登録日:2025/09/23 Tue 18:58:03
更新日:2025/09/23 Tue 21:19:34NEW!
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笑える未来…か。もしもこの先それが理解できる日が来たら、オレは今日を思い出し心でお前に詫びるだろう
だがそんな日は永遠に来ない。オレに祝福を与えられるものなどどこにもいないのさ
生みの親である“刻の神”ですら…オレの空っぽな魂にはな
●概要
下天した刻の神から全宇宙を滅ぼす使命を与えられた時間超人の大幹部、
超人強度1億パワーを誇る
『五大刻』の一人。
「黄昏の刻」の二つ名を持つカウボーイ風の服装をしたロボ超人。
「黄昏」とは日没直後から完全に暗くなるまでの薄暗い時間帯であり、比喩表現として物事や人生の隆盛が終わり衰えていく様を示す言葉でもある。
五大刻の中では「夕方」の時間帯を示しているほか、世界を滅ぼうとする時間超人の中でも一際悲観的な彼の性格・思想を表現していると思われる
●人物
口癖は
「ニキニキ」なんJ民かな?
ロボ超人である自分達は他人に利用されるだけのオモチャでしかないと絶望し、さらに超人という種族自体が人間のような暮らしもできず地上でもがき苦しむ悲しい存在と考えている。
当然超人達を支配する神々のことも嫌っているが、その中では今の世界と超人の滅亡を目指す刻の神が一番マシな神であると考え従っている。
初登場時は無口でクールな印象が強かったものの、SKGBの拠点に移ってからは上述の口癖や意外なほどのハイテンションで暴れ回る様子からギャップが激しく読者の度肝を抜いた。
さらにウォーズマンが偽名として使ったクロエという名前を聞いて「女みてぇな名前だな」と口にして彼を怒らせるという、シリアスではあるが
某出戻りの男のようなやり取りもあって半分
ネタキャラのように扱われていた。
しかし試合が進む毎に彼の内面が明らかになっていき、試合後の呟きからもその名に違わぬ悲しみを秘めた超人であることが判明する等、読者からの印象が二転三転している超人でもある。
●活躍
他の五大刻と同様、名前と姿を明かした後は
パピヨンマンにバールベック遺跡の管理を任せ、他の
マグネット・パワーの鉱脈へと向かう。
ペシミマンはソ連・シベリアのパトムスキー・クレーターの鉱脈に狙いを定め、同地を拠点とするSKGBのアンドロイド兵士・ソルダート(見た目は『
Ⅱ世』の
クロエそのものであり、そのルーツと思われる)の軍団を圧倒的強さで殲滅していく。
そこに
ウォーズマンが扮したソルダートが出現、他の個体とは別格の実力や時間超人の終末思想に明確に異を唱える態度に興味を持ったペシミマンはリング上での対決を提案。
ウォーズマンが長官らを言いくるめた後、二人でパトムスキー・クレーターへと移動し、超古代の超人が競い合ったという円形闘技場リングを出現させる。
さすがにただの量産型兵士ではないことには早い段階で勘づいたようだが、正体が同じロボ超人のウォーズマンだと判明するとさらに強い関心を示し、彼を自分と同じ道に引き込もうとする。
対するウォーズマンは仲間達との戦いや
オニキスマンの試練を経て見出したこの世の希望を、戦いを通じてペシミマンに伝えようと奮闘する。
超神の試練を乗り越えただけあってウォーズマンはペシミマンの1億パワーには怯まず立ち向かうが、硬度9のロープを駆使するペシミマンに追い詰められてしまう。
その様子を見ていたSKGBの長官達は実験と称してかつて密かにウォーズマンのコスチュームに潜ませていた最終戦闘モードを遠隔操作で発動。
彼らはもはやウォーズマンの命に興味はないということで、ペシミマンを倒せたのならかつての反逆と脱走の罪を不問に付しても良いと一方的に告げる。
