マリンセス(遊戯王OCG)

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登録日:2019/08/05 Mon 23:57:53
更新日:2024/01/22 Mon 07:08:14
所要時間:約 12 分で読めます






海晶乙女(マリンセス)とはカードゲーム「遊戯王OCG」に登場するカテゴリの1つである。


【概要】

属するモンスターは全て、水属性サイバース族で統一されている。

アニメ『VRAINS』においては財前葵/ブルーメイデン【トリックスター】に代わり新たに使用している。
これはパートナーとなったイグニス、アクアから託されたデッキである模様。

ほとんどのモンスターはサルベージや蘇生といった墓地に関する効果を持っている。
また、サポート用通常罠にはリンク3以上のモンスターがいる時手札から発動できる効果を持っている。

名前の由来はマリン(海)プリンセス(姫)だと思われる。
その名の通り、モンスター達は海洋生物をモチーフとした服を着ている女性の姿をしている。
間違ってもネタ扱いされがちな青キュアではない。



【カード一覧】


下級モンスター

海晶乙女(マリンセス)シースター
効果モンスター
星2/水属性/サイバース族/攻 800/守 400
このカード名の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。

モチーフはヒトデ。
自身を手札から捨てることでマリンセスを強化する効果を持つ。
打点の低いマリンセスにとっては戦闘補助となる。
だがコンバットトリックには使えないので注意。
ターン1制限ではないので、他のカードの効果で回収すれば合計1600強化できる。

海晶乙女(マリンセス)シーホース
効果モンスター
星3/水属性/サイバース族/攻1400/守1000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から水属性モンスター1体を「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

モチーフはタツノオトシゴ。
マリンセスリンクモンスターのリンク先に自身を特殊召喚できる効果と、墓地から除外して手札の水属性をリンク先に特殊召喚する効果を持つ。
マリンセスのリンク召喚の起点となる重要なモンスター。
②はレベルの指定もないのでアタッカーを呼び出すこともできる。

海晶乙女(マリンセス)ブルータン
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「海晶乙女ブルータン」以外の「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚めくる。
その中から「マリンセス」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードはデッキに戻す。

モチーフはナンヨウハギ。
墓地送り効果と、リンク素材となった時の疑似サーチ効果を持つ。
①の効果はリンクモンスターとのシナジーが強く、起点となるシーホースにアクセスできる。
②の効果により手札を増やしながら展開できるため、可能な限りこのカードから動きたい。

海晶乙女(マリンセス)マンダリン
効果モンスター
星1/水属性/サイバース族/攻 100/守 100
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分フィールドに「マリンセス」モンスターが2体以上存在する場合、自分フィールドの水属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンク先となる自分フィールドにこのカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

モチーフはマンダリンフィッシュ。
リンク先に特殊召喚・蘇生できる効果を持つ。
ステータスは貧弱なため、手札コストとして切りつつリンク素材の水増しとして利用したい。

海晶乙女(マリンセス)クラウンテイル
効果モンスター
星5/水属性/サイバース族/攻 600/守2300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に、手札からこのカード以外の「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。
(2):相手モンスターが攻撃するダメージステップ開始時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン自分は、自分の墓地の「マリンセス」リンクモンスターのリンクマーカーの合計×1000以下の戦闘ダメージを受けない。

モチーフはベタの分類の1つ、「クラウンテイル」だと思われる。
自身を特殊召喚して戦闘ダメージを半減する効果と、墓地のリンクマーカーの数に応じたダメージ半減効果を持つ。
上級モンスターでありながら攻撃力は低いため、主にメイン2で素材にするのが主な用途。
②の効果は連続リンク召喚することで1ターンキルへの抑止力となる。
アニメでも10000ダメージの軽減に成功するも、相手がそれ以上のダメージをもって致死ダメージを与えてきたため失敗に終わってしまった。

海晶乙女(マリンセス)パスカルス
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻1200/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「海晶乙女パスカルス」以外の「マリンセス」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「マリンセス」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

モチーフはハナゴイ。
召喚・特殊召喚時に手札のマリンセスを守備表示で特殊召喚する効果と、墓地除外でマリンセス魔法・罠をサルベージする効果を持つ。
展開にサルベージとデッキを回す潤滑油となるカード。
サルベージは墓地に送られたターンには使えないのが玉に瑕。

