登録日:2017/12/19 Tue 00:32:50
更新日:2025/04/14 Mon 21:14:03
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トリックスターの魅力、嫌というほど教えてあげるわ!
概要
トリックスターとは、遊戯王10期第1弾パックの「CODE OF THE DUELIST」にて登場した新カテゴリーで、アニメ
遊戯王VRAINSでも主要人物の
財前葵/ブルーエンジェルが使用する所謂アニメテーマである。
カテゴリーの特徴としては属するカード群はほぼ全て
光属性・
天使族で統一されており、高い展開力と微弱なバーンを積み重ねることによるビートダウン戦術を得意としている。
また、トリックスター達の命名法則は「トリックスター+花」となっており、モンスター達の服や髪型にもモチーフの花の意匠が表れているため非常に可愛い・美しい見た目で纏められている。
が、その実ほとんどのトリックスターのモチーフになっている花は毒性植物であり、戦い方も相俟って「綺麗なバラには棘がある」を体現した様なテーマとなっている。
モンスターカード
下級モンスター
トリックスター・キャンディナ
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「トリックスター」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が魔法・罠カードを発動する度に相手に200ダメージを与える。
モチーフとなっている花はブルグマンシア・キャンディダ。
持っているトランペットはキャンディダの別名のエンジェル・トランペットから来ている。
エンジェル・トランペットを含むチョウセンアサガオの仲間は「ダチュラ」とも呼ばれ、強力な麻痺毒を保有する。
が、それを逆手に取って麻酔薬にしたり、
少々アレな使い方だと自白剤や思考を奪って奴隷化する薬にも使われていた。
ダチュラを用いた毒薬で自我を破壊し、物言わぬ奴隷とした存在が
ゾンビの起源とされる。
同名カードの1ターンでの発動回数制限がないため複数回効果を発動することも可能。
下記の《トリックスター・マンジュシカ》との組み合わせで、このカード1枚と召喚権を増やすカードを使えば《トリックスター・マンジュシカ》を並べることができる。
更に②の効果によって相手が魔法・罠カードを発動すると200のバーンダメージを与えることができる。
しかも自身の攻撃力は1800とレベル4では高い数値であるため、サーチをした後棒立ちさせても相手がフルモンでない限りバーンダメージを与えていきやすい。そのため後述の《トリックスター・ライトステージ》などを使っていち早く手札に確保しておきたいモンスターである。
出張セット含めトリックスターが長期間環境に関わっていたことからか19/01/01にて準制限カードに指定される。
しかし、出張セットでは1枚で十分だったり《トリックスター・ライトステージ》を3枚使える方が凶悪だった為に出張は止まらず20/04/01であちらが制限になった代わりにこちらは制限解除された。
トリックスター・マンジュシカ
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻1600/守1200
(1):手札のこのカードを相手に見せ、「トリックスター・マンジュシカ」以外の自分フィールドの「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の手札にカードが加わる度に、加えたカードの数×200ダメージを相手に与える。
モチーフとなっている花は曼珠沙華(彼岸花)。リコリスや狐の松明など様々な別名を持つ。
赤い炎が如し見た目に違わず、強力な麻痺毒を帯びる毒草の代表格。
その一方で「毒が水溶性である」という点を利用し、有事の際には毒を脱いてデンプンを採取して食べる事ができないでもない救荒植物としての側面も持っていた。
手札にある時自身を公開して自分フィールドのトリックスターモンスター1体と交代する形で特殊召喚する効果を持っている。
手札に戻すのは何でもいいのだが、なるべくなら《トリックスター・キャンディナ》や《トリックスター・キャロベイン》などを戻してサーチや手札誘発を狙いたいところ。
続く②の効果はトリックスター特有のバーン効果を持っているのだが、そのトリガーの条件をよーく見ていただきたい。
相手の手札にカードが加わる度に、加えたカードの数×200ダメージを与える
…なぁにこれぇ?
何とこのモンスター、バーンのトリガーが「手札にカードが加わる度」なのだ、ドローは勿論サーチやサルベージ、バウンスなどの行為までトリガーにするため範囲が広く、「加わる度」であるため手札抹殺などで1度にドローしてもそのドロー枚数×200のダメージを与えられるのだ。
しかしこの効果の真の恐ろしさは重ねがけが可能という点であり、こいつが2体いるだけでもライフが洒落にならない数値にまでいくことも。
現在は制限のため勢いは落ちたが、嘗てはこのカードと後述の《トリックスター・リンカーネイション》を用いたバーンワンキル戦術が猛威を振るっていた。
そのためこのモンスターがフィールドにいるかどうかで相手の受けるダメージが大きく変わるほどの影響力を持っている。
余談だが、エキストラターンが廃止され、
時間内に勝敗が決まらなかった場合にライフの差で勝敗を決めるようになった海外の大会では
《トリックスター・マンジュシカ》を出す。
→トイレ休憩と称して離席(この間、時計は止まらない)。
→制限時間ギリギリに戻ってきてターンエンド宣言。
→相手はドローと共に200バーンを受けてタイムアップ。敗北。
という世紀末なコンボ、「マンジュシカ便所ワンキル」二重の意味で汚ねぇに使われるという悲劇に見舞われた。
尚、対策として生み出されたのは相手がトイレに行っている間にデッキのカードを抜き取りリスト不備でジャッジキルを決める「窃盗カウンター」なんだとか。ほんと何なんだこのゲーム。
…という噂があるが、どこの大会であったかなどは不明であり、単なる風評の可能性が高い。
実際にあったら救急車と警察沙汰なのは明らかである
トリックスター・リリーベル
効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードは直接攻撃できる。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
モチーフとなっている花は鈴蘭。花の美しさから園芸で大人気だが、全草に強力な毒を含んでいる。
鈴蘭は後述するスイセンやコルチカム等と同じく誤食による死亡事故が多い、身近ながらも危険な毒草。
ドロー以外で手札に加わった時に手札から特殊召喚できるため、《トリックスター・キャンディナ》や《トリックスター・ライトステージ》によってサーチすればすぐさま呼び出すことができる。しかもこの効果はサルベージもトリガーにできるため非常に出しやすい。
②の効果は直接攻撃を行える効果。攻撃力が低いとはいえトリックスターはバーンでもライフを削れるため、意外とこのカードによる800のダメージは馬鹿にならない。更に③の効果とは大きなシナジーを持っており、このカードが攻撃するだけでトリックスター1体をサルベージ出来るため中継として使ったリンクトリックスターを再利用可能にしたり、適当なトリックスターを戻して展開に備えたり、自身を戻して更に迫撃をかけるなどが行える。
地味に③の効果は同名制限がないため攻撃権さえ確保できればいくらでもサルベージが可能。
トリックスター・ナルキッス
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1000/守1800
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が効果ダメージを受けた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が手札・墓地のモンスターの効果を発動する度に、相手に200ダメージを与える。
モチーフとなっている花はスイセンだが、正確には学名のナルキッソスが由来となっている。
イラストを見る限りだと投げキッスともかけていると思われる。
こちらもニラやネギ、行者にんにくと間違えて誤食する事故が多く、山菜の季節になるとよくニュースになる。
相手が効果ダメージを受けた時に手札から特殊召喚ができるトリックスター。
トリックスターならば効果ダメージを与える機会はたくさんあるため発動は容易に達成できる。
②のバーン効果は相手が手札・墓地のモンスター効果を発動した時に発動するもの。
【
