シザーズ・シュリンプァー

「シザーズ・シュリンプァー」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

シザーズ・シュリンプァー - (2022/06/25 (土) 18:44:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2022/06/25 (土曜日) 17:12:11
更新日:2024/04/14 Sun 12:56:30
所要時間:約 ? 分で読めます





シザーズ・シュリンプァーとは、「ロックマンX3」に登場するボスである。


パワー:4000rp
スピード:7600rp
異名:七つの海の破壊神



【概要】


シグマ軍を倒すために作られたエビ型レプリロイド。
名前はシュリンプ(小エビ)だがそのハサミは大きくどちらかというとロブスターに近い。*1

しかし、そのハサミで敵味方見境なく攻撃するという欠陥があったため、封印されていた……という、ナチュラルボーン・イレギュラー
だが何らかの原因で再起動、造船所を占拠した。




【ボスとして】


設定上は凶悪なレプリロイドだが、ゲーム上はそこまで強くはない。
ステージの難易度も実質チュートリアル同然のあまりにもぬるすぎるイージー極まりないもので、シュリンプァーも動きは単調なので読みやすい。
というかどこぞのトンボよろしく最初に倒せと言ってるようなもの。

ただし壁蹴りを封じてくる技もあるので過信は禁物。

また、ステージは簡単だがホークの入手にはチャージトライアードサンダー、ライフアップの入手にはライドアーマーが必要となるため、効率重視のプレイヤーには後半、それも最後辺りになることが多い。*2

弱点エレキテル・ナマズロスから入手する「トライアードサンダー」。
水生生物なので電気に弱いというお決まりのパターンである。
適当に使ってるだけでも倒せるが、チャージ攻撃を上手く使えば瞬殺も可能。




【技】


  • 突進&クロー
ハサミを突き出して突進してくる。
接触すると捕まって持続ダメージを受けるが、ジャンプしてこないのでかわしやすい。


  • 拘束弾
輪っかが集まったような弾を投げてくる。
壁蹴り中に当たると引きずり降ろされるので注意。
拘束力はさほど強くないので、ハサミを上に誘いながら少しずつ降りればいい。
この後に正面にハサミを飛ばされると当たる可能性もある。


  • ハサミ飛ばし
ハサミをロケットパンチの如く飛ばしてくる。
エックスを狙って正面か斜め上に飛ばすので、壁蹴りで上に誘って降りれば回避できる。
ただし、ハサミは攻撃を弾くので注意。
おそらくこの技がスピニングブレードに当たると思われる。
斜め上に誘って降りて撃つ…の繰り返しで最後までハメることが出来る。


  • テイルアタック
体力が半分以下になると使用してくる。
こちらに背中を向けて高速で体当たりしてくる。
当たると壁に叩きつけられて大ダメージを受けるが、地上に留まり続けなければ誘発することはない。
使ってきた場合は壁蹴りで回避してから反撃しよう。


【入手武器】


  • スピニングブレード
2発の回転カッターを放つ。
カッターは上下にカーブを描いて後方に飛んでいくという独特の軌道を描いて飛んでいく。
とにかく言葉にするのも難しい軌道を描くわけだが、これがなかなかに使いやすく
攻撃力も高く、大概の雑魚敵は一発で倒せる。
特にゼロ距離で連射するととんでもないダメージを叩き出す。

チャージするとヨーヨーの様にワイヤーで繋がれた巨大カッターを放つ。
このカッターは自由に動かすことができ、地形に当たると消える。



シャイニング・タイガードの弱点であり、彼を壁から落とすことができる。
また、VAVAMk-Ⅱ、セイントシグマ等一部のボスにも有効である。



漫画版での活躍】



くっくっくっ…



破壊…



すぅべてぇ―――――の!!

ハ・カ・イッ!!



岩本佳浩の漫画版でもシグマに対抗するために作られたレプリロイドだったが、思考回路に問題があるらしく解体される予定だったが脱走し、三か月後の本編にて造船所を占拠した。
その凶暴性は人間やレプリロイドを切り刻むことに快感を持つほどであり、エックスから罪のない者を殺すことを咎められると、
「俺はそのために作られた」と開き直る等、ある意味VAVA以上に凶悪な奴である。(一応、自分を作っておいてすぐに壊されるという同情すべき点もあるが)

フロッグに搭乗して調査に来たエックスを迎え撃ち、ゲームとは異なりハサミの攻撃力や水中という地の利を活かして優位に立ち回るという強敵振りを見せたが、
エックスは砲弾の誘爆で激流を作ったり大破したフロッグのエンジンに乗って機動性を確保するといった奇策で対抗、ゼロ距離バスターを受けて深手を負い激怒。
巨大戦艦を起動させて街を襲撃し、更に船内に人質として人間を乗せていたためエックスに手出しさせなくする。

これに対しエックスは逃亡…しようと見せかけて近くのタワーに登り、バスターの銃口を絞り込んで長距離狙撃を試みる。
一方シュリンプァーは町が燃えるを見て悦に浸っていたが…




彼の頭部を、一筋の光が撃ち抜いた。

自分がやられたと悟ったシュリンプァーはエックスの方を見やる。



ひゃーははははっ!!



逃げたんじゃなかったわけかい…



低い所からじゃ人質に当たるからなぁ…


たった一つの死角は真上だもんなぁ…




そう言ってエックスを讃えると、どこか満足気に海に落ちていき、爆散した。
一方エックスはかなり神経を使っていたからかバスターを支える右手すら動かせなくなっていた。
だがそんな彼の目の前には、シュリンプァーのあげた水飛沫により虹がかかっていたのだった。







あっ とれた






ちなみにシュリンプァーは漫画X3の8ボスで唯一死亡したキャラである。
他のドップラーに操られた8ボスは元々善良なレプリロイドが多い中純粋な悪として振舞っていた。
エックスはドップラーの手下だと思っていたが、ワームチップが破壊された描写はなく、ずっと封印されていたこともあり、本当にドップラーと関りがあったのかは不明。
根っからの悪のイレギュラーという点では、漫画版X3において非常に珍しいキャラでもある。

なお、シュリンプファーに破壊された街に居た人々はゼロが事前に避難させており、被害者は出ずに済んだ。


復刻版のあとがきによるとこの話は編集者から「次は狙撃」と言われたため作った話だったが、作者もラストシーンはお気に入りとのこと。






追記・修正は全てを切り刻んでからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/