海晶乙女(マリンセス)バシランリマ
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻 600/守2100
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「マリンセス」罠カード1枚を除外して発動できる。
そのカードとはカード名が異なる「マリンセス」罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドのモンスターが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
(3):このカードが除外された場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は600アップする。

モチーフはユキミノガイ。
墓地のマリンセス罠カードを除外して別のマリンセス罠カードをサーチする効果と、味方がカード効果で破壊される時に墓地から除外して身代わりになる効果、自身が除外された時に味方1体の攻撃力を600アップする効果を持つ。
サーチ効果そのものは強力だが、除外したマリンセス罠の回収が難しい上により使いやすいマリンセス罠サーチ手段が出たので優先度は低い。
さっさと墓地に落として味方の身代わりになりつつ強化を狙うのが主な用途となる。
ちなみに(3)の効果は(2)の効果による除外以外でも発動するため各種カードのコストにして自発的に使う事も出来る。

海晶乙女(マリンセス)スプリンガール
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻1200/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「マリンセス」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドの「マリンセス」モンスターの数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
この効果で「マリンセス」カードが墓地へ送られた場合、さらにその「マリンセス」カードの数×200ダメージを相手に与える。

モチーフはスプリンガーズデムワーゼル。「ガール」と言うカード名からすると使用者のかつてのアバター、「ブルーガール」を意識した物か。
墓地のマリンセスモンスターを除外して自身を特殊召喚できる効果と、
水属性リンクモンスターのリンク素材になったら場の「マリンセス」モンスターの数だけデッキの上からカードを墓地に送ってその中にあったマリンセスの数×200のダメージを与える効果を持つ。
【マリンセス】なら墓地コストを確保しやすく、そのままリンク素材にすれば不安定ではあるものの墓地コストの補充も出来る連続リンク召喚を支える中継役。特に後述のグレート・バブル・リーフとは相性が良く、あちらを強化しつつ帰還先の用意も出来る。
ただし、墓地効果を持つマリンセスも多いので状況に応じて除外コストは選びたい。
倍率の低いバーン効果はほぼオマケ。


上級モンスター

海晶乙女(マリンセス)スリーピーメイデン
効果モンスター
星5/水属性/サイバース族/攻 500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、このカードは以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、対象のカードは相手の効果では破壊されない。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「マリンセス」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地から「マリンセス」リンクモンスター1体を選び、装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。

「スリーピー」という名前とカラーリングからするとモチーフはおそらくソウシハギと思われる。「メイデン」は使用者のアバター名からか。
場のマリンセスカードを対象に自身を特殊召喚して自身が場にいる限り選んだカードに効果破壊耐性を与える効果と、墓地から除外して味方のマリンセスリンクモンスターに墓地のマリンセスリンクモンスターを装備させる効果を持つ。
エースモンスターや後述の海晶乙女の闘海を破壊から守れるのは非常にありがたく、布陣を盤石な物に出来る。
墓地に送られても自身を除外してマリンセスリンクモンスターに装備カードを追加できるため無駄がない。
特殊召喚が容易なのを利用して連続リンク召喚に組み込んでラッシュをかける事も出来る。
非常に強力な効果を持つが、このカード自身は上級モンスターであり、場にマリンセスカードがないと特殊召喚出来ないので事故要因になりかねないため採用枚数には気をつけたい。


リンクモンスター

海晶乙女(マリンセス)シーエンジェル
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
◣ ▼ ◢
リンク1/水属性/サイバース族/攻1000
【リンクマーカー:左】
レベル4以下の「マリンセス」モンスター
自分は「海晶乙女シーエンジェル」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「マリンセス」魔法カード1枚を手札に加える。

モチーフはクリオネ。
マリンセス魔法カードをサーチする効果を持つが、現在対象は2種のみ。
しかしながら最重要カードである海晶乙女の闘海にアクセス出来る効果のため、展開時には必ず経由したい。
既に海晶乙女の闘海を握れているなら海晶乙女の潜逅をサーチする事で更に展開を伸ばせる。


海晶乙女(マリンセス)ブルースラッグ
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク1/水属性/サイバース族/攻1500
【リンクマーカー:下】
レベル4以下の「マリンセス」モンスター1体
自分は「海晶乙女ブルースラッグ」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、
「海晶乙女ブルースラッグ」以外の自分の墓地の「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。

