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カラータイマー

登録日:2012/10/24 Wed 02:29:47
更新日:2026/08/22 Sat 20:01:01NEW!
所要時間:約 12 分で読めます







\ピコーン ピコーン ピコーン/

画像出典:編集者自作

ウルトラマンを支える太陽エネルギーは、地球上では急激に消耗する。

太陽エネルギーが残り少なくなると、カラータイマー点滅を始める。

そしてもし、カラータイマーが消えてしまったら、
ウルトラマンは二度とと再び立ち上がる力を失ってしまうのである。




カラータイマーとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラシリーズ』に登場する、ウルトラマンに代表されるウルトラ戦士達の胸部に付いている発光器官である。


【概要】

ウルトラマンの姿を見た事のある人なら必ず知っているであろう、胸元に付いている光り輝くあのランプである。

普段は青い光を放っているが、エネルギー不足になると赤色に変わり、


\ピコーン ピコーン ピコーン/

と、点滅と特徴的な警告音を鳴らし、所有者に危機を知らせるのだ。
一部のウルトラ戦士では活動時間の限界が近づく毎に


\ピコピコピコピコピコピコ/


と、点滅速度と拍動音のテンポが速まる様子が描写されており、よりタイムリミットの緊迫感を高めている。


●設定

ウルトラ心臓に直結している、ウルトラマンのエネルギーの中枢器官。
その光が消えれば行動不能に、破壊されればエネルギーがコントロールできなくなって命を落とす重大な弱点である。

ここから光線技を放ったり、エネルギーチャージの際にタイマーが特殊な発光をするウルトラ戦士も多い。

外部とエネルギーのやり取りをする機能が付いている事も多く、ウルトラマンがエネルギー枯渇によって窮地に陥った際には、人間や救援に現れた他のウルトラマンがここにエネルギーを照射し、回復を図るのがお約束
また、人間がウルトラマンのカラータイマー部分に入って融合したり、アイテムがタイマーに吸い込まれてインナースペース内に届く描写があるなど、エネルギーのみならずウルトラマンの体内(インナースペース)と外部世界とを繋ぐ窓口のような役割を果たしていると思われる。


ウルトラシリーズを知らない人でも存在を知っている非常に有名な物だが、意外にも未だにその設定は不明瞭な部分が多い。
円谷プロダクション監修の書籍でも「M78星雲・光の国の人々が超人になった際にいつの間にか付いていた」設定と、「手術して取り付ける」設定があり、どちらも使われている。

実写作品に限定すれば、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』において、
  • 「宇宙空間で長時間活動する者が付ける」
  • 「カラータイマーにはプラズマスパークエネルギーで満ちている」
といった設定の統一が図られた。
事実、同映画におけるM78星雲のエメラルド星人に似た訓練生のモブトラマンには付いておらず、これ以降もモブトラマンは基本的にカラータイマーがないという方向で統一されている。
ネームドのウルトラマンはいずれも宇宙を股にかける精鋭といったところだろう。

また、「戦闘員に手術して取り付ける」という設定が書籍にも書かれていた事があったが、医療従事者のウルトラの母はともかく科学者であるウルトラマンヒカリにも付いている一方、ウルトラ兄弟入りしたウルトラセブンは付けていなかったり、
「光の国」出身ではなく、獅子座L77星出身で、さらに王子……つまり非戦闘員であったはずのウルトラマンレオアストラ兄弟や、「光の国」出身ではあるが、とある事情で一度追放処分を受けたウルトラマンゼロが付けているなどの例、
ウルトラマンタロウから戦士としての未熟さを指摘されていたウルトラマンタイガや、ゼロから「三分の一人前」と実力を酷評されていたウルトラマンゼットが作品冒頭から付けている、
当時戦闘員ではない『ウルトラマン物語』の幼少期のタロウや、ウルトラの国の小学生(=非戦闘員)であるウルトラマンボーイが既に付けているなど、シリーズの描写と矛盾している点がある他、いつ取り付けるのかなどの設定は未だ曖昧である。

ウルトラ戦士は大半のエピソードにおいて、カラータイマーで示される時間切れを迎える前に飛び去るか、変身解除している。
強敵との戦いで時間切れや体力の限界を迎えた場合でも、ウルトラ戦士がその場で消滅して人間の姿に戻るというパターンが多い。
その為、ウルトラマンの姿のまま限界を迎えてカラータイマーが完全に消えるという事態は実は滅多に描写されず、その際の描写はまちまち。
警告が強くなるように点滅と音の間隔がどんどん早まり、最後はほぼ連続音になり消えていく場合もあれば、逆にエネルギー切れを象徴するように最後は遅くなっていき、間延びしたスロー再生音になった末に停止するという場面もある。

カラータイマーの点滅音はウルトラマンごとに異なるものが使用されている事が多く、エフェクト追加などのアレンジもなしに、完全に同一音の流用は最初期を除いて稀。
ただ、日本語吹替版で掛け声とカラータイマーの音が初代ウルトラマンのものに差し替えられているウルトラマングレートや、関係性が噂されているウルトラマンティガと見た目や能力のみならずカラータイマー音も似ているウルトラマントリガーなど、製作上の都合やウルトラマン自体の設定に合わせて、他のウルトラ戦士のものが流用されたり、意図的に似せて作られる事はある。
また、客演時などに最新のウルトラ戦士のものが流用されたり、適当な音源が使われるなどして、現役時代と全然違う点滅音になっている事は割としょっちゅうある。

初見の人は「なんでわざわざ弱点をむき出しにするんだ」「敵がそこを狙えばイチコロじゃん」などと思うかもしれないが、このカラータイマーはそこらのガラス玉とはわけが違う。
ダイヤモンド以上の硬度を誇り、そんな簡単に破壊できる代物ではないのである。
初代ウルトラマンがゼットンに敗れた際も、カラータイマーを攻撃されてもそれ自体を破壊する事は結局できなかった。
だがやはり弱点である事には変わりなく、執拗にカラータイマーばかりを狙う敵もそこそこ現れている。
現状、カラータイマーをピンポイントで破壊されて死亡したのはウルトラマンベリアルのみ。カラータイマー諸共肉体が消し飛んだケースを含めればウルトラマントレギアも該当する。