インフェルノイド】などには大ダメージを見込めるが、それ以外だと何ともいえない範囲であるためおまけ効果として見ておいた方が無難であろう。
このカードの真価は緩い召喚条件による出しやすさとレベル4のため汎用モンスターが多いランク4を作れるという点にある。
トリックスター・ヒヨス
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 100/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「トリックスター」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
モチーフとなっている花は名前と同じヒヨス。
チョウセンアサガオなどと同じナス科の毒草。同じように麻酔薬や精神に作用する薬として用いられていた事があるが、素人は絶対に真似してはいけない。
バーン効果は持っていないものの自身がリンク素材となった時自己蘇生を行うことができるというシンプルながら便利な効果を持っている。
単純に展開を広げるも良し、アニメのように《トリックスター・ホーリーエンジェル》のリンク先に出して能動的にバーン効果を誘発するも良しなトリックスターである。
更にレベル1の為《ワン・フォー・ワン》で呼び出すことができるのも大きな利点となっている。しかし、自己蘇生をした後は基本的に除外されてしまうため、それを防ぐにはX召喚を行うしか無い点には留意したい。
トリックスター・マンドレイク
効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 0/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札から墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが「トリックスター」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、
相手のリンクモンスターのリンク先のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
モチーフとなっている花は
ファンタジーでもよく名前を見かけるマンドレイク。抜いたら叫ぶアレの元ネタ。
現実のマンドレイクはナス科毒性の例に漏れず麻痺・幻覚を伴う毒草。
こちらも《トリックスター・ヒヨス》と同じくバーン効果は持っていないが、手札から捨てられた時に特殊召喚できる効果を持っている。
現状トリックスターは手札を捨てる場面があまりなく、《トリックスター・ブラッディマリー》や《トリックスター・シャクナージュ》のコストを利用したコンボで利用することが多くなるだろう。
②の効果はL素材となった時に相手Lモンスターのリンク先にいるモンスター1体を破壊するという効果を持っているが、範囲がピンポイントな上に①の効果で特殊召喚していると使用できなくなるという非常にミスマッチなことになっている。
このため汎用性はあまり高くなく癖が強い効果となっているが、使いこなせれば名実ともにトリックスターの名を語ることが出来るだろう。
トリックスター・シャクナージュ
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1900
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「トリックスター」カード1枚を捨て、自分の墓地の「トリックスター」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の墓地からカードが除外される度に、その除外されたカードの数×200ダメージを相手に与える。
モチーフとなっている花はシャクナゲ(石楠花)。
ツツジ科の大輪の花で園芸でも大人気だが、実はツツジ科は毒草がとても多い。シャクナゲも嘔吐や下痢を引き起こす有毒成分を含む。
手札からトリックスターカードを捨てることで墓地のトリックスターリンクモンスターを蘇生させることができるトリックスター。
しかも蘇生させるLモンスターはリンク数やステータスを問わないため状況に応じて好きなリンクモンスターを呼べるのは非常に強力だが、一部のリンクモンスターはメインモンスターゾーンだとマーカーが腐ってしまうため気をつけたいところ。
②のバーン効果は墓地からカードが除外された時に発動するが、現状トリックスターサポートカードには相手墓地のカードを除外するカードはない。ピンポイント過ぎる範囲のためおまけ効果と割り切っておこう。
トリックスター・フーディ
効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 600/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「トリックスター」融合・Lモンスターのいずれかが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが「トリックスター」LモンスターのL素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「トリックスター・フュージョン」か「トリックスター・ディフュージョン」1枚を手札に加える。
モチーフとなっている花は
トリカブト。名前の由来は英名の「モンクスフード」からか。
言わずもがな、彼岸花に並ぶ毒草の代名詞であり代表。身に取り込めばまず助からないレベルの猛毒。
自分の場にトリックスターの融合モンスターかリンクモンスターがいれば特殊召喚可能で、トリックスターのL素材になったら《トリックスター・フュージョン》か《トリックスター・ディフュージョン》をサーチできる。
単独でもリンク1に繋げる事でサーチ可能であり、《トリックスター・キャンディナ》と《トリックスター・ライトステージ》の組み合わせでリンク2に繋げながらサーチと言う動きも可能。
サーチ先も使い回しがしやすい融合魔法と、罠カードだが融合かリンクか選べるカードと状況に応じて選択できるのも強み。
トリックスター・アクアエンジェル
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻 0/守 0
このカード名はルール上「マリンセス」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれデュエル中に1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「トリックスター」モンスターか「マリンセス」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(2):このカードをリンク先とするLモンスターは戦闘では破壊されない。
(3):このカードがL素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
相手の手札・フィールド(裏側表示)のカードを全て確認する。
トリックスターでありながら
マリンセスとしても扱う異色のモンスター。そのため、トリックスター唯一の水属性。
③の効果と水色の
ツインテールと言う見た目からモチーフは花ではなくおそらく水の
イグニスであるアクア。
自分の場にトリックスターかマリンセスがいれば手札・墓地から特殊召喚可能で、自身がリンク先にいるリンクモンスターに戦闘破壊耐性付与、L素材になったら相手の手札とセットカードを全て確認する効果を持っている。
特殊召喚とピーピングはデュエル中一度の制約があるものの、緩い条件で出せて後述する《トリックスター・ノーブルエンジェル》や《トリックスターバンド・ドラマチス》のL召喚・融合召喚時のサーチにチェーンする事で誘発から守れる様になるのは非常にありがたい。
地味に《トリックスター・ライトステージ》で選びたいセットカードを事前に確認出来るのも便利。
戦闘破壊耐性付与も《トリックスター・ホーリーエンジェル》と組ませる事で相互に耐性付与出来るため、中々硬い布陣が作れる。
上級モンスター
トリックスター・キャロベイン
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻2000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または「トリックスター」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分の「トリックスター」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分アップする。
モチーフとなっている花はベインベリー。