モチーフはウミウシ。
マリンセスモンスターをサルベージする効果を持つ。
シーホースやブルータンとは相性が良く、特にシーホースならそちらの①の効果と併せてリンク2に繋げられる。


海晶乙女(マリンセス)クリスタルハート
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/水属性/サイバース族/攻 0
【リンクマーカー:左下/右下】
水属性モンスター2体
(1):このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、このカードは相手モンスターの効果を受けない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップの間、その相手モンスターは自身以外のカードの効果を受けない。
(3):このカードまたはこのカードのリンク先の自分の「マリンセス」リンクモンスターが攻撃対象に選択された時、手札から「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

効果耐性と相手への耐性付与、味方への戦闘破壊耐性とダメージ無効効果を持つ。
①と③の効果により対モンスターには強いが、手札消費がかさむので注意。
無論、壊獣によるリリースも天敵。
②は相手が他のカードによる補助を受けている時には有効だが、自身の攻撃力が0なのであまり有効ではない。
後述の闘海と併用したい。

他のマリンセスとは異なる外見だが、これはアニメにおいて、元々はアクアがのイグニス・アースに授けたカード「Gゴーレム・クリスタルハート」が、
紆余曲折あってアクアの元に戻ってきた際に、マリンセス用に改良したものであるからだと思われる。


海晶乙女(マリンセス)コーラルアネモネ
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
リンク2/水属性/サイバース族/攻2000
【リンクマーカー:左/下】
水属性モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
「海晶乙女コーラルアネモネ」以外の自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

モチーフはサンゴイソギンチャク。
水属性を蘇生する効果と、マリンセスカードのサルベージ効果を持つ。
①は水属性なら幅広く召喚できるため、他の水属性デッキにも出張できる優秀な効果。
特に展開と墓地肥やしも得意とするガエルとは相性が良く、鬼ガエル+水属性で餅カエルまで即座に展開できる。
②はリンク素材になっても発動するため、罠カードをサルベージして即座に使う事ができる。


海晶乙女(マリンセス)マーブルド・ロック
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク3/水属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:左/右/下】
水属性モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「海晶乙女マーブルド・ロック」以外の
自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に、
手札から「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
モンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

モチーフはカサゴ。
マリンセスカードのサルベージと戦闘破壊耐性付与効果を持つ。
①で罠カードをサルベージして即座に使ったり、②の効果のコスト回収にも使える。
簡単に出るリンク3のため、リンク4へのつなぎとしても有用。


海晶乙女(マリンセス)ワンダーハート
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク4/水属性/サイバース族/攻2400
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
水属性モンスター2体以上
(1):このカードがモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。
このカードに装備された自分の「マリンセス」モンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。
このカードはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
この効果で特殊召喚したモンスターを、エンドフェイズに装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からリンク3以下の「マリンセス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

装備したマリンセスを特殊召喚し戦闘破壊耐性を得る効果と、破壊された時にリンク3マリンセスを蘇生させる効果を持つ。
①は『海晶乙女の闘海』との併用が前提であるものの、クリスタルハートを素材にすることで強固な耐性を得られる。


海晶乙女(マリンセス)グレート・バブル・リーフ
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼
リンク4/水属性/サイバース族/攻2600
【リンクマーカー:左/右/左下/下】
水属性モンスター2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスター1体を除外して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):モンスターが除外される度に発動する。
このカードの攻撃力はターン終了時までその除外されたモンスターの数×600アップする。
(3):手札から水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
除外されている自分の「マリンセス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

モチーフは世界最大の珊瑚礁ことグレート・バリア・リーフ。
互いのスタンバイフェイズに自分の場か墓地の水属性を除外してドローする効果と、モンスターが除外される度にターン終了時まで自身の攻撃力を600上げる効果、手札から水属性を墓地に送って除外されているマリンセスを帰還させる効果を持つ。
ドロー効果は互いのスタンバイフェイズとやや遅いものの確実にハンドアドバンテージを稼ぎつつ、自己強化と帰還先の用意が出来る自己完結した効果を持つリンク4。
自己強化には回数制限が付いていない為、一部マリンセスが持つ墓地除外効果やマンダリンのデメリットを利用して大幅強化してフィニッシャーにもなれる【マリンセス】のエースアタッカー。


