登録日:2011/11/05(土) 18:41:32
更新日:2024/04/11 Thu 19:16:16
所要時間:約 5 分で読めます
身長:43メートル
体重:2万8千トン
別名:触角宇宙人
出身:バット星
宇宙征服を目論む宇宙人で、ウルトラ族抹殺のために
M78星雲・光の国への侵攻を計画。
連合艦隊を率いて光の国に大戦争を仕掛け、さらに当時地球に滞在していた
ウルトラマンジャックを狙い地球にも姿を現した。
しかし光の国は、
ウルトラ兄弟をはじめとした超人達の巣窟。
そんな星に喧嘩を売るだけあって、バット星人側もそれ相応の技術を保有している。
その技術とは
宇 宙 一 の ゼ ッ ト ン 養 殖 技 術
である。
なんと最強怪獣の呼び声高い
ゼットンを自在に養殖し、育成することができるのだ。
劇中でバット星人は、初代以上のパワーを持つ二代目ゼットンを用意して地球に襲来。
ゼットンに敗れた経験を持つ初代
ウルトラマンも、光の国から
郷秀樹=ウルトラマンジャックにテレパシーを送って危険を呼び掛けていた。
しかしこのゼットン、パワーはともかく外見は豚のように太っており、正直かなり弱そうな個体であった(詳細は「
ゼットン」の項目を参照)。
ゼットンを操りながら自身も巨大化し、ウルトラマン及び
MATを襲撃。2対1でウルトラマンを追い詰める。
…が、隙を見せた所をウルトラクロスで貫かれて死亡。
残されたゼットンも
スペシウム光線を受け、本当に初代より強いのかとツッコみたくなるほど普通に倒されてしまった。
戦いの終わり、ウルトラマンと融合し完全に一つの存在となっていた郷秀樹は、光の国を守るために地球を去ることになった。
その後、ウルトラ戦士達の活躍によって光の国に侵攻したバット星人も大敗に終わったらしい。
ちなみに後年、この戦争の原因となったのは、科学者である
ウルトラマンヒカリが作り上げた「不死身を可能にする技術」であり、
バット星人側が情報開示を要求し、光の国がそれを拒否したことによって引き起こされた戦争であったと、
ウルトラマンメビウスの時期に後付け設定が行われている。
このように劇中では微妙な活躍に終わっているが「戦争」の設定により、番外編や裏設定ではそこそこウルトラシリーズの歴史に名を残している。
が、ついに映像作品で復活。
ウルトラマンシリーズ45周年を飾る黒幕として、再び姿を現すのだが…
どうやら以前地球に現れたのは、バット星における
お前らだった様子。
身長:2.5メートル
体重:80kg
「これは警告だ…。私の実験場から立ち去れ。目障りだ!」
CV:東国原英夫
かつて「ウルトラ抹殺計画」を目論んだバット星人達のエリート。
マッドサイエンティスト系の悪役であり、ある目的のために
マルチバースを渡って様々な次元から生命体を連れ去っている。
声は何と宮崎県知事こと東国原英夫(旧芸名:そのまんま東)。
東国原はバット星人を演じるにあたり、おかひでき監督から「高貴な悪役のイメージ」を依頼され、
美輪明宏をイメージして役作りを行ったとのことである。
【主な活躍】
◆『ウルトラマンサーガ』
滅亡の邪神「
ハイパーゼットン」を覚醒させ、死をもたらす神となって全宇宙に君臨しようと目論んでいる。
ウルトラマンのいない次元の地球「フューチャーアース」を制圧して人類をほとんど消し去り、残された者達の「絶望」をハイパーゼットンの糧にしていた。
戦いの末、拳に全エネルギーを集めたサーガの最強技「サーガマキシマム」が、ゼットンを突き抜けて内部のバット星人を叩き潰し、撃破された。
こうしてバット星人との戦いに終止符が打たれた……と思いきや、『
ウルトラゼロファイト』にてバット星人の別個体・グラシエが登場。
『サーガ』のイケメンバットが知能派だったのに対し、グラシエは武闘派エリートのイケメン。
しかしゼロを倒すための策を幾つも張り巡らせており、只の脳筋ではない。
四獣士を倒された後は、怪獣達は捨て駒に過ぎなかったことを明かし、怨念に満ちた四獣士の魂を取りこんで巨大化し、直接対決を挑む。
この時、武闘派らしい戦闘能力を見せつけ、体内から取り出した剣での斬撃や衝撃波などを繰り出した。
最初は、命を弄ぶ行為に怒ったゼロに押されるが、自分を倒すと、グラシエの力で蘇生したピグモンも死ぬことを教えて動揺を誘い逆転する。
しかし、ピグモンに自分の命よりもグラシエを倒す様説得されたゼロが、二つのモードチェンジの姿に分身。
ルナミラクルゼロに、取り込んでいた魂を分離、浄化されて弱体化し
ストロングコロナゼロのガルネイトバスターで倒されてしまった(ピグモンはルナミラクルの力で完全蘇生された)。
だが倒される直前、黒幕がいるような発言をしている。