映像作品とは繋がらない設定だが、漫画『ウルトラマンSTORY 0』では「ウルトラマンになった段階で既にあるもので、一種のエネルギー機関」と説明されている。
セブンのように額にあったり、ウルトラマンエースのように頭と胸に2つ持っているなど個人差があるが、その由来は不明。
つまり、この漫画では後述するビームランプとカラータイマーは同一のものとしている*1


主なカラータイマーの所持者

M78星雲・光の国から初めてやってきたウルトラ戦士。
戦闘によってエネルギーを消耗し、活動限界時間が近づくと赤く点滅するとナレーションが入る。
イデ隊員が危険信号である事を推理し、視聴者や劇中人物にも「カラータイマーが赤点滅=ピンチ」という構図を教えてくれた。


あっ、ありゃなんだ!?
危険信号でしょう。赤ランプは万国共通ですからね。

……でも大分慌ててるようですよ。
ああっ、だんだんチカチカが早くなってきた!


最終回でゼットンにカラータイマーを攻撃されて敗れるも、ゾフィーに命をもらい、蘇生した。
この事からカラータイマーの灯が消えてもエネルギーをもらえれば蘇生できるようである。

なお、初代に限らずウルトラマンの活動時間といえば3分間がお約束となっているが、実はこれは『帰ってきたウルトラマン』の設定が以降のシリーズでも定着したものであり、それ以前の作品である『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』内では具体的な活動限界時間は説明されていない。
なので3分と経たずに赤くなったり、3分経っても青のままという事がままあった。まあこれは後年のシリーズでもたまにあるけど
ついでに言うと、ウルトラ戦士達が3分間しか活動できないというのはあくまで地球上で戦う場合の話であり、大気圏外や他の惑星では普通に3分間に縛られず活動し、エネルギーが枯渇するか大ダメージを受けなければカラータイマーは点滅しない。

ガッツ星人 2010-04-01 11:56:03
ウルトラマンさん、もう戦いはじめてから3分以上経つんですけどいいんすかwwwww

ウルトラマン 2010-04-01 11:58:04
@ガッツ星人
番組じゃないから3分関係ありません!残念でした!

基本的に初代と同性能・同音のカラータイマーの持ち主であるが、『ウルトラマンタロウ』の客演時にドロボンにカラータイマーを盗まれるという珍事を犯す。
彼の名誉の為に言うと、人質救出の為にわざと盗まれた作戦の一環である。
盗まれた後、何故かペシャンコになった。なお、カラータイマーを盗んだドロボンはいくらかパワーアップしていた。
これはタイマーにもいくらかエネルギーが蓄えられているからだという。この後ドロボンの胸で鳴り始めた音はタロウのものと同じ。

TVでよく紹介されるので、このシーンの認知度は高い。

ヒッポリト星人戦で長旅の疲れから鳴りだしてしまい苦戦。エースに自分のカラータイマーを与え、復活させるも自身は死んでしまった。音は初代と同じ。
その後エースはゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャックにも分け与え、復活させた。
ジャックとは違い、カラータイマーを外してもペシャンコにはならなかった。

後の『ウルトラ銀河伝説』で「実は普段の姿は強化形態で、有事に備えて常にその状態を維持している」という設定が明かされた事で、「そんな事してるから肝心なところでエネルギー切れを起こすんだ」と揶揄される事もあるが、
逆に考えれば「そこまで消耗した残りのエネルギーでもウルトラマン5人を復活させられる」という事でもあり、少なくともエネルギーに関してはウルトラ兄弟達を遥かに凌駕しているとも取れる。

事実、『ウルトラマンジード』最終話では、ウルトラマンベリアル アトロシアスの力を留めおけるほどのエネルギーフィールドを展開しながら、ジードが再変身可能になるまでの時間稼ぎのために20時間ベリアルと持久戦を繰り広げた後でも、そのカラータイマーは青のままであった。
以前よりも腕を上げてエネルギーを節約しながら長距離移動できるようになったのかもしれない。

他星出身なのに弟のアストラ共々何故か付いている。ビームランプもあるので厳密にはエースやタロウに近い。

制限時間が2分40秒と特に短く、点滅時も「ピーッ、ピーッ」と実際のシグナル音に近い。
星人ブニョにバラバラにされたところをウルトラマンキングに助けられてからは初代マンと同じ音になっており、
一部資料では「この際に(活動時間の)タイムリミットも3分に延びた」と解説されている。

活動時間が3分なのは変わらないが、その理由は大気汚染によるものとされている。
ゴーデス(第2形態)に拘束された際は「大気汚染のせいでウルトラマンは力の半分も出し切れていない」と指摘された。
胸のカラータイマーはグレートの体躯に対してやや小さめで、小さな丸形のランプの周りに銀色で三角形の縁取りがされている特殊な形状。
なお、変身アイテムである「デルタ・プラズマー」は、このカラータイマーがそのままネックレスになったようなものだが、当時のTVや雑誌で京本政樹氏が語ったところによれば「現地で売っていたピルケース(薬容器)の改造」らしい。
ちなみにタイマー音は原語版では警報器のような音だが、日本語吹替版では初代マンと同じタイマー音に変更されている。

機能は他のウルトラ戦士達とさして変わらないが、タイマーの周囲に「みなぎりメーター」と呼ばれる発光器官が存在し、ここが光っている時に「メガ・スペシウム光線」を放つとより威力が強化される。
音声はジャックのものと同じ。

こちらも他星出身だが付いている。
ゼアスを模してレディベンゼン星人に作られたウルトラマンシャドーにも、弱点になるにもかかわらず律儀に付けられている(発光色は黄色)。
シャドーの方は弱点を保護する目的でスカイシャークの強烈なビーム砲(ゼットン光線砲)を弾くほど強固なシールドも装備している他、どうやら影美道場から送信される「リセット光線(エネルギー補給光線)」の受光部となってもいる模様。

こちらも光の国出身のウルトラマンではないが、胸についている。
デザインは水滴のマークを反対にしたようなものであり、活動限界が近くなると点滅する。

ティガと似た存在と思われるウルトラマンダイナにもデザインこそ違うが備わっている他、ティガと同一の種族と思われるイーヴィルティガやそのお供をしていた怪獣、また闇の巨人にも付いていた事から、ネオフロンティアスペースにおける光の巨人の一族の共通器官と思われる。