海晶乙女(マリンセス)コーラル・トライアングル
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/水属性/サイバース族/攻1500
【リンクマーカー:上/左下/右下】
「マリンセス」モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1):手札から水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「マリンセス」罠カード1枚を手札に加える。
(2):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
リンクマーカーの合計が3になるように、自分の墓地から水属性リンクモンスターを任意の数だけ選んで特殊召喚する。

モチーフは半数以上の珊瑚の種が集まる海域のコーラル・トライアングル。
水属性モンスターを墓地に送ってマリンセス罠カードをサーチする効果と、相手の場にのみモンスターがいる時に墓地から除外してマーカーの合計が3になる様に水属性リンクモンスターを蘇生させる効果を持つ。
サーチ効果が非常に使いやすく、自身がリンク3なので一部のマリンセス罠カードが持つ手札から発動するための条件も満たせる。
墓地効果も場が劣勢時の切り返し手段となる。
コーラルアネモネとは非常に相性が良く、
アネモネを経由してリンク召喚すればサーチ効果の手札コストが確保出来る、
マリンセスリンク1を経由してアネモネを出しているなら墓地効果による蘇生先も確保出来ている、
このカードはアネモネの蘇生に対応しているのでマリンセス罠をサーチしつつリンク4へアクセスが可能、
と抜群のシナジーを形成している。
ただし、素材指定にマリンセス縛りがあるため他のリンクモンスターを使う際には要注意。

同期のマリンセスモンスターが葵をモチーフにしていると思われる中、このカードにはその様な要素が見られない。
一方で「トライアングル(三角形)」と言う名前とリンクマーカーの向きからティンダングルを思わせる要素が見受けられる。
あちらに葵を象徴するカードのティンダングル・エンジェルが存在する事からすると、こちらは葵の兄である晃をイメージしたカードという事だろうか。*1


海晶乙女(マリンセス)アクア・アルゴノート
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク4/水属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/右/下】
水属性モンスター2体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃できない。
(2):自分フィールドの水属性モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):相手ターンに、魔法・罠カードの効果がフィールドで発動した時に発動できる。
このカードに装備された自分の「マリンセス」モンスターカード1枚を選んで特殊召喚し、その発動した効果を無効にする。

モチーフは貝。また、名前にアクアともあるので、葵とアクア2人を意識しているものと思わしい。
EXゾーンにいる自身に攻撃を誘導する効果と、味方の水属性と相手のカードをそれぞれバウンスする効果、相手ターンに魔法・罠が発動したら装備してるマリンセスを特殊召喚してカウンターする効果を持つ。
海晶乙女の闘海とのコンボで出すと攻撃力4300となっているため大抵のモンスターの攻撃なら返り討ちに出来る。
高い打点で攻撃を抑制し、カウンター効果で反撃を潰し、返しのターンでバウンスして突破口を開く制圧モンスター。
また、スリーピーメイデンとは相性が良く、あちらで自身や海晶乙女の闘海に耐性を付与して守りを固め、返しのターンでメイデンをバウンスして再度特殊召喚し、メイデンが墓地に行ったら装備カードを補充する、とシナジーを形成している。


魔法カード


海晶乙女の闘海(マリンセス・バトルオーシャン)
フィールド魔法
(1):自分フィールドの「マリンセス」モンスターの攻撃力は200アップし、さらに装備している「マリンセス」カードの数×600アップする。
(2):「海晶乙女クリスタルハート」を素材としてリンク召喚したEXモンスターゾーンの自分のモンスターは相手の効果を受けない。
(3):自分がEXモンスターゾーンに「マリンセス」リンクモンスターをリンク召喚した時に発動できる。
自分の墓地から「マリンセス」リンクモンスターを3体まで選び、そのリンク召喚したモンスターに装備カード扱いとして装備する(同名カードは1枚まで)

マリンセスの全体強化・クリスタルハートを素材にしたリンクモンスターへの効果耐性・リンクモンスターにマリンセスモンスターを装備させる効果を持つ。
①の全体強化は微弱だが、リンクモンスターには③の効果も合わせればかなりの強化となる。
②はクリスタルハートさえ出せればリンクモンスターに制限はないので、出張先でも活躍できる。
③で特に装備したいのはフィールドから墓地に送られた時に発動する効果を持つコーラルアネモネあたりか。
ちなみに、魔導師の力で更に2500強化することもできる。