「ベリー」の名や赤くて美味しそうな実から一見食べられそうに見えるが、全草に猛毒を含むので絶対に口にしてはいけない。
①の効果はフィールドに
モンスターがいない時かトリックスターモンスターのみの場合に特殊召喚ができるという、《剛鬼ライジングスコーピオ》のような効果を持ったトリックスター。
展開力がイマイチ足りなかったトリックスターの展開補助を行ってくれる上に、自身のステータスも中々なのでリンク補助・攻撃補助のどちらにも回れる器用さがある。
更に②の効果も強力で、トリックスターモンスターがバトルをする時手札から捨てれば攻撃力を元々の数値参照でプラスにしてくれる。
これによってバトルに難があったトリックスターも強気にバトルを行うことが出来るようになった。
ただし、①・②の効果は1ターンにどちらかしか使用できないため注意が必要。特殊召喚したターンは《トリックスター・リリーベル》などでサルベージをして相手にプレッシャーをかけるのもいいだろう。
①の効果はどのデッキでも使う事ができる&《トリックスター・ライトステージ》でサーチが可能なこともあり出張し回った。
《トリックスター・キャンディナ》を絡めれば、召喚権を使うとはいえ1枚が2枚になるためL召喚主体のデッキで初動として使われ、素材縛りが緩い割に展開先が強い《
トロイメア・マーメイド》、
アナコンダドラグーンなどの環境デッキのキーカードとなるリンクモンスターの素材によく使われた。
リンクモンスター
トリックスター・ホーリーエンジェル
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻2000
「トリックスター」モンスター2体
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのリンク先に「トリックスター」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、相手に200ダメージを与える。
(2):このカードのリンク先の「トリックスター」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。
(3):「トリックスター」モンスターの効果で相手がダメージを受ける度に発動する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのダメージの数値分アップする。
モチーフとなっている花はタチアオイの別名であるホリホックから来ている。また、他のトリックスターと違ってこのモンスターだけ唯一薬効作用のみがある花が由来となっている。
出しやすいリンク2でありながらマーカーは全て自分の方向に向いているためこの時点でリンクモンスターとしては及第点に達しているが、効果も使いやすくバーン効果のトリガーは自身のマーカー先にモンスターを出すだけで発動するため非常に撃ちやすく、③の効果とも噛み合っているためマーカー先を埋めるだけで2400ラインを確保することが出来る。
②の効果はリンク先のトリックスターを守るものだが、ぶっちゃけこれはおまけに近いものなのでさして意識しなくても問題はない。
一応《トリックスター・アクアエンジェル》と並べることが出来れば相互に戦闘破壊から守れる利点はある。
トリックスター・スイートデビル
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻2000
「トリックスター」モンスター2体
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのリンク先のモンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られる度に、相手に200ダメージを与える。
(2):「トリックスター」モンスターの効果で相手がダメージを受ける度に発動する。
相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、このカードのリンク先のモンスターの数×200ダウンする。
モチーフとなっている花はデビルフラワーやタッカ・シャントリエリとも呼ばれるクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。
通称としてブラックキャットという呼び方も存在しており、デザインの猫の意匠はここから来ている。
サトイモの仲間だが芋にタッカリンという有毒成分を溜め込んでいる。
《トリックスター・ホーリーエンジェル》と同じく出しやすいリンク2だが、マーカーの向きはメインモンスターゾーン向きのLモンスターのため1番手に呼ぶのはむかない。
①のバーン効果はリンク先のモンスターが破壊されることで発動するものの、こいつを出したうえで更にリンク先のモンスターを潰すというのは中々に消費が激しいため、このカード自身がバーンを与えるのは不向きである。
どちらかと言うとこいつは優勢時に②の効果を使って相手モンスターを弱体化させることを狙ったり、エクストラから更にモンスターを呼びたい時にL召喚するのが無難であろう。
トリックスター・ブラッディマリー
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻2000
「トリックスター」モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのリンク先に「トリックスター」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、自分は200LP回復する。
(2):手札から「トリックスター」カード1枚を捨てて発動できる。お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。
この効果の発動時に自分のLPが相手より2000以上多い場合、この効果で自分がドローする枚数は2枚になる。
モチーフとなっている花はシャクナゲの一種であるジーン・マリー・ド・モンタギュー。
トリックスターなのだが、十八番のバーン効果を持たず風変わりなライフ回復効果を持っている。
実質的にこの効果単体でどうにかすると言うよりは、②の効果を発動しやすくするための効果という側面が大きい。
②の効果は手札のトリックスターカードを1枚を捨てることでお互いに1枚ドローする効果を持つのだが、相手とのライフ差が2000以上だった時自分だけ2枚ドローが可能となる効果を持っている。
とはいえ効果発動の際に相手にも1枚手札を渡してしまうためこの効果を発動するときはなるべくフィールドに《トリックスター・マンジュシカ》を置くようにするか手札コストに《トリックスター・マンドレイク》を使うようにして置くと無駄が少なくて済む。
総じて見ると《トリックスター・ホーリーエンジェル》や《トリックスター・スイートデビル》のようにフィールドに維持してビートをかけるよりは2ドロー効果を使って展開の中継ぎの役目をさせるのがセオリーだろう。
トリックスター・ベラマドンナ
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/天使族/攻2800
【リンクマーカー:上/右/左下/下】
「トリックスター」モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚に成功したこのカードのリンク先にモンスターが存在しない場合、このカードは他のカードが発動した効果を受けない。
(2):このカードのリンク先にモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の墓地の「トリックスター」モンスターの種類×200ダメージを相手に与える。
モチーフとなっている花はベラドンナ。
例によってナス科の毒草。昔はこれの汁を目薬にし、瞳孔を開かせる事で魅力的な目にするという中々にデンジャラスなおしゃれが行われていたとか。
リンク4だけあってその効果は強力で、まず①の効果はL召喚に成功したときこのカードのリンク先にモンスターがいなければ殆どのカード効果をシャットアウトする耐性を得る。
これによって安易な除去を受け付けることなくL召喚ができるものの、耐性を持つためにはリンク先にモンスターがいないとダメなため自分はクリアできても相手のフィールドに向いているリンク先にモンスターがいると耐性は得られないので、このモンスターを出すときはなるべくメインモンスターゾーンにL召喚をしたい。
また、細かい点ではあるが発動した効果を受けないだけであってすでに発動している効果は防げないことにも留意したい。例えばこのカードがL召喚した時、《
