Fallout2

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Fallout2 - (2020/04/07 (火) 03:06:59) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/05/04 (木) 02:49:32
更新日:2024/04/27 Sat 07:51:20
所要時間:約 8 分で読めます




War... war never changes.(戦争…それはいつの世も変わらない/人は、過ちを繰り返す)

Fallout2とは1998年に発売された、現在のFalloutシリーズの第ニ作。前作同様日本未発売。

システム的には基本的に前作から大きな変化はないが、能力の上限突破や味方の指示や強化等細かく洗練されている。
本作で特徴的なのは難易度の高さと前作より大幅に増したジョークやネタ要素
難易度は前作をクリアしたプレイヤーを前提としているため急上昇。
特にラスボスであるフランク・ホリガンの強さはシリーズファンの間でも語り草になっており、一時は「最もクリアが困難なゲーム」の一つに挙げられるほどであった。
現在では発売から20年近く経過したこともあり、攻略のノウハウも固まってそこまで理不尽でもない…キガスルンダケドナー。
イベント絡みはかなりはっちゃけた物が多く、後述する下ネタや破天荒なイベントが大幅増加。
前作と比べると金!暴力!クスリ!SEX!と言う退廃的な描写が多くなっている。イベント量も豊富でテキストの内容は前作以上に作り込まれており膨大。
かなりはっちゃけたノリの一方、マスターズアーミーに替わる新たな敵組織・エンクレイヴが登場し、同時にかなりシリアスな空気も漂っているのが特徴。
このテキスト周りの作り込みは本作の直系と言える作品『Fallout:NewVegas』に継承される。


有志による日本語化もあり2019年9月に翻訳が完了している。

○ストーリー
こちらへ来い、「選ばれし者」よ。知らねばならぬことがある。
村の危機だ、死の兆候がいたる所に現れておる。
─作物は枯れ ─バラモンは死に ─子供たちは病に。
だが望みはある、知る者も少ないかすかな望みだが。
古いディスクに「Garden of Eden Creation Kit」というものが記されている。
それは荒れ果てた大地にも命をもたらすことが出来るらしい。

この「G.E.C.K.」の探索がお前の使命だ。─お前にその資格があればだが。
それを確かめるために、まずは「試練の寺院」へ行ってもらう。
生き残ることが出来たら、私の元へ戻ってこい。続きを話そう。

「選ばれし者」よ。皆の運命はお前にかかっておる。
自らの力を示せ。「G.E.C.K.」を見つけ出し、皆の救世主となるのだ。

○キャラクターメイク
本作ではキャラビルドを間違えると詰みかねない。ロールプレイも考慮しつつ慎重に設定しよう。
  • S.P.E.C.I.A.L.
今回はメモリーモジュールを入手することで、B.O.S支部のメディカルマシンでSTR・PER・CHA・INTの向上が可能。
END・AGI・LUCはLV12以降で取得できるGain系Perkのみでしか向上できない。
前作同様数週間単位で時間経過するが、本作にタイムリミットは無いに等しいので普通にプレイする分にはあまり気にならないだろう。
Strength
前作と基本的に変わらず。ちなみに改良型パワーアーマーがT-51bよりも多い+4の補正ということを覚えておくと得する。
Perception
前作と変わらず。低すぎるとやはり戦闘で泣きを見る。
Endurance
本作でもやはり削られやすいステ。ただ、低ENDだと早漏になるという男にとっては恥ずかしい弱点が出来る。
Charisma
前作ではENDと並んで削られる数値だったが、本作では「CHAの値/2」の人数しかコンパニオンを連れ歩け無いため、重要度が大幅に上昇。
Intelligence
みんな大好きインテリジェンス。本作でもマトモな会話をすることを含めても重要なのは変わらず。
Agility
みんな大好きアジリティ。戦闘の難易度が上がった本作で低AGIはやはり死を意味する。
APはActionBoyのPerkであげられるが相応のレベルが必要。
Luck
今回はSniperのPerkの習得レベルが大幅に上がり、ギャンブルの勝率も悪くなったため前作のような強さではなくなってしまった。
ちなみにNCRのハボロジストの教会でゼータスキャンを浴びるとランダムで最大2上げられる。

  • Skill
本作では割り振られているスキル値が100を超えると要求されるスキルポイントが増加するようになった。
スキル値が上がれば上がるほど更に要求ポイントもうなぎ登りに上がっていく。
その為、前作のような特化型のビルドが難しくなっている。

