕縛。

動けなくなったビギナに向かって鉄仮面は生身で宇宙に飛び出し、壊れかけたコクピットのハッチを素手で引きちぎり、
銃弾を受けてもものともせずセシリーを宇宙に放り投げた。

そこ、鉄仮面の方がヤバいとか言わないの

その後、ガンダムF91との戦闘ではビームライフルとヴェスバーを破壊し、片足を切り落とす等、着実に追い詰めて行くも、
パイロットのシーブックがF91を性能を100%出し切って扱い始めた為、MEPEが発動。
肉眼、センサー共に分身を始めたF91を見て混乱し命中率が激減。手当たりしだいに攻撃するも押され始める。

最後は中破したビギナ・ギナをランチャーで撃たれ、その爆発でIフィールド発生装置(5枚有る花弁の一枚)を破壊され、突撃してきたF91を追って背後からビームで攻撃。その攻撃を回避され自らの攻撃でコクピットブロックを破壊しラフレシアは爆散し鉄仮面は死亡。
鉄仮面を優位に立たせていた脳波コントロールが土壇場で裏目に出た結果となった。


余談だがF91はラフレシアのコクピットの前。つまり鉄仮面の目の前で口から排熱を行う。
これが機械であるガンダムが人間でありながら機械であろうとする鉄仮面の行為に唾を吐きかけると言う比喩とは有名な話。

ちなみに、驚異的な直感でラフレシアの攻撃を避けるF91に
「バケモノか!?」
と言っている。

誰もが思っただろう。

あ ん た が 言 う な


メドザック

ラフレシアの前身として知られていた没メカ。
「メデューサのようなメカ」「正式名称はメドザック・バスース」という断片的な情報こそ知られていたが、その詳細は謎に包まれていた。
2020年にデザインを担当した石垣純哉氏によって、サンライズから返却された当時のラフが公開され、その全容が明らかとなる。

ラフレシアと同じ巨大MAであり、テンタクラーロッドを装備しているという点も同じだが、本体は花ではなく人間…というか彫像のような姿をしている。
足は流線型でスラっとしているものの、腰と肩からは無数のロッドが生えており、何より頭部は鉄仮面のマスクと同じデザインになっている。
頭部からは背中に向かって4本のケーブルが伸びており、これが前述のメデューサという評に繋がっているのだろう。
また、胸部のデザインはビギナ・ギナへと受け継がれている。*1


ゲームでの活躍

  • スーパーロボット大戦シリーズ
勿論鉄仮面が搭乗する…のだが、『F完結編』では量産されマ・クベ隊が使用。
第2次α』では木星帝国が量産しAIを搭載して完全無人化して襲い掛かってくる。
また『X』においては開始前に撃墜されているが、「ヘルメスの薔薇」により復元されて鉄仮面が搭乗、更にピレスロイドサーペントを随伴してくる。
なお、『α』では全長140m級のデンドロビウムを見たカロッゾが「私のラフレシアより巨大なMAが連邦にあったというのか!?」とドン引きし、
「ラフレシア程度で巨大MAとかwww」と一部のプレイヤーを失笑させた*2
デンドロがMAではなくMSだと知ったらカロッゾはどう思うのだろうか


カロッゾが登場しないためマ・クベが使用。


  • 機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXTPLUS
家庭機版にボスキャラとして登場。
近づけば触手プレイ、離れればビーム攻撃という鉄壁を誇る。
触手のおかげで格闘機が涙目になるが、射撃or万能機だと慣れると案外勝てる。

ちなみに原作再現かガンダムF91との相性は最悪で、M.E.P.E.を発動すると下手に止まらなければ攻撃が当たらなくなり、楽に勝てる。


  • 機動戦士ガンダムExtreme VS.
家庭用版でトライアルミッション専用MAとして登場。
前作とは打って変わりかなりの難敵。
射撃の手数や頻度、有効射程が劇的に強化されており、自機の緑ロック位置でもステップを頻繁に踏まなければ射撃が刺さりまくる。
更に、格闘のテンタクラーロッドは超射程・超火力な上に発生がわからないチート武装であり、近距離戦は極めて危険。

ただし、行動ルーチンに穴があり、ステージの端から狙えば簡単にノーダメで倒せたりする。

続編のFULL BOOSTにも登場。
低難易度ルートのボスであるためか、弱体化した。


  • 機動戦士ガンダムクライマックスUC
F91ルートのボスとして登場。
触手(格闘)はそうそう当たらないがIフィールドによる耐久力と常に一定の間合いを空けているため攻撃が当てにくく専用スキル[バグ召喚]が非常に鬱陶しい。
F91の専用スキル[質量を持った残像]が攻略の鍵。
因みに一度クリアしてからこちらもラフレシアを使いバグ召喚すると一撃で沈む。但しこちらもバグに触れたら死ぬので注意。


  • ガンダムアサルトサヴァイブ
このゲームにおける 三大ブッ壊れ の一角である。*3
メイン武装に3種類のビーム、サブ武装にバグが搭載されているがそんなものただのオマケに過ぎない。こいつの真髄は格闘攻撃にある。

格闘攻撃は大量の触手をウジャウジャと振り回すだけだが、当たり範囲が広すぎる、髙ダメージかつウジャウジャ動く触手で連続ヒットするなど、 他の武装が必要無いほどに性能がトチ狂っている。
チャージ格闘は全触手を展開しての回転攻撃で、威力・当たり範囲共におかしい。
更にIフィールド持ち。

格闘の性能をMAXまで強化すれば、冗談抜きにただ触手を振り回しているだけでどのミッションもクリアできてしまう。*4
どうしてもハイパーボスが倒せない人向けの一種の救済措置なのかもしれない。

  • SDガンダムGX
SDガンダムではXから巨大MA枠で登場している。

まず目を引くのがその製造コスト。このゲームではTECレベルが上がるたびにコストが割引で安くなるのだが、コイツの製造コストは製造可能域のTEC4で90000、TEC5で67500と他ユニットとは一線を科す。一応最高額ユニットにはTEC2時のグワダンの150000があるのだがこれもLV5になれば37500と其れなりにコストダウンされるので、最終局面でもこれだけの金額を要求される*5こいつがいかに贅沢なMAかわかる。

その分当然ながら戦闘能力も化け物で、ゲームの大将ユニットにであるXガンダムやXザクに匹敵するEN320を持つうえに防御ステータスも最高クラスの物を持ち、当てやすい拡散ビーム法や自機の周りを広範囲にグルグル回るテンタクラーロッド、そして発射したら画面中をバウンドし敵に命中しても貫通し複数機巻きこめるバグなど強力を通り越して極悪な武器が勢ぞろい。
2体並んでいるコイツにオートで対抗できるのは強力なミサイルを持つ3体以上のデンドロビウムぐらいしかいない*6、対抗できるのがACEになったこいつはたった一機で大将ユニットとオート同士の戦闘でほぼ互角に戦えるというのが強さを端的に表している。


「まずは、目の前の項目を追記・修正せねばな。」



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