行け!稲中卓球部

登録日:2010/09/27 Mon 01:40:00
更新日:2024/09/25 Wed 21:14:47
所要時間:約 10 分で読めます




ヒーローは遅れて現れる
それがメキシコ式




週刊ヤングマガジン』で1993年から1996年まで連載されたギャグ漫画。作者は古谷実で、全13巻。
1996年に 講談社漫画賞一般部門を受賞 している。

……だが立派な賞とは裏腹に万遍なく敷き詰められた下ネタや時事ネタ(巨人のガルベスやマック等)が数多く点在しており、連載が終了した今でもカルト的な人気を誇る。
タイトルにもあるように、卓球部の個性的な面々が繰り広げるドタバタ劇がストーリーの基本。
卓球をするシーンはものすごく少なく、作中でも「このマンガを熱血スポコン漫画だと思ってやがる」などと自虐している。

ちなみにパチンコやパチスロにもなったが、そちらは黒歴史
前野「アニメ見た?」
松沢「ああ最低だなアリャ」

【稲中卓球部員】

なお誰が主人公なのかは公式のアナウンスがなく不明。読切版では竹田っぽかったが。

前野

超が付く程に下品かつ腐った性格をしており、卓球も下手くそ。そして変態。
一応この漫画の主人公格だが下の名前は最後まで明かされなかった。末っ子。
登場当初はダンゴムシ扱いされるほどの嫌われぶりだったが、話が進むにつれてモテはじめた(竹田と井沢の妹、若林先輩他)
必殺技ははみちんサーブ、おてもとサーブ、地下鉄銀座線サーブなど。一度だけインチキラバーを使って竹田に勝った事があった。
「あんたブスだぁ」

井沢ひろみ

前野の心友。一度二人はデキてるという酷い噂も立つくらいに。イカづらと称されるほどのブ男。あしたのジョーの超オタクで、ヘアスプレーを大量に使って髪型を真似ている環境破壊男。
変態でバカで幼稚園児に負けた*1ほど卓球下手だが、前野よりは少し常識的+良心的。そして意外と繊細。最終的に神谷ちよこと付き合ってるリア充。
また、神谷とダブルスを組むと異常に強くなる。
「腸炎ビブリオだぁぁぁぁー!」

田中

前野のクラスメイト。マサオくんの頭頂部だけ髪を生やしたようないがぐり頭の可愛い系男子で、基本無口だが一旦口を開くと強烈な毒を吐く。TNTNカーストは最下位。
超が付くほどのスケベであり、オナラをビニール袋に溜め込んだり、野良犬を調教してバター犬にしたり、全裸でチンチンを卓球台に乗せて物思いにふけるなど、
前野や井沢が引く程のド変態でもある。
ちなみに竹田曰く「自分と木之下ほどではないが、卓球は上手い」との事。
「送れぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

田辺ミッチェル五郎

アメリカ人の父と日本人の母のハーフの部員。ギャグが一番しょうもない。
卓球部一の長身かつムキムキ体型で、デベソ。
しかも超すごいワキガで、鼻栓をしないとリアルに死ぬ
その悪臭はツキノワグマすらたじろぐほどで、読切版ではヒトラーのガス室という凄まじい仇名がついていた。
作中ではドリアンや死んだアメリカザリガニに腐ったネギを混ぜた臭いと喩えられる始末。
優しい性格だが、一度怒ると無表情になり殺人マシンと化す。
普段はイマ三なビジュアルだが、イメチェンした際は年上の女子高生にお持ち帰りされたりした。
卓球部では基本的に田中とのダブルスで試合をこなすが、だいたいの勝因は体臭によるKO勝ち。
「本当、むしむしするね(カタカタ」

竹田

卓球部部長にして県でも有数の実力者。*2丸刈り。
不良高校生2人をボコボコにする(ただし手をケガした)ほどの身体能力を持ち、卓球部廃部の噂が出た時には他の運動部から引く手あまただった。
イケメンで、ホモにモテたことがある。
良識有る『大人』だが、本当に大人なのはビッグシティなチンポである。
岩下と両想いで、Bまで進んだ。
(おっぱいってやわらかいんだなぁ)