また、ティガのタイマー音はその後もコスモスやネクサスマックスなど多数のウルトラマンに用いられているが、ティガのものも実はゼアスのアレンジである。

胸の中央ではなく、左胸にナナメに装着されたカラータイマーを有するウルトラマン。
それに合わせて身体の模様もアシンメトリーになっている。
また、タイプチェンジするデッカーはタイプに応じてタイマーの周りのコズミックな縁取りの形が変化する他、強化形態であるダイナミックタイプにチェンジすると、胸の中央にタイマーがあるお馴染みの配置となる。
なお、デッカーのカラータイマー音は外見や能力がそっくりなダイナの音にエフェクトをかけたもの。

渦を巻いたような特徴的な形をしたカラータイマー。
基本のタイマー音は前述の通りティガの流用(一部回はティガの音声のアレンジ)なのだが、設定変更なのかあるいは音響担当のスタッフのミスなのか、ネオスの音だったりダイナの音だったりと統一感がまばらになる場合が時たまある。

歴代ウルトラ戦士の中でも極めて珍しい、付属品ではなく胸の中への埋め込み式になっているカラータイマー。
形も菱形という変則的なデザインだが、性能自体は兄さん達と一緒。
割と頑丈にできており、劇中でジャシュラインに肉体を黄金像にされた際にもその輝きを失う事はなかった。
なお、初期案ではメビウスブレスがカラータイマーの代わりを務め、自身にはカラータイマーがないというメビウスのデザイン案もあったという。

昭和シリーズに登場した戦士よりもやや縦長なデザイン。
先述のメビウス共々、点滅時の音が昭和シリーズのウルトラ戦士と似たような音色になっている。
危険信号らしいというのはやはりウルトラ族以外からも分かるのか、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』ではグレンファイヤーから「大丈夫かそれ? 何かピコピコ言ってんぞ」と言われる場面も。

アーリースタイルの頃はオーソドックスな半球状で赤く点滅する事もあったが、レイオニクスの力を得てからは紫色に変色、点滅もしなくなった。
しかしながらウルトラ戦士の心臓部という事に変わりはなく、ほぼ唯一の弱点となっている。
アークベリアルがウルティメイトゼロの「ファイナルウルティメイトゼロ」を受けてカラータイマーが砕け散ると、ウルトラ戦士の誇りを捨てたベリアルであっても一度目の滅びを迎える事になった。
その後、再び復活してアトロシアスとなった際もゼロの手でカラータイマーにカレラン分子分解酵素を打ち込まれ、大幅に弱体化する事となる。

それぞれカラータイマーが自身の名前に関連するアルファベットの形をしたウルトラマン。
従来のカラータイマー同様にウルトライブ、ユナイト、フュージョンアップ、ウルトラフュージョンの残り時間を示す器官であり、残り時間が少なくなると赤く点滅する。

ビクトリーの場合はカラータイマーが鳴る前にライブを解除することで連続ライブ(=活動時間の延長)が可能となる(これはギンガも同様)。
ただし、劇中でタロウが「3分間は人間の限界」と忠告した通り、この方法を使えば変身者の体力だけがジリ貧になっていく為、命を削る非常に危険な行為である。
無尽蔵のエネルギーを持つビクトルギエル戦で実行した結果、ギンガとビクトリーは変身回数が残り1回になってしまうというギリギリの状態にまで陥ってしまった。

エックスのものは光線技の「ザナディウム光線」を撃つ際(正確にはその準備段階に入った時)にタイマーが青や赤ではなく黄色に発光するという、独自の設定が存在する。

オーブのものはフュージョンアップの維持の限界を示すもので、残り時間が1分を切るか大ダメージを受けるとタイマーが鳴る。
そしてタイマーが鳴るとフュージョン中のウルトラマン2人の影が苦しそうに体から離れだすという衝撃的な演出がなされる(通称「ウルトラ幽体離脱」)。
ただ気合いでなんとかなるらしく、ガピヤ星人サデスはこのウルトラ幽体離脱に対して気つけを行い、無理矢理オーブの中に押し込んでいる。
なお、オーブ本来の姿であるオーブオリジンに活動限界時間があるかは現状不明。

ゼットは光の国の教育を受け、エースが名付け親であるなど、光の国と関係が深いウルトラマンだが、そのゼット曰く「出身は非公開でやらせていただいている」とのことで、光の国出身のウルトラマンではない可能性も示唆されている。
「Z」という他に類を見ないカラータイマーも出身が違う影響かもしれないが、性能は師匠や先輩方とほとんど同じ。
ただし、劇中ではメンタル面の影響が活動時間に大きく影響しているような描写が多く、グルジオライデン戦でナツカワ ハルキが戦意喪失した際にはたちまちカラータイマーが激しく点滅してウルトラフュージョンも解除されている。
一方、バラバ戦ではカラータイマー点滅まで追い込まれるもエースが救援に駆け付けると形勢逆転し、倒した後も夕方まで語らっていた。

縦に長いカプセル状のタイマー。特殊な出自のせいか、一応光の国由来ながら生まれつき持っている。
ジードライザーにも同様の意匠があるが、出自を考えるとライザーが元になった可能性もある。
ジードの特徴といえば大きくつり上がった目だが、ジード本来のオリジンと呼べる初期変身形態はアーリーベリアルそっくりである為、ジードだけの特徴と言えるパーツはこのカラータイマーのみだったりする。

惑星O-50所縁のウルトラ戦士達は、ギンガ以来では久々となる半球状のカラータイマー持ちが多い。
昭和シリーズのウルトラマンに似ているが、縁取りが若干複雑なデザインとなっている。
ウルトラマンルーブウルトラマングルーブも装飾は豪華だが、カラータイマーの形状は同じ。
何故オーブだけOの字だったのかは不明だが、恐らく基本は半球状で、能力を司るアイテム次第で形状が変わるといったところだろうか。

