Fallout:NewVegas

登録日:2012/10/08(月) 07:30:44
更新日:2023/07/28 Fri 14:02:30
所要時間:約 7 分で読めます




ようこそベガスへ、ようこそNEW VEGAS(ニューベガス)へ!



『Fallout:NewVegas』は2010年11月4日にベセスダ・ソフトワークスより発売されたXbox360およびPlayStation3用ソフト。
PC版もSteamで購入可能だが、古い作品故かWindows10環境ではMOD無しの素のままでは不具合が出る。

Fallout3』のスピンオフ作品として扱われているが、3を除く全『Falloutシリーズ』を制作してきた開発メンバーが開発を行っており、旧シリーズから多くの設定が導入され、舞台が東部から西部に移った事から実質的に旧Falloutシリーズの続編である。

今作から旧シリーズに存在した「コンパニオン・システム」が復活しており、それに伴い重厚な人間ドラマが展開されるのも本作の特徴である。


■[STORY]■

ニューベガス
そこは一夜にしてすべてが変わる街。

かつて「ラスベガス」と呼ばれ、戦前から世界一の歓楽街として名を馳せたこの街は核の炎によって世界が滅んだ後もネバダ湖にそびえる旧世界の壁「フーバーダム」によって生み出される豊富な電力によって戦前と変わらぬ輝きを保っていた。
そのネオンサインの下では酒・ギャンブル・商売女が客を呼び込み、訪れた者たちは自分の運を試すべく、キャップを握りしめ一夜の快楽に酔いしれている。

今、このベガスの利権を手に入れるべく3つの勢力がし烈な争いを繰り広げていた。
西から進出してきた旧世界の価値観と民主主義を掲げた「新カリフォルニア共和国」
東から西進してきた86もの部族を平定し、多数の奴隷を抱える戦闘集団「シーザーリージョン」
そして、「ニューベガス・ストリップ地区」を支配し、カジノの運営によって莫大な利益を上げる謎の人物「Mr.ハウス」と彼に率いられた3大ファミリー。
彼らは時に敵対し、時に手を組みながら熾烈なモハビの覇権争いを繰り広げていた…。

そんな中、「モハビエキスプレス」の一人の「運び屋」が法外な報酬を提示された一つの荷物をニューベガスに向けて運んでいた。
彼の存在とその荷物はこう着状態が続いていたモハビウェイストランドの勢力図を激変させようとしていた…。

■[DLC]■

本作には4つのサイドストーリーであるDLCが配信されている。
いずれも良作であるため、ぜひ体験してもらいたい。

伝説のカジノ「シエラマドレ」で繰り広げられる美しくも残酷な愛憎劇。
「運び屋」はそこで首輪につながれた者たちの魂の救済を行う事になる。

伝説の人物バーンドマンと共に「運び屋」は大自然に生きる部族との争いに巻き込まれることになる。
Fallout版Oblivionといった感じのストーリー。

「運び屋」は科学の遺産「ビックマウンテン」にてどこか間抜けな科学者たちの内輪もめに付き合わされる。
「運び屋」が人類最強のサイボーグになるお話。

「運び屋」は世界の果て「ザ・ディバイド」において謎の男「ユリシーズ」と最後の決戦に臨むことになる。
これから毎日核ミサイルを撃とうぜ!


■ [登場人物]■

本作の主人公。墓の下から這いずり出した、墓を超えてきた者、その名も「ビヨンド・ザ・…ではない。
金かそれ相応の対価を払えば、小さなものはガラクタから、大きなものは「死」までモハビの地を西から東へ運ぶ男。

DLCでは旧世界の科学技術の粋を集めたサイボーグとなる。




■[登場勢力]■

旧世界の価値観と民主主義を掲げた巨大勢力でアメリカ南西部を拠点とした世界唯一の国家。
膨大な兵員を武器に「モハビ制圧作戦」を敢行している。
ちなみにモハビ制圧作戦の目的は民需を支えるフーバーダムの電力&水の利権獲得*1と大統領の選挙対策という側面がある。うん、実に民主国家らしい。

86の部族を平定し多数の奴隷と兵員を有する戦闘集団。
旧世界の価値観を否定し、古代ローマ帝国の復活を掲げている(つもりのローマのコスプレをしたレイダー軍団)。
銃を持っている相手に刃物1本で突撃をかますイカレた集団である。
趣味は磔とくじ引き

ニューベガスのカジノ街を運営する謎の人物「Mr.ハウス」と3大ファミリーの勢力。
カジノの運営によって僕大な収益を上げており、その膨大な財力を背景に私兵集団とセキュリトロン・ロボット軍団を抱えているがあくまで経済的な利権を狙っている。


■[重要用語]■

  • モハビウェイストランド
本作の舞台となる旧アメリカネバダ地区の総称。
核の影響を受けていないため、新鮮な水が飲める。新鮮な水が飲める。(←ここ重要)
前作と違いもう一杯の水を求めて争うことはないのである。
しかし、人間衣食住足りれば次に求めるものは金である。
ここではキャップ1枚が生死を分けるのだ。
ほんと、モハビも地獄だぜ、ヒャッハー!

  • プラチナチップ
本作の超重要アイテム。
本作ではこの一枚のカジノ用チップを巡って全ての勢力がし烈な争奪戦を繰り広げることになる。
ちなみに「運び屋」はこのチップのせいで一回墓に埋められ、同僚も無残な屍を晒している。それくらい重要アイテム。

  • ギャンブル
舞台が旧ラスベガスであることを反映してか、このゲームではギャンブルをすることが可能であり、種類もルーレット、スロット、ブラックジャックといった多種多様なゲームが登場し、それを利用してキャップが稼げる。
前作のように、相手の身ぐるみ剥いで換金する「レイダーごっこ」をする必要はないのだ。
ただし、イカサマは出来ない。完全(LUCK)の勝負である。

???「この勝負、完全に運否天賦だ…」ざわ…ざわ…


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最終更新:2023年07月28日 14:02

*1 NCRドルは水本位制の兌換通貨なので水の確保は死活問題である。