ウルトラマンダイナ(登場キャラクター)

登録日:2010/07/19(月) 22:27:35
更新日:2020/04/21 Tue 19:08:28
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ダイナァァァーーーーーーーー!!!


画像出展:大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年)より
@円谷プロ、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」製作委員会



本項目は『ウルトラマンダイナ』の主役ヒーローについて説明する。

CV:つるの剛士


●概要

新たな脅威に苦戦する人類と地球を救うために現れた“光の巨人”。
スーパーGUTS隊員のアスカ・シンと一体化し、リーフラッシャーで変身する。

初登場時は似た姿をしたウルトラマンティガに間違われたりもしたがティガとの関係はおろか、
その正体や地球に来る前の足取りさえも明かされていない。

ダイナの正体に関しては
  • 「ティガ同様に3000万年前の地球で活躍した巨人の一人」
    ティガ1話でゴルザとメルバに破壊された巨人の石像と似ているため
  • 「アスカの父・カズマが光になった存在」
    最終回で父親と会う描写から。26話での言及や搭乗していたプラズマ百式のみが発見された29話、テレパシーで危機を伝えた49話など。
……などの説が存在するが、推測の域を出ないのが現状。

メインライターを務めた長谷川は当初はティガと同種族考えていたが、ダイナの明確な正体に関してはこだわらず神秘的な光が飛来してアスカと一体化するといった抽象的なイメージとして捉えた一方で、『ティガ』と『ダイナ』の空白の7年間に、カズマが人知れずウルトラマンとして戦う姿を描きたかった
(長谷川自身が考えた裏設定的な話だが)父・カズマも何らかの要因でウルトラマンの光をつかんでいて、自分の血を継いた息子が宇宙でピンチになった時に手を差し伸べた考え方もあると思っているとも語っていることからアスカの父・カズマがウルトラマンになったというのは間違いないようである)。

そして正体が明かされたのは放送終了20年以上経過し発売した小説『ウルトラマンダイナ 未来へのゼロドライブ』で。
その正体は上記の「アスカの父・カズマが光になった存在」である。
光となったカズマはウルトラマンとして各地で怪獣と戦っていたが、息子の危機を感知して光となって駆け付け息子と同化したため、アスカの中に意識が宿っているという。
アスカもその事を知ったのはワームホールを飲み込まれてからだそうだ。
そのためリョウはティガが「古代から受け継がれた光」に対し、「未来から受け継がれた光」と称している。

「ダイナ」の呼び名を考えたのはスーパーGUTSのマイ隊員。
由来は「ダイナミックのダイナ」「ダイナマイトのダイナ」と最初の間は言われていたが、最終章で三番目の意味が判明する。


そして……大好きなダイナ……。


名前の候補ではナカジマ隊員の「ウルトラマンジャイアン」、カリヤ隊員の「ウルトラマンスーパーデラックス」があったが、どちらも却下された。

ちなみにかなり加工されているので分かりづらいが、掛け声はつるの剛士氏が担当している。
怪獣工場」でダイナが笑った際の声や「大決戦!超ウルトラ8兄弟」などでの新規収録の声だと分かりやすいだろう。


●主なスペック

身長:55メートル(ミクロ化も可能)
体重:4万5千トン(ミクロ及び等身大時は不明)
活動時間:3分間

ティガ同様に、バランスの取れた「フラッシュ」
格闘戦・耐久力に特化した「ストロング」
スピード・超能力に優れた「ミラクル」の3つのタイプを使い分ける。

タイプチェンジのシーンでは3DCGを使ったバンクが作成されたが、尺を取るためかバンクを省略する場合も多かった*1

各形態のスペックもティガを上回り、特化形態の得意分野での性能は最早チートに片足突っ込んでるレベルだが、その分ピーキーぶりにも拍車がかかっているうえ、
前作のティガとの違いとして、タイプチェンジは1度の変身につき1度しかできない点がある。

つまり、一度「フラッシュ」から「ストロング」もしくは「ミラクル」にタイプチェンジすると、
そこから「フラッシュ」に戻ることはできても、選ばれなかったタイプに再度タイプチェンジすることはできない。
そのため、パワータイプとスカイタイプの間でも自由にチェンジ可能なティガとは違い、チェンジするタイプの選択ミスで苦戦したこともあった。