光の国出身のウルトラマンでありながら、ウルトラマンの存在を全否定する闇の青い巨人。
元々はオーソドックスな球型だったが、グリムドの力を取り込んだ結果、形状が変化している。
現在は従来よりやや大きめであり、グリムドを封じるための拘束具であるプロテクターのようなものを上から装着して塞いでいる。

メビウス以来久々の菱形のカラータイマー。
ただ、メビウスと違って埋め込み式ではなく従来の付き方である他、トリガーは縦に長いデザインをしている為、「トランプのダイヤの形」と言った方が正しい。
ティガと何かしらの関係があるだけあって、点滅音はティガとほぼ同じ(若干エフェクトで反響している)。
タイプチェンジで見た目が変わってもカラータイマーの形は変わらないが、グリッタートリガーエタニティのみ例外で、他の三形態を凌駕するパワーを持っている為か、カラータイマーが3つに増え、それが逆三菱型に配置されるという独特のシルエットになっている。
といっても、それで活動時間が延長されるというわけではなく、タイマーが鳴る時は3つ一気に光る。

トリガーと因縁を持つ闇の巨人達もやはり同じような発光器官を持つが、こちらは体力が消耗しても点滅する描写が見られななかった。

M421出身の光の原始人ウルトラマンも、胸部中央にカラータイマーが埋め込まれている。
その輝きを受け、全身から伸びた赤と青のラインが発光。
明滅音はグリッドマンのレーザーランプに近いが、活動時間に制限はなくブレーザー/ヒルマ ゲントの危機に赤く明滅する模様。

  • ウルトラマンアーク
胸部中央に菱形のカラータイマーが施されている。
活動時間は約3分間だが、厳密に決まっているわけではなく「もうすぐ変身を維持できなくなる」とアバウトに知らせるタイプのようで、後述するように第1話の戦闘シーンでは3分経過後、数秒過ぎてシャゴン撃滅をしっかり確認してからアークが去っていった。
また、融合している飛世ユウマの想像力により生み出されたアークアーマー装着は、カラータイマーが赤く明滅した時にしかできないというややまどろっこしい仕様となっている。

胸部中央に五角形状のカラータイマーが施されている。
結晶体は中央の十字を中心に光の渦が巻き起こるデザイン。
活動時間は明言されてはいないが、体力を大幅に消耗するらしく、人間態(オオキダ・ソラト)に戻ると急激に腹が減る仕組み。

  • ウルトラマンテオ
胸部中央に変身アイテムであるテオクリスターに酷似したY字型のカラータイマーが施されている。
これに触れる事で、テオは必殺の「テオシウム光線」を始め、八つ裂き光輪の「テオ光輪」や、鏃状の「テオ光弾」、六角形状の「テオバリアー」といった技を使う事ができる。
エネルギーを消耗すると真っ赤に点滅し、これが消えるとテオは人間態である光石イブキに戻ってしまう。

獅子座L77星出身者にして、レオ&アストラ兄弟と旧知の仲であるコスモ幻獣拳総師も胸部中央に装着されている。
初登場時からカラータイマー明滅状態かつ制限時間は不明で、形状こそやや菱形よりだが、明滅音はレオのものに近い。

  • 月島あかり
小説『ウルトラマン妹』のヒロインの一人。その名の通り変身者側。
あかりが一心同体したジャンヌというウルトラ戦士は光の国出身で、一般的なカラータイマーと違いはない。
……が、どういうわけか変身前の姿であっても胸にカラータイマーが存在する。
多分ジャンヌが未熟な少女だからだろう。

  • ULTRAMAN SUITS
漫画『ULTRAMAN』にて、早田進次郎が装着するウルトラマンを模したスーツにも付属している。
通常時においてはエネルギーの消耗・性能の低下によって赤く点滅される。
リミッター解除後は全身が赤く染まり性能が限界にまで向上するが、身体に負荷がかかる為、3分間しか活動できなくなるのが欠点。


「これは危険信号なんかじゃない───アンタを全力で倒すって合図だッ」


CGアニメ版では赤くなると例の点滅音も鳴り響くのでご安心を。

  • ウルトラマン
Netflixとの共作アニメ『ULTRAMAN RISING』では、カラータイマーはエネルギー残量でも制限時間でもなく、ストレスに反応して点滅する。
その関係でカラータイマーが点滅しても命自体は脅かされないが、精神状態が不安定になると変身が強制解除される為、カラータイマーが鳴らないよう、常に心を平静に保って戦う事が重要とされる。
逆に安定した精神状態なら長時間の変身も可能であり、先代ウルトラマンだったサトウ教授はかつてゴモラと交戦した際、愛する妻の冗談で緊張と不安が和らいだ事で、初めて一度もカラータイマーを点滅させずに戦い終える事ができたという。


カラータイマーの類似物

外観や機能は似ているが、異なる名前の器官ないし装置を備える存在もいる。
これらも総称として「カラータイマー」と呼ばれることもある。

  • ビームランプ
ウルトラセブンの額に輝く緑色の発光体。
セブンにはエネルギー切れがない為、当初は「エメリウム光線」の発射器官の役割しかなかったが、ストーリー中盤からカラータイマーと同じくピンチになると点滅するようになった。
……詳細は後述。

ちなみにセブンがカラータイマーを持たない理由は、「非戦闘員である恒点観測員なので付ける必要がなかった」と説明された。
セブンにはエネルギー吸収できるプロテクターが他のウルトラマンよりも多く備わっているので、カラータイマーよりも燃費がいいのかもしれない。
地球で戦っているうちにビームランプ自体がカラータイマーと同一の性能を持つようになった為か、後に戦闘員になっても息子のゼロまで付けるようになっても付けるつもりはない模様。

そっくりさんのウルトラセブン21もビームランプでエネルギー残量を表示する。
なお、ビームランプのみを持つウルトラマンはセブンと21くらいだが、ビームランプとカラータイマーを持つウルトラマンはエース以降それなりに登場している。
ウルトラマン超闘士激伝』での設定になるが、2000人に1人の割合でネオスや21のように大型化するという。