スキルドレイン》などが発動していたらこのカードはバニラとなってしまうなどの事例がある。
②の効果は墓地のトリックスターモンスターの種類×200ダメージを与えるもので、この効果とリンク4と言うのは非常に噛み合っているためこのカードが出てくる時には少なくとも4〜6体位は墓地にトリックスターが溜まっているとみていいだろう。
なお、この効果は①の効果とは違い《トリックスター・シャクナージュ》や《トリックスター・マジカローラ》などで蘇生されていても発動することができるので墓地にこのカードがいるのなら積極的に蘇生を狙っていきたいところ。
トリックスター・ブルム
リンク・効果モンスター
リンク1/光属性/天使族/攻 100
レベル2以下の「トリックスター」モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
相手はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードのリンク先の「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
相手の手札の数×200ダメージを相手に与える。
モチーフとなっているのは花の種類ではなく、花を表す単語のブルームから。
レベル2以下のトリックスターを素材に出せるリンク1でL召喚時に相手に1ドローさせる効果を持っている。
この効果はおなじみの《トリックスター・マンジュシカ》とのコンボを用いてダメージを与えたいが、この効果の真価は②の効果とのシナジーでリンク先のトリックスターが破壊された時に相手の手札によってダメージを与える効果を持っており、相手依存ではあるもののリンク1でありながら《トリックスター・ベラマドンナ》並みのダメージを叩き出すこともできる。
ただし発動するためにはリンク先のトリックスターが破壊されないといけないため現状だと自爆特攻でもしない限り発動は難しいため工夫をして発動できるようにしたい。
トリックスター・フォクシーウィッチ
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/天使族/攻2200
天使族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。
(2):リンク召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
EXデッキからリンク2以下の「トリックスター」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。
モチーフとなっている花はジギタリス。
名前の由来はジギタリスの異名である「狐の手袋」「魔女の指ぬき」から来ていると思われる。
強心利尿薬にもなるが、毒性の方が有名。
召喚条件はとても緩く、トリックスター以外のモンスターでも呼び出すことができるため混成デッキでも出しやすい持ち味がある。
肝心の効果はトリックスターリンクモンスターの中でもぶっちぎりのカードパワーを誇る。
まず、①のバーン効果は特殊召喚時にトリガーするため蘇生時にも打ち込めるのは非常に強力であり、相手依存という点はあるものの比較的能動的にバーン効果を誘発できる。
②の効果は破壊された時にEXデッキからリンク2以下のトリックスターを呼び出せるというものでこれだけでも強力なのだが、トリガータイミングが「破壊された場合」なので《
奈落の落とし穴》などを受けて除外されても問題なく後続を呼び出すことが出来るのだ。
しかも、その後に①と同じバーンダメージを与えて去っていくため相手からすれば鬱陶しいことこの上ないモンスターである。
このためトリックスターに於いては革命児とも言えるモンスターだが強いて問題点をあげるのならばリンクマーカーがエクストラゾーンでは全く機能しないという点である。
トリックスター・デビルフィニウム
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/天使族/攻2200
「トリックスター」モンスター2体以上
(1):このカードのリンク先に「トリックスター」モンスターが存在する場合、このカードの攻撃宣言時に相手フィールドのリンクモンスターの数まで、
除外されている自分の「トリックスター」カードを対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で手札に加えたカードの数×1000アップする。
モチーフとなっている花はデルフィニウム(大飛燕草)。
トリカブト等の毒草が多く含まれるキンポウゲの仲間で、デルフィニンやジテルペンエステルという猛毒を帯びている。
リンク先にトリックスターが居る時の攻撃時に除外されてるトリックスターを手札に回収しつつ、エンドフェイズまで攻撃力をその数×1000アップすると言う一風変わった回収・自己強化効果を持つ。
墓地除外効果を持つカードや除外デメリットを持つカードを利用すれば除外ゾーンにトリックスターを貯める事は難しくないが、回収枚数が相手のLモンスターの数を参照するのが難点。
Lモンスターを並べてくる相手には爆発的な攻撃力を叩き出せるが、Lモンスターを使用しない相手にはただのリンク3になってしまうため、ここぞと言う時に使いたい。
トリックスター・ディーヴァリディス
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻1800
レベル3以下の「トリックスター」モンスター2体
(1):「トリックスター・ディーヴァリディス」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手に200ダメージを与える。
(3):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功する度に発動する。
相手に200ダメージを与える。
モチーフとなっている花はサイコトリア・ヴィリディス。
アマゾン流域の先住民が儀式に用いる「アヤワスカ」という薬物の原料で、脳をバグらせてトリップ状態にすることで神秘的体験を行うとか。要するにガンギマリ。
自身の特殊召喚時に200ダメージ、相手がモンスターを召喚・特殊召喚したら200ダメージと分かりやすいチクチクバーンを行うトリックスター。
同名モンスターを並べる事は出来ないものの、どちらも同名ターン1がないので釣り上げなどを駆使して使い回したり、《トリックスター・ライトステージ》などのトリガーにして積み重ねれば洒落にならないダメージを与える事も可能。
ただし、一切の耐性がなく攻撃力も下級クラスで突破されやすいので過信は禁物。
トリックスター・コルチカ
リンク・効果モンスター
リンク1/光属性/天使族/攻 200
Lモンスター以外の「トリックスター」モンスター1体
自分は「トリックスター・コルチカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の「トリックスター」モンスターの戦闘でモンスターが破壊された時、このカードを除外し、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
モチーフとなっている花はコルチカム。
「イヌサフラン」と呼ばれるようにサフランの花にそっくりで、誤食事故も多め。
緩い条件でリンク召喚可能で、墓地から除外する事で自分のトリックスターとの戦闘で破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与えるトリックスター。
相手モンスターを戦闘破壊した時だけでなくこちらのトリックスターが破壊された時でも発動可能なので、相手の攻撃を牽制したり、時には
自爆特攻してダメージを与えたりと言った使い方が出来る。
難点はダメージステップでの発動になるため、ダメージをトリガーとする一部カードとのコンボが不可能である所か。
トリックスター・ノーブルエンジェル
リンク・効果モンスター
リンク・効果モンスターリンク2/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
「トリックスター」モンスター2体
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
デッキから「青い涙」カード1枚を手札に加える。
(2):自分のフィールドか墓地に融合モンスターが存在する場合、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(3):自分か相手が効果ダメージを受けた場合、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