  • Trits
幾つかが入れ替えられ、より直接的にプレイヤーの能力強化に繋がるものが増えた。
勿論デメリットは非常に大きいので付ける場合は慎重に。

○登場人物
  • Chosen One(選ばれし者)
アロヨの部族民。伝説の人物「Vaultの住人」の孫であり、本作の主人公。能力は祖父同様キャラメイクで決定される。
大干ばつに見舞われた故郷「アロヨ」を救うべく試練を受け、「G.E.C.K.」捜索の旅に出た若者。現在の公式設定的には男性のようである。
取得Perkは基本的に祖父に準じており、低INTだと会話すらままならないのも祖父譲り。レニーによれば容姿も祖父に瓜二つとのこと。
しかし…
  • そういうお風呂に入れる唯一の主人公。
  • そもそもマスクパラメータにHのレベルが存在する。
  • というかビショップファミリーのボスの妻と娘を孕ませたのが公式設定
  • スーパーミュータントにケツを掘られる
  • 依頼された紛失物を手に入れるためにボットン便所を爆破。案の定辺り一面汚物だらけ。
  • 同性婚
  • シリーズで唯一子供を殺害可能な主人公*1
…等々、違う意味での伝説の多さはシリーズ随一の主人公だったりする。彼も正しくFalloutの主人公だった。
ちなみに祖父と違いレベルキャップが99と非常に高い為、やりこみ次第では「アイツ」や「運び屋」を超える力を持つに至る。…膨大な経験値と時間を要求されるけどな。

ちなみに『NV』でのマーカスの発言等から「運び屋」との血縁関係を疑われてるとか。

  • Sulik(スリーク)
精霊を信仰する部族民。あまりにも独特な装飾品がチャームポイント。
奴隷商人に攫われた妹・クリスを探して「クラマス」まで旅をしてきた……のだが、成果が上がらず自棄酒飲んで暴れて店に損壊を与えたため、借金返済のために働かされている。
要はかなり駄目な人。
近接・格闘武器が得意だが意外にもサブマシンガンも扱える。

  • Vic(ヴィック)
「クラマス」でトレーダーをしている人物。Vault13キャンティーンは元々は彼から部族に渡ったもの。
「Vaultシティ」に娘のヴァレリーが居る。現在は「ザ・デン」で奴隷商人に囚われている。
行商人なので戦闘系の能力は低いが指先が器用で、特にリペアスキルが高い。

  • Lenny(レニー)
「ゲッコー」で医師をしているグール。「ネクロポリス」から移住してきた経歴があり、恐らく前作で地下に暮らしていた者の一人。
80年前に「Vaultの住人」を目撃しており、彼の旅に同行を申し出る勇気がなかったことを現在も後悔している。
ドクタースキルが高く、引き換えに戦闘能力が低い…と思いきや意外と拳銃類でなら中々戦える。
ただし223ピストルやガウスピストルのような高い腕力が要求される拳銃はパワーアーマーでのフォローが必要。

  • John Cassidy(ジョン・キャシディ)
「Vaultシティ」のスラムで酒場を経営しているいかついオッサン。『NV』に登場するキャスの父なので名前だけは知っている国内ユーザーも多い。
心臓が弱く、「Vaultシティ」に訪れたのも本来は治療のため。しかし「Vaultシティ」当局の態度に嫌気が差しており、店を畳んで出ようか考えている。
ショットガン・ライフル類だけでなく拳銃の扱いも得意で、小型のエナジー武器も使用可能。
ただし心臓病のためスティムパックやドリンク類以外の薬物、サイコやジェット等を使用すると死亡してしまうので注意。
一応ゲーム中で心臓病の治療薬が手に入るのだが、彼に使用しても効果はない*2

  • Davin/Miria(デイヴィン/ミリア)
「モドック」の食肉解体場の経営者グリシャの子。
選ばれし者と「モドック」の関係が良く、かつCHAが高い場合ちょっとした会話の弾みで同性の方と結婚することになる*3
なお、コンパニオンは選ばれし者のレベルと連動して強化されるのだが、この2人のみそれが適応されない。なので戦力としては…
また、伴侶なのでコンパニオンから通常の解雇が不可能。解雇するには死亡か「ニュー・レノ」で離婚するしかない。

  • Myron(マイロン)
「ニュー・レノ」のモルディーノファミリーの一員で、シリーズお馴染みのクスリ・ジェットの発案者。
神経質かつプライドの高い性格で、ファミリーからの現在の扱いに不満を抱いている模様。
スーパーミュータントを嫌っているためマーカスと共に行動はできない。
戦闘は不得手だが天才肌の研究者だけあって回復アイテムを作成してくれる。また、職業柄サイエンススキルが高い。