  • スターシンボル
ウルトラマンジョーニアスウルトラマンタイタスを初めとした、U40出身のウルトラ戦士が持っている。
他のウルトラ戦士達のようなエネルギー残量表示専用の器官ではなく、U40の8人の勇者に与えられるカラータイマー機能を持った勲章であり、これを持っている者のみが巨大化や超能力をフルに行使できる。
活動制限時間は4分とウルトラマンの中ではかなり長く、さらにエネルギー残量表示の過程も特殊であり、一定のエネルギーを消費するとまず黄色く変化し、さらに消費すると赤くなって点滅するというもの。
なお、メタ的な事情を考慮すると、『ザ☆ウルトラマン』は他シリーズと違ってアニメ作品である為、アクションシーンを描きながらスターシンボルを点滅させるのは作画の労力を考えると極めて困難だった故だと思われる。

タイタスのものは少し機能が変わっているのか、エネルギーを消費すると黄色を経由せずに直接赤点滅に切り替わる。
ただし『トライスクワッド ボイスドラマ』では描写が変わり、黄色ランプを経由する形となり、効果音もジョーニアスと同じものになっている。

  • ライフゲージ
ウルトラマンガイアウルトラマンアグルの胸にある器官。
カラータイマーと見た目はほぼ同じだが、ガイアとアグルは元々地球が生み出した存在なので、地球で戦う上で活動限界時間は存在しない。
点滅するのはエネルギーが少なくなった時のみであり、劇中ではエネルギーを多量消費した結果、速くに点滅した事も多い。
ガイアのタイマー音はティガの流用……ではあるのだが、実はアレンジであり、よく聞き比べてみるとガイアの方が若干キーが高い。
アグルは完全新規のものになっている。

  • エナジーコア
ウルトラマンノアなどいわゆるN系のウルトラマンに見られるY字型の赤い発光体。
カラータイマーの亜種の中でも一際目立つ存在。
エネルギー切れが近いと色は変化せず、心臓の鼓動に似た音を出しながら点滅する。
ウルトラマンネクサスジュネッスジュネッスブルーはエナジーコアの上にコアゲージというカラータイマーのようなものが付いており、メタフィールド内での制限時間3分に近くなるとこれが赤く点滅するなど、機能的にもカラータイマーと同じと推測される。
ネクサス時におけるエナジーコア、コアゲージの点滅音はティガのものの流用。
ちなみに映画『ULTRAMAN』のウルトラマン・ザ・ネクストでは点滅音は「ドクン、ドクン」と心臓の音に近いものになっている。
ウルティノイドもエナジーコアを持ち、ダークザギ以外はコアゲージも備えている。劇中で点滅したのはダークファウストのみで、それ以外はPS2版ゲームで確認可能。メフィストはネオスに近い音で、ダークザギの音は特に鼓動のような重低音になっている。
コアゲージの点滅は他のウルトラマンと同様の毎回の時間制限と考えていいが、エナジーコア自体の点滅は本気で変身者の体調……どころか命そのものがヤバいイメージがつきまとう場面が多い。

  • パワータイマー
ウルトラマンマックスの胸にある器官。
ライフゲージやコアゲージとは異なり、カラータイマーとの設定上の差異は無い
後年マックスは正式に光の国出身という設定になった為、一人だけ名前が浮くちょっとかわいそうな事に。

ただ、後に元同じ文明監視員にしてギャラクシーレスキューフォース所属の光の国出身でもあるウルトラマンリブットが登場し、彼が「シグナルタイマー」という名称のカラータイマーを持っていたことで、マックスだけ浮いている事態からようやく抜け出せている。
つまり、通常とは異なる名前のタイマーを使っているのは、宇宙警備隊員とは異なる文明監視員としての規則や慣習なのかもしれない。

  • パイルオーガン
ババルウ星人の胸にある銀色の水星の惑星記号の中心に黒い半球が埋め込まれたような物体。
劇中では詳しい説明はなかったが弱ると赤く点滅する描写がある。
長らく正式名称が不明で、流用元から類推して「ババルウ勲章」などと仮称されていた。
その後、2007年に刊行された書籍『決定版ウルトラ大怪獣50大図解超百科』にて「マイナスエネルギーやダークパワーを摂取する為の器官」と解説された。


ウルトラシリーズ以外の円谷特撮

元々ミラーマンには活動時間制限はなかったが、中盤でテコ入れによって後付けされる。
ミラーマンはインベーダーの罠にはまり、体内に爆弾を仕掛けられてしまう(直接殺すのは無理だったらしい)。
この爆弾はミラーマンの体内のエネルギー残量が少なくなると起爆し、また取り外すのも困難であった為、エネルギーの低下を警告する装置としてカラータイマーがバックルに装着された。
取り付けられた理由と測定対象が劇中で明確にされているカラータイマーは意外と珍しい。

ナオキにジャンボーグA及びジャンボーグ9を託した正義の宇宙人。
ウルトラマンをよりシンプルにしたような外見をしており、胸にカラータイマー状の物体を持つ者と持たない者がいる。

額に「カラーシグナル」というカラータイマーとおおむね同機能の器官を持つ。
通常時が黄色で、警告時がで点滅という珍しい色の組み合わせが特徴。

額に「エネルギーランプ」というカラータイマーとおおむね同機能の器官を持つ。
ピンチになると点滅するのだが、同時にグリッドマンとリンクしているコンピューター・ジャンクがけたたましくサイレンを鳴らして火花や蒸気を噴き上げる為、『電光超人グリッドマン』及び『SSSS.GRIDMAN』における窮地の演出としてはそちらの方が印象深い。


円谷特撮以外のヒーローの類似装置

ベルトのバックルに「ゾーンメーター」というカラータイマーとおおむね同機能だが、かなりデカい拳ぐらいの長円形の器官を持つ。
通常時は青だが、ダメージに応じて黄や赤に変わる(青から直接赤になる場合もある)。
ナレーションによると「活動限界時間が残り110秒を切ると赤になる」らしいが、厳密には時間ではなくエネルギー残量を示すので、支援戦闘機・スモーキーからエネルギー補給すると色が青に戻る。

  • アイアンキング
額、首、胸の3か所にカラータイマーのような装置を持つ。
アイアンキングは活動時間が非常に短く、戦闘開始後30秒で胸のアイアンスター、50秒で首のキングスター、1分で額のショックスターが点滅する。
そしてショックスターが消えると全エネルギーを使い果たして変身解除されてしまう。

