挑発星人 モエタランガ

登録日:2011/09/04 (日) 23:39:46
更新日:2019/12/02 Mon 18:40:16
所要時間:約 4 分で読めます




挑発星人モエタランガ

体長:1.8〜50m
体重:77kg〜42000t

CV:遠藤守哉

モエタランガは『ウルトラマンマックス』31話「燃えつきろ!地球!!」に登場した宇宙人である。
彼の前には「最強・最速」のマックスですら、30秒も経たない内に力を使い果たし「DASH」も壊滅寸前に追い込まれた…




…のだが…そこに至る経緯があまりにもカオスである。良くも悪くもコメディ色が強めの「ウルトラマンマックス」らしいエピソードと言えよう。





【31話あらすじ】
トミオカ長官が「燃え尽き」気味な時に突如出現した宇宙人・モエタランガ。
「DASH」が攻撃を仕掛けると、モエタランガは紫色の怪しい光を街全体に浴びせる。すると…




注意)以降ネタバレ。


モエタランガの光を浴びた「DASH」の隊員のテンションが急上昇。どのくらい上がったかっていうと、目から火が出るくらい
そして「天国と地獄」をBGMに全力でモエタランガに攻撃するが…勢いだけの後先考えない無茶な作戦により「ダッシュバード」全機撃墜される羽目に。
それでもなお、テンションが上がりっぱなしの「DASH」メンバー(と街の皆さん)は無謀にも生身でモエタランガに突撃を開始する。


その一連の光景は凄まじく「カオス」(TVと視聴者の温度差的な意味で)なので是非観てみることをオススメ…する?
正直、ここでは書ききれないレベルである。

そしてカイトもウルトラマンマックスに変身。真打ち登場で安心…な訳もなく、やっぱりマックスも「最初からクライマックス」状態…異常なまでのペースで攻撃を繰り出した挙げ句、エネルギー切れで力尽きる。


ウルトラマンマックスは地球上では三分間しか戦えない。


だがまだ30秒も経っていないぞ。

どうしたマックス。

気が早すぎるぞ、ウルトラマンマックス!(By佐野史朗)

この戦闘も異常に速いマックス(とBGM)に対してほとんど棒立ちなモエタランガの対比が物凄くシュールである。




※以下更にネタバレ

モエタランガが発した光には生物の体内時計を10倍にはやめる「モエタランガウイルス」を神経電流に感染させる働きがあった。
そしてこれに感染すると、燃えて燃えて…神経電流を喰われ、「燃えつきて」しまう。
しかも感染ルートがエリーを以てしてもわからず、燃えつきたエネルギーはモエタランガのエネルギーになってしまうというおまけ付きである。

燃えつきて灰になったカイトの前に現れたモエタランガは全てを語る。
自身が放った「モエタランガウイルス」の力。
そしてそれを使って地球人全ての怒りを食い付くし「生ける屍」に変え、地球を征服する計画を。

しかし、カイトには最早、変身する力は残っていなかった。





燃えつきて「生ける屍」になってしまったカイト達。ヨシナガ教授らまで感染してしまい危機に陥った「DASH」を、地球を救ったのは…冒頭で燃えつきていたトミオカ長官だった。
曰く「年寄りは新陳代謝が遅いのでな」とのこと。おいおい。
さらに、10倍の速さで奮闘するも後一歩でワクチン完成前に燃えつきたヨシナガ教授に代わってダテ博士が登場。ワクチンを完成させる。


「冷えかけた炭火ほど意外と長持ちするものだ。そう簡単に燃えつきんよ!」


「君たちが燃えつきた限界を乗り越え、再び立ち上がることを信じている。それが人間の強さだ」


そして、モエタランガに立ち向かうトミオカ長官の勇姿を見て

「地球人は脆弱じゃない!!」

とカイトも何とか変身。
まだウイルスに感染していたので苦戦を強いられるもダテ博士によりワクチン治療されたことで形勢逆転。
最後は「マクシウムソード→ギャラクシーカノン」で止めをさした。


モエタランガは老兵二人の活躍と地球人とウルトラマンマックスの限界を越えた底力の前に敗れ去ったのだ。


【モデル】
言うまでもなく『帰ってきたウルトラマン』の48話「地球頂きます!」に登場したなまけ怪獣ヤメタランスがモデル。
あちらは「なまけ放射能」で人類全員をなまけ者にし、なんやかんやで地球を頂くという作戦のために送り込まれたが、コイツは別のアプローチで人類の無力化&地球征服を企んだわけである。名前もそっくりだ。

ちなみに、当初はヤメタランスを操っていた宇宙人であるササヒラーを登場させようとしていたが、このプロットはボツになり新怪獣を作ることになった。
確かにあんなマイナーな奴再登場しても誰も嬉しくないだろうが…
また着ぐるみは、前作「ウルトラマンネクサス」登場した、グランテラの改造である。


【余談】
この話を書いた脚本家は、後に『天元突破グレンラガン』や『仮面ライダーフォーゼ』、『キルラキル』を手掛ける中島かずき
中島作品固有の「熱さ」が込められたエピソードと言えよう。



「よくきたな、アニヲタWikiの諸君。私はモエタランガ。間もなく『アニヲタの集い』は私のものになる」

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