エンディングではエンクレイヴ壊滅から1年ほどでジェット中毒者に刺され死亡するという結末を迎える。

  • Marcus(マーカス)
「ブロークン・ヒルズ」の創設者であり同時に保安官を務めている。元マスターズアーミーのスーパーミュータント。
B.O.Sパラディンのジェイコブと数日間殴り合いを続け、次第に馬鹿らしくなって打ち解けたという熱血漫画みたいな逸話を持つ。
人間に対しても好意的な人格者だが、「ジェイコブにはSMになって欲しかった」「(ザ・デンやニュー・レノを見て)やはりマスターは正しかった」と語る辺りはやはり考えの基準はSM。
重火器の扱いが得意だが、両手サイズのエナジー武器も使いこなしてくれる。当然だが体躯に合う装備品がないため防具は無し。
余談だが声を担当しているマイケル・ドーン氏はフランク・ホリガンの声も担当。

『NV』プレイヤーなら御存知の通り、選ばれし者の影響を受けて彼もまた放浪の旅をし、ジェイコブス・タウンを設立している。
流石に「遠出するの面倒くさいから」と言う理由でDr.ヘンリーの薬を打ち込まれたりはしなかったようである。

  • Skynet(スカイネット)
「シエラ軍事基地」に居るロボブレイン。
仲間にするのに非常に高いサイエンススキルが必要。というか登場作品間違ってない君?

  • Goris(ゴリス)
若いアルビノのインテリジェント・デスクロー。
「Vault13」では学者を担当している。外界に強い関心があり、誘えばあっさり仲間になる。
普段はローブを羽織って行動し、戦闘時にのみその正体を現す。
やはり鋭い爪での格闘戦と非常に高い身体量力を活かした俊敏な行動が得意。その性質上射線に非常に入りやすいので誤射や巻き込みに要注意。
あのデスクローを仲間にできるということ、またインテリジェント・デスクローの善良な性質やエンクレイヴとの因縁もあってか人気の高いキャラ。

  • Robodog(ロボドッグ)
サイバー犬1号。『NV』にも登場したDr.ヘンリーの飼い犬。
ヘンリーに協力を申し出ると貸し出してくれる。
彼に関する台詞はやパロディが多い。

  • K-9
サイバー犬2号。修理すれば仲間になるが、「ナヴァロ給油基地」に居るため普通のプレイでは加入は相当終盤になる。
高い知力を持ち、人語を話すことが可能。それ故に道徳心を持ち、悪人を非常に嫌う。

  • Pariah(パリア)
スペシャルエンカウントでのみ加入する犬。コンパニオンの人数制限を無視して付いてくる。
戦闘中は真っ先に逃げるため役立たず。更に同行中はLUCにマイナス補正がかかるため要注意。目玉に2mmEC弾かパルス弾をぶち込んでご退場願おう。

  • Dogmeat(ドッグミート)
今回も登場の犬肉、スペシャルエンカウントでのみ加入する。
戦力としてはまぁ、その、うん。前作もそうだったけどね…。あくまでファンサービスだろう。

  • Hakunin(ハクニン)
アロヨのシャーマン。「聖なる者」とも呼ばれる。そのキャラの性質から非常に回りくどい口調が翻訳者泣かせ。
試練を終えたばかりで疲れ切ってる選ばれし者にシビアなスポア・プラント駆除クエを依頼する。
また、選ばれし者があっちこっちでフラフラしてると「早くG.E.C.K.見つけろ」と電波夢に現れる。

ゲーム終盤でアロヨがエンクレイヴに襲撃された際に重症を負い、選ばれし者に行き先を伝えて死亡する。

  • Harold(ハロルド)
本作にも登場。頭にボブが生えました。
前作の「ハブ」からりちゃーど・グレイの故郷である「Vault8」に近い「ゲッコー」に渡ってきた。前作よりは元気そうな姿を見せる。
最近不調の原子炉に頭を抱えているようである。

『3』ユーザーなら御存知の通り、本作終了後はキャピタル・ウェイストランドに渡る。そこで彼の頭のボブは大きく育つが…。

  • Kaga(カガ)
「真の選ばれし者」を自称する青年。
実は選ばれし者より先に「G.E.C.K.」捜索のために送り出されたが、外界で生きる内に力や権力に固執するようになり、部族から追放された経歴を持つ。
選ばれし者や部族を逆恨みしており、使命を妨害するために度々襲い掛かってくる。。
本来はカットコンテンツのキャラなのだが、本作の日本語化導入時に推奨されているMODで復活する。

  • Dick Richardson(ディック・リチャードソン)
『2』での「合衆国大統領」で、エンクレイヴの指導者。名前は『3』『NV』でも登場。
ウェイストランド全ての人間をミュータントと見なし、ジェット気流を利用した改良型FEVの散布で絶滅を目論んでいる。