身体の中心に赤く光るコア(色違いでは青くなる)を有しているのだが、初期のアニメではやられるとカラータイマーのように点滅していた。
ちなみに、ヒトデマンといえばウルトラマンのような「ヘアッ!」というアニメ版での鳴き声だが、これは担当声優の三木眞一郎氏のアドリブ。
「点滅するランプ」=「カラータイマー」=「ウルトラマン」から連想されたパロディという事だろう。
また、ヒトデマンの原型になったデザインは「ミミー」と名付けられていたが、
これについても「『セブン』で星型宇宙船に乗り込んで登場したミミー星人が由来ではないか」とも言われている。
元々『ポケモン』の着想元の一つが『セブン』のカプセル怪獣という事もあるかもしれないが、なにかとウルトラシリーズと縁のあるポケモンである。
なお、ヒトデマンを演じた三木氏は後に『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』にてジャックの声を演じており、アニメ放送より25年の時を経て本家「ヘアッ!」を演じる事となった。

こちらは2022年発売の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で初登場したポケモン。
胸にエナジーコアのようなものを持っているが、アニメ版においては疲弊した際にティガやコスモスのような音を鳴らしながらここが点滅するという演出が取られた。


●活動時間について

よく「3分以上活動している」と突っ込まれる事があるが、3分という設定自体が当初から厳密に守られているわけではない。
番組を構成する上でウルトラマンの戦闘シーンは予算や尺の都合により3分程度が良いだろうという演出側の事情を劇中設定に反映した為である。

ウルトラマンシリーズの原点である『ウルトラマン』においては、制限時間が常に同じという設定自体が存在しておらず、優勢ならばいつまでもカラータイマーは鳴らず、逆に劣勢となればかなり早くにカラータイマーが点滅を始めるなど、各回毎に戦闘の推移などによって活動時間にかなりの差異がある。
その後の経験を経て上記の通り戦闘シーンは平均3分程に落ち着いていき、設定で「3分」と明記されたのは『帰ってきたウルトラマン』の頃。
円谷的には「時間制限について言及するちょうどいいタイミングが『帰ってきたウルトラマン』だっただけで、3分の設定は初代の頃からある」という感じだったのだろう。

余力があっても致命的なダメージを負った場合、カラータイマーが赤になる間も無く倒れてしまう事がある。
その代表例が『タロウ』客演時のゾフィーで、バードン戦にてカラータイマーが青のまま敗北を喫している。
平成シリーズでもルーブの例があり、『ウルトラマンR/B』においてカラータイマーが青の時しか敗北していない。

逆に余力を残して相手を倒すという印象を与えたい場合、カラータイマーが青のまま敵を倒すと言う演出がなされる事もある。
タロウは一度バードンに敗れてからその後二度戦ったが、リターンマッチ一度目は嘴の攻撃を徹底的に封じて撤退に追い込み、さらにもう一度戦った際には空中戦で翻弄して火山の火口に誘い込んで倒した。
この時はバードンの習性をバッチリ抑えていた為、二戦ともカラータイマーが赤になる事態にならなかった。
『R/B』でも主役ウルトラマンが最強形態を使わないどころかカラータイマーすら点滅しないまま、非戦闘員の(単なるヤケクソと素行不良で巨大化して暴れていた)メフィラス星人を倒したエピソードがある。

カラータイマーが点滅するという描写自体はあくまでもピンチの演出なのである。

また、全てのウルトラ戦士の活動時間が一律3分というわけではなく、並のウルトラマンが地球で3分しか全力で活動できないというだけである。
ウルトラマンレオ』本編で、怪獣人プレッシャーによって体のサイズをかなり小さくさせられたレオは、エネルギー消費量が大幅に下がった為、普段の活動限界を超えた極めて長い時間レオの姿で活動している。
ただし『Z』ではゼットが「地球人と同程度の体格で変身するとむしろ消耗が激しくなる」「普段より自分の姿でいられる時間は短くなるから平時以上にペース配分に気をつけろ」と説明しており*2、どうやらレオの「相手の攻撃で小さくなった」がシチュエーションとして特殊だっただけで、ウルトラヒーローが自ら小さくなった場合は無理な模様。
『ジード』客演時のウルトラの父は、強力なエネルギーフィールドを展開しながら20時間以上活動してもカラータイマーは青のままであった。
3分という活動時間は単純な時間制限というより巨大戦でエネルギーを使い果たす平均時間であり、戦闘経験を多く積んだベテランのウルトラマンであれば、並大抵の相手では3分くらいで倒れないと考えていいのだろう。
ウルトラマンアーク』第1話ではカメラ越しの映像という形でタイマーが画面右上に置かれた状態で戦っていたが、2分30秒ほどでカラータイマーが点滅、最後に飛び去ってタイマーが止まった時には3分18秒と示されていた。

漫画『ウルトラマンSTORY 0』では「地球はディファレーター線(プラズマスパーク・エネルギー)の影響を受けなかった為、戦闘中にディファレーター線を取り込めず、全力で戦えるのが3分である」という、「何故ウルトラマンは他の星では平気なのに、地球でだけ3分しか活動できないのか?」というファンの長年の疑問に一つの答えを示している。
体内のディファレーター線が尽きた場合、再び戦えるようになるには一旦人間態に戻って、エネルギーを貯める休息を取らなければならない。
ちなみに、同作では怪獣達の凶暴化もディファレーター線が関与しているという設定だが、地球の怪獣達は「遥か昔にとある凶悪な宇宙人が外部から幼体を持ち込んだもの*3という設定になっており、原作となるウルトラシリーズとの整合性が保たれている。

漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では舞台が地球ではない関係上、光線技のみでゼットンと戦うレベルの無茶をしない限りはエネルギー切れでカラータイマーが点滅する事は起こらないが、超闘士に変身した際には体への負担のために3分が限度であり、残り1分を切るとカラータイマーが点滅する。
全体的に攻撃力がインフレーションしているのでカラータイマーの防御の為に装鉄鋼(メタルブレスト)を纏った闘士(ファイター)が本作を特徴づけている。
また、カードダスの裏側にはウルトラマンの胸のカラータイマーと赤い模様を図案化したマークが印刷されており、右下に「裏」と書かれたカードはこのカラータイマーの色で勝負する事ができ、>>の順で強い。