進化したホーリーエンジェルの様な姿をしているためおそらくモチーフの花は同じタチアオイ。
タチアオイ=立葵である事と、ドレスがマリンセスを意識した姿になっていたりハンマー内に水の様な物が見えている辺り、おそらく直接のモチーフはブルーメイデンを経た後の財前葵。
リンク召喚時に「青い涙」カードをサーチし、自分の場か墓地に融合モンスターがいれば墓地のトリックスターを蘇生、自分か相手が効果ダメージを受けたら場の表側カードを破壊出来るトリックスター。
サーチ先の「青い涙」はバーン効果やバーンをトリガーにした墓地効果を持つため、自然とコンボに繋げやすい。このカード自身もバーンをトリガーにした破壊効果を持つのもグッド。
蘇生効果は融合モンスターを要求するため使いにくそうに見えるが、後述のサーチ効果を持つ《トリックスターバンド・ドラマチス》から《トリックスター・フーディ》か《トリックスター・リリーベル》をサーチすればこのカードのL召喚に繋げつつ蘇生効果に繋げられる。
融合モンスター
トリックスターバンド・ギタースイート
融合・効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2200/守1200
「トリックスター」リンクモンスター+「トリックスター」モンスター
(1):このカードとリンク状態の自分の「トリックスター」リンクモンスターの効果で相手に与えるダメージは倍になる。
(2):「トリックスター」モンスターの効果で相手がダメージを受ける度に発動する。
このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。
(3):このカードが攻撃したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードの(2)の効果でアップした数値は0に戻る。
その後、自分の墓地から「トリックスター」モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
モチーフはズルマカラ。名前の由来は英名の「ビタースイート」。
自身とリンク状態のトリックスターリンクモンスターの効果ダメージを倍にする効果とトリックスターモンスターの効果で相手にダメージを与えたらその分自己強化、自身が攻撃したターンのエンドフェイズに②の自己強化をリセットする代わりにトリックスターモンスターをサルベージ出来る。
バーンダメージの加速に自己強化で決定力を補いつつ、サルベージでリソース回復も出来るが、素材指定でトリックスターリンクモンスターを要求するのがネック。
更に①と②でトリックスターリンクモンスターを要求するため、ある程度展開出来る状況でないと役割を果たせないのも難点。可能ならリンク1モンスターを素材にして消費を抑えつつ出したい所。
トリックスターバンド・ドラマチス
融合・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2000/守1000
「トリックスター」モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合に発動できる。
同名カードが自分のフィールド・墓地に存在しない「トリックスター」カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードをリンク先とする自分の「トリックスター」Lモンスターの攻撃力は1000アップする。
(3):自分か相手が効果ダメージを受けた場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
モチーフはクレマチス。
キョウチクトウ科の一種で、びらん性の毒を含んでいるので剪定時には注意が必要な植物。
融合召喚時に場と墓地に同名カードがないトリックスターカードのサーチ、自身とリンク状態のトリックスターリンクモンスターの攻撃力を1000アップ、自分か相手が効果ダメージを受けたら場の表側モンスター1体の攻撃力を0にする効果を持つ。
《トリックスターバンド・ギタースイート》より素材指定が緩く、《トリックスター・フーディ》で《トリックスター・フュージョン》をサーチすれば適当なトリックスターとで容易に融合召喚が狙える。
《トリックスター・ノーブルエンジェル》とは非常に相性が良く、サーチ効果で《トリックスター・リリーベル》辺りをサーチすれば《トリックスター・ノーブルエンジェル》をL召喚しつつあちらの効果で蘇生、このカードで《トリックスター・ノーブルエンジェル》を強化、《トリックスター・ノーブルエンジェル》でサーチした「青い涙」カードのバーンで破壊と攻撃力0を誘発させる、と綺麗にコンボが繋がる。
魔法カード
トリックスター・ライトステージ
フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「トリックスター」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードがフィールドゾーンに存在する限り、セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、墓地へ送らなければならない。
(3):自分フィールドの「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で相手にダメージを与える度に、相手に200ダメージを与える。
トリックスター専用のフィールド魔法で発動時にデッキからトリックスターモンスター1体をサーチすることができる。
この効果によって《トリックスター・キャンディナ》を持って来たり、《トリックスター・リリーベル》を特殊召喚したりと様々なことが行える。しかも、トリックスターの名称を持っているために《トリックスター・キャンディナ》の効果でこっちを釣ることもできるため相互関係となっている。
サーチ効果に1ターンに1度の制約もないため1度サーチ効果を灰流うららなどで無効にされても、2枚目が手札にあれば対処することもできる。
②の効果はセットカード1枚を発動不能にしてエンドフェイズに発動するか不発で墓地に送るかのどちらかを相手に選ばせるという一風変わったもので、相手からすれば温存したいカードを強制的に弄れるので計画を狂わすことができる非常に大きな効果と言える。
エンドフェイズに発動できるとはいえ、発動できなければ完全除去となるため除去されない限り毎ターン相手のセットカードを1枚ずつ葬れるためセットカードを多用するデッキに強く出られる。
③の効果はトリックスターモンスターによるダメージが発生した時に強制的に200ダメージを与えるもので、ただでさえライフが削られていくバーンにこの効果が加わるともはや鬼に金棒となり、あっという間にライフが半分を切ってしまうことも珍しくはない。そのため《トリックスター・マンジュシカ》と同様このカードを維持できるかどうかで戦局が大きく変わるカードと言えるだろう。
九期によくあったぶっ壊れフィールド魔法に似通った面があるとにかく強い事しか書いていないカード。
これを引いて通せるかがトリックスターの勝負を別けると言っても良い。
更にこれでサーチできる上記の《トリックスター・キャロベイン》はフィールドにモンスターがいなければ特殊召喚可能な性質を持つため、出張展開パーツとしての側面を持つ。
相手のセットを封じつつ展開できるため後攻でも強く使え、召喚権を使うならば《トリックスター・キャンディナ》を挟むことで1枚で2体のモンスターをフィールドに用意できる。
召喚獣ではセット除去をしながら《
召喚獣メルカバー》の素材になる光属性モンスターを調達し、《召喚師アレイスター》を引いていれば一緒にL素材に出来たので相性が良かった。
過去にはユニオンや【
オルフェゴール】に出張しており、特に【オルフェゴール】とは相性が良い。
初動は何でもいいから名前の違うモンスターを2体用意すればよかったため、《トリックスター・キャンディナ》と合わせればマーメイドへのアクセス手段が揃う。
マーメイドが禁止になり出張パーツとしては一時的に鎮静化したものの、今度はドラグーンの登場によりそれを出すためのアナコンダの素材として使われることに。
その強力さ故か海外では制限カードに指定された。
後を追うように日本でも20/04/01で制限カードに指定された。
事あるごとに出張しトップデッキで暴れており、アナコンダドラグーンがトドメになったと思われる。
トリックスター・ライトアリーナ
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「トリックスター」モンスターをリンク召喚した場合、その素材とした自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードが存在する限り、セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、手札に戻さなければならない。