  • Frank Horrigan(フランク・ホリガン)
エンクレイヴ特殊部隊隊長。本作のラスボス。
「Vaultの住人」によって破壊されたマリポーサ軍事基地の調査時にFEVタンクに落下したことで変異し、サイボーグ化を含む生体改造の実験体となった人物。
ゲーム序盤からイベントで登場し、冷酷さ*4をアピールする。お前はテッド様か。
元はシークレットサービスで、エンクレイヴへの忠誠心も非常に高い。
しかし、その経歴や非常に強い残虐性から関係者からは影ではマトモな人間として見られていない。
マーカス等の通常のSMと比べても明らかにデカイ身体を持ち、その上でパワーアーマーを装備してるので戦力的に凄まじいことになっている。
どれくらい強いかというと、
  • S.P.E.C.I.A.L.全部10の完璧超人
  • 電気以外の耐性が全部改良型パワーアーマーmk2より上だよ!ついでにダメ押しHP999
  • ついでにアクションポイントは20*5
  • 弾切れ?消費AP3のユニークナイフもあるよ!!
  • 攻撃系スキル全部185!回避のしようがないよ!!
…と、こいつの強さに関する話題は事欠かず、正面から突破するのはほぼ無理
LV30で完全体と化したアイツビッグ・エンプティの技術の結晶と化したヤツ連続で必中の魔弾を叩き込む将軍ですら対抗が難しいレベル。
というわけで、あの規格外のブリキ大王が登場するまではシリーズ最強のキャラとして君臨していた。
え?じゃあどうやって倒すって?お前の磨き上げたスピーチスキルは何のためにある!何基ものタレットが何故あると思ってる!まぁ両方使っても運が悪いと普通にぶっ殺されますが。

ちなみにスピーチチャレンジで戦闘を回避することも可能だとか。

○用語・地名
  • アロヨ
選ばれし者の故郷。「Vaultの住人」が「Vault13」を追放された後に北カリフォルニアの北西端に作り上げた村。
干ばつによって存続の危機を迎えている。

  • Vaultの住人
前作主人公。ウェイストランドをマスターズアーミーの手から守った伝説の英雄。様々な場所で彼に関する話が聞ける。
本作では既に故人。彼の残したVault13ジャンプスーツとPip-boy2000が孫の選ばれし者に継承される。

  • Vault13
「聖なる13」ともいわれる、「Vaultの住人」の故郷で「Fallout」のすべてが始まった場所。
Vault13ジャンプスーツとVault13キャンティーンを手掛かりにここを探すのが当初の目的。
ちなみに地理的には当然前作と同じだが、該当の地域に向かっても条件を満たさないと入ることが出来ない。

  • G.E.C.K.
Garden of Eden Creation Kit(エデンの園創造キット)」と銘打たれたアタッシュケース型の機械。
分子の分解・再構築を行うことで万物の創造が可能。
本来「Vault8」のような再入植が予定されているVaultのみに支給される代物で、実際に使用された結果が今日の「Vaultシティ」である。
『3』でも物語終盤に登場し、孤独な放浪者とエンクレイヴは壮絶な争奪戦を繰り広げた。殆どアイツのワンサイドゲームだったとか言っちゃダメ。

  • ハイウェイマン
状態の良い戦前の自動車で、パーツさえあれば本作は自動車を乗り回すことが可能。
フィールド上の移動速度が大幅にアップしトランクに荷物が積めるため、ファストトラベルのない本作での旅が非常に快適になる。むしろ時間制限のある前作で欲しかった。
ただし燃料が必要。燃料は弾薬のスモールエナジーセルかマイクロフュージョンセルを使用。

  • クラマス
アロヨを出て最初にたどり着く集落。旅立ったばかりの選ばれし者は高確率でここのお風呂で70ドル散財すると言う噂がある。
集落の西部には墜落したベルチバードがあるが、これを操縦してたのが『NV』に登場したレムナントアーマーくれるババア。
同じく『NV』に登場するでかい方のババアの初期装備ベルチバードブレードもこの残骸から拝借したもの。

  • ゲッコー
グールたちが運営する集落。前作の「ネクロポリス」から移住したグールも多いようである。
現在も稼働している原子力発電所があるが、最近は不安定な状況なようである。
ちなみに今回は前作のセットのようなクソ野郎は居ない。