木之下ゆうすけ

副部長のイケメン。本作で一番女にモテ、バレンタインには大量に女子が並ぶ。卓球は竹田の次に上手い。
イマイチ影が薄かったが、女装を覚えてからは田中をマジ惚れさせたりと活躍。
ただしチンチンは足軽で、チン毛を田中に剃られた。
モテるとは言え、性格も優しく気遣いやフォローも怠らないマジのイケメン。*3つまりツッコミ担当かつイジられ役。
「ほらっ!」
「構わんですたい!」

【稲中の皆様】

岩下京子

卓球部のマネージャー。メチャクチャ大人びた不良少女で喫煙者。今なら載せられない。でも家庭環境は極めて良好な為、実は良い子。
美人なのでモテるが、「この姉ちゃんはドーテー捨てさせてくれないぞー!」と前野が叫んだら9割方帰って行った。
上記の通り不良高校生2人を素手で倒した竹田(しかも理性を完全に喪失している状態)を素手でボコボコにして返り討ちにしたほど強い。
竹田の幼馴染で、ものすっごいツンデレ

神谷ちよこ

卓球部のマネージャーその2。
元々根暗な眼鏡っ子(井沢曰く「絶対家でマンガ描いてそ~」)で前野から「ブス」呼ばわりされていたが、実はB89の巨乳でものすごい美少女。
木之下にバレンタインのチョコを挙げようとしたところで井沢に「ダイヤの原石」として見つかり、修行の末に告白するも即フラれる。
最初は一話のみのちょいキャラのつもりだったが読者からの反響が高かった為、準レギュラー化に。
その後も井沢の弟子扱いだったが徐々に井沢なんぞに惹かれ始める。そしてエロ被害率が岩下より高い。

柴崎

職員室のヒエラルキーの最下層に位置する、『おまかせ柴ちゃん』と呼ばれる卓球部顧問にして永遠のいじめられっ子かつ覚醒せしパシリ。競馬が趣味。ドイツの肉屋に売られそうになったことも。「誰が買うかそんなもん!」*4

立川盛夫

男子卓球部の10倍以上の部員を誇る女子卓球部の顧問。男子卓球部を目の敵にしているイヤラシイ顔のイヤラシイ男。
陰湿かつ卑劣な策謀を張り巡らせて男子卓球部を窮地に陥れるが、男子卓球部の策略に嵌り詳細は省くが前野のケツで抜いてしまった。

橘洋子

女子ソフトボール部顧問。立川が片思いしている美人教師。超酒乱。

鬼頭

水泳部顧問。美人だがドSで特技は火炎放射。男子卓球部三馬鹿の天敵。

秀ちゃん

前野、田中のクラスメイト。裏ビデオを貸してくれたり、一緒に「ダメ人間共同体」を結成したりと、二人と仲が良い。
最終的には気遣い出来るほど成長し、彼女も出来た。

田原年彦

顔面最終兵器。

キクちゃん

前野が好きな美少女。清らかな前野曰く遊撃手ポジションらしい。
「いいか前野、危なくなったら目を狙え!」

【その他】

岸本ありさ

ママさん卓球部の主将。見た目はただの垂れ乳ババアだが実は卓球の国際試合で審判を務めることもある卓球界のカールゴッチ(自称)。
一度、ニセ前野に扮した際には竹田より強い渋谷君にも完勝した。
前野とBまでイった。

サンチェ

「サンチェーーーーーー!」
「いざわ~~~~~~!!」
「誰がサンチェよ! このオスはヤスシって言うのよ!」
「オレ いざわ スキっ! オマエ キライ!」
「何~~!!」
「オレイヤなの! クサいの! 料理するのも掃除するのもクサいの! …ここなめるのもクサいの!!」
井沢と神谷「…………(ドン引き)」


前「その袋はなんだ!」
子「これはできたてです!」
子「ホヤホヤです!」
「あるじゃないか…」



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最終更新:2024年09月25日 21:14

*1 竹田曰く「あの子はかなりセンスあった」らしい

*2 都内中学卓球選抜チームにて稲豊県代表6人に選ばれたほど。木之下は補欠入り。

*3 家族に三人の悪口を言わず「変わった奴らばかりだけど一緒にいると楽しい」と言い続け、基本捻くれ者の前野まで下心抜きのぐう聖認定したほど。

*4 ちなみに竹田の発言であり、普段のツッコミより辛辣。