トリックスターリンクモンスターを特殊召喚した時にL素材となったトリックスターモンスターを1体を蘇生するカード。
トリックスターの展開力を高めてくれるカードだが、蘇生時の表示形式の関係上リンクモンスターは呼び出せないので注意をしたい
もう一つの効果は《トリックスター・ライトステージ》の②の効果とほぼ同じだが、最後の処理が微妙に異なっており、《トリックスター・ライトステージ》は墓地へ送る処理を行うがこちらは手札に戻す処理となっている。
一見すると再度セットし直せば問題なくなるため、《トリックスター・ライトステージ》の劣化にも見えるかとしれないが、近年は墓地で効果を発動するカードも多く、セットカードの時よりも墓地効果の方が強力な効果を発動する物も多いため一概にこちらが劣化ということはできない。しかし、戻したカードが魔法カードだった場合殆ど空撃ちに近くなってしまうため使用する際は状況を見て使用していきたい。
トリックスター・マジカローラ
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
(2):1ターンに1度、装備モンスターが戦闘・効果で相手にダメージを与えた場合に発動できる。
手札から「トリックスター」モンスター1体を特殊召喚する。
墓地のトリックスターをリンク・メインモンスターを問わずに蘇生することが出来る。
トリックスター専用の《
死者蘇生》として見ても十分に採用の価値はあるのだが、このカードの真価は②の効果にありなんと蘇生したモンスターが戦闘または効果ダメージを与えた時に手札からトリックスターを特殊召喚することができる。
《トリックスター・マンジュシカ》や《トリックスター・キャンディナ》などのバーン範囲が広いトリックスターを呼んでもいいが、墓地に《トリックスター・フォクシーウィッチ》や《トリックスター・ベラマドンナ》がいれば大きなバーンダメージとともに展開を行えるので狙える時は狙いたいところ。
トリックスター・フュージョン
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「トリックスター」融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できない。
トリックスター専用融合。墓地除外でトリックスターモンスターをサルベージする効果もある。
融合カードして見ると非常に淡白だが、《トリックスター・フーディ》から容易にアクセス出来る上に即座に使える融合手段と言うのが強み。
サルベージ効果の方は回収したカード及びその同名カードをそのターン中は場に出せないため、基本的には次のターン以降の展開リソースとして扱う事になる。
《トリックスター・マンジュシカ》なら相手ターンに展開出来るため事実上制約の踏み倒しが可能。
トリックスター・ブーケ
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「トリックスター」モンスター1体とフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その「トリックスター」モンスターを持ち主の手札に戻し、もう1体の対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、手札に戻したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
自分のトリックスターを手札に戻しつつその攻撃力を他のモンスターに与えるカード。
《トリックスター・キャロベイン》と異なり自分の場のモンスターの数が減ってしまうものの、モンスターとの戦闘以外でも発動出来るため攻撃を終えたモンスターを回収しつつその攻撃力を上乗せしたモンスターの追撃で不意を突いてトドメを刺すと言う使い方が可能。
また、除去効果の対象になったモンスターを逃すサクリファイスエスケープの様な使い方も可能なため、柔軟に対応出来るのも強み。
トリックスター・ライブステージ
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、発動するターン、自分は「トリックスター」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):このカードの発動時に、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分フィールドに「トリックスター」リンクモンスターが存在する場合に発動できる。
「トリックスタートークン」(天使族・光・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
(3):相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在する場合に発動できる。
「トリックスタートークン」1体を特殊召喚する。
3枚目のフィールド魔法でこちらは発動時の効果処理でトリックスターモンスターのサルベージが可能。
自分フィールドにトリックスターリンクモンスターがいる時と相手の魔法&罠ゾーンにある時にトリックスタートークンを1体ずつ生成する。
最大2体のトークンが生成出来るため融合やリンクなどの素材として展開を伸ばせる。
発動するターンはトリックスターしか特殊召喚出来なくなるため、汎用リンクモンスターなどを採用する場合は注意が必要。
トリックスター・フェス
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「トリックスター」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「トリックスタートークン」(天使族・光・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
(2):EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
発動するターンはトリックスターしか出せなくなるものの、トリックスタートークンを2体生成する通常魔法。
分かりやすく展開を伸ばすためのカード。《トリックスター・キャンディナ》からサーチして発動すれば一気にリンク3まで繋がる。
墓地効果でEXから出したトリックスターモンスターの破壊を肩代わりする効果もあるため、純構築なら積んでおいて損はない。
罠カード
トリックスター・リンカーネイション
通常罠
(1):相手の手札を全て除外し、その枚数分だけ相手はデッキからドローする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
トリックスター最大の問題児。
さて、遊戯王OCGを少しでも齧ったことがある人ならばこのカードのおかしさは一目瞭然だろう。
第一の問題としてこのカード、どちらの効果にも同名ターン制限が設けられていない。
このため極端な話このカードが3枚ダブったとしても問題なく機能させることが出来る。
これだけでもおかしいが、発動するための条件が特に無くトリックスターサポートでありながら他のデッキにも持ち込むことが出来る。
そして、肝心の効果はと言うと手札抹殺の罠カード版と言えば聞こえはいいが、抹殺と違って手札は
幽閉されてしまう。
普通は墓地に送られるより除外された方がカードの利用が難しくなるため、相手は墓地利用も出来ず引いたカードだけで対処をしなくてはならなくなるのだが、
こんな効果を持っていながら同名制限はかけられていないため先攻でこれを3枚も伏せられた暁には手札も山札もボロボロの状態からスタートを余儀なくされる。
上手くはまればデッキのコンボパーツやキーパーツを除外し戦略を崩壊させることもできる。
発動条件なしのフリーチェーンのカードなのでコンボを意識しない場合はサーチカード発動後の妨害として使える。
ただしこの手のカードのお約束で、手札入れ替えにより事故から立ち直らせてしまったり致命傷になるカードを引いてくる可能性もあるので発動タイミングの見極めは大事。
数自体は多くはないが除外された時に効果が発動するカードもあるので相手によっては無暗に使わない方がいい事もある。
このカードの発動時に《トリックスター・マンジュシカ》や《トリックスター・ライトステージ》があるとライフも大きく奪われるのだが、このカードはあるカードと組み合わせると真の恐ろしさを発揮するのである。
《トリックスター・リンカーネイション》によって手札交換が行われたあと、