  • Vaultシティ
かつてのVault8。「G.E.C.K.」を使用して再入植を果たした都市。
「シチズン」と呼ばれる者たちが住む都市部を取り囲むように貧民達のスラム街が形成されている。
合理的な思考を持つ上級議員も居るのだが、当局は非常に高圧的。特に某ファーストシチズンに殺意が湧く人も居そうである。
ちなみに配送ミスで「Vault13」に送られるはずだったウォーターチップがこちらに送られ、倉庫で大量に死蔵している。「前作の苦労は何だったんだ」と言いたくなること必至。
逆に「Vault8」に送られるはずだったもう1基の「G.E.C.K.」が「Vault13」に送られていたことが判明する

  • ブロークン・ヒルズ
かつてマーカスとジェイコブが殴り合った地に出来た、人間とスーパーミュータントが共存する集落。
ウラン鉱石の産出を財源としている。

  • ニュー・レノ
4つのギャングが混在する都市。ギャンブル・クスリ・売春が横行しておりアンダーグラウンドな雰囲気が非常に強い。
『NV』の時系列でもNCRから独立した地域で、同作品内で選ばれし者がエロゲーみたいなことしたビショップファミリーについて言及されている。

  • サンフランシスコ
チャイナタウンや港が戦前そのままの姿を残す都市。
シャイ族や頭がお花畑なハボロジストの活動拠点でもある。
普通は終盤に訪れるだけあって装備品はガウスライフルやヴィンディケーターミニガン等が購入できる。

前作の「シェイディ・サンズ」が発展を遂げた大都市。前作でも名前のみ言及されていた。現時点での人口は3000人ほどでなおも増加中。
都市内ではスーパーミュータントなどの姿も見られる。
かつて南カリフォルニアを救った英雄「Vaultの住人」の偉業をたたえた銅像が議事堂の敷地内に建造されている。
『NV』と違い政治的にもまだ安定していた時期で、大統領は前作で陵辱エロ同人みたいな目にあったタンディ。

  • ナヴァロ
エンクレイヴの給油基地。
パワーアーマー目当てでゲーム開始直後にまずここに(或いはサンフランシスコで準備を整えてから)向かう選ばれし者も多いという。
ここに所属していた連中が40年後にフーバーダムで大暴れする…かもしれない。


  • カーンズ
前作でシェイディ・サンズ側が雇った傭兵(「Vaultの住人」とイアン)によって壊滅させられたレイダー勢力。
その生き残りであるダリオンが再結成しており、かつてのシェイディ・サンズであるNCRへ復讐のためにVault15を密かに占拠し、素性を隠して不法占拠者(流民)と共生関係にあった。
しかしNCRの依頼を受けたか、或いは相変わらずの陵辱エロ同人みたいな蛮行を目撃した選ばれし者によって80年前と同じく皆殺しにされるのでした。合掌。

でも『NV』でしぶとく復活。

エンクレイヴのFEVを用いた改造実験によって従順なデスクローを作ろうとしたはずが、知性を獲得したデスクロー。
知性の度合いは個体差があるが、人間と同等かそれ以上の知性を持つ個体も存在する。
また、その気性はデスクローとは思えないほど非常に優しく、ウェイストランドではあり得ないレベルの紳士集団だった。
しかし選ばれし者に「G.E.C.K.」を渡したことがエンクレイヴに知れてしまい、フランク・ホリガン率いる特殊部隊に皆殺しにされ、その亡骸は標本として回収される。
ただし、「G.E.C.K」入手後に手早くオイルリグ破壊まで進めれば粛清を回避できる。

ちなみに外伝作品『Tactics』にも知性を持つデスクローが登場するが関係は不明。
なお、「命令に従うデスクロー」というプランは『3』で違う形ながら一応の完成を見ている。

前作から引き続き登場する、技術回収を目的とした準武装集団。
幾つかの町に支部が登場するが今回は空気。B.O.Sから受注するクエストも1つだけ。

序盤からフランク・ホリガンのイベントで顔見せする武装集団。
カリフォルニア湾のポセイドン・オイルリグでグレートウォーを生き延びた「アメリカ政府」の末裔で、アメリカ再興を目的としている。
ウェイストランド人全てをミュータントと見なして粛清の対象としており、選ばれし者にとっても「アロヨ」を襲い人々を攫った不倶戴天の敵。
『3』とはゲームシステムが違い全盛期ということもあってか、本作では『3』の同勢力と違い雑魚兵士であっても本当に強い
プラズマライフルやパルスライフル、ガウスライフルと言った強力な武装で、かつ弱点を狙って攻撃しないとないと対抗が難しい。


フランク・ホリガン「お前は身の丈以上によく追記した。だがここでフランク・ホリガンに会ったのが運の尽きだ。
お前の修正はここまでだ、ミューティ。死ぬがいい」

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