●デザインについて

実はカラータイマーはウルトラマンのデザイン画には存在せず、撮影の過程で後から取り付けられたもの。
円谷英二氏の依頼で美術スタッフの深田達郎氏がデザインしたものだと考えられている。
無敵過ぎるヒーローに弱点を付ける事で番組として面白さを増す為の策として急遽取り付けられたものである為、初代ウルトラマンの変身バンクで用いられる、いわゆる「ぐんぐん人形」にはカラータイマーが付いていなかった。
なお、客演時に新造された人形・CGモデルではカラータイマー存在する他、近年はアクション用スーツで撮影する為、こちらももちろんカラータイマーの造形がある。

しかし、これに反対していたのが初代ウルトラマンのデザイナーである成田亨氏である。
今でこそカラータイマーはウルトラマンのトレードマークの一つとなっているが、氏にとってカラータイマーは自分のデザインを汚す不純物でしかなかった。

後述の通り、カラータイマーの仕様が最初から存在すれば、氏はその機能を持つ器官を持ったデザインを考案していたと思われ、反対していたのはデザイナーに許可を取らずにデザインに手を加えた現場の勝手な判断に憤慨したという理由もあるのかもしれない。

結局成田氏は晩年までカラータイマーを嫌っており、氏が自身の作品中でウルトラマンにカラータイマーを描く事はほぼなかった*4

ちなみにセブンのビームランプはそのような経緯から、成田氏があらかじめセブンのデザインにカラータイマー的なものを仕込んだ結果である。
また、成田氏が描いた「『カラータイマーのないウルトラマンの絵画』に庵野秀明氏が感動した」という理由から、
氏が樋口真嗣監督とタッグを組んで製作した映画『シン・ウルトラマン』に登場するウルトラマンにはカラータイマーが付いておらず、代わりにエネルギー消耗が激しくなると銀色の身体に走る赤いラインが緑色に変わるという描写でウルトラマンの窮地を視覚化している。

本当はゼットも「カラータイマーのないウルトラヒーロー」が前提だったようだが(このバージョンのデザインも起こされていた模様)、「詳しくは言えないが、別件でちょっと動いているのでタイマーなしデザインはやめてほしい」」という通告を受け、上述した「Z」字のカラータイマーが追加された。
時期や状況的にこの『シン・ウルトラマン』版マンの事であった可能性が極めて高く、この年は庵野班・TVシリーズ班双方が双方がタイマーの再削除に挑もうとした事になる。

なお、デザイナーの決定稿に無断で手を加えるのは一般的にデザイナーから非常に嫌がられる行為であり、成田氏が嫌がったのは当然の話である*5
本来なら言語道断とも言えるデザインの無断改変が功を奏したのは、円谷英二氏を始めとする当時のスタッフ陣の卓越した手腕あってこそのものである。
デザインの無断改変を素人が安易に真似しても、ここまで大成功を収めるのはほぼ不可能と言っていい。


●カラータイマーの玩具

  • DXエナジーコア
ネクサス ジュネッスのエナジーコアを模したなりきり玩具。
2004年11月20日発売。
同時期に発売されたDXアームドネクサスセットと連動ギミックあり。

  • DXゼロスラッガーセット
ゼロのカラータイマーとゼロスラッガーのセット商品。
ストラップベルトでカラータイマーを胸に固定し、ゼロスラッガーを手持ち武器として遊べるなりきり玩具。
カラータイマーは「光る!鳴る!」仕様で、ゼロスラッガーはグリップを接続してゼロツインソードになったり、カラータイマーと接続してゼロツインシュートモードになったり。
カラータイマーと武器が接続できるゼロだからこそのプレイバリューである。
『ウルトラ銀河伝説』公開に合わせて2009年12月12日に発売され、ゼロ10周年記念として2020年3月28日に再販された。

  • アクションアーカイブ ウルトラ銀河伝説
こちらも『ウルトラ銀河伝説』公開時に発売された食玩。
計4種のラインナップのうちの1つがゼロスラッガーとゼロのカラータイマーのセットである。

  • 超ウルトラ8兄弟変身アイテムセットHYPER
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』公開時に発売された食玩。
計5種のラインナップのうちの1つがベーターカプセルと初代ウルトラマンのカラータイマーのセットである。

  • ヒカルナルシリーズ
2018年9月にはガシャポンで展開している『アルティメットルミナス』シリーズから、
「ガシャポン ヒカルナル カラータイマー」と題し、ガシャポン景品としてカラータイマーが商品化された。
価格は1回500円、第1弾は初代マン、ジャック、そしてレア枠としてウルトラマン80がラインナップされている。

かなり凝った仕様となっており、例を挙げると、劇中のフロップを再現したネジ(玩具的にはダミー)、
初代マンとジャックでそれぞれ赤色発光・点滅の仕方・音の鳴り方・カラータイマーの持続時間*6をきちんと変えていたりなど。

2019年1月には第2弾がリリース。エース、タロウ、レア枠としてウルトラの父がラインナップされた。
ウルトラの父は赤色発行の消灯時演出として対ヒッポリト星人戦における最期の苦悶のボイスが収録されている。また長旅の疲れも再現したのか、約2分20秒で消灯する。

2019年4月には第3弾がリリース。再度の初代マンとレオに加え、レア枠としてドロボンというラインナップ。
初代は客演時仕様との事で、赤色発光の色が第1弾とはやや異なる。レオは原作設定通り、約2分40秒で消灯する。ドロボンは鳴き声も収録されている。

ちなみにこのシリーズは、カラータイマー本体と青色発光ユニットのセット、レア枠以外のウルトラマンのヒカルナルユニットが1弾につき2種類、
レア枠戦士のヒカルナルユニットとカラータイマー本体のセットの計4種類のカプセルから成り立っている。
つまり、最初から本体とユニットがセットになっているレア枠以外は、本体とヒカルナルユニットの両方を揃えなければ点滅するカラータイマーを再現できない。
要は1つのカラータイマー本体で複数のヒカルナルユニットを使い回す前提で作られているのである。
その関係上、1人1人カラータイマーの形状が違う平成以降のウルトラマンではカラータイマー本体を使い回せないので、ラインナップに加わる事はない。