ただし、PS2用ソフト「ウルトラマンFighting Evolution3」では、タイプチェンジで3タイプを自由に行き来できるようになっている。
制作上の都合かプレイヤーへの配慮かは不明であるが、ダイナのファンならぜひとも原作再現縛りでやっていただきたい。


●ダイナの各形態


フラッシュタイプ

ダイナの基本形態で、能力バランスのとれた万能型。
体色は銀・赤・青で、胸に金色のプロテクターを持つ。
変身直後は必ずこの姿になることもあり(劇場版だとすぐに変身したのかストロングだったが)、劇中では最も多く使われた形態である。


〇必殺技

ソルジェント光線
フラッシュタイプの必殺光線。スペシウム光線同様に腕を十字に構えて発射する。
命中すると光のリングが一瞬広がって収束するという独特のエフェクトが入る(部位破壊の場合は出ない場合もある)。

ダイナの得意技だが、強敵に破られた回数も多い。だがダイナの必殺技内では癖が少なく使いやすい光線技で、
バリアで防がれても根性で威力を上げて突破するなど平成シリーズの基本形態の必殺技では上位互換技や特殊形態抜きで珍しく最初から最後まで運用された。

平成ウルトラマンとしては珍しく溜め動作が存在しないため映画「光の星の戦士たち」と「超時空の大決戦」では、
ティガのゼペリオン光線にあわせるため腕を縦に広げる発動準備ポーズが追加されている。*2

このCソルジェントのポーズは主に客演で使われ、『ウルトラ10勇士』でも使われた。ただし上記と違って溜め時にエフェクトは付かない。
ちなみに「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」でもこれとは違うがチャージ描写があった。こちらは腕に青いエフェクトが付く。
ゲーム作品ではスペシウム光線との差別化のためか大きく振りかぶって構える動作が多い。

何度かスペシウム光線と同じエフェクトが使われたことがあり、公式(ODF)ではスペシウム光線と扱われている。
『新世紀ウルトラマン伝説』ではウルトラ戦士は最初はスぺシウム光線を習得する設定があることから、ダイナが使えてもおかしい訳ではない。

◇ビームスライサー
右腕からくさび形の手裏剣状の光弾を放つ。連射可能で、主に牽制に使う。
『ウルトラ銀河伝説』ではナースを倒した(この時は右腕を正面ではなく右斜め上に向けて発射している)。

◇フラッシュサイクラー
交差させた両腕を広げて発射する巨大な三日月型の光線。
ネオダランビアの亜空間バリアを粉々にしたり、スフィアの編隊や最終回の怪獣軍団を一発でなぎ払う威力を見せた。

八つ裂き光輪
初代ウルトラマンと同じ仕様の丸ノコ型カッター光線。またの名をダイナスラッシュ
キレ味は鋭く、怪獣ギャビッシュの尻尾を簡単にぶった斬った。



ミラクルタイプ

ティガのスカイタイプに相当する特殊戦重視の形態。体色は青と銀でプロテクターはない。
他のタイプと比べてスピードで勝るがパワーやスタミナに劣り、持久戦を苦手としている。
超能力に長けた形態で技の応用の幅が広く、活躍の機会も多かったが、その非力さゆえに苦戦・敗北したケースもある。
まぁ、根性出せばストロングなみの力は出せるけど。

余談だが、青いウルトラマンはこのタイプが初めてである。
これは従来の光学合成では青が透過色にされており、青を透過せずに合成を行う技術がなかったため。

もっと厳密に言うと初めて青系統の色(青紫色)が使われたのがティガ、初めて青色が使われたのがミラクルタイプ、
初めて青がメインカラーなウルトラマンがアグルとちょっとややこしい。ちなみにコスモスは初めての基本形態が明確に青色の主役ウルトラマンとなる*3