マリンセスでは特に軸となるカードなので、除去には十分注意したい。


海晶乙女の潜逅(マリンセス・ダイブ)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
●リンクモンスター以外の自分の墓地の「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
●自分のフィールドゾーンに「海晶乙女の闘海」が存在する場合に発動できる。
デッキから「マリンセス」モンスター1体を特殊召喚する。

リンク以外のマリンセスの蘇生が出来る通常魔法。海晶乙女の闘海があれば代わりにマリンセスをリクルート出来る。
言うまでもなく連続リンク召喚を支える重要なカード。
優先度自体は海晶乙女の闘海より劣るが、ブルータンやシーエンジェルでなんとしても引き込みたい。
発動後は水属性しか特殊召喚出来なくなるが【マリンセス】ではほぼノーデメット。


罠カード


海晶乙女波動(マリンセス・ウェーブ)
通常罠
自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドに「マリンセス」リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
自分フィールドにリンク2以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、さらに自分フィールドの全ての表側表示モンスターはターン終了時まで、相手の効果を受けない。

相手モンスターの効果無効と自分モンスターへの効果耐性付与効果を持つ。
上述のようにコーラル・トライアングルでサーチしたりマーブルド・ロック等でサルベージしたりして即座に使えるため、奇襲性の高い重要なカード。


海晶乙女瀑布(マリンセス・カタラクト)
通常罠
自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドの「マリンセス」リンクモンスターを任意の数だけ次の自分スタンバイフェイズまで除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、このカードを発動するために除外したリンクモンスターのリンクマーカーの合計×300アップする。

マリンセスリンクモンスターを一時除外し、他のモンスターを強化する効果を持つ。

上昇率は高くないので、主にサクリファイス・エスケープで使うのが主となるだろう。
ただ自分のモンスターが1体のみの場合で使用すると、相手モンスターを強化してしまうのに注意。


海晶乙女潮流(マリンセス・カレント)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分の「マリンセス」リンクモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その自分のモンスターのリンクマーカーの数×400ダメージを相手に与える。
自分フィールドにリンク2以上の「マリンセス」モンスターが存在し、相手リンクモンスターを破壊した場合には、
破壊されたモンスターのリンクマーカーの数×500ダメージをさらに相手に与える。

マリンセスリンクモンスターが戦闘破壊を達成した時に発動するバーン効果と、リンクモンスターを撃破した時に更なるバーン効果を与える効果を持つ。

現環境ではリンクモンスターと遭遇することは多いので発動自体は容易いが、マリンセスの素の打点はあまり高くないので、
サポートカードを駆使して連続発動させることが重要となる。


海晶乙女雪花(マリンセス・スノー)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「マリンセス」リンクモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりリンクマーカーの数が少ない「マリンセス」リンクモンスター1体をリンク召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは自分フィールドに存在する限り、相手の効果を受けない。

マリンセスリンクモンスターが破壊された時に、下位のリンクモンスターを耐性付きでリンク召喚する効果を持つ。
リンク召喚扱いで特殊召喚するので、リンク召喚成功時の効果を使う事もできる。
手札発動効果を持たないので他のカードと混同しない様に注意したい。


海晶乙女環流(マリンセス・サーキュレーション)
通常罠
自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドの水属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターとはカード名が異なり、
リンクマーカーの数が同じ「マリンセス」リンクモンスター1体をリンク召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できず、戦闘では破壊されない。

水属性リンクモンスターをEXに戻してマーカー数が同じ別のマリンセスリンクモンスターを戦闘破壊耐性付きで特殊召喚する効果を持つ。
こちらもリンク召喚扱いで出すのでリンク召喚成功時の誘発効果を使える。
海晶乙女雪花と異なり追撃にも使用出来るが、直接攻撃できないデメリットが付くので要注意。


海晶乙女渦輪(マリンセス・バブルリング)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にし、自分のEXデッキ・墓地から「海晶乙女クリスタルハート」1体を選んで特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのリンク2以上の「マリンセス」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは自身のリンクマーカーの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃でき、そのモンスターの戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは0になる。

攻撃宣言時にその攻撃を無効にしつつクリスタルハートを特殊召喚する効果と、墓地除外でリンク2以上のマリンセスにそのリンクマーカーの数まで攻撃出来る様にする効果を持つ。
クリスタルハートを出し、返しのターンに海晶乙女の闘海と併用して完全耐性を付与したリンク4を出し、通常攻撃の後に追加で4連続攻撃を決めるのが理想的な流れ。
ただし連続攻撃を付与したモンスターでは相手にダメージを与えられないので最大限に活かすならワンダーハートとの併用は必須。
こちらも手札発動効果はないので使用時は注意。