呪縛から解放されたつもりがなおもその残照が自分の中に残っていたことを悲しむウォーズマンにペシミマンは共感の姿勢を示しつつ、その最大の力を自分に見せるよう促す。
強化された能力でペシミマンを追い詰めていくウォーズマンは自分の新たな力に恐れを抱くほどだったが、ペシミマンがロープを利用して全身をコーティングし硬度9に強化すると再び戦況が逆転。
フルパワーのスクリュー・ドライバー、エネルギー切れを見越して放ったパロ・スペシャルもペシミマンもろとも肉体を固められてしまったことで不発に終わり、「ララミージャンゴ」でKOされてしまう。
ついでに飛び散った針が突き刺さって長官もあっさり死んだ
試合の決着後、ペシミマンは上述のセリフを一人呟く。
ウォーズマンはペシミマンの心に何かを残すことができたのか…。
●能力
両腕にはカーボンファイバー製で硬度9を誇るロープが内蔵されており、ペシミマンが「投げ縄」とも表現するこの能力がカウボーイ超人としての特徴である。
また、投げ縄の能力を使えなくなる代わりに自分の全身を硬度9にコーティングして耐久力を高めたり、相手を固めて動きを封じるためにも利用できる。
1億パワーと硬度9を併せ持つため、数値的には9999万パワーかつ硬度10の
ザ・マンに次ぐ総合力の高さとも言えるか。
必殺技
倒立状態から跳躍し、相手の後頭部に変則的な蹴りを見舞う。
両腕を勢い良く射出する、ロープ付き版の
ロケットパンチ。
離れた相手を攻撃する以外に相手に両腕を掴まれた状態から逃れたり、ロープを相手に絡ませたりと汎用性の高い技。
このロープは上述の通りカーボンファイバー製の高度9(サファイア)を誇るもので、ウォーズマンのベアークローでは断ち切れない。
さらに両腕を上空に打ち出しロープから融解させた液を全身に纏うことで、ペシミマンの全身を硬度9に強化する切り札でもある。
コーティングした後はエネルギー切れでファイヤーバードガンスリンガーが使えなくなるものの、全身の液を密着した相手にも纏わせることで動きを封じられる。
ファイヤーバードガンスリンガーで捕らえた相手を自分のいる方に引き寄せる。
上述の技で捕らえた相手に対し、相手の背面からジャンプして放つクロスアーム・スープレックス。
相手の両腕をクロスさせることで受け身も封じている。
ファイヤーバードの長縄を相手の首に絡みつけ、ハンマー投げのように振り回すことでコーナーポストに連続して頭を打ち付ける。
ファイヤーバードガンスリンガーで捕らえた相手を宙に引っ張り上げ、空中でキャッチし頭部からリングに激突させる。
ファイヤーバードで拘束した相手の首を自分の片足で固定し、さらに相手の脚を掴んで放つ股裂き。
ゴールドラッシュドライバーから派生。
ハイキックで上空に蹴り飛ばした相手を追って跳躍、空中で背中合わせになり、相手の両足で両腕を挟み込む形で踏みつけることで両足と両腕の動きを封じる。
後ろ手に胴をホールドして逆さまに落下、コーナーポストに脳天を叩きつける。相手に纏わせた硬度9の全身コーティングが残らず砕け散るほどの威力。
追記・修正お願いします。
- こんだけ後半盛り返すならウォーズマンも勝てさてやれよ… -- 名無しさん (2025-09-23 20:30:14)
- ロープが硬度9なのは「ロープとしての機能を持たせた上での限界の硬度」と思ったら特にそんなことはなかった -- 名無しさん (2025-09-23 20:45:31)
- ニコライ(ウォーズマン)とは仲良しに馴れそうなので勝ったのも伏線と思いたい。というか五大刻も人の良さが滲み出てるんだよなぁ。やっぱり不遇な前世がありそうだ。 -- 名無しさん (2025-09-23 21:19:34)
最終更新:2025年09月23日 21:19