これを投げ捨てると相手は《トリックスター・リンカーネイション》の除外処理を行った後のドローが出来なくなってしまうために擬似的なハンデスカードとして機能し始めるのだ。
《トリックスター・リンカーネイション》が1枚でも現在の遊戯王ではサーチを多用するのでそこにサーチの効果処理後に全ハンデスを仕掛けに行くことができる。
似たようなことは以前でも《
アーティファクト・デュランダル》などの手札入れ替え効果を発動にチェーンして《神殿を守る者》を特殊召喚すれば可能だった。
しかし、それに比べるとかなり前提条件が緩くハンデスに特化させずとも普通に戦いながら隙あらば狙う程度の感覚でも無理なく成立させやすい。
対策としては《トリックスター・リンカーネイション》に《灰流うらら》をぶつける事だが先攻に全ハンデスの構えをされた場合、初手に握っている必要があるため完全な運ゲーとなる。
無事手札を取られずメインフェイズを迎えた場合にサーチやドロー効果使う前に魔法と罠で伏せれるカードを伏せてから動くことでハンデスの被害をある程度抑えることも可能だった。
しかしこの状況が《トリックスター・ライトステージ》の除去効果とやたら噛み合っており除去による疑似ハンデスを受けることも。
先ほどさらっと書いた《トリックスター・マンジュシカ》との絡みのバーンもコンボも馬鹿にできず、
後攻1ターン目の相手の手札が6枚の時に発動するとも《トリックスター・マンジュシカ》1体につき1200バーンを取れ2体なら2400、3体なら3600となる。
先攻でサモンチェーンを駆使しながら《トリックスター・キャンディナ》で連続サーチ。
その後《トリックスター・マンジュシカ》を並べながらこのカードや似たような手札入れ替え効果を持つ攪乱作戦を複数セットして、
これらのカードを連打すると相手がメインフェイズに入る前に焼き殺すことも出来た。
実際これを狙ったバーン特化型の構築が実績を残している。
特化しなくとも《トリックスター・キャンディナ》から《トリックスター・マンジュシカ》複数体に繋ぎアタック連打した後にこれを伏せてターンエンドされると、スタンバイまでにこれを発動されて大ダメージどころか突然死する可能性もある。
このため《トリックスター・リンカーネイション》の発動条件の緩さやサーチのしやすさも相まって、環境においては緩い条件で全ハンデスやバーンでのワンキルで猛威を奮った。
一時期はトリックスターが環境の第一線に上り詰めていたがハンデスとバーンワンキルには厳しい遊戯王がそれを放置するわけもなく、
2017年10月の制限改訂に制限カードとして指定されてしまった。
最早お馴染みとなった同名のターン中での発動回数制限を付けていなかったのも悪かった。
手札入れ替え効果が注目されがちだが墓地の蘇生効果も優秀で墓地へ送られたターンに即座に発動できる。
表示形式もレベル制限もないためリンクモンスターのトリックスターも蘇生できる。
L素材の確保から緊急時の壁まで幅広い活躍をこなす。
あまりに制限になるのが早かったため、アニメでの脚本制作と制限とのタイムラグが絶妙なタイミングで修正できず、
制限後のVRAINS本編でこのカードが3積みのままかつブルーエンジェルが3枚とも効果を発動している。
Twitterによれば
「制作側としてはブルーエンジェルが勝っていたら直さざるを得なかったが、それを上回るスペクターの強さが強調された事でそのままいかせてもらった」
と述べており、珍しく制作サイドから禁止制限とアニメでの登場状況について言及がなされた例となった。
トリックスター・ディフュージョン
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスターを融合素材として除外し、「トリックスター」融合モンスター1体を融合召喚する。
●「トリックスター」Lモンスター1体のL召喚を行う。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、相手モンスターは対象のモンスターしか攻撃対象に選択できない。
トリックスターの融合召喚かリンク召喚を行える罠カード。
融合カードとして見ると即効性がないのが辛いが、墓地から融合素材を確保出来るため《トリックスターバンド・ドラマチス》のサーチ範囲を広げたり、相手ターンに発動出来る点を活かしてバトルフェイズの追撃や《トリックスターバンド・ギタースイート》のバーンダメージの強化や《トリックスターバンド・ドラマチス》の強化などで相手の計算を狂わせたりと言った使い方が可能。
また、L召喚も行えるため、相手がモンスターを並べた所に《トリックスター・フォクシーウィッチ》を出してバーンを与えたりなど柔軟に動ける。
更に墓地除外で自分のトリックスター1体を指定してそのモンスターに攻撃対象を固定化する効果もある。《トリックスター・ホーリーエンジェル》のリンク先を指定したり、《トリックスター・アクアエンジェル》とリンク状態のLモンスターを指定して他のモンスターを攻撃から守れる。
《トリックスター・キャロベイン》が手札にあるなら返り討ちを狙う事も可能。
青い涙
青い涙の天使
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントローラーから見て相手は、自身の手札の数×200ダメージを受ける。
その後、対象のモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分か相手が効果ダメージを受けた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから通常罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
手札からセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
モチーフはアバター名「ブルーエンジェル」の名前の由来となった絵本・ブルーエンジェル。
トリックスターカテゴリーには含まれないものの、《トリックスター・ノーブルエンジェル》でサーチが可能。
場の表側モンスターを対象にそのコントローラーから見て相手プレイヤーに自身の手札の数×200のダメージを与えつつ対象のモンスターの効果をターン終了時まで無効にする通常魔法。少し分かりにくいが「自分のモンスター効果を無効にしつつ相手にダメージを与える」か「相手のモンスター効果を無効にしつつ自分がダメージを受ける」のどちらかを選ぶカード。
バーンカードとして使おうとすると自分のモンスター効果が無効になり、相手モンスターの効果を無効にしようとすると今度はこちらがダメージを受ける、とやや扱いづらい。自分の手札が0の時に使えばダメージは発生せず相手モンスターを無効化出来るが、タイミングが難しい事には変わりはないためやはり使いにくい。なのでこの効果を効率よく使うのなら【
聖天樹】となるだろう。
モチーフの絵本を破いた相手の方が使えるとはなんたる皮肉。
トリックスター的に使いやすいのは後半の墓地効果で、効果ダメージが発生した際に墓地から除外して手札・デッキから通常罠をセットする効果。手札からセットした場合はそのターン中に発動が可能になる。
強力な手札破壊カード
にして問題児な制限カードの《トリックスター・リンカーネイション》にアクセスが可能と言うだけでも非常に便利であり、素引きしていた場合は即座に発動可能になると言うのもありがたい。そうでなくても任意の通常罠にアクセス出来るため、場合によっては《
無限泡影》辺りの汎用罠を持ってくると言う使い方も出来る。
そのため、
デモンスミス展開の途中で《
永遠の淑女ベアトリーチェ》で素材の《刻まれし魔ラクリモーサ》を落としつつこのカードをデッキかや落とす事で、刻まれし魔のラクリモーサのバーンダメージが発生してそれをトリガーにこのカードを除外して任意の通常罠を持ってくる、と言うコンボが考案されている。
青い涙の乙女
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにLモンスターが存在し、相手がモンスターを特殊召喚した場合、
その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分か相手が効果ダメージを受けた場合、このカードを除外し、自分の墓地・除外状態の通常魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
そのカードはこのターン発動できない。
絵本のブルーエンジェルの続編を思わせる絵本。「BLUE MEIDEN」と言うタイトルとマリンセスを思わせる表紙イラストからしてブルーメイデンがモチーフと思われる。
もしかして葵ちゃんが2次創作した同人誌…?