〇必殺技

◇レボリウムウェーブ
右手に空間を超高密度圧縮し敵に放つ。
放たれた後解放され(主に敵の背後)、付近にいる物体は発生したブラックホールに飲み込まれ次元の狭間で圧殺される
ダイナ最大のチート技。一応バリアで防いで振りきったり避けたりする(グライキス)事は出来るものの、
直接当てられた時点でどれだけ耐久力や再生能力が高かろうが「相手は死ぬ」(正確にはダイナ世界からは消滅される)。
またブラックホールという特性から取りこぼしなく確実に始末できるため、エボリュウ細胞のような危険物の処理にも使え、初期では周辺の車を巻き込んだりしたが後半では相手の装甲の一部だけを剥ぎ取るなど調整も出きるようになっている。
もし作中世界で30年、ティガの時代から20年早くダイナが現れていればゼルダガスの悲劇は回避できたかも…

ブラックホール送りにせず衝撃波で直接相手を粉砕するアタックバージョンもある。
こちらはフォーガス戦やギアクーダ戦*4、『ウルトラ10勇士』で使用した。

◇レボリウムウェーブ リバースバージョン
相手のエネルギー攻撃(火炎放射など)を受け止め吸収し、敵に撃ち返す。
初使用(かつ現状唯一の映像使用例である)グラレーン戦では放たれた火炎をそのまま撃ち返していたが、ウルトラマンFighting Evolution3では青い衝撃派を放つ形に。

◇ウルトラサイキック
超能力を使って目標を浮遊させたり、金縛りにする。

◇ウルトラマジック
実態のある三人に分身する。侵略者ミジー星人のロボット「ガラオン」をフルボッコにした。

◇ネイチャーコントロール
山火事の炎を消したり、雷を呼び寄せたり自然を操る能力。さらには敵の雷攻撃や自然の雷を吸収してのエネルギー回復(ミラクルサンダーチャージ)までやってみせた。



ストロングタイプ

ティガのパワータイプに相当するパワー重視の形態
体色は赤と銀で、こちらもプロテクターはない。体格がパワータイプに輪をかけて、マッチョになった。
一見すると、パワータイプとは相違がないように見えるが、ストロングタイプは格闘家のようなタイプでもあり、
光線技を一つしか持っていないことから、潔いほど肉弾戦に特化している。

そのため遠距離戦や搦め手を使う相手はやや苦手としているが、それらを物理で捻じ伏せられるだけのスペックはあるため、
ミラクルと比べると相性差で苦戦する事は少なく、劇場版でクイーンモネラに不意打ちされたときを除いて無敗であり、強敵への反撃のきっかけになることが多い。

なお劇場版のクイーンモネラとゴッドジャギラ戦と赤の見た目に反して植物系怪獣に苦戦しており、
二体ともピンチを脱した後に遠距離で攻撃できるフラッシュに戻っている。
まあ前者は肉弾戦では倒すどころかダメージも与えにくい超巨大怪獣、後者は蔦に絡め取られ花粉攻撃に加えて人質も取られたりと、どちらも分が悪い相手であったが。


〇必殺技

◇ガルネイトボンバー・シューティングバージョン
全身のパワーを集めて赤い光球を作り出し、拳で打ち出すストロングタイプ唯一の光線技。
凄まじい威力を持ち、敵の光線を押し戻しながら敵を倒してしまう。

◇ストロングボム
とてつもない高さまでとび上がり、右足に全体重を乗せて放つ急降下キック。
強力な装甲を持つ怪獣「モンスアーガー」の弱点、頭のコアを見事破壊した。

◇バルカンスウィング
相手を掴み、凄まじい勢いでジャイアントスウィングをキメる。
初戦では投げられた怪獣がそのまま爆発して消し飛んだ

◇ストロングパンチ/ダイナックル
全パワーを拳に込めたパンチ。敵のボディを貫通したり遥か遠くに吹っ飛ばしたりなどは朝飯前。
劇場版ではソルジェント光線以上の威力を持つデスフェイサーのネオマキシマ砲に対し、発射口をブチ抜いて対処した。

※ガルネイトボンバー・スウィングバージョン
本編未使用の技。赤熱化させた両腕で敵を頭上に抱え上げ、大車輪回転をさせてから地面に叩きつける。
一応スチール写真や当時の書籍には記載されているのでどのような技なのかは判明している。


●本編以外の活躍


◆劇場版『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち

ティガや旧GUTSメンバーと共演。
アスカが初めて自覚した戦いへの恐怖を乗り越える姿や、ティガが人々の心に残した「光」を受け継ぐ姿が描かれた。

余談だが、本作の掛け声もつるの氏だがエフェクトのかけ方が他とは違った独特のものとなっており、
この映画での掛け声はのちに最終章でのゼルガノイドの掛け声に流用された。