……と思われたが、プレミアムバンダイより「ヒカルナルプレミアム ウルトラマン カラータイマー壱」として、ティガ・ダイナ・ガイアの平成3部作ウルトラマン仕様のカラータイマーも通販予約限定でのリリースがなされた。

2020年には同じくプレミアムバンダイより「カラータイマー弐」の通販予約限定で販売。ラインナップはゼロ・ベリアル・ジード。
ベリアルは上述したように映像作品中で点滅するシーンがアーリーベリアルの姿でしか描かれなかった事もあってか、音声と点滅の要素は廃され、代わりに紫色の通常点灯のみの仕様になっている。


●余談

『ウルトラマン』放映当時、カラータイマーは大きさ的に変色のギミックを仕込めなかった為、色を変える時はわざわざ青のカラータイマーを取り外し、赤のカラータイマーを取り付けるという作業が行われた。
昭和のシリーズでカラータイマーがいつの間にか赤に変わっており、変わる瞬間が分からないのはこの為*7
昭和ウルトラ第2期と同時期の『流星人間ゾーン』ではゾーンメーターの大きさに余裕があった為、この変色ギミックが仕込め、ついでに青→黄→赤と3色に変わるようになっている。

デザインが一律でまん丸なのも着脱の都合によるもの。
ちなみに電池はカラータイマーの脇に仕込んであり、スーツアクターが汗で感電してしまう事があったとか。
また、点滅自体は当時はまだ家庭に多数存在していたモノクロTV用に色がなくても分かるようにと考え出したものである。

平成以降は取り替えなしで点灯する色を変えられる為、ウルトラマンが敵の攻撃を堪えて立ち上がった時や追い込まれている最中などに、ウルトラマンの胸元のアップなどカラータイマーがよく見えるアングル・カットで点滅が始められるようになった。
カラータイマーの点滅が始まった事にウルトラマン自身が気付き、焦ったような仕草で胸元を確認するなど、窮地の演出の定番になっている。
逆に2人以上のウルトラマンが客演する回では、助けに来たウルトラマンがそれまでに窮地に追い込まれていたウルトラマンにエネルギーを譲渡し、そのエネルギーを受けたカラータイマーが点滅から青に戻るという形で、ピンチを脱した事が分かりやすい演出がなされる場合も。
また、着脱が不要になった影響か、時代が新しくなるにつれてカラータイマーのデザインが若干ではあるが複雑化してきている。

セブンのビームランプが初めて点滅したのは、実は接触不良による事故

開運!なんでも鑑定団』に登場した時には100万円の値がついた。詳細はこちらの項目の【余談】を参照。

映画『ウルトラ6兄弟対怪獣軍団』のゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウは地球に到着してから設定上の活動限界時間3分を軽く超え、20分以上平気な顔をして戦っていた。

空想科学読本では、前述の手術で取り付ける設定と『決定版ウルトラ兄弟』の記述*8を取り上げて、「トドメを刺せる時に倒れるなど、自分のコンディションがわからないにもホドがある」と突っ込まれていたが、
確かに人間を基準に考えればそういうツッコミもやむを得ないだろう(『読本4』では「気づいた時には歩けないほど酔っていた酔っ払い」を例に出していた)。
しかし、ウルトラマン達は「エネルギーの補給事情も消費事情も全く異なる宇宙全体を股にかけて戦う」という任務を背負っているので、むしろ感覚だけを頼りに「まだ行けるだろう」と判断することの方が危険な節もある。
考察を重ねれば、「自分の体調を判断するセンサーを手術で取り付ける」という設定自体はそこまで不自然ではない*9



\ピコーン ピコーン ピコーン/

Wiki篭りがアニヲタWiki(仮)にいられる時間はわずか3分間しかない。

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最終更新:2026年08月22日 20:01

*1 TVシリーズ上でも明らかにカラータイマーの機能がある描写があったので間違いではないが。

*2 実際、この時はそこまでダメージや動揺がなかったにもかかわらず、すぐハルキに戻ってしまった。

*3 映像作品の地球怪獣はその末裔。

*4 同様に、成田氏はウルトラマンの「覗き穴」と「背鰭(スーツ着脱用ファスナー)」も嫌っており、こちらも描かれた作品はほぼない。もっとも、これらはカラータイマーとは違ってスーツアクターが中に入って演技するのに必要不可欠である上、当時の造形技術を考慮すると、元デザインから追加されたのは仕方がないのだが。また、覗き穴については制作会見の際、ウルトラマンのスーツアクターだった古谷敏氏が全く前が見えずに難儀しているのを見た成田氏が休憩中に手ずからドリルでマスクの目辺りに覗き穴を空けたらしいが、古谷氏はその際に成田氏が怒っているような悲しんでいるような、非常に複雑な表情をしていたと語っている。

*5 なお、造形上の都合により止むを得ず行われる多少のデザイン変更を逆に褒めるデザイナーもいるが、それはこの場合の無断とは異なる。

*6 きっちり劇中で3分間と明言されたジャックのものは約3分間光るが、初代ウルトラマンのものはきっちり3分間ではなく、やや短い。

*7 例外として、前述の『ザ☆ウルトラマン』はアニメ作品という事で、通常の作画で変えられるので青緑→黄→赤と変化する描写がある

*8 「自分のエネルギーが、どれくらいのこっているかを知らないと、今一歩で敵にとどめを刺せるときに、こちらが倒れたりしてしまいます」。

*9 『読本4』でも付ける事ではなく、付けざるを得ない理由や胸元に付ける事に対して主に突っ込んでいた。タイマーが青い時の「スペシウム光線」が大した決定打になっていない事も併せて最終的には「ウルトラマンはカラータイマーが赤くなるとスパートをかけて来るので、対戦相手からは殺る気になったサインだと誤解されている可能性が高く、ピンチを悟られる心配は無い」と、漫画『ULTRAMAN』のカラータイマー的な概念を結論として述べている。