【相性のいいカード】

  • サルベージ
ご存知水属性万能サルベージカード。
メインデッキのマリンセスは全て回収可能である。

  • シーアーカイバー
リンク先にモンスターが特殊召喚された時に特殊召喚できる水属性・サイバース族。
マリンセスなら条件を満たしやすいので相性はいい。

ご存知亀怪獣。
単純な除去札として使える他、シーホースの効果で特殊召喚して戦力にしたり相手の壊獣を封じたりできる。先攻でもコーラルトライアングルの手札コストにもなるので無駄がない。
その一方で相手に使われた場合、下記の結界像の特殊召喚制限とクリスタルハート耐性を両方すり抜け除去が可能であり相性は最悪。
壊獣出張セットの中では最もよく採用されるカードなのでできる限り先出ししたい。

コーラルアネモネで蘇生できる結界像。
アクセス手段が多く、マリンセスカードで場持ちの悪さをカバーできる。

  • 水月のアデュラリア
自分の魔法・罠ゾーンにカードがあれば手札から特殊召喚でき、永続・装備カード2枚をコストに下級モンスターを何でもデッキから墓地に送ることができる上級魔法使い。
マンダリンや結界像とも相性がよく、コストは闘海の効果で装備状態のリンクモンスターを使うことで確保可能。
さらにお互いの表側表示の魔法・罠カードの枚数を参照したパンプアップまで持っているため、状況次第ではフィニッシャーにもなるだろう。

餅カエルのお供。コーラルアネモネと非常に相性がよく、以下の手段で展開が可能。
始動条件・鬼ガエル シーホースorブルータン 水属性モンスター×2
①シーホースorブルータンをNS、素材にしてブルースラッグをSSしてシーホースを回収
②シーホースをSS、素材にしてシーエンジェルをSS
③鬼ガエルをSSして粋カエルを墓地、シーエンジェルと鬼ガエルでコーラルアネモネSS
④コーラルアネモネの左に鬼ガエルをSS、ガエルを墓地へ送った後自身を回収しもう一度SS
⑤粋カエルを蘇生させ鬼ガエルと共に餅カエルSS、場の四体でマスカレーナを経由しアストラムSS
⑥鬼ガエルとシーホースを回収し鬼ガエルをSS、ガエルを墓地へ送り粋カエルを蘇生し餅カエルをSS

この後相手のスタンバイフェイズに餅カエルで魔知ガエルを出すことにより、餅カエル+効果破壊されず効果の対象にならない3000打点+切り込みロックという鬼畜な布陣を築ける。
条件が厳しそうに見えるが、フルモン気味に構築すれば簡単に達成できる。

  • サイバネット・マイニング
ご存じサイバース族汎用サーチ札。
豊富な1枚初動が持ち味のデッキなので、このカードの価値はむろん高い。
マンダリン辺りをコストにすればアド損も最小限に抑えられる

  • マスター・ボーイ
説明不要の水属性サポートリンクモンスター。

  • スプラッシュ・メイジ
墓地のサイバースを蘇生できるリンク2。
単純に展開を伸ばせるほか、水属性なのでコーラルアネモネなどの制約に引っかからない点も優秀。

  • 世海龍ジーランティス
敵味方関係なくフィールドのモンスターを全て除外し、続いて除外したモンスターを任意の表示形式で帰還させられるリンク4。
マリンセスは展開の途中で水属性しか特殊召喚出来ない制約がかかる場合がほとんどであるため、相手も水属性デッキを使っていなければ全体除去として機能する。

  • バハムート・シャーク
ブルータン、パスカルス、スプリンガールとレベル4が結構多いので簡単に出せる。
餅カエルを添えてやることで盤面をより強固にできる。

  • 御前試合
お互いに1種類の属性のモンスターしか場に出せなくなる永続罠
手札誘発以外は水属性モンスターしか採用しないこともザラな【マリンセス】なら影響は皆無と言ってよく、相手にだけ強烈なロックをかけられる。ガメシエルを投げられても安心。
ただし、装備したリンクモンスターと併せて魔法・罠ゾーンをかなり圧迫してしまう点には注意。



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最終更新:1970年01月01日 09:00