◆映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦

ガイアのピンチにティガとともに駆けつけ、宇宙で怪獣を倒す大活躍。
声はアスカ本人だが、姿は未登場。


◆映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY

前作からの7年の間にあった出来事。スーパーGUTSメンバーの過去の姿が描かれる。
ダイナは未登場だが、過去の回想で登場した古代の巨人たちのスーツはダイナのスーツの改造品である。


◆OV『帰ってきたハネジロー』

本編終盤で別れたハネジローと再会。
本来は敵のはずのミジー星人が逆転のカギだったりブースカがゲスト出演していたりする珍しいシーン満載の作品でもある。


◆映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟

「ウルトラマンがフィクションである世界」のアスカが変身。
本編世界のアスカの記憶と同期したことでダイナの力を呼び覚ました。本編と別人とは言え、ダイナの復活は多くのファンを喜ばせた。
リョウに対し『ただいま』とアスカが言うシーンも印象的。



◆映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

こちらは本編と同一人物。
テレビ版最終回で時空崩壊に巻き込まれ、行方不明になっていたが、M78星雲の存在する世界「M78ワールド」に飛ばされていたことが判明。
他のウルトラマン達とともにウルトラマンベリアルに挑む。

ちなみに劇中でM78ワールドの人間がダイナの存在を知っていたのは、
本編以前にレイブラッド星人が起こした大規模な怪獣召喚「ギャラクシークライシス」を止めるため、
ダイナを含む別次元のウルトラマン達がM78ワールドに集結したためらしい。

そのため、ダイナ自身もかつて共闘したウルトラ兄弟たちと面識がある。
その辺りの説明が本編では無いため、初めて会ったのに存在をスルーされている様にも見えるが心配ない。

格闘は苦手だったはずにも関わらずに素手でゼットン星人を倒したり、
普通の人間では耐えられないプラズマスパークの光の下を変身せずに平気で動き回るなど、
何気にアスカの体質が光の国の人々に近づいていることを匂わせる演出がある。



ウルトラマンサーガ

バット星人に支配された地球を救うため、ウルトラマンコスモスウルトラマンゼロと共闘。
強敵ハイパーゼットンに立ち向かった。

ちなみに今作でもタイプチェンジはしないが、
『愛蔵版 ウルトラマンサーガ超全集』収録の短編『アンナの日記――過ぎ去りし遠い日』では
フラッシュタイプ以外のタイプチェンジを使用していたと分かる描写がある。

また本作でハイパーゼットンの覚醒を押さえるシーンでのダイナのカラータイマー音がティガの物に近い状態になっていたが、
これは膜の中にいるためその分音が変わるだろうという考えから音に編集を加えたため(ティガの音に近くなったのは偶然とのこと)。
この後のシーンでのダイナのカラータイマー音は普段の音となっている。

今作ではゼロと二度目の共闘となったが、「ウルトラ銀河伝説」ではまともに話をしていなかったため、実質ここが初対面となる。


劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!

エタルガーとアレーナによって鏡に封印されていたが後半で復活。
平成三部作ウルトラマンのティガ・ガイアとともにファイブキングに挑んだ。
今作では久々にミラクルタイプにタイプチェンジした。なお、声はつるの剛士氏本人が担当(掛け声はライブ音声)。
今回は事態が事態だったためか、ゼロ・コスモスとはあまり絡まなかった。
(無印ギンガでダークスパークウォーズに参加し、スパークドールズにされた描写はあるがそちらも本人かは不明)


三回(この作品を含むと四回)も共闘したことからか、新ウルトラマン列伝にてゼロに「俺の盟友」と言われている。


ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA

サイキによって宇宙に混乱がもたらされていることに気付き、αスペリオルっぽい光の軌跡を描きながら登場した。
『帰ってきたハネジロー』以来久々にストロングタイプとなり、 バードンをデコピン一発で追い返すなど相変わらずストロング。



●余談

あるショーではゼアスナイスとのトリオで「ウルトラ羞恥心」を結成。羞恥心を歌い踊っている。



追記・修正お願いします。

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