余談であるが没案に巨大化したグラシエは吸収した地獄の四獣士全ての能力が使えるというものがあり、
DVDに付いている冊子の中にガンQの力とベムスターの力を使い戦うグラシエという未使用絵コンテがみれる。
ビジュアルが笑いを誘うブサメンバットとゼッ豚…
存在が恐怖の対象となるイケメンバットとハイパーゼットン…
地球以外にも、リア充と非リアの格差は確かに存在していたのである。
追記・修正お願いします。
- 端的にいうと某カイザーのお抱え科学者って事かな
バット星人もカリスマ有ったが、やはりウルトラシリーズ最大の敵は あのお方か -- 松永さん (2013-07-10 20:23:29)
- 初代はかわいい。 -- 名無しさん (2013-08-25 12:50:02)
- ガンQとベムスターの併せ技でゼロを翻弄したグラシエを見ると、ゼットン養殖に留まらず怪獣の扱いには元々長けている種族なのかと思う。……まあ、それだと初代の残念度がますます際立っちゃうけど -- 名無しさん (2014-01-11 23:29:34)
- ↑バットだけに、怪獣にタカるような宙ぶらりん生活を送っていたのかもね。ジャックや光の国のウルトラマンに負けた事の反省から、自らの力で戦う事を学んだヤツが増えた……とか色々考えてみると面白いかも。 -- 名無しさん (2014-01-27 23:52:41)
- ↑2 そもそも戦争情報を事前に相手に漏らしてるし、しかもその戦争前線じゃなくて陽動(?)の地球にいた辺り、バット星人の中でも完全に下っ端なんだろうな -- 名無しさん (2014-02-06 03:44:26)
- ウルトラ一族と敵対してるけど、闇に堕ちたヤツだけは別なんだな。 -- 名無しさん (2014-02-06 11:02:43)
- 甲府事件という宇宙人を目撃した事件で「子供が目撃した宇宙人」と似ているんだっけ -- 名無しさん (2014-08-08 14:58:33)
- ↑あれはセブンのフック星人に近かったような -- 名無しさん (2014-08-08 15:15:11)
- 初代連れてきたゼットン星人以上にゼットンの生息地域や育成方法を熟知してそうなのが恐ろしい -- 名無しさん (2014-12-15 20:03:17)
- 旧バット星人の方がかっこいいと思う自分は異端か・・・? -- 名無しさん (2014-12-15 20:06:16)
- 今更ながら、グラシエの「地球では同胞が~」の台詞は、サーガの時だけでなく帰マンの初代バット星人も含んでたのかな、と思った -- 名無しさん (2014-12-15 20:19:54)
- 一応ゾフィー隊長のリベンジ戦の時のバット星人も別個体だよな、ハイパーの素体のゼットン持ってったけど -- 名無しさん (2014-12-19 20:39:11)
- 新バットは初期デザインではまだ昭和の面影があったな。新も嫌いじゃないが、どうも昭和版と結び付かない… -- 名無しさん (2015-01-19 22:08:17)
- ↑まあ元々はバット星人の真似をしているネオフロンティアの科学者の予定だったそうだし。 -- 名無しさん (2015-01-20 01:29:39)
- ゼットンの威を借るバット星人って感じ -- 名無しさん (2016-01-31 18:19:12)
- 最強怪獣を操る宇宙人、MATを無力化するという点ではナックル星人と共通しているが、どうしてここまで差が開いたのか。やっぱりゼッ豚のせいか -- 名無しさん (2016-01-31 18:26:01)
- 擬人化したらオリジナル版ベースとサーガ版ベース、どちらが来るのか 前者は落ちこぼれなムッチリ、後者は他者を見下すスレンダー美人か? -- 名無しさん (2017-03-04 22:29:56)
- ↑後者かなぁ -- 名無しさん (2017-03-04 22:50:13)
- もし予算と手間があったら初代バット星人と二代目ゼットンはどうなっていたのかな -- 名無しさん (2017-06-08 12:48:31)
- あのブサイクな方は下っ端みたいな存在じゃ -- 名無しさん (2018-01-22 11:56:03)
- 「カラータイマーを狙え!」んなことは最初から指示しとけよ。本人の前で言ったら警戒されるだけだろうが。と、突っ込んでしまう -- 名無しさん (2018-03-11 22:23:13)
- ↑恐らくゼットンは知能が低すぎて、その場の指示しか出せないと予想 -- 名無しさん (2018-03-11 22:34:26)
- バット星人また出てほしいな。帰マン関係の復活怪獣・宇宙人の中では結構印象に残っている -- 名無しさん (2018-05-25 01:30:36)