自分の場にリンクモンスターがいる時に相手がモンスターを特殊召喚したらその内1体を破壊しつつその攻撃力の半分のダメージを与える通常罠。
こちらも《トリックスター・ノーブルエンジェル》でサーチ可能で、あちらがLモンスターなので発動条件も満たせるため使いやすい妨害カードとなる。
また、効果ダメージが発生した際に墓地除外で墓地・除外ゾーンの通常魔法をセットする効果もあり、墓地効果を使った《トリックスター・フュージョン》や汎用魔法カードなどの回収も出来る。この効果で回収したカードはセットしたターンは発動出来ないため、連続使用は出来ない点には注意。
ちなみに《青い涙の天使》とはシナジーを形成しており、あちらの墓地効果でこのカードをデッキからセット、このカードを発動後は除外ゾーンからあちらをセットしてまたあちらの墓地効果で…と綺麗に繋がる。
相性のいいカード
手札から天使族を特殊召喚できる速攻魔法。
単純な展開魔法として使用することが出来るが、特殊召喚したモンスターは攻撃力が半分となりエンドフェイズには破壊されてしまうため呼んだモンスターはL召喚にするなどして素早くどかすようにしたい。
光属性にはおなじみの戦闘補助天使。
似た効果として《トリックスター・キャロベイン》がいるが、あちらは自分のモンスター依存であるのに対してこちらは相手モンスター依存のため確実に打ち倒すことが出来る強みがある。
とはいえ、こちらは《トリックスター・キャロベイン》の様にサーチができないためデッキの型によって使用枚数は考えていこう。
モンスターがいないときに手札から天使族を特殊召喚できる永続魔法。要は天使族版の《
ミイラの呼び声》。
《光神化》とは違いこちらは特殊召喚したモンスターにデメリットを与えないため《トリックスター・マンジュシカ》などの残したいトリックスターを残すことが出来る。
しかし、特殊召喚はモンスターがいないときにしか適用できないため、小回りの面では《光神化》に譲ることとなるため使い分けたいところ。
効果ダメージが入るたびに300ダメージを加算するカード。
トリックスターは効果ダメージの機会に恵まれているためこれに《トリックスター・ライトステージ》が加わるとより大きくライフを削ることが可能となる。
アイドルなのにこんなのと噛み合うトリックスターって…
発動時の処理として相手に強制ドローをさせることが出来るため《トリックスター・マンジュシカ》や《トリックスター・ブルム》によるバーンを狙うことが出来る上に、相手の行動をロックすることが出来る。
拷問部屋だけでなくこんな契約もするアイドルって…
相手の手札を強制的に入れ替えさせる罠カード。
相手の戦略を狂わせると同時に《トリックスター・マンジュシカ》によるダメージを狙うこともできるため、疑似的な《トリックスター・リンカーネイション》として採用することが出来る。
山札からフィールド魔法を2枚選んで貼る魔法カード。
自分は《トリックスター・ライトステージ》を貼りつつ、相手には邪魔になるフィールド魔法を貼って展開を妨害しつつ《トリックスター・ライトステージ》を守ることが出来る疑似的なサーチカードとして使用することが出来る。
出てきて!追記と修正のサーキット!
召喚条件はアニヲタモンスター2体以上!
リンク召喚!現れて、リンク2!アニヲタ冥殿!
- 最近、コナミがプッシュしているテーマ。ただ、1年目でこれだと、BFコースと葵ちゃんの出番が今後減っていくことを危惧してしまう…… -- 名無しさん (2017-12-19 00:40:15)
- ドン・サウザンドリバーと契約したんだろうな…と思える強さ -- 名無しさん (2017-12-19 00:48:30)
- ↑使い手の中の人、トリック「スターライトステージ」、リボルバーの中の人と地味に関連が多いんだよなあ。サモチェとマンジュシカでキャンディナ連打サーチも強力 -- 名無しさん (2017-12-19 01:20:54)
- ドン・サウザンドの箱推しアイドル -- 名無しさん (2017-12-19 01:32:50)
- トリックスター+悪夢の拷問部屋は何かに目覚めそうになるからやめろ -- 名無しさん (2017-12-19 08:39:17)
- ドン・サウザンドの推しメンは誰だろう?やはり相性の良いマンジュシカちゃんかな? -- 名無しさん (2017-12-19 10:24:37)
- リンク箱とVジャンで圧倒的に展開力が高まったなぁトリックスター… FOLDでも良い新規が来るしトリックスター使いとしては嬉しい限りだ -- 名無しさん (2017-12-19 21:41:23)
- リンカ制限前は後攻のスタンバイフェイズまでに全ハンデスや8000オーバーバーンとかゲームにならないコンボを隙あらばぶち込んでくるテーマだったのでリンカ規制後の今後に期待したい。封殺戦法以外も出来るポテンシャルもある訳だし。 -- 名無しさん (2017-12-21 00:29:25)
- フォクシーやマジカローラが良い塩梅の潤滑剤となって剛鬼ばりの展開力を獲得したな。新弾も来るし、この先が楽しみだ -- 名無しさん (2017-12-24 14:47:28)
- 新環境にて絶好調の成績を残してるなこいつら、リンク箱で本当に良い強化をもらったと思うわ -- 名無しさん (2018-01-09 23:41:06)
- サーチ能力が高いから中心パーツの枚数抑え気味にして空いたスペースに汎用カードやメタカードぶち込めるのが強い。その上バーンも備えているからライフも積極的に削れるし -- 名無しさん (2018-01-10 00:08:00)
- 元々多角的にバーンを狙える連中だったからライフがかつかつになりがちだったけどキャロベインやフォクシーの参戦によって聖天使を脳筋化させやすくなったことで戦闘でもライフを削れるようになったのは大きいな -- 名無しさん (2018-01-10 17:15:47)
- エクストラターンが無くなった海外で【マンジュシカ便所1キル】とか言うクソ戦術が流行っているらしい -- 名無しさん (2018-06-22 06:25:19)
- 剛鬼のように打ち切られずに次弾で新規を出してもらえるようだから一安心したわ -- 名無しさん (2018-10-06 17:42:58)
- 葵ちゃんがアイドルをメイデンになってしまったのと同時にこのテーマが登場しなくなったので今後強化が来るのか怪しいものになってしまった。 -- 名無しさん (2019-03-08 02:37:56)
- 葵ちゃんの蒼歴史・・・。 -- 名無しさん (2021-06-21 21:30:46)
- 強化に消極的に見えるのは最初の連中がぶっ飛びすぎてBFルートに入っちゃったのもありそうだけど、やってきたことが出張1枚初動リンクパーツやバーンワンキルに全ハンデスとコナミ的にロクでもないことばかりしてるんだよなあ -- 名無しさん (2021-11-24 22:24:16)
- トリックスターバンドェ… -- 名無しさん (2022-10-05 19:09:55)
- 青い涙の天使は割とキツい制約が掛かっているが、相手のダメージ具合と除外エリア次第で追い討ちや引導火力を引き寄せる誘発剤としての採用が見込める。 -- 名無しさん (2023-01-09 15:47:20)
- 「デュエルの進行を引き延ばす行為には、「罰則」が適用される」と大会ルールにはあるから(世界大会もおそらく共通)便所ワンキルは明らかな規則違反として罰則を受けるだろう。窃盗カウンターは規則云々以前に法律違反。まぁ単なるネタだと思うけど -- 名無しさん (2023-01-18 11:46:28)
- 裏守備のリリーベルをバウンスした(=一度も公開していない)時に発動されるのはどうも納得がいかんのよなぁ。デュエルリンクスだと手札シャッフルがあるからなおさら「戻ったカード自身」っていう確認がとれないし。 -- 名無しさん (2023-01-18 12:28:53)
- 光DPでようやく盤面に触れるリンクが増えた -- 名無しさん (2024-05-24 14:16:44)
- 環境トップ達と比べたらそこまで脅威ではないけど、忘れた頃に対面すると焼き殺されるからほんまに怖いわこのテーマ -- 名無しさん (2024-06-20 13:06:27)
最終更新:2025年04月14日 21:14